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御来房の皆様、こんにちは。 毎月10日の担当、特撮房シルバータイタンです。
現在制作中の、『「○太郎」の名を考える』は停滞気味で、改めて昭和ライダーに比して、平成ライダーに関する記憶・考察共に不足していることを痛感しています(苦笑)。
今回話題にするのは、仮面ライダーアマゾンの本名について。 今月の『月刊マガジン』の「新仮面ライダーSPIRITS」にて、立花藤兵衛がアマゾンの本名である「山本大介」の名を出していましたが、藤兵衛さんはいつ、アマゾンの本名が「山本大介」であることを知ったのでしょうか?
「山本大介」の名は、長い仮面ライダーの歴史にあっても数える程しか前面に出ていません。 『仮面ライダーアマゾン』本編ではナレーションが初期に数回名前を出しただけで、OPクレジットもずっと、「アマゾン/仮面ライダーアマゾン 岡崎徹」と表示していました。 次作である『仮面ライダーストロンガー』では第36話、最終話のOPにて「山本大介/仮面ライダーアマゾン 岡崎徹」と記載されていましたが、作中にて「山本大介」の名は出ず、藤兵衛も一貫して彼のことを「アマゾン」と呼んでいました(まあ、「大介」と呼んだら、「丈二」以上に嫌ですが(苦笑))。
そして特番『10号誕生 仮面ライダー全員集合』にて、風見志郎がビデオテープでもって村雨良に歴代ライダーを紹介する際に、「山本大介」の名を口にしたのが、作中人物がその名前を口にした最初なのですが、当然、風見がどのようにしてアマゾンの本名を知ったのかは今でも謎です(笑)。
そして、唯一TV放映作品とならなかった仮面ライダーZXをリメイクし、正式なストーリーに等しく見られている『仮面ライダーSPIRITS』及び、『新仮面ライダーSPIRITS』で、「山本大介」の名が出た訳ですが、藤兵衛さんが何時、何処で、どのようにして知ったかは謎です。
ここからは推測に過ぎないのですが、普通に考えるなら、旧知であった高坂教授の遺品から知ったと見るべきでしょうか? 『アマゾン』の第1話にて高坂教授はアマゾンを見て、「アマゾンで死んだ山本君にそっくり」と云っており、バゴーからジャングラーの設計図を初め、様々な情報を得ていたことから、作中分かる限り、最もアマゾンの父親=山本教授に近い人物と云える。 実際、親友だったことは作中でも明言されており、「大介」の名こそ口にしなかったが、「山本君」と云う発言はりつ子も聞いている。 となると、「大介」の名を知っている可能性も充分あり得るし、一人息子を儲けた際に山本教授がそのことを高坂教授に書簡で知らせていれば、「大介」の名が遺品の中に残された可能性も考えられる。
藤兵衛がジャングラーの設計図を高坂教授から受け継いでいたことを鑑みると、教授の遺品をある程度は手にすることが可能(←恐らく岡村姉弟も反対しないだろうし)で、何処かのタイミングで「大介」の名を知った…………………………と考える訳ですが、閲覧者の皆々様は如何お考えでしょうか?
ではまた来月。
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No.513 2025/06/14(Sat) 16:11:58
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