押忍
至誠遂に母校最後の学校管理者には通ぜず、現役應援團員とブラスリーダーさんの愛校式懇親会演武参加は不可と決定しました。
考えたんですが、学校管理者は正しい。
正しいですよ。
宴会の余興に未成年者を出すなんて、ヘタしたら児童福祉法か育成条令違反になるかもしれない、
と、そこまでお考えになったかどうかはわかりませんが、いずれにしても大人の酒飲みの席に宴会芸の見せ物として子供たちを出したら、世間の非難を浴びるんじゃないか、拒否したひとつの理由にはこうしたことも根底にあるんじゃないですか。
それは正しいお考えです。
我々のやろうとしてることが宴会芸か余興だとしたら。
つまりそんなもんなんです。
我々の消えゆく母校への愛校心溢るる魂の演武を宴会芸か余興にしか考えてないから生徒達を出せないんです。
さらに全ての者を信用していない。我々も生徒も親も列席者も。いや 自分とこの教師すら信用していないんじゃないですか。
だから怖くてしかたないんでしょう。自分の身に累が及ばないよう、ただひたすら汲々とする。ご苦労なことです。気の毒なことです。３月１２日まで、何事もなく過ごし、廃校の日を指折り数えて待っているんでしょう。
その程度なんです。
だが我々がやろうとしてることは宴会芸や余興なんかじゃないんだ。
我々がそれぞれの忙しい仕事の合間をぬい、時間を作り毎週集って練習するのはいったいなんのためか
初めて会った、年代も期も違う者同士もいる中で新しい人間関係を作りながら、ひとつの目標に向かってみんなでお金を出し合い、少ない資金に苦慮しながら団服を揃え、腕章を作り、いろんなものをそろえながら赤字財政の中でもがんばってるのはなんのためか
いいトシしたオヤジたちが昔の団服姿で、それぞれの家族からは、お父さん大丈夫？アタマおかしくなったんじゃない？などと白い目でみられながらも、毎週毎週みんな集まって声を枯らし、肩を痛めながら信じるところに従い、大まじめで真剣に学生応援団の練習をしているのはいったいなんのためか？
自分の一生の中で、かけがえのない大切なものを与えてくれた母校がなくなる。
その悲劇と寂しさにいてもたってもいられない者たちが、３０年ぶりに互いの消息を探し確かめ合い、誰からともなく集まり鶴團會を作った。
とにかく母校の最後に、我々を育んでくれた愛する母校へのはなむけとして、恩返しとして、かって母校の應援團だった我々が、最後の卒業生である現役団員たちと一緒に、厳かな幕引き、大団円を担いたい。厳かに最後の校歌を斉唱したい。
その一心で練習を重ねているのだ。
この学校に愛着を持っておられますか？
７５年もの大史を刻んだ学舎の最後の管理者であったことを誇りに思っておられますか？
まんいちその心をお持ちでない方に管理されたまま閉校を迎えるとしたら、母校にとってこんな悲劇はありません。
これは自分の意見ですが、愛する母校の最後に、最後だというのに、酒飲んで最後の卒業生を締め出し、酔っ払って廃校にしてしまう愛校式懇親会なるものへの出場なんかとりやめ、現役と共に前半の式典において演武をやりませんか。
じゃないとエールが腐る。応援歌が、校歌が汚れる。
押忍 したっ
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No.267 - 2011/02/10(Thu) 01:09:22
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