テーマを変更するということは、GUI画面のいろいろな部品の表示方法（色、形、輪郭、変化）を変更して、全体のデザインを変更することです。gnomeのテーマは、大きく２つに分かれており、metacityテーマは、window managerテーマのひとつです。
gtk テーマ （背景、ボタン、スクロールバー、テキストボックス、リスト、など）
window manager テーマ （ウィンドウのタイトルバー、ウィンドウのボタン、ウィンドウの枠、タイトルの文字、など）
ですから、metacityテーマを変更すれば、windowのタイトルバー・枠・タイトルバーのボタンや文字が変わるわけです。このボタンというのは、閉じる・最大化・最小化などのボタンのことで、ウィンドウの表示画面の中にあるOKとかキャンセルとかいうボタンではありません。（それらは、gtkテーマの方で規定されます。）
１．metacityテーマのダウンロード
まず、面白そうなテーマをダウンロードしてきます。有名なところは、以下のところです。
http://themes.freshmeat.net/browse/987/
http://www.themedepot.org/showarea.php4?area=6
http://art.gnome.org/themes/metacity
まず、LinuxでMozillaを起動し、試しに、上記リストの真中のtheme depot から、一番上にあるExplicit Flatnessを選択してみましょう。以下のような画面がその中にありますが、ここでDownloadをクリックします。すると、ファイルを開くのか保存するのか聞いてきますので、保存します。保存先は、/tmpが良いと思います。
mozillaを閉じてターミナルを起動し、ファイルがちゃんとダウンロードされているか確認します。
$ ls /tmp にて、 1502-explicit_flatness.tar.gz が存在していればOKです。
２．metacityテーマのインストール
インストールできる場所は、 ２ヶ所考えられます。
/usr/share/themes
~/.themes
上の方は、システム全体にインストールするもので、rootの権限が必要です。下の方は、自分のホームディレクトリにインストールするもので、ユーザー権限でOKですが、他のユーザーは使えません。
どちらでも良いですが、どちらか一方にして下さい。両方にインストールすると、テーマのリストに２つ出てきてしまいます。
システム全体にインストールする場合
$ su -
# cd /usr/share/themes
# tar zxvf /tmp/1502-explicit_flatness.tar.gz
# exit
自分のホームディレクトリにインストールする場合
cd ~/.themes （もし、このディレクトリが無かったら、$ mkdir ~/.themes にて、作成してください。）
$ tar zxvf /tmp/1502-explicit_flatness.tar.gz
＜注意点１＞
このExplicit Flatness テーマですが、テーマのディレクトリ名もそうなっており、ディレクトリ名にスペースが入っています。こういうディレクトリやファイルを扱うときには、スペースの前にバックスラッシュを入れる必要があります。バックスラッシュは、￥キーを押すと出ます。
例：
$ cd /usr/share/themes
$ ls Explicit\ Flatness （Linuxでは、この\のところがバックスラッシュで表示されるはずです。）
＜注意点２＞
|
No.12067 - 2005/05/29(Sun) 16:34:46
|
