掲示板
何でもお気軽に書いていってくださいね。

(No Subject) 投稿者:やすし [MAIL] 引用

こんばんわ、初めまして。
先日Sv1500を購入させて頂き、大変満足しております。実は私の家にはSPの間に大型TVがあるのですが、その高さが130センチ程なのです。そこでホームページを参考に、SPとTVの間にパネルを2枚置きたいと考えております。
そこで質問なのですが、この場合パネルの高さは
A:TVと同等、又はそれ以上
B:スピーカーの高さにあわせる
のどちらにすべきなんでしょう?この悩みで購入に踏み切れず、困っています。お暇があればお返事を貰えると嬉しいです。それでは、失礼します。

No.568 2009/12/10(Thu) 22:31:29

 
Re: SVパネルの背丈 投稿者:k.murata 引用

パネルの背丈は次の二つの条件の組み合わせで決まります。

1.スピーカーパネルとセンターパネルの背丈を違える。(背丈を違えた方が、高さ方向の立体感が明確になり、楽器の佇まいも向上します。)

2.12畳程度以下の部屋の場合、センターパネルは120cm(座面が低い椅子)または130cm(座面が高い椅子)とする。

 広い部屋でSPとリスナーの距離が十分取れればセンターパネルを150〜180cmにしてもかまいません。この場合SPパネルは120cmです。



-----------------------------
●二つの条件を合わせると、
SPパネル:150〜180cm
CTパネル:120〜130cm
が標準的な組み合わせになります。

 スコーカーの高さと、センターパネルのTopの中間の高さにVocalの口元が定位します。

> A:TVと同等、又はそれ以上
> B:スピーカーの高さにあわせる


●CTパネルの最適背丈は<A・B>の条件とは無関係です。椅子の座面の高さに合わせて、120または130cmを選んでください。

No.569 2009/12/11(Fri) 01:49:58

 
Re: ありがとうございます! 投稿者:やすし [MAIL] 引用

TVに定位が張り付く事を恐れてパネルを高くすることばかりを考えていました。SPを手前に引けば解決しそうな物ですが距離と見た目の影響で妥協しまして・・贅沢ですね。
とういうわけで村田様の仰る通り120センチあたりを購入させて頂きます!
CTパネルをSP〜TV間を遮るように各一枚づつ配置すればよろしいのですよね?その他の補足があれば、何卒ご教授願います。

No.570 2009/12/11(Fri) 11:53:34


石井式ルームが 投稿者:NAKA [MAIL] 引用

こんにちは栃木のNです。
石井式ルーム(私の設計?)で4年目ですが今ひとつ響き広がりが不満でした、今回村田様のH・Pとお話をお聞きし目からウロコ。早速LV1800を購入、以前からのQRDと組合わせてセッテングしました俄然サウンドステージが部屋の外まで広がった気がします。これで名演奏が毎晩楽しめそうです。お世話になりました。

No.567 2009/07/30(Thu) 16:59:18


勉強になりました 投稿者:だい [MAIL] 引用

どうも富山のAです。
先日はアドバイスと貴重な話をしていただいて有り難うございます。
真田の自然の素晴らしさには地方暮らしの自分でも感動しました。
既存の部屋でアドバイスをもとにルームチューンの勉強をしつつ、将来のオーディオルーム建設(何年後になるのか!?)の為に経験を積みたいと思います。
デモルームと部屋のキットの完成をとても楽しみにしています。

それではデモルームが完成いたしましたらまた馳せ参じたいと思います。

No.565 2009/06/03(Wed) 23:54:20


天井の改装? 投稿者:たくみ@深川 [MAIL] 引用

おはようございます。東京のNです。
お久しぶりです。

下の総合サムネイルの部屋ですが、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-54.htm
この度母(建築士)が、天井の形状に違和感があるので、天井を通常通り(平面天井)に改装しようとしているのですが、音響的にはどうなのでしょうか?今のままの方が良いのでしょうか?
アドバイスいただければ幸いです。

No.562 2009/05/29(Fri) 07:07:41

 
Re: 天井の改装? 投稿者:k.murta 引用

オーディオルームの完成度を左右する要素が6種類あります。
--------------------------
■悪玉パラメータ■
  1.定在波
  2.フラッターエコー
  3.壁振動
  4.反射率の断層
■善玉パラメータ■
  5.初期反射音
  6.残響音
--------------------------
 そして善玉の効果を発揮させるためには、悪玉を可能な限り排除する必要があります。

●悪玉にも序列があって、最悪が壁振動、ブーミングの原因です。壁振動があるかぎり、壁振動と無関係な対策をいくら施しても、音が変わるだけで改善の役にはたたず、焼け石に水のドブにカネを捨てるような効果しか得られません。

●壁振動を排除するとフラッターが頭角を現し(壁振動により覆い隠されていたものが聞こえるようになる)、音の透明度の低下、癇に障る刺激音、音場が狭くモノーラル的な定位、などがフラッターによるものであることが認識出来るようになります。

 以上二つが典型的な悪玉で、定在波と反射率の断層は上記二つに比べればおまけのようなもので、善玉パラメータと組み合わせてうまく使いこなせば再生音の障害にはなりません。

 使いこなしの説明は非常に困難で、部屋によりケースバイケースですから、個別のルームチューン事例から読み取ってください。

 最近の事例ではSPキャビネットとGallery-bassoの間に置くタオル〜バスタオル程度の吸音材が典型例で、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-122.htm

 この幅の床から壁・天井のグルリの枠内は吸音材を置くことで音の解像度か上がる確率が高いエリアです。つまり反射率の断層は少量をうまく使いこなすと善玉的な働きもあります。増やし過ぎると不快な圧迫感の原因になるので注意が必要です。

●定在波はオーディオハウス・キットの設計にあたり徹底的にシミュレーションしてみましたが、シミュレーションに於ける音源位置、リスナー位置を移動すると結果がどんどん変わってしまいます。

 SPの種類や大きさが変われば設置ポイントも変わるし、リスナー位置だってピンポイントではないのですから、最適な定在波を得るための設計など不可能との結論に達しました。しかし下記は有効な共通項です。

 壁際にリスニングポイントを設定すると総じて伝送特性の凸凹が小さくなり、低音域が豊かになる(定在波による低音域はリスナーを包み込む包容力のある低音で、ブーミーとは無関係な音楽再生上では好ましい音)。

 従ってリスニングポイントを壁際に設定すれば、伝送特性がフラットで低音感豊かなリスニングルームになる。

1.横長配置(必然的にリスニングポイントは壁際になる)

2.縦長配置では、音の良いエリアが一点だけになる設計を避け、部屋中がリスニングエリアになる音場を作る。--> SV1800spを設置する。

 その上で、通常のリスニングポイントをオーディオ的な爽快感が得られる音にルームチューンで追い込み、後ろの壁際にもリスニングベンチを置く。
 その日の気分に合わせてリスニング位置を移動する。

●●さてご質問いただいた天井の形状ですが、質の悪さで定評のあるフラッターエコーの発生と密接な関連があります。

 現状は切妻天井で、部屋のセンターライン付近だけにフラッターエコーが発生します。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-54-sub.htm

 フラットな天井では部屋中にフラッターエコーが発生する可能性があり、現状の音をキープするには床にJoserを置くなどの方法と、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-50.htm

スカラホールを組み合わせての対応が必要になります。

 作り直すなら、傾斜天井または鋸刃形状をお勧めします。

 

No.563 2009/05/30(Sat) 13:33:07

 
Re: 天井の改装? 投稿者:たくみ@深川 [MAIL] 引用

丁寧なご回答ありがとうございました。
音響的には今の天井を作り直さない方が良いということですね。
横長配置も検討してみます。

No.564 2009/06/03(Wed) 15:45:08


「部屋のキット」 投稿者:EVA [HOME] 引用

おはようございます。静岡のNです。ご無沙汰しています。
いよいよ発売近しですか。
常識を破る低価格と高品質が実現すれば多くのオーディオマニアにとって福音となることでしょうね。
ベースが決まればその後の発展性も全く違うものになるので音楽を楽しむ為にその前段階で悩んでいたことから解放されるのは本当に大きな意味があります。
又村田さんのデモルームの完成を待ち望んでいます。早く試聴出来る日が来ることを願っています。

No.559 2009/03/17(Tue) 07:54:26

 
Re: 「部屋のキット」 投稿者:村田研治 引用

オーディオハウスのたわみ強度をギャランティーするためのアウターパネルと、室内の音質をギャランティーするためのインナーパネルの試作を開始しました。

4月末までにパネル構造を決定し、5月建物の詳細設計。6月建築開始。7月完成の予定です。

1820x910mmのインナーパネルは取り付け位置により要求性能が若干異なることが分かっています。1種類でそれらを網羅出来るのか?、2種類必要になるのか、3種類になってしまうのか、などをモデルハウスの建築で徹底検証し、オーディオハウスキットを今年の夏に完成させる予定です。

インナーパネルなどの室内部材は、新築住宅内に設けるオーディオルームの壁材や既存の建物の改装材としても使える構造とします。

建築現場には
●ライブカメラを設置してインターネット配信します。
●建築現場を公開します。東京(大泉インター)から2時間程度です。

No.560 2009/04/07(Tue) 10:57:53

 
Re: 「部屋のキット」 投稿者:EVA [HOME] 引用

本当にいよいよになって来ましたね。
7月の建物完成まではあっと言う間ですね。
皆さん、多くの方がこの掲示板をご覧になっていると思いますので改めて紹介することもないと思いましたが、私のブログを見て下さっている方にも知って頂くと少しはお役に立てるかなと思いましたので勝手ながら4/9付けのブログの後半部分に入れて紹介させて頂きました。
ご了承下さい。

No.561 2009/04/08(Wed) 16:19:42


「部屋のキット」 投稿者:103 岡山 引用

こんばんはー

AUDIO BASIC 2009年春号 vol.50に 「部屋のキット」 を発売予定と書かれていましたが詳細を教えていただけますでしょうか?

よろしくお願いします。

No.555 2009/03/11(Wed) 01:32:28

 
Re: 「部屋のキット」 投稿者:村田研治 引用

 プラン第1号の<室内>形状は下記写真が原型です。
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/otoFrontPhoL.html

 建物の<外形>は長方形とし、フロントのブロックは壁裏に収納されます。
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/DoubleWall03.html

 上記にユーティリティールームを組み合わせた案で図面化が進行しており、第一案が来週まとまります。24畳〜12畳を用意しますが、第一案は24畳です。近日中に弊社サイトに情報開示します。

 キットはユーティリティールーム有り、無しの二案になります。無しの案は自作可能なキットにする(建築確認申請、土台、棟上げ、屋根はプロに頼んだ方が良いでしょう)予定ですが、二重壁案は構造が複雑になる嫌いがあり、一重壁案(otoさんのオーディオルーム)
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/AudioRoomDesign01.html
を加えた三案構成になるかもしれません。

 オーディオルームキットは四者(デザイナー、建築設計士、材木商、サーロジック)の合同企画で、各社が得意分野を担当するので常識を破る低価格と高品質が実現出来ると思います。ご期待ください。

 なお24畳のユーティリティールーム付きオーディオルーム/ホームシアターは、サーロジックのデモルームとして建築します。

●ライブカメラを設置します。
●建築現場を公開します。東京(大泉インター)から2時間程度です。
●6〜7月着工の予定です。

No.556 2009/03/12(Thu) 12:06:45

 
Re: 「部屋のキット」 投稿者:103 岡山 引用

村田様、こんにちは。

お忙しいところ、ご回答ありがとうございます。
得意分野の達人さんたちが集まって野心作の出来上がりですね!
この不況時に「常識を破る低価格と高品質」というのはとても魅力的な響きです。

建築現場の公開もぜひ、otoさんのHPのように経過をお願いします。
楽しみにしております!

No.558 2009/03/13(Fri) 15:37:01


奥行のあるサウンドステージは何から作られるのか? 投稿者:村田研治 引用

■個別メールで頂いたご質問ですが、固有名詞を省いて公開で回答いたします。

*********************************************************************

Q1:ステレオ誌や貴社hpで拝見するところ、尽きるところ、一次反射、残響音の長短、吸音より反射誘導あたりが音決めの本丸というのが貴社の商品理論と思われます。
躍動感、ジャズのライブ感は素人にも十分想像できますが、前後感、奥行きについては、今ひとつピンときません。

奥行きがあるということは会場(前後左右)が広く、反射に時間がかかる(環境である必要がある)のではないかと思われますが、spの直近背後のパネル配置では、音像へ傾き過ぎるのではないかと、想像しています。これはこれで好む方がたくさんいらっしゃると思いますが、私は
奥行きを、いや奥行きも必要と考えております。

*********************************************************************

A1:■背後壁面からの短いディレーの反射音にはサウンドステージの奥行きを作る能力がないとお考えのようですが、その通りです。実音(楽器の音)の反射が近距離から多量に加わると、ハース効果により、むしろ音像がにじんでフォーカスがボケてしまう結果になります。

 CDに納められた音楽ソースには、コンサートホールやライブハウスの響き、或いはエンジニアが意図的に加えたディレー付き残響音など、初期反射音に相当する長いディレーとそれに続く残響音が含まれています。
 
 ここから先は仮定の話ですが、音楽ソースに含まれる楽器の実音とその残響音が電気的に分離出来たとして、その量を自在にミックスできるものとします。
 
1.無響室に左右二つのスピーカーを置き楽器の音(ドライソース)を再生する。続いて残響音を徐々に加えてオリジナルのバランスを作る。

 音がどのように変化するのかと言うと、ドライソースが最もクリアな音で、残響音が増えるにつれて楽器のフォーカスがボケてつまらない音楽に変化します。

実音と初期反射音・残響音の発音場所が同一だから起こる現象で、吸音処理で作られるオーディオルームの究極の姿です。
 
2.無響室に左右二つのスピーカーを置き楽器の音(ドライソース)を再生する。ここまでは同じ条件です。その後ろ1m のところに残響音専用のスピーカーを追加し、残響音を徐々に加えてオリジナルのバランスを作る。

 今度はドライソースが最もつまらない音楽で、残響音を増やすにつれてサウンドステージの奥行きが深くなって音楽に躍動感が生まれます。

 残響音を楽器の実音の背後に配置することで、音楽ソースに含まれる初期反射音のディレーが有効に機能して全く異なる音場が出現します。
 
 楽器の実音は引き寄せず、間接音のみを反射パネルの表面に引き寄せる水平拡散パネルがサウンドステージに奥行きや高さを再現するメカニズムです。

 残響音のみを引き寄せる構造の理論まで開示することは出来ませんので、商品を入手してご体験ください。

*********************************************************************

Q2:他社や例えばステレオ誌の狭小部屋の改善等のノウハウでは、貴社とは反対に吸音主体で奥行き感を求めるところもあり、素人にはよくわかりません。
具体的には各部屋様々それぞれでしょうが、日本の洋室は石膏ボード下地にほとんどがクロス張りの四角い部屋が大半と思われます。

*********************************************************************

A2:■吸音主体の部屋の究極の姿が無響室で、再生音は前項でご説明した通りです。奥行きを深める効果は期待できませんが、吸音主体の中に紛れている反射体がたまたまうまく機能して、かろうじて奥行きを作る可能性があるだけです。

 吸音処理主体のルームチューニングは10年単位の膨大な日時を要することを皆さん薄々分かっていると思います。反射処理によるルームチューンであれば、10年が1日とか一週間とかの単位に縮まる事実からも、ユーザーに取ってのルームチューンは反射処理が有利と断言できます。

 未完成のページですが(近日中に大幅なレイアウトの変更と加筆があります)下記もご参照ください。
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/AudioRoomDesign01.html

 石膏ボードは安価で遮音効率が良いので大量に使用されています。しかしオーディオルームの表面材として使ってはならない材料です。

 とにかく音楽がつまらない音で鳴ってくれます。石膏ボードが振動してミッドバスのブーミーな輻射音を大量に垂れ流します。しかもスピーカーの背後に必要な一次反射音も吸音してしまうのですから踏んだり蹴ったりの材料です。この手の部屋にはLV&SVパネルが必需品です。

 蛇足ながら水平拡散パネルによるルームチューンはオーディオ機器の販売店の商売には一見不利なように見えるでしょう、しかしオーディオマニアの機器購入意欲はいくら良い音楽が手に入っても衰えることはありません。

 楽しく音楽を聴いてもらって、その上で更に上位の機器を購入してもらうのが本来の姿であり、エントリークラスの機器だってハイエンド機器に負けない音楽再生が出来る事を示すことがオーディオ愛好家の底辺を増やすコツであろうと思います。

 部屋の特性が正しければ、センスの良いオーディオ店が推薦するエントリークラスはハイエンドと同等の音楽再生能力を発揮します。音質の好みや音の透明度や優越感を要求したときにハイエンド機器が必要になるのです。

*********************************************************************

Q3:貴社は測定器を用い、客観的、物理的なアプローチを採用されていますが、この奥行きもはっきりとデータで確認することができるのでしょうか。

*********************************************************************

A3:■部屋自身の数ミリsec のディレーは音楽ソースに含まれるコンサートホールなどのディレーを有効に機能させるための触媒に過ぎません、反射壁はスピーカーの後ろでありさえすれば何処でも良いのです。

 とは言え、LVパネルやSVパネルが楽器の実音をその表面に引き寄せる力はゼロではなく、ソースに含まれる初期反射音や残響音を引き寄せる力に比べれば遙かに小さい、と言うだけですから、スピーカーとパネルの距離を離すことができれば奥行きを作る効果が強調されてパネルの設置数を減らすことが出来ます。

 但し、スピーカーとパネルの距離を離すことができる部屋は広い部屋であり、広い部屋のミッドバスを吸音するには壁面積に比例した吸音面積が必要で、ミッドバスの吸音量の確保が優先されて、パネルの設置数を -- LVパネルの基本セッティング -- 以下に減らせる可能性は低いと言えます。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop4.htm

LV&SVパネルのミッドバスの吸音量はパネルの数に単純比例します。部屋の中であれば何処に置いても同じ吸音量です。

 水平拡散パネルが作り出すディレータイムの大小とサウンドステージの奥行きの深さの間に、特別な比例関係が無い事は上記説明の通りです。従ってディレータイムと奥行きの関係を表す数式も存在しません。

No.557 2009/03/12(Thu) 17:25:05


簾について 投稿者:SIB [MAIL] 引用

こんにちは。
HPを楽しく参考にさせてもらっています。

現在SP〜リスニングポイント間に窓があり、アルミブラインドのためカーテン(綿)を掛けています。

ただ、素材が綿のため高域を吸いすぎている感があり、やめたいのですが代わるものが中々無いため今回質問させていただきました。

HPで言われている簾が良いように言っていますが、木製ブラインドはダメなのでしょうか?

木製ブラインドが良くないようなら、簾(竹製)ロールスクリーンを探してみたいと思います(インテリア的にマッチするのが困難ですが・・・)

当然、アルミブラインドはダメですよね?

以上宜しくお願いします。

No.551 2009/01/14(Wed) 22:10:52

 
Re: 簾について 投稿者:mur 引用

 選択のポイントは、堅い・重い・振動しない、の3点ですが、ご呈示頂いた3点はどれも一長一短で、しいて順番をつければ、竹○・木○・アルミxです。

 竹は皮の付いたなるべく太いもの。木は堅いもの。との条件がつきますが、堅い木のブラインドは無いと思いますので、竹が無難です。

 根本的に改善するのであれば、二重サッシ形状にして、内サッシを木の引き戸にします。開ければ1/2採光が取れます。

 マンションの部屋を改造したオーディオルームが2月中旬完成で、HPでご紹介する予定(オーナーの了解が得られれば)ですが、既存サッシの内側に木の引き戸が入ります。

No.553 2009/01/15(Thu) 10:46:11

 
Re: 簾について 投稿者:SIB [MAIL] 引用

こんにちは。
有難うございました。
インテリアと音質をマッチするのは難しいですね。
HPを参考にしながら頑張りたいと思います。


>  選択のポイントは、堅い・重い・振動しない、の3点ですが、ご呈示頂いた3点はどれも一長一短で、しいて順番をつければ、竹○・木○・アルミxです。
>
>  竹は皮の付いたなるべく太いもの。木は堅いもの。との条件がつきますが、堅い木のブラインドは無いと思いますので、竹が無難です。
>
>  根本的に改善するのであれば、二重サッシ形状にして、内サッシを木の引き戸にします。開ければ1/2採光が取れます。
>
>  マンションの部屋を改造したオーディオルームが2月中旬完成で、HPでご紹介する予定(オーナーの了解が得られれば)ですが、既存サッシの内側に木の引き戸が入ります。

No.554 2009/01/16(Fri) 20:38:18


(No Subject) 投稿者:だい 引用

毎度の事ながらいつも楽しくルームチューンの勉強させてもらっています。
少し気になる事があったので質問させていただきます。
ケースバイケースではあると思いますが、壁・床・天井に貼るバーチ合板やラーチ合板についてですが、Gallery-waveのようにスベスベした面を表面にした方が良いのか、Gallery Pyramid/Joserのように切断面の縞々模様の面を表面にした方が良いのか気になります。
それとotoさんが最近壁だけでなくLVパネルなどにもウレタン塗装をされていますが、オイルステン塗装よりもより高い高音の反射を狙っての事だと考えてよろしいでしょうか?

No.547 2008/12/21(Sun) 21:25:09

 
Re: 投稿者:mur 引用

■■ルームチューン■■
 再生音楽の表現力がライブステージと異なるのは何故か? この疑問をとことん突き詰める執念がルームチューンの入り口です。
 
 オーディオシステムでライブステージの佇まいを再現する最も簡単な方法は、音を四方八方に振りまく球面波SPの採用です。 
 
 楽器と同じように、リアにもフロントと同じ音が送り出されるため、背後に反射性の壁があれば生演奏の佇まいを再現することができます。しかしリスナーに向かって音が飛んでくる肉迫感が足りないため、真打ちにはなれない形式のSPです。
 
■■サウンドステージ■■
 海岸に打ち寄せる波が石垣の内側に回り込むように、音波にも障害物を迂回して球面波を作る性質があります。低音域だけですが、コンベンショナル型SPの音も球面波になって、後に固い壁があればサウンドステージを作ります。  
 
 高音域はSPキャビネットのサイズに比べて音の波長が短いため(10kHzで3.4cm)、音の迂回(回析現象)が起こりずらく、サウンドステージの生成に必要な量の高音域の反射音が得られなくてサウンドステージが生成されません。
 
■■LVパネル■■ 
 現代SPはキャビネットのコーナーを丸くしたり、スコーカーやツィーターにドームを採用するなどして背後に回り込む高音域を増やす工夫をしていますから、少ないとは言いながら旧型のSPに比べればより多くの高音域が背後に回り込んでいます。  
 
 SPの後に漏れてくる高音域を増幅して跳ね返す仕組みが作れたなら、音を前に押し出すコンベンショナル型SPのタイトな音に、球面波SPの得意技であるボーカルの佇まいが明確な、唄に込められた思いが涌き上がるような奥行きのあるサウンドステージを付加することが出来るのではないか・・・? との推測が成り立ちます。

 この推測を具体化したメカニズムが、中高音域を水平拡散する初代LVパネルのリブ構造で、拡散のみでは目的が達成できなかったため、残響音をパネル表面に引き寄せる特性(凸凹)、ミッドバスを吸音する特性(裏板・フェルト・ステンレス)・・・などを加えてリスニングルームの音場をコントロールする5つのパラメータの凡てを制御する製品群として、LV,SV,Gallery のシリーズが完成しました。
 
■■6つのルームパラメータ■■
 そしてotoさんのオーディオルームの新築から得たノウハウにより、以前から尻尾をつかんではいたものの、明確な証拠が得られずにパラメータに加えていなかった「反射率の断層」を悪玉パラメータに加えることができました。
 
 ルームパラメータが6つになって、オーディオルームで発生する怪奇現象の凡てが合理的に説明できるようになったので、もうこれ以上パラメータの追加は無かろうと思いますが、現時点で確定したルームパラメータは下記6種類です。

■悪玉パラメータ■
  1.定在波
  2.フラッターエコー
  3.壁振動
  4.反射率の断層

■善玉パラメータ■
  1.初期反射音
  2.残響音


■■反射率の断層■■
 さてご質問いただいた件は「反射率の断層」にかかわる内容です。
 
 商品化初期のLVパネルは鋸目の波状痕と節目の凸凹を残したままのリブを素材にしてパネルを作りました。リブパターンで中域〜8kHzを水平拡散し、波状痕や凸凹で高音域をランダム拡散させる仕組みです。
 
 その後の設置テストや無償ルームチューンの結果により、石膏ボードや壁紙仕上げの部屋に置く拡散パネルでは、波状痕や凸凹は不要のようだ・・。との結論になり、鉋仕上げの現在の姿の LV や StainVeiL パネルになりました。
 
 しかし高音域を全方位拡散させる仕組みが不要と言う訳ではありません(ルームチューニング徹底解明 / コンピュータ・シミュレーションが明らかにした拡散反射音の振る舞い参照)、
 
 http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
 
 高音域を吸音する特性の石膏ボードの面に隣り合わせて、高音域を拡散反射するパネルを置いてはいけない。境目から逆位相の音に類似する不快な雰囲気が発生してしまうことが分かったからです。

 不快な音の原因は反射音の周波数特性の急変(断層)によるものです。詳細は「実践・オーディオルームの設計施工」または「ルームチューニング徹底解明」に追記の予定です。
 
 この種の不快な音は気柱共鳴を利用した吸音トラップでも発生します。アナログやiir(デジタル)のグラフィックEQで伝送特性を補正しても発生します。

 不快な音の原因は、気柱共鳴では実音と共鳴音の無相関な位相のずれ。EQでは位相の周波数特性の急激な変化によるものです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

●Gallery-waveのようにスベスベした面を表面にした方が良いのか、Gallery Pyramid/Joserのように切断面の縞々模様の面を表面にした方が良いのか気になります。
■バーチ合板の硬さがあれば高音域の反射体になるであろう、と思っていましたが、otoさんの測定結果によると高音域吸音のようです。壁面には更に堅い銘木系を使うか、縞々模様の面を表面にした方が良さそうです。

●壁だけでなくLVパネルなどにもウレタン塗装をされていますが、オイルステン塗装よりもより高い高音の反射を狙っての事だと考えてよろしいでしょうか?
■4〜8kHzの反射音を増やす目的です。2月中旬に残響時間の測定を行います。
■隣り合う材質では、反射および吸音の周波数特性の傾向を合わせる必要があります。パネルを固めるときは、壁も固めてください。

年末の雑事でご返事が遅くなりました。申し訳ございません。

No.548 2009/01/01(Thu) 03:37:47

 
隣県富山より新年のあいさつ 投稿者:だい [MAIL] 引用

あけましておめでとうございます。
ご多忙の中、返事を下さり有難うございます。
自分の想像以上に丁寧かつ分かりやすくかつ多くの情報を返信していただいたので正直驚きました。
その中でも新しいパラメーター「反射率の断層」につきましては非常に興味深いです。
以前より1つの面において吸音と反射を隣り合わせにしてはいけないというのは勉強させていただいてましたが、それはフェルトやいわゆる吸音材などと松材やバーチ材の極端な吸音と反射の隣りあわせかと思っていましたが、それよりも高い帯域でも同じ事が言えるのですね。
自分はまずLVパネルをとりあえず充実させてから壁のチューニングに取り組もうと思っています。
まだまだ未熟者ですが、コツコツとやっていきたいと思います。

No.550 2009/01/04(Sun) 13:42:56


(No Subject) 投稿者:yokozeki [MAIL] 引用

昨日、リフォームの相談後、白石区の某氏宅に伺い、試聴させていただきました。音量を上げても全くうるさくならないこと、スピーカーが姿を消し楽器がホログラムのように浮かび上がることに感銘を受けました。

リフォームは大がかりになりそうです。懐具合が少し心配か・・・。今後何かとお世話になると思います。よろしくお願いします。

No.546 2008/12/07(Sun) 15:23:44

 
Re: 投稿者:mur 引用

2月中旬にotoさん宅の測定を行います。yokozekiさんの完成時期と重なると好都合ですね。

No.549 2009/01/01(Thu) 04:00:02

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