あす(もう今日...)は、アケタにて夜中ソロ。個人的に大切なソロ。 電車のない深夜、音楽心中しませんか?
そして明後日の15:30は、エアジンにて横浜インプロ祭。 「PRAED」 なるスイスのユニットとの即興。マルコスとも久々。 予想不可能だけど面白いことになりそうな予感。 深夜ライブ→昼ライヴってハードだけど、今回はいい流れかも。
写真、「PRAED」 (HPより紹介写真を拝借)
---------------------------------------------------------------- ★10月10日(土) 深夜12時 【Tokyoディープ】
蜂谷真紀 solo (こえ・うた・piano・etc) @西荻窪「アケタの店」 http://www.aketa.org/mise.html ♪想いの深い深夜のワンマン。 ボイスソロ、弾き語り、実験・・・元祖私のまんま。 ----------------------------------------------------------------- ★10月11日(日)15:30 『横濱国際インプロ音楽祭<秋>09』
「PRAED」 http://www.myspace.com/praed Paed CONCA (Bass Cla/electronics) http://paed.ch/ Read YASSIN (piano/electronics) http://www.myspace.com/raedyassin 蜂谷真紀 (voice/efect/toy) Marcos FERNANDES(perc, electronics)
@横浜「エアジン」045-641-9191¥2500+order http://www.airegin.jp/ ♪スイスからの来日ユニットと初共演。予想不可能の楽しみ! -----------------------------------------------------------------
ゆめ------第2章「水琴窟」
目を覚ますと、すでに夕刻であった。 窓の外には、曇天の荒々しい夜が広がっている。
ここはどこ? 日本じゃないな。。。
ワタシは海岸沿いのアパートに住んでいた。 自室は一階だったので、ベランダから直接海岸に出る事ができる。 海岸といってもゴツゴツした岩場だ。おまけに小雨が降っている。 でも、ワタシは黙々岩場をすすんだ。。。
「キーーン...、キーーン...、キーーン....」
何だろう? 、、、この透明な美しい音は? どこから聞こえてくるのか? 荒波がゴウコウと轟いても埋もれない、澄んだ響き。。。
どこから聞こえてくるの??? どこから聞こえてくるの??? どこから聞こえてくるの???
ゴツゴツした岩は、もはや暴力的であったけれど、 音に導かれ、ワタシは蜘蛛女みたいに岩場を移動した。
「。。。。ここだ。。。。」
それは、「水琴窟」であった。 波が作った天然の水琴窟だろうか? ずんぐりした1メートルほどのドーム状だ。
ワタシは、しばらくそこに留まり、 荒波と水琴窟の二重唱に耳を傾けていた。 それはそれは、神秘的な音だった。
ふと、人の気配を感じた。
ギクリ...として、右手を見ると、 薄暗い洞窟の中に、「目」が光っている。 ワタシをじっと見つめる目が8つ。。。4人の目。
目の放つオーラは、 強烈で、恐ろしげで。。。魅力的であった。 ワタシは、洞窟に向かってゆっくりと歩きだした。 「水琴窟」の音を背後に聴きながら。
洞窟に近づくと、 中から痩せた小柄な男が現れた。鋭い眼光だ。 続いて、3人の小さな娘たちがおずおずと現れた。 なんて美しい目の少女たち!
「インド人の親子」であった。
父親は寡黙であった。 けれど、彼は《目で》...こう語った。 ....「貴方を信頼している」と。 ....「貴方は我々の水琴窟を深く感じた。だから仲間だ...」と。
彼らにとって、この「水琴窟」は 「神世」と「現世」の出入り口なのだろうか?
(ああ、また不思議な場所に迷いこんでしまったな...)
その男は、この「水琴窟」の「水琴窟守(管理人)」だった。 娘3人と、この洞窟に暮らしている。母親の姿はない。 洞窟内はロウソクの光のみ。質素な暮らしだ。 でも。。。。薄光に目が慣れてくると。。。 徐々に、洞窟内に「極彩色やメタリックな輝き」が見えてきた。 何か美しくキラキラしたものが、うずたかく積まれている。
なんだろう?。。。これって地下宮殿の入り口?!
いや....ちがった。 その輝きは、「箱」だった。 洞窟内はおびただしい数の「美しい箱」で埋め尽くされていたのだ。 小さい箱から大きな箱まで。。。天井までギッシリと!
その美しい箱は、3人の娘たちが作ったものだった。 岩礁に打ち上げられる様々な「箱」に、一つ一つ古布を張って作ったのだ。
父親は《目で》...こう語った。 ....「箱の中は空だが、じつは空ではない。」と。。。。
ワタシは、夢の中でドキっとした。。。。 「あのおびただしい数の箱の中に 人の想いや願いが、どんだけ入っているんだろう? それってインド全土の?、もしかしてワタシのも? 」...って。
夢の間、ずっと水琴窟の音がしていたと思う。
あ、思い出した。。。この夢みたとき 朝おきたら、目覚まし時計が枕元に落ちててね、 耳のすぐ脇で秒針がなってたのだよね(笑)
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No.703 - 2009/10/10(Sat) 04:16:15
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