 | ◆『蝴蝶 〜Butterfly〜 / 何超儀 田原 陳逸寧 蒋祖曼』 FILMKO 星皓 ★★★★☆+0.5★ http://shop.jcbus.com/320Img/7711.jpg
それは、Cosmoさんの枕元に度々お立ちになるアウトローの神さまのお告げでした。しかし、そのお姿は“アウトロー”ではなく“天使”のように感じられました。 六本木ヒルズによく行く私は、去年暮れに東京国際映画祭が催された際にたまたま『蝴蝶』のことを知ることができ、幸運にもアウトローさまと同じ電波をキャッチすることができました。 田原(ティエン・ユエン・・・中国語にも精通なさっているアウトローの神さま曰く、これは北京語読みで、広東語ではティン・ユンらしいです。)は東京国際映画祭のために来日していたみたいです。
【ストーリー】 ストーリーを簡潔に申しますと、主人公のフラヴィア(何超儀)は30過ぎの女子高の教師で夫とまだ1歳にも満たない子供と平凡で単調な生活を送っていました。 そんな折、スーパーで買い物をしていると座り込んでお店で売っているお菓子を食べている少女イブ(田原)に驚きつつも、店員に見つかったイブを「私の妹よ、あとで払おうと思っていたの。」と、とっさにかばいます。全く反対の展開になりますが、なんとなく『卍』を想起しました。 ほどなく フラヴィアは、不思議な魅力のある少女イブによって“ある感情”を呼び起こさせてしまいます。それは、高校生の頃チェンという同級生とつきあっていて、以来 心に秘めておいた“女性しか愛せないという感情”でした。イブもチェンと同じで吟遊詩人・・・という所もフラヴィアにとってはオーバーラップしたのでしょう。 余談ですが、実際、田原(ティエン)はHopscochというバンドのボーカルでシンガーソングライターでもあり、冒頭などで歌声を披露しています。 高校生の頃のチェンとのシーンは8ミリの映像を挿入しており、却ってそれが非常に斬新・・・もとい新鮮でした。妙にデジタルが氾濫している現在に、アナログの良さを訴えている感じがして。 フラヴィアの“性(さが)”に驚嘆し嗚咽しながらも、彼女の思いを尊重した優しい夫・・・現在のチェンも登場し、幸せでもあるが少し切ない結末をむかえます。
【総括】 AVではなく、インディーズ映画ですのでストレートな表現はありません。ゆえに、上記の五つ星採点は従来の「実用性があるか?」という観点とは違っていますのでご注意のほどを。 でも、観ていてストーリーにのめり込んで行けば「抜きどころ」はあります(笑)。 しかしながら、「裸体・局部を露わにさらけ出すだけ」ではない、耽美で官能的な世界です。柔らかな素材を幾重も重ねて織り上げた繊細で肌触りの良い衣服のようです。 とにかく、目を見張るのはその映像美です!
監督はヤンヤン・マクという女性監督です。 作り手が女性だからこそ、女性のみが感じて創造することのできる“女性同士の美しい絡み”を見事に描き上げていて、正に「女流監督とは、かくありなん」と断言できる見解は私が恐れ多くもアウトローの神さまと一致するところです。 もっとも、作り手として持ち得る甘美・耽美・淫靡に対する感性・感受性などの資質において、そもそも次元が違うのでしょうが、「まあ、Artistic ImpressionにおいてAVとは土俵が違うのですから仕方ないですね。」と、とりあえず当たり障りのない所に収めておきます。
何超儀(ジョシー・ホー)は30代半ばくらいでしょうか?田原(ティエン)が20歳前後なので“年の差レズ”になりましょうか。 ついでですが、何超儀はケリー・チャンに田原は三津谷葉子に似ていますね。私は正直、何超儀がケリー・チャン似じゃなく、チャン・ツィー似だったらなぁ〜・・・と残念でした(笑)。 さらに言えば、30過ぎの主婦でなく、20代前半の新妻が少女と恋に堕ちる・・・なら★五つでしたが(爆)。
イブと恋に堕ちる現在と、チェンとつきあっていた過去との交錯が秀逸でそのアンビエンスも実に素晴しい!チェンがフラヴィアを自宅に招いた時に手に持っていたのはジョニ・ミッチェルのアルバム「Clous」でしたし、ベッドの上の壁の左と中央にはジャニス・ジョップリン、右にはジミー・ペイジ(←これは自信がないです。Cosmoさん、もし御覧でしたらフォローお願いいたします。)のポスターが貼ってあり、映像としても非常にお洒落でした。個人的には「ジミヘンがなんで無いんじゃい!」と文句つけたかったですが。 ダイレクトなレズ行為のみを好まれる方には不向きですが、映像美・様式美を好まれレズビアンの雰囲気が好き・・・という方は一見の価値はございます。 価格も1800円ですので、3000円出して地雷AVを摑まされたあの悔しさを思い返せば・・・ですね。私はつい時間が無くて注文という形で購入しましたが、アウトローの神さまは秋葉原でご購入されたみたいです。
【若干のマイナスポイント】 難点を申しますと、当然のことながら劇中の台詞は中国語です。それで字幕をセレクトできますが英語です(他は北京語と広東語です)。 でも、私程度でもなんとか分かるのでそれほど憂慮なさることはないと思います。 ただ、なにしろ英字ですので台詞派の方々には多少お辛い部分もあるかも知れません。 高校時代。。。主人公とチェンが初めて結ばれる場面の台詞は印象的でした。 以下、自分がレズであることを打ち明けた後のチェンの台詞です 「━あなたに嫌われるのが怖くて打ち明けられなかった・・・あなたは私をいい友達としかみてないから・・・。」 そしてそれに応えた主人公の台詞です 「私をこんなふうに扱ってくれる人がいるって、思っていた・・・。」 かなりの意訳ですが。 マイノリティーゆえカミングアウトする時の怖さ、繊細さが女性心理で見事に表現されています。
DVD二枚組で一枚には主人公・何超儀へのインタビューなどがありますが、何超儀は劇中よりプライベートの方が格段に綺麗ですね(笑)。本当に綺麗な熟女です。
≫Cosmoさん 神が奇跡を与え給うたのでしょうか?正にLAMMTARRA《神の見えざる手(力)》によって起された奇跡ですね。トレセンは美浦でしょうか?栗東でしょうか?(笑) ラムタラとして一度引退して、ダービーではディープインパクトとして復活しようとしているのですね。 取りも直さず彼女は“不世出の天才”ですから、もしレースに出走するなら是非とも天才馬に合った一流の調教師・騎手と出会ってもらいたいですね!
≫ベロ吉さん 叙情的・絵画的映像も、たまにはいかがでしょうか?2人が霧雨を「酸っぱい!」と言って、舌をベーッ・・・と出すシーンもあります(笑)。
≫おかやマンさん 『レズのお仕事』・・・未だに観れてないです、申し訳ないです・・・。観ることができたらご報告いたします。 何故か調子が良くて、NHKマイルの馬連をとりました。ラインクラフトは典型的なマイラーですね。さて、本日 樫の女王・オークスですね。今回は自信ゼロです。というか、次週の「ディープ2冠目!!」に心は馳せています。それにしても、天皇賞が荒れるのを見事に見切っていらっしゃいましたね。さすが我が師匠!御見それいたしました!!
≫どんぐりマンさん ×「U&Kへの回帰」→○「先輩と私への回帰」でしたね、すみません。 ところで、『レ・Zu・ビアン』の18.19は「あいや、ちょっと待て!」センサーが働きまして購入いたしませんでしたが、果たして評判は良くないですね。先日、発売された『先輩と私』もGarally画像だけの判断ですが、やはり「待った方がええでぇー!」センサーが働きまして購入を控えてます。敢えて言えば(66)の方ですが、それにしても希薄でカスッていそうな気がしてなりません。上級者さんがおっしゃっておられるように今回はレンタルで下見してから・・・にします。
≫ハゲおやじさん Cap画像のUP、いつもご苦労様です。購入の指針に本当に役立っております。ただ、あまりにもツボを心得ていらっしゃるので、本作品よりもハゲおやじさんの画像の方が萌える・・・ということもしばしば・・・(笑)。
≫OLAOLAさん 『舐め愛レズ / 上原留華 Aoi.』 関西弁で責めるAoi.と関西弁で応える留華。。。台詞派としては、シビレてしまうかも知れませんね・・・(笑)。 もし、御覧になった暁には“台詞派的レビュー”・・・楽しみしております。
|
No.3353 - 2005/05/22(Sun) 06:49:18
| ☆ Re: 【香港映画】です / ベロ吉 | | |  | >2人が霧雨を「酸っぱい!」と言って、舌をベーッ・・・と出すシーンもあります(笑)。
それは期待してしまいます(笑)。
しかし私は英語がさっぱり出来ませんので(苦)おそらくなにもわかりませんが(笑)。 映画のエロスとAVのそれとは根本的に違うような気がしますね。
|
No.3365 - 2005/05/22(Sun) 21:40:55 |
| ☆ Re: 【香港映画】です / Cosmo | | |  | >鳩サブレさん そうそう、随分前に私の枕元にも立ったんですよ。 でもその時は、特撮系に詳しいアウトローの友人と、ウルトラセブンや実相寺監督の話題で盛り上ってしまったので、すっかり忘れてました。 鳩サブレさんのレビューを読むと、かなり良さそうですね。 とても購買意欲をそそられます。
天才馬ですが、やはり大人向けレースへの出走は考えていないようです(泣)。 「もう少し大人になっていい女になったら、2年後くらいには出るかも...」だそうです。 今でもいい女なんですけどねー。 でも、とっても元気そうでしたよ。 あのパワーは健在でした、それにあのながーい舌も...(笑)。
|
No.3379 - 2005/05/23(Mon) 00:58:56 |
| ☆ Re: 【香港映画】です / OLAOLA ♂ | | |  | >鳩サブレさん こんばんは。 「舐め愛レズ/上原留華・Aoi.」は、おっしゃるとおり台詞派の私としては大変気になっております。 サンプル動画を拝見しましたが、言葉責めが良さげです〜。関西弁という企画がユニークですね。とても新鮮です。果たしてどんな感じに仕上がっているのでしょうか? 関東圏の私が関西弁の言葉責めを聴いてどう感じるのかとても興味津々です。イク時は「もうあかん〜!」とか言っちゃうんですかね、やっぱり。とにかく楽しみです。
|
No.3380 - 2005/05/23(Mon) 01:57:27 |
| ☆ Re: 【香港映画】です / おかやマン | | |  | >鳩サブレさん ご無沙汰しております。 NHKマイルの馬連ゲットお見事です。私も獲りました。 オークス、固かったですね。中穴党の私はこんなに大本命がくると獲っても損してしまいました。(泣) そしていよいよダービーですね。 本命はもちろん不動でしょう。でも今回も第2のシックスセンスがいるような気がしますのでこれから検討します。
レズVもいろいろ見ていますが突出して素晴らしい作品に最近出会っていないのでしばらくROMさせていただいております。
|
No.3392 - 2005/05/24(Tue) 16:30:18 |
| ☆ Re: 【香港映画】です / 鳩サブレ | | |  | ≫ベロ吉さん すみません、私は「AV」」以前に「レズビアン」が好きでして。 そうですね・・・映画のエロスとAVのそれとは 「根本的に」 違うような気が・・・残念ながら、私はしません。・・・すみません。
≫Cosmoさん 『蝴蝶』・・・もし、御覧になられたら是非、御感想お願い致します。 そして、私の文章にダメ出ししてくださいね。 うーん、残念です・・・。 最近、特に低下し続けている私のレズAVへのモチベーションを上げてくれる一縷の望みが断ち切れた感じです・・・(泣)。
≫OLAOLAさん なるほど! 関東人が“関西弁”をどのように「台詞派的」解釈をするのか・・・? 楽しみです。 「おすすめオナニー作品を語ろう 3」・・・時々ですが ROMらせて頂いております。 OLAOLAさん、おかやマンさんをはじめ皆様、本当に楽しんでいらっしゃいますね。
≫おかやマンさん おかやマンさんはいつもお優しい御表現なさいますね。お人柄ですね。 私も一通りレズVを拝見してはいますが、最近、突出した作品は皆無の「暗黒時代」です。 しかし、案外こういった不遇の時代に傑出した名作が出てくるかもしれませんね・・・期待薄ですが。 どうでもいい作品ばかりです。
オークス、折角 三着まで予想的中していたのだから三連単にしておけば良かったです(泣)。 それにしても、NHKマイルまでお当てになるとは・・・神です! おかやマンさんは大川慶次郎を越えましたね!! ダービー、怪物は3枠5番の好枠ですね。とりあえず、?D-?E・?F・?M・?Qから削っていきます。 史上6頭目の無敗の2冠馬の誕生は99.9...%固いですね!
|
No.3410 - 2005/05/27(Fri) 01:35:25 |
| ☆ Re: 【香港映画】です / おかやマン | | |  | >鳩サブレさん 日曜日に朝から仕事が入っているので明日もあまり時間がなく今ダービー検討をしております。 >>?D-?E・?F・?M・?Qから削っていきます さすがですね。良いところを見ておられる。 あとはもう一回?Nも面白いかも・・・。 青葉賞組?L・?@・?Aも検討しております。 皐月賞負け組からは?Bがどうか。 まだまだ固まりません。無敗の2冠馬の誕生は期待したいですね。 レズV、オナニーV購入のために頑張らねば・・・・。(笑)
|
No.3426 - 2005/05/28(Sat) 03:52:36 |
| ☆ Re: 【香港映画】です / 鳩サブレ | | |  | ≫おかやマンさん 出ました、ついに出ましたね! 正直、私は『絶対皇帝』シンボリルドルフに並ぶ馬は出てこないと思っておりました。故・野平祐二も「ルドルフに近い馬は出てくるだろう・・・でも、ルドルフに並ぶ馬は出てこない。」と調教師時代に言ってましたね。 無事是名馬也・・・フジキセキもアグネスタキオンもこの壁に跳ね返されてしまい、ルドルフには及びませんでした。ナリタブライアンも3歳時(当時表記では4歳)の強さは以降影を潜めてしまいました。言わずと知れた怒涛の豪脚 三冠馬・ミスターシービーは1歳下のルドルフに一度も勝てませんでした。 『絶対皇帝』・・・ディープインパクトは正に、その牙城まで迫る強さを我々に見せてくれましたね。 後は、怪我さえなく競走馬人生を歩んでくれることを祈るのみ・・・です。
私は馬単?D-?Fでとりましたが、今回は馬券的にはおいしくなかったですが、いや それ以上の素晴しいレースを見せてもらいました。インティライミは早めに動きましたね。ディープの強さだけじゃなく、それぞれが役割を果たした良いダービーでした。 それにしても、おかやマンさんの「シックスセンス、侮れないよ〜!」 ほんと全くその通りでした!私はいくらなんでも3着に入線するとは思ってもいませんでした。 すみません、“神の予言”を侮っておりました(反省!)。 ディープ・・・サイレンススズカ、タキオンを超える SSの最高傑作になるでしょうねー。ただ、スタートは下手ですね(笑)。 さて、G1としては次は安田記念です!
以前、Cosmoさんがおっしゃってくださいましたが、この掲示板は上がらないので罪悪感は少なくて済みますね。
|
No.3435 - 2005/05/29(Sun) 22:45:00 |
| ☆ Re: 【香港映画】です / おかやマン | | |  | >鳩サブレさん 帰って誰にも結果を聞かずに録画を生で見ているかのように手を叩いて「いけー!デイープ!!」と絶叫しているアホです。(笑) 馬単?D-?Fゲットおめでとうございます。私は結局?D−?Fと?D−?Mから数点流しの3連複で獲りました。 シックスセンスは厚めに買っていたのでまずまずでした。 それより何よりこの強さには大感動ですよね。 秋が楽しみです。歴史の目撃者になりたいですね。 デイープのちょっと不器用な所はシービーにも似てますが気性の良さ、圧倒的な強さはまさにルドルフ級ですね。
|
No.3436 - 2005/05/30(Mon) 00:02:12 |
|