シリーズ・野球ルールの面白い、変わった、珍しい話ーその7です。
○「インフィールドフライ」の話
「無死または一死」で「走者一・二塁または満塁」の時に、打者が打ち上げたフェアの飛球で、審判員が「内野手(内野に位置する野手)が普通の守備行為を行えば捕球できる」と判断した時に、審判員は「インフィールドフライ」とコールして「バッターアウト」とコールします。塁上のランナーは優先進塁の義務がなくなりますが、「ボールデッド」ではなく「ボールインプレ―」ですので、いろんな「事件」が起こります。
★1991年6月5日 大洋(現DeNA)VS.広島戦。2−2で迎えた9回裏1死満塁の大洋の攻撃。 大洋の清水選手は高々と内野フライを打ち上げインフィールドフライが宣告されましたが、達川捕手がこれを捕球できずフェアグラウンドに転々とします。捕手はボールを直ぐに拾い本塁を踏んで一塁に送球しましたが、三塁走者のホームインが認められました。三塁走者へのタッチプレーが必要だったのです。
★2015年5月4日 広島VS.巨人戦。同点で迎えた9回裏1死満塁の広島の攻撃。小窪選手の打球は内野に高々と上がりインフィールドフライが宣告。しかし巨人内野陣はこれをお見合い。一塁手が直ぐに拾って本塁を踏んだが、三塁走者の生還が認められサヨナラゲームに。やはり走者にタッチがなかった例です。
★2012年の神奈川県夏大会1回戦、日大藤沢VS.武相戦。同点で迎えた9回裏1死満塁で日大藤沢の攻撃。打者はフライを打ち上げインフィールドフライが宣告。すんなりショートが捕球した後に、武相の内野陣はマウンドに集まるが、それを見た三塁走者は猛然と本塁にダッシュしサヨナラに。武相側はタイムを掛けたと抗議しましたが、審判は「タイムを宣告していない」と言い、抗議は認められませんでした。ショート捕球後も三塁走者はわずかに離塁していて審判はタイムを認められない状況でした。走者はタイムが掛かっていないことを確認してからのタッチアップでした。
★打球がファールかフェアか判断が難しい箇所にフライが上がった場合、審判は「インフィールドフライイフフェア」を宣告します。「もしフェアならばバッターはアウト」という意味です。 野手が打球に触れることなく打球がファール地域に落ちたらファールになり、フェア地域で野手に触れてボールがファール地域に転がったら、打者はアウトで更にボールインプレ―です。
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No.235 - 2022/03/01(Tue) 17:23:58
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