| 断食がもっとも効果が高いという、食べて応援の日本には不都合な受賞でもあります。 オートファジー受賞で考えてしまう、遺伝子組み換え食品との関係は? 遺伝子組み換え食品推進、<影響は有り得ない>の姿勢を貫いている日本厚生省への疑問は オートファジー受賞で更に強くなる
大隅良典・東京工業大栄誉教授のノーベル医学生理学賞受賞 飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を食べて栄養源にする「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明
解りやすいwebの解説があったので、メモしておきます。
<村上篤良氏(「一般社団法人 最先端医科学研究会」代表)解説から 適宜抜粋> 「もともと細胞には、侵入してきたバイ菌や異物をファゴソームという消化用の袋に閉じ込めて分解酵素と混ぜることで消化分解し、外敵から身を守ると同時に細胞内でアミノ酸などの栄養素を取り出して利用する仕組みがあります。
オートファジーは、細胞自身の持つタンパク質などの分解・再利用にも使われていた点が驚くべき発見だった この発見のずっと以前から、酵母菌は食物を与えなくてもある程度の期間、生き延びられることが知られており、“不老不死の菌”として研究されていました。 オートファジーが発見されたことで、人間の細胞内でもタンパク質やアミノ酸の再利用システムが機能していることがわかり、医学や栄養学を根本から見直すきっかけになっています」
人間のDNAには2つの作られ方があります。 原子や分子を一から組み立てて作る『デノボ合成』というやり方と、 食物として摂取した動物や植物のDNAユニットを分解して再利用する『サルベージ経路』というやり方です。
赤ちゃんのうちはデノボ合成が8割くらいありますが、 成長するにしたがってサルベージ経路の割合が増え、70歳くらいでほぼ0になります。
つまり、人間は食べた動植物のDNAを再利用しなくては生きていけなくなるのです。
オートファジーという機能があるのと同じ理由で、 たんぱく質やアミノ酸を合成することは、 生物にとってとてもエネルギーを大食いする大変な作業だからです」 近年、懸念されている遺伝子組み換え食品が本当に人間の遺伝情報に影響を与えないかという問題です。 これまでの科学的調査では、そうした影響はないとされていますが、 食べた動植物のDNAが人間のDNAの材料になっているのですから、 影響がないのは“たまたま”かもしれません。 人間に取り込まれたら、病気を引き起こすような食品中のDNAが、消化不良で塊のまま、荒れてデコボコの腸壁から、吸収されてしまう可能性もないとはいえないのです。
例えばがん細胞は、遺伝情報のバグによって変異した人間自身の細胞です。
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No.5762 - 2016/10/06(Thu) 18:22:57
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