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宇宙刑事ギャバンの挿入歌に「スペースポリス・ギャバン」という歌詞があります。「宇宙警察」ですね。また90年代に出たシャリバンとシャイダーのLDボックスには「スペースコップ」とあります。「宇宙警官」ですね。 で、00年代初頭に出たDVDなどでは「スペースシェリフ」(宇宙保安官)と書かれており、以後この英訳が定着しております。まあこれが一番適当でしょうね。犯罪者を個人の権限で処刑までできますから。 タイトルと裏腹に警察や刑事っぽいことをあんまりしないギャバン達ですが、プロデューサー曰く「本当はタイトルに刑事なんて付けたくない。権力傘に着てるみたいで嫌だから。でもタイトルに刑事って付けると、視聴率が上がるんですよ」だそうで。 そういえばシャイダーは「僕は宇宙刑事です」と名乗るシーンがありましたけど、銀河警察の身分証明書みたいなのって一回も出てきてませんよね。
さてギャバン放送当時、講談社の児童誌「テレビマガジン」に、別冊付録の「銀河警察手帳」という紙の手帳が付属したそうです。 1ページ目が身分証明書っぽいデザインになっていて、コードネーム・居住区・所属・コールナンバー(名前・住所・学校や学年・電話番号)を記入する欄がありまして、「この手帳を持つ者は、銀河連邦警察の特別メンバーの資格があることを証明する。コム長官」なんて書かれてました。手帳の中にはコンバットスーツやドルギランなどの図解・機能紹介などが載っていたとか(どれも本誌の番組紹介記事の再録だそうですが)。
このほか徳間書店の児童誌「テレビランド」にも「宇宙警察手帳」という付録があったそうですが、こちらは質素と言うか本物の警察手帳っぽい渋いデザイン。画像は表紙しか見当たらないのですが、中身も見てみたいなあ。
今はどうか知りませんけど、昔の刑事ドラマなんかでは警察手帳を見せ付けるシーンが頻繁に出てきましたし、水戸黄門が印籠見せるシーンみたいでチビっ子たちは憧れたんでしょうな。 メタルヒーローの後輩たる89年の機動刑事ジバンも毎回怪人に電子警察手帳を見せ付けながら決め台詞を述べていましたが、これが当時の子供達にウケたそうです。元々メタルヒーローシリーズは人形や乗り物のオモチャが主力商品で、武器とかそういう「なりきり系玩具」はあんまり力を入れてなかったもので、この警察手帳も銃とかとセットにした廉価版のオモチャぐらいしか出てなかったのですが、手帳目当てにそのセットが売れまくってしまい、バンダイも急遽「DXポリス手帳」という名前で豪華版の新商品を世に出したほどです。
90年頃にも今は亡きケイブンシャからウルトラシリーズを一作ずつ扱った大百科が出ていましたが、セブンの大百科にもウルトラ警備隊の隊員証ってのが付いてました。 「この隊員証を持つ者を、ウルトラ警備隊少年特別隊員と認める。なおこの隊員証はウルトラホーク・ポインター・ハイドランジャーの操縦許可証も兼ねる。ウルトラ警備隊長キリヤマ」なんて書かれてました…少年に主力戦闘機なんか操縦許可しちゃっていいのか!?いや初代マンのホシノ君みたいなもんか…。
96年の激走戦隊カーレンジャーにも、途中から宇宙警察官の仲間が新登場したのですが、彼も電子警察手帳のようなアイテムを持ってました。折りたたんだ状態で怪人に見せ付け、展開すると銃になり、更に伸ばすと警棒にもなるというスグレモノ。なおオモチャの警察手帳モードは音を5秒間だけ録音できる機能が付いてました。
そして2006年。プレステ2で「宇宙刑事魂」というゲームが出たのですが、予約特典として「宇宙刑事手帳」なる小冊子がもらえました。 前述のテレビマガジンの銀河警察手帳を元に、ギャバン〜シャイダーの放送当時に本誌に載った紹介記事を抜粋・再構成したもので、最後のページはシャイダー最終回特番の3人揃って変身した写真で締められていました。 「地球を守り抜いた3人の刑事たちは、宇宙最強のヒーローとして、皆の心に残るだろう」。 …まあ肝心のゲームはとんでもないクソゲーでしたけどね…20年経っても許せんぞ。
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No.656 2026/01/11(Sun) 20:52:34
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