[ 掲示板に戻る ]

記事No.11608に関するスレッドです

ロシア暮らし情報 by 田中よしひろ / J.N [ ]
違う世界!@@! 街の美しさは天と地で、広告塔が無区、あっても景観を損ねないように最小限だという、、 行ってみたいサントペテルブルグ

・・・・・・・・・・・・・・・・

by 田中 よしひろ ロシア在住        20240815

現在、ロシアで暮らしてます。No.?@
日本で暮らす人にとても重要という想いで書いてみました。

世界的な緊張が高まりはじめた3年前に渡航準備が始まります。不安で情報をかきあつめる日々がスタート。現在も日本とロシアでは 送金・クレジットカード・郵便(運送)が使えない状況が続き、思った以上に生活はたいへんです。
ロシア国内にいる日本人(長期滞在者)は行政登録上 1,003人と記録されたのを確認しましたが、実際に暮らしてるのは200〜300人程だそうです。同条件:米国には55万人。日本人が極端に少ないだけでなく日本メディアで流れてるロシア情報は実情と大きく異なります。日本政府の制裁はロシア人ではなく同じ日本人にブーメランのように当たり仕事・生活に大きな打撃を与えています。

それとは逆にロシア経済は好調。世界銀行・IMFも年に数回、上方修正するほど。昨年は3.6%経済成長。2024年5%を見込む。世界銀行は、今年6月、GDP(PPP)で日本を追い抜き4位になっている。公共の乗物 バス・電車・地下鉄・そして旅客機も自国製の新型がどんどん作られています。新しい道路・鉄道の新設・延伸も活発。たくさんの高層アパートの建設も目立ちます。2023年ロシア国民の5人にひとり 2,700万人が海外旅行、国内旅行者数は7,800万人。と過去最高を記録。国内観消費額は 7兆8,800億円。日本のインバウンド需要の数値と比較しても上回っている。しかも、ロシア国民の余暇の使い方はダーチャ(別荘付き農園)が圧倒的に人気。数週間とか自然豊かな場所で過ごすことが生活の一部になってるほど。

この国を知る外国人は『どの国の出身者も差別なく稼げる国』と言います。ロシア国民の実質平均賃金は2023年、対前年比で7.8%上昇。親しいロシア人数名にも確認したら平均10%上昇。金額でいえば年間あたり+20万円以上の給与UP。

そして、米英と比べ人種差別が極めて少ない。宗教対立もない。問題点も確かにいくつかありますが、一部のお金持ちが儲かる社会システムではありません。メディアに関しては、日本よりはるかに進んでいると思います。主要な報道系チャンネルを観ますが内容も濃い。敵対するような国に対してもアナウンサー・ジャーナリストが感情的な発言をしません。見下した発言もしません。彼らは、感情を持ち込まないのがプロとしての役目だと考えてるようです。そういった振る舞いは国民にもあてはまるように思います。彼らは国家と個人を同じ目線で同一視しません。報道の在り方については、次回以降の投稿に記載しますが。日本メディアの欠点が浮き彫りになると思います。

モスクワ(生活で見えてくる景色)

写真は、住まいのアパート横の緑地帯です。特別な場所ではありません。モスクワのアパート群の多くは緑に囲まれています。りんごの木、白樺・マロニエ・シナノキ・その他、広葉樹林の中に建っている感じ。土も豊かでミミズも暮らしてます。写真の周辺は60年前に建設された8階建アパート(エレベーター付き)が多いエリア。共産国家時代の建物なのか?地味に見えるけど緑豊かな環境にマッチしてます。資本主義経済になっても改装しながら使い続けています。幼児向けのミニ遊び場がアパートとの間にあり目の前で遊べ夜間も親子の姿を多く見かけます。今年は、モスクワも暑い日がありましたが、ここに吹く風は、とても心地よいです。

近年30階を超える高層住宅が6棟〜12棟まとまって、あちこちに建てられてます。しかし、高い建物が圧迫感を与えないように都市プランが考えられてるようです。儲かることが最優先される社会と確実に違い人が快適に暮らす・コミュニティを破壊しないことが優先されているように思います。心地よい景色が生活するエリアのあちこちにあります。中心街エリアでも高層の建物が少くなく夕陽が西に沈む景色がしっかり目に入ります。ここは1,300万人の大都市。

この都市で大好きなのは公園。大小、さまざまですが、イズマイロフ公園を歩いてみると倒れた木もそのままにしてある原生林エリアもあります。森に差し込む太陽の光を観ながら進むと草原ひろがる場所に出ました。そこは、もう都会の雑音が消え無音になっていました。30分ほど歩いたら広い池が見える場所に到着。静かですが日光浴をしてる人が多くいました。私も休憩しましたが 目の前を電動キックボード・自転車に乗った人が通り過ぎていきます。その中で老齢のご夫婦が腕を組んで ゆっくり歩く姿があり、この国で生きてる人の生き方を象徴してるように感じます。

公園の冬は人が少ないだろうと思ってましたが、巨大公園はスケート場に様変わり。人出の多さに驚きます。ソコルニキ公園には、こども連れの家族も沢山。16,000 平方メートル以上の天然氷がある公園内スケート リンクは無料解放。家族・カップルなど たくさんの人たちが楽しんでいます。公園にあるレストランは大繁盛。おなかペコペコだから、どのテーブルにもたくさんの料理がならんでます。

No.11608 - 2024/08/17(Sat) 00:29:11

Re: ロシア暮らし情報 by 田中よしひろ / J.N [ ]
モスクワ中心エリアにあるゴーリキ公園は、遊覧船が多いモスクワ川沿いにあり景観抜群。数多くの売店・レストランがあり土日は長打の列。この素晴らしい多目的公園には、大人4人が座れる程のベンチが かなり多くありデートも友達との会話もこの空間は充分すぎるほどステキ。ちびっこプール・スケボー・などなど多くの施設。その中で卓球を観ていたら、知らない人たちどうしで楽しんでいます。上手な東洋系のおじさんに若者が挑んでるみたいでした。そして笑顔いっぱい。とても楽しそう。これって、施設が無料で利用できることと関連性あるように感じます。芝生拡がる場所ではカップルが寝そべっています。先日、屋外映画館を発見。椅子にもベットにも使えるクッションを使い芝生の上に足を伸ばして観ました。

公共交通機関の料金が安いのも特徴です。距離加算無し。地下鉄は乗り替え無料。90分内にバス・路面電車⇒乗り換え半額。どの乗り物が先でも初回 約100円 乗り換え約50円。同じ区間の往復にも利用でき便利。バス、その他も広い扉だけ出入口として利用できます。(運転手の目の前を通り下車する必要がありません)その他を含め 家族に優しい大都市だから、乳母車・子ども連れ家族が目立つ大都会になっているんだと思います。また、学生半額・高齢者・障碍者など無料。バスはEV化が進み、地下鉄は、運行間隔・車輛内の乗り換え表示・他の乗物との連携においても日本の大都市より遥かに優れています。

ロシア国民の税負担など

国民の税負担は、基本的に所得税13%。(今年8月から年収240万ルーブル以上は18%〜累進課税導入)。消費税は、タバコ・酒・燃料など限定された品目です。モスクワ⇔サンクトペテルブルグの高速鉄道(4時間)の料金は3,300円〜です。東京⇔岡山(博多⇔名古屋)の新幹線と同程度の距離。有料の高速道路も3000円程度。なぜ? 日本は公共的な料金が高いのでしょう? 行政・地域づくりに関わる方々に ぜひ、視察旅行に来てもらいたいと思います。

食費・水道光熱費・通信費・医療費など生活に欠かせない料金について、次回以降にします。その中で通信費は、自宅インターネット環境fi+TV(320チャンネル)+市内無料電話の合計金額(月額)は2,720円。ロシアは税金・生活に欠かせない公共料金等、安く抑えられた社会です。

◆ウクライナ戦争と日本への影響

自分なりに、ウクライナ戦争で あまり発言されてないポイントのみを書いてみます。
また、他に これがあるよ。などコメント歓迎です。

この戦争は、米国・英国が莫大な費用と長い年月をかけ企画・実行されてきた戦争のようです。戦争を仕掛けた理由は複数ありそうですが、最大の目的は、米ドルが世界の基軸通貨として影響力を失わないことでした。既に、2023年に米ドルだけの決済システムが崩れはじめ、2024年 多くの国でドル排除が加速しています。通貨戦争であることを伝えた書籍はウクライナ戦争以前の2014年に米国で発刊されてます。米国覇権体制の維持は、金融的な制裁・戦争を通して保たれてきました。ウクライナも米国が仕掛けた戦争ですから、傘下にいる日本では、米国・英国が見せたい世界だけが報道されてきたようです。

世界各国、貿易など海外で使う通貨は米ドを使わない動きが加速しています。これだけ重要な事なのに、日本語での報道が少なすぎるのは なぜでしょうか? 逆に そんな心配はないという情報はありますよ。なぜ? 心配ないと言えるのでしょうか? 日本語では読みたい情報さえ無い・検索しても出てこないのは、なぜでしょうか? 日本政府・または知識人の方は このような内容を国民に向け説明する必要があります。

米ドル排除は西側以外の140か国で活発です。東アジアだけでも ほとんどの国が域内の貿易決済からドル排除していきます。2024年5月以降の記事には以下のように書かれてます。東南アジア諸国連合(ASEAN10か国)+3(中国・韓国・そして、日本)の国々は、貿易などで米国通貨での取引を停止するよう取り組んでいる。世界的な脱ドル化の流れは後戻りできなくなりつつあり、米国は国家債務のどん底に陥っている。などと書かれてます。昨年、米国は政府債務において年間利払い額だけでも推定1兆ドルを突破しています。そして、米ドルを使わない国が大幅に増えてます。日本は大丈夫なんですか? この重要局面を公の誰も説明しないのは、ふつうではないように思います。

グローバルサウスと呼ばれる約140か国は、2年前は米国からの制裁を避けるようにロシア批判してる国も多かったですが。ロシア支持に動きだす国が多くなりました。米ドル排除が加速してる理由は、欧米がロシア資産の凍結、それをウクライナ支援にまわすと言い出してから 世界の多くの国は盗人のような犯罪行為にはNoだというメッセージを明確にしています。世界各国は欧米諸国から悲惨な歴史を強いられてきました。資源強奪・奴隷貿易・テロ・クーデター・病原菌など 国家・政府が破壊されたり 直ぐに政権が変わるようにされてきた。米国・英国は、そのような暴力・戦争で多くの国を従えてきました。そして、今では、英国民も米国民も日本国民と同じように苦しい状況になっているようです。間違った情報を信じたままで良いのですか? ロシア批判が私たちに必要ですか? 意味がありますか? なぜ? 戦争がSTOPするほうを応援しないのですか? ウクライナ支援では戦争が終りません。ウクライナ支援とは、ウクライナ政権支持。ウクライナ国民と利益は対局にあります。

もう、思考も情報も米国から離れる必要があると思います。一方的な視点は 相手を馬鹿にしたり 自分の過ちに気が付かない根源になると思いました。共通した考え方の方と連携したいですし、反対の考えの方とも丁寧であたたかい会話をしていくべきと考えてます。

(続)<No.2をご覧ください>

No.11609 - 2024/08/17(Sat) 00:31:14