|  | この作品、レビューを書こうと思って書き始めましたが、挫折して書き終わっておりません(汗)。 長編映画。それも洋画の名作を見終えたような気持ちになり、 一度目を見たときは感嘆の心地よい疲れとともに唖然とし・・。 二度目はエロ目的で見て・・・でも、ドラマ部分が気になって 三度目以降、ドラマ部分だけを何度も見返して、その都度、本作から受ける印象や、感じる気持ちが違ってくるし、桐原あずささんの役柄への感情移入の度合いが深まったりしております。 最近の映画でも、一度見たら二度目を見ようとは思わないですし、この楽しみ方は昔の名作映画を何度も繰り返し見に行った感覚や、お気に入りの小説を何度も読み返す感情と似ておりますです。 そして、何度も楽しめてしまうので、レビューするのが、なんだか、もったいなくさえ思えてきますです。 不思議な作品です。・・・・まあ、井坂監督のストーリーと演出、桐原あずささんと星野あかりさんの演技というか役柄に、どっぷりハマってしまっているわけでございます。
マドンナというレーベルから、この4時間の長編映画がアダルトビデオとして出たことも凄いことですね。私は熟女の趣向があまりないもので、「友田真希さん引退後のマドンナレーベルは、私にとっては、遠のいたレーベルだな」と個人的に思っていたのでございます。 しかしまさかまさか・・・この作品がアウダース社でも無くて、U&K社でも無くて、SODの各レーベルでも、ムーデイーズでも、ながえSTYLEでもない・・・、 あえてマドンナ社から、発売された、企画が通って製作された、ということが驚きです。 レズAV作品を製作するのがお得意な各社を出し抜いて、4時間のレズ長編大作AVという今までにない企画を製作する井坂監督の手腕と情熱がすごいですね。そして作品に愛情が籠っていますね。 もうひとつ驚くのが、下でレビューした同じく長編大作「制服レズビアン」と、製作期間が間が開いていない点でございます。ほんと、こんな大作映画は、2年に1本くらいのペースでないと、たとえ撮影が物理的には可能でも、制作者側のモチベーションが維持できないと思うのです。 しかし驚くことに、ドラマ部分のストーリーが練りに練られたものに見受けられるし、一つ一つの演出が思いのこもったものですし・・。ストーリーと演出に身を任せて、作品世界の二人の女性の愛情の襞に「ううぅ!」と感情を揺さぶられてしまったりするのでございます。 井坂監督は「レズAV」というジャンルに愛情をもっているんだなぁ・・・と、感嘆してしまいます。素晴らしいです。
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No.16137 - 2010/05/06(Thu) 23:57:59 |