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1. チームの全体的な成績
勝敗成績: 142試合で55勝87敗、勝率.387で最下位に位置しており、優勝チームからは27ゲーム差がついています。総得点が476点、総失点が601点と、得点力が不足している一方で失点が多い点が目立ちます。攻守両面での強化が必要です。
2. 攻撃面の分析
打率: チーム打率は.240とリーグ全体で低い部類に入ります。シーズン中盤から後半にかけて、特に打線のつながりに欠けていた印象です。
長打力: チーム全体での本塁打数が79本と他チームに比べて少なく、長打力が不足しています。ホームランや長打で得点を一気に伸ばす場面が少なかったため、接戦に持ち込むことが難しかったようです。
得点力: 得点力に関しても、476得点はリーグで最も低く、打者の成績からも得点機会を活かしきれていないことがうかがえます。特にクリーンナップに打率や長打率が高い打者が少なく、ランナーを返す役割の選手に強化が必要です。
出塁率: 出塁率が高い選手もいるものの、全体的に打率が低いため得点に結びつく場面が少なかったです。特にクリーンナップに期待された早崎や渡部などが打率を伸ばせなかったことが痛手となりました。
3. 守備・投手陣の分析
チーム防御率: チーム全体の防御率は4.08と高めで、失点が多いことが今シーズンの課題の一つです。打撃力が低いため、投手陣の奮闘が求められましたが、思うように失点を防ぐことができませんでした。
先発投手: チームのエースとして青江と苅田が存在感を示しましたが、それ以外の先発投手に安定感が欠けていました。特に白石や柏戸が防御率5点台と打ち込まれる試合が多く、チームの勝率を押し下げる要因となっています。エース以外の先発陣に課題が多く、先発投手の補強が今後の焦点となります。
リリーフ投手: リリーフ陣では防御率3点台の選手が多く、悪くはないものの、勝ち星を得る機会が少なかったです。特に碓井や霧島など、防御率は安定しているものの勝利に貢献できなかった点が課題です。抑え投手やセットアッパーとして試合を締める力を持つ投手の育成・補強が必要です。
4. 戦評と今後の課題
今シーズンのしばたチームは攻撃面でのつながりの欠如と、先発投手陣の不安定さが目立ちました。特に打撃陣では、ホームランや長打で試合の流れを引き寄せる選手の不足が得点力の低さにつながっています。クリーンナップや中軸を任せられる打者の補強、または現有戦力のレベルアップが急務です。
守備・投手面では、エース級の投手はいるものの、その他の先発投手の安定感に欠けるため、ローテーション全体の強化が必要です。特に防御率5点台の投手が多いため、先発投手の再編が求められます。リリーフ陣は一定の安定感を見せているものの、試合を決める終盤での勝利に結びつけられなかったことが課題です。
5. 補強ポイント
打撃陣の強化: 長打力と得点力のある中軸打者の補強が急務です。特にクリーンナップを務める選手の強化や、出塁率の高い選手の前に強打者を配置することで得点力を向上させる必要があります。
先発投手の補強: エース以外の先発陣に安定感のある投手を追加し、ローテーションの厚みを増すことが必要です。防御率の改善と先発投手の強化がチームの勝率向上につながります。
リリーフ陣の強化: 特にクローザーやセットアッパーとして試合を締める力を持つ投手の育成・補強が必要です。終盤での失点を防ぎ、勝利に直結するリリーフ投手陣の整備が求められます。
総じて、攻撃と守備のバランスを取るために戦力の再編成が求められます。これにより、来シーズンのしばたチームの戦いぶりが大きく向上する可能性があります。
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No.75 2024/10/07(Mon) 14:01:24
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