八月初旬に妊娠を自覚し、九月に入って二回目の検診で赤ちゃんが成長をやめていると告げられるまでの一ヶ月間、お腹の赤ちゃんには何とも言えない幸福な時間をもらいました。
十年振りの妊娠でした。 わたしには十歳になる男の子がいます。この子は妊娠、出産に至るまで順調そのものでした。そして、それが当たり前だとも思っていました。 ただ、出産してから体調を崩し、すぐに次の子を望むことができず、体力に自身の持てない私はそのうちに次の妊娠をあきらめてしまいました。
でも気持ちの何処かでもう一度、と思う自分がいて、その思いが強く確かなものになり何とか今年、妊娠することができました。
妊娠さえ出来れば無事出産できると当り前に思っていた私はすぐに息子に伝え、息子を喜ばせてしまいました。
バカとしか言いようがありません。その後、息子を悲しませ、自分も喜びの頂点から叩き落とされました。
妊娠、出産は奇跡の塊なんですね…
六週で成長をやめた赤ちゃんは十週まで私のお腹にいました。稽留流産です。
医師は自然におりてくるのを待とうとゆう判断でした。医師からはっきりと告げたれたのは九週だったので一週間弱、ダメだと告げられた赤ちゃんと過ごすことになりました。
妊娠を自覚した時よりもこの子を愛おしく思いました。
成長をやめたことに気付かず、まだ小さいからとろくにお腹に話しかけず、のんきに過ごした自分を責めました。
もう遅いとわかっていてもいっぱい話しかけました。
出血が始まり、行かないで‼ 戻ってきて‼ と泣き叫びました。
あれから半月ほど経ちました。医師に泣きながら貰ったエコー写真を写真立てに入れ、お水とお花、小さいぬいぐるみなど飾って話しかけています。
ここに書き込みをされている皆さんは、きっとお腹に赤ちゃんが来てくれた時点で、その子の母親になられたと思います。 まだ胎児とも言われない週数で亡くなったこの子も私の二人目の我が子です。
最後にmonkey magicの「アイシテル」という曲がサヨナラした赤ちゃんへの思いとリンクして私は涙がでます。ドラマの曲だったので知ってる方も多いかと思います。 (共感できない方がおられたらすみません…)
私は涙は我慢しなくていいと思っています。赤ちゃんのためにも、赤ちゃんの母親になりたかった自分のためにも…
そしていっぱい泣いた後、少しづつ立ち上がりたいと思っています。 |
No.1836 - 2012/10/05(Fri) 22:42:43
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