26日のNYダウ平均は、2月の仮契約住宅販売指数は市場予想に反して悪化したものの、26日に米国の失業率を一段と改善させる為に金融緩和政策を継続し、景気回復の促進と失業率の引き下げを目指す考えを示したFRBのバーナンキ議長のバージニア州アーリントンでの講演を受け23日に比べ160ドル90セント高の13,241ドル63セント、一方、ナスダックも前日に比べ54.65ポイント高の3,122.57ポイントで終えています。 また、CME日経平均6月先物の清算値は26日の日経平均株価終値10,018円24銭に比べ約32円高い10,050円で、NYの円相場は82円80銭台〜90銭台の動きだったようです。 なお、26日にドイツのメルケル首相が、債務危機の拡大を阻止するファイアウオールの強化を容認する意向を初めて示唆し、暫定的な救済基金と恒久的基金を並行稼働させる案をドイツが支持する可能性があると発言したことなどから、欧州市場も株価が上昇しております。 さて、日経平均株価は月末にかけて上昇するのでしょうか?日本の株の格言とは関係が無い外国人投資家の買いに対して、日本人投資家はヤレヤレ売りで臨んでくると思われます。しかし日銀の金融緩和策が明確に続けられている間は外国人が買ってくると思われ、23日および26日のNYダウやナスダックの上昇の影響を受け日経平均株価は10,000円台をキープする可能性が高いような気がしております。 特に今年はロンドン・オリンピックが開催され、ロシアの大統領選挙は終了したものの、フランスや米国の大統領選挙や中国のトップ交代等に伴い該当国は景気後退を望ましくないものと景気を意識した政策を其々が打つものと思われ、そろそろアジアや欧州市場、米国市場の下げ止まり感があっても良い時期に来ていると思われます。 そこで最近、弄られた主力株には若干の買い疲れ感および月末を意識した利益確定売りが出るのではないかと思われますので、最近買われなさ過ぎている災害対策・復旧・復興需要など息の長いテーマに沿った内需関連出遅れ株、例えばセメント・混和剤・建築資材等の電気化学[4061]や東北支店の事業拡大に伴った移転予定がある阪和興業[8078]、国内外での災害復旧・復興地への資材等運搬の日本通運[9062]の株に注目したいと思います。
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No.3645 - 2012/03/27(Tue) 07:22:46 [p1129-dpm03daikai.hyogo.ocn.ne.jp]
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