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御来房の皆様、こんにちは。 毎月10日の担当、特撮房シルバータイタンです。
現在制作中の『何故に「キング」なのか?』を制作しつつ、今年令和7(2025)年を振り返っていますが、約四半世紀連載されていた『仮面ライダーSPIRITS』が終わり(すぐに続編が始まりましたが)、視聴はしていませんでしたが、戦隊シリーズの終わりを知り、色々と感慨深いものを感じています。 派生作品、ジャンルの分派、アプリの多様化の前に新旧すべてを追うのは困難、というか不可能ですが、だからこそ本当に良いものは見逃したくない一方で、世に認められない作の中にも良いものは見逃したくないと思っています。
さて、少し話は逸れますが、毎年12月となると、冬の風物詩的に注目されるものに『忠臣蔵』があります。 日本文化及び日本人の間で根強い人気を持ち続ける一方で、昨今では復讐の正統性や、四十七士以外の者達への不当な風当たりが疑問視される声もありますが、仇討ちを尊ぶ傾向のある日本に在って根強い人気はまだまだ持続すると見ています。
過去作で「復讐を捨てるとき」を作ったこともあり、ヒーローが復讐の為に戦う事への例示・疑問・負の感情を乗り越える術を論述しましたが、シルバータイタン自身、復讐心を捨て切れない人間で過去に危害を加えられた相手は今でも報復したくなる時がありますし、身内の命を奪われることがあれば間違いなく仇討ち、それが叶わないなら法による極刑を望む人間で、なかなかに難しいものを抱えています。
今、現在、世界にあっても対立が絶えず、悲しいことに80年以上前の戦争に対しても恨みつらみ、中には報復感情を引き摺っている人が散見される一方で、その感情に同情する気持ちがあるのも間違いありません。
これ以上は暗く、長くなるので割愛しますが、現状の対立や感情や利害が実際の戦闘や殺害を産まないことを祈りばかりです。 報復感情は好ましからざるものでありつつ、自然な感情だと思っていますし、不当に人の命を奪ったものは自身も奪われるべきだと思っています。 それ故に新たな犯罪・戦争が起きることで、新たな報復感情が生まれること、所謂、「負の連鎖」は何としても避けて欲しいと思う次第です。
ではまた来月(来年)。
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No.639 2025/12/12(Fri) 13:24:54
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