MUGENのキャラを動画に出すための制約事項がいろいろとまとめられているようで 私も思うところを書いてみようかと思います。
まず、バイオニック・ケイジについて。 あれは動画に出さないでください。動画に出されそうだという話を知ってHPからも消しました。 何があろうと二度と復活する事はありません。 原因となった方は、今後一切私の関わってきたキャラは出さないで欲しいです。
ここから、バイオニック・ケイジ以外のキャラの話です。 簡潔なまとめではなく思考の過程を記したものなので、無意味に長いです。
基本的には最新のものを使って欲しいです。 バグを直す事がよくありまして、何度も見直している動画でバグが出ていると本当に恥ずかしいです。 絶対無理でしょうけど、動画投稿前に一度見せて頂いて、バグがあったらすぐ直しますので撮り直して欲しいくらいです。 キャラの名前で検索すると無断転載サイトにファイルが置いてある事がありますが かつて直したバグが残っているままのキャラがそこらに転がっているのは本当に恥ずかしい。
しかし、更新によってAIが強くなったり、性能が変わったりもします。 大会中に性能が変わってしまうと、開催した瞬間の条件で最後まで進める事が出来なくなります。 極端な話「大会の終盤であのキャラと対戦しそうだから、優勝するために対策機能を追加しよう」という事ができるわけで それはフェアな戦いとは言えません。 ですから、大会開催の時は最新版ではなく開催時の状態を保つ事を優先するのも大切な事です。 本来バグが無い状態で世に送り出さなければならないのはこちらの側なのですから。
従って「最新版を使って欲しい」というのは、あくまで希望であって、絶対的な条件ではありません。
逆に、ストーリー動画などで「こういう動きを撮りたいのだけど」という希望があったら メールしてくれれば調整したのを送ります。 別に300回も700回も撮り直ししなくていいんですよ!(笑) ……あと、そうした動画専用の特別仕様のは公開したくないので、欲しいという方はすみません。 中身見られると恥ずかしい状態になってる場合が多いので……。
あんまり人気はないのですけど、自分としては気に入っているキャラたちなので かませ要員として使われている、絶対に勝てない相手と戦わせている動画を見るのは心が痛みます。
しかし現状「マスターギースに勝てるように作ったよ」というキャラ作成動画を禁止だと言ったら 困る人の方がはるかに多いでしょう。 そうした動画は私個人やキャラに対して悪意を持っているわけではなく、 単にキャラ性能の指標の一例としてマスターギースを用いているだけです。 自分が作ったキャラが負けるところなんか見たくないのですけど、だから禁止だという事にしてしまうと 悪意のない人に悪意を向ける結果になりかねません。そういう事は、私は好ましいとは思いません。
本気で悪意を向けられている動画も海外にあるのですけど、国内では見た事がありませんから、信用しています。 信用してはいますが、一応「中傷目的で使用しないこと」は希望させてください。
大会で明らかにレベルが違う、勝てそうにないキャラと当たってしまうのも嫌なのですけど、 とりあえず私が触れたくないキャラの内容を列挙してみます。 ・特定の行動に対して対策システムが施されている。 p2nameで相手を把握して性能強化、statenoを指定して超反応、 大ダメージを受けたりフライングで攻撃されると特殊な行動で反撃する、など。 ・MUGENのバグ、プログラムミスの穴を突いた行動を取る。 凶悪キャラの即死とかに多いですね。 ・相手の技をきちんと食らってあげるように作られていない。 食らい抜け機能がある、食らい中に判定が無い、連続技無効、大ダメージ無効、など。原作再現を含めて。 ・常に相手のステートを奪い続け、相手のAIをまともに機能させない。
こうした、「こんな強さに作った」「試合に勝ちたい」という方向性ではなく、 「相手が酷い事をするならこっちだって同じ事を」「相手よりももっと酷い事を」 「試合に負けたくない」「試合をしない、させない」という方向性のキャラとは 勝敗に関わらず、試合をしているところ自体見たくないのです。 これは一般的に使われている凶/狂/神などの分類ではなく、たとえ並同士であっても、 また上記の機能に限定せず、キャラの設計方針や指向性が該当していたら私としてはアウトです。
ただ、これは私が個人的に嫌っているというだけのこと。私が動画を見なければそれでいい話です。 そうしたキャラを集めてレギュレーションとしては互角の勝負になるように調整した大会や、 たまたま内部処理にそういうプログラムがあったとか、対戦相手への悪意を込めて作ったわけではないキャラもあるはずです。 そういう動画の作成者や視聴者の楽しみを私の一存で奪うわけにはいきません。 嫌いなゲームを挙げていったらきりがありませんし、細かいところまで言うと成長AIも嫌いなのです。 「AIはパターン構築で倒される隙を持っているべき」という持論があるのですが そもそも人間対AIではなくAI対AIでパターンになったら試合が盛り上がらないですよね。 従って、私の趣味や好みに合わせて欲しいと言うのは、かえって迷惑なことでしょう。 上記のプログラムにしてもマスターギースと戦う事になるキャラの大半が なにかひとつぐらいは持っているのではないでしょうか。
こうしていろいろと考えてみた結果として、私から動画制作者様方へルールとして規定することはありません。 ただ、全く野放図にしようとしているわけではなく、 ある程度の節度が守られている現状があり、その線を今後も守って頂けることを希望するものです。
[No.594] 2011/11/26(Sat) 22:48:27 |