No. 3600 ★夏の日の思い出、すっぽん。 / するめいか |
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長文、多謝。 今から4,5年前の話です。 京都の同級生が、友達の釣り仲間と、徳島の勝浦川に鮎釣りキャンプに来ていました。 行きつけの割烹で知り合った人達6人ほどで。 時期はちょうど今頃、地蔵盆とかいうのがあってその時期は、みんな休みをとるらしいです。 仲間といっても、後輩もいるし、人生の大先輩もいます。 職業もばらばら。5日ほどいましたが、ちょうど3日目のはなしです。 キャンプといっても大変忙しく、朝から晩まで釣り一色です。 日中は、鮎釣り、日暮れから夜中は、ウナギ釣りと、すっぽん釣り、 そして、川ガニの網もしかけます。 米は飯ごうでたいて、おかずはその日とれたもの、あまったら、近くの釣り具屋さんに、 冷凍保存してもらいます。 わたしは、仕事があったので、終わってすぐに、いっぱい飲みにいきました。 川ガニとあゆの塩焼きをごちそうになり、ビールでもりあがっていました。 時間は、真夜中の12時半。 ふと目の前を見ると、なんか地面がもぞもぞしてます。 よくみると小さな物体が出てきました。 「船よしさん、(割烹の名前)これなんや?」とわし。 「これ、すっぽんやでー。」 「えーーーーーー?ほなちょうどすっぽんの孵化のところにおるんか、わしは」 「お、またでてきたぞ。」 ちょうど、鮎釣りのおとり缶があったので入れていきました。 5匹ほどたまったので、わしいいこと思いつきました。 ちょうど、買ってきた、釣りのガン玉(おもり)を区別するシールがあったので、 番号つけて、名前をつけました、みんなの。 でもほんま、かわいかったですよー。 なんちゅうか、みんなこどもにかえってしまってねー。 計11匹。 「こらー、義徳、休むなー、はたらけー。」 「なにをいう、啓二。ビールばっかにむなー。」 「こらー、巌。ねるなー。」 っていったら、ほんまもんの巌がでてきたりして。 「な、なんや?うるさくてねれんやないかー。」 「お^、おーーーーーー!”赤ちゃんガメかー。」 巌さんは、元大工の棟梁。 最終的にこのおじいが一番はしゃいでました。 11匹のすっぽんは、鮎のおとり缶にはいって河原につけられ 明くる日、みんなにもって帰られました。 その後の消息は、また後日かきます。 これにて、夏の日の思い出、すっぽん。 しゅ、終了。 妖怪じじ〜するちんでしたー。 |
No.3600 2003/09/18(Thu) 16:52:07
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