メールにてお問い合せを頂きました、項目多数のため返信の時間が取れず、掲示板にて少しずつ追記いたします。
-------------------------------------------- はじめまして、**と申します。 以前はセパレートアンプにトラポにDACとミドルクラスの機器を揃えていたのですが、当時は環境SNこそ良かったもののハードの買い替えをしても鮮度が低く靄がかったつまらない音→SPケーブルやインシュレーター等アクセサリー→散財をして全く効果が出ず、負のスパイラルオーディオに疲れて約10年程オーディオから完全に離れておりました。 半年程前に友人から刺激を受け取り敢えずエントリークラスで良いから少し戻ってみようかと思うのですが、以前の経験から機器云々より部屋・環境をどうにかするのが先と思いアドバイスを頂けたらとメール致しました。
部屋は在来の3.6m(+出窓部40cm)×3.2mの7畳(14畳の部屋を間切で二部屋にしたうちの一部屋)、部屋は縦使い・壁とSPは横&奥行共に55cm、SP(ユニットの中央間)間隔は170cm程度、リスポジはSPフロント面から約2m。壁は3ミリあるかどうかの化粧合板・天井も同様にペラペラの化粧合板?床は合板フローリング・ドアは中空フラッシュドア。 部屋に入って正面の壁=出窓(高90×75が二枚)、左側の壁=窓(高130×80が二枚)、右側の壁=間切壁(3〜4ミリの化粧合板)仕様でどの壁面を叩いても太鼓の様な余韻がします。
先日壁内部にコンセントBOXを付けるべく壁を剥がした処、胴縁や間柱他に白蟻被害が判明したので対策をしたのですが、戻すついでにペラペラ具合が気になていた化粧合板の代わりに漏音減と補強を兼ねて間柱とグラスウールを増やした上で石膏ボードと構造合板(共に12.5)を打ち付けしました。
間柱ですが、本来であれば3×10cmの間柱を45cm間隔で使うのでしょうが(1)部屋が狭くなる (2)壁の間は既にグラスウールと胴縁が入っている ので代わりに3×3or3×4の柱を縦25~30cm 横20〜25cm間隔・ランダムにインパクトドライバーでコースレッドにて打ち付けました。
一般的な間柱と比較して奥行面が不足するので強度不足だとは思いますが、裏指先で叩くとコツコツ こぶしで力を入れて叩くと以前の「ぼぉ〜〜ん」から「ドン!」と低く短い音に変わりました。
拳強度がどの程度の力でどの程度の音が強度問題になるか分かりませんが補強前の様な露骨なエコー感はありません、一方、予想通りですが平面の合板壁なので以前とは比べ物にならないフラッターエコーが発生しています。
予定では上記の壁面に杉や檜の羽目板をフェルトでダンプしつつ壁に斜めに打ち付け鋸状の斜め壁、2.4m高の天井は化粧合板を剥いで天井の梁?まで高さを稼いだ上でラワン合板か杉板・檜or2?4材で壁面同様に鋸状の斜め天井、床も一部沈んでいるので合板フローリングを剥いで床下からSPの設置場所の基礎補強と全体の根太を倍増させ12.5合板捨て張りした上でオーディオボードを使わずに済む様に広葉樹の無垢フローリングを予定しております。
ここまでが現状で以下質問になります。
HP・掲示板を読むと柱が弱い状態で壁面を強くすると悲惨な事に・・・とあります。
天井を鋸にしたり強固な床にするのは失敗も少なそうですが、壁に関しては無垢羽目板を張ると結構な費用が掛かりますし、貼ってしまうと壁を剥いでのやり直しも厳しいのでこれで大丈夫なのか?と不安です。
(1)既存の胴縁に合わせる様に縦横に柱を増やして石膏&合板を打ち付けたのですがやはり強度は足りないでしょうか?
弱い柱+強固な壁よりは弱い柱+石膏の方が被害が少ないとありますので、足りない場合は石膏ボード+壁紙 or 石膏+石膏ボード+壁紙仕様に戻すか? もしくは再度壁を剥いで3×10の間柱に変更強化し、45cm間隔で打ち付け直した上で石膏+合板に変更を考えています。
(2)弱い柱+強い壁はハマりやすい失敗パターン、また掲示板No:647にも「広い部屋・斜め天井・斜め壁」の3つが条件とあります。
斜め壁や斜め天井は鋸状で対応可能なのですが現状では7畳になります(将来的には14畳の一部屋にする予定です)No:647のパターンだと(1)に該当するのでしょうか?
狭い部屋でもコストが〜の件は部屋のエアボリューム分をパネルの吸音(枚数でカバー。パネルが増えれば増えるほどコストが掛かる)で対応すると言う意味かな?と感じるのですが、部屋完成後に一先ず導入可能なパネルは180サイズのLVパネル2セットです(センターパネルは友人から譲って貰った120サイズのLVパネルを持っっています)
(3)現在SP側ににフラッシュドア(部屋の入口)があり、リスポジ後側には出窓があります(フラッシュドアは盛大に振動しているのがわかります) ドアは内部を目の型に組んで石膏・合板・グラスウールやフェルト等を充満して重量のある減音(防音)ドアを自作する予定です。
オーディオルームのフロント壁面に窓はNGとありますが流石に出窓を潰す訳にも行かず・・・自作前提で自作ドア側・乱反射の出窓側のどちらをSPにする方がベターでしょうか?
化粧合板のペラ壁からの変更なので素直に石膏+壁紙にして180LVパネルを導入した方がパネリング代もかからないし楽に次第点になれると思いつつも、逆に壁も天井も弄れるのだからもう少し追ってみたいと言う思いもあり葛藤が尽きません。
(4)天井の化粧合板を剥いで鋸状にと思っていますが、チューニングNo:13石田さんの様に天井(化粧合板)を覆う様にパネル(振動しないようにダンプ)を作って天井から斜めに吊り下げるのは如何でしょうか?
これでも問題無い場合は天井を剥ぐよりも大分楽になりますので・・。
(5)物を置くことが出来ないの上に面積も一番広いので天井かな?と思うのですが、一般的に天井・壁・床の内、どこの影響が一番大きいでしょうか?
お忙しいとは思いますが、お返事を頂けると幸いです。
以上、よろしくお願いします。 |
No.657 2012/10/21(Sun) 09:48:38
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(1)既存の胴縁に合わせる様に縦横に柱を増やして石膏&合板を打ち付けたのですがやはり強度は足りないでしょうか? ------------------------------------------------- ■既存の部屋をオーディオルームにするときの最大の難関が柱強度です。4寸の柱(□120mm)の場合、長さが半間(91cm)であればブーミングに至ることはないのですが、1間(1.82m)になると壁振動が半間比で8倍(長さの3乗に比例する)に増加してブーミングの可能性が高くなります。若干のブーミングは許すとしても、4寸の柱で天井高1.8mがブーミングの限界点です。
住居の天井は2.4m以上ですから、無策のままでは必ずブーミングの苦汁を嘗めることになります。半間(91cm)に比べると2.4mの柱は18倍も揺れやすくなります(2400/910=2.64 2.64の3乗=18.4)。
有効なブーミング対策は下記3種類または、これらの組み合わせに限られます。
●1.柱を補強して柱と柱の間の狭い面積に壁振動を複数に分割し、ブーミングの発生原因を潰す。
●2.ブーミング帯域(125〜250Hz)の振動音を吸音してブーミングを小さくする。
●3.高音域の初期反射音を増やしてブーミングを覆い隠す。
改築で住宅の柱を補強するのは困難なので、ベストコストパフォーマンスは2.と3.の組み合わせです。壁強度が極端に低ければ1.も加える必要があります。
お問い合せの文面によると、1.2.3.のすべてを総動員せざるを得ないようです。
---- 続く----
弱い柱+強固な壁よりは弱い柱+石膏の方が被害が少ないとありますので、足りない場合は石膏ボード+壁紙 or 石膏+石膏ボード+壁紙仕様に戻すか? もしくは再度壁を剥いで3×10の間柱に変更強化し、45cm間隔で打ち付け直した上で石膏+合板に変更を考えています。
(2)弱い柱+強い壁はハマりやすい失敗パターン、また掲示板No:647にも「広い部屋・斜め天井・斜め壁」の3つが条件とあります。
斜め壁や斜め天井は鋸状で対応可能なのですが現状では7畳になります(将来的には14畳の一部屋にする予定です)No:647のパターンだと(1)に該当するのでしょうか?
狭い部屋でもコストが〜の件は部屋のエアボリューム分をパネルの吸音(枚数でカバー。パネルが増えれば増えるほどコストが掛かる)で対応すると言う意味かな?と感じるのですが、部屋完成後に一先ず導入可能なパネルは180サイズのLVパネル2セットです(センターパネルは友人から譲って貰った120サイズのLVパネルを持っっています)
(3)現在SP側ににフラッシュドア(部屋の入口)があり、リスポジ後側には出窓があります(フラッシュドアは盛大に振動しているのがわかります) ドアは内部を目の型に組んで石膏・合板・グラスウールやフェルト等を充満して重量のある減音(防音)ドアを自作する予定です。
オーディオルームのフロント壁面に窓はNGとありますが流石に出窓を潰す訳にも行かず・・・自作前提で自作ドア側・乱反射の出窓側のどちらをSPにする方がベターでしょうか?
化粧合板のペラ壁からの変更なので素直に石膏+壁紙にして180LVパネルを導入した方がパネリング代もかからないし楽に次第点になれると思いつつも、逆に壁も天井も弄れるのだからもう少し追ってみたいと言う思いもあり葛藤が尽きません。
(4)天井の化粧合板を剥いで鋸状にと思っていますが、チューニングNo:13石田さんの様に天井(化粧合板)を覆う様にパネル(振動しないようにダンプ)を作って天井から斜めに吊り下げるのは如何でしょうか?
これでも問題無い場合は天井を剥ぐよりも大分楽になりますので・・。
(5)物を置くことが出来ないの上に面積も一番広いので天井かな?と思うのですが、一般的に天井・壁・床の内、どこの影響が一番大きいでしょうか? |
No.658 2012/10/29(Mon) 06:09:57
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