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all キン肉マンifストーリー - キャノン娘 - 2013/12/27(Fri) 23:02:05 [No.734]
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王位争奪編・別ルール(4) - キャノン娘 - 2013/12/31(Tue) 15:51:49 [No.739]
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王位争奪編・別ルール(8) - キャノン娘 - 2014/01/05(Sun) 00:52:53 [No.744]
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王位争奪編・別ルール(11) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:46:53 [No.752]
王位争奪編・別ルール(12) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:47:23 [No.753]
王位争奪編・別ルール(13) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:47:47 [No.754]
王位争奪編・別ルール(14) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:48:13 [No.755]
ザ・喧嘩男 - キャノン娘 - 2013/12/27(Fri) 23:02:28 [No.735]


ザ・喧嘩男 (No.734 への返信) - キャノン娘

超人オリンピックイギリス予選。
ロビンマスクと相対した喧嘩男は相手の実力を見切り、試合放棄してリングを去ろうとする。
ロビンは喧嘩男を引き留め、新必殺技ロビン・スペシャルの存在を明かす。
喧嘩男は再びロビンと戦う気になり、リングに戻る。

ロビン・スペシャルを破り、イギリス代表となる喧嘩男。
彼に向けられたのはやはり観客の罵声であったが、ロビンがそれを制止する。
喧嘩男は正々堂々と実力で自分に勝ったのであり、名誉あるチャンピオンなのだと。
弱小超人を見下す孤高の喧嘩男も、このロビンの態度には一応の謝意を抱く。

それでも、やはり超人オリンピックはレベルが低すぎると辞退を考える喧嘩男に
ロビンは彼と戦ってもらいたい超人がいることを話す。日本で出会った見所ある男、キン肉マン。

喧嘩男はしぶしぶイギリス代表として超人オリンピックに出場。
しかし居並ぶ超人たちを見定め、これが本当にロビンマスクが推薦するような場所なのかと失望する。

決勝トーナメントの第一戦の相手はカナディアンマン。会場を揺さぶる大胆な奇襲に、久しぶりに心を燃やす喧嘩男。
だがカナディアンマンはダブルレッグスープレックス一撃でKO。
燃え上がった闘志をいきなり消され、憤慨する喧嘩男。
ロビンはそんな喧嘩男を慰労し、次のテリーマンからが君に見せたいものなんだと語る。
だが、喧嘩男はテリーマンとスカイマンの試合を一瞥し、お前と同じレベルでは話にならんとロビンに返すのだった。

喧嘩男とテリーマンの試合は、テリーマンが突然の反則攻撃を連発。
卑劣な手段を受けても、弱者なりの努力だと喧嘩男は闘志を燃やす。
しかし真の強者は反則も使わず、凶器も必要なく、自らの肉体だけでぶつかればいいとテリーマンを圧倒。
テリーマンが片足に銃弾を受けていたことが判明する。
周囲はテリーマンにドクターストップを呼びかけるが、喧嘩男は構わずテリーマンをKOする。
観客の非難を一身に浴びる喧嘩男。
しかし意識を取り戻したテリーマンは、彼は負傷した脚を攻撃しなかった、あくまで正々堂々と自分を打ち破っただけ、
それも再起不能にはしなかった。それどころか反則をした自分に向けられたブーイングを背負ってくれたと感謝するのだった。
世界中の観客の罵声を浴びながら、テリーマンやロビンマスクに無言で去る喧嘩男。

決勝戦の相手となったキン肉マンは、技術を見ればロビンマスクやテリーマンよりも格下の相手。
これを倒して世界チャンピオンになってから引退するつもりで喧嘩男はリングに立つ。
しかしキン肉マンは持ち前の幸運と根性で、喧嘩ボンバー、ダブルレッグスープレックスを切り抜けていく。
最初はなめてかかっていた喧嘩男も、次第に幸運だけではなく、キン肉マンの秘めた実力を悟っていく。
確かにキン肉マンは素晴らしい逸材かもしれない。しかし出会うのが早かった。
キン肉マンがもっと強くなり、秘めた才能を開花させた後でもう一度全力で勝負したいと思った。
だが、この時点での喧嘩男とキン肉マンの実力差は圧倒的な開きがあった。
完全に決まる喧嘩スペシャル。キン肉マンの骨が外れる音が響き、喧嘩男は技を解いてキン肉マンを解放する。

しかしキン肉マンは起き上がった。キン肉マンは骨が外れやすい体質だが、すぐに戻すことができたのだ。
最大の必殺技までも、どうにか耐えきってしまったキン肉マンに、喧嘩男は大笑する。
技を解いたのは間違いだった。本気で戦うのは数年後だと思っていたことも。
今、ここでキン肉マンと全力で戦ってみたい。
喧嘩男は初めて真剣勝負の相手を見いだしたのだ。
まだ未熟な火事場のクソ力で立ち向かうキン肉マン。
基本すらしっかり身についていない素人同然のレスラーが自分を楽しませていることを心から喜ぶ喧嘩男だが、ついに決着の時は来た。
やはり、まだキン肉マンは喧嘩男には及ばなかったのだ。
しかし勝者となった喧嘩男は初めて、次の勝負に思いを馳せていた。
そしていつしか喧嘩男のファイトに拍手を送る観客達に包まれていた……。

チャンピオンとなった喧嘩男は世界を巡り、各地の超人たちを撃破していく。
ハワイまで回ってきたとき、意外な人物に出会った。
超人オリンピックで敗れたため国外追放にされ、ハワイ旅行でもしたいと呑気に日本を離れたキン肉マンである。
ここでキン肉マンはカメハメと出会い、修行を重ねてチャンピオンになっていたのだ。
ハワイ代表になったキン肉マンと戦うことになった喧嘩男。
カメハメに鍛え上げられ、48の殺人技を身に着けたキン肉マンは見違えるように強くなっていた。
やはり喧嘩男はキン肉マンを倒すが、彼の成長を喜び、世界各地の超人たちのレベルアップを期待する。

そんな喧嘩男をスカウトに現れた男。剣道着姿の超人、ビッグ・ザ・武道は喧嘩男をより高い位に導こうと、完璧超人への転向を勧める。
ここで喧嘩男を失っては正義超人界の損失だと止めるロビンマスク。
しかし喧嘩男はより強い超人にしか興味はなく、自分が興味があるのは完璧超人だと言い切る。
将来強くなるであろうキン肉マンよりも、目の前の強豪ビッグ・ザ・武道に。

だが、喧嘩男の心は揺れていた。
完璧超人と一緒に修行して自分がもっと強くなるのは魅力的だ。しかし、その前に、完璧超人と戦ってみたい。
武道の連れてきた二人の弟子、スクリュー・キッドとケンダマンのツープラトンを真っ向から受け止める喧嘩男。
その手応えから、完璧超人なら、弱い正義超人では楽しめなかった本当の勝負ができると大喜びで挑戦状を叩き付ける。
武道もそれを了承し、喧嘩男が敗北すれば完璧超人入りすることを条件に試合を決定する。
しかし、それは正義超人界にとってはチャンピオンの喪失、完全敗北を意味するのだ。

正義超人界の危機に立ち上がるロビンマスク、テリーマン。
そしてキン肉マンとラーメンマンも加わり、喧嘩男とともに正義超人代表チームを組む。
喧嘩男は正義超人たちに、お前らの実力ではどうせ完璧超人には勝てん、結局オレが相手全員と戦う事になるだろうと嘯く。
ロビンマスク達はその言葉に憤慨しつつも、実力無き者は破れるのが超人プロレスの宿命だと闘志を新たにする。

こうして、キン肉マンではなく喧嘩男を中心に、友情パワーではなくストロングスタイルを旨とする正義超人の戦いが始まっていった……。


[No.735] 2013/12/27(Fri) 23:02:28

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