>現在貴社のD.Cube2EXとLVパネル1200×2を使っております。 >スピーカー:LinnのAkurate242の低域がやや痩せていることから、ギャラリーバッソを検討しています。
■バッソには、ウーファー位置に浮き上がってしまいがちな低音楽器を床に着地させて音楽に安定感をもたらし、その上に積み上がるように中音楽器・高音楽器を定位させて音場を立体的に構成して全帯域の楽器の分解能を上げる、つまり低音楽器も良く聞こえる音場を作る効果があります。
ただし上記の効果は高音域(シンバルなど)を上方に引き上げる操作と合わせて実行しないと効率が悪いので、シンバルを引き上げる効果が顕著な1800または1500サイズのスピーカーパネルと組み合わせて使用してください。
1200サイズのスピーカーパネルは奥行き方向の立体感・楽器の佇まいを再現する効果がありますが、高さ方向の立体感は期待できません。
>これはSVUパネルの60cm1枚あるいは30cm2枚を床に置くのとはどのような違いがあるのでしょうか?随分と価格が違うので構造の違い、効果の違いについて教えて頂ければありがたく存じます。
■スピーカーパネルが1500または1800サイズであれば、バッソを追加していただくことで低音楽器が床に着地して音楽の安定感と低音楽器の存在感が増し、その上に中音楽器、更にその上に高音楽器や天井方向に漂う高音域の余韻が乗って安定感と奥行きと高さのある3次元のサウンドステージが再現されます。
バッソに代えてSVUパネルを置くと低音楽器を着地させる効果は似たようなものですが、高音域の余韻を引き寄せる効果も合わせ持っているため、上方に定位して欲しい高音楽器や高音域の余韻が床に引き寄せられて上下方向の立体感が狭くなります。つまり楽器の解像度が若干低下します。
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No.595 2010/06/24(Thu) 02:01:06
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