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記事No.919に関するスレッドです

国府台球場新設工事 / 福キタル [関東]
 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 先週の年末に、国府台球場の新設工事現場に行って進捗状況を見てきました。国府台球場は、現部員のほとんどは見たこともない球場でしょうが、高校野球第3ブロックの、そして地域の小・中学の野球少年達の長らくの聖地でした。東浦のこの球場での最後の試合は、2019年8月20日の秋季県大会予選1回戦で国府台高校と戦い、7-0(7回コールド)で勝利した試合だと記憶しています。

 老朽化で2019年12月から建て替え工事が開始。2022年春には竣工予定だったものの、市川市は新型コロナの感染拡大で緊急対策予算に転用し工事は1年遅れに。更に竣工は昨春2023年3月と思っていましたが“遺跡への影響を低減するための盛土”工事が行われ、遺跡調査の影響でどんどん工事の進行が遅れています。

 昨年正月時点での工事現場の標識には「令和6年3月まで」と表示されていましたが、現在の標識は令和7年4月末までで「6」の所に白ペイントが塗られ「7」になっていました。

 下の写真は先週12月28日の工事現場。写真をクリックすると拡大されます。来年の4月に竣工予定のようですが、まだスタンド工事には着手していないように見え、防球ネットだけは出来ていて、本当に来年春季県大会予選で現高校1年生がプレーできるのか少々心配になります。

 私には予想外の工事の遅れでした。2019年12月に建替え工事が始まり、既に4年も経過しているのに。遺跡、それはそうです。奈良時代には、国分寺・国府がこの地にあり、この地域の行政の中心地でした。掘り返せば、遺跡はザクザクと発掘できます。来年春竣工できれば着工して5年3ヶ月以上の長期間の建替え工事となってしまいました。

【新球場の規模は?】
 両翼95メートル、センター122メートル。両翼は今までの90メートルよりは広いですが、公式標準仕様の98メートルより3メートル短いのは残念です。今後の工事の調整で延長はできないものでしょうか。

 内外野透水性人工芝、6基の照明塔が設置され、メインスタンドは3階建で1800席以上を収容。他に1・3塁側スタンドがあり、外野席540席が現在は消えてしまいました。当初観客席は4340席だったのが、3760席→3145席→1800席以上と縮小されているように思えます。
           
 延面積も基本計画では約5155平方メートルから実施設計では約4647平方メートルに。駐車場も当初基本設計で一般車130台+臨時駐車場50台が、実施設計では一般車111台に減っているようす。大型バス駐車場が4台分しかないように見えますが大丈夫でしょうか。

 球場の周りにはゴムチップ舗装の散策用道路(ジョギングコース)も新設されるとか。完成後は、千葉ロッテがイースタンの試合にも使用するフレンドシップ・シティ協定も行われているようです。

 旧球場は狭く、風が吹くと砂嵐が舞い、内野のイレギュラーも大いに気になりましたが、内野観覧席に自転車で入り込めたりして、どこか牧歌的なのんびりとした球場でした。

 2025年春に竣工されれば、内外野人工芝でナイター設備、スタンドにエレベータ―付の素敵な球場になり、早く観戦したいものです。

<写真をクリックすると拡大されます>

No.919 - 2024/01/01(Mon) 07:22:04