|  | わたしは、この作品”だけ”は否定的です。 このガチンコプロレズシリーズ、パート1〜4および番外編も含めた5作品は、凄く凄く良かったのです。 【パート1】の、大沢佑香さん佐伯奈々さんペアは、「新しい作品を作りたい」という意気込みが見える絡みでした。 【パート2】での、一戸のぞみさん橘れもんさんでは、ペニバンプレイではありましたが、見せ場のペニバンレイプの攻守交替での表情の違い・・。橘れもんさんの必死に攻める表情と、挑発し余裕の表情を見せる一戸のぞみさんの表情の対比が実にうまく表現されていました。 【パート3】での、つぼみさんに「屈折した愛情をそそぐ星優乃さん」の、独特なキャラクターが、ちゃんとキャラ立ちしていて、困惑しながらも途中から反撃するつぼみさんの表情の変化とカッコ良さも上手く表現されていました。 【パート4】では、北条麻妃さん雪見紗弥さんペアは、うわべでは喧嘩してるけれども、本当は仲良しな間柄が垣間見れるような、ツンデレ絡みが面白かったです。さらに、北条さんのベテランプロレスラーの快活な試合運びを連想させるような、ふてぶてしくも憎めないコメディタッチのキャラクターを、ノビノビと演じられていて、北条さんの新しい魅力を見つけることが出来ました。 【番外編】の、小沢マリアさん真田春香さんペアは、格闘にならないくらいのラブラブ感が、「逆に引き立つ」という面白さがありました。
以上、【1〜4】および【番外編】は、女優さんの魅力とともに、キャットファイト作品でありながら、レズAVの新しいジャンルの裾野を広げる試行錯誤が、作品の中に垣間見れて、私は見ていておもしろかったのです。
しかしながら、この【パート5】だけは、私は、見る度に腑に落ちないのです。 それはチャプター1でありますように、極力、出来るだけ、レズ絡みとエロ要素およびキス描写を排除しようと・・、純粋格闘へ持って行こうと・・・、する演出が、私にはあからさまに映りました。 【パート1〜4】までは、キャットファイト作品でありながら、微妙なレズ描写とのバランスを、暗中模索していたように見受けられました。 個人的に、そこの努力の跡が、見ていて楽しかったのです。 しかしながら、この【パート5】は、 SOD系からもう一作発売されている「熟女キャットファイト」(ROKET社 倖田李梨、柳田やよい、他)も含めて、 コンセプトを「脱エロ描写」「脱レズ描写」「脱キス描写」・・・。 代わりに「純粋な格闘プロレス、キャットファイト作品」 に、大きく舵を伐って、方向転換したように見受けられました。 エロ抜きの純粋な格闘ファンが本作のおおきな購買層なのはわかるのですが、個人的に非常に残念です。
そこの方向転換を見据えたうえで、ベロ吉師匠は 「カジー監督に、レズAVに戻ってきて欲しい」 というラブコールをこめて、上記レビューを書かれたのだと私には受け止められました。
【パート1〜4】の製作体制には、私は「レズAVの裾野を広げる」という意味合いで、大いに応援していたのですが、 この【パート5】”だけ”に関しては 「チャプター1で、あからさまにレズ描写、キス描写を、排除し」 「今まで以上に軸足が純粋格闘技作品、キャットファイト作品の方に向いてしまっている」 というのが、非常に残念に思えました。
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No.16814 - 2010/12/18(Sat) 00:14:51 |