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記事No.126に関するスレッドです

11年6月2日  日経能楽鑑賞会(国立能楽堂)  (感想) / 兎谷
『天鼓・弄鼓之舞』浅見真州・宝生欣哉・石田幸雄・一噌庸二・大倉源次郎・亀井忠雄・観世元伯

『作り物』の鼓が常の物ではなく、大きい。
これを見た時には知らなかったので、なんで大きくするのだろうと不思議だったし、鼓というより太鼓に見えて、好きではなかった。
その後調べたら、古い“羯鼓台”の作り方だと判明、ひとつ昔の謡本『富士太鼓』に載っていた。(写真)

小書がついているが、省略なしでむしろ重めの前場。
子供を失った親の悲しい絶望的な気配で、ひたすら暗く暗く演じられる(だからと言って長くは感じなかった)。
後は一転して可愛い天鼓だったら最高だと期待したが、『作り物』が大きいからかもしれないが、さらりとしていても力強く感じられ、青年天鼓といった様子。
綺麗だったが、やっぱり天鼓は可愛い方が良いな、と思ってしまう。


他に狂言『蝸牛』野村万作・石田幸雄・深田博治。

No.126 - 2011/09/17(Sat) 04:12:25

この日の羯鼓台はこんな感じ。 / 兎谷
ちょっとアレンジバージョンでした。
No.127 - 2011/09/17(Sat) 04:13:26