掲示板
何でもお気軽に書いていってくださいね。

ライブとデッド・吸音と拡散 投稿者:J.S.O.BACH 引用

すみません。
続けて質問させていただきます。
私、音響に関しては全くの素人で、例えば音響測定のグラフなどを見てもそれを理解することができません。
そのことを前提に質問させていただきますので、できるだけわかりやすく答えていただけるとありがたいです。

ルームチューニングにはいろいろなアイテムが使われますね。
どちらかといえば、定在波やフラッターエコーを止めるなど(それだけではないですが)、ライブな部屋をデッドな方向にもっていく製品が多いようです。
例えば、吸音材や吸音パネルを使うと、その空間はデッドな方向になりますよね。
また、音というのは何かにぶつかると反射する。
この程度の理屈は私にも分かるのですが、音響用語には、単なる「反射」だけでなく、「拡散」とか「散音」とか「乱反射」とかいう言葉もあり、私にはこれらの言葉の意味が明確に分かりません。
しかし、オーディオを趣味とするには、この言葉の意味がよく分かっていないと、関係者とコミュニケーションするのも難しいし、ルームチューニングをどう進めていいかも分かりません。
「拡散」「散音」「乱反射」これらの言葉の意味を分かりやすく説明していただけませんか。
また、これらの事象が起こったとき、その空間はライブな方向に向かうのか、デッドな方向に向かうのか。そういうことも併せて教えていただけるとありがたいです。
本当に稚拙な質問でお恥ずかしい限りですが、どうかよろしくお願いいたします。

J.S.O.BACH

No.509 2007/01/27(Sat) 20:40:06

 
Re: ライブとデッド・吸音と拡散 投稿者:murata [MAIL] 引用

>「拡散」「散音」「乱反射」これらの言葉の意味を分かりやすく説明していただけませんか。

■このHP上では「拡散」を更に分類して「水平拡散」、「垂直拡散」、「偏向拡散」と使い分けていますが、一般には反射音が入射角と無関係な方向に飛び散る現象を表す言葉として、「拡散」「散音」「乱反射」を使っているのだと思います。つまり総て同じ意味と解釈してかまいません。反射面に音がぶつかったあと、バラバラな方向に飛び散る、あるいは飛び散った音、と言う意味です。

水平拡散はサウンドステージの形成に寄与するなど、オーディオルームにプラスの効果を生みますが、垂直拡散、全方向拡散(布系の拡散体などがその例で、弊社製品であれば拡散スカラホール)は取り付け位置などの制約があり、使い方をよく吟味しないと、さして効果が得られないか、かえって音を悪くします。

音を拡散させても、同じ部屋の中に吸音材があれば吸音されてしまうため、ライブにはなりません。拡散=ライブではありませんが、LVパネルなどの水平拡散パネルをSPの背後に置くと、水平方向に拡散された初期反射音が増えるので、聴感ではライブ感を感じます。しかし残響時間は大して増えません。

下記ページを繰り返し読んでいただくと見当がつくと思います。ご参照ください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild.htm

No.511 2007/02/02(Fri) 12:25:34


スカラホールの取り付け位置 投稿者:J.S.O.BACH 引用

はじめまして。
J.S.O.BACHと申します。
よろしくお願いいたします。

スカラホールの取り付け位置について質問させていただきます。
「吸音スカラホールは左右スピーカーの手前あたりの天井に取り付ける。拡散スカラホールはリスニングポイントの左右の天井あたりに取り付ける。」
ということだそうですが、スピーカーを内振りにした場合、やはり、スピーカー(つまりはツイーター)の向いた方向の天井に取り付けるのが良いのでしょうか。
そうすると、スカラホールは結構サイズが大きいですから、内振りの角度が大きかったり、左右スピーカーの距離があまり広くない場合、左右のスカラホールがほとんどくっついた状態で取り付けなければならなくなってしまいます。
まして、拡散スカラホールになると、極端に言えば左右の2枚が重なった状態で取り付けるという、おかしな状況が起こってしまいますよね。
我が家は部屋の構造上、左右のスピーカーの距離が、ツイーターの位置ではかると130cmで、やや内振りにしています。
部屋の構造上、それ以上離すことができないのです。
そう考えると、スカラホールはスピーカーの振り方に関係なく単純にスピーカーの手前の天井に取り付けると解釈するのが、自然だと思うのですが、いかがでしょうか。
お返事ください。
よろしくお願いいたします。

J.S.O.BACH

No.508 2007/01/27(Sat) 18:18:02

 
Re: スカラホールの取り付け位置 投稿者:J.S.O.BACH 引用

すみません。
自己レスです。
スカラホールの取り扱い説明書のページを見たら、一目で解決しました。
大変失礼いたしました。

J.S.O.BACH

No.510 2007/01/27(Sat) 20:58:30


船底天井の部屋の低音の充実について 投稿者:kawa 引用

初めて投稿させていただきます。
現在,船底天井の部屋にオーディオセットを置いています。部屋の中央付近で聞いているのですが,部屋の隅と比べて低音が少ないので改善したいと考えていたところ,貴ホームページを見たところ,天井が悪いとの記載を見ましてなるほどと思っております。
 部屋を改造することはできませんので,設置物で改善できたらと思っています。
 スカラホールなど利用できそうな物があるのですがはっきりわからないので質問させてください。
 船底天井の部屋の低音の改善で,サーロジックの商品でお薦めの物はどれでしょうか。また,優先順位としてはどうなるでしょうか。よろしくお願いします。

No.505 2006/12/13(Wed) 11:20:06

 
Re: 船底天井の部屋の低音の充実について 投稿者:murata 引用

■無償ルームチューンの多数の測定データから、部屋の周辺に比べると真ん中のエリアでは低音の音圧が明らかに低い傾向が読み取れます。耳でも確かにそう感じます。そして船底天井/切妻天井ではその傾向が更に極端で、周辺は低音過多、中央の広いエリアで低音無し、と感じるほどの不具合を生じることがあります。

原因は定在波であろうと予測しています。このご返事を書くに当たって再度石井伸一郎さんの定在波理論を読み返してみました。無断リンク不可となっていますので、興味のある方は「石井伸一郎 松浦 正和」で検索してください。

石井さんの定在波理論を要約すると(間違っていたらご指摘ください)、壁際は低音の音圧が必ず高くなる。部屋の真ん中もそこそこ高くなるが、部屋寸法で決まる特定の周波数の音圧は壁際に匹敵するほど高くなる。

例えば6畳間の長辺を約3.4m(音速は340m)とすると、上記の特定の周波数は100Hzになります。100Hzの音圧が壁際に匹敵するほど高くなるわけです。200Hz(2波長)も同様です。

では50Hz(1/2波長)はどうなるのか、というと、部屋の真ん中で理論音圧はゼロになります。しかも100Hzのピークのエリアの4倍の面積にディップが生じると考えられます。

つまり人間の聴覚が問題にしている低音不足は1/2波長の基準振動モードで発生しているのです。

■物理現象として音圧がゼロなのだから、救いようがないのか?・・ そんなことはありません。東芝EMI本社の第三スタジオ(1981〜82年設計施工)を設計するに当たり、スタジオの1/10模型を作り物理特性を計りましたが、中音域のデータ以外殆んど設計の役には立ちませんでした。何故か?・・ と言うと、1/10模型では測定に使う周波数が10倍になります、

例えば50Hzのシミュレーションに500Hzを使います。木で作った模型がコンクリート相当になってしまいます。

例えば5kHzのシミュレーションには50kHzが必要です、木がグラスウール相当になってしまいます。

模型シミュレーションのデータは可能性を示すだけで実際のオーディオルームはシミュレーションのような恐ろしい特性にはなりません。また1/3octの半分以下の幅のピークディップは聴覚が平均化してしまい特性が示すほど深刻な影響はありません。

■ルームチューンのパラメータが5つあります。プラス、マイナスそれぞれに、影響力が大きい順に並べると下記のようになります。

<プラスのパラメータ>
1.初期反射音のエネルギーバランス(周波数特性)とその配置
2.残響時間

<マイナスのパラメータ>
1.天井・壁・床の振動
2.フラッターエコー
2.定在波

<初期反射音・振動>
木造であれば初期反射音の適材適所と振動の抑制だけで音の整理整頓と音楽の躍動感が得られます。ミッドバスのダブツキも減り体感低音が増えます。

RCであればミッドバスの吸音と初期反射音の適材適所が音の整理整頓と音楽の躍動感に直結します。ミッドバスが減ると体感低音が増えます。

<残響時間>
最適残響時間なるものが存在しますが、初期反射音の最適化で立体的なサウンドステージが確立できていることを前提に成立します。未確立のオーディオルームで最適残響時間を満たしてしまうと風呂場の音になってしまいます。

<フラッターエコー>
フラッターエコーが有っても初期反射音の強調でそこそこ悪さが回避でき、音楽の躍動感を得ることができます。しかしここで満足してはいけません、フラッターを消去すると音楽の透明度や余韻の美しさが格段に向上し、オーケストラのテンポがグンと遅く聴こえるようなって音楽の味わいが深まります。

<定在波>
定在波は理論ほど明確な弊害は出ませんし、低音の量が好ましいと思える場所にリスニングポイントを移すことができれば無害です。横長配置のメリットは無害のエリアが探し易い点にあります。
・・とは言え広いエリアで低音感が不足する場合には部屋の修正が必要です。

■船底・切妻天井の広いエリアで低音感が不足する原因
 下記の「切妻・船底天井には定在波も発生する」の項を参照してください。
http://www.salogic.com/Basic-RoomTuning/Basic-RoomTuning.htm

■リスニングポイントの低音を増やす方法
下記のページを参照してください。
http://www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild.htm

No.506 2006/12/16(Sat) 04:36:36


(No Subject) 投稿者:ギターマン 引用

松本のギターマンです。ご無沙汰しております。

富士通テンのサブウーファーが雑誌などで評価が高いようですが、?です。

タイムドメインを標榜するわりにはローパスフィルターはアナログのままだったり、とても位相の整合に配慮がなされているとは思えません。

また、評論家が誰一人そのことに言及しないのも?です。

No.504 2006/11/27(Mon) 18:55:26


歪み率 投稿者:tiromie 引用

密閉+MFBは30ヘルツなどの低域の歪み率が悪くなると聞きました
貴サブウーハーの特性はいかがでしょうか。
またYST方式は尾を引く低音ともあります。原理的には貴サブウーハーと比べてどうなのでしょうか?

No.501 2006/10/07(Sat) 09:28:34

 
Re: 歪み率 投稿者:murata 引用

■弊社サブウーファは、

1.プリアンプからの入力を受けるデジタル・プリアンプ(SPの低域下降特性を逆補正)
2.不要帯域をカットするデジタル・チャンデバ(100db/oct)
3.SPを強力に駆動するデジタルパワーアンプ(1000W-rms)
4.SP(ウーファ)

の四つのブロックに分割することができますが、低音域に大きな歪を発生する要素は皆無です。

■MFBサブウーファの歪の原因が何であるのか知識がありませんが、バスレフのポートの共振を利用して低域の量感を稼ぐ方式のサブウーファの音は、歪率100%と言っても差し支えないと思います、何しろ入力音と無関係な周波数固定の共振音を鳴らし続けるのですから。

No.502 2006/10/09(Mon) 21:18:46


定在波 投稿者:k 引用

はじめまして。大変興味深く拝見させて頂いております。
さて、ホームページを拝見し定在波の理屈なるほどと思い興味を持ち、パソコンフリーソフトを利用して周波数特性を計測してみたら計算どおりのピークディップが発生し、正直大変驚きました。
そこで、定在波撲滅のためにはどうしたら良いのだろうかとホームページを読み進めさせて頂きますと、二つの平行した壁面があるかぎり、原理的に発生してしまうとのことですので、平行面を無くせば良いのかな?と思うようになりました。
 実際に前後左右の壁と天井床面の3つの平行面がある訳です。残響音などのその他のパラメーターを無視し、「ギャラリーウエーブ」などの数度の傾斜を持たせたパネルを前後左右の壁面及び天井面に設置すれば、ほぼ定在波は無くなると考えても宜しいのでしょうか?(実際はサウンドステージを再現するために左右の壁、前後の壁、天井などはそれぞれ適切な処置をしなければならないのでしょうが、あくまで原理的に。)
あと、スピーカーの後ろにStainVeilパネルを展開させ、リスニングポイントからはスピーカーの後ろの壁がStainVeilで覆われて見えないような状態のとき、スピーカーの後ろとリスニングポイントの後ろの壁(所謂前後の壁)の間には平行面が無くなりますよね。この状態にすれば、前後方向の定在波はほぼ解消できると考えて宜しいのでしょうか?

低音は波長が長いため、少々の凸凹面を持ってきても、低音波から見ると平面に見えてしまうのではないか?という気がします。例えば地上から富士山を見えれば大きな山ですが、衛星写真から富士山を見ると平面写真にしか見えないように・・・。実際のところ、StainVeilやギャラリーウエーブなどの凡そ50センチ幅ぐらいの板を数度の傾斜角度を持って配置すれば大丈夫と考えて宜しいのでしょうか?

お忙しいところ恐れ入ります。ご教示願えれば幸いです。

No.499 2006/09/26(Tue) 11:42:08

 
ルームアコースティックは二つのカテゴリーの五つのパラメータで制御できます 投稿者:murata 引用

■ルームアコースティックは二つのカテゴリー(減らすもの、増やすもの)の五つのパラメータで制御できます。

●Sパラメータ(Structure):減らすべき要素
1.定在波
2.フラッターエコー
3.床・壁・天井の振動

●Rパラメータ(Early Reflection, Reverberation tim):適量に増やすべき要素
4.初期反射音
5.残響時間

この五つのパラメータの中で理論的な解明または測定による解析ができるものが<1.定在波>と<5.残響時間>です。

残る三つのパラメータは有効な測定方法が確立されておらず、ルームアコースティックを論じるときに話題にさえならない状況です。

ところが音場再生の視点でルームアコースティックを検証すると、その影響力の順位は、

3.床・壁・天井の振動
2.フラッターエコー
4.初期反射音
5.残響時間
1.定在波

の順となります。上位のパラメータの調整に不具合があると、下位のパラメータの調整は無意味(効果がマスクされて分からない)です。

<3.床・壁・天井の振動>が強いと、それ以下の順位のパラメータをいくらいじっても、そこそこの音にすらなりません。ブーミーな音(125〜250Hzの振動音)と低音が不足する音(壁振動が100Hz以下を吸音)は、どちらも壁振動が原因の大半です。

振動を止めると<2.フラッターエコー>による音の濁りが聞こえるようになります。また横方向のフラッターがあると次の順位のパラメータである<4.初期反射音>が作り出すサウンドステージの奥行きを帳消しにします。

振動とフラッターを消去すると、<4.初期反射音>の適所配置によるサウンドステージの創造が可能になります。適所配置は、下記ページの<Section3:サウンドステージ>以降を参照して下さい。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-s-sub.htm

奥行きの深いサウンドステージができると、楽器の余韻が背後の空間に消え入るようになって、その響きを無意識に追い続ける聴覚の動きにより、楽曲のテンポがグンと落ちたように感じるはずです。この状態になればルームチューンは8割方完成です。

ここまでくるとやっと<5.残響時間>の出番です。最適残響時間に近づくほどに、初期反射音が作り出したサウンドステージの彫が深くなって、果てしなく音楽を聴き続けることができるほどに、楽器の表情やボーカリストの説得力が増加します。

最後に<1.定在波>により部屋の中に低音が溜まるエリアと少ないエリアができるはずです、最初に設定したリスニングポイントで低音が不足するのであれば定在波理論に則ってリスニングポイントを移動すれば解決するはずです、しかし現実には理論通りにはなりません。

なぜ理論と食い違うのかと言うと、木造の部屋では<3.床・壁・天井の振動>の影響力の方が定在波より遙かに大きいからです。

定在波により低音がブーミーと言われている殆んどのケース(壁裏の野縁の強度が足りない)が壁振動の対策で解決しますし、定在波により低音が不足すると言われているケース(壁板の強度が足りない)も壁振動対策と強化策で大方解決します。


> そこで、定在波撲滅のためにはどうしたら良いのだろうか・・・平行面を無くせば良いのかな?と思うようになりました。
■上にも書きましたが、定在波の影響と思われている低音のトラブルは大方壁振動であり、それにフラッターエコーも重乗しています。壁振動があると低音がブーミーになるケース、低音が出なくなるケース、の二つが発生します。

> 「ギャラリーウエーブ」などの数度の傾斜を持たせたパネルを前後左右の壁面及び天井面に設置すれば、ほぼ定在波は無くなると考えても宜しいのでしょうか?
■下記に測定データがあります、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-25-sub.htm

壁を傾けても定在波によるものと思われる伝送特性のピーク、ディップにはあまり効果がありません。しかしGalleryにより確実に低い低音が増え、ミッドバスと思われるブーミーな低音は減ります。ブーミーなミッドバスが減るから、100Hz以下の低音が聞こえるようになると言っても良いと思います。壁を傾けるのは、フラッターエコー対策です。

定在波に有利な形状(寸法比)の部屋を作っても音楽が楽しく聴ける部屋になるわけではありません、単に伝送特性が良くなる可能性が高くなるだけです。定在波より上位の四つのパラメータを適切に調整する必要があります。

> 低音は波長が長いため、少々の凸凹面を持ってきても、低音波から見ると平面に見えてしまうのではないか?という気がします・・・StainVeilやギャラリーウエーブなどの凡そ50センチ幅ぐらいの板を数度の傾斜角度を持って配置すれば大丈夫と考えて宜しいのでしょうか?
■部屋の不具合の原因の大半は
3.床・壁・天井の振動
2.フラッターエコー
です、StainVeil&ギャラリーウエーブにより壁が丈夫になれば壁振動が減ります。傾斜が付けばフラッターエコーが消滅します。

同時にStainVeilにより<4.初期反射音>が増え、奥行き(SV1200〜1800)と高さ(SV1500〜1800(SV1200では高さは出ない))のあるサウンドステージが出来上がります。

参考ページ
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub1.htm

参考書籍
音楽の友社「Stereo10月号/2006年」レンジ獲得への「底上げ」を図るアクセサリー●田中伊佐資

No.500 2006/10/01(Sun) 23:46:55


新築オーディオルームの壁紙につきまして 投稿者:M [MAIL] 引用

木造2階にオーディオルームを造ることを検討中です。防音等は特に考えていません。LVパネルを導入する予定ですが、壁紙等で気をつけるべき点はあるでしょうか?
ミネラル鉱石配合のマイナスイオン発生壁紙(サンゲツ)を検討中ですが、ご意見ありましたらご教授下さい。

No.496 2006/09/07(Thu) 03:27:22

 
砂肌の「じゅらく」であれば高音域を拡散反射します 投稿者:murata 引用

壁紙はビニール系、紙系ともに高音域の吸音材として働き、音楽の躍動感を減退させる働きがあります。唯一砂肌の「じゅらく」は高音域を拡散反射します。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-jj.htm

No.497 2006/09/10(Sun) 21:34:47


BH開口部の音 投稿者:K@京都 引用

スワン型バックロード(BH)におけるSPD-P1の使いこなしについて数年前BH開口部の遅延時間の実測までしていただき、お世話になった者です。御多忙の村田社長が丁寧に回答下さった時の感動は今も忘れられません。ありがとうございました。

さて、BH開口部の音について疑問なのですが、BH開口部からの音は数ミリ秒遅れの逆位相と考えると、これは特定周波数のみ反射するような仮想壁からの反射音と同等とみなせるのでしょうか?

No.490 2006/06/11(Sun) 12:54:59

 
Re: BH開口部の音 投稿者:murata [MAIL] 引用

主な成分は音道の長さの半分の距離の後壁面からの反射音と考えて差し支えありません。但しスワン型の音道はエクスポーネンシャル・ホーンのように空気とのインピーダンスマッチングを厳密にとったホーンではないので、低音感を感じさせる共鳴音も出力されていると思います。スワンの人気の秘密はむしろこの音にあるのではないでしょうか?部屋鳴りなどで低音域が吸音されてしまい(注1)、低音感が失われてしまった部屋に、低音感を回復させる効果があるのでは?

下記と関連がありそうです。
---------------------------
スピーカーのジャンル1.(ビンテージ)
箱鳴りを積極的に利用したシステム。例えばビンテージもののアルティック、タンノイなどに代表されるスピーカーシステムでは、試聴室タイプの残響特性でも、ミッドバスを多少抑え目にすると豊かな低音を感じ取ることができます。本件の残響特性はこちらに属しています。

スピーカーのジャンル2.(現代スピーカー)
箱鳴りを徹底排除し低音のスピード感を追求したシステム。現代スピーカーは殆んどこのジャンルに入ります。フレッチャーマンソンの等感度曲線からも分かる通り、ミッドバスと同じレベル、同じタイミングの低音域はミッドバスにマスクされてしまいます。例えば映画の効果音の超低音には、ドサ〜〜ンが故意に入れてあるではないですか。サ〜〜ンに相当する部屋の響きが加わって初めてスピード感のある豊かな低音と感じ取れるのです。現代スピーカーのオーディオルームでは、残響特性はリスニングルームの最適残響時間の形に仕上げる必要があります。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-80-sub1.htm
---------------------------

注1:
柱・間柱・胴縁の建て方(http://www.nh-net.jp/construction/inner_3.html)によりバラつきがありますが、内壁が振動する部屋の低域特性は、「ミッドバス過多&低音不足」になる確率がかなり高いようです。

No.492 2006/06/13(Tue) 05:09:50


驚くべき音響材 投稿者:hirohiji [MAIL] 引用

村田様

ジェネシスサウンドという所から、驚くべき製品が出されたことはご存知でしょうか。
小さな製品を部屋の中に置くだけで、空気を改質して、汚れた空気を自然の空気に変えるというものです。

これまでのオーディオ用製品にはない、わけのわからない製品ですが確かに効果があります。
いや、ありすぎると言ったほうが良いスゴイものです。
理屈やデータはほとんど公開されていないのですが、ホームページ(http://www.big-c.or.jp/~iizuka/genesis.html)からの情報と試聴した結果からは、以下の理屈のようです。
1.音調品が作る電界が電界内の空気に作用し、空気の粘度を下げる。
2.A粘度が下がるため、特に高域の減衰作用が減り(周波数が高いほど効果大)反射音が増える。
3.Bこれにより、高音の指向性の拡大と残響の増加が図られ、臨場感・清涼感の増加と歪感が減少する。

村田理論に基づき、ルームチューニングをしている自宅では響きが強くなりすぎることと、安いタイプの製品(CK−1)では、音場の方向が崩れてしまいますが(コンサートホールの前方席の感覚を狙ってチューニングしているが、全方向に反射音が増加すのでコンサートホールの中央席の感覚となる)、SHOPの試聴室では、すばらしい効果を体感しました。 (C−1,CK−1,TK−1)

どうも、音の方向性コントロールに課題があるようなので、村田さんのパネルとの組合せで極めて大きな効果を発揮するのではないかと思いメールしました。
旧村田推奨仕様(LV1200の3ヶ所設置)のユーザーで、響が不足していると感じているが「買い替えるのはチョット」という方や、これからルームチューンを始めようと思っているが、スペース上あまり多くのパネルは置けない方には最適なのではないでしょうか。
更に拡大して考えると、音の悪いコンサートホール(壁が平面で音の拡散が不足しているホール)の音を良くすることが出来るかもしれないと思いました。

試してみてもらえないでしょうか、そして活きた使い方が解明されましたら公開していただけないでしょうか。
難しいルームチューニングを村田理論から学び、実践している人は数多くいると思いますので(私もその一人です)、音楽を少しでもいい音で聴きたいと思っている人々への福音になると思います。

私の場合は、オーディオショップ(オーディオスクエア)の試聴会で、株式会社アブサートロンの伊藤さんという方から借用しましたが、製造元のジェネシスサウンド(HP:http://www.gesound.com/gsindex.shtml、E MailFiizuka@big-c.or.jp でも借用できるのではないかと思います。

(株)AV Seartron(アブサートロン)
(〒187-0002)小金井市花小金井 6-26-29
TEL : 0424-67-0541FAX : 0424-67-0561

飯塚商事有限会社
北伸エンジニアリング有限会社
〒915-0031 福井県越前市余川町39番8号
TEL 0778-27-2615  FAX 0778-27-2635

音響チューニングに関心がある方に、できるだけ情報を伝えたいと思い、サーロジック掲示板に投稿いたします。

No.491 2006/06/12(Mon) 18:43:14


音響測定用ソフトについて 投稿者:hirohiji [MAIL] 引用

いつも全国のオーディオファンヘ音楽の楽しさと希望を与えるご活躍を拝見させていただいています。

いろいろな再生環境を聴感ベースで改善された後、測定して検証していく記事など楽しく、また興味深いものがあります。

まだまだ解明されていないことが多いオーディオの世界を理屈の裏づけを持って改善していくことは、今後の発展のためにも重要なことだと思います。
(この世界には、良くわからないが音は良くなる的な製品が多すぎると思います。何か神がかり的な・・・)

そこで、私も自分で測定をしながらチューニングしていくことをやりたいと思っていますが、以前ホームページの中で、秋葉原の***店で安く購入できる記事があったと思い探しているのですが見つかりません。
教えてもらうことは出来ないでしょうか。

質問を整理して記入いたします。
?@秋葉原のどこで購入できますか。

?A価格はいくらぐらいですか。

?B測定を始めるために必要なものは、ソフトとマイク以外に必要なものはありますか。

?Cソフトは、「指示に従い操作していけば扱える」と書かれていたと記憶しておりますが、簡単に扱えるようなものでしょうか。

お忙しい所申し訳ありませんが、ご教授のほど宜しくお願いいたします。

No.483 2006/03/29(Wed) 02:23:59

 
音響測定用ソフト3種類 投稿者:k.murata 引用

?@秋葉原のどこで購入できますか。
■秋月電子で購入可能でしたが、現在は?です。
同じものが今井商事のHPから無償でダウンロードできます。試用期間は一ヶ月です。

Spectra
http://www.imaico.jp/

?A価格はいくらぐらいですか。
■各HPをご参照下さい。

?B測定を始めるために必要なものは、ソフトとマイク以外に必要なものはありますか。
■精度の高い測定には外付けのサウンドカードが必要ですが、周波数特性と残響時間の測定程度であれば、CPU付属のもので十分です。


以下2種類は、お客様から頂いたレポートからの転載です、

■貴社ホームページで村田様が使用されていた音響測定ソフト試用版DSSF3(吉正電子)を用いて測定してみました。(下の図A、B)測定方法はピンクノイズ+1/24オクターブバンド測定です。
LchのデータはPC出力と入力とを直結したもので、PC測定システムの特性を示しています。
Rchは測定対象左右システム同時稼動時のレスポンスです。試用したマイクとプリアンプはETFやR+Dに使用したものと同じものですが、マイクの較正データは使用していません。
http://www.ymec.com/

■PCに音響計測用ソフトをインストールして測定。
使用ソフト:Acoustisoft ETF (http://www.etfacoustic.com/)
サウンドカード:Onkyo SE-150PCI
測定方法:主としてMLS法によるインパルス応答、一部の測定ではSweep Tone法も使用。
     テスト音響持続時間;1秒間(Sweep Tone法では2回Sweep)
このソフトの特長は、右チャンネルを計測用とし、左チャンネルをリファレンス用フィードバックとして周波数特性の較正に使用しており、サウンドカードが完全にフラット特性でない場合でも、両チャンネルが同じ特性ならサウンドカードの特性不全の影響が測定結果に反映しないことです。また、インパルス応答時間計測の演算時間のずれも同様に較正されるようになっています。
集音マイクおよびプリアンプ:Acoustisoftより入手のもの(メーカー較正済み)。

No.484 2006/03/29(Wed) 18:44:37

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