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御来房の皆様、おはようございます。 毎月10日の担当特撮房シルバータイタンです。
今月上旬に『「◯太郎」の名を考える』をコンプリートし、新作『何故「キング」なのか?』のアップを始めました。 閲覧者の方からのリクエストを受けての作で、テーマに対して対象者が多いので、コンプリートには時間が掛かると思われますので、気長にお付き合い頂ければ幸いです。
さて、今日の話題は特撮とは少しズレるのですが、東映チャネルで見た26年前のドラマについて。 ドラマは『京都始末屋事件ファイル』というもので、全10話にて、道場主が最も敬愛する大黒摩季さんが主題歌を担ったことで試聴したものが、東映チャンネルで再放送されたのを懐かしくて全話見ました。
内容は勧善懲悪もので、タイトル通り京都を舞台に、寺の住職とその仲間が絵馬に託された願いに対し、「始末」という名の罰を下すもので、主に悪事を世間に対して赤裸々にする形での報復を為します。 ちなみに特撮俳優としては倉田てつを味と春田純一氏が悪役として客演していました(笑)。
ストーリーのコンセプトはシルバータイタンの気にいるもので、結末も概ねハッピーエンドだったのですが、一部気にいらなかったのは、警察が余りにも動かなさ過ぎたことでした。 そりゃまあ、最終的には悪人を逮捕しますし、端から動いたら始末屋の出番が無いことは分かりますし、民事不介入で刑事事件相当の実害が生じない内は動けないのも分かるのですが、とある話では産業廃棄物処理場の反対運動を先導していた会社員が殺人未遂(意識不明の重体となり、作中意識は取り戻しませんでした)に遭う前に、数々の嫌がらせを受け、脅迫電話に加え、洗濯物をペンギキで汚されて切り裂かれ、自家用車もペンキで悪口雑言書き込まれていたのですが、作中の京都府警は、「この程度では警察は動けません。」と云い、反対活動を辞めるよう促す始末でした。
いくら民事不介入でも、殺害を含む脅し、洗濯物や自家用車に対する器物損壊は立派に刑事事件で、現実に則するなら、警察が動かないとは思えず、「いくら始末屋の出番を呼ぶ為とはいえ、これは酷い……。」と思わずにはいられず、こういう展開が時として、現実の警察に対しても、「この程度じゃ動いてくれない。」と偏見を抱かせる一因になってはいないでしょうか?
昭和時代な比べれば、仮面ライダーシリーズでも警察が積極的に事件に取り組むようになりました。主人公がいる以上、警察の出番が減るのもある程度はやむを得ないとは思うのですが、現実への信頼を損ね金ない描写は慎んで欲しいとは思った次第です。
ではまた来月。
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No.599 2025/10/27(Mon) 07:45:01
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