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記事No.17に関するスレッドです

10年5月27日  現代能面・狂言面三人展(玉川大学教育博物館第2展示室)  (感想) / 兎谷
ブログに書いた展示の後にこちらへ。
玉川学園前駅で能楽関係者の方と待ち合わせて一緒に鑑賞。お誘いがなければ、この展示自体気付かなかったところ。。感謝です!

展示作品は3人合わせて、100点くらい有り、なかなか見ごたえのある内容。

伊藤通彦さんは狂言面。少しアレンジした変わったものが多い印象。
??津紘一さん岩崎久人さんは能面で、2人のタッチが全然違うのが面白い。
勝手なイメージだが、??津さんはの能面は端整でスッとした美しさ。色味も青白いものが多い。壁に掛けられているのが、休息中みたいに静かなイメージで、舞台で使ったらかなり印象が違うのではないかと思われる。。
岩崎さんは左右対称な顔なのに、それを感じさせない、動きを感じる面。色味もほんのりとピンクと黄色がかっている感じ。
岩崎さんの作品は、舞台で使うことや、特定の曲を想定して作られているものも有って(もちろんそうでないものも多数)、作家さん自身も舞台に立たれるので、実際に使うのに適したものが多いとか。。
なるほど!。。と納得したが、『隅田川』に使用された『曲見』とか、“この曲”とねらって作られたものだと、似合いすぎて、登場した時にネタバレしてしまう危険もあると。。
確かに登場した時は、話しを知っていても、毎回、誰だろう?と新鮮に見て、舞台展開に合わせてその世界に入っていけるのが理想かも。。

さて、中には“写し”の“写し”というのも有って、本面(本物)を見るのってやっぱり難しいんだなぁ。。と思う。これだけの物を作れる方々には、本物を見られる機会を作るべきだと思うのだけど。。

更にこの後は国立へ。。

No.17 - 2010/06/02(Wed) 04:24:35