| 小説の窓を更に広げた〜 その通りと感じます! 評価がとても高く、近作2015年「忘れられた巨人」が最もお気に入りの作品、ほんとうに嬉しい!
イシグロ氏にノーベル文学賞授与 「小説の窓広げた」
ヨーロッパ 社会 2017/12/11 4:17 保存 共有 印刷 その他 【ストックホルム=共同】今年のノーベル賞の授賞式がスウェーデンの首都ストックホルムで10日夕(日本時間11日未明)開かれ、長崎出身の英国人作家カズオ・イシグロ氏(63)に文学賞が授与された。続いて記念の晩さん会が開かれた。
画像の拡大 10日、ノーベル賞授賞式で文学賞のメダルと賞状を受け取り、祝福されるカズオ・イシグロ氏(右から2人目、ストックホルム)=共同 市庁舎の「青の広間」で開かれた晩さん会には、えんび服やロングドレスで盛装した王族や招待客ら約1300人が一堂に会して、華やかな雰囲気に包まれた。
授賞式で、イシグロ氏はカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取った。選考主体のスウェーデン・アカデミーのダニウス事務局長は、イシグロ氏が本を書くたびに新たな分野を開拓したとして「小説の窓は常に開かれてきた。イシグロ氏はそれをさらに広げた」と高く評価した。
授賞式会場には妻ローナさんや長女ナオミさんも含む1500人以上が出席。物理学賞の重力波望遠鏡「LIGO」のチームを率いた米国の3氏や、医学生理学賞、化学賞、経済学賞の受賞者にも、それぞれメダルが授与された。各賞の賞金は900万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)。
イシグロ氏の代表作は英ブッカー賞受賞作の「日の名残り」や、「わたしを離さないで」など。
文学賞は日本出身の作家としては1968年の川端康成、94年の大江健三郎氏に次ぎ3人目で、23年ぶり。〔共同〕
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No.6892 - 2017/12/11(Mon) 11:20:52
| ☆ Re: カズオイシグロ ノーベル文学賞授賞式♪ / 野口純 [ ] | | | | イシグロさん、平和へ「人類が力合わせるべき」 ノーベル賞晩さん会でスピーチ
ヨーロッパ 2017/12/11 10:31 保存 共有 印刷 その他 【ストックホルム=小滝麻理子】2017年のノーベル文学賞を受賞した英国人作家のカズオ・イシグロさん(63)は10日夜(日本時間11日朝)、ストックホルムで開かれた晩さん会でスピーチした。5歳のときに母親からノーベル賞が「平和」のための賞だと聞かされたことを紹介。「分断の時代の今、人類がともに力を合わせるべきものを示している」と語り、受賞に感謝の気持ちを語った。
画像の拡大 ノーベル賞授賞式後の晩さん会でスピーチするカズオ・イシグロ氏=10日、ストックホルム(共同) ストックホルムの市庁舎の「青の間」で開かれた晩さん会には、カール16世グスタフ国王など王室メンバー、受賞者とその家族など約1300人が参加。招待客はえんび服やドレスで着飾り、華やかな雰囲気となった。
上下黒の礼服に身を包んだイシグロさんは「ノーベルショウ(ノーベル賞)」と「ヘイワ(平和)」と日本語を交えてスピーチ。出身地である長崎市に原爆が投下されたことなどにも触れ、同賞に関する母親の説明を聞いて「幼いながら平和がとても大切なものだとわかった」と述べた。ノーベル賞は民族の違いを超えるものと指摘し、「受賞は幸せで、畏敬の念でいっぱいだ」と語った。
これに先立ち、同日夕方に開かれた授賞式で、イシグロさんはグスタフ国王からメダルと賞状を授与された。
選考したスウェーデン・アカデミーのダニウス事務局長は、イシグロ氏が新著のたびに、推理小説やSF、神話などの要素を取り入れて、新たな分野の融合を開拓したと指摘。「小説の窓は常に開かれてきた。イシグロ氏はそれをさらに広げた」と評価した。
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No.6893 - 2017/12/11(Mon) 12:46:18 |
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