| 西側に位置している日本、、 なぜ多くの国民が政府批判なのか? その理由を知りたい方は参考に〜
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Chihiro Sato-Schuh氏より 1月23日/2023年 · 【虚構による支配の終焉】 スイスのダヴォスで行われる世界経済フォーラムは、今年、ロシアも中国も参加していなかったそうだ。中国からは、グローバル企業の代表者が数人来ていたくらいで、それも中国人ではなく、アメリカやイギリスから派遣されていた人たちだったらしい。イランもベネズエラも代表者を送っていなかった。フランス大統領のマクロンもカナダの首相のトルドーに来ていなかったし、イギリスの新しい首相もバイデンも来ていなかった。そればかりか、ビル・ゲイツもソロスもクラウス・シュワブさえ来ていないらしい。そして、グローバル経済のテーマなどではなく、もっぱらウクライナへの武器援助とロシアや中国への経済制裁の話ばかりがテーマになっていたそうだ。 世界経済フォーラムは、世界を民主的で平等なところにするためにグローバル経済を導いていくみたいな建前で開催されていて、若い政治家を育てたりもしているのだけれど、実のところは、一部の金融エリートが世界中の政治を思うように動かすための役者を育てるようなところだったことが、この3年ほどで表に出てきた。ヤンググローバルリーダーと呼ばれるこのフォーラムが育てた政治家たちは、ろくな学歴も経歴もないのに、首相クラスに選ばれるのだけれど、結局のところフォーラムの言う通りに政治を動かすマリオネットにすぎなかった。言ってしまえば、政府を丸ごとハイジャックするために送り込まれたエージェントのようなものだった。 ダヴォスには、政治家の他に国連機関や研究施設、グローバル企業やメディアの代表者も参加している。それで、パンデミックだとか気候変動だとかの世界の危機とその対処法について話し合われるのだけれど、その危機というのが実のところ、彼らが演出しているものにすぎなかったのだ。ダヴォスでは、どういう危機が起こるから、どのように考えて、どのように対処するべきなのか、ということが話し合われる。それは実のところ、決められた筋書き通りに演じるべく、打ち合わせがなされているというようなことだったのだ。 パンデミックについても、どのようにウィルスの危機を宣伝するか、どのように恐怖感を煽り立てて、どのように人々を予防の薬に殺到させるか、というようなことを発言していた動画がリークしたりしていた。最初は薬を品薄にして、有名なサッカー選手が優先順位を飛ばして手に入れたというような話を大々的に報道すれば、みんなが手に入れようとして殺到する、とか、何千人死んだとか%じゃなくて数で言うと、例年のインフルエンザと変わりなくても人々は恐がるとか、そういうことをニヤニヤ笑いながら話していた。それで大儲けできるから、というのだ。聴衆も、それを笑いながら聞いていた。 そして実際、まったくその通りに世界中で報道されていたのだ。つまり、政府やメディアや研究機関が、どのように危機を演出して、税金をグローバル企業に流すべきなのかという指示を受ける場所が、ダヴォス会議だったということだ。 ロシア、中国、イラン、ベネズエラは今年のダヴォス会議に参加していなかったけれど、それはつまり、この国々が世界経済フォーラムの筋書きを演じることを拒否したということを意味している。実のところ、今こうした国々が独裁国家扱いされて国際的にたたかれているのは、まさにそのためだったらしい。グローバル金融エリートの計画に共謀しない国は、こういう目に遭うのだと、見せしめのようにされている。そのために、多くの国はしかたがないのでダヴォスに代表者を送り、一緒に演じている。それが今年は、どうも崩れてきているようなのだ。 ロシアは、ソ連崩壊後に、西側グローバリストに入り込まれて腐敗させられ、何もかも売り飛ばされたような状況だった。経済が崩壊して、失業と貧困がひどく、モスクワは犯罪の巣窟と化していた。プーチンは、腐敗を一掃し、短期間で経済を建て直したのだけれど、カギとなったのは、西側のNGOをロシアから追い出したことだったのだそうだ。 NGOというのは、慈善事業のようなことをやるという建前で、大企業が出資している組織で、非利益団体ではないのだけれど、非利益団体のように扱われ、税金の申告をする義務がない。ところで、それが政治腐敗のツールに使われていたのだ。NGOが企画する慈善事業に政府が協力するという形で、税金がNGOに流れ、NGOはその仕事を出資している大企業に回す。そうやって、税金がグローバル企業に流れていっていた。NGOは、政治家やメディアを買収したり操作したりといったこともしているわけだけれど、会計報告をする義務がないので、犯罪のかっこうの隠れみのになっていた。大企業はNGOに出資することで税金を逃れられる上、公共事業をもらって莫大な利益を挙げることができるわけだ。そうやって、税金は吸い上げられて、グローバル企業に流れていき、そのお金が政府やメディアや司法機関やらを腐敗させるのに使われているという悪循環が続いていく。そうやって、国中がグローバル企業に吸い取られてしまう仕組みなのだ。 プーチンは、その悪循環を止めたのだ。大企業やNGOに会計報告をして税金をちゃんと払うように申し入れ、政治に手を出さないことを約束させた。それを守るかぎりは、これまでのことは追及しないと言った。それで、多くの企業はそれに従い、西側のNGOはロシアから撤退した。従わなかった企業はこれまでの悪行が追及され、国外追放になった。そうして、短期間でロシアは経済を建て直すことができた。つまり、見事に悪の根源をつかまえたのだ。 アフリカやアジアでは、西側のNGOが、海外援助というようなことで入り込んでいる。しかし、彼らがやっていることは、たとえば感染症を予防するということで人々を人体実験に使うとか、災害地区で傷病者の手当をするといって臓器売買をするとか、孤児を保護するといって幼児売買するとか、あるいは食糧難をなくすといって、遺伝子組み換え作物を導入して農家を財政破綻させるとか、そういった類のことだった。それでアフリカやアジアは、西側のNGOには警戒するようになった。しかし、これを拒否すると、リビアみたいに独裁国家扱いされて、テロリストを送り込まれ、戦争に引きずり込まれて何もかも破壊されるような目に遭ったりするわけだ。それでしかたなく受け入れているようなところがあるらしい。 ところで、ウクライナ東部の独立をめぐる内戦にロシアが介入した頃から、この状況が変わってきた。西側諸国が一斉にロシアに経済制裁を加えてきたのに応えて、ロシアは中国やインドと経済ネットワークを結び、米ドルが支配していた石油取引を、中国やロシアの通貨で取引し始めたのだ。この頃、ロシア外相ラブロフは、「世界の一極支配は崩れた」と言っていた。あれから半年以上経って、あれが何を意味していたのかが、徐々に形になって見え始めている。 そして、今年のダヴォス会議には、参加する国が少なく、世界経済フォーラムのグローバリストの支配力は、もはや半減したのが見て取れる。アフリカでは、ロシアにならって西側のNGOを拒否する国が出てきているらしい。そして、それでもリビアのような目に遭わないとなれば、それに続く国が続出するだろう。NGOが撤退していけば、グローバルエリートたちは力を失っていく。政府やメディアを操れなくなれば、アフリカやアラブの地下資源の取引で搾取することもできなくなっていく。今や臓器売買や幼児の人身売買が、石油よりも儲かるという話なのだけれど、そういう闇の商売で巨利を得ることもできなくなるわけだ。 ラブロフ外相が「世界の一極支配は崩れた」と言ったとき、すでに臨界点を越えていたのだ。もはや世界中で一斉に虚構の危機を演じさせることは不可能だ。グローバリストがアフリカやアラブで支配力を失えば、西側諸国でも、政治家やメディアを買収したり脅したりする資金がなくなってくる。そうなったら、演出された虚構によって操られていた世界は、徐々にもとの姿を取り戻していくことになるのだろう。 マヤ暦では一年が260日で、今の一年は昨年5月19日に始まり、2月2日で終わることになるのだけれど、このマヤの一年が始まったとき、この一年は新しい世界が生まれてくる一年になるだろうと思った。その年があと10日あまりで終わろうという今、まったくその通りになったことに驚いている。このマヤの一年が始まった頃、ウクライナ軍の最後の砦と言われたマリウポリのアゾフ製鋼が陥落して、中からウクライナ兵たちが次々投降してきていた。あれで戦争が終わると思ったのに、ウクライナ軍は西側のお金で世界中から傭兵を雇って、攻撃を続け、戦争は延々と続いていった。しかしその間、ロシアは世界の一極支配を崩壊させ、それが少しずつ世界に広がっていっていたのだ。世界経済フォーラムを中心とするグローバル一極支配があまりに長く続きすぎて、それ以外の世界などあり得ないように思えていたくらいだったけれど、何度も絶望しながらも、そうでない別の新しい世界が少しずつ姿を現してくるのを私たちは見ていたのだ。
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No.10412 - 2023/01/23(Mon) 23:03:23
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