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かつて京本政樹氏がプロデュースしていた「京本セレクション」という大型フィギュアシリーズがありました。 91年から始まってウルトラとライダーのヒーローを次々と発売してまして、当時現役のウルトラヒーローであり京本氏自身も大きく関わったグレートと、初代マン・セブンという定番の2人をラインナップしました。 そして4番目に出たのはタロウなのですが、パッケージ裏になかなか興味深いコメントが載ってましたよ。
セブンの次は誰を出すべきかと商品アンケートを見てみたら、タロウが多かった。 しかし京本氏は放送当時中学生で、特撮自体から遠ざかっていたこともあり、タロウを見たことがなかった。 また「怪獣の頭で餅つきをする」といった話を聞いて、今までのウルトラマンのイメージと違うと敬遠していたのだとか。 しかしあんまり希望が多いのでビデオを見てみたら、独自の魅力に気付かされたのだそうです。
「ウルトラマンタロウとは『ウルトラマン太郎』だ。桃太郎や金太郎のように、ウルトラの御伽噺なのだ」 「主演の篠田氏の人柄の良さが伝わってくる」 「デザインはセブンを元に、初代マンのカラータイマー、新マン譲りのブレスレット、そしてウルトラの父の角。4大ヒーローのデザインの良いとこどりだ」 …だそうで。
00年代にティガのファンだった小学生が重傷を負って病院に担ぎ込まれ、医者に放置されたままお亡くなりになるという痛ましい事件が起きたことがあるのですが、京本氏はその少し前にドラマで「患者である主婦をほったらかしにしてしなせてしまう医者」というのを演じたことがあり、他人事とは思えないと言って京本セレクションのティガを持って焼香に行った…というエピソードもありました。
まあシャイダーのお兄さんが後に暴露したことに拠れば、「グレート」当時に懇意にしていた円谷社長と視察だとか言ってオーストラリアを大名旅行してたそうですけど。
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No.503 2025/06/07(Sat) 20:33:31
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