|  | 北海道に足しげく通う目的の一つに、 内地人がアイヌの人々の豊かな生活を迫害し、消し去ってしまった罪 それらの、現在の僅かな痕跡を訪ねあるくこともライフワークとなっています。 勿論、本・写真等の資料を集め、北海道各地のアイヌ資料館も見て回ってきましたが どこも、観光としてのものが多く、勘違いも見受けられ悲しいです。
知里幸恵銀のしずく記念館は、幸恵さんが育った場所に慎ましく建っていますが 展示不足で寂しいのですが、各地の各館に比して素晴らしいと思ったのは 二風谷の萱野茂資料館でした。アイヌの人、自らの資料館は説得があります。
知里幸恵さんのアイヌ神謡集はに日本語とローマ字とで表記されていますが 金のしずく、銀のしずくを、コカネ・シロカネと発音するように 現在の日本語の中にアイヌ語が数多く残されていることを知ります。
知里幸恵さんを育てあげた金成マツさん、そして 偉大な金田一京介博士が偉大な知里幸恵さんを世に出し、 気骨ある弟である知里真志保教授がアイヌ言語学を幸恵さんの志を継ぎ 迫害にもめげず確立したアイヌ語の辞典も素晴らしいです。
あまりにも神に召されるのが早すぎた知里幸恵さん アイヌ&日本の宝でしたのに、これからと言う時に残念です。
余談ですが、金田一京助博士の世界、古代蝦夷とアイヌに関したもののほか 日本がまだ未開人状態の時に、これまた、素晴らしい女性の旅行記、 「日本奥地紀行 イザベラ・バード」高梨健吉訳 アイヌ文化&アイヌの人々の素晴らしさをこの本にも見られます。 愛読書です♪
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No.6112 - 2017/03/18(Sat) 12:19:28 |