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all キン肉マンifストーリー - キャノン娘 - 2013/12/27(Fri) 23:02:05 [No.734]
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王位争奪編・別ルール(4) - キャノン娘 - 2013/12/31(Tue) 15:51:49 [No.739]
王位争奪編・別ルール(5) - キャノン娘 - 2014/01/03(Fri) 04:52:10 [No.741]
王位争奪編・別ルール(6) - キャノン娘 - 2014/01/03(Fri) 04:53:35 [No.742]
王位争奪編・別ルール(7) - キャノン娘 - 2014/01/05(Sun) 00:40:03 [No.743]
王位争奪編・別ルール(8) - キャノン娘 - 2014/01/05(Sun) 00:52:53 [No.744]
王位争奪編・別ルール(9) - キャノン娘 - 2014/01/15(Wed) 19:19:14 [No.750]
王位争奪編・別ルール(10) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:46:09 [No.751]
王位争奪編・別ルール(11) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:46:53 [No.752]
王位争奪編・別ルール(12) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:47:23 [No.753]
王位争奪編・別ルール(13) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:47:47 [No.754]
王位争奪編・別ルール(14) - キャノン娘 - 2014/01/20(Mon) 18:48:13 [No.755]
ザ・喧嘩男 - キャノン娘 - 2013/12/27(Fri) 23:02:28 [No.735]


王位争奪編・別ルール(3) (No.737 への返信) - キャノン娘

二回戦の強力チーム戦を控え、キン肉マン・チームにはラーメンマンが復帰した。
モンゴルマンマスクを改良し、傷口だけを覆うヘッドギアを完成させたのだ。
さらに一回戦の勝利を見た正義超人の中には王位争奪戦に参加したいという超人が現れ始めた。
その中に、スペシャルマンとカナディアンマンの姿があった。
彼はタッグ編で惨敗を喫した後、祖国でジムを破壊されるなどの暴行を受け国外に逃亡。捲土重来のチャンスは今しかないと意気込んでいた。
二人の気負いぶりにラーメンマンは一時退き、二人を先に出す事にする。
この強力チームの後にもまだ3チーム残っているのだ。

先鋒 スペシャルマン
次鋒 カナディアンマン
中堅 テリーマン
副将 ロビンマスク
大将 キン肉マン

会場に姿を見せたキン肉マン・チームの陣容に、ビッグボディは笑い、観客たちもこの二人でいいのかと不安の声を漏らす。
これが現在のスペシャルマンとカナディアンマンの実情なのだ。

試合と同時に勢いをつけてタックルを入れるが、ペンチマンには全く通用しない。
スペシャルマンの超人強度は65万パワー、ペンチマンは340万パワー。ほぼ5倍の差がある。
ウォーズマンとバッファローマンの差ほどではないが、
それでもテクニックや経験などパワー以外の実力がなければ、この力の差は圧倒的だった。
ペンチ張り手のラッシュ、そしてペンチ・クローを浴びて倒れるスペシャルマン。
観客からはやはり罵声の嵐が飛ぶが、キン肉マンは観客に怒鳴り返す。これでも戦うと言ってくれた二人の行為が真の友情パワーなのだと。
キン肉マン自身もかつて観客からブタ超人とののしられていた。
ロビンマスクもキン肉マンに敗れるや、掌を返したように祖国から終われた一時期があった。
そうした扱いを受けたことがある二人は、観客達の罵声が許せなかったのだ。
号泣しつつ立ち上がるスペシャルマン。
この身がたとえ果てても悔いはないと、ペンチマンの最後の攻撃を待ち受ける。
スペシャルマンはペンチ・クローの勢いをかわし、それを利用してペンチマンの頭をキャンパスに沈める。
「栄光のタッチダウン」でスペシャルマンの初勝利が決まった。

続いて強力チーム次鋒レオパルドンが登場する。その姿を見て驚くブロッケンJr.。
レオパルドンはドイツの誇る禁断の強豪で、これまでリングに上がったことは無いので国外では無名だったが、その強さは誰もが認めていた。
その理由はもちろん彼の持つ重武装である。レオパルドンの武装は怪獣退治や怪人退治にはおおいに活躍したものの、
まさか超人プロレスの場に機銃や戦車砲を持ち込むわけには行かない。相手の超人が砲弾をかわしたら観客席にいる人間を殺してしまう。
そんなレオパルドンの参加まで認めてきた邪悪神の行為にキン肉マン・チームは戦慄する。
レオパルドンと戦おうとするなら、機銃や主砲を使うタイミングを与えず、できることなら試合開始と同時に決着を付けたい……
しかしスペシャルマンにはそれほどの力も、一瞬で試合を決める必殺技もない。
スペシャルマンは死を覚悟し、レオパルドンが実際にどんな戦いぶりを見せるのか実証するためにリングに立つ。
レオパルドンはまず手の機銃でスペシャルマンの脚を撃ち抜き、動きが取れなくなったところで背中の主砲を発射。
スペシャルマンは砲弾の直撃を受けて散った……。

キン肉マン・チームの次鋒、カナディアンマンは友の死を目の当たりにして恐怖にかられる。
しかし、もはやここで逃げ出すわけには行かない。自分だけでなく、スペシャルマンの名誉のためにも。
そしてスペシャルマンが見せてくれた戦い方の参考があった。
レオパルドンは主砲が外れて観客席を吹き飛ばすことを恐れている。
そのため、まず機銃で相手の足を止め、標的を固定してからでなければ必殺の砲弾を撃てない。
その発見を頼りに、カナディアンマンはレオパルドンに挑むが、
パワー一辺倒のカナディアンマンはより巨大な超人強度を持つレオパルドンに歯が立たない。
リングに叩き伏せられ、機銃を浴びせられようとした時に転がり回ってリング上を逃げ回る。
観客は彼の無様の姿に罵声を飛ばすが、カナディアンマンはそれでも逃げ回り、レオパルドンの機銃が弾切れを起こすまで凌ぎきる。
そして起死回生のカナディアン・バックブリーカーでレオパルドンの背の砲塔を破壊、レオパルドンの武器を奪った。
こうなると戦いを武器に頼っていたレオパルドンは対抗できず、カナディアンマンはカナディアンバックブリーカーの体勢から
レオパルドンの頭をマットに叩き付ける。この新技「永久凍土落とし」でカナディアンマンが勝利した。


[No.738] 2013/12/31(Tue) 15:31:40

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