「宇多田ヒカル ベストアルバムのアートワークから大手町のパブリックアート開放まで、2024年上半期を振り返る TRIP #20 YOSHIROTTEN」(Pen-online) https://www.pen-online.jp/article/016648.html
——それらのプロジェクトの準備期間中には、ジャケットデザインを手がけた宇多田ヒカルさんの新曲「SCIENCE FICTON」のリリースもありましたね。
YOSHIROTTEN:リリースがちょうど4月11日だったから、TASAKIやスターウォーズの準備しているときに、渋谷の街頭にたくさんビジュアルが出ているのをみてましたね。SONY PCLスタジオにある日本最高峰のLEDウォールを使って、さらに同じ映像をプロジェクションで本人に当てて挟み撃ちするという撮影方法をとりました。「SCIENCE FICTION」というタイトルだったので、そうした最新技術を使いながらも、どこか80〜90年代のSF世界観を残したいと思って、写真家のTAKAYさんに写真、映像ともにフィルムで撮ってもらいました。僕はアメリカの月刊SF映画雑誌「スターログ」の70年代のものをコレクションしていまして、そこに挟んであってもおかしくないようなビジュアルにしたかったんですよね。
YOSHIROTTEN:ジャケットの仕様もどんどんフィジカルから離れているからこそ持っていたいと思うようなものにしたくて、CDはレンチキュラーを使ったり全体的に質感にこだわっています。レコードもつい先日発売し、こちらは3枚組+スペシャルブックレットの仕様になっています。アートワークが大きくなるだけでテンション上がりますが、仕様の違いを楽しむことができるので是非どちらも手に触れてほしいです。
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No.15089 - 2024/08/10(Sat) 11:30:42
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