No. 5986 ★誰かにお〜い!と呼ばれたような。 / うに |
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気がしていました。
突然のダウンで、なんとも情けない始末ではありました。 ご心配かけてしまい申し訳なく・・・でも、でも、なんだか ほっとしてうれしい。
何からお話ししたらよいものか。
山から戻った夜、旧知のお付合いの方の奥様が子宮がんの再発 で急逝、その葬儀のまだ終わらぬうちに、うにの友人が乳がん の再発から、逝ってしまいました。そして、甲状腺で入院中の 友人が札幌の病院に移るとの連絡。もう何もかもなく、夢中で 過ごしておりました。とりあえず一段落した夜、 もう一歩も動けない!と気力もうせ、ベットに横になり、 そのまま眠ってしまったらしく、ぼ〜っとする頭でふと気が つくと、夜。 24時間眠りぱなしだったようです。
旦那うにが留守だったので、ペットボトルの水を1本手に また、ベットに潜り込みひたすら眠る。
気がつくと、旦那うに「何か食べられるか?」と訊くが、 何も食べたくない。微熱があるから、水分摂らないと、と 桃を剥いてカットして、口に運んでくれたので、少し食べる。
また少し うとうとしていると、そうめんを茹でて温麺を作り 「少し食べろ。」と持ってきた。少量口にする。 お腹はそんなに痛くないのに下痢をする。力がでない。 ・・・ ・・・ ・・・ うとうと状態の中で、何処からか聞こえてくる。。。
「カレーを作って食べなさい。始めはスープカレーから。 スープは生姜を入れて作るといい。他にヨーグルトとキウィ を一緒に摂ること。そうしたら元気が出てくるよ。」・・・ これは夢の中のこと。そう教えてくれているのが誰かは顔も 見えない。ただ、声だけが降ってくる???。
そうか、カレー。なんでカレーなの。でもカレーが食べたい。 じゃあ、作って食べよう。
深夜にもかかわらず、ふらふら起きて、篭から玉ねぎを取り 出し、炒め、人参・トマトと茄子も一緒に炒め、冷凍庫から 鶏肉を取だし、生姜とセロリを入れて水からコトコト蓋をした まま煮る。カレーパウダーを炒めて、そこに玉ねぎを入れ、 鶏のスープと肉を加え,ありったけのスパイスを投入、 アクをとりながら静かに煮込む。 この間およそ2時間余。こんなに真剣に カレー作りに取組んだことあったかしらん。一旦火を止めて、 また寝る。不思議といくらでも眠れる。
目覚めると陽も高く・・・とりあえず、カレーを温める。 スープ皿に移し、作り置のヨーグルトにキウィを刻んで入れて とりあえず、食べてみる。 旦那うにが、「いきなりそんなの食べて、大丈夫なのか?」と 訝る。「どっちみち大丈夫じゃないからいいの。」とパクり。 旨いっ!!(手前みそだけれど、とにかくおいしいと感じた。) お代わりしようとおもったけれど、少し様子を見てからと 時間の経過を待つ。 何故か下痢も止まった。でなかった お小水も出るようになった。 なにより、食べよう!という 思いがある。それから、朝,昼、晩とカレー&ヨーグルト& キウィジュース。夕方玉ねぎを炒め、スープを取り、足して 置く。旦那うにが、帰宅するたび、「このカレーなんで減らな いんだ。」と鍋を覗きこむ。
「パソコン禁止令発令中」 ちゃんと体力もどるまで、使ってはいけないということで。 もっとも、文字ものをみると、クラクラと目が回ってしまう 情けない状態ではありました。
今日お昼に、お医者さまに「もう大丈夫でしょう。」といわれ ようやく、ようやく解禁されました。 ただ、カレーを食べ続けていることは伏せて・・・えへへ;。
なんで、『カレー』であったのか判らない。 けれど,とにかく、カレーを作って食べる・・・という意欲が 涌いたことで、虚無と背中合わせの状態から抜け出せたように 思える。 朝、昼、晩と火を通し、毎晩玉ねぎ炒めてスープを取って 作り足し続けるカレーの味は、どんどん深みを増してきてい て、毎日食べてもぜんぜん飽きない。 呆れ顔の旦那うにの視線を、ちょっと外しながら、カレーを 食べ続けています。 今日は浅利とホタテをのスープをとり 加えました。明日は“クミン”を探してきてもらい、加えて みたい。
こんな感じで2週間ほどワープしてしまったので、 川の中州に 一人取り残されているような感覚です。
不思議な感覚。生かされているのだ、と強く感じています。 週明けから、またジタバタ、ドタバタやってまいります。
通信回線上のお会いしたこともないみなさまの声が、聞こえた、確かに聞こえたと感じました^^) 心強く、ほんわか包こまれるようなやすらぎを感じ取りました。
じぞ〜さん、するめいかさん、わたりがにさん、コウベエさん なおさん、むぃちゃん、ぴょこさん、、、 みなさんほんとうに、ほんとうにありがとう。 こんなに気遣ってもらっていたなんて。 うれしーーーーーーーーーーーーーーーーーーっす。 心配させて、ごめんね。もうだいじょうぶ。
ツヨシさん、お父様はお元気になられましたか。 医は算術せんせいは、身体無理してないかにゃ。 どしさんも 毎日頑張っているのでしょう。
それぞれが、それぞれの持ち場で、精一杯生きることが、 一番なんだなって。
これからゆっくり 「囁き庵」空白の時をさかのぼってみます。 |
No.5986 2004/07/10(Sat) 21:11:53
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