掲示板
何でもお気軽に書いていってくださいね。

上方からの音 投稿者:takagi [MAIL] 引用

上方から音が降り注ぐという現象が感じられないのですが、傾斜天井が影響しているのでしょうか?
現在の部屋:x=4.2m、y=3.8m、SP側高さ=3.2m、リスナー側高さ=5.mの傾斜天井、長手方向にSP、SP:オリンパス+天板上に蜂の巣と075、SPコーナーにSV1800、センター LV1200、サイドにSV1200 1枚づつ、調音パネルの使い方の配置を踏襲、壁は板壁、内側グラスウール処理のリスニングルームです。

No.704 2018/05/29(Tue) 15:41:52

 
Re: 上方からの音 投稿者:Toshi [MAIL] 引用

前後・左右が平行壁で、斜め天井のオーディオルームと拝察いたします。上方から音が降り注ぐ気配は非常におぼろげな感覚なので、フラッターエコーなどの撹乱要因があると打ち消されてしまいます。

平行に配置された板壁は強いフラッターの発生原因なので、フラッターの解消が問題解決につながると思います。

壁面を吸音系にするか、斜めにするかの選択ですが、吸音は音楽の躍動感が消滅してしまうのでお勧めできません。

斜めは壁全体を斜めにすると部屋が狭くなってしまうので「MATRIX-403 または -405」をお勧めします。

No.705 2018/06/03(Sun) 08:24:05


リフォームについて 投稿者:Toshi [MAIL] 引用

東京都狛江市に住む者です。この度、築30年のセキスイハイム(軽量鉄骨)の1F和室をリフォームし、約13.5畳(縦6.5m、横4.4m、高さ2.4m)のオーディオルームをつくることにしました。床補強、壁柱補強、壁面材、天井材、電源等にについてアドバイスをいただければと思います。御社の市販パネルを壁に組み込むことも検討していますので、よろしくお願いします。
---------------------------------------------
天井にMATRIX-503、左右の壁にMATRIX-505をお勧めして納品完了しました。完成したら写真などHPに掲載します。

No.703 2018/01/18(Thu) 06:03:24


ジョセルについて 投稿者:sim [MAIL] 引用

お世話様です。
現在、SPパネル、センター、サイド、バック、バッソと一通りパネルを設置しています。
ただ、以前よりSP〜リスニング間のフラッターはわかっていながら対策していませんでした。この前、SVパネルを床に置いたところ、凄い変化でやはりフラッターは厳禁とうことを痛感しました。
そこで、ジョセルが最適だな、と思った次第ですが、ライトとノーマルありますが、どれくらい違いがあるのでしょうか?

ちなみに、LVパネルを床に置いてる家を拝見しましたが、あくまで床用ではないかと思いますが、どうなのでしょうか?

SVパネルでこの効果なら、ジョセルはどれほどの効果か非常に楽しみです。
以上宜しくお願いします。

No.700 2016/11/24(Thu) 21:02:58

 
Re: ジョセルについて 投稿者:mur 引用

SVパネルの設置などで部屋の音響特性が向上すると、必ず頭をもたげるのがフラッターエコーです。

対策は平行壁面をなくす方法と、吸音に限られますが、吸音は音楽の躍動感を損なうので平行壁をなくす方法が優れています。

ジョセルの斜面は約17度の角度でフラッターエコーを消去します(対向面併せて6度以上がフラッターレスの条件)。

SP〜リスニング間の天井〜床&左〜右壁面のフラッターと、リスニングポイントの左〜右壁面のフラッターが最も影響力が大きい(音が喧しくなる、定位が左右に広がる)フラッターです。

ジョセルのノーマルは床用、軽量のライトは床にも使えますが、天井や壁面に用いることを想定した製品です。床に置くのであれば、床の振動防止効果が大きい、ステンレス補強のノーマルをお勧めします。

LV600 1〜2枚程度で床を凸凹にすればフラッターが減る効果がありますが、数を増やすとシンバルなどの高音楽器を床方向に引き付けて縦方向の解像度を害する可能性があります。2枚程度以上置くことはお勧めできません。

耳は構造上、左右方向の解像度が高く、上下方向は低いので、上下に楽器を広げても違和感を覚えません。床側にベースやキックのような低音楽器、その上にボーカルなどの中音楽器、その上にシンバルなどの高音楽器を配置して楽器の重なりをほぐしてやると、サウンドステージの解像度が上がります。

No.701 2016/11/25(Fri) 13:26:32

 
Re: ジョセルについて 投稿者:sim 引用

是非近いうちに購入させていただきます。

No.702 2016/11/25(Fri) 22:14:18


LV,SVの見分け方 投稿者:mur 引用

http://www.hifido.co.jp/KWsv1200ct/G1/J/0-10/C15-00910-62188-00/

> 上記のURL画像のSV-1200CTですが SVパネルで間違いないですか?

■鉄製の蝶番で連結されているので、CTパネルの正規品であればLVパネルです。

コスト低減のためにSVパネルの2枚組を購入して市販の鉄蝶番を付けることも可能なので、SVパネルの可能性もなしではないと思いますが・・。

弊社ネットショップで購入、またはオーディオショップで購入で、弊社から直送した商品であれば、前所有者様のお名前が分かればデータベースで検索が可能です。

製品がお手元にあれば表のスリットから覗いて防振フェルトが垂れ下がっていないことも確認してください。湿度の高い倉庫などに放置されたものは低域特性が変化しています。

外観そっくりの模造品もあるようです。リブのサイズが全て同じであれば中高域の特性には大きな誤差は出ませんが、ミッドバスの吸音特性の模作は無理であろうと思います。

No.698 2016/10/10(Mon) 15:02:22

 
Re: LV,SVの見分け方 投稿者:NAKATA 引用

かしこまりました。ご丁寧な返信ありがとうございました。

No.699 2016/10/13(Thu) 03:44:19


(No Subject) 投稿者:NAKATA 引用


http://www.hifido.co.jp/KWsv1200ct/G1/J/0-10/C15-00910-62188-00/

中古で申し訳ないのですが御社製品の購入者です
上記のURL画像のSV-1200CTですが SVパネルで間違いないですか?

それともLVパネルでしょうか?

すいませんがお教えくださいませ。

No.697 2016/10/09(Sun) 22:36:35


(No Subject) 投稿者:NAKATA 引用

http://www.hifido.co.jp/KWsv1200ct/G1/J/0-10/C15-00910-62188-00/

中古で申し訳ないのですが御社製品の購入者です
上記のURL画像のSV-1200CTですが SVで間違いないですか?
それともCTでしょうか?

No.696 2016/10/09(Sun) 22:01:41


フラッターエコー対策の角度 投稿者:中村 肇 引用

続けて質問させて頂いて申し訳ありません。

御社HPでは、スピーカーの音抜けを良くするための壁面の傾斜は、左右の壁なら“片側3度で合計6度”、天井なら“6度”以上とされています。
ソナスファーベルのスピーカーキャビネットの傾斜もソナスのHPによると“6度”と記載されていて、やはり最適(確実に効果を得られる最低限な値)な角度なのかと納得します。

しかし、私の部屋の壁・天井は水平/垂直なので御社パネルに加えて、スピーカー自体をソナスファーベルと同じく傾斜して設置させようかと考えています。
方法自体は、スタンドのスパイク高さを前後で変えてやれば良いので簡単です。

ただし、転倒の危険が出てくるので“6度”というのは厳しいです。(計算すると、スピーカースタンドのスパイク位置の前後間隔が250mmのとき25mmの高低差が必要です。つまり、一寸勾配)
ですので、例えば“3度”とか、転倒の危険の無い角度で抑えておかないといけなくなります。

ここで質問したいのですが、壁面・天井の角度が“6度”以下の時、少しでも角度が付いていた方が角度の大きさに比例して効果は良好なのでしょうか。
それとも、0度から6度の間には、フラッターエコーが逆に増えてしまう角度(ポイント)というのは存在するのでしょうか。

今までのご経験で、何かアドバイスいただけることがあればお願いしたいです。
よろしくお願い致します。

No.693 2015/05/24(Sun) 07:24:22

 
Re: フラッターエコー対策の角度 投稿者:mur [HOME] [MAIL] 引用

ここで質問したいのですが、壁面・天井の角度が“6度”以下の時、少しでも角度が付いていた方が角度の大きさに比例して効果は良好なのでしょうか。
それとも、0度から6度の間には、フラッターエコーが逆に増えてしまう角度(ポイント)というのは存在するのでしょうか。

■傾きが小さいと高域のフラターしか消えず、傾きを増やすと低音側に消去帯域が広がります。6度傾ければ再生音に悪影響を与える帯域のフラターが消滅します。

No.694 2015/05/27(Wed) 09:38:56

 
Re: フラッターエコー対策の角度 投稿者:中村 肇 引用

角度の大きさに比例して効果は高まる。また、6度の傾きがフラッターエコーが充分に消える最小限度ということですね。

ありがとうございました。

No.695 2015/05/27(Wed) 22:09:12


片側側壁が開口している部屋 投稿者:中村 肇 引用

以前にルームチューニングをお願いいたしました、京都府長岡京市の中村です。その節は、大変お世話になりました。
今回、2つ質問させて頂きたく投稿させて頂きました。

1つ目は、部屋の形状の問題です。
以前は、6畳間の縦使いで部屋全体を使用できましたので、ガラスの掃き出し窓を厚手のカーテンで覆うことで横壁面は左右均等の位置にありました。

今回、引越しすることになり、12畳のダイニングキッチンの端側約1/3(2250mm×3600mm)を使用して縦使いのリスニングエリアとなりました。12畳の部屋として見ると横使いになるのでキッチンがある側(部屋の中央側)つまりリスニングエリア側面3600mm分が100%開放となっています。反対側は50%がガラスの掃き出し窓なので厚手のカーテンで覆っています。前後壁は石膏ボード、天井は右スピーカー(リスニングエリア側面窓側)から左へ(部屋中央へ)向かっての2寸勾配。床はコンパネにフローリングです。

問題は、開放になっている側の音の密度が聴覚的にも視覚的(精神的?)にも疎になっているように感じられてしまう事です。
使用アンプには左右のスピーカーの音量調整機能はありません。
このような場合、HPの事例に従い開放側の中央付近にサイドパネルとしてLV900パネル(新規購入)を1枚立ててやれば調整できるものでしょうか。他に適切な配置があればご提案いただきたいです。

なお、スピーカー後方には既存のLV1800sp×2setを、スピーカーとの隙間はほとんどありませんが配置済みです。

2つ目は、WASINについてです。
47インチ液晶TVの前に設置しても、私の耳では効果が確認できません。WASIN自体が軽いので音に微動しているようにも思えます。ベース部に鉛などを固定してやることでWASINの効果が向上することは期待できるでしょうか。
もし、試してみられた事があるならば教えて頂きたいです。

長文になり申し訳ありませんでした。
よろしくお願い致します。

No.688 2015/05/15(Fri) 07:36:02

 
Re: 片側側壁が開口している部屋 投稿者:mur [HOME] [MAIL] 引用

お問い合わせ有難うございます。

掃き出し窓なので厚手のカーテンで覆っています

■厚手のカーテンの裏にレースのカーテンを加え、音楽鑑賞時はレースのみにした方が音に躍動感が出ます。結果左右のアンバランスがより強くなりますが、サイドパネルで補正可能です。

--------------------------------------------------
HPの事例に従い開放側の中央付近にサイドパネルとしてLV900パネル(新規購入)を1枚立ててやれば調整できるものでしょうか。

■無償ルームチューンで左右のアンバランスの調整が必要な場合は900〜1200サイズのサイドパネルを用います。2枚なので補正し過ぎになるかもしれませんが、センターパネルを所持されていたと思いますので、サイドパネル位置に広げて設置して効果を確認して下さい。SP方向に移動すれば効果が減ります。

--------------------------------------------------
WASINについてです。
47インチ液晶TVの前に設置しても、私の耳では効果が確認できません。

■Wasinの最適配置は、左右のスピーカーバッフルの延長線上の交点の少し後ろで、且つフロントの壁面から50cmくらい以上離れた位置です。下記ページの 「5.反射音のは位置決め」にイラストがあります。
http://www.salogic.com/matrix.html

TV画面も壁面に等価です。SPを手前に引き出し、TV画面からWasinを50cm離してください。

No.689 2015/05/15(Fri) 10:14:34

 
Re: 片側側壁が開口している部屋 投稿者:中村 肇 引用

村田様、早々のご返事ありがとうございます。
>
> 掃き出し窓なので厚手のカーテンで覆っています
>
> ■厚手のカーテンの裏にレースのカーテンを加え、音楽鑑賞時はレースのみにした方が音に躍動感が出ます。結果左右のアンバランスがより強くなりますが、サイドパネルで補正可能です。
>

○レースのカーテンは既に設置していますが、部屋が明るくなるのでレースのみで音楽を聴いたことはありませんでした。早速試してみます。

--------------------------------------------------

> WASINについてです。
> 47インチ液晶TVの前に設置しても、私の耳では効果が確認できません。
>
> ■Wasinの最適配置は、左右のスピーカーバッフルの延長線上の交点の少し後ろで、且つフロントの壁面から50cmくらい以上離れた位置です。下記ページの 「5.反射音のは位置決め」にイラストがあります。
> http://www.salogic.com/matrix.html
>
> TV画面も壁面に等価です。SPを手前に引き出し、TV画面からWasinを50cm離してください。


○私もイラスト同様にスピーカーは内振りにしていますが、拝見するとWasinの最適位置は想像以上に後方のようです。スピーカーを前に出す余裕は残っていますので試してみます。

--------------------------------------------------

> HPの事例に従い開放側の中央付近にサイドパネルとしてLV900パネル(新規購入)を1枚立ててやれば調整できるものでしょうか。
>
> ■無償ルームチューンで左右のアンバランスの調整が必要な場合は900〜1200サイズのサイドパネルを用います。2枚なので補正し過ぎになるかもしれませんが、センターパネルを所持されていたと思いますので、サイドパネル位置に広げて設置して効果を確認して下さい。SP方向に移動すれば効果が減ります。
>

○キッチンダイニングスペースとの境界位置になるので妻と相談した結果、見た目の威圧感と転倒時のリスクを考えると600サイズの高さが限度だと釘を刺されてしまいました。
LV600×2枚ならばさほどの出費ではないので購入可能ですが、LV600を2枚自立させて最適位置を探すことで左右のアンバランス調整は可能でしょうか。パネルが低すぎるようなら妻を無視して(笑)LV900を1枚購入することにします。

この点のみ、再度アドバイス願えればありがたいです。
よろしくお願い致します。

No.690 2015/05/16(Sat) 03:38:37

 
Re: 片側側壁が開口している部屋 投稿者:mur [HOME] [MAIL] 引用

LV600を2枚自立させて最適位置を探すことで左右のアンバランス調整は可能でしょうか。

■アンバランスの調整に使うサイドパネルは耳の高さと同程度または若干高いくらいが適当です。従って高さ900は最小限の高さです。

No.691 2015/05/16(Sat) 10:12:20

 
Re: 片側側壁が開口している部屋 投稿者:中村 肇 引用

> LV600を2枚自立させて最適位置を探すことで左右のアンバランス調整は可能でしょうか。
>
> ■アンバランスの調整に使うサイドパネルは耳の高さと同程度または若干高いくらいが適当です。従って高さ900は最小限の高さです。


○了解しました。オーディオ視聴時の耳の高さを実測してパネル高さを決めさせていただきます。
アドバイスありがとうございました。

No.692 2015/05/16(Sat) 14:40:36


お礼 投稿者:MATSU 引用

先日は遠いところをルームチューニングに来ていただきありがとうございました。自分の部屋をリメイクしサーロジックさんのパネルをいろいろ揃えたにもかかわらず、なかなか思うように音が創れなかったのですが、2時間程度の試聴からパネル等の移動だけで問題を解決されたのは、ありがたくも驚きでした。中高音のもやつきがすっきりとしピアノやヴォーカルがとても聴きやすくなり、低音も下方に定位し全体として安定したようです。加えて音の広がり感も改善されあらためて音の不思議さ、ルームチューニングの重要さに気づかされた次第です。村田さんを見ていると確固たる理論背景と数々の経験がとても重要なのがわかります。ただ真似をしてみろといわれてもなかなか難しいようで、ただ闇雲にパネルを配置してもある程度勘所がないと音の無限地獄に陥りそうです。
部屋にはそれぞれの音響特性があり、それにあわせた音響チューニングが必要なのですね。
どんな音楽を聴くかにもよりますがオーディオ機は変わらずとも、部屋の音響環境を整えサーロジックさんのパネルで微調整していけば音楽を聴く上での最上の環境を想像できそうです。これからもよろしくお願いします。

No.687 2015/05/01(Fri) 09:17:42


(No Subject) 投稿者:YAMA 引用

はじめまして。スピーカーの後ろにLV/SVパネルの導入を検討しているのですが、ちょっと特殊な形状の部屋なのでご意見を頂戴したいです。

現状では部屋を縦使いでSP設置しているのですが、その設置方向の部屋に角がありません。
形状としては/ ̄ ̄\(伝わるでしょうか?)で切り立っています。
オーディオ的には角がなく低域が密集しなくて助かっているのですが、横と奥行の方向の広がりが足りず拡散パネルを入れようと思っています。
しかしながら、サーロジックさんのパネルの設置方法を拝見しますとこうした形状での設置例がないので、
例えばSPパネルは、ほぼ平行に広げつつやや角度をつけるくらいしかできないのでは?と考えています。

このような場合の効果や、適切な設置方法があればご教示願いたいです。よろしくお願い致します。

No.683 2015/03/26(Thu) 19:00:10

 
Re: 投稿者:YAMA 引用

すみません、後から見直して一点書き忘れておりました。

私の環境は楽曲制作も兼ねているため、スピーカと自分の間に机があります。床からの反射音がまた机の裏側に当たるような配置です。一般的なプライベートスタジオで、スピーカーはフリースタンディングで距離をとっているとお考えください。
この場合、御社のGallery Bassoは効果あるのでしょうか?床からの反射音の処理を行う製品のようですので、Bassoが四角的に見えない位置+結局反射音が机に当たるため無意味なのでしょうか?
低域を下に沈み込ませる効果というところが気になっています。

No.684 2015/03/27(Fri) 06:47:40

 
Re: 投稿者:mur 引用

プライベートスタジオであれば、再生音への要求は存在感のはっきりした低音楽器の図太い解像度と、楽曲全体をスッキリ見渡せるミッドバス音域の透明度と、アンサンブルの内声部が見渡せる中高音域の立体感であろうと思います。

上記三つの改善に優先順位を付けるとしたら、

1.多くの楽器の基音が重なり合うミッドバスの透明度。
2.中高音域の立体感。
3.低音楽器の図太い解像度

の順序でしょう。

例えば、低音楽器の解像度から手を付けて改善に成功したとしても、より影響力が大きい他の2つの要素に不具合があれば効果の実感は殆ど得られません。

スタジオのように遮音性能が高い部屋は、壁振動によるミッドバスのブーミングが無かったとしても、密閉度の高さに起因する500Hzを起点に低域にかって響きが貯めこまれていく症状によって音楽の解像度が低下します。

リミックス作業の効率が落ちるので作品の完成度を上げるのに時間がかかり、作品も高音域が強調気味に仕上がる傾向になりがちかと思います。

<ミッドバスの改善>
ミッドバスの改善にはミッドバスの吸音体の導入が必要で、弊社の製品であればLV/SVパネルが該当します。どこでも構いません、部屋の中に置くだけです。

無償ルームチューニングで、デモパネルをあたり構わず搬入した状態に相当します。ミッドバスのブーミングが解消して会話の生声にかぶさっていたブーミーなモヤが晴れて屋外での会話の声になります。

12畳程度以下の木造石膏ボード壁の一般住宅であれば、スピーカーパネルとセンターパネルを合わせた分量くらいで大抵片付きます。

<中高音域の佇まいの改善>
LV/SVパネルの凸凹面の形状とリブ材の隙間が作り出す水平拡散反射音の効果で、楽音に含まれる定位の曖昧なもの(残響音など)が凸凹面に引き寄せられ、フロント側に楽器の実音が定位し、残響音や余韻が背後に吸い込まれて行く奥行方向の立体感が醸されます。

リアルタイムエコー、ディレーエコーなどの組み合わせで作る楽器の前後配置が良く見える音場です。

そこでパネル配置ですが、

> 現状では部屋を縦使いでSP設置しているのですが、その設置方向の部屋に角がありません。形状としては/ ̄ ̄\(伝わるでしょうか?)で切り立っています。

■LV/SVパネルで奥行きを出すには、SP背後のフロント壁面に背丈1500〜1800mmのパネルが必要で、広がりを出すには左右壁面にパネルが必要です。

> 一般的なプライベートスタジオで、スピーカーはフリースタンディングで距離をとっている・・

■十分隙間があれば、斜め壁の手前に開き角 90〜120°でSV1800spなどを置いてください。

隙間が不足であれば斜め壁と正面壁の交点にパネルの蝶番が当たる位置が良いと思います。リミックスに必要な解像度は広がりより奥行きであろうと思います。

壁の斜め部分が450mmより狭ければ、左右のパネルは左右の壁にぶつかる位置で構いません。

> 例えばSPパネルは、ほぼ平行に広げつつやや角度をつけるくらいしかできないのでは?と考えています。

■斜め部分が正面壁面と平行に近い斜めなのでしょうか? であれば左右壁面と斜めの交点に蝶番を合わせてください。

可能なら写真を送っていただき、フリーダイヤルをご利用ください。0120-400-173

> Gallery Bassoは効果あるのでしょうか?床からの反射音の処理を行う製品のようですので、Bassoが四角的に見えない位置+結局反射音が机に当たるため無意味なのでしょうか?

■Bassoは低音楽器の倍音の反射を制御するボードです。従ってバッソが目視できない位置に置いても効果は期待できません。

> 低域を下に沈み込ませる効果というところが気になっています。

■沈み込みは40Hz以下の帯域の響きや余韻が聴こえる音場を作った時に体感できるものです。

しかし40Hz以下は聴覚の感度が低いため 60〜80Hz帯域の壁振動や、密閉度の高さに起因する同帯域の響きの蓄積があると沈み込みは聞こえません。

一方60〜80Hz帯域はベースやキックドラムに図太さを与える帯域ですから実音は充実させる必要があり、イコライザーで音圧を下げる手法も使えません。

60〜80Hz帯域を中心に部屋の響きを減らし、40Hz以下の響きが聴こえる音場を構築すると超低音の沈み込みが聴こえるようになる。というのが経験的な結論です。

弊社製品であればSTW(F)1500が低音の吸音体です。定在波を減らすための製品で、定在波対策であれば指定の設置場所がありますが、余分な低音の響きの吸音に使うのであれば設置場所はどこでもOKです。

http://www.salogic.com/home-select.files/STWF1500-STW1500.html

http://www.salogic.com/StandingWave/StandingWave01.html

No.685 2015/03/27(Fri) 10:51:39

 
Re: 投稿者:YAMA 引用

丁寧で詳細なご回答ありがとうございます。大変参考になりました。

>隙間が不足であれば斜め壁と正面壁の交点にパネルの蝶番が当たる位置が良いと思います
角の部分は約60?pというところです。恐らく更にサイドパネルを置いた方がいいのかと思いますが、
購入の際には横側の交点と奥側の交点でも試してみようと思います。
角度についても120度程度であればつけられそうです。

>Gallery Bassoについて
やはり見えない位置では効果がないとのことで、ご返答ありがとうございます。Bassoは除外して考えようと思います。
STW1500も気になっておりましたが、やはり部屋自体の鳴りにはこちらのほうが効果が大きいのですね。
部屋のモードの影響、どこにスピーカーを設置しても100Hz付近が打ち消し合い、ディップが生まれているようです。経験上、背面など集中する位置の低音を制御すると改善されるように思いますので、STW1500の導入も考えたいと思います。

現在抱えている不満が前方方向の奥行、横の幅(SVパネルで解消を狙っています)、低域の鳴りの不安定さ(カーブで言うと、60Hzが盛り上がり、100Hzにかけて下がり、150Hzめがけて上がる)ですので、SVパネルとSTWである程度解消されるのかな、と考えております。適宜導入していきたいと思います。

No.686 2015/03/28(Sat) 17:43:09

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