6月18日と8月2日『川崎九淵 五十回忌記念展』に行って来ました。 1階の一部屋だけの展示でしたが、幅広い内容で、『関寺小町』(S30.桜間弓川・松本謙三・本田光洋・藤田大五郎・幸祥光・川崎九淵、申合を録音したもの)が流れていて、面白い展示でした。 ちなみに会場にはだれもいなくて、ゆったり見られました(苦笑)。 パンフレット等、何も無かったのが残念。 展示品は ☆皆伝免状・従四位勳三等瑞宝章・第一回重要無形文化財保持者認定証とその記念写真 ☆指革・指革入れ・指型・ふとん・焙じ台・へら・はけ・鎚・目打ち・ものさし・ハリ扇 ☆文机・文房具 ☆侍烏帽子・素袍(「大正天皇御大典の時に着用したものと思われる」と書かれていました)・紋付袴(「引退披露の時使用したもの、帯も九淵の旧蔵品」) ☆鼓胴(8個)・鼓箱・皮・調緒☆手付・書簡・日記など ☆写真(安宅・猩々・望月・羽衣・景清・菊慈童) ☆自宅の写真・杖・手提げ袋など ☆『関寺小町』上演当時の雑誌のに掲載された座談会記事。(前期展示のみ) ☆引退記念能写真・パンフレットとそれに寄せられた生原稿。(後期展示のみ) 後期展示では、引退記念能のパンフレットに収録された、ゆかりの人のコメントが読めるようになっていました。
6月23日には小野記念講堂で、近藤乾之助さんと金春惣右衛門さんの県談も有って、思い出話と録音テープ(残念ながらきちんと再生出来なかったけど)を聞くことが出来ました。
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No.35 - 2010/08/23(Mon) 00:41:53
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