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記事No.476に関するスレッドです

自分で作ってしまいました! / よーさん [関東]
色々なサイト(特にここ!)に掲載されている情報や写真を参考にオリジナルな三線を作っちゃいました!
木材は身の回りにあった物ばかりで本物にはほど遠くて、ほとんど見よう見まねですが、皮も蛇(ニシキヘビではないですが)でがんばっちゃいましたよ^-^
でも本物の音色にはきっと負けてしまうんだろうな・・・
ところで弦を押さえるところがだいぶ離れてしまうのですが、やはり歌口からウマまでの距離が問題なのでしょうか。購入した弦の長さで棹の長さが決まってしまって手が届きにくいです。
ちなみに男弦の押さえるところは
レ(歌口から5cm) ミ(歌口から11.5cm)
歌口からウマまでは約55cmです。

No.476 - 2007/09/10(Mon) 06:57:44

三線作りの参考☆ / nabbie
三線作りの参考にして頂けたということで有難うございます!
見よう見まねでも、これだけ出来ていたら大したものだと思いますよ♪
さて、勘所(押さえるところ)については、後ほどかもさんから解説(?)があるようですので、しばらくお待ちください。

No.479 - 2007/09/10(Mon) 15:11:26

遅くなりました! / かもさん
「弦を押さえるところがだいぶ離れてしまう」との事ですが、弦と棹との距離(弦高)を
決める要素はおもに2つあります。

1つ目は歌口直下の弦高です。
歌口直下の弦高が1ミリ程度になるように、歌口の弦溝を調整してみてください。

2つ目はブーアティー(棹と胴体の取り付け角度)です。
まずはブーアティーが適正かどうか測ってみましょう。
80センチ程の真っ直ぐな硬い棒を用意して胴体表面にピッタリと置き、
野坂(棹と胴体のつなぎ目付近の坂)の頂点と歌口付近での棒との間隔をチェックします。

目安は「棒と野坂の頂点がほぼ接触し、歌口付近では棒と棹の表面が10ミリ開く」
という感じになります。

さて、以上のような調整によって歌口直下の弦高とブーアティーの調整が適正にされると
弾きやすくはなるのですが、その反面「ビビリが発生する」可能性も高くなってきます。

ビビリの発生を抑えるために、三線の棹の表面には「トゥーイ(通り)」と呼ばれる
加工が施されています。
この加工は非常に微妙なもので、トゥーイによって棹の基本性能が決まるといっても
過言ではありません。

具体的には、歌口直下から野坂の頂点に向かって反りが付くように、棹の表面を削ります。
目安は「歌口直下と野坂の頂点の2箇所で弦を押さえた時に、その真ん中辺りで棹と弦との
隙間が1ミリ程度開く」ように調整します。
この削り調整は非常に難しいので、調整をした事で逆にビビリが悪化してしまうという
事もあるくらいです。

詳しい理論は長くなるので書けませんが、物理の「弦の運動」などが参考になるかと思います。

最後に弦長に関してですが、可能であれば歌口からウマまでの長さが60センチ程度と
なるようにウマの位置を調整してみてください。

以上のような調整によって、更に魅力的な三線になると思いますよ。

No.486 - 2007/09/15(Sat) 14:23:46

Re: 自分で作ってしまいました! / よーさん [関東]
ありがとうございます
さすがにさらに細かい加工はこわいので、ウマの位置をできるかぎり60cmに近づけてみたら、だいぶ音が違ってきたように感じました。

いつか本物と同じような音を出せる三線を作ってみたいですね。

No.488 - 2007/09/16(Sun) 00:42:46