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キン肉マン連載再開 (親記事) - キャノン娘

キン肉マンが連載再開されました。
二世で完全に失墜してくれたゆでですが、今度の連載は妙に面白い。
今度は毎週感想を書いてみようと思います。


その前に、以前に書いたキン肉マン二世についての感想を読み返してみました。
夢のタッグ編決勝前に書かれたものですが、結局優勝は万太郎でした。明らかにあいつはいない方がいい。
ttp://www3.rocketbbs.com/731/bbs.cgi?id=cammy&mode=view&tree=391

しかし決勝戦の最後の必殺技、マッスル・キングダムは実に素晴らしい。
近年珍しく、100点満点を超えたものを見せてもらえました。
これなら万太郎がキン肉マンを差し置いてマッスル・スパークを会得したというのも許せますし、
万太郎とケビンマスクの必殺技同士の合体であるところも良いポイント。
NIKU-LAPといい、この二人の合体技は本当にかっこいいです。
マッスル・ドッキングはどちらもキン肉マンの必殺技であり、
キン肉マンの技とテリーマンの技を組み合わせたものではない。
テリーマンの技には、キン肉マンの技とうまく噛み合いそうな物がないのです。
これは明らかにテリーマンの欠点であり、万太郎&ケビンがマシンガンズに勝る点です。
これなら、なにもマッスル・ドッキングを破ってキン肉マンを負けさせなくても、
マッスル・キングダムという一点において明確に父親を超えていると読者が納得したのですけど……。

とにかく、マッスル・キングダム以外の何もかもが酷すぎました。
以前に書いていない、時間超人の負け方や、その最期、物語の締め方も含めて。
100点満点以上のものを描くために、何万点失ったか分からない。これが夢のタッグ編の総括です。


さて、新連載は王位編の後から。
夢のタッグ編の後でもつつがなく王位編は終了したか、それとも二世には繋がらない新たなパラレルワールドか。
どっちかというと後者だと嬉しいです。


[No.595] 2011/12/08(Thu) 07:24:25
1話〜2話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

正義・悪魔・完璧の三団体の同盟締結を破りに現れたビッグ・ザ・武道ら「真の完璧超人」との戦いという事らしいです。

まず、このビッグ・ザ・武道は何者なのか。
ネプチューン・キングが仮の姿としていた状態とは別人なのですが、
「決勝戦以外はこのビッグ・ザ・武道が出場していた。決勝戦のみ、キングがオーバーボディを使ってすり替わっていた」
「ビッグ・ザ・武道というのは歴代完璧超人首領が代替わりで用いているオーバーボディの事」
「実はこの武道こそが完璧超人の真の首領で、ネプチューン・キングは彼の名を使う事で完璧超人を指導していた。
 これは本当の武道も了解していたのだが、タッグ編決勝で凶器攻撃を使った事でキングは追放され
 本当の武道が完璧超人を率いるという本来の形に戻った」
……など、いろいろとバックボーンを想像できます。
ただ、そうだとしたら武道の「グロロロ」という声はやめてほしいところ。あれはネプチューン・キングの声色です。

1000人の完璧超人たちはネプチューン・キングを尊敬していなかったというのも、これまでの常識を覆す新設定。
10万年前から弟子を集めて育ててはいたものの、さすがに老い衰えていくキングは実力で弟子達に凌駕されていき
実力主義の完璧超人たちは「爺さんが偉そうな事を言うな」ぐらいに思っていたのでしょうか?

完璧超人が同盟に加わらないというのは道理があります。
久しぶりに聞く「下等超人」の言葉、やっぱりいいですねえ。完璧超人たるものはこうでなくては。
夢のタッグ編でネプチューンマンに期待していて裏切られた「真の強さは友情や憎しみに頼らない、鍛え上げた肉体」という
思想性を今度こそ発揮してもらいたいものです。

凶器攻撃は駄目だと言いつつ、思い切り竹刀で殴りまくる武道。
あれはベアー・クローみたいに凶器扱いされないアイテムなのでしょうか。

ところで攻撃を掛けた理由ですが、「あの条約は無効」ではなく
「追放処分と言うならそれも結構だ。我々は新団体を設立する。
 ネプチューンマンに従わない完璧超人、アシュラマンに従わない悪魔超人、
 正義超人と合流することを拒否する残虐超人をまとめて『悪行超人』と名乗る!」
でよかったと思うのです。
残虐超人には言及されていないのですけど、
おそらく「すでに条約は締結済みで、正義超人内の一派閥」ぐらいになっているのでしょう。
残虐超人の総帥ってラーメンマンですし。

宇宙では完璧超人たちが、ネプチューンマンを蘇らせた者たちなどの条約派と、武道ら独立派の内戦。
魔界では悪魔超人たちが、アシュラマンをリーダーとする「正義超人との友情」派と、
サンシャインをリーダーとする「悪魔超人内部の結束という意味での友情」派の抗争。
心情的には固い友情で結ばれていたはずのアシュラマンとサンシャインが、正義超人に対しての方針で意見が合わず
親友との敵対は最後まで避けたかったものの、それぞれの目指す悪魔超人界の未来のために……
なんて展開だとしたら本当に夢のようです。

今回は、今まで目立てなかった超人たちにスポットを当てるというコンセプトのようで、
キン肉マン、ロビンマスク、ラーメンマン、バッファローマン、ウォーズマンがお休み。
現場にいるのはテリーマン、ジェロニモ、カナディアンマン、スペシャルマン、カレクック、タイルマンたち
実に頼りない面々で、武道の竹刀に蹴散らされるわパンチ一発でジェロニモがのされるわとさんざんな醜態。
会場にいる奴らが次々にやられる中、バッファローマンやウォーズマン、アシュラマンたちが駆けつけて……
という展開だったらいつもとそう違いません。
(それでも、万太郎とケビン以外の全てを犠牲にするよりずっとマシなのですけど)
カナディアンマンやスペシャルマン、ペンタゴン、ジェシー・メイビア、スカル・ボーズ、シシカバ・ブーなど
埋もれていた超人たちに日の目を当てて欲しいところです。
悪魔超人界からの助っ人はジャンクマンとプラネットマンあたりで。
スニゲーターは孫が正義超人と戦わなければならないので難しいところ。
最後の決戦はテリーマンがシングルマッチで武道を倒す、という場面であってほしいものです。


……と、期待に期待をかけまくっているのですが、実のところ期待を裏切られる兆候はすでに出ています。
やっぱりその他大勢でしかない一般正義超人、かませにされるジェロニモ。
彼らが奮起して戦うところを見せて欲しいのですけど、たぶんウォーズマンやバッファローマンあたりが活躍する事を
「これまで活躍していなかった超人が……」という話になっていって、最後はキン肉マンが出てくるのではないかと思うのです。
目玉はキン肉アタル&ザ・ニンジャとか、フェニックスマン、パワフルマンたちが出るかどうか程度ですね。

あの懐かしい20世紀の超人たちをいまさらやられ役に使わなくても、
完璧超人に一瞬でやられるための役なら、うってつけの連中がいるのです。
死皇帝とかモアイドンとかあのへん。
マスクドアラジン&ブキャナンがもう一度「マホーミックラリパタタ〜」とやられに出てくれたら最高です。

あ、あと、何事もなかったかのようにマンモスマン出してくれてもいいです。
今度こそ「正義超人・マンモスマン」の感動を!
ウォーズマンに虐待されて正義に失望→ネプチューンマンにも失望→フェニックスについてみるけど裏切られた→
ロビンマスクと戦って真の戦いの喜びに目覚める→睡眠中のロビンを敵が襲撃。ロビンは強制睡眠中で起きられず、無防備→
そこに駆けつける(実は画面外でフェイスフラッシュ浴びて生き返っていた)マンモスマン……という展開でいいですから!


などといろいろ書いてみたものの、この程度は読者なら誰でも考えつく常識的なもの。
ゆでは確実にそこを外してきます。

「常識の裏をかく」のか「最低限できて当たり前の事もできていない」という事になるのか。二世は後者だったのですけど、
今度は上手く行ってくれることを願うばかりです。

きちんと言っておきたいのですが、すでに「ゆでだから」という神通力は消滅しています。
いまだに「ゆでだから」で何でも済ませてしまう人は、二世を読んでいないとか、
インターネットでその言葉を知って面白がっている世代でしょう。
すでに「ゆでであろうとも、許せんものは許せん」の領域は突破しています。
自らの最高傑作であるキン肉マンを自分の手で汚した事で、「ゆでだから」と許してもらえる資格を失っている。
ゆでであろうとも「ゆでだから」で許してもらえないのは、すでに「何でも許容してもらえるゆでという存在」で無くなっているからなのです。
はっきり言いますが「ゆでだから」というのはただの甘えです。それは読者が「ゆでだから、甘えてもいいよ」と愛している証なのです。
そこでもう一度「ゆでだから、という言葉に甘えてもいいよ」と認めてもらえるようになれるのかを一番の重点に置いて読んでいきたいです。
「旧作と矛盾があるから駄目だ」ではなく、「旧作との矛盾など吹き飛ばすほどの熱さがあるのか無いのか」です。

なにが起きようと「ゆでだから」で済ませていいと、読者が納得する作品であるか否か。
二世で手酷く裏切られているので将来に不安はあるものの、現状のところ、あの熱さは戻ってきてくれています。


[No.596] 2011/12/08(Thu) 07:31:50
3話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

いきなり裏切られたような思いです。早くも感想をやめようかと考え始めています。

反撃もせず、本当に一撃だけでやられてしまったジェロニモ。
次から次へと出て行ってはやられるその他の正義超人たち。
これは読み切りのBUKIボーイの時と同じですね。
その場にいる奴らが全員やられちゃって正義超人大ピンチ、そこに駆けつけてくるキン肉マン……と。
その役がロビンマスクやラーメンマンになるだけです。
今回は敵が大勢いるのでウォーズマンやバッファローマンに出番が回ってくるのかもしれませんが。

正義超人の一軍はキン肉マン、ロビンマスク、ラーメンマンの三人だけで
一軍半のバッファローマンやテリーマンあたりが出場できる限度、
二軍のウォーズマン、ブロッケンJr.、ウルフマン、ジェロニモは出番があるだけで有り難いというところで
外野のアシュラマンやネプチューンマン、助っ人のアタルやカメハメを出す余裕はないでしょう。
新規入団のマンモスマンやフェニックスマンは絶望的です。
さんざん虐められているビッグ・ボンバーズや、夢のタッグ編では完全に無視されたウルフマン、
ゲームで顔を見せているペンタゴンやベンキマンあたりが主力不在の間に活躍してくれたら……
ひょっとしたらジェシー・メイビアが来てくれるかも……
と思っていたのですけど、もうそんな期待は全く抱けません。
この後テリーマンがやられて、バッファローマンとウォーズマンが来るけどやっぱりやられて、
ロビンマスクとラーメンマンが頑張って、最後はキン肉マンが勝って終わるんでしょうね。
悪魔超人界や完璧超人たちの内幕も描かれず、「その時あいつら何やってたんだろう?」となるのも今から見えます。

勝利に飢えている超人たちは山ほどいるのですけど、
どうせ悪魔種子の時と同じように無理矢理引き分けにされちゃうんでしょうねえ。
七人の悪魔超人の時みたいに正義超人がきっちり戦って負けてしまうのは衝撃的な展開ですし
悪魔騎士の時のようにしっかり勝ってくれるのでもいいのですけど、
不利なリングとか予備工作とか人間関係とか呪いとかで「実力を発揮できなかったので負けた」
相手に勝ったのに無理矢理妨害工作が来て「引き分けになった」というのはもう勘弁してもらいたいものです。


完璧超人たちも、超人パワーを吸い取る特殊能力とか、噛み付き攻撃とかドリルとか凶器攻撃ばっかりで
「鍛え上げた肉体」で戦ってくれません。
時間超人たちがなぜあれほど不人気だったか全く把握していない。これは駄目だ。
ネプチューンマンだってマグネット・パワーを出す前の、
喧嘩スペシャル、ダブル・レッグ・スープレックス、クロス・ボンバーで戦っていた時の方が
正統派の強豪として魅力的だったのに。
「裂傷」「流血」はもう嫌です。

完璧超人たちの呼称も、ビッグ・ザ・武道ではなく「ストロング・ザ・武道」の
「完武」はかっこいいと思ったのですが、他が全部駄目。
それぞれの特徴や得意技に「完璧」の「完」をかぶせただけで、意味を為していない。
得意分野があるということは、得意分野以外の事はそれに劣るわけです。
一長一短があるものは「完璧」というイメージから外れるのです。


落下するジェロニモを次々に攻撃していくのは五重のリングの悪魔騎士たちを彷彿とさせますし、
正義超人のパワーが奪われたところも黄金のマスクと同じ。
ついでにビッグ・ボンバーズのやられ方も、はぐれ悪魔コンビにやられた時とほとんど同じ……なのですが、
どうしてこんなにも前と比べて駄目なのでしょう?
物や超能力で攻撃するならベアー・クロー、ロング・ホーン、マグネット・パワー、ビッグ・タスクとこれまでにも例はあったのに。
彼らが肉体のぶつかり合いで十分な強さを持っているというところを見せてくれないからでしょうか?
ベアー・クロー/パロ・スペシャル
ロング・ホーン/1000万パワーによる攻撃全般
地獄のメリーゴーラウンド、超人硬度0/地獄の九所封じ、超人硬度10、サイドキン肉バスター返し等優れたテクニックそのもの
マグネット・パワー/喧嘩ボンバー、喧嘩スペシャル、ダブル・レッグ・スープレックス
ビッグ・タスク/パワフル・ノーズ・ブリーカー、他超弩級のファイト全般
こうして本来のパワーやテクニックの上に加味された物が特殊能力や武器であったのですが、
最近の敵超人たちは基本的な強さがなく、加速能力と凶器攻撃だけだったりします。


完璧超人の挑戦を受けるのを委員長達が止めるのですが、実はこれも王位編の冒頭で
正義超人の重役になったロビンマスクやテリーマンがキン肉マンの支援をしてはならないという立場に拘束され
公の立場を捨てる事でキン肉マンの応援に向かう、つまり「公的立場よりも個人的友情を選ぶ」という判断をさせています。
今度も似たような展開で「たとえ戦ってはならない立場に立たされていようとも、こいつらの行為は許せない」という
正義の心を発揮する場面というわけです。
そう理解はできるのですけど、やはりしっくり来ないし燃えてこない。
「条約加盟三団体の連合軍に、新団体『悪行超人』が挑戦状を叩き付ける」という展開だったなら、何の問題もなかったのですけど……。


[No.597] 2011/12/12(Mon) 18:04:27
4話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

戦いを受けて立ったテリーマン。
24時間で都合を付けた東京ドームの会場に観客がすし詰め満員、実況・解説と報道陣も完備。
相手は完璧超人の中から7人を選出、正義超人側はテリーマン一人。
その頃キン肉星ではキン肉マンが姿を消していた。


今回の内容はこれだけです。
映画などの小シリーズっぽく、数人の敵がやってきてアイドル超人が迎え撃って
敵も味方も数を減らしていって最後に敵の大将をキン肉マンが倒して……という流れのようですね。
キン肉マンが出撃した事と、キン肉マンと戦う奴が誰なのかというところまでは確定しました。

それ以外の事は全く期待できないと分かりました。
「キン肉マン」と「二世」とのミッシングリンクとか、「究極タッグ」編以後の王位編はどうなったのかとか、
これが「間隙の救世主」が現れる戦いなのかとか、BUKIボーイってどうなったのかとか、
ウルフマンやペンタゴンやスカイマンやジェシー・メイビアあたりは来ないのかとか、
キン肉アタルとザ・ニンジャは宇宙でこのニュースを聞いて地球に向かっているのかとか、
フェニックスマンやマンモスマンの出番はあるのかとか、魔界の情勢はどうなっているのかとか、
そのあたりは本当に期待するだけ無駄でしょう。
前後関係の辻褄をきちんと合わせるとか、ストーリーの流れを構築しておくとか、
うまく使えそうな伏線があるから使ってみるとか、そう言う事はゆでに頼んでも無理です。

回復装置で主力の超人たちが不在という設定も、残った一軍半や二軍の面々が死力を尽くして戦う姿を描くためだとか、
真っ先に出しづらい助っ人勢を早めに登場させる事ができる上手い舞台装置だとか、そう言う事ではなく
「あ……ああ〜っ なんて無茶な事を〜っ
 まだ回復装置の中に入っていなければいけなくて体調はボロボロ……
 とても満足に戦える状態ではないのに〜っ」
という名場面の演出なのです。
ついでのその台詞の下でウォーズマンが仮面外されて素顔で転がってたらなお名場面になるわけです。
重症を押して出てきたのにそれでも勝っちゃったら、キン肉マンが倒すべき完璧超人たちが
実は負傷中の正義超人にやられるくらい弱かったという事になってしまいますから。


ところが読者の期待というのは、ゆでがどう描こうと考えているかとは全く別のものです。
悪魔将軍に対してキン肉マンが「お前たちは負けた超人を負け犬とののしり、勝ち残った者しか評価しない」
と言ってましたが、読者の超人査定は悪魔超人式です。
いい勝負をやったけど惜しくも負けてしまった、という試合展開で、
きちんと評価に値する試合はどれほどあるでしょうか?
初代はともかくとして、「二世」「究極タッグ」では正義超人の負けさせ方が本当に下手だった。

逆に「いい勝負をしたけれど、勝てなかった」という戦い方で評価されるのは敵方の超人です。
マッスル・ブラザーズ対はぐれ悪魔コンビの対決も、ロビンマスク対マンモスマンの対決も、
敗者であるアシュラマンやマンモスマンをかませキャラ・善戦超人とののしる読者など存在しません。
また、敵サイドの超人が「あの強豪正義超人に勝ったから」と評価される事もありません。
これは正義超人の負けさせ方が致命的に下手だから、
悪の超人が勝つ試合は必ずグダグダの凡戦にしかならないというのもあるのですが……。

「良く戦ったけれど一度も勝てていない。しかし読者から意外に評価されている」というザ・ニンジャの例もあります。
こういう超人に、味方陣営としての勝利の機会を与えてやって欲しいのですが。

タッグ編のようなトーナメント方式や、王位編のような勝ち抜き形式では、
結局のところ「決勝で主人公とラスボスが戦う」というのが確定しているために
その他の仲間たちは全滅するしかありません。ゆでには不向きです。
5対5の団体戦にするにしろ、互いに2本取って大将戦にもつれ込むしかないので、結局誰か負けます。
特に副将は勝敗が戦う前から見えているわけで、これもゆでには不向きです。
そう考えてみると、個人戦2回、団体戦、残りを個人戦とタッグ戦で、という七人の悪魔超人の形式は一番良かった。
誰もが勝てるし、負ける事ができた。
これを踏襲する今回の試合形式は希望が持てます。

とりあえずウォーズマンとバッファローマンに勝利を。善戦ではなく勝利を。
他にも望みたい事は山ほどあるのですが、今回のシリーズはこれだけに絞って見ていきたいです。
その他は全部切り捨てざるを得ないと確信したので……。


[No.598] 2011/12/19(Mon) 22:34:23
5話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

テリーマンとマックス・ラジアルの試合開始。テリーマン苦戦。
その様子を魔界から見守る悪魔将軍、アシュラマン、サンシャイン。将軍自ら動く様子で、他の面々の準備は出来ているとのこと。
あと牛丼屋で食事をしているキン肉マン。


何と言っても目玉は悪魔超人軍です。
おそらく魔界の様子は描かれないと思っていたのですが、まさかの将軍復活。
以前までの設定と食い違うとか、二世に繋がらないとか、そのあたりはもうどうでもいいのです。
この「設定矛盾なんてどうでもいいんだ、ゆでだから」と思わせるだけの圧倒的な魅力!
これでこそゆで、これでこそキン肉マンです。

※「突っ込みどころがあってこそゆで、その突っ込みどころを笑って流してあげるのがゆでファン」ではありません。
 この重要なポイントを間違えてはいけません。

果たして今度の悪魔将軍は「バゴアバゴア」と読者を絶望のどん底に叩き落としてしまうのか。
ザ・ニンジャは初勝利を掴む事が出来るのか。

「正義超人・マンモスマン!」のタイトルに本気で心躍った事があるだけに不安は隠し切れませんが
とりあえず大きく風呂敷は広げてもらえました。あとはこれを丁寧に畳むだけです。
それがゆでには不可能だとは分かっているのですけど……。期待が湧き上がるのを押さえる事が出来ません。

いつぞや家宝の風呂敷を広げるどころかズタズタに切り裂いてガソリン撒いて火を付けて灰にして下水に流したら
その後にマッスル・キングダムという宝石が現れたという奇跡を起こしてくれました。
今度はどのようになっていくのか、本当に楽しみです。

※財宝としての価値は家宝の風呂敷の方がはるかに上です。


なによりも、本当に久しぶりに、純粋に楽しい意味で「ゆでだから」と言える!
いったい何年、この言葉を嫌い続けたことだったか!ついにあのゆでが、キン肉マンが帰ってきたのです!


[No.605] 2012/01/09(Mon) 19:29:11
6話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

テリーマンの苦戦は続く。しかしマックス・ラジアルのタイヤの一部が破損、一縷の光明を見出す。
バッファローマンの治療が完了。


キン肉マン、悪魔超人軍に続いて、ついに正義超人陣営からも戦力が加わります。
テリーマンの試合はこのマックス・ラジアル戦までで、次はバッファローマン、それから順次正義超人たちが参加していき
完璧超人の中でまだフードをかぶってた連中と悪魔超人、最後に武道とキン肉マンでしょうか。
展開は読めるのですけど、その展開のままやってくれればそれでいいのです。こういうのは「安定している」と言います。
たとえばリンかけで世界連合Jr.対ギリシャ十二神の勝負で、一人ずつ出て行って一人ずつ倒して全勝して終わっても
展開について特に不満はなかった。熱ければそれでいいのです。

キン肉マン二世の時は「なぜこれほどつまらないのか」と分析する羽目に陥りましたが
今度は「なぜこんなに面白いのか」「なぜこれほど良くなったのか」を考えるようになりました。
本当に、毎週幸せな月曜日です。


[No.606] 2012/01/16(Mon) 20:25:22
7話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

テリーマン、苦戦の末にマックス・ラジアルを撃破。
疲労と負傷のため倒れかかったところにキン肉マンが駆けつける。


得意技を破られ、窮地に陥っても戦意を失うことなく立ち上がり、
最後の攻撃を仕掛けるマックス・ラジアルの姿は実に素晴らしい。
再生アシュラマンといい、時間超人といい、最後は繰り出す技もなく戦意喪失して
正義超人の技を無抵抗に食らうばかりという敵が多かったのですが
マックス・ラジアルは余計な心理描写を差し挟まずに見事な戦いぶり。
まず、完璧超人軍の一番手という大任を演じきったと言っていいでしょう。
「背後から攻撃を食らったので死刑」という裁判が楽しみですが、それはもう余録と言ってもいい。

また、完全な勝利を手にしたテリーマンも「引き分け」の汚名を着せられる事のない天晴れな戦果です。
勝利した後に倒れるのと、「両者ノックアウト」という公式戦成績が残されるのとでは
超人プロレス史において天と地ほどの違いがあります。
これを引き分け扱いする人は「テリーマン=引き分け」と言いたいだけ、ただネタ扱いして蔑み嘲いたいだけの人ですね。

次回はたぶんダルメシマンあたりが「キン肉マンは正義超人軍としてエントリーしていないから」と言い出して
武道が「参加を認めてやる」と言う流れになるのでしょうが、このくだりもダラダラと引き延ばしをせず
1ページか2ページでさらりと進めて欲しいところです。
ラジアルの地獄の裁判も儀式としては大切ですが、それよりキン肉マン対ピーク・ア・ブー戦が楽しみですね。


[No.609] 2012/01/23(Mon) 18:49:09
8話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

敗れたマックス・ラジアルは自決。
完璧超人たちは別のリングで正義超人を迎え撃つため、移動していく。


移動シーンのマシンガンとか6つの穴は初代の場面の転用で、懐かしい演出です。
ラジアルの自決も人狼煙という前例があり、とにかく負けたら死ねという思想が徹底している様が伺えます。
地獄の裁判を予想していたのですが、この身の処し方は実にいい。
マックス・ラジアルについては、登場するなりビッグ・ボンバーズを圧倒、テリーマンとの戦い、そしてこの最期と
敵陣営の先鋒として満点を与えたいキャラクターでした。

ダルメシマンあたりはキン肉マン参加に難色を示すと思っていたら、意外に完璧超人たち全員が闘志満々です。
他の正義超人たちも、近く回復してくる模様。
それなら正義超人が回復してから条約無効と挑戦を申し入れに来れば良かったのに……
条約無効だけは一刻も早く訴えたかったとか?
ともかく度量が広い様子でなによりです。

残る完璧超人は6人ということで、穴も6つ。
正義超人からは、キン肉マンとバッファローマンは確実として、ロビンマスク、ウォーズマン、ラーメンマン、ブロッケンJr.でしょうか。
なんか「またウルフマンは不参加」とか「本題はここからの6連戦で、テリーマンは本戦に出場できなかった」なんて言われそうで心配です。
できる事ならテリーマンにはもう一戦。最後の相手とはキン肉マンとのタッグ、もしくはキン肉マン・テリーマン・ロビンマスクのチームで。
まだ悪魔超人たちの動向が残っていますので、どうなるか分かりませんが……。
あのまま一度も出てこずフェードアウトという事も考えられるだけに、不安が湧き上がります(汗)
あと、ストロング・ザ・武道に立ち向かうキャラをかませに使わないで……。
時間超人にあっけなくやられたロビンマスクにしても、「ミスター準決勝」ラーメンマンにしても、
「ウギャア」ウォーズマンにしても「かませ牛」バッファローマンにしても「三戦三敗三死亡」ザ・ニンジャにしても
これ以上不名誉な扱いにするのは見ていられません。
ネプチューンマンでもアシュラマンでも、キン肉アタルやフェニックスや悪魔将軍も、
誰一人として、かませにされて馬鹿にされても構わない超人なんて、いないのです。


ところで、マンモスマンをどこかの陣営に当てはめるのなら残虐超人か完璧超人かどちらだろうかと考えていたのですが、
完璧超人ではなさそうですね。「自分たちは完璧、自分たち以外の超人は下等」「負けたら死ぬ」という思想性がありません。
マンモスマンは単に物凄く強すぎて、思い切り戦える相手と出会いたかっただけなのです。
「超人ハンター」としてオメガマンとコンビ組んでたのかと想像していた事もありましたが……
しかし、完璧超人と残虐超人のコンビで、宇宙に散らばる犯罪超人をハントしていたという経歴なら矛盾はないような?

脅迫同然に東京ドームを一日で準備させられた委員長と、そこに集まっていた観客達ですが、何も心配はありません。
どうせ移動先の会場も観客はギッシリ超満員です。どう考えても即興で用意した悪魔将軍戦のスタジアムですら満員でしたから。
あと大阪城のパノラマ闘技場も。そこに観客が座ってるのは構造上不可能だろうと言いたくなりますが、そこはまあゆでだから。


[No.611] 2012/01/30(Mon) 18:45:06
9話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

完璧超人たちは正義超人ゆかりの地にリングを構え、正義超人たちを待ち受ける。
キン肉マンはピーク・ア・ブーの待つ両国国技館へ。
テリーマンも続いてストロング・ザ・武道の待つグランド・キャニオンへと向かおうとしたが、
5人の影がテリーマンを押しやり、5つの闘技場に向かっていく。
そしてソ連のターボメンにはステカセキングが、中国のダルメシマンへはブラックホールが襲いかかった。


感想の最初に、光が当たらなかった超人に日の目を見せて欲しいと書いていましたが
悪魔六騎士でもバッファローマンでもなく、七人の悪魔超人たちが登場。
これは燃える展開です。

展開の都合上、悪魔超人たちが勝てないというのは分かっているのですけど、
彼らが健闘する姿を見る事が出来るというだけでも嬉しい。
そして彼らが倒されるところを見て「よくもあいつらをやりやがったな」と読者のボルテージも上がる。
正直言ってカナディアンマンやスペシャルマンあたりが一蹴されたところで何の感慨も湧かないし
ウォーズマンやウルフマンやバッファローマンがやられたら「ああ、またか」とがっかりするだけ。
そこに、七人の悪魔超人を持ってくるのは最高の人選と言えるでしょう。これは素晴らしい。

かつて戦った敵が味方として駆けつけてくれるという展開は、ジャンプ漫画の王道、
キン肉マンでも何度もやってきた展開なのですが、これまでのどの「かつての敵」よりも
今回の七人の悪魔超人が心躍るのは不思議なものです。
おそらくフェニックスやマンモスマンや悪魔将軍が来てくれたとしても、七人の悪魔超人ほどではなかったでしょう。

モニターの区切り方、ブラックホールの登場なども七人の悪魔超人編を彷彿とさせます。
キン肉マンの台詞も正義超人のリーダーとして頼もしく成長したところが見られて、実にいい。
強いて言うなら、これ以上失禁シーンはいらないというぐらいでしょうか。一度やればもういいです。

あと、心配は、武道にバッファローマンが向かっていってやられる事と、
悪魔超人がやられる時に無意味にグロい描写が入らないか、ぐらいでしょうか。
とにかく健闘を期待したいです。誰か奇跡的に1勝してくれたら本当に嬉しいですよね。


[No.612] 2012/02/06(Mon) 19:58:08
10話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ステカセキングとブラックホールに続いて、
ミスターカーメン、アトランティス、魔雲天らも姿を現し、完璧超人に挑む。
キン肉マンも戦闘開始。
キン肉マンと悪魔超人たちの連合軍と、完璧超人の対抗戦が始まった。
そして東京ドームにはバッファローマンが到着。



ステカセキングとブラックホークの他の三名は
アシュラマン、サンシャイン、バッファローマンで行くのかと思っていましたが、
七人の悪魔超人だけで揃えてきました。
バッファローマンとスプリングマンのタッグも期待できるでしょう。

ピーク・ア・ブーはまあ予想通りなのでどうでもいい。
ミキサー大帝みたいに勝ってくれちゃっても構いませんし。

ミスターカーメンや魔雲天の登場方法は実にかっこいい。
対戦カードも順当な感じで、それぞれいい勝負を期待できそうです。
はたして完璧超人たちは、読者の愛着ある七人の悪魔超人たちを相手に、より魅力あるファイトを演じることができるのか。
マックス・ラジアルがいい感じだっただけに、今後が楽しみです。

あと、何度も言うことになりましたが失禁・脱糞はもういい加減にしてくれと……


[No.613] 2012/02/13(Mon) 19:31:34
11話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

現れたバッファローマンは悪魔超人復帰を宣言。スプリングマンも現れ、これで七人の悪魔超人が全員登場。
武道と戦闘中の魔雲天に心配そうな声をかけるバッファローマン。武道もバッファローマンたちに反応。
別のリングではステカセキングがターボメンに猛攻。
新・超人大全集からキン肉マンゼブラの力を引き出し、マッスル・インフェルノを炸裂させた。



もう、どうしてここまで面白いのか。
今回は色々と考えてみました。

まず二世やタッグでさんざん外しまくった「あっと驚く意外な展開」、今回はバッファローマンの悪魔超人復帰ですが
バッファローマンの「もっと戦略に長けなければ」という言葉で、「敵を欺くにはまず味方から」という事情であると伺えます。
本気で悪魔超人になったわけではないので安心して見ていられます。
悪魔将軍も、正義超人との敵対のために送り込んだわけではないようですし。
「超人界の平和のために、正義超人は頼りにならないから悪魔超人が戦ってやる」という話ですね。
バッファローマンが悪魔超人に戻るのはこれで4度目で、
これまでの3回(アシュラマン戦の参謀、二世でのコンステレーション戦、万太郎&カオス対2000万パワーズ)は
全て一時的なものであったので、もう「ああ、またか」で済みます。
悪魔将軍もよくバッファローマンを呼び戻すものです。もはや、後で正義超人に戻る事まで了解済みとしか思えません。

了解済みと言えば、バッファローマンから心配されている魔雲天。
相手が武道とあって、やられてしまいそうだという読者視点からの予想はあるものの、
これがただのかませ要員ではなく、はっきり「負けを覚悟で挑んでいる」という熱い展開だと分かりました。
バッファローマンとスプリングマンを控えに残しているのは、先発の5人、特に武道に挑む魔雲天を捨て駒に使い
将軍が不安視している強敵の力を見極めてから本命のバッファローマンたちが挑むという二段構えの作戦。
悪魔超人は当然負ければ殺されるので、魔雲天はまさに死あるのみの戦場に赴いているのです。

悪魔が他者のために捨て石になる。
初代で「悪魔はただでは死なない、必ず相手も道連れにする」と魔雲天やスニゲーターが見せてくれた最期や、
「悪魔にだって友情はあるんだ」とサンシャインが叫んだ一世一代の名場面を引き継いでいる展開なのです。

そして今回大活躍のステカセキング。
王位争奪編の後なら強豪超人たちのデータが追加されているわけで、これは期待に応えてくれた展開と言えるでしょう。
究極タッグ編で、王位編の知識を取り入れたはずのマンモスマンが
自らの最期やロビンマスクとの戦い、フェニックスの裏切りを予備知識として用いず
何の役にも立っていなかった事とは正反対です。
見たことも無い技が追加されて「こいつはこういうキャラじゃなかった」という展開でもない、
いきなり別人のようになってしまって「新技でインフレしすぎ」というわけでもない。
王位編の後のステカセキングなら当然こうなっているはずなのです。
「かくあらば、かくあるべき」という展開が見事に収まっている。
だから「これは違う、こうなるはずじゃないのか」と不満を抱きながら読み進めなくてもいいのです。

力を呼び出されたキン肉マンゼブラも、役割に完璧に合致しています。
ゼブラのままで戦ってもいいし、別の超人に変わってもいい。
機械超人であるステカセキングならオメガマンに変身してΩメタモルフォーゼを繰り出してもいいし、
プリズマンに変身してカピラリア七光線で翻弄という手もあります。
悪魔将軍、キン肉アタル、全盛期のカメハメなど、変身のネタは事欠きません。
もちろん「キン肉マンソルジャーを選んだらアタルじゃない方だった」というオチが来てもいいのですし。
技を破られたとしても「使い手がステカセキングなら本物よりは劣る」というイメージがあり
強豪超人たちの株を下げることがありません。
そして、マッスル・インフェルノのインパクトの大きさ。
「キン肉族の中でも屈指の達人にしか扱えず、王位継承の条件である」という箔付けが活きています。
同じ大技であってもΩカタストロフ・ドロップやメガトン・キング落とし等では、ここまでではなかったはず。
新・超人大全集の一番手としてゼブラはうってつけの存在と言えるでしょう。この人選も見事です。

それから、さすがに超人大全集の説明はありましたが、キン肉マンゼブラやマッスル・インフェルノについての説明は全くなし。
二世だったらここに大量の説明を挟んでテンポを悪くしていたところです。この展開のスピードは素晴らしい。
短い煽り文「三大奥義、炸裂!!」がまた熱い。この短い文章だけで全てが伝わり、短いからこそ力強さがあります。


なぜ、ここまで二世や究極タッグと違うのか。
素材が良くなっているのではなく、素材の活かし方が上手くなっているのです。
二世にだって、もっと良い活かし方をして欲しいキャラクターは大勢いました。
ヒカルドやチェック・メイトが何の意味も無く潰れていったのは本当に惜しい。
キン肉マン以来悪化しかしていなかったゆでが何故ここで突然復活したのかは分かりませんが、
とにかく作品の出来が良くなっていることは喜ばしい限りです。


[No.614] 2012/02/20(Mon) 18:28:13
12話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

正式に試合開始のゴングが鳴らされ、ステカセキングの猛攻が続く。
ネプチューンマン、マンモスマンに変身して必殺技を連発、そしてウォーズマンの姿に変身。
パロ・スペシャルをターボメンに決めるが、ターボメンも反撃体勢に入った。


ここまでは本当に素晴らしい展開です。
究極タッグ編で醜態を演じたネプチューンマンやマンモスマンも実にかっこよく描かれています。

しかし優勢に試合を進めるステカセキングにも暗雲が。
観客からの応援というのは今後の逆転負けを予感させる不吉な予兆です。
基本的にキン肉マンの観客は敵の超人よりも凶悪非道な存在です。

ジェロニモは前回のスプリングマンの言葉を真に受けて「悪魔超人は何か企んでいる」と言いますが
そのスプリングマンは観客からの声援を心地よく浴びているという悪魔らしからぬ対応。
昔、アシュラマンがブーイングを浴びて「憎まれる事こそ悪魔超人の勲章だ」と堂々としていましたが
スプリングマンはすでに正義超人化が進行している模様です。

それから、変身前は強くないという弱点もきちんと描かれました。
しかし相手の弱点を突くという試合運びは完璧超人らしくないところで、
ターボメンには歴代の強豪超人たちを相手に堂々とパワーで押し勝つ場面を見せて欲しいですね。

ウォーズマンに変身したところでようやくターボメンの反撃が始まりましたが、
「マンモスマンやキン肉マンゼブラに比べて明らかに格落ちのウォーズマンに変身しなければ良かったのに」とか
「キン肉アタルに変身していれば勝てた」なんて展開にならなければいいのですが。
とにかく、ウォーズマンに変身したためにステカセキングが負けたという事になると
ウォーズマンが「三年前のキン肉マン」役になってしまいます。これだけはいけない。
ステカセキングを犠牲にして、ターボメンの対ウォーズマン用の技を読者に披露しておいて
それを本物のウォーズマンが打ち破るという筋書きの組み立てが為されているのなら、いいのですが……。

しかしステカセキングがこのままやられてしまうとも限らない。
ゼブラ、ネプチューンマン、マンモスマン、ウォーズマンと4人の超人に変身しましたが
新・超人大全集はまだひとつ残っています。
最後に現れるのはキン肉マンかフェニックスかアタルか悪魔将軍か。
個人的に期待している展開は、キン肉万太郎に変身してマッスル・グラヴィティを繰り出して欲しいですね。


[No.616] 2012/02/27(Mon) 19:06:58
13話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ターボメンはステカセキングの攻撃を受けながら、そのパワーを体内に蓄積して増幅しており
強大なパワーをステカセキングに送り返す。
ステカセキングはあまりに巨大になったパワーに体が耐えきれず自壊。
なおも立ち上がる気迫を見せたものの、ターボメンの反撃に倒れた。



今回もいい話でした。
まず、危惧していた「ウォーズマンの力を呼び起こしたために負けた」という展開ではなかったこと。
ステカセキングの敗因は完全にターボメンの能力によるものであって、たとえば悪魔将軍のカセットを入れていたところで
地獄の九所封じや超人圧搾機をかけている最中に自壊、地獄の断頭台をかけようとしたところで足が折れて倒れるだけでしょう。
スーパーフェニックス、キン肉アタルなど、他のどの超人のカセットであっても同じ事です。
今回の話で「またウォーズマンが」と言う人は話をちゃんと読まずに、ただウォーズマンを笑いものにしたいという結論ありきの人です。

ターボメンの台詞もいい感じです。技の説明が終わったあとのステカセキングとのやりとりは短い言葉で意図を明確に伝えており、
ステカセキングの熱い台詞を「ならば俺が殺してやる」「それだけ聞けば結構」と受け流す場面は実に格好いい。
マックス・ラジアル、ストロング・ザ・武道に続いて、強く立派な完璧超人というところを見せてくれました。
必殺技も、凶器攻撃は機械超人のステカセキング相手なら無闇に酷いシーンには見えませんし
決め技も両手両足を固めて落下というシンプルなスタイル。
砕け散ったステカセキングの亡骸が実に格好いい。

手足が砕かれても立ち上がろうとするステカセキングに声援を送る観客もいい。
これが二世までの客だったらいったい何と言っていることでしょうか。
手足が折られたところで「キャアア〜ッ」「ワアア〜ッ」と怖がったり、
「やっぱり悪魔超人なんかじゃ駄目なんだ、早く正義超人を起こしてくるんだ〜っ」とせっかくの勝負に水を差してくれたと思います。
酷いときにはそれを超人たちがやることになったり。今回の配役ならジェロニモがやらされそうです。

そしてステカセキングが残してくれた希望は、変身したのが「7年前のウォーズマン」であったこと。
王位争奪編以降ウォーズマンがチューンナップを施していて、ステカセキングが変身した段階とは違っていたら、と予感させてくれます。
同じ展開を期待させてくれた21世紀ウォーズマンが何の変化もなかっただけに、今度こそは逆転を見せて欲しいところです。

タッグ戦でないから二本背負いスクリュードライバーは出ないでしょうけど……。
あの話、熱くて好きなんですよね。


[No.617] 2012/03/05(Mon) 13:42:30
14話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンとスプリングマンは倒れたステカセキングに弔意を表する。
ミスターカーメンとクラッシュマンの戦いは、ミスターカーメンが様々な秘術を駆使して優勢に立つ。
クラッシュマンの必殺技アイアングローブをかわし、ミイラパッケージに捕らえた。




以前は「死んだ者は評価しない」という事になっていた悪魔超人たちですが、
彼らも仲間に対しては敗れた者でも敬意を表するという方向性に変わっているようです。
ステカセキングが残したものというのは、最初の地獄のシンフォニーの後遺症なのでしょうか。

ミスターカーメンの様々な新技はどれも「彼ならこれぐらいやるだろう」というぐらいに違和感がなく、
新たな驚きを感じつつ不自然さが無い構成。
何度も差し挟まれる「マキマキ」の声も、以前から言っていた事なので奇異には映りません。
言いすぎのような気はしますが。
ミイラパッケージは恐らく不発に終わるのでしょうが、
アイアングローブが装甲になって阻まれるのなら見た目通りですので問題はなさそうです。

クラッシュマンは片目しか出ていないのに表情の変化がよく分かって面白いです。
スパイダーマンみたいですね。
アイアングローブはミンチになった敵と抱き合う構図になるわけで、
ジャンククラッシュと違って自分ならやりたくない技ですね(汗)
できれば「ゴワ」とコナゴナになって欲しいところですが、
今のゆではグロい絵を好んで描きそうなので安心できません。
その意味でもカーメンに勝利してもらいたいところです。


[No.618] 2012/03/12(Mon) 21:07:20
15話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ミイラパッケージは通用しなかった。クラッシュマンの体は半分以上が機械でできていたためだ。
ミスターカーメンはアイアングローブを受けて倒れる。悪魔超人軍は二連敗となった。
形勢の不利にバッファローマンとスプリングマンは唸るものの、
悪魔超人としての節を曲げずミスターカーメンに弔意のサインを送る。
次のリングでは、ブラックホールとダルメシマンの戦いが始まった。



今回は少し残念でした。
これまでが毎回良すぎただけに、普通の回が下に見えます。贅沢な事を言えるようになったものです。

新技や新展開をいくらでも考えつきそうだと思いきや、カーメンはあっさりやられてしまいました。
恐れていたグロ描写は内蔵が飛び散るレベルまで行ってなくて一安心。
ベルリンの赤い雨を食らったガゼルマンあたりは今でも読み返す気になれません。
カーメンが頸動脈を噛みちぎろうとしていた時には歓喜していたのにクラッシュマンには例の「キャアアーッ」が出る観客は
二世の悪夢を彷彿させられて嫌な気分になりました。まあ流血の度合いが大違いではありましたが……。

先日悪魔を信用してはいけないと言ってたのにカーメンに褒められるととたんに味方に付くジェロニモは
本当に今回の「心ない発言をする担当」にされてしまった模様。
おおむね良好な評価を出す事ができる今作ですが、ジェロニモのファンは納得できないでしょうね。

悪魔超人は、さすがにストロング・ザ・武道に魔雲天が勝つ事はないとして、最高でも2勝3敗の負け越し。
完璧超人2人が生き残って、そこにバッファローマンとスプリングマンがタッグで挑むという事前予想は外れました。
初期から台詞があって読者に個性を見せているダルメシマンと戦うブラックホール、
同系統かつ格上っぽいマーリンマンと戦うアトランティスもそれぞれ
ダルメシマンやマーリンマンが正義超人と戦う場面を演出するための前座として敗れてしまいそうなムードです。
正直言ってアトランティス対マーリンマンは望み薄だと思うので、新技の種類が豊富そうなブラックホールには頑張って欲しいところです。


[No.620] 2012/03/19(Mon) 18:42:49
16話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブラックホールは影の中に身を隠し、分身してダルメシマンを翻弄する。
ダルメシマンは体の斑点を一カ所に集めて姿を変えて反撃。
ブラックホールの本体を捕らえ、噛み付き攻撃を繰り出した。


ブラックホールの猛攻からダルメシマンの反撃まで、どちらも様々な技の攻防戦が見事です。
ダルメシマンは斑点を移動させるとか噛み付き攻撃以外は至極まともな戦いぶりで
ニードロップやローリングソバットで普通に戦う敵の超人というのはなかなか新鮮味がありますね。
逆に、腹に穴が空くというのはちょっと不気味なのですが……。

今回の一番の驚きは、ページを戻して読み返すとダルメシマンがきちんと唾液を付けているところです。
まさかあのゆでに伏線なんて大技ができたとは。
前のページには絶対そんな事書いてないだろうと思って見てみたら衝撃を受けました。
突然面白い作品を書くようになったり、ゆでに何が起きているのでしょう……。


[No.623] 2012/03/26(Mon) 19:12:42
17話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ダルメシマンの噛み付き攻撃でブラックホールは大ダメージを負う。
さらに影の中に潜る能力やブラックホールに吸引する能力を封じられ、一方的に攻撃を浴びる。
ブラックホールは気力を振り絞って立ち上がる。



ブラックホールは生身の生命体というイメージで捉えておらず、
噛み付き攻撃で体を食いちぎる事が出来るという構図が新鮮に映ります。
食いちぎられても、そのぶんだけ内側から肉体がモコモコと盛り上がってきて再生しそうだと思っていたのですが……。
頭部の重傷は痛々しいもので、一歩間違えると脳が露出したグロ画像みたいな光景になってしまいます(汗)
これほどの重症ではブラックホールが逆転したとしても助からないことでしょう。
次で終わりそうなので、ペンタゴンが助けに来て……という展開にもなりそうにないですし。
そう言えばペンタゴンはどこで何をしているのやら。

しかし、まだブラックホールには勝機があります。
これまで倒れていった悪魔超人たちは、地獄のシンフォニーや頸動脈への噛み付きなど
後の試合にも響きそうなダメージを完璧超人に残していきましたが、ブラックホールはまだそれがありません。
破損して杭のようになった鉄柱もポイントです。串刺しになるのはブラックホールなのか、ダルメシマンなのか。
次が楽しみです。


[No.624] 2012/04/02(Mon) 18:33:57
単行本38巻 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

単行本38巻、完璧無量大数軍編としては1巻目となるコミックスが発売されました。
これまで読み返す事ができなくなっていた前の話をじっくり読むと、
最初に読んだときから色々と印象が変わっている事に気付きます。

ターボメン、クラッシュマン、ダルメシマンたちの強さを知ってからでは
連続攻撃を食らったジェロニモがよく死なずに済んだものだと驚いたり、
マックス・ラジアルにあっというまにやられたカナディアンマンとスペシャルマンも納得です。
正義超人が弱いのでは無く完璧超人が強すぎるのであって、
そんな連中にビッグ・ボンバーズが向かっていけば当然こうなる……と。

口調が定まっていなかったり、誤字がそのままになっていたりするのですが
あえて訂正せずに進めるのもキン肉マンの手法なのでしょう。

パソコンの普及で紙媒体の書物はどんどん廃れていくのが世の風潮ですが、
こうして手元にあってパソコンを立ち上げなくても読む事ができるコミックスはやはりいいものです。
それに対して、パソコンの普及による利点は、完璧超人たちの作者を直接知る事ができるというところです。
pixivにターボメンとピーク・ア・ブーを投稿した方が絵を出していて、驚きと同時に、こうして巡り会える幸運に感謝したものです。
本もパソコンも、どちらも素晴らしい。


[No.625] 2012/04/06(Fri) 22:43:41
18話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブラックホールは全力でダルメシマンを吸引、四次元空間に引きずり込む。
ダルメシマンは四次元の裂け目から脱出するが、それはブラックホールの仕掛けた罠だった。
ブラックホールはダルメシマンを捉えて新技「フォーディメンションキル」でKO勝ちを収める。
自害を試みるダルメシマンを、ブラックホールがその手で処刑した。



ついに悪魔超人が一勝を収めました。こうなるとアトランティス対マーリンマンはどうなるか分かりません。
自害しようとしているところにとどめをさすのはさすが悪魔。
正義超人との共闘のために来たのではない、という言葉がようやく意味を持ってきました。
テリーマンとバッファローマンの会話が楽しみですし、
「倒れた悪魔超人のかたきを正義超人が」という流れではなくなって先の展開が読めなくなってきました。

ブラックホールの新技フォーディメンションキルはマッスル・リベンジャーによく似ていますが
マッスル・リベンジャーより複雑で逃げられなさそう、マッスル・リベンジャーの方がどうも痛そうというイメージです。
このあたりも良く出来たバランスという気がします。
マッスル・リベンジャーの「キン肉バスター+キン肉ドライバー」の構図も大好きですし、
今度のフォーディメンションキルはあまりそういったイメージではない。

次は恐らくアトランティス対マーリンマンの試合でしょう。
ここまで、昔の決め技(地獄のシンフォニー、ミイラパッケージ)では完璧超人を仕留めきれず
新しい決め技(フォーディメンションキル)ならば勝てるという展開が繰り広げられましたが
アトランティスドライバーという決め技を持っているアトランティスは、上手く勝利する事が出来るのでしょうか。
テムズ川はネプチューン・キングが喧嘩男を見出した完璧超人ゆかりの地でもあります。
出しても出さなくても良い設定ですが、どうなっていくでしょうか。


[No.626] 2012/04/09(Mon) 20:23:16
19話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔超人は完璧超人の抹殺を宣言。テリーマンはその言葉に戸惑うが、
キン肉マンはあくまでもバッファローマンを信じる決意を示し、ピーク・ア・ブーの攻勢に対して反撃を開始する。
一方、アトランティスとマーリンマンの戦闘が激化。
両者のホームと言える水中での戦いを避け、グラウンドでの勝負を挑むアトランティス。
マーリンマンは水中戦への移行を計るが、アトランティスの必殺技セントヘレンズ大噴火が決まる。


今回のキン肉マンの言葉、できれば究極タッグ編でネプチューンマンにかけてもらいたかった言葉そのままです。
「未来で何があったのかは今の私は知らないが、この時代で確かに友情に結ばれたお前を信じている」と。
ネプチューンマンも、かつてキン肉マンのために命を投げ出しても惜しくないと考えたことを、思い出して欲しかった。
やはりキン肉マンはこうでなくてはとあらためて感じます。

ストロング・ザ・武道がマウントポジションで殴られていて一安心。
潰されたままだったらカウントを取られてフォール負けになっているところでした。

アトランティスとマーリンマンの戦いは実に見事。
目まぐるしく変わる攻守、テンポのいい技の展開。本当に、二世とは別人が描いているかのようです。


[No.627] 2012/04/16(Mon) 19:01:58
20話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アトランティスとマーリンマンの攻防が続く。互いに様々な技を繰り出しては打ち破り、目まぐるしく攻守が入れ替わる。
ついにマーリンマンがアトランティスを水中に引きずり込み、試合は河底に場面を移す。
マーリンマンはかつてアトランティスと戦ったロビンマスクを侮辱するが、その言葉がアトランティスを奮い立たせる。
マーリンマンの必殺技フライングソードフィッシュをまともに受けるアトランティス。
しかしロビンマスクとの戦いで負った古傷が強靱な皮膚となっており、攻撃を受け止めた。



悪魔超人は「憎しみのパワーを源にして戦う」という思想の立脚点こそ正義超人と違えど、
仲間内での友情は厚く、正義超人との戦いも後には互いの敬意となっているようです。
正義超人のために来たのではないと言いつつも、
やはり完璧超人の中で注意すべき相手がいるため、正義超人に代わって倒してやろうという方向性のようですね。
ただし、その際の手段は悪魔超人流でやらせてもらう、と。
完璧超人の身の処し方も、それぞれの超人たちの節義がきちんと筋道が通っていて、読んでいて嬉しいです。

いつのまにか「悪行超人」で一括りにされていたり、
「最後まで立っていた奴が正義」という意味不明の理屈でヒカルドが正義超人への道を断たれたり、
表面上は改心したつもりでも持って生まれた悪行の血がどうのこうのと言われて結局元に戻されたり、
完璧超人界の再興を掲げていたネプチューンマンが一体何がやりたかったのか意味不明の行動に終始したり、
完全に道筋を見失っていた二世とは大違い。
二世への恨み言は尽きませんが、今度のはそれらを見事に払拭しています。実に素晴らしい。

試合の展開も次々に繰り出される技が楽しく、懐かしい技もあり新しい技もあり。
アトランティスドライバーも出していませんし、マーリンマンもまだ「完刺」を冠した技を見せていません。
キン肉マンとストロング・ザ・武道は結局勝つでしょうけど、この対戦はどちらが勝ってもいいので、本当に先が楽しみです。


[No.629] 2012/04/23(Mon) 19:13:08
21話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アトランティスはマーリンマンの喉元をドロップキックで切り裂くなど奮戦するが、マーリンマンの逆襲に遭う。
川の上から応援する少年の声に助けられ、アトランティスドライバーを繰り出すものの失敗。
マーリンマンの大技が立て続けに入り、失神状態のアトランティスに「完刺」スピア・フィッシングが決まった。



アトランティスはこのまま死んでしまうのでしょうか。
意識を失い、背中から串刺しでは致命傷と見ても良さそうですが……。
マーリンマンにかなりの負傷を与え、アトランティスドライバーが破られては、さすがにこれまでかもしれません。

マーリンマンは投げ技に対する受け身や、ドライバー系の技を無力化できるフライングソードスパイラルなど
かなり防御関係が得意な超人のようです。結構珍しいタイプですね。

問題は、応援してきた少年とか、唐突に思い出したロビンマスクとの話とかで
また「友情パワーを発揮すると負ける」という二世の悪癖が再燃しないかという不安です。
タッグでさんざんだったロビン復権のためにまた活躍する手はずなのかもしれませんが、
それならそれでテンポ良く終わらせてもらいたいところ。
応援と思い出話で力を発揮するのなら、アトランティスが奮起してここから逆転してもらいたいところです。


[No.644] 2012/05/07(Mon) 18:43:31
22話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アトランティスは最後の力を振り絞って復活。
再度スピア・フィッシングを受けるもののさらに戦いを挑み、マーリンマンをタワーブリッジで撃破する。
ここでついにアトランティスも力尽き、両者死亡による引き分けとなった。



卑怯な手段を用いて戦ったという評判のアトランティスでしたが、
今回はひたすら「かつてロビンマスクと戦った超人」という点を強調した出番となりました。
この戦いぶりを見れば、もう「改心して正義超人になった」と言われても違和感はありません。

対するマーリンマンも、無意味に善悪論を言い出さない純粋な強敵として頑張ってくれました。
「完璧な強さ」「あのお方のために」というのは思想性がなく、単純にそれぞれの事情というだけです。
こんな戦いの方が読んでいても面白いです。

流血の多い試合でしたが、それは特に勝敗に直結せず。
アトランティスが敗北し、ロビンマスク対マーリンマンになって前の試合での流血が影響して……
という展開かと思いましたが、そのまま終わりました。
こうなると、地獄のシンフォニーや、カーメンの頸動脈への噛み付きも後には響かないのでしょうね。
前の試合のダメージを引きずって苦戦するというのは珍しいですし。

ここまでの経過は

○テリーマン − ×マックス・ラジアル
×ステカセキング − ○ターボメン
×ミスターカーメン − ○クラッシュマン
○ブラックホール − ×ダルメシマン
△アトランティス − △マーリンマン
キン肉マン − ピーク・ア・ブー
魔雲天 − ストロング・ザ・武道

キン肉マンと武道は勝つでしょうから、3勝3敗1引き分けで互角の形勢。
最初に出てきた7人の他に完璧超人が5人いますし、正義超人の本隊も、悪魔騎士たちも未登場。
まだまだ長く続いていきそうです。


[No.645] 2012/05/21(Mon) 19:18:03
23話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンら悪魔超人たちはアトランティスの死に涙を見せず、マーリンマンを討ち取ったことを讃える。
ストロング・ザ・武道は「完璧な実力が無ければ死して当然」と心を動かさない。
その様子にテリーマンたちは違和感を隠せない。

続いて試合が動いたのはキン肉マン対ピーク・ア・ブー。
ピーク・ア・ブーは完全に格闘技術や知識の無い空白状態で、キン肉マンは優勢に試合を進めるが
キン肉マンの技や言葉から次第に戦闘方法を学んでいく。
戦いの流れの中で戦闘方法を身に付けていくピーク・ア・ブーの反撃が始まる。



悪魔陣営、完璧陣営の描写はちょっと行きすぎか不自然かもしれません。
武道は、堂々と自害したマックス・ラジアルを讃える場面は良かったのですが。これではただの悪い人です。
バッファローマンたちも、口では酷いことを言っているものの内心では……という描写は何度も行われているだけに
さっさと「悪魔にだって友情はあるんだ」と本音で行動して欲しいですね。
それはもう読者も正義超人も承知している事なんですから、隠さなくてもいいし、隠されるとかえって違和感があります。
それと同じく、「あのお方」の連呼はそろそろ止めて欲しいですね。分かってるんだから「悪魔将軍」と言えばいいのに。
読者が今後に期待しているのは、悪魔超人の言う「あのお方」とは誰なのかではなく、悪魔将軍がリング上でどう戦うか
という事なのですから……。このあたりは「恐怖の将」で引っ張り続けた二世と同じ失敗です。

テリーマンも聞けばいいのに。
「あのお方って誰だ、悪魔将軍は確かゴールドマンが完璧のマスクになって六騎士も分離したからいなくなったはず」
「いや、やっぱり悪魔将軍なんだ。あとアシュラマンとサンシャインが控えてる」
「どうして復活したんだよ。しかも六騎士が別にいて」
と会話が続けばそれでいいのです。悪魔超人側でもったいつける必要は何も無い。


キン肉マンと初戦で戦う超人はたいてい変な奴が宛がわれることが多いのですが
ピーク・ア・ブーも正統派では無く特殊系の超人。
大人の肉体に赤ん坊の顔というのは、怪奇ものっぽくて好印象なのですが
これが完璧超人なのかと考えてしまいます。
オメガマンのΩメタモルフォーゼは、その前にΩカタストロフ・ドロップという格闘技を見せていたので良かったのですが
ピーク・ア・ブーはそのあたりも無いので、あまり印象は良くないです。
完璧超人以外の陣営……と言うか、「ゆうれい小僧がやってきた」あたりに出た方が良かったのでは?
今回はあまり期待せず、キン肉マンの頑張りそのものを楽しむことになるのでしょうか。


[No.647] 2012/05/28(Mon) 19:01:35
24話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ピーク・ア・ブーはさらに学習を進め、キン肉マンの技を的確にカットする。
ウエスタンラリアート、超人絞殺刑、キン肉バスターを次々に返し、キン肉マンにダメージを与えていく。
キン肉バスター返しを繰り出すピーク・ア・ブーの顔は赤ん坊のものから、成人した超人の顔に変化していた。



毎度のようにキン肉バスターが返されるのは定番なのでいいのですが(BUKIボーイが返せなかったのが謎です)
超人絞殺刑を先読みで返したのが気になりますね。動きはとっさに反応したとしても技の名前まで知っていたとは。

大人の体に幼児の顔が乗っているのも不気味なものでしたが、成人の顔もやっぱり不気味。
なにしろ「完恐」ですから、そういうコンセプトの超人なので狙い通りという事なのですけど
あまり見ていたい類の絵ではないですね……。

あと2週はかけるでしょうから、まだ中盤戦というところです。
キン肉マンの技の引き出しはまだ90種類以上もあるのですから、キン肉ドライバーやマッスル・スパーク以外でも
どんどん動いているところを見せて欲しいですね。


[No.648] 2012/06/04(Mon) 20:39:18
単行本39巻 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

単行本39巻を購入しました。
やけにグロかったブラックホールの傷口が描き直されていますが、これはこれでなんか不気味です。
これ直すんだったらキン肉マンのお漏らしも直してくれれば良かったのに……。

あらためて以前の試合を見返してみると、やっぱり完璧超人たちの異名が変だと感じます。
「完武」は文句なくかっこいいし、「裂」「刺」は本人ではなく技の呼称だと考えれば合うのですが、
「掌」とか「牙」とかはどうも……。「恐」は本体も含めていまいちという気が(汗)

ところで今までピーク・ア・ブーと書いてきたのですが、ピークア・ブーだった事に気がつきました。
最初からこうだったでしょうか?いつからか変わっていたのでしょうか……?
単行本で確かめてみたら、最初からピークア・ブーだったみたいですが……。


[No.649] 2012/06/06(Wed) 19:00:17
25話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ピークア・ブーは成人に成長し、これまでキン肉マンが使ってこなかった48の殺人技まで使いこなす。
試合を優勢に進めるピークア・ブーだが、これまで大人になるたびにストロング・ザ・武道に戻されてきたことを明かす。
ピークア・ブーはそんな待遇に不満を示すが、武道は赤ん坊の時の急成長能力こそが強さの秘訣と取り合わない。
はっきりと内紛の意図を示すピークア・ブー。
立ち上がってきたキン肉マンの技を受けるが、ごく普通のボディプレスをまともに食らってしまう。



ピークア・ブーの能力は受けた技そのものではなく、技を掛けてきた超人の技術そのものを修得するようです。
使ったことがない奥の手まで事前に修得されるのだから、相当やっかいな能力のはずです。
しかし真価を発揮する前に一戦だけで消えそうな感じですね。ここからやられそうな展開はいくつか思いつきます。
大技はコピーできるけど基本的な技はコピーできなくて基礎がなってないとか、
基礎が固まっていないから発展系である大技も本当は上手くできていないとか、
一人ぶん吸収したら後はもう成長できなくなって頭打ちとか、
キン肉マンを倒したものの武道にやられるとか、
これまでコピーしてきた技は全部武道に吸い取られていてもともと武道に技を吸収させるための媒体扱いだったとか……。
結局のところ、自分の力ではなく対戦相手の力を利用して勝とうというのは完璧超人らしからぬキャラクター性なので
あまり長続きして欲しくはないですね。

そもそもターボメンのアースクラッシュとか、オメガマンのΩメタモルフォーゼとか、
模倣できそうにない固有の能力で攻められたら駄目ですし……。

腹の怖い顔でびびらせるというのが主眼のキャラではなくなってきましたし、
四本の腕を使ってのパワーボムもたいしたことはなさそうで……。

成長後の顔はシルエットで見えにくかったのではなく、本当に色が違うようです。
カラーになったら何色になるのでしょうか……ピンク色かも?

その顔が念仏男に似ているのがどうも嫌です。
個人的に大好きな必殺技ベスト2に入るキャラなので、いつかきっちりと描いて欲しいキャラだったのですが。
闘将!拉麺男の続きはもう無理でしょうか……。


[No.651] 2012/06/11(Mon) 22:11:58
26話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンは基礎的な技だけでピークア・ブーを攻め続ける。
急成長をし過ぎたピークア・ブーは基本的な技を忘れてしまい、対応できなくなっていたのだ。
キン肉マンは基本技の連携、「風林火山」を決める。



今回は懐かしい話が多く出てきました。48の殺人技No.1とか、風林火山とか……。
この調子で怪獣退治時代のエピソードが出てくると嬉しいですね。
キン肉マンにあって二世にないものは、あの本当にダメ超人時代の時期だと思っています。
仲間と言えばキン肉マン、テリーマン、ミートの三人だけ。
あとは防衛隊とかの頼りにならない面々と、一話限りの怪獣たちを相手に一話完結のドタバタ騒ぎ。
リングにかけろのボクシング初期の練習風景からチャンピオンカーニバルまで、男塾の日常風景や夏期合宿、
北斗の拳のジードやジャッカルや牙一族あたりと戦っている時期などもそうですが、
キャラクターたちの基盤となる部分が描かれているかどうかは、人気の主人公たちにとって大事な財産だと思うのです。
ラオウやサウザーの足下にも及ばないはずのガルフ様とかゴンズ様とかバスク様とかゲイラ様とかギョウコ様とかジャグゾ様とか
一話限りどころか3ページぐらいで退場する連中がやけに心に残るのも、
事前にきちんとケンシロウの日常のひとこまを描いているからだと思うのです。
蒼天の拳や直江兼続などの雑魚が同じように変な悲鳴あげて吹っ飛んでも、やはり違うのですよね。
キン肉マンで言うなら、敵の超人軍団をアイドル超人軍が迎え撃つ話ばかりでなく、
それぞれの地元で怪獣……とはいかないまでも、単独で向かってくる敵の超人と戦うとか
団体チャンピオンの座を狙ってくる若手超人との戦いであるとか……
ちょうどテリー・ザ・キッドの短編のような話があってくれると、それぞれの超人への思い入れも深まるのです。

なので「闘将!拉麺男」とキン肉マンのリンクを想像してみたりしているのですが
さすがに拉麺男の世界設定が無茶すぎて自分の想像の中でも繋げられずに残念がっていたりします……。

「大技でなければ仕留められない」という不文律というか暗黙のルールが公言されたわけですが
キン肉マンのゲームでぜひ実際やって欲しかったのがこのルール。
超人にはそれぞれランクが存在し、その超人のランク以上のフィニッシュ・ホールドを持っていないと勝てない。
つまり基本的能力がキン肉マンと同等でも、有力なフィニッシュ・ホールドを持たないテリーマンは強い超人には勝てず
それでも能力は優秀なので引き分けに持っていく事は楽にできるとか、
一定以上のランクの超人に対してはスクリュー・ドライバーは強制的に回避されるとか。
アクションゲームやアドベンチャーゲームなど、一人で遊ぶタイプのゲームならいけそうだと思っています。
対戦ゲームだと戦う前から勝敗が決しているわけで、うまくシステムと合いませんが。
とにかく、「体力ゲージが0になったらKOされる」というのはキン肉マンたちに似合わない。
体力0で気絶、フィニッシュ・ホールドは単なる儀式的なイベントという形でもいいので、試合の最後は大技で決めて欲しいものですね。
なかなか上手く行った例しがないルールなので、希望するのは簡単でも上手く採用するのは難しい話なのですが……。


[No.652] 2012/06/18(Mon) 20:16:02
Re: 26話 (No.652への返信 / 2階層) - ロボじい

> 「大技でなければ仕留められない」という不文律というか暗黙のルールが公言されたわけですが
> キン肉マンのゲームでぜひ実際やって欲しかったのがこのルール。
> 超人にはそれぞれランクが存在し、その超人のランク以上のフィニッシュ・ホールドを持っていないと勝てない。
> つまり基本能力的がキン肉マンと同等でも、有力なフィニッシュ・ホールドを持たないテリーマンは強い超人には勝てず
> それでも能力は優秀なので引き分けに持っていく事は楽にできるとか、
> 一定以上のランクの超人に対してはスクリュー・ドライバーは強制的に回避されるとか。
> アクションゲームやアドベンチャーゲームなど、一人で遊ぶタイプのゲームならいけそうだと思っています。
> 対戦ゲームだと戦う前から勝敗が決しているわけで、うまくシステムと合いませんが。
> とにかく、「体力ゲージが0になったらKOされる」というのはキン肉マンたちに似合わない。
> 体力0で気絶、フィニッシュ・ホールドは単なる儀式的なイベントという形でもいいので、試合の最後は大技で決めて欲しいものですね。
> なかなか上手く行った例しがないルールなので、希望するのは簡単でも上手く採用するのは難しい話なのですが……。


いいですね、これ。面白そうです。
今すぐではなく、遠い先の話になっちゃいますが、いつかMUGEN大会の時にこのルールを基本とした大会を作ってもいいでしょうか?

恐らく、MUGEN大会の仕様上完全にそのままという訳にはいかないと思いますが。


[No.653] 2012/06/19(Tue) 20:23:44
Re: 26話 (No.653への返信 / 3階層) - キャノン娘

こんばんはー。
自分でも考えてみたり、実際に取り入れたゲームを見てみても、
試合終了後の特別な技で(究極神拳みたいな感じですね)実は試合の勝敗に影響しておらず
せっかくのフィニッシュ・ホールド、各キャラにとって最高最大の必殺技が単なる演出になってしまって、実戦力として機能していないとか、
必殺技でのフィニッシュ以外では勝てないので、体力が減ってきたらその必殺技にだけ注意していれば負けることはなく、
劣勢な側が「必殺技に対処しようとしている」と分かりきっているのに攻撃側はその必殺技を繰り出すより他に勝つ方法がない……
と、きちんとした試合にならなさそうなのです。

もしも自分がMUGENでやってみるとしたら、キャラはプロレス系など、大技が映えるキャラばかりを揃えておいて
フィニッシュ・ホールド以外の技のhitdef全てにkill=0の記述を加えてKO不可能にしておき、
フィニッシュ可能な技は複数用意しておいて詰み状態になるのを防ぎ、
AIにも「相手のLifeが残り少なかったらフィニッシュ技で決めに行く」と指定して、
そのうえでテストプレイをしてみて上手く行ったとしたら……と考えています。
「体力的には圧倒的に優勢だったはずなのに、普通のルールでならとっくに勝っているはずなのに、
AIがフィニッシュ不可能な技だと判断しないで基本技を当て続けているためにいつまでも勝利できず、結局逆転されてしまう」
という展開が生まれるのが怖いのですね(汗)

企画の意図は面白そうなのですが、実行するためにはバランス調整やルールを公正に保つのがなかなか難しいと思います。
上手く調整ができれば、私も見てみたいので、ぜひお願いしたいところなのですが……。


[No.654] 2012/06/19(Tue) 20:42:28
Re: 26話 (No.654への返信 / 4階層) - ロボじい

私が考えたのは、プログラム的な方ではなく、ルールで似たような方向が作れるのではないかと思いました。

MUGENプロレスは脱落無しのpt製というちょっとイレギュラーな方向性の大会でしたが、これの応用です。

大雑把な全体ルールとしては、前回のプロレスでは超必殺技KOでpt+1。勝利ptの方がかなり大きさを占めていましたが、
これを逆転して、ただ勝利するだけではpt+1。超必殺技KOで+5とかにすると逆転性が高いキャラが生まれやすくなる気がします。テリーマン的要素もこれであらわせます。

後は、ウォーズマンのスクリュードライバーがランクの高いものに通じない理論は、大人数になると無茶になりますが、一人一人に特殊ルールによるpt増減を加えたりでしょうか。
グリフォンマスクならTOP状態で勝利するとpt倍。ただし、それ以外だとptがもらえなかったり、
アストロならば、1ラウンド目を取り、その後3ラウンド目で勝利するとptが増える。などなど。

これは大雑把な例なのでこの通りにはなりませんが、こういう形で現すこともできるんじゃないかなーと思います。


[No.655] 2012/06/19(Tue) 23:07:54
Re: 26話 (No.655への返信 / 5階層) - キャノン娘

> 私が考えたのは、プログラム的な方ではなく、ルールで似たような方向が作れるのではないかと思いました。
> ただ勝利するだけではpt+1。超必殺技KOで+5とかにすると逆転性が高いキャラが生まれやすくなる気がします。

かなり長丁場の大会でないと、たまに1回だけ超必殺技で勝ったキャラが凄く有利になってしまったり、
なかなか超必殺技で決まる試合にならなかったりしそうですね。
前のように脱落者なし、長期の日程になればフィニッシュの機会も増えて、ルールが活きてきそうです。

> ウォーズマンのスクリュードライバーがランクの高いものに通じない理論
あれは「ショーンはゲームをクリアーしてエンディングを迎えても、大会敗北オチが待っている」みたいなものなので
本気でルール化するのはまずいような気が……(汗)

> グリフォンマスクならTOP状態で勝利するとpt倍。ただし、それ以外だとptがもらえなかったり、
> アストロならば、1ラウンド目を取り、その後3ラウンド目で勝利するとptが増える。などなど。

みんな、狙い目の行動というのがありますからね。
「体力をリードされた状態から1回の連続技や超必殺技で逆転勝ちする」
「先にラウンドを取られた状況から、2本取り返す」
「多段ヒットする超必殺技の最後の一発で綺麗にKOする」
「マッスルパワーがしつこい投げで悲鳴を10回以上あげさせる」
「オルテガがスーパーマッスルボマーで10割」
「マーストリウスが弱パンチ連打からの、突然の足払いか間合いぎりぎりのダブルジャーマンで勝利」
などが思いつきますね。
超必殺技に限らず、ファンの期待に応える形での勝利が高いポイントになるのは面白いと思います。


[No.656] 2012/06/20(Wed) 02:42:30
27話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ピークア・ブーは風林火山に倒れ、キン肉マンの勝利が確定する。
観客がキン肉マンに送る声援の中で満足そうなバッファローマン。
ピークア・ブーは自害を口にするが、キン肉マンは友情の強さを説き、改心したピークア・ブーと再戦を約束する。
武道はそんな二人を許さず、下等超人の抹殺を宣言。魔雲天に猛攻を加え始める。



キン肉マンが勝ち、ピークア・ブーが友情に目覚め、武道が否定するという事自体は順当な流れなのですが
そこを描いていく描写が実に素晴らしい。
キン肉マンの語る内容は万太郎とは大違いで、ヒカルドやアシュラマンと戦っていた時の嫌な気分と正反対。

この作品自体がさんざんやってきた「新必殺技という風潮」を批判していますが、
それは今後に活かしてもらいたいものです。
たとえば地獄のシンフォニーやアトランティスドライバーは駄目で、
フォーディメンションキルやタワーブリッジといった新技で決めているのですが
今後出てくるであろうスプリングマンやアイドル超人たちはどうなるか。
魔雲天はさすがに武道に勝つわけにも行かないでしょうから除外することにしますが、
たとえば
「スクリュー・ドライバーなど、まともに決まったら本当に死んでしまう技は絶対に命中しない」
「スピニング・トゥ・ホールドやパロ・スペシャルなどの関節技はフィニッシュ・ホールドとしては決して機能せず、
 キン肉バスターやロビン・スペシャルや九龍城落地など落下系の技を持っていない超人は試合に勝利することができない。
 テキサス・クローバー・ホールドやベルリンの赤い雨ではフィニッシュできないので
 カーフ・ブランディングやブレーメン・サンセットが作り出された」
「パロ・スペシャルあたりでKOされる超人はザ・マンリキやセイウチンなど格下の雑魚であり、
 それでフィニッシュしても敵の強豪超人に勝利したという栄誉は得られず、むしろ雑魚にしか勝てないという悪名が増えるだけ。
 ウォーズマンには落下系の新技が求められる」
「OLAPも万太郎に大ダメージを与えたが、フィニッシュしたのはビッグ・ベン・エッジ。
 あとはタッグ技の一部として万太郎のサポートに使用されただけ」
という試合様式は今後変化するのでしょうか?
結局落下技であるマッスル・スパークでしか敵ボスには通用せず、
「風林火山ごときで破れたピークア・ブーは雑魚だった」ということになってしまわなければいいのですが。

風林火山を偉そうにジェロニモが解説してますが、こいつは知らない側に回った方が良かったのではないかと。
「こんな技は見たこと無いズラ」
「お前がデビューするよりも前……キン肉マンがまだダメ超人と言われ、48の必殺技を会得したばかりの頃の話だ」
とテリーマンに解説させた方が良かったのでは。
いや、テリーマンだって目撃してないんですが。

ところでピークア・ブーは「完恐」という技を出しませんでした。
腹の怖い顔でびびらせるという当初の路線から「急成長超人」に路線転換したあと、思いつかなかったのでしょうね。
最初はもっとグロくてキモい形態に変身するとか、相手超人が怖いと思っている姿になるのかと思っていましたが……。

バッファローマンとスプリングマンのやりとりはいつも面白いです。
スプリングマンは分かっててやってるとしか思えません。

キン肉マンが思い返す仲間たちの中にウルフマンが居てくれたのが嬉しいですね。
ちゃんと試合に出てきて、残りの完璧超人と戦って欲しいものです。
そもそもウルフマンは回復装置に入ってなくてもいいんですし。むしろジェロニモを放り込んでおくべきです。
バッファローマン、アシュラマン、ネプチューンマンが入ってないのは、現状では陣営が違うからでしょうか。
しかしネプチューンマンの事にはきちんと言及してくれています。
何度も言ってますが、究極タッグ編で20世紀のキン肉マンと21世紀のネプチューンマンの間に
どうして何の会話もなかったのか……。

その場面のムードを一気に変える武道の迫力は見事です。びびるキン肉マンの描写も、今度はお漏らしがなくて安心。
太古に完璧超人に何があったのか……というのを語るのに最もふさわしいキャラクターは
10万年前、古代超人界最強の男と言われたネプチューン・キングなのですが、彼はいなくなっている。
ストロング・ザ・武道は何者なのでしょうか。
そして始まった魔雲天との戦いですが、これいきなり殺されてないでしょうか……。


[No.658] 2012/06/25(Mon) 18:24:35
28話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

圧倒的な実力で魔雲天を叩き潰すストロング・ザ・武道。
片足を折られ、胸板を抉られ、顔面を破壊されながらも立ち上がる魔雲天から超人パワーを奪おうとするが、
魔雲天は死をも辞さぬ覚悟で超人へと復活した。




ごく短い魔雲天の活躍シーンはなかなかかっこよく、今までありそうで無かった魔雲天の柔道技も見る事ができました。
小さいコマでしたが、武道のラリアットを両手を広げて迎え撃つ場面は、
敵としてみれば威圧感があり、味方としてみれば頼もしい信頼感を持っていました。

その次のコマで掴んだ武道の肩の部分って、持ち上げられるような服だったんですね……。
タイツか筋肉そのものかと思ってたので、ちょっと驚きました。

それをも上回る武道のパワー、怪力は実に見事。
今のところ「基本パワーが凄い」以外には特に技を見せず、超人パワー吸収能力だけがクローズアップされていますが
きちんと豪快な必殺技を見せてくれるのかどうか。
ビッグ・ザ・武道も、ゲームで名前付きの技が「武道爆裂キック」という単なる飛び蹴りしか無くて
ゲーム制作側が苦心した様子が見受けられていましたが、
ストロング・ザ・武道はマグネット・パワーの技もなくメガトン・キング落としを使わせるわけにも行かず
現状ではワンハンド・ブレーンバスターしか技が無いという事になっています。
次かその次で披露される必殺技に期待したいところですね。

こう言うと、前回キン肉マンが言っていた「必殺技よりも基本の確かさ」という面には相反しており
武道はまさしく「基本そのものの強さ」のキャラクターで、異名の「完武」もまたひとつの技というよりは
総合能力とかレベルの高さそのものを意味しているような気がします。
単なるジャンピングパイルドライバーあたりでも十分かもしれません。
ヴィクター・オルテガの必殺技「マッスルボマー」が、ジャンピングパワーボムであるのと同じように。
単なる基本技でも武道が繰り出せばフィニッシュ・ホールドたり得る、それが「完武」なのだと。

打ち砕かれて無残な姿となった魔雲天ですが、二世の時ほどにグロすぎず、痛ましさも悲壮感もいい感じになっています。
すでに柔道技もマウンテンドロップも使ってしまった魔雲天ですが、ここからできる事は何かあるのか。
リングを支えている鎖を切って武道もろとも転落という作戦が定番ですが、恐らく武道はそれだけでは倒せない。


[No.659] 2012/07/02(Mon) 18:46:28
29話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

魔雲天は死力を尽くして立ち向かうが、武道の必殺技「完武・兜砕き」の前に倒れる。
武道は魔雲天の遺骸の両手を重ねて弔意を表した。



回想シーンで描かれた悪魔超人たちの仲の良さは実に素晴らしい。
やはり魔雲天は勝てなかったのですが、それでも最初から死を覚悟の出陣と、最後まで戦い抜いた勇姿は見応えがありました。

また、自軍にさえ「負けたら死ね」と命じていると同時に、戦死した超人には敬意を払う武道の態度も良いものです。
マックス・ラジアルの時に見せた風格が戻ってきました。
マーリンマンの時に怒っていたのは「勝てる試合だったのに」という事なのでしょう。

正義、悪魔、完璧の三陣営のどこもかっこよく、どこも応援したい。
こんな清々しい漫画は本当に久しぶりです。
究極タッグの時は新世代、旧世代、時間超人のどこも共感できず、
願っていたのは「さっさと万太郎と時間超人いなくならないかな」だったというのに。

完璧超人再興と言ってた割に思想があやふやだったネプチューンマンと、
潔く死んだ者には敬意を表するストロング・ザ・武道。
最初は優勝するつもりで臨んでいたのにいつのまにか万太郎を成長させるために戦っていたマシンガンズや2000万パワーズと
最初から捨て石になる覚悟でバッファローマンを残して死地に赴いた魔雲天。
正義や友情を口に出すと負けるという無様な展開を繰り返し見せて失望させてくれた正義超人たちと、
悪魔の身でありながら本当の友情を心に宿し、敵方からも賞賛される悪魔超人たち。
「こいつが出てくると邪魔だ」とさえ思っていた万太郎と、
王位継承後の頼もしい姿(度重なる失禁を除く)を見せてくれているキン肉マン。
あの時の嫌だった要素が見事に改良されています。

わけのわからん組み体操だった敵方の必殺技も、ごくシンプルに、人間のプロレスラーが真似できそうなものを持ってきました。
ブラックホールの4ディメンジョンキルの方がずっと難しそうです。
これも異様に難しいへんてこな技ではなく、質実剛健という感じが武道にぴったりです。
こんなところまでしっかり良くなっている。

本当に、同じ作者が同じような題材で描いているとは思えません。
そしてこうした豹変が良い方向になっているなんて、まさしく夢のようです。


さて、ここまで戦績は正義・悪魔連合軍3勝、完璧無量大数軍3勝、1引き分け。
しかし悪魔超人に限れば勝ったのはブラックホールだけ。
完璧超人は、下等超人と見なしている相手に五分の星では許されないところ。
互いに引き下がれない状況で、バッファローマン、スプリングマン、ブラックホールと
武道、ターボメン、クラッシュマンの戦いになるのか。
それとも他の正義超人や悪魔騎士が参加するのか。
完璧超人もまだ覆面メンバーが残っています。
一巡目が終わったというところですが、先が楽しみですね。


[No.660] 2012/07/09(Mon) 19:04:04
30話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

武道は悪魔超人陣営の「あのお方」と旧知の仲である事をほのめかす。
しかし会話の途中で魔雲天が息を吹き返し、武道と共に谷底に転落。会話は中断された。
東京ドームに再集結する超人たち。
完璧無量大数軍も、これまで覆面姿だった5人が参戦。その中にはキン肉族とおぼしき者が……。



一週間キン肉マンが読めないだけで本当に辛い日々でした。
ここまで楽しみになるほどキン肉マンが復活してくれて、実に素晴らしい事です。

今回は試合のシーンが無い、状況のまとめといった話でした。
武道はいずれ帰ってくるでしょうが、とりあえず第二回戦からは離脱という事のようです。
古代から生き続け、超人の神にも不満を持ち、悪魔将軍と旧知で仲が悪いとなると
超人の神の一人という事になりそうです。
旧作では触れられていなかった神なのかもしれませんが、ここでは大穴で強力の神説を挙げてみたいです。
・五大邪悪神のうち、唯一正義超人に敗れていない。
 (知性:キン肉マン、技巧:キン肉マン、飛翔:キン肉マン、残虐:キン肉アタル、強力:スーパーフェニックス)
・超人の神が与えうるのは超人強度一億パワーという基礎能力の向上だけで
 それを操る者がフェニックスマンやパワフルマンや盗人ジョージであるのか、開拓者ストロングマンであるかで
 実際の戦力は大きく変化する。つまり強力の神の力量はキン肉マンビッグボディとは異なる。
・そもそも強力の神はビッグボディに詳しい話を聞かせていなかったり、真面目に参加していなかった。
・「ストロング」という語句が依り代のストロングマンと、化身(?)のストロング・ザ・武道と共通する。
・完璧超人が強く意識している要素が、友情や憎しみといった心理的なものではなく、ただ「強さ」である。
これらの要素から、旧作の登場人物の中から抜擢するとなると強力の神が上手く合いそうな気がします。

ゴールドマンや、シルバーマンと合体した「完璧のマスク」ではなさそうな気がします。
完璧超人として実態を持って活躍できるならサタンと結託して悪魔将軍になる必要がないし
完璧のマスクになってから完璧超人軍を揃えてタッグトーナメントに参加するには時間が足りないはず。


ここからの戦いは、
正義:キン肉マン、テリーマン、(ロビンマスクら復帰待ちが数名)
悪魔:バッファローマン、スプリングマン、ブラックホール、(悪魔騎士、将軍)
完璧:クラッシュマン、ターボメン、新規参加の5人
という顔ぶれになり、単純に組み合わせてみると人数が合いません。
試合直後のテリーマンやブラックホールが出場するのかどうか、ピークア・ブーはどうするのか、
正義・悪魔の試合待ち超人たちはいつ現れるのか。ペンタゴンが来るという噂もあります。
まずはバッファローマンとスプリングマンの出番というところですが、当面の標的としていた武道がいなくなってしまったので
バッファローマンが誰と戦うのかも予想できません。
完璧超人の中に、フェニックスやマンモスマンに似た姿の超人がいますが、彼らは何者なのか。
一週間待たされて辛かったですが、ますます続きが楽しみになってきました。


[No.661] 2012/07/23(Mon) 19:30:11
31話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

完璧無料大数軍の第二陣が到着した。
キン肉族の男はピークア・ブーの処刑を宣言。キン肉バスターを返し、マッスル・スパークを繰り出す。
テリーマンが助けに入ろうとするものの、完璧超人グリムリパーとポーラマンに阻まれる。
キン肉マンが身を挺してマッスル・スパークの衝撃を和らげ、ピークア・ブーを守った。



今回も、本格的な試合に入る前のストーリーでした。

キン肉族の男は何者なのか。
フェニックスマンではなく、キン肉マンが知っている人物ではない。真弓は知っているらしいとのこと。
無茶苦茶強い、相手はキン肉マンを知っているがキン肉マンは相手のことを知らない、真弓が隠している、
というポイントを繋げるとキン肉アタルとイメージが重なるのですが、
あれがソルジャーの覆面を取ったアタルの素顔とは考えにくい。
マッスル・スパークや新キン肉バスターなど、キン肉族の技はマスターしているところを見せてくれましたが
早く素性をはっきりさせてもらいたいものです。
真弓は正妻との間に兄がいた事を隠していたが、実は完璧超人の女性と浮気して子を作っていたとか?

ピークア・ブーとの戦いでマッスル・スパークの名をもったいつけてぼかしていましたが、
こうしてあっさり披露するのなら名前を挙げれば良かったのに。
悪魔将軍もそうですが、無意味な伏線は無くてもいいと思います。

出揃った完璧超人たちは、クラッシュマンとターボメンの他に、以下の5人。
・キン肉族
・グリムリパー …… 帽子をかぶった男。キン肉マンよりもジョジョに出てた方が似合いそう。
・ポーラマン …… 名前はいまいち迫力に欠ける。熊の毛皮をかぶった巨漢。マンモスマンの熊バージョン風。
・両肩に龍の頭を乗せたコスチュームの超人
・水道の蛇口の化身っぽい超人
今回クローズアップされた超人たちはなかなか強そうですが、
後ろにいた2人がやけに期待できません。特に水道の蛇口。

テリーマンがあっさりとのされましたが、ラジアル戦の後なので、これはまだ許せる範囲。
むしろ怪我人たちは退いてもらって、元気な超人たちを出場させてくれた方が嬉しいです。
もちろんテリーマンがこのままではいけないので、終盤にもう一試合欲しいですね。
「初戦で勝ったが、あとはいつもの解説役。途中でポーラマンにやられる」では
テリーマンの株が落ちたままになってしまいます。
このまま第二巡目でポーラマンと戦うのもいいのですが、巨体相手というのはマックス・ラジアルに続いて同じネタですし
マンモスマンよりは弱そうなのでポーラマンを倒してもロビンマスクとの差はあまり縮まらない気がします。
そもそもマックス・ラジアルより弱そうですし。


[No.662] 2012/07/30(Mon) 19:28:18
32話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マッスル・スパークの衝撃は大きく、キン肉マンとピークア・ブーはダウンしてしまう。
救出に入ろうとしたジェロニモは完璧超人ジャック・チーとマーベラスの攻撃を受けて倒される。
さらにキン肉マンとテリーマンに完璧超人のツープラトン技「バスターズ・ドッキング」が繰り出されるが
バッファローマンとスプリングマンがスプリングバズーカを放って救出。
そこに治療を終えた正義超人たち、ロビンマスク・ウォーズマン・ラーメンマン・ブロッケンJr.が現れた。



正義+悪魔の連合軍と、完璧超人の数が7人ずつで均等になりました。
この7人でシングルマッチ形式になりそうです。
タッグになるかと思われたバッファローマンとスプリングマンは、タッグ技をここで披露してくれました。
クラッシュマンとターボメンは予定通りにブロッケンJr.とウォーズマンになるのか、
それとも悪魔超人が敵討ちという事になるのか。

キン肉マンとテリーマンは今回はお休みという事になりました。
武道が帰ってくる予定なのでキン肉マンが後で戦うとして、テリーマンにも最後の見せ場を与えてあげて欲しいですね。
最後に完璧超人が3人残って、キン肉マン、テリーマン、ウォーズマンでシングル3本勝負(6人タッグではない)
正義超人の全勝で決めてくれたら最高です。
「テリーマンとウォーズマン?そこはロビンマスクじゃ無いのか?」と思わせておいてウォーズマンで。
「6人タッグじゃなくシングルで3本なら、テリーマンとウォーズマンのどっちか負けるだろう」と思わせておいて全勝。
このシリーズの開幕前は「せめて最悪の事態だけは……」と願うばかりだったのですが、
今では豪勢な期待をかけるようになったものです。

ロビンマスクたちの前に、ペンタゴンやウルフマンが来るかと思っていましたが、来ませんでした。
ペンタゴン参戦という噂はどうなったのでしょう。

ジェロニモ・ヤングマクダニエルというフルネームはインディアンとしてどうなんでしょうか。



キン肉族の人物の名前はネメシス。
フルネームは「キン肉マンネメシス」や「キン肉ネメシス」なのか、それとも普通のキン肉族とは違ったネーミングなのか。
キン肉バスター関係のツープラトン技を使い、いかにもキン肉マンと対戦という感じなので
彼と戦うのが誰なのか予想に困ります。まさかブラックホールじゃないと思いますが。
できればロビンマスクがいいんですが……。

今回動きを見せたジャック・チーとマーベラスはやはり期待できません。
完璧無料大数軍の第一陣はみんな良くて、第二陣も前回の三人はいい感じなのに、
この二人だけなぜか闘将!拉麺男の後半みたいな連中です。
マーベラスは中華系の格好なのでラーメンマンに、
ジャック・チーは「精密機器に熱湯ぶっかけて故障」というネタでウォーズマンか「金属が錆びる」というネタでスプリングマン
……という安直な展開はやめて欲しいところ。
できる事ならバッファローマン、ウォーズマン、ブロッケンJr.に見事な完全勝利を。相手は蛇口以外で。


[No.663] 2012/08/06(Mon) 18:48:30
33話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ロビンマスク、ウォーズマン、ラーメンマン、ブロッケンJr.が正義超人軍に参加。
ジェロニモとピークア・ブーは病院に搬送される。
鳥取砂丘に階段ピラミッド型の7段リングが現れ、セカンドステージの舞台が整った。



2週間待たされましたが、組み合わせ発表はまだでした。
7対7のシングルマッチ形式のようです。
完璧超人が日本に用意した会場は日本国技館と鳥取砂丘、いずれもウルフマンにゆかりのある場所で、
ひょっとしたら来るかなと完璧超人も予想していたのではないでしょうか。
こうまでしてくれているのに姿を現さないウルフマンはどうも変です。

きっちり担架に向けてピークア・ブーを蹴り飛ばすネメシスは意外といい人です。
あと前回の事ですが、キン肉マンがすがりつくとジェロニモからすぐに手を離していたクラッシュマンもいい人です。

ネメシスの異名は本当に「完肉」なんですね。ネタ切れというか何というか、第一陣よりもさらに意味不明な連中が多い。
本当にかっこいいのは「完武」だけです。

今回、全くいいところなく退場していくジェロニモですが、彼を気遣うのがブロッケンJr.だというのがまた悲惨です。
究極タッグではタッグチームを組み、同じ「善戦超人」として戦力外通告でしたが
今回の描写ではブロッケンは立派な一軍選手、ジェロニモはビッグ・ボンバーズ並のベンチ要員。
ブロッケンは「おめえのサポートがあったから」と言ってくれていますが、実際はジェロニモは何のサポートもしていません。
この感想の最初の方で書いた事ですけど、アイドル超人二軍下位〜普通の正義超人あたりが活躍できるシリーズが出てこないものでしょうか。
主力が悪魔や完璧と戦っている間、残虐超人を迎え撃っていたとか。
ジェロニモ、ウルフマン、ペンタゴン、ジェシー・メイビア、スカイマン、スペシャルマン、カナディアンマンなど、
「魅力的なはずなのに魅力的に描かれていない」という不遇の人物は多く居ます。
ビッグ・ボンバーズにしても「活躍できるはずなのに活躍させてもらえていない」だけなのですし。

現れたリングですが、これはいかにもデビル・トムボーイのチャンス。
そうなると上から下に降りてこないといけないので、スプリングマンは第一試合が見込まれます。


[No.673] 2012/08/20(Mon) 19:15:01
34話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

超人たちは各陣営とも出発。
完璧超人が待ち受けるリングの前には7つの入り口があり、内部の迷路を通ってそれぞれのリングに到着する仕組み。
正義超人と悪魔超人は迷路に突入していく。



この迷路の仕組みはトーナメント・マウンテンと同じ。そう言えばあれも古代遺跡でした。

試合開始は5時間後で、しっかり観客席まで用意しているというサービス精神も披露。
5時間で東京ドームから鳥取まで移動するのは、超人なら人間砲弾とかワープとか飛行とかありますが
観客たちは大変ですね……。

ブラックホールのワープは便利そうでいい感じです。タッグでもペンタゴンをワープさせていましたね。
また変なポーズを決めているのも面白い。
最後の大ゴマで全員突入シーンまでもポーズを決めてます。もう目が離せません。

ところで委員長は自力で飛べないのでしょうか……。

キン肉マンとテリーマンは、試合の場にいないと画面に映らなくなってしまうと言う欠点はあるのですが
入院してしっかり治療してもらいたいところです。
もしくは野戦病院みたいな簡易治療施設を組むとか……。
後でネメシスや武道と戦うんだから体調を戻してくれていないと。

前回から、妙にブロッケンJr.の描写が目立ちます。まるで一流の大物ベテラン超人みたいな物言い。
先輩たちにこんな態度を取ってしまうのが若さの現れでもあり、それが許される気さくな仲であるのが見えて、いい場面です。
まるで車の運転みたいに「荒っぽいから」と嫌がられるのですが、こういう事を何度もやる機会があったのでしょうか?
キン肉マンは屁でしか飛べず、一緒に飛んでいるとテリーマンたちが撃墜されてしまうのでみんな嫌がって
「誰かがキン肉マンを持ち運ぶことにしよう」と決めていたとか。

キン肉マンは「ラーメンマンに頼んだ」と言ってますが、話の流れからするとロビンマスクではないでしょうか。
そのラーメンマンはロビンから合図を受け、テリーマンを運んでいます。
・ラーメンマンが運ぶのはロビンマスクやキン肉マンから信頼されるぐらいに安定している
・先にキン肉マンを抱きかかえていたロビンマスクが、キン肉マンを放り出して一人で行ってしまうほど
 みんなキン肉マンを運ぶのは嫌だったらしい。そう言えばブロッケンもなんか嫌そうだ
などという構図が浮かび上がります。

そして到着した時にはキン肉マンを運ぶ姿勢がパンツの後ろを掴んでいる状態に変わっており、キン肉マンはずぶ濡れの様子。
やはり海に落とされたようです。
東京から鳥取に向かって直線上に飛び、海に転落するとなると……敦賀あたりで落としたのでしょうか?

到着したリングで待つ完璧超人たちは意外な順番で来ました。
・ネメシス(大将)
・グリムリパー、ポーラマン(大物)
・マーベラス、ジャック・チー(小物)
・クラッシュマン、ターボメン(続投)
という順で並んでいると思いきや、意外と上の方にいるターボメン。
ネメシス、ポーラマン、グリムリパーが後半にいるのは分かりますが、ネメシスが最後ではなくポーラマンが一番上にいます。
これは、ラーメンマン対マーベラスやバッファローマン対ポーラマン、ブロッケンJr.対クラッシュマンやウォーズマン対ターボメンなど
分かりやすい予想の組み合わせは外してくるかもしれません。

とりあえず突然描写が増えたブロッケンJr.は先の方で出てきそうなので、
下の三人、ジャック・チー、クラッシュマン、マーベラスの相手は
ブロッケンJr.、スプリングマン、ブラックホール(ペンタゴンに交代?)になりそうです。

今回は細かい描写がそれぞれ面白いものの、とにかく早く試合が始まって欲しいですね。
次に組み合わせ発表だけで一話ぶんにならなければいいのですが。
……そう言えば試合開始は5時間後ですけど、何か時間潰しでもやるのでしょうか?


[No.675] 2012/08/27(Mon) 20:00:16
35話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ピラミッドに突入していく正義超人と悪魔超人。
ターボメン対バッファローマン、ネメシス対ロビンマスク、クラッシュマン対ブロッケンJr.の戦いが始まった。



さんざん弄られるブロッケンJr.ですが、早くも試合が始まって、注目されている事が分かります。
逆にウォーズマンは妙にネタが無さ過ぎますね。後で描く事が予定されているのでしょうか。

またもや不意打ちを食らったクラッシュマンは、待っている時は相手が来る方向を見てるべきです。
後ろ向いて「いつでもOKだ」じゃないでしょうに。
よそ見してるから奇襲されるのであって、完璧超人としてこれはどうなのか。

ロビンマスクはネメシスが相手と言う事で負け役らしいのですが、これまでロビンが負ける時はまともな事をやってなかったので
「ロビンマスクを上手く負けさせる」というのはなかなか難しい。

ネメシスとクラッシュマンは予定の通りと言った感じですが、ターボメンとバッファローマンはなかなか意外な展開。
ターボメンに悪魔超人が向かうとしても、それはブラックホールかスプリングマンがやると思っていました。
かつてキン肉マンの火事場のクソ力を吸収しきれずに炎上した事がありましたが、アースクラッシュにはどうなるでしょうか。
とりあえず「ドーッドッドッドッ」とか言い始めたら大幅減点ですが今回いきなり「グワッコ」などと不安な片鱗を覗かせています。
悪魔将軍が「バゴア バゴア」だったら泣きたくなるんですが。


現在決まっている対戦は
 ポーラマン
 ネメシス − ロビンマスク
 ターボメン − バッファローマン
 グリムリパー
 ジャック・チー
 クラッシュマン − ブロッケンJr.
 マーベラス

残る正義・悪魔連合軍はスプリングマン、ブラックホール、ラーメンマン、ウォーズマン。
上の二人には正義超人、下の二人には悪魔超人でしょうか。
いろいろと思いつくのですが、難しいのがジャック・チー。
どう見ても駄目っぽい超人なので、いったい誰を戦わせれば上手く噛み合うのか分かりません。
消去法でスプリングマンというのは止めて欲しいですが、ではスプリングマンは誰と戦えばいいのかという問題もありますし。
ポーラマン−ラーメンマン、グリムリパー−ウォーズマン、ジャック・チー−ブラックホール、マーベラス−スプリングマン
というのを期待したいですが……。これは「予想」ではなく「期待」なので、おそらく外れると思っています。


[No.676] 2012/09/03(Mon) 18:42:59
単行本40巻 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

40巻を購入しました。
アトランティス対マーリンマン、キン肉マン対ピークア・ブーの2試合だけで
コミックスができてしまうぐらい描写が長くなっていたのですね。

アトランティスは技の仕掛け合いをしているところは何度読んでも面白い。
逆にロビンマスク関連の話や、少年の応援については試合の邪魔のように思います。
ちょうど、アニメ版で何度も話の腰を折ってくれるナチグロンやイワオみたい。

久しぶりに見たピークア・ブーの成長前形態ですが、実にキモい。試合も見ていて楽しいものではない。
もうこいつは「完恐」として戦わなくてもいいし、キン肉マンの技を覚えた成長後にしても
「新しく出てきた強敵にはキン肉マンのテクニックも通じない」とやってみせるかませにしか使えず
それはもうネメシスでやっている。
もはや出来る事がなくなってしまったので、ソルジャーマンのごとく病院で死んでも構わなさそうです。

しかし、ピークア・ブーを説得するキン肉マンの語りかけは本当に素晴らしい。
ここまで理路整然としているキン肉マンが見られるなんて、感動です。


[No.677] 2012/09/04(Tue) 21:30:12
36話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンJr.はクラッシュマンに攻勢を掛ける。
マーベラスの待つリングにはラーメンマンが到着。



序盤に優勢なのは後で逆転される危険があり、相手は一撃必殺のクラッシュマンなのでかえって心配ですね。
団体戦で全員が押されていて、一人だけ健闘し、その一人がやられて全員が奮起して……という流れをよく見るので
そんなパターンにはまってしまうのが怖いです。
後で仲間から「勝てたのはあいつのおかげだ」なんてフォローがあったとしても、読者からの評価は「善戦超人」に過ぎない。
負けさせるなら現状楽勝ムードのラーメンマンを負けさせて、ラーメンマンの敵討ちにと一気に二連勝するブロッケンJr.を見たいものです。

そのラーメンマンは、マーベラスと当たってしまいました。
見るからに「ラーメンマンに負けるために出てきた」とおぼしき超人なので、この対決は外して欲しかったのですが、案の定サンドバッグ状態。
オーバーボディなどで外見をがらっと変えてもらいたいところです。
マーベラスについては期待が全然持てないのですが、ラーメンマン個人は実にかっこいい。
アクションシーンや余裕の表情、決めポーズなど、どれをとっても本当に素晴らしい姿を見せてくれています。
「万太郎に負けろ」という理不尽な命令が下されている試合では無いので、このまま爽快に戦うところを見せて欲しいものです。

ラーメンマン対マーベラスになってしまってもうひとつ残念なのが、階段ピラミッドの一番下の段を取られてしまったということ。
これではスプリングマンがデビル・トムボーイをうまく掛けられません。
下の方で残っているのはジャック・チーなので、こちらに当たるのでしょうか。
いっそ最上段のポーラマンとぶつかってデビル・トムボーイ不可能、体格の問題から締め付ける戦法が根本的に使えない、という展開で
スプリングマンの新たな可能性を模索するのもいいかもしれません。
以前も書きましたがスプリングマンやウォーズマンがジャック・チーと当たって「金属製の体に熱湯かけて錆びさせる」なんてネタは除外してもらいたいところ。
しかし実際スプリングマンはそれ以外にネタが無さそうなので、結局ジャック・チーになってしまいそうです。
そうなるとポーラマンとグリムリパーに、ウォーズマンとブラックホール。どちらに当たるとしてもブラックホールは厳しそうです。


クラッシュマン ○−× ブロッケンJr.  頑張るけど結局負けてストーリーを盛り上げる
マーベラス ○−× ラーメンマン    中身はオーバーボディ。意外な伏兵
ポーラマン ○−× ウォーズマン    体格差で圧倒
ターボメン ○−× バッファローマン  サタンの力で超人パワー吸収に出るが失敗、炎上
ジャック・チー ○−× スプリングマン 体が錆びて手も足も出ず。漫画としても面白くない凡戦
グリムリパー ○−× ブラックホール  途中でペンタゴンが来るが二人ともやられる。グリムリパーにはまだまだ隠した実力が伏せられているという印象づけ
ネメシス ○−× ロビンマスク     まあ順当に

異常なほど弱気な勝敗予想になってしまいました。まるでキン肉マン二世。
いざとなってみるといかに正義超人を信頼していないか……と言うよりも「ゆでが正義超人を勝たせてくれる」という信頼を置いていないか良く分かります。

全勝して欲しいと思っているのですけどね……。
特にバッファローマン、ウォーズマン、ブロッケンJr.の三人。ロビンマスクもラーメンマンも負けて欲しくないですし。


[No.678] 2012/09/10(Mon) 20:15:05
37話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンJr.は攻勢を続けるが、クラッシュマンは脚からのアイアングローブや、全身をアイアングローブに収納して対抗。
クラッシュマンに挑発されたブロッケンJr.はただの手刀で反撃するが、アイアングローブにはわずかにヒビを入れる事が出来ただけ。
逆に傷ついたブロッケンJr.に「完掌」アイアングローブが炸裂した。




案の定ブロッケンはピンチに。
クラッシュマンの新しい戦法が、突然見知らぬものを繰り出してくるのではなく、アイアングローブの応用というのはいい感じです。
持ちネタひとつを上手く活かしきるというタイプのキャラクターですね。

クラッシュマンがブロッケンJr.を挑発した台詞は、本当に怒らせるためだけの話であって、あれがブロッケンJr.の作中での評価とは言えません。
ソルジャーが最初に迎え入れに行ったのもブロッケンですし、格上の超人達を差し置いて副将に任命したのも、
これまで知られている実力以上に眠っている才能を評価していたというのも、ブロッケンJr.は高く評価されているという証明です。
なのに頭に血が上ってしまうところがブロッケンの若さというものなのでしょう。

これまではそんな若さと根性で切り抜けてきましたが、そういう場面をかっこよく描くには相手に圧倒されて大ダメージを受けてからが見せ場。
というわけでアイアングローブの直撃を食らってしまいましたが、これはさすがに大丈夫なのか。次回の冒頭でKOされてても不思議ではありません。
カーメンが抜き取っていた機械の部品、今回わずかに付けておいたアイアングローブの傷、本命の「ベルリンの赤い雨」をまだ出していない、と
逆転の要素はまだ残っているのですが……。

ラーメンマンの援護が役に立ってなかったのも結構嬉しいです。
これなら、後で「クラッシュマン戦はラーメンマンの支援のおかげで勝てた」とは言われずに済みます。
善戦超人だの未完の大器だのと言われて、そのまま本当にやられてしまうという時間超人戦は本気で悲惨な展開になってしまいましたが
クラッシュマン相手に見事に勝利を決める事が出来るのか。
ミスターカーメン戦のように「実はラーメンマンのおかげで、ブロッケン一人なら負けていた」ではなく、
ザ・ニンジャ戦のように「運良く生き残ったが、ただ運がいいだけだった」ではなく、
プリズマン戦のように「死力を尽くして相打ちに持ち込んだと思ったら相手は無傷で生きてた」ではなく、
何の文句も言えないような完全な勝利を。
できればその後に設定資料集公開という形でいいから、
クラッシュマンの超人強度が8000万パワーあたりでマンモスマンより高いとかだったらいいなあ……と夢見ています。


[No.679] 2012/09/17(Mon) 13:52:12
38話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンJr.は大ダメージを受けるが、ラーメンマンの教えを受けて復活。
アイアングローブの一枚をへし折り、クラッシュマンに「ベルリンの赤い雨」を決めた。



ブロッケンJr.は勝利が見えてきましたが、そこに繋がるのがラーメンマン頼みなのかというのはちょっと残念。
ラーメンマンから離れて一人の超人として勝利するところが見たかったものです。
しかし、ラーメンマンから切り離されたところで立派に戦うというのはプリズマン戦でやっていますし
考えてみるとラーメンマンの助言で逆転するというパターンは今まで描かれた事が無かった。
順番は前後しましたが、一度やっておくべき事だったのかもしれません。
対ミスターカーメン:負けるところをラーメンマンに直接救われる
対ザ・ニンジャ:相打ちになるところを運良くロビンマスクに救われる
対乱入コンビ:劣勢だがラーメンマンの助言で逆転勝利
対プリズマン:自分一人の力で勝利
という順番になっていたら良かったのですが、いかんせん乱入コンビ戦はあっというまにやられてしまったので……。
とはいえ、スクリュー・キッドやケンダマンよりも格上であるクラッシュマンに勝てれば十分な出世と言えます。

……という事になって欲しいので、クラッシュマンにはもう一踏ん張りして欲しいところ。
ベルリンの赤い雨でそのままやられてしまったら「この程度の技でやられた雑魚。こんなのに勝っても別にたいしたことは無い」
という説に繋げられてしまいます。

そもそもベルリンの赤い雨は試合の中盤でさっさと使っていた技で、
試合の最後に決める落下系の大技が無いのがブロッケンとかジェイドの欠点であり、
一応ブレーメン・サンセットとかビーフ・ケーク・ハマーとか名前はあるんだから
それで勝つ試合ができたら良かったのに、という具合です。
クラッシュマンはもう一度頑張って立ち上がり、そこにブレーメン・サンセットなり、
新技としてビーフ・ケーク・ハマーをブロッケンJr.が繰り出して勝利という形になってほしいところ。

クラッシュマンの負けさせ方ですが、見事な散り様を見せたマックス・ラジアルや、泰然として落下していった武道に、
キン肉マンの見事な論理展開を見せてくれたピークア・ブーのように、うまい話にして欲しいところです。
「試合に勝ったけど敵の説得に失敗した」なんて事にならなければいいのですけど。

アイアングローブを破壊するところで、前に手刀でちょっと傷を付けていたとか、
ミスターカーメンが部品を吸い上げていたのが
全く活かされていなかったのがちょっと残念です。伏線かと思っていたのに。
これなら、ただの手刀を連打しておいてベルリンの赤い雨を決め技に使うのではなく
ベルリンの赤い雨を連打してアイアングローブにいくつも傷を刻み、
そこにキャメル・クラッチで折り曲げて破損箇所から破壊という手順の方が良かったと思います。

ベルリンの赤い雨の切り裂いた傷跡が鋭利ではなく、ぐにゃぐにゃになってるのも残念です。
もっと切れ味鋭くスパッと切れて欲しかったところ。これじゃまるでガゼルマンです。
あと、アイアングローブみたいに血がドバドバ出てもらいたくないです。
特にキン肉マンや観客の位置まで血が届かなくてもいいです。ゆではこの描写が好きらしいですが。

やたら「ブロッケン一族の」というのを持ち出すのも辞めて欲しいですね。
「ロビン王朝」とか「テリー一族の至宝」とかもそうですけど、なんでみんな先祖代々なのか。自分が作った技は無いのか。
リンかけ2の時、前作キャラの子供はどいつもこいつも男性で同年代でジュニアボクシングをやっていて親と同じ技を使う
というのに辟易してましたが、超人界もこればっかりでは、良い親を持っていなければ大成できないと言ってるかのようですし
超人たちが自力で努力して編み出したものではなく、すでに作られたレールの上をなぞってるだけみたいです。


冒頭でアイアングローブからブロッケンJr.の姿が見えて来るところ、キン肉マンの台詞は「あ……ああ〜っ」じゃなくて
「おわーっ」か「ゲーッ」にしてくれないものでしょうか。こういう部分は大切だと思うのです。

必殺技の読み方はフェイバリットでなくフィニッシュ・ホールドとか。
今回は押さえ込み技では無いので「ホールド」を使えなくてフィニッシング・ストライクになったようです。


ラーメンマンの方は、今回もマーベラスはただのデク。
もはやブロッケンの試合が終わってからに期待するしかありません。

ブロッケンマン対ラーメンマンの回想とか、昔の絵柄に似せて今の絵柄で描くのはとても上手いです。
長年描いていて絵のイメージが大きく変わっているのを、こんな風に上手く使うのはいいですね。


[No.680] 2012/09/24(Mon) 20:37:07
39話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンJr.はクラッシュマンに勝利を収め、クラッシュマンは自害して果てる。
その勝利に勢いづき、ロビンマスクとバッファローマンも反撃を開始する。
ラーメンマンはクラッシュマンの死を見て心を乱し、マーベラスに形勢逆転されてしまう。



ブロッケンはそのまま勝利してくれました。作中でも「完全勝利」が強調されていて、なによりです。
主人公側全滅という弱気の予想が外れてくれてほっとしています。

ベルリンの赤い雨は、これまでに見た中でも一番の破壊力だったでしょう。
クラッシュマンの胴体を突き抜けて指が背後にまで出ています。おそらく肩から切り込んだら真っ二つ、即死であったでしょう。
半分機械であるクラッシュマンの体は普通の超人よりも硬そうなので、これは凄まじいものです。
これが当たったらマンモスマンにも勝てそう。オメガマンならきっといける。

そう言えば今作では一度も「ベル赤」と略されなかったと思います。
凄く嫌だっただけに嬉しい変更です。このままバッファローマンの「ドーッドッドッドッ」も無かった事にして欲しいですね。

クラッシュマンの最期は、説得の場面もなく単純に自害してしまうもので、少し残念でしたが
マックス・ラジアルと同じくらいに格好いいものですし、まだ他の試合があるのに説得にページを使っていても冗長です。
これは仕方ないと言ったところ。
時代がかった口調のネメシスは実にフェニックスとかぶるのですが、彼もまたはっきり描かれるのを待つしかなさそうです。

ページは少ないですが、ロビンマスクとバッファローマンはそれぞれ感慨深いです。
まずロビンの「負けが成長させる事がある」という台詞ですが、ブロッケンJr.が正義超人になってから敗北したというのは
タッグ戦で乱入コンビにやられた時だけで、そこで負けた事が次のプリズマン戦で活かされたという意味には思えません。
あまりにもあっけなさすぎて、敗北から得るものさえ無かったように思います。
それではどの場面かと考えてみると、ずっと前の超人オリンピックでラーメンマンに負け、
その後に五重のリングでザ・ニンジャと戦った後、「これで一人前の正義超人になれたかな」「お前は立派な正義超人だよ」と
言葉を交わした時の事を言っているのではないかと思うのです。
ブロッケンは戦績が芳しくない事を気に病んでいたけれど、ロビンマスクはあの時からずっとブロッケンを高く評価していた。
そんな話が思い浮かんできて、物語の流れの深みを感じます。キン肉マンでこんな流れが出来るとは、実にいい話です。
バッファローマンがイメージしたのは、タッグ編で悲惨な敗北を喫した後「けじめさ」とフォールしてもらった時、
そして立方体リングで共に戦った時の思い出でしょう。
全く役に立たなかったタッグ編、実力よりも機略とガッツで敵に立ち向かい「実力以上の奮戦」を見せた王位編から
ついに実力での勝利をものにした成長の話です。
ロビンマスクとバッファローマンが別の場面を思い出し、どちらもブロッケンとの関わりを感じるのは見事な構図。
彼らが先に出てきたのはブロッケンの勝利を祝福するためだったようです。
ウォーズマン、ブラックホール、スプリングマンにはブロッケンとの関連性が薄く、
声をかけてやるための積み重ねが無いので出ていなかったのでしょう。


次のラーメンマンですが、「超人拳法」の名が出てきました。
これは闘将!拉麺男とキン肉マンの繋がりを描いてくれるのでしょうか。
虎を真っ二つにするシーンが描かれていますが、拉麺男の方では真っ二つとか貫通とか珍しくもなかったので
敵の拳法家を殺害していたという話が追加されても構わないと思っています。

ただ、それが「正義超人になる前の、過去の失態」という描かれ方でなければいいのですが。
正義超人も敵の超人をリング上で殺す事があり、正義超人たちに敗れた敵の超人たちが超人墓場に送られるという
事実から目を背けて欲しくないし、そこまで含めての超人プロレスだと思うのです。

マーベラスは相変わらず駄目。なんか二世っぽい部分まで見えてきました。
闘将ザコの駄目さと二世の駄目さを併せ持ったような人物像になってしまって、
もはや脱却の道はオーバーボディで「今までの奴は居なかった事に」という展開しかなさそうです。
ラーメンマンが思い悩む→一方的に攻められてピンチ→ラーメンマンが迷いを捨てる→一撃で逆転
という流れだと、単にラーメンマンの自問自答のついでにやられるだけで
マーベラス自身の強さは皆無という事になりますから……。

必殺技もダルメシマンが似たようなのを使ってましたが、このタイプの技が気に入ってるのでしょうか。。
両手を逆方向に固めるのもブラックホールがやってましたし……。


[No.683] 2012/10/08(Mon) 12:44:47
40話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ラーメンマンは反撃のキャメルクラッチを決めるが、技をスリーパーホールドに切り替えてしまい、脱出される。
さらに拳法の技を繰り出すものの、マーベラスは互角の技で対抗。マーベラスもまた超人拳法を学んでいたのだ。
マーベラスの必殺技、完昇・双竜同体飛燕が炸裂、ラーメンマンを壁に叩き付ける。



どうも嫌な予感のとおりの展開になってきました。

苦戦している理由は、敵が強いのではなくラーメンマンが心理的な理由で真剣に戦えないため。
「完昇」の技も必殺の威力を持っているように見えません。
過去の話を出してしまった事で、オーバーボディという事にして心機一転という事もできなくなりました。
たぶん来週あっけなく勝つのでしょう。

なにより嫌なのが、「キン肉マン」や「闘将」で見せていた戦いぶりを「悪い事をやっていた」と描写される事です。
ブロッケンマンを殺した話があるので、二世での「キン肉マンは一度も敵の超人を殺していない」という話のように
捏造するわけにも行かなかったのでしょうけど、
その話が無かったら正義超人全体で一度も殺傷していない事になっていそうです……。

回想シーンに猛虎百歩拳や命奪崩壊拳で敵の拳法家を殺しているシーンを出し、蛾蛇虫や砲岩たちと共に戦っている場面も映して、
「互いに命を賭けた戦いを行いつつも、敵の死を悼む優しさを持ち、そんなラーメンマンの人柄に惹かれて敵であった拳士たちが集まり、
文字通り生死を超えた仲間たちになっていった事は決して恥じるような過去では無いのだ」と描いてもらいたいものです。
それだけの事を言えるシーンが「闘将」からいくらでも引き出せるはずなのに。

クラッシュマンの死を見て動揺したのも、「死ぬまで戦うからこそ、死ななくてもいい命は救いたい」という気持ちでいいはずです。
そもそも超人拳法を学んだ理由は、殺された父親の敵を討ちたいからであって、強さの極地を死に求めたわけではありません。

せっかく「闘将」と絡めてくれるのですから、リンクする相手を貶めるような事はしないで欲しいです。
まるで「もしも万太郎たちとキン肉マンが戦ったら」というネタを「万太郎対時間超人」のために使い潰した究極タッグ編のようです。

悪魔超人たちは良かったけど、正義超人の試合が面白くないのではいけません。
次回はラーメンマンが迷いを振り切って勝つというのが見えているのですから、
ラーメンマンが戦う理由が納得のいくものであって欲しいです。


[No.684] 2012/10/15(Mon) 19:24:23
41話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ラーメンマンは再度立ち上がり、殺人拳ではなく人を生かす拳こそが超人拳法の神髄と説く。
しかしマーベラスの攻撃がウォーズマンに付けられた古傷に直撃し、倒れてしまう。
マーベラスは隙を見せているラーメンマンに追撃せず、正々堂々の勝負を望む。
二人は正面から渡り合い、ラーメンマンの九龍城落地が決まる。




予想していた展開ほど酷くはなかったのですが、やはり今回のラーメンマンの言動は違和感があります。
殺人拳と活人拳の対立を、活人拳の方が良いものという結論で描くのは一般的な構図なのですが
それはラーメンマンという人物を用いて描く筋書きではない。

ラーメンマンはブロッケンマンを殺害した後、ブロッケンJr.と戦い、殺さずに勝利して、
それ以降、対戦相手を殺さずに勝った試合は一度もありません。

また、ラーメンマンが独自に新しい友情を結んでいった対戦相手もいません。
ミスターカーメンへの乱入、スプリングマン、モーターマン、バイクマン、プリズマンと勝った試合は全て相手を殺しています。
スクリュー・キッドとケンダマンは生きていましたが、
ロングホーンで胴体貫通までやっておいて「互いを高め合うための生かす拳」とは言えません。
対戦相手を高めるどころか、それぞれの試合でラーメンマンが何かを得たふしもありません。

逆に、ウォーズマン、ネプチューンマン&武道、万太郎&カオスなど、
勝てそうにない相手と対戦した時に、自らの命を投げ出して他者に尽くす姿が印象的な人物です。
よくある「準決勝で負けるラーメンマン」の構図。

ラーメンマンと完璧超人の対比構造は、殺すか殺さないかではなく、「相手は殺す。敗れたら死ぬ」という一見同じ行動でも
自分の誇りのために、他者に何も残すわけでもないのに個人の死を選ぶのか
自分の命を捧げても他者のために生きるのかという話のはず。

先週までラーメンマンの主張の基盤が「闘将」ベースで考えていたのも、実は「キン肉マン」ベースだと
あまり他人に向けて強く主張する事ができない人物なのですよね。
ラーメンマンのやってきた事は、ひたすらキン肉マンや万太郎のために自分を犠牲にする事ばかりで。

だから、下手に「闘将」と完全リンクという形になって旧作品をぶちこわしにされるという
最悪の事態だけは避けられて良かったと思っています。
いつかミッシングリンクを描いてもらいたいのですけど……。


マーベラスはこれまで魅力に欠ける超人でしたが、今回の行動は盛り上げてくれました。
どう見ても上積みがあるとは思えなかっただけに、ここで好感度を上げてくれるのは嬉しいです。
双龍同体飛燕から逆旋回、九龍城落地への流れもかっこいい。このあたりは「闘将」で面白い話を読んでいる時のようです。
いっそ猛虎百歩拳や心突錐揉脚をやってくれてもよかったほど。相手が死んじゃいますが。
読みながら頭に「輝け!ラーメンマン」が思い出されました。
もし完璧・無量大数軍をアニメ化するのなら、ここは是非「輝け!ラーメンマン」でやって欲しいですね。

この九龍城落地で勝つのでしょうが、マーベラスの先行きが問題です。
こういう論理展開にしておいて自害されちゃうのではまずい。
「殺すのも辞さないけど救えるものなら救いたい。自分の誇りのために自害するのではなく、死ぬのなら他者のために」という話なら、
倒れたマーベラスが最後の力を自殺ではなくラーメンマンに向けて、ラーメンマンも非情の一撃を与え……
なんて形にできるのですが。


[No.685] 2012/10/22(Mon) 20:11:27
42話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ラーメンマンは九龍城落地を決めつつ、マーベラスの首を二頭の龍で締め上げ、失神させる。
マーベラスはラーメンマンと心を通わせたものの、やはり完璧超人として自害。
そしてグリムリパーの待つ第4ステップのリングに、スプリングマンが到着した。



マーベラスは予想外に上手く話をまとめてくれました。
最初はまるで期待できないと思っていて、オーバーボディだったことにして丸ごとキャラ変更して欲しいとまで考えていましたが
立派な終わり方になって、なによりです。

対するラーメンマンですが、これは話の持って行き方としては失敗だったようです。
「自分は正義超人として、相手は完璧超人として」だと自害されてしまうのですね。
いくら失神させたとしても、意識を取り戻して、体が回復したらあらためて自害するだけなのですから……。
キン肉マンのようにうまく話を持って行かないといけなかった。

逆に、「完璧超人が下等超人に負けたとしても掟さえ守られればいい」といった印象のネメシスはどんどん株を下げている気がします。
顔が似ている事もあって、後半のスーパーフェニックスみたいになってきました。
なんか「掟を守れるなら負けてもいい」と考えているかのような喜び方ですが、
完璧超人側はどんどん負けて追い込まれてきているんですが……。
いかにもキン肉マンと因縁がありそうな人物ですが、この試合でロビンマスクに負けても構わないぐらいです。
いざキン肉マンと直接対決をすることになった時、語る内容が
「現在のキン肉王家によって追放されて、貧しい生活環境に追いやられて」あたりじゃなければいいのですが……。


一方、スプリングマンの登場は意外で嬉しかったです。
まずジャック・チーとの対戦を避けてくれた事。
それから、グリムリパーの対戦相手がウォーズマンやブラックホールでは無くなった事。
これまでさんざん不安視していた予想が外れて実に嬉しい。
グリムリパーの戦いぶりにも期待が高まります。

あとはウォーズマン対ジャック・チーにならなければいいのですが……。


[No.686] 2012/10/29(Mon) 18:32:48
43話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

スプリングマンとグリムリパーの戦いが始まる。さらにブラックホールも到着、ジャック・チーに立ち向かう。
悪魔超人の参戦にバッファローマンも勢いづく。
ブラックホールは軽快に試合を進めていくものの、ダルメシマン戦での負傷は深く、ジャック・チーの一撃で倒れてしまう。



デビル・トムボーイ以外にネタが乏しいと思われていたスプリングマンの戦いぶりが楽しいです。
魔雲天やブラックホールの戦いもそうでしたが、読者の二次創作ではできない展開が楽しみですね。
グリムリパーはどうしても「当たる面積を最小にして波紋防御」とかやって欲しくなる外見ですが
こちらも本格的な攻勢が待ち遠しい。
二人が描かれるのはブラックホールの後みたいなので、先が楽しみです。

ブラックホールがジャック・チーと当たってくれたことで、心配していたスプリングマンとウォーズマンが避けられました。
ウォーズマンはポーラマンとの戦いが決まったのですが、バッファローマン、マンモスマンと獣系怪力超人相手に二度失敗しているので
今度という今度は勝ってもらいたいところ。
階段ピラミッドリングを上から見ると、超人師弟コンビ/悪魔超人軍/ラーメンマン&ブロッケンJr.と並んでいるので
ひとつのリングに集まってタッグマッチみたいな事をやるかもしれません。
超人師弟コンビ対ネメシス&ポーラマンは可能性ありと思っています。負けちゃいそうですが。

見るからにこいつは駄目だろうというジャック・チーと、さすがに二連勝は無理だろうというブラックホールは
どうなるか予想ができません。負傷が強調されているので、噂されているペンタゴン登場という流れでしょうか。


[No.687] 2012/11/05(Mon) 19:31:04
44話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブラックホールは様々に技を繰り出してジャック・チーに挑むものの、全て対処されてしまう。
ジャック・チーは地下から温泉を掘り当て、水蒸気で太陽光を遮り、ブラックホールの影を封じる。



ジャック・チーは遠距離攻撃ばかりで、便利だというのは分かるのですが試合としてはいまいち盛り上がらないです。
プリズマンみたいに当たったら死ぬという緊迫感がある攻撃でもないですし……。

ブラックホールも、ダルメシマン戦で見せた技が破られていくだけで、ちょっと新鮮みがない。
これは勝てそうにないのですけど、フォー・ディメンジョン・キルを繰り出して失敗という展開はして欲しくないですね。
周囲の蒸気を吸引ブラックホールで吸い込んでしまうという手で、もう少し粘ることはできそうなのですが……。


[No.688] 2012/11/12(Mon) 20:36:34
45話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

追い詰められたブラックホールは完流・フォーセットクラッシャーを受けてしまう。
しかしなおも立ち上がり、目つぶしや金的攻撃で抵抗。観客から非難の声が上がるが、バッファローマンやスプリングマンは声援を送る。
ブラックホールは「至高のブラックホール」で勝負に出るが、ジャック・チーは水流で勢いを止めて対抗。
そこに謎の影が飛び込み、ジャック・チーに激突。ブラックホール内に吸い込まれていった。
リング上には白い羽根が舞い散っていた。



飛び込んできたのは間違いなくペンタゴンなのでしょうが、ここからどう展開するのか楽しみです。
ブラックホールに吸い込まれたのが、体勢を崩したジャック・チーなのか、
それとも外から飛び込んできたのがそのまま入っていったのか、どちらかよく分かりません。

中に入ったのがペンタゴンだとすると、
・ブラックホールに自らを吸収させてブラックホールが体力回復、パワーアップ。
・ブラックホール内にジャック・チーを吸引し、脱出できないように中でペンタゴンが仕留める。
・中からストップ・ザ・タイムやクロノス・チェンジで支援。
・援護するつもりでリング近くで待機していたが、至高のブラックホールの勢いが強すぎて、誤って吸い込まれた。
 ジャック・チーにぶつかったのはただの偶然。

吸い込まれたのがジャック・チーだとすると、
・そのまま試合終了。ブラックホールが「助けてくれなくても良かった」とペンタゴンと言い争いに。
・ジャック・チーが中から脱出を図り、それを二人で食い止める。

など、いろいろ思いつきます。
そのままブラックホールがやられてしまうのでは面白みに欠けるところでしたが、これで先が楽しみになってきました。


[No.689] 2012/11/19(Mon) 17:54:01
単行本41巻 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

41巻を購入しました。

久しぶりに見る武道はやっぱりかっこいいですね。
これまで巨体のキャラクターというのは、小柄なキャラが立ち向かう相手というところでしか出ていなかったのですが
魔雲天の巨体を軽々とぶっ飛ばす武道のパワーは実に圧倒的。
パワー対決をやる時も、パワーが勝るのは体格がでかい方というのが一般的だったので
余計に印象強く見えます。
流れを通して見てみると、魔雲天が有効打を全く与えられていなかったのも凄いですね。

試合が始まると少しは良くなっていったジャック・チーとマーベラスは、登場時点では本当にさっぱりだったのも再確認。
そんな奴らにあっさり叩きのめされるジェロニモが不憫です。
ちょっと前まで善戦超人タッグを組んでたブロッケンがやたら大物きどりでいるのも対比的で
さらにジェロニモの悲惨さが浮き彫りに……。

ブロッケンJr.が大きく成長を遂げた、というところで話が終わっていますが、
これからこのくだりが否定されていっちゃうのはちょっと残念なところでした。
せっかく「永遠の若手」からの脱却を描いていたのに、
「やっぱりお前は若手だよ」と言われて「そうだ俺は若手なんだ、だから若手として勝利するんだ」では
ようやくブロッケンも永遠の若手から脱却して、メインの戦力として認められていくのかと期待したのが
台無しになってしまうのですよね。
試合前は主戦力の一員みたいな態度だったのに。

ブロッケンの成長とクラッシュマンの完璧さの対決であって欲しかったのに、
「実はブロッケンは成長してなかった」「クラッシュマンの技は完璧に決まってなかった」というのは残念な展開でした。

勝つには勝ったから、「勝っただけでも嬉しい」というのも正直なところなのですけど……。


[No.690] 2012/12/07(Fri) 18:56:13
46話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブラックホールは力尽き、ジャック・チーの猛攻に晒される。
その時四次元空間から声が届き、ブラックホールにアドバイスを送る。
ブラックホールがとどめを刺される直前、体が変形していき、その姿はペンタゴンへと変わっていた。



今回は「ペンタゴン登場」の一言に尽きるのですが、ブラックホールとのやりとりが軽妙でかっこいい。
「自分の星でゆっくりしていたのに」という話がどこまで本当か分かりませんが、
真意を隠しながらブラックホールを立てるように話を誘導していくという描写を
キン肉マンで見られるというのは凄い事です。
キン肉マンとピークア・ブーの会話でもそうでしたが、こうした流れは実に見事ですね。

これまでアイドル超人と一般正義超人の間には明確な格差があり、
アイドル超人以外の超人は全くの戦力外という構図で描かれており
カナディアンマン、スペシャルマン、タイルマン、カレクック、ベンキマンらがあっけなく葬られましたが
一般正義超人であるペンタゴンはいったいどうなるのか。
ペンタゴンが勝てるのなら、ジェロニモの立場はどうなってしまうのか。
蟹座の聖闘士に光が降り注いだごとく、絶対のヒエラルキーは覆るのか。
ファンにとっては勝敗以上に注目するところがあるだけに、見逃せない戦いになってきました。


[No.691] 2012/12/10(Mon) 20:18:16
47話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ペンタゴンはジャック・チーを翻弄、「完流」フォーセットクラッシャーもクロノス・チェンジで返してしまう。
そしてフォー・ディメンジョン・キルの体勢に捕らえたところでブラックホールと交代、ブラックホールがとどめを刺す。
敗れたジャック・チーは清々しい表情で自害を遂げた。



ペンタゴンのあまりの強さとかっこよさに痺れるばかりです。
完璧超人を相手にここまで圧勝したところを見てみると、今作最強の正義超人と言っても過言では無い活躍ぶり。
ラーメンマンと並ぶ楽勝の試合でした。それとも、ジャック・チーとマーベラスが弱かったと言うべきか……。
あまりの強さ、格好良さ、頼もしさは、まるでキン肉アタルが助けに来てくれたかのような存在感でした。

これほどまでに強かったペンタゴンが何故大きく取り上げてこられなかったのか、思い起こしてみると
超人オリンピック:当時最強のウォーズマンに敗れる
七人の悪魔超人:戦ってやりたかったが結局断念。ためらっている間にテリーマン達が行ってしまって機会を失った。
悪魔六騎士:生命維持装置に捕らえられ、そのまま復活ならず。
      復活の経緯には「プラネットマンが人面プラネットに呼び出す」という偶然が無ければならず
      キン肉マンと特に親交が厚いわけでは無いペンタゴンが呼ばれる可能性は低い。
      なぜかカナディアンマンが呼ばれていたが、この時もしもペンタゴンが呼ばれていて、悪魔騎士と戦う事になっていたら……
タッグ編:ブラックホールと組んで出場。優勝チームのキン肉マンと戦って敗れる。
王位争奪編:ここで助けに来てくれれば、と言うところですが、当初は超人墓場で浮いてました。
      後に復活して応援に来てくれているので、ペンタゴンとしてはできる限りの事はしていますし、
      超人墓場に送られた原因はマッスル・ドッキングなのでしょうから文句を言うわけにもいかない。

つまり「人面プラネットに利用しなかったプラネットマンが悪い」
「マッスル・ドッキングでペンタゴンを殺したキン肉マンが悪い」という事になりました。

突然強くなったわけではなく、活躍の機会が無かっただけ。
活躍の機会が無かったのは、キン肉マンと個人的な付き合いが少なかったため。
「友情パワー」が主題の話なので、主人公との個人的な付き合いが大切なのは仕方ないですね。
今回もブラックホールとのやりとりはあっても、キン肉マンやテリーマンたち、ロビンマスクたちとの会話は一切なし。

しかし、そのブラックホールとの会話は軽妙で小気味よく、手柄を譲って一瞬で去って行く姿はあまりにも格好いい。
ブラックホールのフォー・ディメンジョン・キルよりも、クロノス・チェンジでフォーセットクラッシャーを返す場面の方が印象に強いほどです。


ジャック・チーは妙に笑顔がさわやかな人という感じで散っていきました。
結局熱湯攻撃ばかりでプロレス技に乏しく、フォーセットクラッシャーも他の超人だったら必殺技でもなんでもない
ただの投げ技として使いそうな感じです。
こうしたギミック系の超人は、たいていギミックを封じられて慌てふためく場面が描かれるものですが、
そういう描写が無いのが良かった気がします。
水を出っぱなしにしたままで両手の水道がふさがれて破壊されてしまうという展開になると思っていたのですが……。

残る超人はスプリングマン、バッファローマン、ロビンマスク、ウォーズマンの4人。
タッグを二つやりそうなメンバーですが、シングルでも見所は十分。
スプリングマンはタッグで「バッファローマンのサポート役」にならずに、シングルで最後まで描ききって欲しいですね。


[No.692] 2012/12/17(Mon) 20:53:53
48話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャック・チーが階段ピラミッドリングの地下まで掘り抜いていたため、地盤が脆くなり
バッファローマンとターボメンが戦っていた第5リングが崩落。
第4ステップのリング上にバッファローマンとスプリングマン、ターボメンとグリムリパーが集まることになった。
ターボメンはこの事態にも動ぜず、バッファローマンとの戦いを続行。
スプリングマンはバッファローマンに協力、ツープラトン攻撃を繰り出していく。



久しぶりに読む事ができた続編、前の投稿を見ると「シングルで描ききって欲しい」と書いていましたが
もともとタッグになりそうな組み合わせだったので違和感はありません。
ネメシスとポーラマンがタッグ技を見せていたので、ロビンマスクとウォーズマンもタッグになるのでしょうね。

バッファローマンとスプリングマンが勝ってしまうと次に六騎士の出番がなくなりそう、
負けてしまうと悪魔超人はブラックホールしか勝っていない事になってしまう。
ターボメンの2勝はなさそうですがグリムリパーが初戦で消えるとは思えない。
悪魔超人側からも完璧超人側からも、どちらが勝つと言えるだけの材料が見当たりません。

戦いはまだ始まったばかりで、ターボメンは本領を発揮しておらず、グリムリパーはほぼ何もしていない。
バッファローマンの戦いも見てみたいし、スプリングマンは「シングルならじっくり彼の戦いを見れただろうに、
タッグになったせいでバッファローマンのサポートだけになってしまった」という事になって欲しくない。
この試合は長くなってもいいので、じっくり描いていって欲しいものですね。


[No.694] 2013/01/07(Mon) 20:17:42
49話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ターボメンへ猛攻を続けるスプリングマンとバッファローマン。
完璧超人たちもタッグマッチ形式の試合を望み、委員長も了承する。
スプリングマンはステカセキングとの友情を思い出し、ターボメンに立ち向かう。



これまでも様々な言動で楽しませてくれたスプリングマンですが、ここで一気に盛り上がりました。
正義超人との連携なんて必要ない、正義超人が苦戦しようと関係無い、という態度でいましたが
悪魔超人同士の友情となると熱くなってくれます。

今回はタッグ戦に至るまでの事情説明にページを割かれましたが、次からしっかり頑張ってもらいたいところ。
「バッファローマンのサポート役」ではなく「スプリングマン」として個人の戦いを見たいものですが
さっそく新技を披露してくれました。これからどんな技が飛び出すか、楽しみです。


[No.697] 2013/01/21(Mon) 18:32:23
50話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

スプリングマン、バッファローマンは見事な連携でターボメンに立ち向かう。
一方のターボメンは悪魔超人の猛攻にも崩れず反撃。そしてグリムリパーに交代。
グリムリパーは体を回転させて炎に包まれ、バッファローマンを襲撃する。



デビルエキスパンダーは単純ながらこの二人にしか出来ない連携で、実に上手く噛み合っています。
バッファローマンは力担当なので、技担当のパートナーと組むようになっていますが
ラーメンマンとのコンビよりもスプリングマンとのタッグの方が活きていますね。

ついに本格的に動き出したグリムリパー。
いったいどのように戦いが展開するのか、先が楽しみです。完璧超人の中でも一番技が多そうですし。
「阿吽の呼吸など必要ない」と言いながら、ターボメンと無言のうちに交代を確認したり連携したりと
見事なコンビネーションぶり。
そもそも「ターボメンが小刻みに振動してグリムリパーを回転させて発射」なんて、息が合ってなければ不可能です。
普通はそれを阿吽の呼吸と言うものなんですが(笑)

悪魔超人側は力+技ですが、完璧超人は技+技といった感じ。
どちらも飛び出す連携が面白くて、次が待ち遠しいです。また2週間後らしいですが……。


[No.700] 2013/02/04(Mon) 19:55:22
51話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

グリムリパーとターボメンは体勢を変え、今度はグリムリパーがターボメンを発射するツープラトン技を繰り出す。
悪魔超人は再びデビルエキスパンダーを繰り出すが、ターボメンの勢いの前に失敗。バッファローマンは吹き飛ばされる。
階段ピラミッドの壁面に食い込むほどの破壊力を見せるが、バッファローマンはそれを受け止め、逆にターボメンを壁面に叩き付ける。
破損した壁面が崩れ去り、瓦礫が階段状に積み重なる。それを利用してスプリングマンが必殺技の体勢に入った。




この場所ではデビル・トムボーイは無理そうだと思っていましたが、まさかこうも都合のいい形に壁が崩れてくれるとは。
さすがはゆでとしか言いようがありません。

タッグマッチ形式になって、完璧超人側はターボメンがやられているか、片方が発射台になって飛び回っているだけなので
どうも個々の強さの完璧さというものが見えてこないのが残念です。
グリムリパーがシングルで動いているところを見たいですね。刃物と炎以外の、自力の強さで。
その点はスプリングマンも同じことで、完全に「バッファローマンのパートナー」になってしまっていて、個人の良さが出てきていない。
そう思うと、せっかくグリムリパー対スプリングマンのシングルマッチだったのに、ちょっと残念かも知れません。
グリムリパーが単独でいい動きをしてくれるのを期待するには、バッファローマン&スプリングマンが負けて
次の戦いで他の超人と当たるのを期待するしかないのでしょうか。


[No.701] 2013/02/18(Mon) 17:21:00
52話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

スプリングマンはターボメンをデビル・トムボーイの体勢に捕らえる。
さらにボディの内側を刃物状にして締め上げるが、ターボメンのアースクラッシュによってボディを硬化させられてしまう。
スプリングマンはリボルバーフィンを受けてダウン。しかし不屈の闘志を見せて立ち上がったスプリングマンは、
バッファローマンを背負い、ロングホーン・トレインの体勢を見せた。



二世の時は「先に心が折れた方が悪」などと無茶苦茶な理屈でヒカルドを悪の道に蹴り落としたものですが
悪魔超人が見せる「絶対にあきらめない心」に読者がどれほど心打たれることか。
まさにこれこそがキン肉マンの熱さ、キン肉マンの醍醐味と言えるものです。
健闘も実らず倒れていったステカセキングや魔雲天たちに「よく戦った」と賞賛の声が送られる一方で、
「勝利しなければ何の意味もない」と目される正義超人たち。いったいどちらがヒーローなのか分かりません。

スプリングマンは、観戦時の分かってて言ってるとしか思えない言動、パワー担当のバッファローマンに対しての攪乱担当という立場から
知性派なのかと思っていたら、アースクラッシュに対して全く対策がなかったというのは意外でした。
普段は冷静なキャラを努めているつもりでも、自分の出番になるとつい根性で行っちゃうタイプなのでしょうか。
実に好感を持てる熱血漢です。

スプリングマンにバネとしての機能が残っていれば、高く飛び上がってバッファローマンをぶつけるとか、
コーナーポストから飛んでいくという手もあったのでしょうが、本当にロングホーン・トレインしかできなさそう。
熱血ぶりに感動して忘れてしまうほどですが、やはりスプリングマン単独の技、デビル・トムボーイ以外の技を見てみたかったです。

リボルバーフィンが「完遂」だったのは驚きました。コンプリート・スティングの方だと思っていましたが……。


[No.702] 2013/03/04(Mon) 19:31:19
53話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

スプリングマンはロングホーン・トレインで幾度もターボメンを吹き飛ばす。
ターボメンもリボルバーフィンで対抗するものの、スプリングマンの渾身の力に敗れ去る。
ターボメンはなおも起き上がるが、ついに機能停止。
そしてスプリングマンも完全に力尽き、その体は粉々に崩れ去っていった。




スプリングマンは見事すぎる最期でした。
ステカセキング、アトランティス、ブラックホール、ペンタゴン、スプリングマンと
幾人もの素晴らしい超人たちの活躍には深く心打たれます。
またマックス・ラジアル、ターボメン、ストロング・ザ・武道と、新しく魅力あるキャラクターが現れてくれました。
このシリーズが始まってくれた事はファンとして本当に幸せなことです。
巷では不遇と言われるミスターカーメンや、いまいち評判が良くないクラッシュマンが個人的に好きなので
不満があるとしたら登場直後のキン肉マンのお漏らしと、ラーメンマンの妙な論理展開だけですね。

スプリングマンが個人技をあまり見せずに倒れていったのも残念ですが
ここまで熱い展開になってくれればそれもまたよし。
最後のバッファローマンとの会話は、内容は実にありふれたものなのですが、だからこそ胸を打つ一幕でした。

ターボメンが複数形であった事とか、ステカセキングが残して行ったダメージとか、
また伏線が放置されたまま死んでしまいましたが、ターボメンの戦死もまた格好いいものでした。
リボルバーフィンがいきなり「完遂」になったのも
最後のロングホーンとの激突をやりたかったからなのでしょう。
そしてロングホーンが敵の武器を粉砕するシーンはベアー・クロー以来の事で、
バッファローマンの強さを久しぶりに見ることができました。
これまでの印象では「ビッグ・タスクとぶつかるとバッファローマンがコナゴナにされる」でしたから……。


[No.703] 2013/03/18(Mon) 19:03:05
54話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

グリムリパーはターボメンの死体からアースユニットを奪い、自らの右手に吸収し、
バッファローマンの超人強度の査定を試みる。
「完幻スケルトンボディ」によってハリケーンミキサーをすり抜けるばかりか、
両手でハリケーンミキサーを掴み取る芸当まで見せる。
凄まじい握力でバッファローマンの皮膚を剥ぎ取るグリムリパー。
立ち上がるバッファローマンの影は、かつてサタンに支配された時のように悪魔の形を浮かべていた。



キン肉マンのキャラとは思えないほど台詞が多く、いろいろと考察しながら戦うグリムリパーは実に新鮮な超人です。
他の漫画からやってきたキャラと異種格闘技戦をやっているみたいです。
透明になったり変なポーズを決めてみたり、強さも他の完璧超人より一段上の様子で、
こうした異色の存在は楽しいですね。

これまで数字査定が全く当てにならないことで定評があった「超人強度」という指標に新たな考察が加わりそうなのですが
完璧超人のように巨大な数字で表現されている超人は常に一定の高い数字で、
正義超人や悪魔超人はフィニッシュ・ホールドを繰り出す時に超人強度が高まっているという感じになるのでしょうか。


[No.704] 2013/03/25(Mon) 20:34:37
55話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

グリムリパーはパワーでもスピードでもバッファローマンを圧倒。全身の表皮を剥ぎ取り、傷だらけの体を露わにする。
そして「完幻」ファントム・キャノンを炸裂させ、バッファローマンの全身から流血させる。
バッファローマンは仲間たちを侮辱されたことに逆上、全身の傷から流れる血が引いていく。




「サタンに支配されたバッファローマン」登場までもう一回引っ張りました。
とりあえず皮を剥いていくという行動があまりグロいものではなく、オーバーボディっぽいものだったので一安心です。

グリムリパーの「完幻」は、完幻のスケルトンボディ、完幻殺法スピア・ドレス、そして「完幻」ファントム・キャノンと
何度も使用されていてどれの事なのか分かりづらいです。この捉えどころの無さこそが完幻という事なのかも。
スケルトンボディの時は、決め技ではなくペースを掴むための技が呼称というのも面白いと思ったのですが……。

バッファローマンの力の源が怒りや恐怖でなく「友情」というのがまた素晴らしい。
やはりキン肉マンはこうでなくては。


[No.705] 2013/04/01(Mon) 19:16:44
56話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンはキン肉マンと戦った時のように、全身の傷をロングホーンに集めて延長していく。
猛攻を繰り出すバッファローマンの動きを、グリムリパーはサンダー・サーベルで封じ、アースユニットで超人強度の査定を開始。
バッファローマンの超人強度は8000万パワーを超え、アースユニットを破壊。ハリケーンミキサーを炸裂させた。



超人強度という数値に対する考察は「全く当てにならない」という話がもっぱらでしたが、
今回の展開ではそれが変わってくるようです。

超人強度の測定は平時に行われるもので、これまで「戦闘中に超人強度を計測する」ということを行ったのが
知性の神とグリムリパーしかいなかったので、実は「超人強度は戦闘中に変化する」という事実に気づいていなかっただけとも
考えられますが、ここまでの情報から推測してみました。

・超人強度は基本的には変化しない。
 これは超人界では普遍的な常識として通ってきた事で、だからこそ「数字は同じ1000万パワーでも〜」と、
 作中の人物も「結局超人強度の数字は当てにならない」という認識をしている。
・キン肉マン(キン肉族)だけが例外的に「超人強度を変化させる事が出来る」と判明しており、
 これが例外的な事だからこそ邪悪の神に危険視された。

という事だったのですが、キン肉マンは戦った超人たちに「超人強度可変能力」、
すなわち火事場のクソ力を伝播させる事が出来るようです。
実際、ウォーズマンが火事場のクソ力を受け継いでいます。
そして火事場のクソ力を持ったアイドル超人たちと戦った七人の悪魔超人たちにもそれが伝わり、
今回の活躍に到ったのではないでしょうか。
キン肉マンとの親交が浅いカナディアンマンは基本の100万パワーから変化できず、
4800万パワーのマックス・ラジアルにあっさりやられましたが
テリーマンの超人強度は実は4800万以上に達していたというわけです。

この「火事場のクソ力を他者に与える事が出来る」という能力、つまり友情パワーの存在こそが
他のキン肉族が火事場のクソ力を持っているにもかかわらず危険な存在とは見なされず、
キン肉マンだけがストロング・ザ・武道から特別に注目されている理由ではないでしょうか。
これまで「数字を超える力」と思われていた友情パワーは、実のところ数字上の値も変化させていたのです。


他にも超人パワーの命の玉とかサンダー・サーベルとか、懐かしいネタを入れてくれるのが嬉しいですね。
新しくやっていることが昔を踏まえていてくれるという事が、こんなに嬉しい事とは。
普通は続編というのはそういうもののはずですが、無視したり否定したりする作品もあるもので……。


[No.706] 2013/04/15(Mon) 19:06:53
57話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンはハリケーンミキサーから超人十字架落としに繋いでグリムリパーを倒す。
グリムリパーは再び起き上がると、バッファローマンに自身の殺害を促す。キン肉マンたちがそれを止めるが、バッファローマンは決行。
ロングホーンで胸を刺し貫かれたグリムリパーは消え去っていった。
第7ステップではついにウォーズマンが到着。地中からベアークローで登場した。



バッファローマンとグリムリパー、どちらも一戦で消えるには惜しい超人同士の戦いでしたが
グリムリパーが脱落してしまいました。
倒れたと見せかけて「実は今までのは全部幻だった」なんて言わずに「ヤワな鍛え方はしてませんよ」というのは実に格好いい。
飄々としていますが、本当は裏でトレーニングに励んで、自信の裏付けとなるだけの鍛え方をしていたのです。
うっすらと消えていったのも再登場の含みを持たせてくれていますが、負けたのは事実なので自害してしまうのでしょう。

キン肉マンが、バッファローマンに敵の殺害を止めようと声をかけてくれるのも嬉しい場面です。
なぜ究極タッグでは未来から来たネプチューンマンにそうしてやらなかったのか。

そして、ようやく登場のウォーズマン。
ブロッケンJr.とラーメンマン、ブラックホールとペンタゴン、バッファローマンとスプリングマン、と二人一組で続いてきたので
今度はロビンマスクとウォーズマンでタッグを組んでくれるのでしょうか。
二人とも、ここで負けるわけにはいきません。
対するネメシスとポーラマンも完璧超人全敗は防がなければならない。

ここでまた長期休暇のようで、先が待ち遠しいです。


[No.707] 2013/04/22(Mon) 18:53:08
58話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウォーズマンはスクリュー・ドライバーで攻撃をかける。
ポーラマンはそれを左手の爪ポーラネイルで受け止め、二人は互角の戦いを開始。
ロビンマスクとネメシスの戦いも激化し、ロビンマスクの構成をネメシスは強引にパワーで切り返していく。
ネメシスはロビンを高く評価するものの、完璧超人との絶対的な差を強調する。



ようやくウォーズマンが戦闘開始。そのとたんロビンの方に話が移ってしまったので、少し残念です。
ネメシスとの話が終わったらまたタッグマッチになるのでしょうか。

ジャック・チーの掘削で埋められてしまったようですが、それまでは迷路の中で迷っていたということです。
その場面を時系列に沿って描写してみたらなかなか面白いことになりそうです。

ポーラネイルとベアークローが五角の押し合いだったのは嬉しいですね。
たぶん時間超人だったら一方的にベアークローを破って「ああ、またウォーズマンはこういう役か」となっていたでしょう。
ロングホーンの時はベアークローが破壊され、そのロングホーンはビッグ・タスクにかなわないのだから
ポーラマンはマンモスマンと比べると格段に落ちる相手という構図になってしまいますが、
これはウォーズマンがパワーアップしていたという話になってもらいたいものです。

ネメシスの語る話も、今回の物語の根幹設定に繋がる部分でしょうから、少し試合を止めてもじっくり聞いてみたいです。
超人強度の設定など深く掘り下げていくようなので、上手くまとめてくれていると嬉しいですね。


[No.710] 2013/05/13(Mon) 18:59:13
59話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスは完璧超人の由来を語る。
かつて神々に滅ぼされようとしていた超人たちから優れた者たちを選抜し、さらに鍛え上げられた者たちなのだと。
そしてロビンマスクに必殺技ネメシスドライバーを繰り出していく。



完璧超人を救った神のデザインはpixivに「ゼウスマン」として掲載されています。
ターボメンやピーク・アブーの原案を出した方の作品です。

その仮称ゼウスマンですが、他の神々が滅ぼしてしまおうとした超人たちを救おうと決意し、自ら神の座を捨てて決意を表し、
超人たちの模範となるよう心がけるということ。
彼はおそらくストロング・ザ・武道なのでしょうが、
もとは神である自分と、自分が鍛えた弟子やその子孫である完璧超人と「同格」という立場を貫いていること。
きちんと筋目を通した正しい人物であると思います。
「自分はもと神だから一般完璧超人より偉いのだ」という態度は取っていないし、人間たちや下等超人たちと違って
完璧超人たちの間では争い事や階級差別は存在しなかったのでしょう。
正義・残虐・悪魔などと、同じ下等超人同士の間に境を作って争っている事とは全く違います。
しかしネプチューンマンが下等超人に変なことを吹き込まれて派閥を作ったために、ついに完璧超人内部で争いが起きてしまった。
これが今回の侵攻のきっかけとなったのでしょう。

完璧超人が孤高の存在として天上界で修行している間は他の超人たちを殺そうとまではしていませんでしたが、
条約を作って交流を深めようとしたところで動き出したのも理解できます。
かつて、神々の合議の裁定を「超人は全部殺す」から「堕落した超人だけ殺す」になんとか変えてもらったのに
完璧超人まで下等超人と一緒になってしまっては「あの時の裁定に従って完璧超人も殺す」と言う事になってしまいます。
超人という種族を救おうとした者にとって、それは受け入れがたい事のはず。
だから「完璧超人だけでも神々に許してもらうため」戦うのです。
最終目的は生存権の確保。そのための手段として完璧性の維持。完璧さを証明できなくなれば自決というのも当然の事です。

しかし、ネメシスの話はまだ終わってはいないのでしょう。もしくは、後から武道が来て続きを言ってくれるのか。

神の態度は明らかに古代と違っているのです。
「超人は酷い連中で失敗作だ。わずかにいい超人もいるが、どうせ後で悪くなるに決まっている。だから皆殺しだ」
という意見がほぼ満場一致であったというのに、キン肉星の大王を正義超人のリーダーに指定し、黄金のマスクと銀のマスクを与え、
弱き人間たちの守護者として超人の存在を許している。
おそらく仮称ゼウスマンが天上を去った後、方針が変化したのでしょう。
武道が「神々を許せん」と言っていたのは、かつては「どうせ駄目だから殺そう」という態度を取っていたのに
今ではすっかり超人たちを甘やかしてしまっているからと理由が分かります。
少なくとも未成年なのにいかがわしい店に通っていたキン肉万太郎はカピラリア七光線で殺されるべきだと思います。


ネメシスドライバーはキン肉ドライバーに相当する技なのでしょうが、キン肉ドライバーが威力を上半身に分散するのに対して
頭部に集中させることでさらに殺傷力を高めています。マッスル・リベンジャーのように鉄柱に炸裂したら即死でしょう。
相手との位置関係も表裏逆になっている、うまい対比関係です。
技の入り方もマッスル・インフェルノのようです。
両手を極めていないので、足を掴んで振り払えば脱出できそうなのですが、キン肉ドライバーと同じような方法で行けるのか……。


[No.711] 2013/05/20(Mon) 18:45:49
60話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ロビンマスクはネメシスドライバーを外せず、直撃を喰らってしまう。
さらにネメシスの猛攻を受け続け、アノアロの杖を使ったユニコーン・ヘッドも大きなダメージにならなかった。
兜が無残にねじ曲がり、流血するロビン。なおも立ち上がる彼の体からは不思議な力が現れていた。



ネメシスはストロング・ザ・武道と同じく、圧倒的なパワーと耐久性で押してくるタイプのようです。
外見がスーパーフェニックスに似ているのでパワーでは無くテクニックという印象で捉えてしまいそうですが
戦闘方法は大きく違いますね。

ネメシスドライバーは跳び蹴りからのスピードが技に加わっているために簡単に逃れられず
背を反らして顎を外そうとしてもその方向に向かって軌道を修正されて結局捕まる
マッスル・インフェルノ+キン肉ドライバーのような技かと予想していたのですが、柔軟性が持ち味だとは。
見たところ柔軟性は全然関係なくてパワー一辺倒っぽいのですけど……。

喰らって立ち上がってきたのは初めてだと言っていましたが、
そう言えばキン肉ドライバーも「返した」という超人はいても
「喰らって立ち上がってきた」という相手はいなかったと思います。
マリポーサもキン肉ドライバーを受けて立ち上がってくるのは無理と評価していました。
超人レスラーの必殺技はどれも威力十分で、「完全に命中したけど威力不足だった」という結果はほとんどなく、
だからこそ「受ける前に返す」という展開になるのでしょう。
そうした場面が多いからこそ、ユニコーン・ファイヤー・ヘッドを受けて流血までしているのに
あまり効いた様子も無いネメシスの耐久性は印象に残ります。


アイス・ロック・ジャイロ、ユニコーン・ヘッドと王位編で加わった技を先に使ったロビンマスクは
まだタワーブリッジとロビン・スペシャルを出していません。まだ試合はこれからです。
ロビンの体の発光は、ケビンマスクで言えば大渦パワーなのでしょうが、名前は「ロビン・パワー」で行ってくれるでしょうか……。
グリムリパーが示唆していった、正義超人たちを支えている力の正体がはっきり説明されるのが楽しみです。
いったい、今のロビンマスクは何千万パワーなのか。



超人総選挙2013というのをやるそうです。
人気投票をやって、29位になったキャラクターのに特別編をやってくれるとのこと。
この「29位」という数字が面白い。
最高の人気を持っているキャラでは駄目で、ウルフマンも「上に行きすぎて駄目」ということになりそうです。

たとえば、味方キャラであるキン肉マン、テリーマン、ロビンマスク、ラーメンマン、ブロッケンJr.、ウルフマン、ジェロニモ、
バッファローマン、アシュラマン、ネプチューンマン、キン肉アタル、ザ・ニンジャまでで12人。
悪魔超人編のステカセキング、ブラックホール、ミスターカーメン、アトランティス、魔雲天、スプリングマン、
スニゲーター、プラネットマン、ジャンクマン、サンシャイン、悪魔将軍で11人。
その後の大物キャラたち、ネプチューン・キング、スーパーフェニックス、ゼブラ、マリポーサ、真ソルジャー、ビッグボディ、
マンモスマン、オメガマン、サタンクロスで9人。
以上で32人です。

他にもペンタゴンや完璧無量大数軍のメンバーも入ってくるので、
全く無名の超人が選ばれたり、29人も票が入らないという事は無いでしょうが、
たとえば「悪魔将軍が主役になる話を書いて欲しい」というのはまず不可能。
とはいえカナディアンマンあたりが選ばれる可能性もほぼ無いという感じの順位になっています。


[No.712] 2013/06/03(Mon) 19:22:50
61話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ロビンマスクはかつて超人界のリーダーであった頃の自分とネメシスを重ね合わせ、
他者への敬意を抱くこと、そこから生まれる友情パワーの素晴らしさを知ってもらいたいと語る。
それを拒否するネメシスと強烈な打ち合いを始め、ロビンの勇姿を目の当たりにしたキン肉マンやテリーマンは感激と賛辞を送る。



ロビンマスクの役割はネメシスを力で打ち倒すことではなく、彼の心を開かせるきっかけに繋がることなのでしょう。
試合に勝っても相手との心の交流はほとんど見られなかったブロッケンJr.やラーメンマンと違い、
おそらく負けてしまうのでしょうが友情を相手に伝えるという行動は勝利以上の評価を与えたいところ。

ロビンマスクの人生を振り返り、そこで得た教訓と成長を新たな相手に繋げていく流れは実に熱い。
……が、ひとつ残念なところは、ロビンマスクの過去はここで語られたようなものでは無かったこと。

チャンピオンであった時の彼は思い上がった孤独な存在ではなく立派な先達であり、
初めて挫折を覚えさせられた相手はキン肉マンではなく喧嘩男であり、
アメリカでの再戦は負けに等しいというものではなく互角の熱戦であり、
ウォーズマンが敗れた時の心境は爽やかな感情では無かったはず。
悪く言えばストーリーのために過去の捏造、擁護するにしてもロビンは今の自分を讃えるために記憶が事実から離れてしまっています。

キン肉マンとの友情というストーリーラインと平行して流れる喧嘩男との出会い、
友情パワーを得た後に挑んでも全く歯が立たなかったネプチューンマンとの戦い、
仮面を狩られた後に感じた仲間たちの温かさ、
そしてネプチューンマンも友情の仲間の一人になってくれたこと、
今は完璧超人に捕らえられているらしいネプチューンマンが武道やネメシス達に訴えたであろう友情について……
いろいろ語ることはあったはずです。
話が長く複雑になってしまうのは確実ですが、ここが失われているのは惜しい。

個人的には、ウォーズマンがキン肉マンに敗れた後を描いて欲しかったです。
復讐は失敗に終わり、弟子であるウォーズマンは離反し、かつて自分を讃えていた観衆達はキン肉マンに応援を送り、
友人だったテリーマンもキン肉マンに味方している。
ウォーズマンに「ウスノロ野郎」と暴言を吐いて、その場を飛び出し……
そこからどうやって立ち直り、超人レスラーとして現役復帰し、友情の仲間に入っていったのか。
何かエピソードがあるはずなのです。
綺麗な話にしてしまうよりは、そこを描いて欲しかったのですが……。


[No.713] 2013/06/10(Mon) 19:28:27
62話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスは肉のカーテンと同じ防御法パーフェクトディフェンダーでロビンマスクの攻撃を防ぎ、
さらに両手を合わせた手刀突きパーフェクトアセイラントで反撃。続いてロビン・スペシャルをも切り返す。
ネメシスはロビンに鎧を脱いで全力で戦う事を要求。
鎧を脱いだロビンはネメシスをスピードで圧倒、変形のタワーブリッジに捉えた。




なんかキン肉マン二世みたいになってしまいました。
ロビン・スペシャルも両手が空いてるんだから普通に足を外せばいいのに、首を太くして抜けるというのは
再生アシュラマンとか、タッグでセイウチンがアルティメット・スカー・バスターを抜けた時みたいで気持ち悪いです。
言葉通りに「技術」で返して欲しかったものです。あれでは「特殊能力」か「身体能力」みたいで……。
ロビンの新技タワーブリッジネイキッドというのも、ターンオーバー・キン肉バスターのような、
ちょっと毛色を変えてみて相手を驚かせただけみたいに見えます。既存の技の改良版とか、新技という感じがしない。
このあたりは残念でした。

逆に、ロビンマスクが鎧を脱ぐとスピードアップというのは二世で付け加えられた「ヒストリーアーマー」の設定を廃して
ジャンクマン戦で語った「超人パワーをセーブするため」というところに戻っています。
これはこれで嬉しい話。

ロビン・スペシャルが「完璧超人の水準に達していない」と言うネメシスの発言ですが、
いろいろ考えるところがありました。
これまで戦ってきた完璧超人たちならあのロビン・スペシャルで勝てていただろうと思います。
ネメシスが他の完璧超人たちと一線を画する強さの持ち主であると同時に、
敗北していった完璧超人たちもネメシスの基準からすれば同じように「水準に達していない」という事になるのでしょう。
よく「完璧超人は言うことは大きいが戦績が伴っていない」と言われていますが、
負けた者はそもそも完璧超人の基準の中に入っておらず、自害しているのだから何の問題も無いというわけです。

ロビン・スペシャルもタワーブリッジも繰り出しましたが、
まだロビンマスクは謎の力(メイルシュトローム・パワー?)が残っています。
そこまで出し切ってから決着と言う事になるでしょう。
どうもOLAPは破られそうな気がするので、最後の勝負はタワーブリッジでやって欲しいですね。


[No.714] 2013/06/17(Mon) 19:34:36
63話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ロビンマスクはタワーブリッジネイキッドで勝負をかける。ネメシスは体を逆に反らして対抗、ロビンマスクと激しい激突を展開する。
しかしネメシスはそこから脱出、ロビンの頭をリングに叩き付ける。
ロビンは未完成の必殺技で最後の勝負をかけるが、それもすぐに外されてしまう。
ロビンはウォーズマンに後を託すと、バトルシップ・シンクを受けて倒れた。



長かったロビンの試合もようやく終わりました。彼の出せる仕事はほぼ終えることができたと思います。
未完成ビッグ・ベン・エッジまで出てくれるとは思いませんでした。やれるならOLAPの方では無いかと思っていたのですが。
勝敗の起因はまさにネメシスの言うとおり「相手がネメシスで無ければ」という感じでした。他の完璧超人であれば勝っていただろうと思います。
それは、つまりラーメンマンやブロッケンJr.が勝ち残っていてもネメシスを倒すことは不可能ですし、
ダルメシマンやマーリンマンが倒されたという事も完璧超人軍にとっては痛くもなんともない。
現状、正義超人・悪魔超人が完璧超人を倒すことは不可能なのです。「誰もネメシスに勝てない」というだけで完璧超人の優位性は確実。
何勝何敗だからどうとか言うのは戦局を正確に把握していない。

キン肉マンが使っている火事場のクソ力、ロビンマスクが見せかけた力、バッファローマンが繰り出した8000万パワーなどの正体が
どんなものであるのか、話のポイントはまだ残っているので、まだ第三陣の戦いは続くのでしょう。
まだウォーズマンとポーラマンの試合が残っていますが、ここまでの戦力分析として、生き残りは

正義超人
・キン肉マン(重傷)
・テリーマン(重傷)
・ラーメンマン(軽傷)
・ブロッケンJr.(重傷)
・ペンタゴン(無傷)
・ピークア・ブー(重傷)

悪魔超人
・バッファローマン(軽傷)
・ブラックホール(重傷)

完璧超人
・ネメシス(軽傷)
・ストロング・ザ・武道(どうせ戻ってくるだろう)

重傷者が試合に出ることはないとして、ラーメンマン、ペンタゴン、バッファローマン、ネメシスの四人が残っています。
ラーメンマンやペンタゴンやバッファローマンがネメシスを倒すことは無理なので、第二陣の結果は「完璧超人の勝利」だと思います。
ここまで通算の勝利数は1勝5敗ですが、その1勝が無敵であれば何の問題も無い。それが完璧超人の理論ですから。

そうなってくると、現在の生き残った超人たちで残りの潰し合いを最後までやり続けるわけにも行かないでしょう。
悪魔超人には将軍や六騎士がいますし、正義超人にはアタルやウルフマンなどまだ出ていない超人がいますし、
ネプチューンマンたち友情に賛同した完璧超人がどう出てくるか。



ネメシスの最後の技はバトルシップ・シンクでなくマッスル・スパークだった方が良かったと思います。
しかもあれが完肉だったとは。リボルバー・フィンの時もそうでしたが、どうも最初から大技の名前を決めているのではなく
その場で即興で言ってる気がします。

完裂:? ビッグラジアル・インパクトだと思うのですが、発言は無し。「完裂ビッグラジアル・インパクト」であるなら◎
完遂:× コンプリート・スティングだと思っていたら、リボルバー・フィン。絶対おかしい。「完遂コンプリート・スティング」なら◎だったのに
完掌:◎ アイアングローブ。これ以外に無し。
完牙:○ マッドドッグ・トゥースは代表的な技ですが、最後の決め技っぽくはない。ただ「完牙」なら他の技よりあれがいいのかも。
完刺:○ 試合の前半で使ったフライングソードフィッシュとどう違うのでしょう。でも「完刺」だとあれ以外に無い。
完恐:× 該当技無し。絶対これはネタを間違えたと思います。
完武:△ 兜砕きでも十分ではありますが、彼は「行動の全てが『完武』なのだ」というほうが似合う気がします。

完昇:△ 回転付けて放り投げるだけでは……。そこからフィニッシュに持って行く前の段階にしか見えないです。
完流:× 水流攻撃ばかりだったのに突然落下技。他の行動との関連性も見えず。
完幻:× 透明化とか、火を放つとか、いろいろあったのに。なぜロケット発射台に。
完肉:× マッスル・スパークの方が良かった……。
完力:− 未定

並べてみても、どうも「これが最大の決め技だ」という印象に欠けます。
それらの超人の異名としてはふさわしいものの、実は必殺技が決めてあったわけではなく、試合の流れの中で適当に言ってるだけ
という説が浮かんできます。特にピーク・ア・ブーとストロング・ザ・武道とグリムリパー。
グリムリパーなんて試合中に3回ぐらい完幻って言ってます。
間違いなく、どれを完幻ということにするか試合前に決めてなかったと思います。

今回のネメシスもきっと「完肉マッスル・スパークで行く事にしてたけど、ロビン相手に即興でバトルシップシンクなんて作っちゃったから
ロビン相手のフィニッシュはこれで行かないとなー。フィニッシュは完肉って言う事になってるからしょうがないや」などと
その場のノリで決めてしまったのでしょう。


[No.715] 2013/07/01(Mon) 19:04:58
64話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはロビンマスクの心音が停止するのを確認するが、その後もロビンマスクの体には不思議な力が一瞬宿る。
しかしロビンは意識を失っており、試合はネメシスの勝利に決まる。
ネメシスはロビンマスクの体をピラミッドから地上に投げつけ、砂漠に埋めてしまう。



多くのページを使って描いたロビンの敗北ですが、もう必要以上とさえ思えるほど重みを持たせてくれました。
以前に「ロビンマスクを上手く負けさせる事は難しい」と心配していたものですが、上手く仕上げてくれて嬉しいです。

リングにかけろで石松・河井・志那虎が三連勝して日本Jr.の勝利を決めてしまい、剣崎があっさりと敵の副将を沈めてから
「お前が負けたら何の意味もない」なんて竜児にプレッシャーをかけてくれていましたが
もし竜児が敵の大将に負けたらこういう構図になってしまうわけです。通算成績や勝率がどうという問題ではない。

そこまで力を入れて描いたロビンの描写ですが、実は死んでいないのではないかと思っています。
心音が停止した後も不思議な力を見せたことで、ネメシスがカウントを取るのを止めさせて試合を早く終わらせ、
地下に埋めたのもロビンの様子を誰にも確認できないようにするためではないだろうかと。
砂に化けていたサンシャインに救出されるとか、そのまま魔界に辿り着いて悪魔超人に拾われるという展開も無くはない。

ネメシスが放り投げたのは、キン肉マンの48の殺人技のひとつ「宇宙旅行」に対応する技で「地中旅行」という気がします。


これでようやく視点を映してもらったウォーズマンですが、第二陣最後の試合にふさわしい活躍を見せてもらいたいものです。
強豪超人相手のシングル戦での勝利というのは本当に縁が無かったので、これまでの不遇を取り返すような。
もちろん、ポーラマンもそれに見合った、強く尊敬できる完璧超人であって欲しい。
体格・風貌から仮想マンモスマンのような存在ですが、マンモスマンほどの強さや魅力を持たせてくれるかどうか。

ポーラマンがしゃがみこんでいるのはどういう事なのでしょう。
爪の打ち合いで劣勢だったとか?

ピラミッドを下から見上げた絵に、これまでの戦いのとおりの破損箇所が描かれているのが凄いです。
これまでのゆでならそのあたりを適当に済ませていたでしょうに……。


[No.716] 2013/07/08(Mon) 19:59:13
65話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウォーズマンとポーラマンの戦いが激化する。
ウォーズマンはベアー・クローで優勢に戦いを進め、さらに攻撃を加えていく。
しかしポーラマンの反撃を頭部に喰らい、ヘルメットが歪むほどの痛撃を受ける。
そこからウォーズマンの攻撃が鈍り、ポーラマンの大技「マッキンリー颪」を受けてしまう。



コンピューターが故障してないでしょうか。
ただ心理的なものだとしたら序盤のいい攻撃が出来ていたのが分からないですし、
ダメージを受けたところから変化が起きています。
計算が狂ったところを、ロビンの霊やキン肉マンたちの応援で調子を取り戻して……という流れになるのでしょう。

こうした展開はザ・マンリキ戦の記憶喪失を思い出しますが、それ以外にも
ロビンマスクがネプチューンマンの正体暴きに没頭して本領発揮できずにいたとか、
ウォーズマンの敵を取る事に頭がいっぱいでマスクを取り出されたら隙を見せたとか、
いろいろと前例があります。
最近ではクラッシュマンを相手に優勢に戦いを進めていたのにすぐにおかしくなって、
結局「自分本来のスタイル」に戻ったブロッケンJr.など。
勝つ例も負ける例もあるので、この流れになったらどうなる、とは言い切れません。

しかし、ブロッケンJr.といいウォーズマンといい、強くなったところを堂々と描いてくれないのは残念です。
調子が出せなくて苦戦→元に戻って辛勝→強くなって爽快に勝つところはまた次の機会に→だがその機会は描かれない
というのはもう勘弁して欲しいものです。
ウォーズマンの調子が悪いのは早期に終わらせて、しっかり戦って欲しい。
ザ・マンリキ戦のように「調子を回復するまでの試合」にしてほしくないものです。
それではポーラマンも活かされませんし。

ポーラマンの忍法ムササビの術で逃げられた追撃ですが、
なんとなくブリティッシュ・スティール・エッジをポーラマンに決める事でロビンへの餞にしようとしていたように見えます。
これはOLAPを繰り出してくれるかもしれません。

そのポーラマンはパワーも迫力も十分。
バッファローマンやマンモスマンに引けを取らない大型キャラとして見せ場を作ってくれます。
これは一戦で消えるのは惜しいキャラクターなので、ウォーズマンとどちらが勝つのかは楽しみですね。


[No.717] 2013/07/22(Mon) 20:29:46
66話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ポーラマンのマッキンリー颪によって大ダメージを受けたウォーズマンは
スクリュー・ドライバーを繰り出すがポーラマンには全く通じず、両手のベアー・クローを破壊されてしまう。
負傷のために煙を上げる状態でなおも立ち向かい、ウォーズマン・スマイルを見せて一度は反撃するものの、
すぐにポーラマンのパワーに圧倒される。傷つき倒れたウォーズマンはロビンマスクの姿を脳裏に浮かべる。



ウォーズマンの不調は頭部へのダメージが原因の故障かと思っていましたが、精神状態だったようです。
やっぱりブロッケンJr.の時のように「変なこと考えてるから駄目で、師に諭されて本来の自分を取り戻し……」というパターンなのか。
「マシーンの目だ」とか言われていたので、またザ・マンリキ戦のように友情パワーインプットの儀式をやるのか。
そこらへんは描かなくていいので、技と技、力と力の勝負を見せて欲しいのですが……。
せっかくのウォーズマン・スマイルも有効な反撃になっていなくて残念です。

起承転結の「承」にあたるような話で、次で「転」、その次で「結」の話になるのかと想像してみると
次週の話が進行具合としても展開の内容としても期待薄になってしまいますし、
そもそもロビンの敗北が「起」なので、二回連続で「承」を読んでるような気分です。
次のロビンマスクとの会話は早めに切り上げて、最後に大技を決めるぐらいまで進めて欲しいですね。


そんなウォーズマンはまるで駄目ですが、ポーラマンの迫力は凄まじい。まさしく「完璧な力」です。
パワーもタフネスもマンモスマン以上ではないかと思えるほどの印象で、
当初「ビッグ・タスクとパワフル・ノーズの無いマンモスマンの下位互換」みたいに思っていましたが
これはマンモスマンを投入したとしてもポーラマンには勝てるか分かりません。
パワーで圧倒されるマンモスマンという、想像もしていなかった場面が見れるかもしれませんし
8000万パワーのバッファローマンを真っ向から弾き返してくれそうで、
パワー系の超人との戦いを期待したくなってしまいます。
ポーラネイルで、ビッグ・タスクやロングホーンを食い止めてくれるでしょうし、純粋パワー系の大物としては素晴らしいキャラです。
グリムリパーと同じく、一戦で消えてしまうには惜しい超人ですね。

このポーラマンをウォーズマンが倒すとしたら、相当な展開を見せてくれないといけません。
ウォーズマン・スマイルで傷つけた足をローキックで地道に攻めていった時のダメージが残っていて……
なんていうのは辞めて欲しいものです。


[No.718] 2013/07/29(Mon) 19:17:46
67話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウォーズマンはロビンマスクの言葉を思い出し、彼の仇を討つために自分が死ぬ戦いではなく、生きるための戦いを目指すと決意する。
そしてポーラマンの足首や腕に関節技をかけ、少しずつダメージを与えていく。



今回は、前に言っていた「友情パワーインプットの儀式」でした。
ロビンマスクとネメシスの決着を待たずに、試合開始当初からこの状態で戦うところを見せて欲しかったものです。
持ち上げるにしても、いったん下げてからという手間が必要になっているため、どうしても余分なやられ場面を見なければいけないし
それを読んでいる間は「その話は前にやっただろう」と歯がゆくて仕方がありません。
ウォーズマンのダメージ描写が凄いですが、なんとかポーラマンの後にももう一戦、「強いウォーズマン」の試合を設けて欲しいです。

とはいえ、ようやくここから試合開始。
少しずつダメージを与えていく作戦ですが、アンクル・ロックで左足を、シベリアン振り子落としで左腕にダメージを与えていますが
前回のウォーズマン・スマイルとローキック連打で右足にもダメージが入ってて欲しいですね。
それなら「特訓が生きた」という話にも、勝利に繋がるものがあったことになります。
逆に、この時点で右足が無傷だったら、あれはいったいなんだったのかという事になってしまいます……。

四肢に少しずつダメージを与えていきながら、最後はパロ・スペシャルもしくはOLAPでのフィニッシュが予想されますが、
ここからどうなるかも注目しています。
テリーマンは痛めつけていってギブアップを狙うと言っていますが、勝機が無くなれば自害するのが完璧超人。
正義超人の目的が「完璧超人に、自害ではなく和解を選んでもらう」なので自害されたら攻略失敗です。
これまで第二ステージではクラッシュマン、マーベラス、ネメシスと全ての試合で失敗し続けているのですが
ポーラマンはどうなるのでしょう。
ここでウォーズマンがポーラマンの説得に成功できれば、キン肉マンに次いで正義超人二つ目の白星を手にする事ができるのですが……。


ところで、ポーラマンの台詞に意外な爆弾発言。
「ウォーズマンは、クレムリンが世界中の超人を抹殺するために作り上げた」という話は知れ渡ってしまっているようです。
もともとキン肉マンの世界観では「超人は人類の庇護者」という立場で、超人オリンピックでは母国の応援を背に戦いますが
日常生活で国家の指示を受けて他国の超人と戦うような場面はありません。
むしろ、人間が作った国家という枠組みには便宜上所属しているものの、「超人ドル」という独自の通貨があるぐらいに独立していて、
超人の武力は人間の対立のためには用いないという話が出来上がっているようなイメージでした。
これを、ソ連が「超人を軍事利用する」ということをやっていたのがバレたら大変な事だと思うのですが……。
ポーラマンが「忘れたか」というぐらいなんですから、それはもう完璧超人だけが知っていることではなく、正義超人や人間たちにも周知の事実のようです。
それではアメリカはじめ他国も超人兵士の研究・開発に着手するでしょうし、超人と人間との軋轢や対立が生まれてしまう。
まるでマーヴルユニバースのような事になってしまいます。
キン肉マンの世界ではそこまで大事にならずに済んでいる様子ですが、ソ連の担当者は肩身が狭いでしょうねえ……。


[No.719] 2013/08/05(Mon) 19:29:01
68話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウォーズマンはポーラマンの右腕も痛め、さらにウォーズレッグブリーカーで右脚を痛めつける。
しかし制限時間が迫るとともに体の不調が大きくなり、ポーラマンに脱出され、
ポーラネイルを突き刺しながらの固め技「熊嵐固め」に捕らえられる。
ウォーズマンは仲間からの声援を受けて奮起し、熊嵐固めから脱出する。



どうも、手足を痛めつけるという作業が効率的に活かされていません。
完璧超人がギブアップしないというのは当然ですが、せっかく痛めつけたはずの手足を使って固め技を出されていたのでは
きちんとダメージを与えているのかどうか分かりません。
熊嵐固めに入ったところでポーラマンが痛みを感じる描写を入れて、そこでロックが緩むとか、
「完力」を跳ね返してパワーで脱出したのはさっきまでの攻めのダメージが響いていたためだとか
なんらかの影響が欲しいところです。
ウォーズマン・スマイルで噛み付いた時のダメージもその後に響いていてくれれば、なおいいのですが。

声援を送られる場面で、もうすっかりブロッケンJr.と同等になってしまって、
ラーメンマンからは格下のように扱われる(台詞の内容はラーメンマンに勝った事だというのに)というのは実に物悲しい。
ウォーズマンは王位編以降、描かれる時はずっとこのパターンです。
栄光に照らされていた超人がみじめに落ちぶれて、なんとか這い上がるという構図。
スクラップ三太夫の時からずっと変わっていません。
しかし、ファンが見たいのは「それでも健気に頑張る姿」ではなく、「栄光を取り戻した姿」であるはずなのです。
この点、ウォーズマン(とブロッケンJr.)の描かれ方は、今回のシリーズでもやはり物足りない。
あまりにダメージが大きいのでもう次の試合は無理なのでしょうが、できる事なら万全のウォーズマンを見てみたいものです。

ブロッケンJr.も、まだリングで寝てて起き上がれないということは次の試合は無いんでしょうねえ……。
今まで50点しか取れなかった子が突然120点を狙えるぐらいになったと思ったら
結局合格ぎりぎりの60点に滑り込んだだけで、それもラーメンマンに援助してもらってという形でさらに評価を下げることに。
ラーメンマンが変な口出しをしないで、序盤のペースで、おおいに成長を遂げたブロッケンを見せてくれれば良かったのに。

ラーメンマンはあまりに偉そうで説教じみてて、もう出ているところを見たくないほどです。
バッファローマンが残っているので2000万パワーズをやるのかもしれませんが、
ロビンマスクが消え、ブロッケンやウォーズマンの試合が望み薄ならラーメンマンも出なくていいです。


さて、友情パワーが「完力」に勝るという場面を見せてくれましたが、
これはバッファローマン、ロビンマスクと続けてきた超人強度を増大させる現象と絡めてもらえるのでしょうか。
「1200万パワー」の逸話を持つウォーズマンですから、この現象をはっきり語るには最適なのですが……。


[No.720] 2013/08/19(Mon) 19:26:56
69話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

熊嵐固めから逃れたウォーズマンはさらに追撃を加えるが、ポーラマンに捕まり、マッキンリー颪を受けてしまう。
制限時間も終わり、完全に機能停止したかに見えたが、周囲の声援を受けて再起動に成功。
タワーブリッジ・ネイキッド、そしてパロ・スペシャルを決める。



長い試合がようやく終わりかけてきましたが、結局描かれた内容は「友情パワーインプット」でした。
もうすっかりウォーズマンが「弱いけど頑張る」という戦い方になってしまって、
それにつられてポーラマンの描かれ方も適当になってしまった気がします。
手足にダメージを与えていくという話だったのに、マッキンリー颪をかけるポーラマンは四肢を負傷しているようには見えませんし
熊嵐固めのロックが万全で無かったという話でもない。
つまりウォーズマンのやってきた戦い方は無駄だったわけで、これまでの有効打はスーパー友情モードのタワーブリッジ・ネイキッドと
パロ・スペシャルだけということになってしまいます。

せめて、今までさんざん技ではなく力で外されてきたパロ・スペシャルを返そうとしたポーラマンが
これまでのダメージの蓄積で手足を破壊され、外せなくなっていたという展開になって欲しいものですが……。
ポーラマンのダメージ描写は無いままパロ・スペシャルがあっさり外され、またロビンマスクのことを思い出してOLAPに技を切り替えて
「パロ・スペシャルは簡単に返せても、ロビンマスクが遺してくれた上位版のOLAPは外せない」という展開になってしまうのではないでしょうか。
ポーラマンに勝ったのはウォーズマンではなく、ウォーズマンを動かしたロビンマスクであり立ち上がらせたラーメンマンである、
という話になってしまったら、ウォーズマンの努力は全く無駄になってしまいます。

そういう展開では無く、ポーラマンもウォーズマンの作戦によって次第に動けなくなっていくものの
完璧超人の矜恃と圧倒的なパワーで立ち向かい、そうしたポーラマンの奮闘をウォーズマンが技術で返していき、
互いに力を認め合い友情で結ばれていく……という話にできなかったものでしょうか。
ちょうど、キン肉マンとピークア・ブー、ロビンマスクとマンモスマンの戦いのように。


[No.721] 2013/08/26(Mon) 20:05:17
70話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

パロ・スペシャルに捕らえられたポーラマンはパワーで圧倒しようとしたり、仮面を剥がす事で動揺を誘うが、
ウォーズマンは迷いなくポーラマンを倒しきる。
ポーラマンはついにウォーズマンを認め、さらに戦い続けようとするが、全身の負傷のために力尽きた。



長い長い戦いでしたが、ポーラマン戦はウォーズマンの呪いを解き放つための戦いでした。
精神的な混乱による弱体化から吹っ切れて、友情パワーインプットもやって、30分の制限も突破し、
「怪力キャラには無理矢理外されるだけ」のパロ・スペシャルが「蟻地獄ホールド」に戻ってくれて、
毎回やられて仮面を剥がされるネタも、仮面を剥がされても全く動じない姿で解消。
アワワとかウギャアとかござーいとかも今回は無し。
ポーラマンもウォーズマンを認めてくれましたし、
これまでずっと「影響が無かった」と嘆いていた地道なダメージ蓄積もようやく言及され、
今回の試合については見事に仕上げてもらえたと思います。
ブロッケンJr.と同じく、様々な妨害はありましたが、ようやくウォーズマンは過去の呪いから解き放たれました。

あと心配なのは、今回のシリーズではもうこれ以上の出番はなくなり、次に描かれるときには今回のことを無視して
もう一度「ウォーズマン再生への戦い」をやられてしまうという事。
ザ・マンリキ、スクラップ三太夫、究極タッグ、完璧無量大数軍と、もう4回も「ウォーズマン再生の儀式」を行ったのです。
今度という今度は「再生したウォーズマンの勇姿」を見せてもらいたい。
そこまでやってもらわないと安心できなくなっているのです。
正義超人&悪魔六騎士vs無量大数軍第三陣にウォーズマンは必ず出して、きっちりと敵を仕留めて欲しい。


[No.722] 2013/09/02(Mon) 20:12:06
71話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ポーラマンはウォーズマンとの戦いに満足し、試合に敗れた己の命をウォーズマンに委ねる。
ウォーズマンはポーラマンの命を奪おうとはしなかったが、そこにネメシスが現れ、ポーラマンの自害を強行する。
それを止めようと立ち向かうウォーズマンだったが、ネメシスには投げ飛ばされ、ついにポーラマンは絶命した。



戦闘が終わり、物語の転換点となる話でした。あと2回ぐらいはこうした話が続くのでしょうが、
区切りが付くまではスムーズに進行していって欲しいですね。

とりあえずウォーズマン・スマイルを浮かべてベアークロー出して振り下ろすパフォーマンスはしない方がいいです。
静かに語りかけるだけでいいのに。

ポーラマンから語られた「完璧無量大数軍には寿命が無い」という事から、
彼らは古代に超人の粛正・選別が行われた時から戦い続けていたか、
そうでなくても相当長い間生きている事が分かります。
そして、年老いてミイラのようになっていたネプチューン・キングとは一線を画する存在である事も。
キングは「一般の完璧超人」をスカウトしたり鍛えている立場であったのでしょう。

また、ポーラマンの語る、「自分以上の相手に全力で戦って負け、心置きなく死ぬことは喜びである」という内容から
完璧超人たちは自分よりも弱い者は下等超人と蔑むけれど、強い者には敬意を払い、賞賛の言葉を惜しまない事が示されます。
ピークア・ブーの時は「まだ自分はもっと強くなれる、ここで終わりじゃない」と思ってくれたから生きる道もあったのでしょうが
ポーラマンのように「全力を出し尽くした、悔いはない」と思われてしまうと、生きろと説得するのも難しい。
ネメシスもポーラマンを殺害するのにバトルシップ・シンクやマッスル・スパークではなく、
ポーラネイルを利用しているというのはあくまでも「自害の手伝いをする」という礼儀なのでしょう。
正義超人とは異なるものの、ひとつの文化というものがあります。

ここからの展開としては、生き残っている超人たちの中から戦えそうな者を選抜して第三戦というところですが
武道は帰ってくるでしょうし、冒頭で出てきた悪魔将軍、アシュラマン、サンシャインやその他の六騎士たち、
ネプチューンマン、キン肉アタルなど登場が待ち望まれている超人たちは数多い。
完璧軍第三陣、正義vs悪魔、追加は無しでキン肉マンとバッファローマンvs武道とネメシスなど
いろいろ予想は成り立ちますが、正義超人の試合がもう一度あるのならブロッケンJr.とウォーズマンに試合をさせて欲しいです。
今度こそは成長したブロッケン、頼もしいウォーズマンの姿を。
ロビンの意志を継いでネメシスに挑戦してやられるというのは無しで。


[No.723] 2013/09/09(Mon) 18:20:35
72話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはポーラマンを砂丘の地下に葬る。そしてウォーズマンに完璧超人の由来を語る。
彼らはかつて神であった超人から不老不死を与えられており、その責任として敗北すれば自害するという掟を自らに課していること。
そして超人界を揺るがす不思議な力を殲滅するためにやってきたということ。その根源はやはりキン肉マンであること。

さらに会話の最中、大王から地球に通信が届く。
ひとつのマスクに合体していた黄金のマスクが分離、キン肉大神殿から失われていた。
現在から半日前、悪魔超人界では悪魔将軍が六騎士を率いて超人墓場への侵攻を宣言。




おおいに盛り上がったところで、次は10月28日とのこと。一ヶ月以上のお休みです。

半日前、七人の悪魔超人が出撃した直後に六騎士出陣なのでしょうから、キン肉マンやネメシスたちは超人墓場の戦いには間に合いません。
正義超人たちは普通に超人墓場に行くことはできないので、純粋に悪魔六騎士の活躍が見られることでしょう。
では対戦相手はこれまで死んでいった超人たちなのか、超人墓場を管理している超人閻魔なのか、
完璧・無量大数軍は超人墓場となんらかの関与があるのか。
戦闘中に死んだ超人もしっかり働けば生き返るのでどんどん戦ってもらう。
そうした超人たちの中から有望な者をネプチューン・キングがスカウトし、完璧超人とする。
その中から、さらに有望な者をストロング・ザ・武道が選出し、完璧・無量大数軍とする。
……という感じのシステムが成り立っていたとか。

このあたりが新設定の披露を待つばかりなので、語れることは少ないのですが、期待がふくらみます。
とにかく、10月末が待ち遠しい。


[No.724] 2013/09/16(Mon) 19:12:30
73話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

超人墓場への入り口「聖なる完璧の山」に赴く悪魔将軍。
そこにはゴールドマンであった頃の同志、完璧超人始祖の一人ミラージュマンが太古より番人を務めていた。
悪魔将軍はかつての同志であった完璧超人始祖の殲滅を宣言。ミラージュマンとの戦いが始まる。



六騎士登場という触れ込みで始まった新たなシリーズ、先陣を務めるのはいきなり悪魔将軍。
しかも敵は悪魔将軍と同格の超人達です。
「完璧超人を相手に、七人の悪魔超人たちでどうにかなるのか」という構図と同じくらいに圧倒的不利な戦局が再び蘇ってきました。
悪魔騎士は全く登場せずに、立ちはだかる完璧超人始祖たちを相手に悪魔将軍が8連勝ぐらいしか勝ちが見えてきません。
実際には完璧超人始祖は8人いるので、まず悪魔将軍、次に六騎士が一人ずつ、最後にもう一度悪魔将軍ではないかと思いますが
果たして悪魔将軍と同等の敵を相手に六騎士がどう立ち向かうのか。
そして、まず「悪魔将軍クラスの敵が8人」という脅威を見せつけるためにミラージュマンの役割は重要です。
マックス・ラジアルと同じく見事な強さを見せて欲しいところ。
悪魔将軍以上の体躯と、金属製らしいボディの迫力は十分。人物的にもゴールドマンを迎える態度は風格を見せています。
左腕を中心に巨大な槍状に変形するような感じですが、悪魔将軍の両腕の剣との激突が楽しみです。
ぜひとも「体が無いので攻撃が効かない」という特徴を真正面から粉砕してもらいたいですね。

悪魔将軍の方は、心が正義に目覚めるとゴールドマンの肉体が現れてしまうというのが弱点とされていましたが
今回ははっきりゴールドマンとして戦場に赴いています。
つまり、実は鎧の中は空洞ではなくゴールドマンの肉体そのままなのかもしれません。
それはそれで「闘争の神」としての力量を存分に振るって欲しいです。
キン肉マンとの戦いにおいて、体が現れてしまったら狼狽し、六騎士に体を引きちぎってもらって高笑いという姿は残念でしたが
今度は威風堂々としたゴールドマンを見せて欲しいです。

そのゴールドマンが神ではなく完璧超人始祖だったという設定の変化ですが、
これは完璧超人始祖をやめてから天上界の神々に迎え入れられたのでしょうか。
だとしたら、ゴールドマンとシルバーマンは「神の座に値する超人」という存在であり、
あの慈悲深き神の目指した「神に認められる超人を育てたい」という理想の体現者という事になります。
それが、完璧超人の一派を去ってからというのが、慈悲深き神にとっては残念なのでしょうが……。

「ついに神に認められる超人が存在する事を証明した」という点においてゴールドマンと慈悲深き神は同志であり、
「神となったにも拘わらず、弟シルバーマンとさえ共通の理想を持つ事はできなかった」という点においてゴールドマンは
慈悲深き神とは分かり合う事ができないという事なのかもしれません。

ネメシスがポーラマンを殺した時にも、ミラージュマンが悪魔将軍の挑戦を受ける時にも、
「哀しいこと」だとはっきり認識しつつ戦いに臨んでいきます。
完璧超人たちもそれは分かっているし、悪魔超人のやり方では彼らを救えない。
こうして見ると、その場に登場していない正義超人のあり方が最もより良い方針なのだと分かります。
それぞれの立場を描きつつストーリー面でも納得させてくれるとは、本当にこのシリーズは見違えるような出来映えになっています。
これを読む事ができるのが嬉しいと心から思います。


[No.725] 2013/10/28(Mon) 18:48:32
74話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ミラージュマンの攻撃は悪魔将軍に通じず、将軍は地獄の断頭台でミラージュマンを粉砕。
ミラージュマンを倒した悪魔将軍はさらに先に進んでいく。



「悪魔将軍と同等」と期待していたミラージュマンがあっけなくやられてしまいました。
完璧超人始祖の株を下げてしまったことに加えて、ゴールドマンの株まで下げてしまった事が残念です。

これまで、悪魔六騎士が1000万パワーなり1500万パワーの肉体となって戦っていた悪魔将軍という状態は
一億パワーを持つゴールドマンの肉体に比べて、実態を持たないために攻撃が効かないという特殊効果を除いて
正面からぶつかった時の実力では劣っているのだと思っていました。
ミラージュマンとの戦いでは、特殊能力を得たとしても同等の完璧始祖には自力の部分で及ばず、
スネーク・ボディもなんらかの形で破られて悪魔将軍が危機に陥る展開を予想していたのです。

しかし、今回の話では、ミラージュマンと互角であったころのゴールドマンは現在の悪魔将軍よりも弱いという事になります。
キン肉マンと戦った時に、肉体が蘇ったら「このままではキン肉ドライバーをくってしまう」と大慌てで
六騎士に肉体を引きちぎらせたら大笑いしていましたが、
あれは「キン肉マンとゴールドマンが戦った場合に、ゴールドマンはキン肉マンに勝てる自信が無かったから」
だとしたらあまりにも情けない。
悪魔将軍としての風格を出した代わりに、よく考えてみるとゴールドマンとしては残念な事になっているのです。

悪魔将軍はいかに強いと言っても「かつて倒した敵」に過ぎず、新たに現れた完璧超人始祖がそれより弱いのはいけませんし、
将軍の強さは読者はもうよく知っており、あらためて誇示する必要は無いのです。
逆に、完璧超人始祖の強さを見せるために将軍や六騎士は全滅しても構わないのですから、もっと被害や犠牲を出しても良かったのに。
「かつてゴールドマンであった頃ならミラージュマンと互角だったのに、六騎士が形成する将軍の肉体ではまるでかなわない」
という構図の方が良かったと思います。
そのうえで、完璧超人では無く悪魔超人として、憎しみが生み出す力の強さというものを見せてくれていたら……。
単純に「昔よりも強くなっていたから」「完璧超人始祖は昔と比べて強くなっていないから」では、物語の重みが失われています。

また、昔なじみのミラージュマンが繰り出す技に「こ……これは!?」という対応はおかしいですし、
ミラージュマンが新技を作っていたのなら「何も進化していない」と言うのはおかしい。
硬度10ダイヤモンド・パワーはケンダマンでも獲得している完璧超人の基本スペックであり、
「悪魔将軍の肉体は悪魔六騎士全員の力を使った、下等超人にできる最強の存在だが、それでも完璧超人としては最下位にすぎない」
というところを見せて欲しかったのに。
完璧超人たちは「変わる事を許さない」のではなく、「神に認められるところまで努力しよう」という集団だったのに
いつのまにか存在が変わってしまっている。超人を制御下に置こうとしていたのは完璧超人一派ではなく、神々だったはずです。

悪魔将軍を持ち上げるために他のキャラクター全て、また作品そのものを犠牲にするというのが、
万太郎や時間超人と同じ事にならないか心配です。
ミラージュマンも、スカーフェイスやチェック・メイトやジェイドたちと同様に、もうちょっとなんとかならなかったものかと……。


[No.728] 2013/11/11(Mon) 17:52:28
75話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍はミラージュマンの遺体から「絶対の神器」のひとつ「氷のダンベル」を手に入れる。
そしてミラージュマンが創り出していた幻影を打ち砕き、超人墓場へと侵入。
死亡した超人たちに労働を強いていた鬼たちを蹴散らし、「禁断の石臼」を逆回転させる。
その悪魔将軍の前に、完璧超人始祖の一人、アビスマンが現れる。



ついに超人墓場に到着ということで、まず期待されるのがこれまで戦死していった超人たちがどうなっているのかという描写ですが
今回は見知った超人たちの出演は無し。
そして、これまで何の目的でぐるぐる回していたのか分からなかったあの労働に名前が付きました。
あれにまともな設定が付くとは思っていなかったので、どんなことになるのか楽しみです。

ミラージュマンがあっさりやられてしまったので次のアビスマンも大きな期待は持っていないのですが、
外見はミラージュマンのように期待を感じさせてくれるものではありません。
そこらの残虐超人Aぐらいの印象です。

まだ全貌が明かされていないというか、設定変更の途中経過の時期というか、語られるたびに設定が違っている完璧超人たちですが
A「他の超人たちの中から、見込まれたものがスカウトされる。天上で修行。友情や憎しみの力に頼らない実力主義者」なのか、
B「他の超人が神々に殲滅された中でわずかに生き残った超人。神に認められる立派な超人を目指して修行」なのか、
C「下等超人の監視と管理。古い秩序の維持。本拠地は超人墓場」なのか、いったいどれなのでしょう?
この完璧無量大数軍編が始まってから、旧作ではAと言われていたけど実はBで、BだったはずがCに変わってしまっています。
少なくとも、「超人たちは皆殺しにされるはずだった。生きるに値する存在であることを証明するため、修行を重ねる」のと、
「自分たちは上位種で、自分たちは完璧であるため、その状態を維持することが目的」というのは、全く逆のはずです。
完璧超人、完璧無量大数軍の存在に根ざす魅力が急速に失われてしまっています。
乗り越えるべき偉大な存在であったり、並立する意見であったものが、
「すでに完璧では無くなっている」などと正義・悪魔と比べても劣る存在であるかのような形に変えられてきている。

それよりも、カピラリア七光線照射後に正義超人や悪魔超人が生き残っており、
かつて超人たちを皆殺しに使用とした神々が正義超人を保護しているのは何故なのか、そちらを忘れずに描いて欲しいのですが……。


[No.729] 2013/11/18(Mon) 18:45:40
76話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アビスマンと悪魔将軍の戦いはゴングを鳴らさず、互いの手を打ち付け合う儀式で開始される。
二人は互角の攻防を見せるが、アビスマンは背後からの攻撃に対して「アビスガーディアン」という防護壁を出現させて反撃。
正面からの攻撃を受けきった上で相手を倒す完璧超人の矜恃と、アビスガーディアンを開発するに到った経緯を語る。
猪突猛進を信条とするアビスマンが背後から攻撃され、背中に傷を負ったのはゴールドマンとの組み手の際であった。
それを神に叱責され、弱点を克服して完璧な超人となった暁には「パーフェクト・ザ・ルール」の称号を与えられると約束されたアビスマン。
いまや完璧となった彼は、肩の突起物で悪魔将軍を突き刺し、そのまま持ち上げていく。



技に入りかかったところで次回に続くという珍しい終わり方でした。
回想シーンが長すぎて、戦いを描いていく前にページが尽きてしまったのでしょうか。

マーベラスやジャック・チーがそうでしたが、登場した時点では全く期待できそうになかった超人が
動き出してみると見事な輝きを見せてくれます。
アビスマンは実力も高く、単に粗暴なだけと思われた性格も好感が持てるものです。
ミラージュマンをいい奴だと言っていたのは他者を評価する度量があるという事ですし、
過去を懐かしんでみたり、背中の傷を見せてやったりするゴールドマンへの友情も持っています。
神に譴責されて顔に傷を負う事になっても、神に不満を持つこともなく、より完璧に到る方法を尋ねる前向きさは
まさに完璧を目指す超人にふさわしい。口は悪くても本質は好人物なのでしょう。
なぜゴールドマンから悪人のように言われ、本人もそれに同意していたのか分かりません。

技術ではなく超能力めいた技で背後の隙に対処するという方法ですが、
これが何か道具を手に入れたとか最初から備わっていた能力ではなく、
精神修養を積み重ねた末に身に着けた奥義だというのがまた奥ゆかしい人物です。
悪魔将軍は自分が昔よりも進化したと言っていますが、それはゴールドマンとしての肉体を失った後に、
六騎士に鎧を作ってもらったために得られた力であって、アビスマンのようにきちんと修行して得たわけではない。
むしろアビスマンに頑張って欲しいぐらいです。

しかし、台詞は全部アビスマンが語って、悪魔将軍は全然しゃべらないのが余り面白くないところです。
結局アビスマンを破ってから悪魔将軍がアビスマンを否定する言葉を言うのでしょうが、
その展開ではラーメンマン対マーベラスと同じになってしまいます。
アビスマンがいいキャラだけに、話の落としどころは上手くしてほしいものです。


[No.730] 2013/11/25(Mon) 19:05:51
77話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アビスマンは両拳による地獄の断頭台のような必殺技、奈落斬首刑を決める。
悪魔将軍は超人硬度10ダイヤモンド・パワーでこれに耐えるが、硬度調節機能を破壊されてしまう。
アビスマンはさらに攻勢を掛けるが、悪魔将軍は地獄の九所封じ・大雪山落としでアビスマンの背にダメージを与え、
アビスガーディアンを破壊する。
悪魔将軍はさらにスピン・ダブルアームソルトを決める。


かなり不安だったアビスガーディアン破りでしたが、嫌な予感がしていた展開を通らず、綺麗に仕上げてくれました。
「技術ではなく超能力を用いた事を非難する」
「背中が最強になったことで他がおろそかになっていた」
「超能力を封じるために別の超能力を持ち出す」などの話にならなかったのが嬉しいです。

また、「これで背中ががら空きになったから、いくらでも背中から攻められる」とか、
「背中の防御が超能力頼みだったから、それを失ったらまた無防備だ」などと言い出すこともなく、
正面から攻めてくれるのも嬉しいです。

アビスマンはかなりの深手で戦闘態勢では無いですし、この状況から九所封じを全部やっていくのは冗長です。
大雪山落としで背中を封じてアビスガーディアンを破壊、
スピンダブルアームソルトで両腕を封じて奈落斬首刑を使えなくして、
あとはすぐに地獄の断頭台で十分。

その後は、超人硬度調節機能が破壊されて本領発揮できなくなったとか理由を付けて
六騎士に分離して欲しいですね。
アビスマンの攻撃で出血していることから、鎧の中は空洞ではなく、ゴールドマンの肉体があるのでしょうが
これまでの戦いぶりから「完璧始祖の実力は見切った。この程度なら将軍様が行くまでもなく、我ら六騎士で十分。
ゴールドマン様はしばらく休憩して、負傷を癒してくれればいい」と言う事になっても不思議ではないと思います。


[No.731] 2013/12/02(Mon) 18:04:11
78話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍はダブルニークラッシャーでアビスマンの両足を封じ、地獄の断頭台でとどめを刺す。
アビスマンが所持していた「焔のダンベル」を入手した悪魔将軍は「禁断の石臼」を逆回転させ、超人墓場を崩壊させる。
現世と直結した超人墓場に悪魔六騎士が乗りこんでいく。



アビスマンの最後の会話は古い友人同士らしい、趣のあるものでした。
ミラージュマンからこれぐらいやって欲しかったのですが、とにかくアビスマンは短い出番ながらもいいキャラでした。

六騎士が外にいたというのは意外でした。
悪魔将軍の体は存在せず、鎧は六騎士が変身したものだと思っていたのですが、
今回の悪魔将軍は完全に復活したゴールドマンが鎧を着ているだけのようですね。


超人墓場の崩壊ですが、これはいろいろ重要な意味があります。

一番大きいのが、また完璧超人たちの設定が変わってしまっていること。
「永遠の命を得る代わりに負けたら自害する」という話は、
「実は超人墓場を支配しているのは完璧超人なのでいくらでも生き返る事ができ、単なるパフォーマンスに過ぎない」
ということになってしまうのでしょうか。
「まだ善良だったあやつ」という言葉で、かつては理想を掲げていた者がいつのまにか変質してしまっていたという事のようですが
これではネプチューン・キングの時と全く同じになってしまいます。
二戦の究極タッグ編で完璧超人に復帰したネプチューンマンに「キングが自分自身の唱えていた道を踏み外してしまったのは残念だ。
しかし、彼の理想そのものは決して間違っていない」という路線で行って欲しかったのですが、
今度も同じように「神に認められる完璧な超人を目指そうという理想は間違っていない」という事にはなるのでしょうか?
どうも、毎回のように完璧超人の掲げる理想について、作中での描き方には不満を感じています。

次に、悪魔将軍自身の矛盾。
「死んだらおしまいなのだ」と言っていますが、自分はバッファローマンを生き返らせていますし、六騎士だって全員一度以上死んでいる。
呪いのキャンパスの時に「悪霊から悪魔超人への昇格」をやる権利をアシュラマンたちが持っていると描写されています。

それから、「何の理由も無く死んだキャラが生き返っている」というこの漫画のお約束を演出する舞台装置を失ってしまったこと。
ロビンマスクはどうやって生き返らせるのでしょう?
これでロビンマスクがまた出てくるようなら、せっかくの超人墓場崩壊や悪魔将軍の意思はどうなってしまうのか。
「人は死んだらおしまいだと考えているのは悪魔将軍であって、正義超人にはそんなこと関係無い」ということにするために
悪魔将軍にやらせたとするのなら、ちょっと酷いのでは。

悪魔超人陣営はようやく六騎士登場でおおいに期待したいところなのですが、
完璧超人の落着点をどうするのかは不安が大きくなっています。


[No.732] 2013/12/09(Mon) 18:47:26
79話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔六騎士が超人墓場へと侵攻。悪魔将軍はさらに地下へと先行していく。
鬼たちが悪魔騎士を止めに入るが、悪魔騎士たちは次々に鬼を倒していく。
そこに完璧始祖の一人ペインマンが現れ、ジャンクマンと戦闘を開始する。


鬼たちを蹴散らしていく悪魔騎士たちがかっこよくて仕方ありません。
それぞれの得意技を披露していく姿はまさにヒーローです。
ザ・ニンジャの顔が悪魔超人時代と超人血盟軍の中間のような感じになっていたり、
壁に叩き付けるブレーンバスター、プラネットリングにサンシャインのジャイアントスイングと、
懐かしい技が次々に繰り出されるたまらないファンサービス。
六人で集まって輪を作った時は、何を繰り出してくれるのかと興奮が止まりませんでした。
一番手を引き受けたジャンクマンは是非頑張って欲しいものです。

その相手となるペインマンは、ジャンククラッシュを受けても動じない、全身に気泡のようなものを付けた異形の超人。
そのままジャンククラッシュをかけても効かなさそうな気配です。
かなり気色悪い外見なのですが、今後どうなるのか。

悪魔六騎士の設定が「大魔王サタンの分身で、ゴールドマンに手を貸すために体を形成した」というものから
「ゴールドマンが育てた」というものに変わってしまっているのですが、サタンはどこに行ってしまったのでしょう。
まるで古代からずっとゴールドマンが悪魔将軍だったような感じになっています……。
完璧超人の設定があやふやになってしまっているのですが、
悪魔超人もまた「こういう話じゃなかったのに」という事になってしまうのでしょうか。


[No.733] 2013/12/16(Mon) 18:54:58
80話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ペインマンは周囲の鬼たちを制止し、1対1での戦いを宣言する。
闘技場に移動すると、悪魔騎士たちは「始祖の門」からさらに先に進んでいたことが判明。
ジャンクマンとペインマンの戦いが始まる。ジャンクマンは得意のジャンククラッシュを繰り出すが、
ペインマンは全身のエアバッグで威力を吸収したり、ダミーを放出して身代わりにしたりと捉えどころがない。
しかしペインマンの攻撃に合わせて放ったジャンククラッシュがペインマン本体を捕らえた。



ミラージュマンは丁寧で威厳があり、アビスマンは口は悪いけど本音はいい奴でしたが、
ペインマンはいつも明るくハイテンション。
完璧始祖達はそれぞれ楽しい性格をしていて、強敵という要素よりも面白いキャラである事に目が行ってしまいます。
今回は、前回の最後のコマの「ジャンククラッシュが効かない」ということの説明に終始しましたが、
次はペインマンの攻撃方面の強さを出してくれるのでしょうか。

ジャンククラッシュでは無い単なる打撃では吐血するほどダメージを受けているので、なにがしか攻略法はあるはず。
ペインマンの方も、自分の無敵さに頼り切っていて、普通に戦うことがおろそかになっていた……というオチではいけません。
エアバッグを上手く利用した攻撃方法があるといいのですが。


[No.745] 2014/01/06(Mon) 20:14:27
81話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャンクマンは連続でジャンククラッシュを繰り出し、ペインマンを立方体に変えてしまう。
しかしペインマンはダメージを受けておらず、元の体に戻ってしまう。
最強の強靱さを持つ肉体は緩衝材だと語るペインマン。
かつてゴールドマンと、緩衝材とダイヤモンド・パワーのどちらが優れているか言い争った過去を懐かしむ。
ペインマンは必殺技テリブルペインクラッチを繰り出していく。



勝敗についてはジャンクマンにとって相性の悪い相手だと描かれていますが、
ジャンククラッシュで立方体にしてもペシャンコにしても大丈夫、トゲも遠慮なく繰り出していける、と
ジャンクマンという超人の強さを描くためにはペインマンは最高の対戦相手と言えます。
これが他の超人だとしたら、圧倒的な強さで勝ってしまってつまらない戦いだと言われるか、
簡単に勝負が付いてしまうと面白くないためになかなかジャンククラッシュが当たらず爽快感が無いと言われるか、
とにかく読んでいて楽しくない展開になってしまったことでしょう。
作中で指摘されてはいませんが、ダブルフェイスジャンククラッシュで一気に肉体を叩き潰したパワーは、
もしも完璧無量大数軍とジャンクマンが戦っていたら、
ダルメシマンやマーベラスあたりなら一撃で終わっていたのではないかと思うほどです。
クラッシュマンと比較しても破壊力の差は歴然。
技は変わっていませんが、ジャンクマンはおおいにパワーアップしているか、
もしくはもともと強かったのがいかんなく発揮されていると言えるでしょう。

ゴールドマンとの過去を語るペインマンは実にいい人です。
ここまでミラージュマン、アビスマン、ペインマンと、完璧始祖にはいい人ばかり。
「戦う前は偉大な強敵だったかのように見えて、戦っていくと小物だったということになっていく」という駄目なパターンの逆で
読んでいても印象深く心に残ります。これで勝ってくれればいいのですが。
ジャンクマンが意地を見せて、何らかの突破口を開くのか。
それともペインマンが勝ち残って、もう一度ゴールドマンと相対する機会を得る事ができるのか。
どちらにしてもペインマンの株を下げない形で決着して欲しいものです。

ペインマンは全身を完璧に覆うと言っていますが、緩衝材は喉元と後頭部にはありません。
つまり地獄の断頭台を防ぐことができないのです。
アビスマンはゴールドマンを倒すためにアビスガーディアンを会得しましたが、
ペインマンはゴールドマンと戦う時にあえてゴールドマンの技を決めることができるようにしているのではないか、
それが「最終的には勝負して優劣を決めよう」という心情の証ではないかと思います。
そうした部分が見えるので、ペインマンとゴールドマンの戦いは見てみたいところ。

普段は笑いを絶やさないながらも時折怒りの表情を見せることがあり、
ペインマンの本質は怒りで、感情的になりやすい欠点があり、それを防ぐために常に笑うことにしているのでは、
という印象もあります。
ここをクローズアップしてジャンクマンが勝つかも知れません。
いずれにせよ、一週間後が楽しみです。


[No.756] 2014/01/20(Mon) 18:48:50
82話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャンクマンは過去の特訓を思い出し、奮起してテリブルペインクラッチから脱出。
ジャンククラッシュを繰り返してきたことで室内の気温が上がり、ペインマンのエアバッグが熱膨張を起こしているのに気づく。
さらにジャンククラッシュを繰り返して両腕を赤熱させ、オーバーヒートジャンククラッシュをペインマンに直撃させる。



今回でついにペインマンの防御が攻略され、次回はペインマンの死と、新たな完璧超人始祖登場ぐらいまであるのでしょうか。
ここまでいい人ぶりを見せてくれていたペインマンは綺麗に終わらせてもらいたいものですが、
「エアバッグが破壊されて無防備になると凶悪な人相が露わになって、ペインマンの真の姿が……」という展開もありえます。

回想シーンでジャンクされてしまったサンシャインはどうなるのでしょう。
結局無事に出てきているのでその場で殺されたという事はありえないのですが、そうなるとジャンクマンの攻撃はどうなったのか……。


今日は体調が悪く、短いですがこれだけです。


[No.757] 2014/01/27(Mon) 20:21:25
83話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

エアバッグを割られたペインマンはジャンクマンを絶賛する。
その上で、力を使い果たしたジャンクマンにとどめを刺すために急襲するが、ジャンクマンは片手を強引に外して脱出。
床に置かれた鉄板と、残る片手でジャンククラッシュを完成させてペインマンを討ち取る。
ペインマンは再度ジャンクマンを褒め讃え、自分に反対したゴールドマンの行為も無駄では無かったと述懐する。
そして「風のダンベル」をジャンクマンに授け、息を引き取っていった。



見事にジャンククラッシュ一本で戦い抜いたジャンクマン。
片腕を失っての勝利という事で、これ以上の戦いに参加して負け姿を晒す事にはならなさそうです。
ロビンマスクそのままの話の展開も、回想シーンに手間を取らずに熱く軽快に話を進めてくれました。
出番を満点で終えたと言っていいでしょう。

同じく出番を終えるペインマンも、無敵体質キャラの定番である「痛みを初めて知った」というところで醜態を見せたり、
相手の強さや成長を喜ぶ描写が嘘では無かったり、心配していた「無敵の防具が無くなると慌て出す小物」という描写が無いまま
ジャンクマンを認めていきました。ゴールドマンとの再戦はかないませんでしたが、これなら満足な最期と言えます。

最後にジャンクマンも力尽きて気を失いますが、この時ペインマンが鬼たちに「手出し無用」と命じてくれていなければ
もはや満足に動けないジャンクマンは鬼たちに殺されてしまう状況です。
それをきちんと制止してくれた配慮を見せるペインマンの薫陶を受けている鬼たちは、
ジャンクマンが意識を取り戻すまで見守ってくれていることでしょう。

また、そもそも悪魔超人は完璧超人と戦う際に「負けて自害するのを許さず、悪魔の手で殺す」という命を受けています。
完璧超人は負けても自害ができれば誇りは保たれるという考えで、悪魔超人はその尊厳を踏みにじる事までが目的でした。
しかしペインマンはジャンクマンに気高さを認めさせ、讃えられながら死んでいったのです。
悪魔にすら高貴を認めさせるペインマン、悪魔でありながら相手を認めるジャンクマン、どちらも素晴らしい一幕でした。

完璧超人始祖たちは相手の力を認めてくれる描写がありますが、完璧無量大数軍はそうでないのは何故なのでしょう。
完璧無量大数軍は下等超人たちの力が危険だからと粛正に向かったのですが、
その前に完璧超人始祖と相談していたら「下等超人も強くなっているではないか」と、また違った方向に話が進んだかもしれません。
どうも完璧超人始祖たちとストロング・ザ・武道の間に認識のずれがあるようです。
だとしたら、なぜゴールドマンは完璧超人始祖たちを殺しに向かうのかもよく分からなくなります。
完璧無量大数軍だけ倒せばそれでいいのではないでしょうか……?
このあたりがどうなっていくのか、先が楽しみです。

次に戦うのはスニゲーター。
引き出しの多いキャラクターで、懐かしい技も、新技や応用技も見せてくれるでしょう。


[No.758] 2014/02/03(Mon) 18:13:43
84話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

超人墓場の奥へと侵攻していったスニゲーターは地上のイタリア、ピサの斜塔の前に転移させられていた。
そこに現れた完璧始祖の一人、ガンマンは単眼で大きな角を持つ異形の超人。早くから下等超人を抹殺すべきと進言していた強硬派だった。
ガンマンは斜塔を垂直に動かし、リングを出現させる。このイタリアの地が完璧超人が修行を始めた場所だったのだ。



いきなりですが凄い顔です。
単眼が特徴であるはずなのにまずアゴに目が行くというインパクト。完璧始祖内での呼ばれ方は「ガンさん」に違いありません。
ミラージュマンが凄い大物風の外見だったのですが、そこからアビスマン、ペインマン、ガンマンと
外見は全く強そうに見えない超人ばかりになってきました。
アビスマンやペインマンは技や人格で大物ぶりを見せてくれたのですが、今度のガンマンはいったいどうなるのでしょうか。

ミラージュマン、アビスマン、ペインマンはなにかとゴールドマンにも気をかけており、互いを慮る面がありましたが
ようやく完全に敵対的な超人が現れました。
完璧超人の目的が「神々から生きるに値しないと評価された超人たちが、生きるに値するだけの強さと人格を持つ」から
「秩序の維持」にすり替わってしまっているのですが、下等超人から完璧超人へスカウトされ、
完璧・無量大数軍にまで見いだされていくという流れがまだ残っていてほっとしています。
「下等超人の中で急激に強くなる者は抹殺すべき」という事になると、
神々による粛正に対して生き残ろうという趣旨がおかしくなってしまいます。
完璧始祖たちが守ろうとしている秩序というのは、超人は強く正しくあらねばならないという倫理なのか、
それとも完璧超人が下等超人の上にあるというヒエラルキーの遵守なのか。
完璧超人が攻めてきたのは、下等超人が弱くて堕落していたためか、下等超人が完璧超人を超えるほど強くなったためか。
いったいどちらなのか、あやふやなまま話が進んでいます。


[No.759] 2014/02/17(Mon) 18:23:10
85話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

スニゲーターとガンマンの戦いが始まる。
ガンマンは優れた洞察力でスニゲーターの攻撃を予知し、ことごとく回避してしまう。
スニゲーターは体から尾を生やし、クロコダイルテイルでガンマンの目を狙うが、頭部の角に阻まれてしまう。



ガンマンのデザインが大きく変更されました。
さすがに前のでは強敵として迫力がなかったのでしょう。
あちらも面白くて好きなので、もし格ゲーになったら2Pコスチュームとして選択できるといいですね。

あとは舞台の説明とガンマンの能力紹介で、特に進展は無し。
角でどうにかしてくるのは当然の話なので特に驚くようなことではありませんし、
スニゲーターもこのままやられてしまうはずもなく、変身して切り抜けることは間違いないでしょう。
次はスニゲーターがどんな変身ができるのか、新しい能力の紹介になってくれるのを期待します。
前作のレパートリー以外を持ってきて欲しいですね。


[No.762] 2014/03/03(Mon) 19:09:15
86話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

スニゲーターは力での脱出を計るが、逆にガンマンの角で挟まれるエルクホルン・シザースを受けてしまう。
ガンマンはそのまま角の位置を変え、マットに叩き付ける奥義エルクホルン・コンプレッサーを繰り出す。
スニゲーターは脱皮・変身して脱出。亀・大蛇・コモドドラゴンへと変身してガンマンに挑むが、いずれも返り討ちにされてしまう。



ガンマンがどんどんいいキャラになっていきます。
「私は変身などしない」とは、読者に楽しんでもらうためにわざと言ってくれているのでしょう。

想像していたとおり、スニゲーターが変身、ガンマンが打ち破るという展開。テンポも良く、新しい変身も見せてくれました。
ガンマンの持ち技も披露しましたし、巨体怪力の迫力も十分。
ここからスニゲーターがどんな新しい変身を見せてくれるか、次回から楽しみです。


[No.763] 2014/03/10(Mon) 20:00:50
87話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

スニゲーターはガンマンの「真眼」によって変身能力を封じられてしまう。
ガンマンの凄まじい攻撃に悪魔将軍を想起したスニゲーターは、この戦いを師匠を超える戦いと見定める。
しかしガンマンの反撃を受け、再びリングに倒れる。その事態はキン肉マン達のもとにも報道されていた。



「真眼」で現れる真の姿が恐竜の足、という話ではないのですね。

ステカセキングやスプリングマンの師匠という話がクローズアップされるのかと思っていましたが、
悪魔将軍の弟子という方を強調。

ここからバッファローマン、キン肉マンたち、真弓、ネメシスらの会話で状況説明が入って長くなりそうです。

期待していたスニゲーターの新たな変身パターンを連続披露という展開は難しそうです。
状況説明などの部分にページを取られてしまって、
しばらくスニゲーターはやられるけど立ち上がるというシーンが続くような気がします。

今日も体調が悪いので簡単に。


[No.764] 2014/03/17(Mon) 18:55:23
88話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンはキン肉マン達に悪魔将軍の超人墓場侵攻について語る。
ネメシスはそれを粛清するのが使命と言い、いずこかへと飛び去っていく。
スクリーンを通してバッファローマンの方を見たスニゲーターは、スプリングマンの死を知って驚愕する。



今回はストーリーのまとめでした。これまでぼかされていた話がはっきり語られました。
神の座を捨てて超人になった男が、超人閻魔と同一人物であること。(まだストロング・ザ・武道と同一人物とは語られていない)
完璧超人が危惧していた力は火事場のクソ力なのか友情パワーなのかという部分が、両者が同一であるということ。
悪魔将軍の行動は友情パワーに感化されてのものだということ。

しかし、まだ分かっていない事があります。
なぜ、カピラリア七光線で抹殺されたはずの下等超人たちが生きているのか。
なぜ、神々が「後に悪行を働くだろうから抹殺する」とされたはずの下等超人の生き残りが、その後も生存を神々から許されているのか。
なぜ、神々はキン肉族に恩寵を与え、キン肉マンの王位継承を認めているのか。

なぜ完璧超人たちが下等超人を早々と抹殺しに行かなかったのか。そう訴えたガンマンの意見は退けられたのかというのは分かります。
下等超人の中から見所がある者を完璧超人に採用し、さらに鍛え上げて無量大数軍に抜擢し、永遠の命を与えるためです。
そうしなければ超人たちは「神々から存在する価値なしと見なされて抹殺される」という話だったからです。
そのために戦い抜いてリング上で死んだ超人たちの中から、働きが良いものは生き返らせても良いというシステムまで存在しました。
超人閻魔は、超人という種族の存命のために行動していたのです。

「秩序を保てなければならない、イレギュラーは抹殺する」という話も、今回で「止められなくなったら暴走する」という危惧だと分かりました。
もう一度闘争の歴史を始め、またカピラリア光線で抹殺されることを防ぐためです。
これも、やはり「完璧超人が下等超人よりも上位のヒエラルキーであること」とか「古い秩序の維持に固執している」などが目的ではありません。
例えて言えば「環境破壊による人類の絶滅を防ぐために、過剰な開発をやめよう」という運動に近いのです。
そこに「皆がそれぞれ暮らしていけばいいではないか」と反論しても、問題の解決からは遠ざかるばかりです。

ただ、こうした完璧超人側の事情は、現状の神々の姿勢とは乖離があるようにも思えます。
現在は超人の神々は地上の有り様をどのように考えているのか。そこまで教えてもらえないと、疑問の答えは出てこないでしょう。


スニゲーターの方は、スプリングマンとの話が出てきた事で、
スプリングマンやステカセキングとの師弟関係、そして悪魔将軍との師弟関係に話が繋がるのでしょう。


[No.765] 2014/03/31(Mon) 18:59:01
89話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

弟子たちの死を知らされたスニゲーターは奮起し、恐竜の足の姿に変身。ガンマンの真眼もこれを解除できない。
スニゲーターは全力でガンマンを握り潰そうとするが、ガンマンは余裕を見せて振りほどく。
ガンマンの必殺技エルクホルン・テンペストでスニゲーターはバラバラにされてしまった。



久しぶりに完璧超人陣営の勝利です。
ネメシス以来、ポーラマン、ミラージュマン、アビスマン、ペインマンと続いた連敗をストップ。
ネメシスを除けば、クラッシュマン、マーベラス、ジャック・チー、ターボメン、グリムリパーとやられているので
本当に久しぶりに思えます。
今後、勝ち残った超人たちがピサの斜塔に集まってきて再編成になるのでしょうか。

しかし、スニゲーターがキン肉マン戦で見せた「勝つのが狙いでなく、命を奪うのが狙いの戦い方」という話になって
次回でガンマンが倒れて相打ちになるかもしれません。

ガンマンはスニゲーターの言葉に対してもう少しドラマがあるかと思っていたのですが、特に折り合う面は見せずに終わりました。
「下等超人がゴールドマンを越える師匠越えを目指すというのは、完璧超人始祖にとってはあやつを越えろというのと同じこと。
 これまで考えもしてこなかった。秩序にこだわるあまり、あやつには及ばぬのが当たり前だと考えていた。
 それは向上心を失っていたということだ。はるかな昔、完璧なる強さを求めて修行を始めた時の、初心を」
……という流れを予想していたのですが、ガンマンは単純に「倒すべき強豪」というキャラクターであったようです。
そのぶんだけペインマンやアビスマンと比べてキャラクター性が乏しくなっているような気もして残念ですが
敵の超人がみんな正義・悪魔の成長を認めてくれているのに敵対するのも何かおかしいような……ということで
ガンマンのような人物も必要になってくるのでしょう。

次はザ・ニンジャかプラネットマンでしょうか。
アシュラマンとサンシャインは後になるのでしょうが、できれば二人ともシングルで見てみたいところ。
ザ・ニンジャとプラネットマンのタッグの方が嬉しいです。


[No.766] 2014/04/07(Mon) 20:22:44
90話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ガンマンに破れたスニゲーターは、バッファローマンらに後事を託す。
ガンマンは「完璧の塔」としたピサの斜塔の中で挑戦を待つとして撤収。
一方、銀のマスクが地球の3カ所を光で照らし出す。
超人墓場、完璧の塔、そしてバッファローマンの故郷であるスペイン。そこには死んだはずのグリムリパーがいた。



今回は事態のまとめと、次回への繋ぎでした。
六騎士vs完璧超人始祖の前半終了といった感じです。ちょうど8人中4人の試合が終わりました。
続きは二週間後とのことで、新展開が待ち遠しいです。


グリムリパーの再登場は予想されていた事ですが、嬉しいですね。一度だけで消えるのは惜しいキャラクターです。
ファントム・キャノンは「完幻」の名とイメージが合わないと思っているので、新たにふさわしい技を披露してもらいたいところ。
気になるのは「完璧超人は負けたら死ぬ」という掟を守っていない事ですが、ここの言い訳をどうするのか。
「さっきの試合は偵察のためで、本気で戦ってなかったから掟の適用範囲外」でなければいいのですが……。

完璧超人の死の掟と超人墓場を組み合わせて考えてみると、こんな感じになります。

1.
下等超人がいる。基本的に弱いが、その中でもある程度向上心を持つ者はいる。
下等超人を放置すると神々にカピラリア光線で殺されてしまう。だから慈悲深き神は下等超人を救おうとした。

2.
下等超人の中から見所がある者をネプチューン・キングがスカウトし、完璧超人にする。
完璧超人側は「下等超人は皆殺しにする」という思想では無かった。だからガンマンの訴えは退けられ続けた。

3.
完璧超人の中から見所がある者をさらに鍛え上げ、完璧無量大数軍にする。
ここまで行くと完成。神々にカピラリア光線を浴びせられて殺されるはずだった者を救う事に成功。

4.
この一連の流れの中で、下等超人がリング上で戦死した時のみ、超人墓場という再チャレンジの場が与えられる。
完璧無量大数軍は永遠の命を与えられる代わりに、負けたら「試合後に自害」しなければならない。
「試合中に敵超人の手にかかって戦死」ではないので、「超人墓場で復活」ができない。

いわば完璧超人はノーリセットプレイに励んでいるのです。「下等超人はリセットしてもいい。ただし自分はしない」という掟。
完璧無量大数軍になった後でもその掟は続く。「永遠の命を得たんだから、もういいよね。二度と戦わなければいいんだ」とは言わない。
悪魔将軍は彼らのやることを「破壊と創造」と言っていますが、彼らは継続して鍛え続けています。
悪魔将軍は彼らを停滞している、超人は前に進むものと言っていますが、完璧超人だって前に進んでいます。真の停滞は「永遠の命を得たので引退」のはず。
そして負けたら自ら死ぬ。悪魔将軍の言う「人は死んだらおしまいなのだ」という事を、自らにのみ課し、下等超人には復活を許している。
この完璧無量大数軍のどこが間違っているというのか、私には分かりません。
少なくとも、かつて戦いで死んだ悪魔超人たちが生き返っているわけで、
それを悪魔将軍が生き返らせたのなら酷い言行不一致ですし、
超人閻魔が復活を許したのなら、超人閻魔は悪魔超人たちの命の恩人です。
超人墓場から脱走しようとしてオメガマンにハントされた連中は、それを指摘されて、完璧超人側から糾弾されるべきだと思います。
そもそも、ゴールドマンが今でも生きていられるのは超人閻魔のおかげなのですし……。

それだけに、掟に従うと言って自害するそぶりを見せ、バッファローマンに敬意を表して殺す機会を与えるとした
グリムリパーが生きている事に対して、なんらかの理由付けが欲しいです。
それも「さっきの試合は偵察のためで、本気で戦ってなかったから掟の適用範囲外」なんて話ではなく。


[No.767] 2014/04/14(Mon) 19:25:39
91話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

グリムリパーは正体を現し、完璧超人始祖サイコマンと名乗る。
サイコマンはサグラダ・ファミリアを破壊してバッファローマンを挑発。
バッファローマンは戦いに赴こうとするが、そこにプラネットマンが現れた。


グリムリパーは当初から只者では無い風格を漂わせ、一戦で消えるには惜しいキャラクターと思っていましたが
新たな始祖を呼んでくる役ではなく始祖のひとりとして再登場。
結局自害しなかった理由はうやむやにされてしまいましたが、決着は付いていないという事になったのでしょうか……。
それでもターボメンの代わりに超人強度の査定をしようとして失敗し、ハリケーンミキサーでやられたのは事実。
ハリケーンミキサーで吹っ飛ばされて後ろ向きになっただけで「背を向けた」と処刑されたケンダマンと比べると潔くないです。

それから、建造物を破壊して人間を笑う描写が良くない。
キン肉マンの敵は明確に「正義超人の敵」であっても、人間を傷つける事はほとんど無かった。
キン肉マンやジェロニモが観客を弾き飛ばしたりするぐらいで、悪魔将軍ですらリング外の観客への暴行は許されず、
ガンマンが人間のハゲを暴くのを見たスニゲーターは「人間になんて酷い事を」なんて言ってます。
ここまで明確に人間に危害を加えた超人は珍しい。
もう、この時点で「力量・人格ともに備わった完璧なる超人」の資格から除外されている気がします。
こうした人物の存在が「昔は善良だったけれど今は怪物になってしまった」と悪魔将軍に言われる理由なのかも知れません。

それに立ち向かうプラネットマンも、サイコマンに劣らぬ威風。これは試合が楽しみです。
今まで活躍の機会に恵まれなかったジャンクマンやスニゲーターと同じく、新たな勇姿を期待できるでしょう。
ザ・ニンジャとタッグを組んで戦う場面があると嬉しいと思っていましたが、この展開ではどうなるのか。
どこかに飛んでいったネメシスが到着して、サイコマン&ネメシス対プラネットマン&ザ・ニンジャになってくれるかもしれませんが
それだとストーリー展開上勝てなさそうです……(汗)


[No.775] 2014/04/28(Mon) 17:33:26
92話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンとブラックホールはスペインに移動する。
プラネットマンはサイコマンと戦闘を開始。
サグラダ・ファミリアの頂上にリングが出現する。この地の秘密を荒らす者を処刑するために用意されていたのだ。



気になっていたサイコマンの自害の掟については「始祖は対象外」ということでクリア。
しかしグリムリパーとして登場したときに「ネメシスの言うとおり、我らは平等」と言い切っているのです。
この言行不一致なり、騙していたことを咎められて、ネメシスに殺されるのでは無いかと思ってしまいます……。

ネメシスが語っていた超人の歴史では、始祖10人以外の超人はカピラリア光線で殺されたはずですが、
始祖たち以外の超人が絶滅してしまったら自害するという掟、
スペインにあるという秘密を守るために建造物やリングを用意しておいたことを考えると
完璧超人以外の超人が存在することが前提で話が進んでいます。
このあたりもまた謎があります。
ひょっとしたらネメシスは本当の歴史を教えられていないのでは。
彼自身が「歴史は権力者の都合のいいように語られる」と言っていたように、
ネメシスの知る歴史もまた超人閻魔や完璧超人始祖に都合のいい、脚色された歴史だったとか。

次にようやくプラネットマンの試合が始まるようです。
今回もガンマンの時と同じく、これから攻め込む場所と戦う守護者の紹介という展開でサイコマンが勝ちそうな気配がしますが
プラネットマンにも頑張ってもらいたいところ。
サイコマンの方は、グリムリパーの時は底知れぬ力の片鱗を伺わせながら実際の技は何かおかしいという感じだったので
彼らしいイメージの戦いぶりを見せて欲しいものです。


[No.776] 2014/05/12(Mon) 19:59:26
93話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

プラネットマンとサイコマンの戦いが始まる。
プラネットマンは従来のプラネットリングやリングストーンに続いて、新技オリンポスボルケーノでサイコマンを攻撃。
サイコマンはイグニシオンドレスで反撃するが、プラネットマンは氷点下の首四の字で切り返す。



矢継ぎ早に繰り出される技と技の対決。懐かしい技に加えて新技も披露。
アトランティス対マーリンマンの時のような面白い戦いが繰り広げれています。
この調子でしばらくプラネットマンの戦いを見せてもらいたいところ。

一方のサイコマンはグリムリパーの時に見せた技と握力だけで、完璧超人始祖としての力はまだ見せていません。
彼もここからどう変わっていくのか楽しみです。


何千人と死んでいるリングだそうですが、わざわざ隠してあったのにどうしてそんなにやってこれるものなのでしょう。
始祖が出てきたらうるさいとか言いつつイメージ図では全員集合ですし……。
超人墓場の島みたいに、近づいたら火炎放射で殺される方が防衛装置としては正しいような……。


プラネットマンが神に代わって太陽系の星々を統括するという設定は本当なのでしょうか。
超人の神の設定が無かった当時ならともかく、いろいろと出てきている今となっては
神が悪魔超人に惑星の統治権を与えたというのはどういう意味を持つものなのか……。


[No.777] 2014/05/19(Mon) 18:50:26
94話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンは凍結状態から両手だけ脱出、その状態でプラネットマンに反撃を加える。
さらに完全に脱出したサイコマンは強靱な握力でプラネットマンを攻撃。
プラネットマンは魔技グランドクロスで攻撃するが、サイコマンはマグネット・パワーを利用して脱出する。



地球以外の星を統括するプラネットマンと、地球より与えられた力であるマグネット・パワー。
面白い対決になってきました。
サンダー・サーベルなど完璧超人の奥義として用いられた技の説明や、由来が語られそうです。
サグラダ・ファミリアに隠されたものが力を与えてくれるとか。

が、汎用性が高いマグネット・パワーにプラネットマンが勝てるかは怪しくなってきました。
宇宙地獄で地球から切り離してしまえばマグネッド・パワーの供給が絶たれるという事になるのかどうか……。
このまま順当に負けてしまうのでしょうか。
やられ際の行動まで、ヘル・ザ・プラネットリングを回避されて自爆というのが見えてしまうだけに
どうかそれだけはやめてもらいたいところです……。


[No.778] 2014/05/26(Mon) 17:56:01
95話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

プラネットマンは自害した完璧無量大数軍の魂を集め、人面プラネットで人質に取る。
しかしサイコマンは人質を意に介さず、次々に攻撃していく。
そんな中、ターボメンは武道の魂が来ていない事に気づいた。



やはり完璧超人には人面プラネットは通じませんでしたが、懐かしい顔ぶれが見れて嬉しい場面でもありました。

マグネット・パワーとプラネット重力で渡り合ってくれるかも、と期待していたのですが、そうした展開にはならないようです。
魔技グランドクロスを跳ね返されて吹っ飛んだだけだったはずですが、どうもプラネットマンのダメージが深刻な様子。
完全に打つ手が無くなってしまったような感じで、せめてあと一度奮起してもらいたいものです……。

ネプチューン・キングの話が出てきましたが、ビッグ・ザ・武道のコスチュームにマスクだけ本来のものという姿ではなく
ようやくキング本来のコスチュームらしい格好を見る事ができました。
旧作で1コマだけ描かれた「古代超人界最強の男と言われた」という姿と、ビッグ・ザ・武道の中間のようなスタイル。
若い頃の体型はネプチューンマンと同じような感じかと思っていましたが、もともと巨体だったようです。

「無量大数軍ではなく一般の完璧超人の中で一番偉い人」だと思っていましたが、無量大数軍の一員として認められていたことが判明。
無量大数軍の地位を剥奪されると、まるで反旗を翻すように出て行ってしまい、地球に侵攻したのも独断の行動だったとなっています。
ミラージュマンが「本来は完璧超人が糺さねばならないが、今の完璧超人はそれすらできない」と言っていたのは
完璧超人始祖の命令でキングらが出撃したけど失敗したという話ではなかったようです。

キングが没落したタイミングはいくつか考えられます。
ストロング・ザ・武道が言っていた、「凶器を使うという最低の行動をした。その時点で幹部の座から脱落した」という台詞から
それ以前までは幹部待遇であったということ。
キング自身が言っていた「マグネット・パワーを失ったら下等超人になってしまう」というのは、
もはや単体の実力では一般完璧超人とすら見なしてもらえないほど完璧超人内の立場が追い詰められており、
マグネット・パワーを使えるからと言う理由で幹部待遇の地位に留まっていられたということ。
キングが半ば脱走したような形で独自勢力を作り、完璧超人本隊を名乗るという不遜を犯していても、
それでもなおストロング・ザ・武道はキングを幹部の一人として考えていたのでしょう。
それが、凶器を使ったという完璧超人の理念を踏み外したところで、失格とする決断を下したのです。

ネプチューン・キングにマグネット・パワーを伝授している時、サイコマンはグリムリパーの格好をしていません。
その時はまだ完璧超人始祖の身分を隠していなかったのでしょうか。

キングが完璧無量大数軍ということは、無量大数軍のメンバーはおおむねネプチューン・キングと同等の戦闘能力があり、
今のキン肉マンたちはその軍団を倒しているということになります。
旧作では想像もできなかった強さを、今の正義超人・悪魔超人は持っている事になります。
さすがに警戒されても仕方がありません。


[No.779] 2014/06/09(Mon) 19:14:13
96話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ターボメンは武道の正体に気づきかけるが、サイコマンはターボメンの魂を攻撃し、プラネットマンの心臓を貫く。
サイコマンはファントムキャノンでプラネットマンを粉々に粉砕。試合の決着を付けた。
次なる戦いの場所にサンシャインが現れる。



プラネットマンは最後の反撃も見せずにやられてしまいました。
バッファローマンは「意地を見せてもらった」と言っていますが、もうひとつ何か欲しかったです。
昔キン肉マンと戦った時は、心臓を貫かれてからもう一度プラネットリングを繰り出したというのに。

ファントムキャノンを受けてから宇宙地獄を使い、そのまま遙か彼方に飛び去って見えなくなり、
宇宙空間のどこかでブラックホール(事象)を見つけて突入、
サグラダ・ファミリアの下で観戦しているブラックホール(悪魔超人)の顔の穴から飛び出してきて
ファントムキャノンで飛ばされた勢いのまま魔技・惑星直列で最後の特攻をかける……と予想していたのですが、
そのあたりの抵抗も見せて欲しかったです。

結局サイコマンもグリムリパーの時から新しい技は無く、マグネットパワーの公開だけに終わりました。
決め技がまだファントムキャノンで、無量大数軍ではないと判明したのに完幻と付けているのはどうにも不自然な気がします。

回想シーンでいがみあうガンマンとサイコマンをシルバーマンが止めていますが、彼はきっと迷惑しています。
サイコマンは「信頼していた」なんて言ってますが、シルバーマンはそう思っていないことでしょう。

次の戦いはザ・ニンジャと思わせておいてサンシャイン。
サンシャインはぜひともシングルマッチで、「はぐれ悪魔コンビのアシュラマンじゃ無い方」という立場では無く
一人の悪魔騎士として堂々と戦って欲しいです。
今度の戦いの鍵となっている友情パワーに、初めて深く共感した悪魔騎士として、上手く掘り下げて行ってくれるといいですね。


[No.780] 2014/06/16(Mon) 19:16:50
97話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サンシャインの前に現れた完璧超人始祖はシングマン。
自由の女神像を超人閻魔の像に変貌させ、これこそが本来の形だったと由来を語る。
像の左手の上にリングを出現させ、試合の準備を整えた。



シングマンはシンプルな造形のメタリックな超人で、ここから変形してくれるのではないかと想像してしまいます。
サンシャインと、砂と金属の変身合戦が見られるのかどうか。
繰り出される技が全く予想が付かないだけに、試合が始まるのが待ち遠しいです。

今回はすっかり聞き役のサンシャインですが、彼もシングル戦の活躍はジェロニモ戦依頼のこと。
今のところなんか気のよさそうな人という印象しかなく、直近の出番が二世での物分かりの良くなったおじさんなので
速く本来の悪魔騎士としての姿を見せてもらいたいところです。


[No.781] 2014/06/23(Mon) 18:52:59
98話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サンシャインとシングマンの戦いが始まる。
シングマンの打撃と、衝撃波による攻撃を砂に変化してかわすサンシャイン。
シングマンは液体のようなものをサンシャインに浴びせ、呪いのローラーを封じる。


サンシャインというのは巨体怪力に加えて、
体を変形させたり、砂状になって回避したり、呪いのローラーという必殺技がある多芸な超人です。
しかも基本的に不評の二世で良い人ぶりを見せて人気を博するなど人物面でも個性あるキャラクター。
なのに、なぜかこの試合が特に面白くないというか、サンシャインの良さが表に現れていない気がします。

まず「巨体」の部分。
サンシャインとシングマンは同等の巨体を持つということになっていますが、
二人だけで並ぶと同じようなサイズなので「大きい」という印象が持てません。
シングマンがスマートな体型なので、余計にそうです。
さらに、二人よりも遙かに巨大なあやつの像が立っているため、逆に二人が小さく見えてしまうのです。

次に「怪力」の部分。
悪魔将軍のパワーを司る、悪魔超人最強の怪力を持っているはずなのですが、それが表現されるのはジャイアントスイングぐらいで
サンシャインは敵をパワーで圧倒しているイメージがあまりありません。
バッファローマン、マンモスマン、ポーラマンなどと比べると、ただ体が大きいだけで実際にはパワー負けしてしまいそうです。
特に、ビッグ・ザ・武道の竹刀で軽く吹っ飛ばされる姿が大きなマイナスです。

変形したり砂になれるというのは本当に便利な能力で、ジェロニモはこれの攻略が戦いの鍵でした。
シングマンはそれを簡単に封じてしまいますが、これはサンシャインの魅力を描くことも、
シングマンがいかに砂地獄を攻略するかも描けないまま終わらせてしまって、
「サンシャインは砂への変化や呪いのローラーといったギミックが使えなくなったら、ただのでかい人」という事になりかねません。
それよりは、アビスマンを真正面から破った悪魔将軍のように、様々な形態に変化するサンシャインを
ひとつひとつ攻略していった方が完璧始祖らしい戦いぶりだったのではないでしょうか……。

それから、サンシャインの見せ場というのが、タッグで友情パワーに触れて改心するところや、二世での引退後の姿など
「恐怖の悪魔六騎士」の姿よりも、戦意喪失後の姿の方が印象深いというところがすでにマイナス点です。
このイメージを覆す激闘を見せてもらいたかったのですが……。

対するシングマンも、いまのところ魅力的な戦いぶりではありません。
どうもジャック・チーの方が強いのでは、なんて思ってしまいます。

今回のシリーズでは、ステカセキング、魔雲天、ジャック・チー、スプリングマン、ミラージュマン、プラネットマンといった
物体・器物っぽい外見の超人はおおむね破壊されてしまうようなのですが、今度はサンシャインもシングマンも両方物体なので
どちらが壊れるのか予想がつきません。
とはいえ、勝敗そのものはどちらでもいいので、途中が盛り上がって欲しいものです……。


[No.782] 2014/07/07(Mon) 18:11:59
99話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シングマンはサンシャインの体をコンクリートに変え、砂地獄を封じる。
しかしコンクリートとなった事でサンシャインの体の強度が増し、サンシャインはパワーで圧倒。
シングマンは肩から刃を出してサンシャインの体に亀裂を刻み、シングデモリッションウェーブでサンシャインを破壊する。



器物だから破壊されそうだと思っていたら、やっぱり破壊されてしまいました。
しかし台詞は「やるじゃないか」とまだ余裕がありそうですし、地獄のコマやピラミッドなどをまだ見せていないので
コナゴナ状態からでも復活してくれることでしょう。

豪快な肉弾戦というポイントを忘れずにやってくれているのはいいのですが、
先週も書いたように、やはり同等の大きさとなるといまいち迫力が分かりにくく、
パワーで攻める以上は相手を圧倒しなければならないのに完璧超人始祖がパワー負けするわけにも行かない。
なかなか表現するのが難しいことになっています。
両者の魅力がまだまだ引き出せていないので、また次回に期待したいですね。


[No.783] 2014/07/14(Mon) 19:12:33
100話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サンシャインは敗北を悔い、跡形もなく破壊するようシングマンに願う。
シングマンはそれを聞き届け、サンシャインを完全に破壊するとキャンバスで作った袋に包み込んで投げ捨てようとする。
しかしそれはサンシャインの計略であった。サンシャインは袋の中で発熱し、キーパーツを鋳造して復活する。
サンシャインはシングマンの体を傷つけられる武器を得るため、シングマンの両肩から刃物を奪い取る。



サンシャインの逆転の可能性が大きくなってきました。
刃物を呪いのローラーに仕込んで一撃で終わりにするのではなく、同じ材質の体になって堂々と撃ち合いをやってもらたいたものです。
地獄のピラミッドや凱旋門など、変形技のバリエーションも楽しみです。

以前にサンシャインは戦意喪失後の姿の方が印象に残っていると書きましたが、
今度の連載はそうした過去の汚点を丁寧に洗い流す方針のようで、豪快に勝利するサンシャインの姿が見られそうです。
設定でしか出てきていない「相手を完全に叩き潰しての反則負けが信条」という場面になるかもしれません。

シングマンも人間味のあるキャラクター性が見えてきましたし、これまで衝撃波やカッター攻撃しか出てきていないので
サンシャインの攻撃にパワーで立ち向かうところが見たいものです。


[No.784] 2014/07/28(Mon) 19:41:00
101話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サンシャインはシングマンの体から取り出した刃を利用し、新技コンプリートサンド・セメタリープレスで勝利を握る。
破れたシングマンは太古の歴史について語る。下等超人の生き残りが地上に現れて暴虐を働くようになった時、ガンマンやシングマンは粛清を主張。
しかし超人閻魔は粛清を止め、新たに現れた超人たちを神に代わって管理する方針を選ぶ。



サンシャインの勝利と、悪魔らしい酷い言動をさせる……という流れになるのは分かりますが、
堂々と実力で勝てなかった事の言い訳、相手にかける悪罵、勝利の喜びのはしゃぎようなどがとにかく子供っぽく、
「悪魔騎士の首領格」という重みをまるで感じません。
今回の悪魔超人は単なる憎まれ役として出てきているわけでは無いので、こうした描写では魅力が落ちてしまいます。
「ゴールドマンが育てた悪魔の精鋭」ではなく、「シングマンの回想シーンに出てきた下等超人の一味」みたいな感じになってしまいます。
むしろ、こんなのでは神がカピラリア光線で抹殺を図っても言い訳できないのではないかと。

コンプリートサンド・セメタリープレスはかなり窮屈な格好で、サンシャインと同等の巨体を持つシングマンだから技がかかりましたが
普通の超人が相手の場合は足が届かないのでは……。

下等超人の出現に際して、超人閻魔はこの時点では抹殺という手段を取らず、管理を試みようとしています。
これがゴールドマンの言う「善良だったころ」の姿なのでしょうか。
シングマンの話はまだ途中なので、早く全部解説が終わるまで進んで欲しいところです。
最近2週間ごとの間隔が多くなり、続きが待ち遠しいです……。


[No.788] 2014/08/11(Mon) 18:05:59
102話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サンシャインは超人界の現状を嘆くシングマンを吹き飛ばし、新たな超人時代を作るための戦いと語る。
その頃、日本の銀閣寺にザ・ニンジャが現れ、そこに完璧超人始祖が姿を見せる。



長い戦いでした。
日付を見てみると、シングマン登場が6/23。ここから2ヶ月が過ぎました。
その間、休載が4回。シングマン登場の97話と、退場の102話は戦闘シーン無し。
ほぼ隔週のペースだったことになります。実に続きが待ち遠しい2ヶ月間でした。

サンシャインの酷い行動や暴言は「悪役」とか「悪魔超人」という役どころを演じるための行為のようで、
シングマンを吹き飛ばした後は相手を理解する一面も見せ、二世で見せていた人情家の様子も描いてくれました。

一方のシングマンはほとんどいいところがないまま退場。
完璧超人は情を捨て去ったはずなのですが、彼は妙に激情家で、一風変わった様子でした。
シングマンが敗れたことについてガンマンやサイコマンの反応がどうなのか興味がありましたが、特に描かれることはなし。

ザ・ニンジャはまた顔が変わっています。
超人墓場に攻め込む時は、悪魔騎士編と王位争奪編の中間のような顔をしていましたが、今度は王位編と二世の中間のような顔に。
なんか物凄く負けそうな顔です。
対戦相手の完璧超人始祖は鳥のような翼を持つ超人で、ザ・ニンジャが負けたあと、ブラックホールやペンタゴンがこの超人の対戦相手に……
なんて展開を今から考えてしまいます。

正義超人のブロッケンJr.やウォーズマンと同じく、「勝てない」ということが個性になってしまっているザ・ニンジャは
はたして「三戦三敗三死亡」からの脱却は成るのでしょうか?


[No.789] 2014/08/25(Mon) 18:56:58
103話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

完璧超人始祖カラスマンとザ・ニンジャの戦いが始まり、カラスマンはザ・ニンジャを一歩上回る体術を見せる。
カラスマンは銀閣寺の地下からリングを出現させ、ここは昔はシルバーマンが正義超人の先祖を鍛えた地であること、
また金閣寺はゴールドマンが悪魔超人の先祖を鍛えた地であることを語る。



超人閻魔帳に載っていた読者投稿超人カラスマンがそのまま完璧超人始祖として登場。
こんな名前で大物キャラとして抜擢するセンスがさすがはゆでです。
今回見せてくれた体術や口調も始祖として風格があり、今後は期待できます。

シルバーマンの表情が妙に歪んでおり、なにか不気味です。意味がある描写なのか、単に作画が変なのか……。

完璧超人たちが下等超人との接触を拒んでいるのは、かつて下等超人を直接育成しようとしたゴールドマンとシルバーマンが、
超人閻魔の予想通りに堕落し、凶器を手にして互いを殺し合ったという経験も理由の一つになってしまったのでしょう。
超人閻魔は自ら選んだ一番目の弟子と二番目の弟子が、完璧超人として禁じていた剣を手にして向かい合った時、
どれほど悲しんだことでしょうか……。

隔週連載に苦しめられましたが、次も一週間後に更新のようです。この先が楽しみです。


[No.790] 2014/09/01(Mon) 20:57:05
104話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カラスマンはザ・ニンジャを上回る体術で圧倒。順逆自在の術を破り、仮面の嘴部分で攻撃する。
正義超人はザ・ニンジャを応援するため、鳥取から京都へ向かっていく。
ザ・ニンジャは攻撃を回避しつつカラスマンの羽根を飛び散らせ、忍法水鳥羽輪の術を繰り出す。



カラスマンはペインマンのような性格のようです。
銀閣寺をかつての姿にするのも反省させるためだったり、
今回も「ゴールドマンの弟子であるなら、そこからあがいてみせよ」「私を失望させるな」と
下等超人の成長を促すような言葉が続いています。

ようやく画面にウォーズマンが戻ってきましたが、これまで正義超人たちの会話に加わらなかった理由は
何かあるのでしょうか?
ともかくマスクを新調したのは有り難いです。

続きはまた2週間後とのことで、また待ち遠しい日々になりそうです……。


[No.791] 2014/09/08(Mon) 18:51:42
105話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ザ・ニンジャは業火羽輪の術、転所自在の術で攻めかかるが、カラスマンには防がれてしまう。
カラスマンの必殺技クロウズ・ボムズアウェイが炸裂したとき、ブロッケンJr.ら正義超人たちが銀閣寺に到着した。



カラスマンはそろそろ仮面の嘴攻撃以外の技を見せて欲しいです。
突起物としてはロング・ホーンやビッグ・タスクのように一撃で致命傷になりそうな迫力はなく、
ザ・ニンジャに流血はさせているものの大きなダメージは与えていない。
肉体に備わったものではない武器としてはベアー・クロー、ポーラネイル、
リボルバースタットのようにスムーズに受け入れられる構造ではなく、
有効打になっていないのならわざわざそんなことする必要は無いのでは……と思ってしまいます。
試合当初に見せた蹴り技など、空中殺法を活かした体術のほうが魅力的なキャラクターだと思います。

対するザ・ニンジャはこれまでの持ち技はひととおり披露し、あとは最後の決め技が出るかどうかといったところ。
ブラックホールやサンシャインのように突然新技が飛び出すかも知れませんし、
いかにも新技が出てもおかしくなかったスニゲーターやプラネットマンはそのままやられてしまいました。
どうなるか展開は読めません。
とりあえず、今回のクロウズ・ボムズアウェイで死んではいないと思うのですが……。


[No.792] 2014/09/22(Mon) 18:51:09
106話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ザ・ニンジャは悪魔騎士としての矜恃から、ブロッケンJr.たち正義超人の応援を拒否。
その態度は悪魔の戦いに巻き込まないためだとブロッケンも悟る。
ザ・ニンジャはカラスマンに猛反撃を開始。手裏剣を使った蹴りで顔面を狙う。



ザ・ニンジャの新技は出たものの、フィニッシュ・ホールドではありません。
このまま悪魔の立場を貫き通しながら勝利するのか、それとも敗れてブロッケンが仇討ちに立ち上がるという展開か。
最後の手裏剣蹴りも、顔を狙ったのではクロウピークに防がれてしまいそうです。
とりあえずあの仮面を砕いて、クロウピークを封じるくらいはしてもらいたいところです。
どうにもカラスマンはあの攻撃一辺倒で良くないので……。


[No.793] 2014/09/29(Mon) 18:47:24
107話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ザ・ニンジャは手裏剣を使って蹴りを繰り出すが、カラスマンは仮面で防ぎきる。
そしてカラスマンは必殺技「鴉の早贄刺し」でニンジャを仕留めかかるが、
正義超人たちが超人血盟軍の「Lの陣形」でニンジャに激励を送る。



今週で決着が付かないとは思っていませんでした。
また、カラスマンについていろいろ予想をしていたのですが、ほとんど全て外れ。

・ニンジャの手裏剣攻撃で仮面の嘴部分が破損し、以降カラスマンは嘴攻撃を使えなくなる。
・その後、それまでの嘴頼みの攻撃パターンを改め、序盤で見せたアクロバティックな体術を多用する。
・ニンジャは様々な忍術・新技を繰り出すが、カラスマンは体躯鸚鵡返しなどニンジャを上回る技とスピードで反撃する。
・その際に、「下等超人もいろいろと技を考えるようになった、だが実力はまだ完璧には程遠い」などある程度認める発言をする。
・銀閣寺にやってきたのは悪魔超人と戦うためではなく、シルバーマンの弟子である正義超人と戦うためだと明かす。
・「もはや負けることは無い」と言っていたが、それは「かつて負けたことがある」という意味でもある。
 カラスマンが最後に負けた相手はシルバーマンだった。
・完璧超人始祖の一人として敬意を払っていたシルバーマンの弟子たちがいまだに下等超人であることが許せず、
 正義超人たちを戒め、より強い超人になるようシルバーマンに代わって指導監督してやるつもりでやってきたのだ。

……という展開になるのではないかと考えていたのですが、
どうもこのまま嘴攻撃だけで、人物像の掘り下げも無く終わってしまいそうな感じです。
「この超人はもっと良い活躍ができるはずだったのになあ……」と惜しい気持ちにさせられるのは
キン肉マン二世で何度も苦しめられましたが、決着までにはきちんとした描写が欲しいところです……。


[No.794] 2014/10/06(Mon) 20:27:24
108話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ザ・ニンジャは忍法クモ糸縛りで逆襲を試みるが、カラスマンには体躯鸚鵡返しで脱出されてしまう。
忍法顔写しでカラスマンの姿となったザ・ニンジャは順逆自在の術で応戦。
両者が態勢を入れ替え続ける死闘の末、カラスマンの五体を打ち砕いた。



2週間待たされましたが、ニンジャの見事な勝利。
最後のコマは本当にかっこよく、まるで安定して勝利を得られる頼もしいベテランのようです。
プラネットマンも登場した時はこれぐらいかっこよかったものでしたが……。
テリーマン、ウォーズマン、ブロッケンJr.に続いて、彼もまた今シリーズで救われた超人の一人となりました。
これまで報われることの無かった超人たちが勝利を得ていく姿は実に素晴らしいものです。

一方のカラスマンは、期待していた「強く理知的で、話が分かるタイプの完璧始祖。シルバーマン関係者」というキャラ付けがなされず
特に魅力を持つことも無く退場してしまいました。
勝てなかった相手というのもどうやらゴールドマンのようで、
「彼のスピードにはゴールドマンが追いつくことが出来ず、ゴールドマンの弟子なら負ける気がしない」
という話が突然「私を倒した男の弟子だけに期待した」ということになってしまっています。
こんな正反対の設定になってしまったのは何故なのか。
カラスマンという人物をきっちり描くより前に超人血盟軍の話が出てしまって、
急遽路線変更でもしたかのような変わりようです。

次は六騎士最後となるアシュラマン。彼もまた、報われることの無かった超人の一人です。
二世では強いことは強かったものの、清々しい戦いの末に敗れたとは言えない展開。
正義超人としてはサタンクロス戦でほぼいいところがない試合展開で、トライアングルドリーマーにかかってのKOもあっけなさすぎます。
一人の人物としては、息子シバを巡るあまりにも酷い未来が待っています。
アシュラマンは果たして良いストーリーを描いてもらえるのでしょうか。
「完璧始祖のうちの強豪と対戦し、負ける」では、これまでの払拭にならないのです。


[No.795] 2014/10/20(Mon) 18:44:01
109話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カラスマンはザ・ニンジャを讃え、ゴールドマンへの思いを伝えて死亡する。ニンジャは闇のダンベルを手に姿を消す。
最後の悪魔騎士アシュラマンが現れたのは魔界だった。そこに完璧超人始祖ジャスティスマンが現れる。



カラスマンは突然ゴールドマン寄りの人物になってしまいましたが、本当に当初からそういう予定だったのでしょうか……。
戦い方も人物像も、どうも歯切れの悪いキャラクターになってしまいました。

最後の完璧超人始祖ジャスティスマンは、かつてゴールドマンとシルバーマンに剣を渡して相打ちにさせた
裁きの神ジャスティスとおぼしき風貌。
「正義超人たちの神話の中で神と言われていた存在は、実は完璧超人始祖だった」ということになりそうです。
決着が付かないので凶器攻撃をするというのは完璧超人としてどうなのか。あの神話はどのように再解釈されるのか。
先が楽しみですが、また2週間後のようです……。


[No.796] 2014/10/27(Mon) 20:34:56
110話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンはオーバーボディを解除し、魔界の歴史を語る。
かつてジャスティスマンの弟子、完璧超人ミロスマンがアシュラマンの先祖に敗れ、腕を奪われた時から一族の繁栄が始まり
ゴールドマンとシルバーマンを相打ちにすることで悪魔超人と正義超人の争いを鎮めることにしたと。
アシュラマンはリングサイドにモニターを設置し、生き残りの超人たちが見守る中でジャスティスマンに挑む。



ジャスティスマンの容姿がラーメンマンと同じシルエットから大幅に変わってしまいました。
どうにもキン肉マン二世で出てくるような感じになってしまって、残念です……。
途中で出てきた、ラーメンマンとロビンマスクのイメージを併せ持ったような姿で良かったと思います。
体の各部の装飾品も無くして、シンプルな方が……。
血管が浮き出ていたり、頭部が透けて脳が見えているというのも不気味です。
こういうイメージで捉えていたキャラでは無かっただけに、この姿には戸惑ってしまいます。
逆に言うと、こいつにならアシュラマンが勝っても構わないだろうなあとも思います。
勝負の行方が読めなくなりました。

アシュラマンの先祖は、勝った方の像を作るのではなく負けた方の像を作るというのはあまりにも嫌味ですね。
こうした感性が悪魔ということなのでしょうか。
しかし、裁きの神ジャスティスマンの弟子を倒した、史上初めて完璧超人に勝った下等超人として
勝利の功績を讃えられてのアシュラ一族の栄光と考えられなくもありません。

ジャスティスマンが提示したゴールドマンとシルバーマンへの提案は、
「剣で戦え」とだけ指示して、互角の二人が死ぬであろうことは伏せていた策略なのか、
ゴールドマン・シルバーマンとも死ぬことを説明したうえで、パフォーマンスとしての両者自殺だったのか。
超人の間で語られていた神話との整合性はともかく、
キン肉マンと悪魔将軍が戦った時の台詞が壊れてしまうのは避けてもらいたいものです。

ジャンクマンが久しぶりに紙面に姿を現したのは嬉しいですね。
サンシャインやザ・ニンジャが見えないので、悪魔騎士の生き残りとして何度か言葉をかけるぐらいでも出番が欲しいものです。


[No.797] 2014/11/10(Mon) 17:52:25
111話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンは「裁きの天秤」でアシュラマンの実力を計るが、天秤は均衡を示す。
アシュラマンは6本の腕で攻撃を仕掛けるが、ジャスティスマンは全て防ぎきる。



ジャスティスマンの戦闘シーンはどうにも迫力がありません。
かけ声の「ハワァーッ」がまずいのでしょうか。
エクスクラメーションマークが無いので、気の抜けた声のように見えてしまいます。

やはりラーメンマン型の外見でなくなったのも残念です。
「あの裁きの神ジャスティス」という印象が無くなってしまって、せっかくの伝説の大物というキャラクター性が半減しています。
基本技のやりとりでアシュラマンを圧倒するジャスティスマンの姿が、ラーメンマン体型であったらどんなに威厳が出たことか。

ガンマンやサイコマンの基本的身体能力、ペインマンやシングマンの防御力、カラスマンのスピードのように、
ジャスティスマンはテクニックで完全にアシュラマンを封じ込める強豪ということは見えてきました。
ここからは必殺技を出すのでしょうが、説得力のある大技であって欲しいものです。
前のカラスマンはそこが残念でしたし、サイコマンもグリムリパーの時から似合わないと思っていたファントムキャノン。
ジャスティスマンはかっこいい技を期待したいです。


[No.799] 2014/11/17(Mon) 18:28:41
112話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ミロスマンの腕の遺伝子が残るアシュラマンの攻撃は、その師であるジャスティスマンには全て見切られてしまう。
ジャスティスマンはアシュラマンを圧倒。6本の腕のうち4本を折り取り、2本腕にしてしまう。





アシュラマンは本来自分の腕を持たない超人なので、腕が折られてしまってもまた生やすだけです。
候補は倒れていった七人の悪魔超人、悪魔騎士、完璧無量大数軍と大勢います。
完璧超人から腕を奪って戦う展開を期待しているのですが、
「悪魔超人の繁栄は完璧超人の腕に頼ったもの」という指摘があるので、ここをどうするか。
今の展開ならロビンマスクの腕が生えてくると言うのもいいかもしれません。
友情パワーを前面に押し出してきている今の展開なら、七人の悪魔超人や悪魔騎士の腕なのでしょうが……。

ジャスティスマンはいまのところアシュラマンを圧倒していますが、どうも圧倒しぶりが足りないというか、
これだけ優勢なのになぜか強そうに見えません。
やはり「腕を折られるのは腕を生やすための前準備で、まだ本番ではない」というのが良くないのでしょうか。
腕を新しく生やして、阿修羅面・怒りまで行って、そこからようやく本当に試合開始という流れになるのは間違いないので、
今の段階でジャスティスマンが優勢なのは当たり前。
それが試合の面白みやジャスティスマンの威厳を削いでいるように思えます。


[No.800] 2014/12/01(Mon) 18:18:29
113話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

二本の腕になってしまったアシュラマンは阿修羅稲綱落としを仕掛けるが、これもジャスティスマンには防がれてしまう。
バッファローマンの激励を受けたアシュラマンは自ら残る腕を切断。
倒れていった悪魔超人たちの腕を生やして体勢を立て直す。



キン肉マン二世の時みたいに骨が飛び出すよりはまだマシですが、足が変形してロックするのは気持ち悪いです。
ジャスティスマンの浮き出ている血管が切れていますが、ああしてダメージ描写が出るのもやはり気持ち悪い……。

アシュラマンの腕はもともと全部他人のものであって、ミロスマンの要素が残っているのなら腕ではなく体全体のはず。
テリーマンの腕を奪ったときはテリーマンの癖が出ていたので、腕を生やしてからしばらくの間はもとの持ち主の癖が強く、
体に馴染んできたらアシュラマン本人の癖=ミロスマンの癖に近くなるのでしょうか?
だとしたら、腕を切り離したところで、ミロスマンの戦闘技術を受け継いでいるのはアシュラ一族そのものなのだから
ジャスティスマンへの反論になっていません。

そもそも、腕を切り離しても他人の力、腕が体に馴染んだ後でも他人の力ということになってしまって
結局「その力は他人から借り受けたもの」ということは変わっていません。
完璧超人から奪ったものは駄目で、悪魔超人が由来ならいいという事でしょうか……。

プラネットマンの人面プラネットマンはサイコマンにあっさり蹴散らされましたが、
悪魔超人たちの腕はジャスティスマンに通じるのか。
アシュラマンが駄目なら他の悪魔超人たちの腕が出てきたところで全部通じなさそうな気がします。
プラネットマン、スニゲーター、アトランティス、ミスターカーメン、ステカセキング、スプリングマンと名を並べてみると
ジャスティスマンに太刀打ちできそうな超人は一人もいないのですが……。


[No.801] 2014/12/08(Mon) 18:40:43
114話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アシュラマンは竜巻地獄でジャスティスマンに一撃を加え、さらに阿修羅面怒りを発動。パンチの連打を浴びせていく。
スープレックスを返されるが、阿修羅火玉弾を叩き込む。



アシュラマンの反撃が始まりますが、どうもこれではジャスティスマンの優勢ぶりは
「相手が弟子の腕だったから」というだけになってしまいそうです。
そもそも相手の6本の腕は、すでに完璧超人に敗れた悪魔超人のもの。
スニゲーターやプラネットマンはガンマンやサイコマンにまるでダメージを与えられなかったのに
その腕でやられているのでは、ジャスティスマンはガンマンよりもよほど弱く見えてしまいます。
「6本の腕のどれかが隙ができる」という話も、アシュラマンが6本腕の優位性に頼り切っていたからではなく
単に弟子の腕で無くなったので動きを読めなくなったという事では、「腕が多い方が有利」という単純な話になってしまいます。

これではジャスティスマンは始祖の中では強いほうではないのに相手を下等だと言うばかりで
全く魅力に欠けるキャラクターになっています。
せっかく旧作から存在した「裁きの神」という大事なキャラクターだったのに、姿も変え、人物も魅力が無く、
大物キャラを使い潰しているようです。


[No.802] 2014/12/15(Mon) 18:32:59
115話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アシュラマンは悪魔超人たちの腕で攻勢に出る。阿修羅バスターを仕掛け、脱出されかかると改良阿修羅バスターにスイッチ。
しかしジャスティスマンはフックする腕が減った両足、次いで両腕も脱出してしまう。
アシュラマンはまだ捕らえている頭部だけでも破壊しようと全力を尽くすが、
ダイヤモンドの硬度を持つジャスティスマンの頭を砕くことはできない。
攻撃を失敗したアシュラマンは怒りで奮起し、さらに猛攻を加えていく。



しっかり描写して欲しかったジャスティスマンとゴールドマン、シルバーマンの話をやって描いてもらえそうです。

唐突に出てきたダイヤモンドパワーですが、これはもっと先に出しておけば良かったような……。

アシュラマンの奮起は「3つの顔が全て怒り」にして欲しかったですね。

ジャスティスマンがアシュラマンの攻撃の重みの違いを感じるのは、回避ではなく両手でパンチを受け止めて欲しいです。
受け止めてこそ「重みが違う」とはっきり体感できそうなのですが……。



極めて体調が悪いので今週はこれだけに。
正月用のネタとか更新とかはできそうにありません。


[No.803] 2014/12/29(Mon) 18:39:10
116話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンはアシュラマンと戦いながら、ゴールドマンとの会話を思い出す。
ゴールドマンとシルバーマンは感情を捨てた完璧超人から下野し、下等超人となることを選んだのだ。
しかしジャスティスマンはアシュラマンの猛反撃を凌ぎ、それを上回る力で圧倒。必殺技ジャッジメント・ペナルティを炸裂させた。



完璧超人の定義に、久しぶりに「感情を捨てた」という話が戻ってきました。
シングマンなど激情家の完璧超人もいるのですが……。
旧作の「下等超人の中から見込みのある者をネプチューン・キングが見いだしてさらに修行させる。実力主義」と
現在の「完璧超人始祖とその弟子達。血統主義」の違いはかなり大きなものになってきたのですが、
この整合性は果たして取られていくのでしょうか。

せっかく魔界が舞台だというのに、大魔王サタン、アシュラマンの両親、
サムソン・ティーチャーなどの出番も無いまま終わってしまいそうです……。
このあたりは旧作の設定を拾い出して補完するということではなく、強引に新設定で塗り潰していくようで
読んでいても残念に思うところです。

残念と言えば、ウルフマン引退の話は「これでもう勘弁してくれ」と責任を放棄したように見えて、悲しいです。


回想シーンを入れつつ、怒りの力を真っ向から跳ね返したジャスティスマンはようやく大物らしいところを見せてくれました。
正義・悪魔陣営は残っている超人が多いので誰が戦うのかまだ分かりませんが、
ガンマンやサイコマンよりも重みのある戦いになってくれそうです。


[No.804] 2015/01/19(Mon) 17:24:00
117話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンはアシュラマンを倒すが、裁きの天秤は有罪とならず、平衡を保ったままであった。
キン肉星に安置されていた銀のマスクが変形し、戦闘態勢に移る。



アシュラマンは立ち上がることができず、完全に敗北。
ここまで徹底的にやられる姿は想像していなかっただけに、これは意外です。
ジャスティスマンもかっこいい大技を見せてくれましたし、今後の試合も楽しみです。

ジャスティスマンの心理状態についてサイコマンがはっきり指摘するほどに変化が現れているのですが
彼はここからどのような動きを見せるのでしょうか。
ただ強敵として倒すだけになるのか、それとも正義超人や悪魔超人の強さを認める形で生き残るのか。

ここから、どこかに行ってしまったネメシス、
超人墓場の奥に向かった悪魔将軍、合流しようとするサンシャインやザ・ニンジャ、
未登場のキン肉アタルなどの出番に移行すると思っていましたが
さらにシルバーマンまで参戦する様子。
戦闘態勢のシルバーマンは印象ががらりと変わって、迫力があります。
対戦相手はやはりサイコマンでしょうか。
試合を見てみたいと思う反面、サイコマンをシルバーマンが倒してしまったら
現代の正義超人たちの出番が減ってしまうのも残念に思えます。


[No.805] 2015/01/26(Mon) 18:54:12
118話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスは破壊された超人墓場に帰還する。
そこには超人閻魔はおらず、奥にいたのは悪魔将軍だった。
悪魔将軍は友情パワーによって強くなる現代の超人たちが
かつて自分やシルバーマン、超人閻魔が夢見ていた新たな世界だと語る。
悪魔将軍はネメシスに、始祖のダンベルが填め込まれた文字盤を見せる。



今回はストーリーを進める会話部分だけ。

ネメシスはキン肉星でシルバーマンかキン肉アタルと対戦すると思っていたのですが、
悪魔将軍と対峙することになりました。
さすがのネメシスも悪魔将軍の前では少し押され気味です。

ダンベルは全て揃えないといけないようですが、すでにシルバーマンのも填め込まれており、
残りはジャスティスマン、ガンマン、サイコマンの3つだけ。
シルバーマンのを追加するためにどうすればいいだろうかといろいろ想像していましたが
最初からあったので問題はなさそうです。

ストーリーの流れを追うだけなので感想は特になし。
早く来週にならないかと胸を躍らせるばかりです。


[No.806] 2015/02/02(Mon) 18:56:05
119話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

始祖のダンベルを全て祭壇に填め込めば、完璧超人始祖と超人閻魔は消滅する。
その場に到着したザ・ニンジャとサンシャインはダンベルを悪魔将軍に捧げ、7つのダンベルが納められた。
悪魔将軍は制止しようとするネメシスを退け、超人墓場から立ち去る。
その頃、グランドキャニオン下ではストロング・ザ・武道が復活していた。



今回もストーリー部分。そして長期休憩で、次回は3月2日とのこと。ほぼ一ヶ月のお休みになりました。

ネメシスのイメージが一気に下がってしまったのが非常に残念です。
将軍と互角の攻防をやってのけてこそ、今回の大敵としての活躍が期待できるのですが……。
たとえば将軍と武道が相打ちになったりして、残った勢力の中でキン肉マンとネメシスが最後の戦いをやるとしても
これでは「最強対決はすでに終わった後の、残り物同士」になってしまいます。
これはいただけない。

2週間かけてウルフマンの話をやるようですが、
できることなら雑誌掲載時から後半ストーリーを丸ごと描き直して欲しいです。
ウルフマンの負傷と引退は撤回。
彼が超人プロレスに行っている間に超人相撲の人気が衰え、どうしてもウルフマンの存在が必要で
元気に戦っているけど超人プロレスへの救援は難しくなってしまった。
そこに押し寄せる完璧・無量大数軍の相撲取り「完関」。
リングと土俵の差はあっても正義超人の中まであることは変わらない、とウルフマンが奮起。
こんな話でいいと思うのですが……。


[No.807] 2015/02/09(Mon) 20:05:40
120話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ストロング・ザ・武道はキン肉マンを連れ、日本の国立競技場に移動する。正義超人たちも後を追う。
武道はそこで下等超人が生き残った秘密を語ると言う。



武道は将軍と戦うかと思っていましたが、キン肉マンのところに直行。
このまますぐ悪魔将軍もやってくるのでしょうか。

今後の展開で、以前は立派な人物であった武道が突然ダメな人に変貌してしまうのでは無いかと心配しています。
実体が現れた後の悪魔将軍、アポロン・ウインドウが出現した後のネプチューン・キング、準決勝以降のスーパーフェニックスと同じように。
最後の最後まで立派な人物として戦い抜いて欲しいものです。

現在のところ、悪魔将軍の言う事が全て正しく、完璧超人は全部間違いで、
正義超人はただの傍観者か、ただ悪魔将軍が引いてくれたレールの上を後からなぞっていくだけという感じに見えます。
しかし、「現在の世の中が腐っているから破壊する。そして自分も死ぬ。後の事は後の世代に全部丸投げする」というのは
普通は悪役のすること、しかも無責任な小物悪役がやることであって、とてもこれが正しい路線とは思えません。
「悪魔将軍の言う事が全て正しい」という話ではなく、完璧超人の言い分があり、正義超人にも間違った部分があり、
三者三様の意見の対決の後に落としどころを見いだすような流れになっていって欲しいものです。


[No.808] 2015/03/02(Mon) 19:54:51
121話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

太古の昔、カピラリア光線が降り注いだ時に「許されざる世界樹」が超人たちを守っていた。
武道はその歴史を語り、封印していた世界樹を再び出現させる。
武道がキン肉マンと戦おうとした時、悪魔将軍が現れた。



「許されざる世界樹」は自然の樹木というより建造物のような感じで、ドアや窓が作られたりしています。
ここの小部屋でそれぞれ試合が行われるのだとしたら、まだ数多くの試合が残っている事になりますが、
それほど多くの超人たちが残っているわけではありません。
トーナメント戦をやるとしたら、同じ陣営の超人や、正義対悪魔の対決になってしまうかも知れないですし。

武道は自分が完璧ではないと思っています。
つまり「不完全な下等超人たちは、完璧な自分のやり方に従っていればいい」という考えではない。
完璧主義だからこその現状への憤りが強いのでしょう。

まだ話の全貌が見えてはいませんが、ここまでの様子から想像すると、このようなことではないかと思います。

「超人の力とはたゆまぬ修行と実戦によって得た肉体と技術による力であるべきであって、
友情や憎しみと言った、感情やその場の雰囲気で左右されてしまうあやふやなものであってはならない。
自分に親しい者にだけ圧倒的な力を与える友情パワーの存在は、いずれ修行で己を高めることをせずに
仲間内だけで仲良くやっていくだけで力を得られる、堕落した超人たちを生み出してしまう。

友情パワーなどの感情の力は確かに凄まじい。しかし力だけがあって精神を伴わない者たちだったからこそ、
かつて超人たちはカピラリア光線で抹殺されることになったのではなかったのか。
完璧なる超人たちが持つ修行で体得した力を、不完全な者たちが突然変異で手に入れた力が超えてしまっては
また神々から抹殺される事態を招いてしまう。
そのきっかけとなり得る友情パワー、それをもたらすキン肉マンは、
超人たちが神々から生存を許されるためには存在していてはいけない」

以上が、正義超人・悪魔超人を抹殺する理由。

「しかし、かつて神々は勝手に超人を滅ぼそうとしていたのに、
前言を翻して、まだ不完全なままの超人を祝福してキン肉族の存在を認めている。
それではかつて殺されていった超人たちは何だったのか。
完璧なる存在へと高めるために努力を続けた自分や、完璧超人始祖たち、
修行の末に認められていった完璧超人たちの努力は何だったと言うのか」

これが、神々を憎む理由。
悪魔将軍は、超人閻魔が昔と違う理由を「魂を管理しようとしたから」と言っていますが、
実は「神々の言っていることが昔と違う。裏切られたのは超人閻魔・完璧超人の側」という理由があるのではないでしょうか。


[No.809] 2015/03/09(Mon) 21:18:08
122話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍は武道の正体を明かす。武道こそ超人閻魔、かつて完璧・零式「ザ・マン」と呼ばれた慈悲深き神であった。
武道からザ・マンの面影が消えているのを見て取ると、将軍は武道に戦いを挑む。
そこにネメシスが現れ、戦いを止めに入った。



仮称ゼウスマンとも呼ばれていましたが、超人閻魔のかつての名が「ザ・マン」というのはシンプルかつ特徴的で、
まさに最初の超人にふさわしい良い名前だと思います。

しかし、単独では魅力的な人物として描かれていた武道が、悪魔将軍が現れるととたんに狭量で傲慢な様子に描かれ
始祖たちが「あやつ」と呼んでいたのは超人閻魔を認めていないからだと言われます。
つまりジャスティスマンが言っていた「あやつの理想を実現する」というのは昔のザ・マンのことであって、
今の超人閻魔の行動を全面的に支持しているわけではない。
始祖たちが強硬派であったり穏健派であったり、いろいろな人物がいたのも、
実は現在の超人閻魔に心服していないから組織として意思統一が出来ていなかったのかもしれません。

しかし、サイコマンは「超人閻魔サン」と呼び、あやつとは言っていません。
ここに重大な違いがあるのでしょうか。
ザ・マンの変貌の原因はサイコマンにあり、諸悪の元凶としてサイコマンが最後の敵になり
超人閻魔はザ・マンとしての心を取り戻していく、とか。

悪魔将軍を引き立てるために武道が駄目な人になっていくのも嫌ですし、
悪い事は全部サイコマンのせいという事にしてしまうのも、それはそれでどうかと思います。

すぐに再登場が出来たネメシスは、なんとか復権できるのでしょうか。
彼もまた魅力的なキャラクターです。なんとか「将軍が敷いたレールの上に乗せられる」という結末を避けて欲しい。


[No.810] 2015/03/16(Mon) 17:46:16
123話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスに続いて、ジャスティスマン、ガンマン、サイコマンも駆けつける。
悪魔超人側はバッファローマンとブロックホールも合流。
ザ・ニンジャがサイコマンに襲いかかるが返り討ちに遭い、ブラックホールが病院へと連れて行く。
こうして戦える状態の超人たちが出揃うことになった。



完璧の塔やサグラダ・ファミリアを守っているかと思った完璧超人たちも合流。
これまで真相を聞かされていなかったことに不満そうなネメシス、わざわざ念押しをされるジャスティスマンと
まだ完璧超人側にも語るべき所は残っています。

完璧超人はいい人から順に消えていくという現象がありますが、
サイコマンはそれを「甘い考えで動く者から」と評します。
そう言われれば確かに返す言葉もなく、サイコマンはサイコマンなりに正しい事を言っています。
「本来は善良であったザ・マンに道を踏み外させた諸悪の元凶」のような扱われ方にならなければいいのですが。

悪魔超人からザ・ニンジャとブラックホールが戦線離脱し、残ったのは悪魔将軍、サンシャイン、バッファローマン。
完璧超人は武道、ネメシス、サイコマン、ジャスティスマン、ガンマン。
正義超人はキン肉マン、テリーマン、ウォーズマン、ラーメンマン、ブロッケンJr.。
全部で13人。トーナメントをやるにしてもタッグをやるにしても数が合いません。
戦闘態勢に入ったシルバーマンも後でやってくるのでしょうが、どのような形式で試合を始めるのでしょうか……。
なんにしろ、ブロッケンJr.が戦う姿勢を見せてくれているのが嬉しいです。

サイコマンがサグラダ・ファミリアから離れたのですが、
そこにシルバーマンなり、超人墓場で囚われていたが脱出したネプチューンマンがやってきて
隠されていた秘密を解明するという展開なのでしょうか。


[No.811] 2015/03/23(Mon) 18:41:22
124話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

委員長は試合の裁定を申し出て、悪魔将軍、武道もそれを認める。
許されざる世界樹にリングが出現し、サイコマン、ジャスティスマン、ネメシス、ガンマンがリングに降り立つ。



ようやく会場まで出揃いました。
対戦するのは、完璧超人側は武道を除いた4名。
正義超人、悪魔超人は誰が出るのでしょうか。
悪魔将軍は「自分は最後に」と構えているのではなく、すぐに出て行っても不思議ではありませんし、
キン肉マンやテリーマンも長らく試合がありません。

「大物を出す前にまず脇役から小手調べを」というのは前回ザ・ニンジャがやって否定されてしまったので
キン肉マン、悪魔将軍、バッファローマン、ウォーズマンで一気に攻め込むのか。
それともバッファローマン、サンシャイン、ラーメンマン、ブロッケンJr.たちが行って全員やられ
その後にキン肉マン、テリーマン、悪魔将軍、ウォーズマンで決戦を挑むのか。

展開としては正義・悪魔が勝たなくてはいけないし、実力から見ると完璧超人は誰にも負けない。
正義・悪魔側がどんどん負けないとネプチューンマン、キン肉アタル、シルバーマンらの入る枠が無い。
なかなか予想が難しいところです。

ロビンマスクから後を託されたウォーズマン、スニゲーターから師匠越えを命じられたバッファローマン、
コンプリート・コンクリートで強化されたサンシャインは試合の機会があると思っていますが、
4人目として「ザ・ニンジャの敵討ちに」とブロッケンがサイコマンに挑んでしまうと勝ち目がありません。
ブロッケンがやられてラーメンマンが乗り出すという展開が目に見えます。
先にラーメンマンがやられて「ラーメンマンを倒した相手をブロッケンが倒す」という流れになって欲しいものです。
それも「ラーメンマンが見いだしてくれた突破口のおかげで」とか余計な話は入れないで。


完璧超人たちは、相手は下等だと断じておきながら勝負の裁決は委員長たちに任せるし、
外では武道に手出しをさせないと口約束で大事な護衛の任務を一時離れてしまう。
しかも、その約束事を申し出るのはリングに入った後なのです。
超人たちの信義を重んじる姿勢は相手が下等超人であっても変わらないし、あのサイコマンですら約束を信じる。
これは「お約束だから」で流さないで欲しい、重要なシーンだと思うのです。


[No.812] 2015/04/06(Mon) 18:52:11
125話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

リングで待ち受ける完璧超人たちに対して、サイコマンにはブロッケンJr.、ガンマンにはバッファローマン、
ネメシスにはラーメンマン、ジャスティスマンにはテリーマンが挑むことに。
それぞれリングに上がり、試合のゴングを待つ。



戦う相手が出揃いました。
戦力だけ見ればどの試合も勝ち目が無い。

「作品展開の事情でこうなるはずだ」という、予想としては寂しいものになってしまいます。
たとえば「ガンマンはもう戦わせる意味は無いから負けるだろう」「サイコマンやネメシスは今後も出番があるから勝つだろう」と。
キン肉マン、ウォーズマン、悪魔将軍、サンシャインの正義2人・悪魔2人で決戦を挑むために
まずは不要なキャラクターを消しにかかった。
今回出撃した超人はさっさと負けてくれないとシルバーマンやネプチューンマンの出番が無くなってしまう。
今回でまずガンマンが消えて、次はネメシスとウォーズマン、サイコマンとネプチューンマン、ジャスティスマンとシルバーマンで
シルバーマンのみ引き分けでジャスティスマンが納得して戦線から離脱、
その次はキン肉マンとネメシス、悪魔将軍とサイコマンで、キン肉マンと悪魔将軍が勝利、
さらに次は悪魔将軍と超人閻魔で悪魔将軍が負け、
最後にキン肉マンと超人閻魔で決戦……という感じの流れはとても嫌です。

ブロッケンJr.が勝つのがまず不可能な相手に行かされるのが凄く残念です。
せっかく勝ったのだから勝ったまま終わって欲しかった。もしくは、ガンマンあたりに勝たせて欲しかった。
「プリズマンにはなんとか食らいついて行けたけど、時間超人には勝てない善戦超人」が
「クラッシュマンには勝てたけど、サイコマンには勝てない善戦超人」になるだけです。何も変わらない。
そして「そう言えばクラッシュマンの時もラーメンマンに助けてもらわなかったら負けていたし……」という事になる。
結局、血気盛んで未熟な若手というポジションを変えてもらえることはないのでしょうか。

同じく、「タッグ戦だけでシングルでは駄目」「引き分け男」のテリーマンはジャスティスマンを相手に引き分けでは駄目なのです。
それではまた「引き分け男」のままになってしまう。
テリーマンでは明らかに技量・技術が届かない相手なのですが、そもそもジャスティスマンとまともに立ち向かえる超人は
悪魔将軍かシルバーマンぐらいしかいない。
技術ではなく根性で立ち向かい、理論ではなく熱意で説得するしかない相手なのです。
そうした状況では、キン肉マン以外ならテリーマンが行くのが最も可能性がある。
ここで「根性で引き分けにして、ジャスティスマンも有罪/無罪の判決は保留。この戦いを最後まで見守る」にならず、
テリーマンがきっちりとKO勝ちを収めてくれればいいのですが……。

ラーメンマンがネメシスに行くのは、理由も突然出てきたもので、明らかにウォーズマンの前座。
マーベラスとの試合があまりに説教臭くて上から目線で嫌だったので、
もっと上から目線のネメシスに叩きのめされるところは見てみたいとは思いますが、
そんな「キン肉万太郎が負けるとこを見れて嬉しい」みたいな事を言われるようなキャラでは無かったはずなのに。
ジャスティスマンとの縁は完全になくなってしまったようです。
ネメシスが悪魔将軍に軽くあしらわれて株を落としてしまっているので、下手に名勝負などにせず、
一気にラーメンマンを粉砕して強さを見せつけてもらいたいものです。
できればラーメンマンの敗北に奮起してブロッケンJr.が逆転勝利とか。

ガンマンとネメシスのリングが近い位置にありますが、またリングが崩れて2000万パワーズをやるのでしょうか。
その場合、完璧超人はネメシスとガンマン。全く関連性の見えないタッグです。


とにかく「今後の展開はこうなるだろうから、この試合の勝敗は……」という予想しか出てこない、寂しい前座試合ばかり。
それが覆ることはあるのでしょうか。

ブロッケンJr.対サイコマン : ブロッケンJr.勝利
テリーマン対ジャスティスマン : テリーマン勝利(引き分けは駄目)
ラーメンマン対ネメシス : ネメシス勝利(名勝負は駄目、圧勝のみ)
バッファローマン対ガンマン : ガンマン勝利

というのを希望します。
その後はネメシス対ウォーズマン、サンシャイン対ガンマン、超人閻魔対キン肉マンでいいので。


[No.813] 2015/04/13(Mon) 18:32:11
126話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

テリーマンはジャスティスマンの天秤にグローブを載せ、審判を受ける。
試合開始のゴングが鳴った。バッファローマンはガンマンと激しくぶつかり合う。



まず注目されたのはバッファローマンとガンマン。正義・悪魔連合軍にとっては最も勝率が高いカードです。
ネメシス対ラーメンマン、ジャスティスマン対テリーマン、サイコマン対ブロッケンJr.と、先に進むにつれて勝ち目が無くなっていきます。

委員長の用意した正義超人用の席が実にひどい。こうした対応は昔から相変わらずで、なによりです。
チケット販売から客が集まるまでの手際が良すぎますね。
しかし、一番ひどいのはパイプ椅子さえ用意されていないサンシャインなのかも。

バッファローマンとガンマンの真っ向対決は実にいい感じです。
ビッグ・タスクに怯えて逃げ回るとか、威力ではビッグ・タスクの方が上なのでまともにぶつかったら破壊されてしまうとかではなく
こうしたいい勝負が見られると楽しいですね。
しかしバッファローマンは角の先端部で一番攻撃に適した位置、ガンマンは角の根元で攻撃に不向きな位置。
エルクホルンを変化させて掴みに行くのも当然の展開です。

真っ向から引けを取らないバッファローマン、応用を見せて先手を取ったガンマン、どちらも持ち味を出していい出だしになりました。
この勝負は楽しく見られそうです。


[No.814] 2015/04/20(Mon) 18:14:46
127話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンとガンマンの激突は、ガンマンが一段上の力を示す。
バッファローマンはスニゲーターへの思いを語るが、ガンマンは倒した者の事は気にとめていない。
からかうようなガンマンの態度にバッファローマンは怒りを爆発させ、長く延ばしたロングホーンで一撃を加える。



ガンマンは意外に表情豊かで、相手を小馬鹿にする態度も面白いキャラです。
これがサイコマンが相手だとからかわれる石頭になってしまうあたり、多様な人物関係ですね。

ガンマンの言葉は「都合の悪い事は忘れよ」と言ったサンシャインの台詞の裏返しですが、
同じような台詞でも味方陣営が言えば正当化され、敵陣営が言うと駄目ということになってしまうのでしょうか。
どれほど言ってる事が無茶苦茶でも勝ってしまえば正当化されていくというストーリーはキン肉マン二世で辟易しましたが
今度はそうなって欲しくないものです。

ガンマンは真眼によって相手の動きを見定めて先に動いたり、透明化や瞬間移動にも思える回避力があったはずですが
ロングホーンをまともに受けてしまったのは残念です。真眼の効果は変身解除だけになってしまったのでしょうか。
2週間後の更新で、「当たったと思われたガンマンの姿が突然消えて回避していた」ということになって欲しいです。

それでも、「バッファローマンの1000万パワーはサタンからもらったもの。本来の100万パワーに戻す」というのはやって欲しいです。
その上でバッファローマンが自身の本当の100万パワーだけで食い下がり、友情パワーをもって逆転する。
その友情パワーは真眼でも打ち消せない「真実のパワー」なのだと示して。


[No.815] 2015/04/27(Mon) 23:19:54
128話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンはさらに猛攻を掛け、デビルシャークでガンマンを襲うが、ガンマンの反撃を受けてしまう。
ガンマンはバッファローマンに真眼を浴びせるが、そこで何かに気づき、怒りを露わにする。



今回のアクションシーンは迫力があり、見応えのあるものでした。巨漢同士のパワー対決は実にいい。
サンシャインとシングマンの時にこう思わなかったのは、彼らが器物だったからなのでしょうか。

期待していた「真眼でロングホーンを回避」はやってくれませんでした。
あの瞬間移動みたいな回避能力はもうできなくなってしまったようです。
一応先読みはしているのですけど、その時ガンマンは目を閉じていて、真眼の特殊能力ではなく
長い戦闘経験で培った洞察力という感じです。

ガンマンが怒った理由は、
「実は8000万パワー以上まで潜在能力があるじゃないか、仇討ちとか言っておきながら手を抜くとはけしからん」なのか
「本当の力は100万パワーではないか、1000万パワーと言っているが偽物の力に過ぎん」ということなのか。
いずれにしても、ここからバッファローマンの真価が現れてきそうです。
設定が消えたのか残っているのか分からない「大魔王サタンと契約した」という話が、きちんと描かれるといいのですが……。


[No.816] 2015/05/11(Mon) 20:26:12
129話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ガンマンはバッファローマンが実力の半分も出していないと憤り、バッファローマンを圧倒する。
キン肉マン達はバッファローマンの隠したままの力に気づき、激励を送る。
悪魔将軍はバッファローマンに、キン肉マンよりも先に神をも超える力を手に入れろと命じる。



今回は話が長くて、繋ぎの回でした。今週を読み飛ばして来週の話を読んでも繋がると思います。
いくら悪魔将軍の台詞に重みを持たせたかったからと言っても、これは内容が無さすぎます。
完璧超人を倒した後に、悪魔超人が覇権を握るべく正義超人に襲いかかるという事をやるはずもないのですし。


[No.817] 2015/05/18(Mon) 17:27:04
130話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

バッファローマンは悪魔将軍の言葉に奮起し、全力を出してガンマンに立ち向かう。
ガンマンはバッファローマンの力を認めつつも、さらに上回る力で圧倒。ハリケーンミキサーを受け止め、ロングホーンを叩き折る。



これまで、悪魔六騎士でも完璧超人始祖と真っ向から渡り合えたのはサンシャインだけでした。
勝利してきたザ・ニンジャやジャンクマンも圧倒された末にいい展開になってくれたために運良く勝てたぐらいで、
パワーでは押し合ったサンシャインもシングマンの防御力にはまともなダメージを与えられず。
パワーでは完全に圧倒されていたのですが、ついに始祖とまともにぶつかれるパワーが発動。
しかし、全力を尽くしたバッファローマンですら押し切られてしまいます。
ごく単純なパワー型なのですが、ガンマンの底知れない強さは凄まじい。マンモスマンでも正面からやられそうです。
悪魔将軍が相手だったので強さを見せられなかったミラージュマンやアビスマンも、
六騎士と戦っていれば凄まじい強さを見せられたんだろうなあと思うと残念になってきます。

ロングホーンを折られたバッファローマンは体の光が消えてしまったように見えますが、もはやここまででしょうか。
それとも、もう一段上の力が秘められているのでしょうか。


[No.818] 2015/05/25(Mon) 20:05:19
131話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ガンマンは底知れぬ強さでバッファローマンを圧倒する。バッファローマンはなおも立ち上がり、ガンマンに挑む。
ガンマンはバッファローマンの真正直な戦いに好感を抱き、さらにパワーを引き出す事を求める。
そんなガンマンに、バッファローマンは「なぜ真眼で超人閻魔を見ない」と疑問を呈する。



ガンマンの強さがこれまでにも増してクローズアップされ、そして人格的な好感度が高まってきました。
自分に及ばない者は見下すものの、いい勝負をしてくれる相手は讃える。自分が負けたらそれまでだという潔い態度。
実に熱い戦いになってきました。
許されざる世界樹の対戦カードが決まった時は「ガンマンだけ負け、他の始祖達は勝ち残る」なんて予想がよく見られたものですが
その最初の相手ですらこの強さ。残りの始祖達はさらに強いのでしょう。
ガンマンとの決着も、その後に控える対戦も、本当に楽しみです。
そして超人閻魔との関わりはどうなっていくのか。

自分の予想としては、
ガンマンがバッファローマンを倒し、バッファローマンは死亡。
「もしも悪魔将軍が超人墓場を破壊していなければ、この男は命の玉で生き返る事ができたのに」と激怒、
超人墓場のシステムの是非について深く会話していく。
下等超人から見所がある者は完璧超人へ、そして完璧・無量大数軍へと選抜し、永遠に生きられる超人として完成させる。
完璧・無量大数軍は完成したがゆえに負けたら自決しなければならないが、それ以前なら負けても生き返ることができる。
そのシステムの何が悪いというのか。
悪魔将軍はただ「悪い」と言うだけでその理由は説明されず、また完璧超人側の論理との摺り合わせもされていない。
そこをいつか掘り下げて欲しいものです。


[No.819] 2015/06/01(Mon) 19:02:20
132話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ガンマンは超人閻魔を真眼で見る事を拒否し、エルクホルン・テンペストでバッファローマンを襲う。
弾き飛ばされたバッファローマンはコーナーポストを利用してスピードを上げ、
新奥義ハリケーン・ギガブラスターでガンマンに挑む。
ガンマンはバッファローマンの背後に位置していた超人閻魔を視界に入れてしまい、対応が遅れ、
エルクホルンをコナゴナに粉砕される。



画竜点睛を欠くと言うか、水を差されてしまったと言うか……。
ここまで正々堂々、力と力の対決を描いてきたガンマンとバッファローマンの対決は「技のセットアップが遅い」で決まってしまいました。
キン肉マン二世でさんざんやってきた「敗れた側が、もしも全力でぶつかってきていたら勝敗は分からなかった」という演出。
優勢に戦いを進めていた強敵が突然心理状態にぐらつきを見せ、その隙を突かれて倒される場面。
それはいらなかったのです。
たとえ超人閻魔のことがあるにしろ、ガンマンとバッファローマンは両者とも全身全霊でぶつかるべきだった。
せめて最後の「技のセットアップが遅い」の台詞は削るべきだった。
ここまでやってきた名勝負だったのに、非常に残念です。

ガンマンが超人閻魔に対して言う「疑うこと自体が侮辱になる」という言葉ですが、作中で同じ扱いを受けている人物がいます。
何をしたいのかも分からないのに「全てはあの“お方”のために!」と言われていた人物。他ならぬ悪魔将軍です。
「将軍様があの男を見限ってしまった時点で」というのも、その判断基準はガンマンが過ごしてきた数億年の歳月よりも
悪魔将軍の判断の方が正しい事を前提にして述べています。
それは二世でさんざんやってきた「全く同じような筋の通らない理屈でも、万太郎がやれば正義になり、悪行超人がやれば悪になる」と何ら変わっていない。
もしもバッファローマンが同じように「全てはあの“お方”のために!」を否定されたら、どう反応するのでしょうか?

試合の前にサイコマンが言っていた「甘い考えの者から消えていく」というのも、
万太郎がヒカルドを悪行超人に追いやった時の理屈と全く同じです。
この漫画、悪魔将軍の登場以降から、急速に二世化していないでしょうか。
これまでずっと「先が楽しみです」と締めてきましたが、次からはもう「ここまで読んできたのだから」「ここまで感想を書いてきたのだから」と
惰性で読む事になるかも知れません。
まだネメシス、ジャスティスマン、サイコマン、超人閻魔と、魅力的なキャラクターは数多く残っているのですが
彼らも二世のように「こんな魅力的なキャラクターだったのに、どうしてこんな使い潰し方をしてしまうのか」という終わり方にならなければいいのですが……。

今後「超人閻魔が全部悪かった」という事にするために、(準決勝以降のスーパーフェニックスのように)
彼のキャラクターをどんどん下卑たものに変えられていくかもしれないという予想は実に陰鬱です。
回想シーンのザ・マンとしてだけではなく、現在のストロング・ザ・武道としても超人閻魔は実に魅力的な人物で、
相手が下等と言えども頑張った者には敬意を払う人でした。
彼が創り出した超人墓場というシステムが無ければジャンクマン、サンシャイン、スニゲーター、アトランティス、魔雲天、ペンタゴンらは戦列復帰していないでしょうし、
ジャスティスマンの言うとおり悪魔将軍のやっている事は超人閻魔の後追いに過ぎない。
違いはただ「全く同じような理屈でも、悪魔将軍がやれば正義になり、完璧超人がやれば悪になる」と作中で扱われているだけ。
そもそも本当に新しい世代の超人たちの時代が来るというのなら、それは新しい世代の超人たちが掴み取るべきものであって
悪魔将軍が出馬してはいけないのです。
それが、正義超人たちがまともにぶつかっていい相手では無いからと自身が出てきている時点で、悪魔将軍の言い分は矛盾しています。
せっかく素晴らしい勝負が繰り広げられている今回のシリーズですが、
「悪魔将軍というキン肉万太郎」が何もかもぶち壊しにしてしまったという評価で終わりそうなのが残念でなりません。

とりあえず、「ガンマンが超人閻魔の悪に気づいてしまって、それを覆い隠すために超人閻魔かサイコマンがガンマンを殺して水入りにする」という展開にならなかった事は良かったです。
今回はそれぐらいしか褒めるところがありませんでした。
技の名前は、まあ、「ブロッケンの帰還」よりはマシだったという事で……。


[No.820] 2015/06/08(Mon) 19:42:32
133話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ガンマンは硬い石のリングに頭から転落し、試合はバッファローマンの勝利で終わる。
倒れたガンマンは過去の思い出を懐かしみ、自分が嘘をついていたと言い残すが
その真意は最期まで告げず、バッファローマンを讃え、ダンベルを授けて息絶える。
次の戦いはテリーマン対ジャスティスマン。テリーマンはジャスティスマンに対していい動きを見せる。



初登場の顔の面白さから、突然の変身、下等超人を見下す強硬派の始祖から、強き相手を認める豪傑まで
様々な魅力を見せてくれたガンマンもここで退場です。素晴らしいキャラクターでありました。
謎のまま残した嘘とは「実は閻魔がおかしいと以前から気づいていたが、見ないふりをしていた」でなければいいのですが。

ジャスティスマンはアシュラマンとの戦いからすでに下等超人の実力を認めかけている気配なので、
テリーマンの試合も勝敗は分かりません。
できれば、「正義超人は昔からジャスティスマンのことを心正しき神として尊敬し信頼していた」と伝えて欲しいのですが
もう試合が盛り上がってしまっているので、手を止めて落ち着いた会話シーンは差し挟まない方が良さそうです。


[No.821] 2015/06/22(Mon) 20:45:56
134話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンはブロッケンJr.を圧倒しつつ、ガンマンの敗北を嘲う。
武道は静かに怒りを露わにする。
ラーメンマンとネメシスの戦いが激化する。
ネメシスは自身の出自を明らかにするが、その際に隙を作ってしまい、ラーメンマンに反撃される。


テリーマン対ジャスティスマンから場面が移り、それぞれの描写が出てきました。
武道は無言ながら、リアクションが描かれたことだけでも嬉しいです。

注目が集まったのはネメシス。
キン肉族のことについて語るという事と、ラーメンマンとの戦いを同時進行で行わねばなりません。
ラーメンマンのアクションは実にかっこいいのですが、またマーベラス戦のような論旨がおかしく説教じみた試合にならなければいいのですが。
せっかくネメシスというキャラを出したのですから、二世でのヒカルドやアシュラマンのように
信じていたものを突き崩されて揺らいでいくような描写はやめてもらいたいものです。


[No.822] 2015/06/29(Mon) 19:44:05
135話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスは自身の正体を告白する。彼はキン肉マンの祖父・キン肉タツノリの弟であり、
あまりの才能のため幽閉され、その存在を抹殺されてしまったのだった。



ネメシスの出自は、想像していたよりもグレードが低いもので残念です。
これでは「ぐれたままのキン肉アタル」に過ぎません。
素行不良の家出から見事に立ち直ったキン肉アタルを見ているだけに、
ただ恨み辛みで生きてきただけのネメシスを見ると惨めなだけにしか思えません。
「高潔な頃の初期フェニックスを再現した真の強敵」とか「キン肉族三大奥義を考案した偉大な先人」とかでもなく、
不老不死の完璧無量大数軍なのだから数万年単位で生きてきたのかと思ったら祖父の世代。

投獄された経緯というのも平凡な話で、
これもおそらく「実力を恐れられた」というのはネメシスの勝手な思い込みと自信過剰によるもので
周りのキン肉族は何も悪い事はしておらず、むしろネメシスの人格に問題があり、
「強いネメシスではなく、心正しいタツノリが選ばれた」という真相が明かされるのでしょう。
後継者の座にふさわしい者は強き者ではなく正しき者、なんていうのはありふれた展開で、
これでは「キン肉族における魔鬼幽利偉・叉焼男」でしかありません。
ラーメンマンにとっては、そんなのは何十年も前に倒してきたような相手です。
マーベラスよりも格下に見えるかも知れません。
「品位、人格、実力、どれをとってもキン肉星大王にしてもおかしくない男だった。
しかし、ただ一つの欠点は、心が貧しすぎたことだ」
そう評されたマリポーサは王位争奪編の一回戦で消えています。
ここまでシリーズを盛り上げてきたのに、フェニックスの上位互換、夢の「かっこいい頃のフェニックス」だと思っていたら
マリポーサと同等でしか無かったとは……。

正直言って、もうネメシスが勝ちそうな理由は
「ラーメンマンの後にウォーズマンが出番を待っているから」以外には存在しないのではと思えてきました。
ラーメンマンに説教されて心を折られて実力でも負けて完全に存在意義を失うところが見えます。
むしろネメシスがキン肉マンと戦う理由が無い。
「キン肉族も悪い事をしていた」
「正義超人も、自分たちの手に負えない力を潰そうとしていた(その件で超人閻魔を非難できなくなる)」
「友情パワーなどは、自分たちの身内だけに与えるものであって、利己主義・依怙贔屓に過ぎない
 (個人の強さを追求する完璧超人の方が公平・公正な主義主張である)」
という論理展開になるはずがないからです。
それは全部ネメシスの曲解か自分勝手な解釈、論理の捻じ曲げによる独善的な自己正当化にすぎず、
キン肉族やキン肉タツノリは清く正しい正義超人だったのだ、という設定が後で披露されるのでしょうから。
せいぜい、「そう思い込んでいたのはサイコマンに騙されていたからだ」なんてフォローが入るぐらいではないでしょうか。

ガンマンの負け方もそうでしたが、本当に偉大な、強大な敵であって欲しかったのに、一気に落胆してしまいました。
悪魔将軍に軽くのされた時よりも今回の方がショックが大きいです。


[No.823] 2015/07/06(Mon) 17:47:10
136話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはキン肉族を捨てた経緯を語る。
兄・キン肉タツノリは高潔な人物だったが、王と言えどもネメシスの処刑を止める力は持っていなかった。
タツノリは別れの際に慈悲の心の重要性を教えるが、ネメシスはもはや慈悲は無いと返す。
牢を脱走したネメシスは「聖なる完璧の山」を目指した。
番人であるミラージュマンはネメシスに試練を課し、ネメシスはシルバーマンの防御法を見せる。



前回の展開で悲嘆しましたが、今回は一気に評価逆転。

まず、ネメシスはタツノリ個人への憎しみは持っていなかったこと。
「わが兄タツノリ自身は非常に気のいい高潔な男であったのだ」と語るコマの表情は和らいでおり、
他者の前で兄を褒めることができるのが嬉しそうに見えます。
キン肉族という集団の堕落、正義超人という思想集団の矛盾と欺瞞に異議を唱えてはいますが、
その源泉にあるのが個人的な憎しみでは無いということで安心しました。
キン肉族を更地にするのが自分の存在意義とまで語るのですが、完璧超人となってから、
たとえば真弓の代で積極的にキン肉族抹殺に動いてきたわけでもなさそうです。

キン肉タツノリが死んだ時、ネメシスはどうしていたのでしょうか。
キン肉族を襲撃した敵は誰だったのか。
すでに年老いていたタツノリが戦わなければならなかった理由は何だったのか。
(真弓が成人しているのなら、超人オリンピック優勝者である真弓が先頭に立っているはず)
「唯一尊敬していた兄タツノリが、年老いていたのに勝ち目の無い戦場に一人で取り残され、
肉のカーテンで耐えるものの力尽きて死んだ」という展開であるなら、それを超人墓場で知った体験こそ
ネメシスが「この世の地獄を全て見てきたような」という心持ちになってしまった原因かも知れません。
また、逆に、タツノリを包囲襲撃したのはキン肉族殲滅を企図した完璧超人たちで、
不老不死となったネメシスが年老いていくタツノリにとどめをさしたという話になるかも知れません。
このあたりが描写されるかどうかもまだ分かりませんが、興味深い部分です。
敵に包囲されてしまったために肉のカーテンが敗れる場面を見て
「背後に回られてしまったときのためにアビスガーディアンが必要なのだなあ」と考えるとか……。

若い頃のタツノリの顔は、老人時代の顔をもとにデザインしなければならないので、お世辞にもかっこいい造形とは言えません。
しかし、美形キャラでなくても、言動によって深みを持つ魅力ある人物に描くことができるのだという好例で、
顔がまずいのもかえって好印象になるほどです。

タツノリの語る「キン肉族の力の源泉は慈悲にある」という言葉は、
彼を縛り、弟を排除しようとする元老院たちには該当しそうにありません。
それは「超人など生かしておいてもどうせ悪い事をするに決まっている」と抹殺を決めた神々の姿と同じであり、
また、現在下等超人抹殺に動いている完璧超人にも、超人閻魔を滅ぼそうとしている悪魔超人にも言えることです。
タツノリの言葉は現在の各陣営に届くのか。
また、タツノリが在位中に政治改革が断行され、もう弟のような悲劇を生まぬ社会にする事はできたのか。
(フェニックスの生い立ちを考えると、真弓の治世下では上手く行ってないようですが……)
正義・悪魔・完璧・神々のどこを見ても、タツノリの言葉が現実になっているとは言えない状況です。
これを物語の中で提示しておいて、最終的な結論に結びつけるのでしょうか……。

回想シーンで再登場したミラージュマンは完璧超人始祖の威厳十分。
カレイドスコープドリラーの恐るべき破壊力も描写され、そこらの超人が喰らったら即死するという恐怖があります。
悪魔将軍との会話では穏和で互いの立場を慮る様子でありましたが、今回は峻厳な門番としての立場。
超人墓場を訪れた下等超人たちを容赦なく殺している姿は、ミラージュマンも堂々たる始祖の一人であるという貫禄を見せてくれました。
対戦前に相手の名前すら聞いていないという事が、ガンマンと同じく「下等超人の名前など覚えていなくていい」という姿勢のようです。
それに対して肉のカーテンで耐えるネメシス。
キン肉マンの肉のカーテンは超人硬度4.5でしたが、ネメシスはこの時点で硬度10なのでしょう。
ミラージュマン、ネメシス、両者が実にかっこいい。
どちらも悪魔将軍との戦いでは魅力半減でしたが、これで一気に盛り返してくれました。


[No.824] 2015/07/13(Mon) 18:56:33
137話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはミラージュマンに認められ、完璧超人へと変貌を遂げ、シルバーマンについて教えられた。
ネメシスの話を聞いてキン肉マンはショックを受けるが、ラーメンマンはキン肉マンに救われたと慰める。
かつてラーメンマンも完璧超人への道を志したことがあったのだ。



ネメシスを迎え入れた時に「家族」と語るミラージュマン。
戦いに感情を差し挟まぬよう心がける完璧超人も心根は熱く優しい者たちが多く、
敗者に厳しくとも仲間たちには温かい。
この完璧超人たちの描写を見ていると、「なぜ完璧超人では駄目なのか」というのが全く伝わってきません。
彼らは彼らでより良いものを目指している。
また、逆に、完璧超人たちの行動からも「なぜ正義超人では駄目なのか」が分かりません。
どちらも真相を語らないまま、戦いが激化しているという感じになっています。

完璧超人入りを目指していたというラーメンマン。
マーベラス戦であまりにもテンションを下げてくれましたが、今回もまたやってくれました。
完璧超人入りするというのは「かわいそう」という発想です。
それが、力量が正当に評価されず、かえって虐待を受けた事、
そうした時代に生まれついてしまった事についてならいいのですが……。
自分を指して幸せだと言うのは、いいのです。
キン肉マンのような人物と同じ時代に生まれ、友情を育み、共に人生を歩むことができるというのは、まさに幸せな事です。
しかし、ネメシスが完璧超人入りしたのは、ラーメンマンがキン肉マンと出会ったのと同じように
キン肉星という不遇な環境から抜け出し、ようやくネメシスの力を評価してくれる者たちに出会い、
自分が納得できる人生を歩むことができるというのは、幸せな事だと思うのです。

むしろ、「正義の魂を殺され、転生を余儀なくされたかわいそうな超人」というのは、ヒカルドについて言うべきではないでしょうか。
いつか二世が再開するのであれば、ヒカルドやセイウチンに対して万太郎が行った仕打ちこそ
「キン肉王家の闇」として糾弾されるべきだと思います。


[No.825] 2015/07/27(Mon) 20:27:51
138話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ラーメンマンはキン肉マンと出会う前、超人オリンピックに優勝したら完璧超人になるつもりでいた。
しかしキン肉マンに敗れ、その強さを研究し、火事場のクソ力について理解したことで正義超人であり続けることを選んだのだ。
ラーメンマンとネメシスの戦いが再開し、両者互角の攻防から、ラーメンマンがキャメル・クラッチを決める。



ラーメンマンの語る過去は意外と穏当なものでした。
回想で倒している対戦相手の中にチューチャイっぽい人がいたのも偶然の一致でしょう。
もう過去を闘将!拉麺男に関連させる事は無いようで、少し淋しくはあるのですが。

今回の話は、マーベラス戦での印象があまりに芳しくないためにテコ入れとして持ってきたのではなく、
最初から用意されていたのではないかと思えます。
ラーメンマンという人物がどういうバックボーンがあって発言しているのか、
全体像を知ってから読み返すとまた印象が異なるのでしょう。
それでも言動が上から目線で鼻につくところは変わっていないのですが。

これは悪魔将軍と超人閻魔についても同じことで、今のように読み進めている途中でその時々の感想を言うのではなく、
全話完結してからあらためて読み直してみるべきなのかもしれません。
おそらく自分の望んでいる結末とは違う方向に行きそうだというのは悲しいのですが……。

ネメシスとラーメンマンの勝負は互角の展開。ロビンマスクは押されていたのに。
いい勝負なのですけど、正直言って物足りません。
ネメシスはもっと強いと思っていたのに、悪魔将軍にやられてからどうもぱっとしません。
ネメシスを見せてもらいたい試合なのにラーメンマンばかり見せられているような……。
そう言えば、マーベラスの時もアクションシーンだけは良かったような気がします。


[No.826] 2015/08/03(Mon) 19:23:25
139話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはキャメル・クラッチから脱出し、ネメシスドライバーで逆転する。
ラーメンマンはなんとか生き延びるが、さらに追撃を受け、脱出のために頭の傷を抉って流血させ、値を目潰しにする。
脱出には成功したが、ラーメンマンの流血は止まらない。



今回はネメシスが力量を見せてくれました。
やはりこれぐらいの実力の差は見せつけて欲しいところです。
正義超人はとりあえずやられてからが本領発揮なので、完璧超人が互角ではまずい。

ラーメンマンの頭の傷を自ら利用するのは上手い着眼点だと思います。
いつになっても治りきらない弱点のままであるよりも、
ウォーズマンが丁寧に話を割いてひとつひとつこれまでの失態を取り返していったように、
ラーメンマンも頭の傷のことをきちんと処理してしまった方がいいです。
また「この傷のために負けた」にならなければいいのですが……。

ラーメンマンの会話はだいたい相手と噛み合っていません。
ネメシスが言いたかったのは「脱出方法としては良くない」という事であって、
「脱出せずにそのままやられていろ」ではないと思うのですが。
実は相手と向き合わず、相手との会話はしておらず、自分が思ったことを勝手に言っているだけ。
それで最終的に「ラーメンマンの言ったことは全部正しかった」になってしまっては、読んでいる方にストレスが溜まるだけです。


[No.827] 2015/08/10(Mon) 18:58:38
140話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはさらに猛攻を加え、<完肉>バトルシップ・シンクでとどめを刺しにかかる。
キン肉マンの声援を受け、モンゴルマンと化してーたラーメンマンはバトルシップ・シンクから脱出。
さらにネメシスに攻勢をかけると、九龍城落地で勝負をかける。



バトルシップ・シンクのモーションが、ただ相手を捕まえて自由落下という感じの形ではなく、
相手を投げつけるような姿になってくれて迫力が増してくれました。
これはいい改良です。

しかし、それでも相手の手足を封じているわけでもなく、殺傷力もネメシスドライバーの方が凄そうだという事が
もともと気に入っていなかったので、ここで破られてくれるのは有り難いです。
決め技はマッスル・スパークか、三大奥義全てを使用できるという事でいいのですし。


闘将、メシア、モンゴルマンと持ちネタの全てを一気に解放してきたラーメンマン。
ネメシスに勝ったとしてもこのシリーズでの戦いはこの試合まででしょうから、まさに総決算です。
おそらく九龍城落地で決まることは無いのでしょう。
これを破られてから新必殺技で勝つか、それともネメシスが勝つのか。


[No.828] 2015/08/24(Mon) 20:26:51
141話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスは自害していった無量大数軍の仲間たちを思い起こし、九龍城落地に耐え抜く。
ラーメンマンはそれをネメシスの正義の魂の復活と指摘。
ネメシスは怒り、力を使い尽くしたラーメンマンにマッスル・スパークを決める。



九龍城落地は両手をロックしていないので技術で回避してしまうと思っていたのですが、
まさか根性で耐えるとは思っていませんでした。
ネメシスドライバーもそうですが、一見がら空きの技のほうが脱出されにくいのかも……?

キン肉マンやラーメンマンが指摘したとおり、ネメシスに宿った力は友情パワーそのもの。
破れていった完璧超人はただ力が無かっただけだとされていたのに、
「死んでいった同志たちが」と慮られるのはネメシスにとって大きな変化です。

ラーメンマンとの戦いはこれで終わるのでしょうが、友情パワーを身につけた完璧超人というものがどうなるのか。
ネプチューンマンのように、他陣営の超人たちとの協調まで視野に入れるのか。
他の属性の超人とは相容れなくとも、完璧超人の仲間たちとの絆から得られる力は認めるのか。
それとも、完璧超人としては不適格として放逐されたり、自分は正義超人なのだと言い出すのか。

完璧超人陣営が壊滅した後にネメシスが再興を目指すという筋書きになっても面白そうです。
また、このまま悪魔将軍が超人閻魔との戦いで戦死したり、ダンベルを揃えて消滅したら悪魔超人はどうなるのか。
次期リーダーとなるはずのアシュラマンまで死んでいる状態では、まとめ役はサンシャインなのかバッファローマンなのか。
そのあたりがややこしくなってしまうので、全超人が友情パワーでまとまって正義超人となるのか。
戦いが終わったら全員生き返って仕切り直しになるのか。
この展開の続きが楽しみです。


[No.829] 2015/08/31(Mon) 18:12:30
142話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マッスル・スパークを受けたラーメンマンは死んでいなかった。
試合が終了したため、ネメシスはラーメンマンを殺さず正義超人陣営に向けて投げつける。
ラーメンマンは、ネメシスのマッスル・スパークはキン肉マンのものとは違うと告げる。
委員長はラーメンマンを病院に搬送させると、次の対戦はキン肉マンしかないと言う。



キン肉マンのものと並べて見比べると、確かにネメシスのマッスル・スパークは少しモーションが異なります。
しかし、ネメシス出奔後にキン肉族がマッスル・スパークにさらなる改良を加えていたという事ではないでしょう。
それができる機会があるのはタツノリと真弓だけで、タツノリはネメシスよりも格闘技の技術は低く
真弓は三大奥義を修得できなかったからです。

では、慈悲の心からなる火事場のクソ力が込められていたかどうか、なのでしょうか。
物語のキーポイントとなる部分であるだけに、こちらの方なのではないかと思います。

ネメシスの次の対戦相手はキン肉マンになりそうですが、ウォーズマンは誰と戦う事になるのでしょうか。
ロビンマスクから託された正義超人リーダーとしては負けられないところですが、
残っている完璧超人はストロング・ザ・武道、ジャスティスマン、サイコマンの三人。
誰と戦っても勝てそうにない気がします。
ストロング・ザ・武道はすぐに悪魔将軍と戦って欲しいですし、サイコマンはシルバーマンが来るのでしょう。
ジャスティスマンは、なんとかテリーマンに勝ってもらいたいところなのですが……。


[No.830] 2015/09/07(Mon) 21:26:53
143話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンはネメシス戦に向けて決意を固める。
テリーマンはジャスティスマンと攻防を繰り広げるが、その実力差は歴然。
テリーマンとジャスティスマンは互いに「正義」を主張する。



悪魔将軍やシルバーマンを除けば、おさらくジャスティスマンに対して勝機を見出せる唯一の超人、テリーマン。
ジャスティスマンに戦闘能力や策略で勝利する事はできず、
熱意や誠意を認めてもらうという形で退いてもらうしかないでしょう。
それを行う事ができる可能性はテリーマンが一番高く、もしテリーマンが敗れてしまったら、
ウォーズマンにしてもサンシャインにしてもテリーマン以上に強く訴えかけることはできないでしょう。

テリーマンの目的は「分かり合うこと」。
しかし、今回の内容ではテリーマン、ジャスティスマンともに残念な形でした。
両者とも相手を完全に否定し「正義は我にあり」しか言っていません。
分かり合うこと、というのは、「こちらが完全に正しく相手が完全に間違っていることを相手に分かってもらうこと」なのでしょうか?

ジャスティスマンは
「技術は下等と言えども、行いは正義を旨として地上の平和を守ってきたことは評価したい。
その点で悪魔超人よりはマシな存在だと言える。このまま技術を磨き、優秀な超人になる事を期待していた。
だが、火事場のクソ力/友情パワーと言う力を手に入れるという一線を超えてしまったことが問題なのだ」

テリーマンは
「正義超人は以前からジャスティスマンの存在を裁きの神として尊敬し、
彼の裁きに叶うような正しい超人でありたいと願って生きてきた。
友情パワーに何か悪いところがあるのなら、それを教えてくれ。どちらかの否定ではなく調和や前進のために」

ぐらいの話になってくれないものでしょうか。
正義超人と悪魔超人のように対極の勢力の争いなら両者が否定し合う展開でいいのですが、
完璧超人始祖との戦いは「より上位の正義に照らされた時、さらに己を厳しく律して、正義の名に恥じないところを見せる」
という流れになって欲しいものです。


[No.831] 2015/09/14(Mon) 20:50:02
144話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンは、自分を倒す事ができたら完璧超人の考えに不備があることを認めると歩み寄りを示す。
しかし戦いそのものは手を抜くことはなく真剣勝負。テリーマンの攻撃にも全くダメージを受ける様子が無い。
テリーマンはスピニング・トゥ・ホールドを決める。



ジャスティスマンは突然とんでもない事を言い出しました。
完璧超人の言い分について詳細に検討したことは無い、と。
これではもう正義超人と比べてどちらに理があるのかという話ではなく、完璧超人側が単独で不備があるか、
かつては正しかった事が変質していたり、時代の変化によって意味が変わってしまっていることを認めたようなもの。
ジャスティスマンの心境の変化はすでに訪れていて、あとは素直に頭を下げるきっかけを作って欲しいというだけなのです。
しかし、それは「同格のガンマンを倒す下等超人が現れたこと」や、
「完璧超人として認められたネメシスにも変化が見えていること」では駄目なのです。
あくまでも自分自身を、それも一切の妥協抜きで全力を尽くした自分を倒して欲しい。
それが数億年も一心に修行を続けてきた過去の自分への褒美として、心晴れやかに新しいものを認めるきっかけにできるだろうと。
あまりにも実力の差がありますが、このような気持ちの相手にテリーマンの闘志が通じないはずはありません。
もう、勝敗の流れはテリーマンの勝利で決まりでしょう。

その後、ジャスティスマンは裏切り者として超人閻魔やサイコマンに殺されて出番を終えるのではないかと、
心配することはそれだけです。


[No.832] 2015/09/28(Mon) 18:21:46
145話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

テリーマンは猛攻を仕掛けるが、ジャスティスマンはすぐに反撃してペースを掴ませない。
逆にジャスティスマンは必殺技ジャッジメントクラッシュを仕掛けていく。



今週は特に場面の進展は無し。
普段の状態では通用するはずもなく、友情パワーのオーラが出てからが本番なので軽く流したような感じです。
あと2回ぐらいこんな感じで進むのでしょう。

テリーマンが勢いを付けて攻撃しているのにジャスティスマンにダメージを与えた様子はなく、
ジャスティスマンが軽く動いているだけのように見えるのに石のリングに大きくひび割れが入る破壊力。
ガンマンのように迫力を表に出すタイプではなく、静かに戦う人ですが、
ジャスティスマンは知性、技巧、耐久性だけでなく強力もとんでもない強さである事が分かります。
とはいえ、やはり友情パワー発動まではテリーマンをKOすることは無いと分かりきっているので
もうしばらくは先を楽しみに待つだけですね。


[No.833] 2015/10/05(Mon) 19:34:09
146話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャッジメントクラッシュを受けたテリーマンは気合いを入れ直して立ち上がる。
しかし義足である左足が思うように動かず、さらに苦戦を強いられる。
義足を作成したバックランド爺はすでに亡くなっており、義足を修復する事はもうできないのだ。



ジャッジメントクラッシュで変色した両腕が、アシュラマン戦のように取れてしまうのではなく
そのまま復活してきたというのは、テリーマンが以前よりも格段に強化されている、
友情パワーの力の描写なのでしょう。

完璧のマスクが放った光で完治していたと思っていたテリーマンの左足がまだ義足であったというのは驚きでした。
この義足が外れてしまうことでジャッジメントペナルティのロックから逃れる事ができるのか、
それとも早期に壊れてしまい、ロボ超人であるウォーズマンが足を提供するとか、
かつてバッファローマンが両腕を貸してくれたようにアシュラマンの足が生えてくるのか。
悪魔将軍がジェネラル・ストーンで足を作ってダイヤモンドパワーとか、
サンシャインが悪魔霊術将軍復活で片足になってくれるとか、
いろんな予想ができます。

サンシャインがジャスティスマンの強さに反応しているのは、
試合前に「テリーマンがやられたら自分が行く」と言ってしまったからなのでしょうか……。
アシュラマンもテリーマンもかなわない、悪魔将軍さえ褒めるこの強さを前に、サンシャインは何を思うのか。

ほとんどの試合に無言であった悪魔将軍が反応を示してくれたのは嬉しいです。
悪魔将軍も超人閻魔も、もっとしゃべって欲しいです。
沈黙でキャラの重みを出そうとしているのでしょうけど……。

ジャスティスマンは「善良だったころのザ・マン」に比肩されるようになってきました。
まさに、彼の心を動かす事ができれば、完璧超人陣営とも良き関係性が得られるという希望です。
それだけに、試合後、正義超人の良さを認めたジャスティスマンを超人閻魔が殺すことで
「超人閻魔はかつての良き自分の分身を殺してしまった」という描写に使われてしまいそうで、心配です……。

細かい事ですが、スカル・ボーズの体の文字って「SUKALU」でしたっけ?「SUKARU」だったような……
と思って調べてみると、実は綴りは一定していなかったらしいです。

義足作成シーンが、なぜか刀鍛冶のようにハンマー打ち付けているというのが実にゆでらしい。
そう言えば、不死身胴白龍も拉麺男と同等の義手を作る時に同じようなことをやってました。
あれから全く変わらないのが素晴らしい。


[No.834] 2015/10/19(Mon) 20:48:30
147話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンはテリーマンの右足を攻め、テキサス・クローバーホールドも返してしまう。
そして負傷している左足を攻めないのは、万全の状態でもかなわないという完勝を示すためだと語り、
ジャッジメント・ツイストでテリーマンの左腕を痛めつける。
テリーマンはコーナーポストを引き抜き、腕の代わりとして竜巻地獄テキサス・ツイスターを繰り出して反撃する。



テリーマンの腕の負傷の描写はいったんやると見せてすぐ引っ込むのかと思いましたが、再び出して来ました。
これはしばらくテリーマンが押される描写が続いて、それから友情パワーが発動してから流れが変わるのでしょうか。

テキサス・ツイスターでどうにかなる相手でもなし、今回はただの途中経過という感じでした。
早く友情パワーが発動して欲しいです……。


[No.835] 2015/10/26(Mon) 19:51:38
148話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

テキサスツイスターが直撃してジャスティスマンを吹き飛ばす。
二度目は回避されるものの、それを目くらましにしてカーフ・ブランディングを決める。
しかしジャスティスマンの頭を破壊する事はできず、逆に両腕、右足を砕かれてしまう。
ジャスティスマンは意識を失ったテリーマンにジャッジメント・ペナルティをかける。



あまりにも強いジャスティスマン。まさに盤石そのものの強さです。
いろいろ理由はあるのですが、おそらくテリーマンが勝つだろうと思っています。
もう出せる技は出尽くしてしまったので、逆転は新必殺技で。


[No.836] 2015/11/02(Mon) 18:37:48
149話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

テリーマンはジャッジメントペナルティ脱出のため義足を外そうと試み、
技は受けたものの死には至らず、義足が外れただけに留まる。
さらに戦いを続けようと言うテリーマンに、ジャスティスマンは技から生還した者にさらに攻撃はしないと語る。
テリーマンの奮闘を認め、光のダンベルを渡して試合放棄した。



ジャスティスマンを戦闘能力で打ち負かす事は誰にもできないだろう、心の熱さを認めてもらうしかない、
それが最も適任なのはテリーマンである、という事は最初から分かっていました。

テリーマンが負けてしまったら、もうそれができるのはキン肉マンぐらいしかいません。
ウォーズマンでは無理でしょうし、キン肉アタルが来たとしても心に訴えかける熱さはテリーマンには及びません。
また、ジャスティスマンはそれぞれの主張の理非を計る人物として、正義超人が魂で勝たねばならない相手でした。
シングマンの時のように、サンシャインが行って不意打ちしたから勝てた、卑怯な手段で排除した、
それを「新しい時代だから古い者は去れ」で正当化していい相手ではない。
また、悪魔将軍が出て行っては、「新たな時代を作る」と言っているのに、
新たな時代の超人では勝てないから同じ完璧超人始祖が無理矢理排除するという形になってしまいます。
特に、悪魔将軍が育てた最強の悪魔であるアシュラマンが惨敗しているのが痛い。
ですから、ジャスティスマンはテリーマンとの戦いで決着するいうのはカードを組んだ時から予想はできていたのです。

その戦いの経過で、普通にありがちな「私を超えてみせろ」という心理描写が無く、
戦っている間に「正義超人の方が正しいのでは?」という迷いを見せる描写が無く、
ひたすら強い姿を見せてくれた事はこの試合を凡戦で終わらせない価値がありました。
「敵の強豪が戦いの最中ずっと迷い続ける描写が続き、
結局実力ではなく、迷っている間に不意打ちのような形で正義超人の必殺技を喰らって負ける」
というのはキン肉マン二世でやってきた駄目なパターンであるので、この展開はむしろ良かったと思います。
ジャスティスマンが「見事だ」と笑顔を見せる事はなかった。

ただ、それだけに、ジャスティスマンがKO負けを喫していないのにジャッジメントペナルティに耐えただけで認めてしまったのは
彼なりに理由があるとしても唐突ではなかったかとも思うのです。
試合中の言動からすれば、なんとかテリーマンが一撃を与えて「今の一撃なら認めてもいい」という形にするか、
ここでジャスティスマンというキャラを完全に使い切ってでも、
テリーマンに「あのジャスティスマンをKOしたんだ」という実績を与えてくれても良かったのではないか、と。

結果としては、ジャスティスマンは無敵のままで終わりました。
だからこそ、次回ジャスティスマンが武道にやられてしまうのではないかと心配です。
超人硬度10の頭は、<完武>兜砕きで叩き割るのに格好のアピールポイントになってしまうので……。

テリーマンの側も、「かつての心正しいザ・マンの代替」であるジャスティスマンに認められ、十分な戦績と言えるでしょう。
KO勝ちこそできませんでしたが、他に誰があそこまで食い下がれたでしょうか。
ネプチューンマンだとしても、マンモスマンだとしても、キン肉アタルだとしても、実力で倒す事は不可能であり
心で訴えかける力はテリーマンには及ばないのですから。

次回はジャスティスマンがきちんと武道に行動の釈明をし、悪魔将軍やサイコマンとも会話をして、
五体満足のまま退場して欲しいものです。


[No.837] 2015/11/09(Mon) 18:36:38
150話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンは、テリーマンの戦う魂が後世に引き継がれていく事は、
永遠に己を鍛え上げ続ける完璧超人とは違った形での「永遠」となるのではないかと語り、悪魔将軍と意思を固める。
武道とサイコマンは激怒。サイコマンがブロッケンJr.に猛攻を掛けていく。



ポーカーフェイスで挑発的な言辞を繰り返すキャラであったサイコマンの感情が大きく動き出しました。
無量大数軍として、自身と超人閻魔を他の始祖達から切り離して独自の行動を取っていた側近。
他の始祖達が皆「あやつ」であるかつてのザ・マンへの義理で動いていたのに対して、ただ一人「閻魔サン」である現在の超人閻魔の味方であること。
戦いを放棄してまで守りに行ったサグラダ・ファミリアの謎。
他の始祖達はただの戦闘要員に過ぎなかったのに対して、サイコマンは物語の鍵を握っています。

そのサイコマンと戦うブロッケンJr.は、できれば「他者に頼らない形での一勝」が欲しかったところですが、さすがにこれは相手が悪すぎる。
純粋な強さそのものも差がありますが、サイコマンにはまだ物語中の役割があり(ザ・マンを変貌させた元凶としてラスボスになるかも知れません)
戦えるキャラもウォーズマン、サンシャイン、そしてシルバーマンと大勢出番を待っています。
これではさすがにどうしようもないでしょう。
勝てはしないでしょうけど、戦いぶりはひたすら仲間との思い出頼みにはしないで欲しいです。
いつもラーメンマン、キン肉アタル、超人血盟軍の話をしていなければ一人で立ち上がる事もできない軟弱な超人ではなく。

ジャスティスマンの話は落としどころが見つかり、超人閻魔も怒り心頭ではあるものの激突は留保されました。
また、ジャスティスマンも「これから思索は新たな段階に」と語っているので、
閻魔の制裁を受けて死のうと考えているとか、ダンベルを渡して消滅しようという意図では無いようです。
このまま無事にシリーズを終えてくれる事を願っています。

しかし、ジャスティスマンのおかげで困った立場に追い込まれてしまったのがネメシス。
ジャスティスマンほどの人物が、数億年かけた思索の結果、ゴールドマンとも同じ結論に達した。
この時点で「完璧思想は間違っている」と物語中で結論が出てしまったようなもので、
もうネメシスは「私怨のために間違った思想にすがりついている駄々っ子」でしかなくなってしまったのです。
この話の落着点がどうなるのか、少し不安です。果たして、ネメシスは第二のスーパーフェニックスでしか無いのか。


[No.838] 2015/11/16(Mon) 18:33:58
151話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンはブロッケンJr.を格下と見下し、ほとんど相手にもしていなかったが、
ブロッケンは「巨握の掌」を逆に掴んで対抗。
サイコマンは本気を出して襲いかかるが、ブロッケンは新技「ゾーリンゲンの鈍色刃」で切り返す。



ブロッケンJr.、意外な善戦。こうして割と善戦したところを見せておいてマグネット・パワーを出されて負けるという展開でしょうか。
それだとまさに「善戦超人」そのものなのですが……。
時間超人の時のように、相手が特殊能力を出して来たら後は為す術も無しというのはやめてもらいたいものです。

サイコマン、バッファローマン、ブロッケンJr.三人の口を使って言う事になった
「尊敬する誰かの真似ではなく、ブロッケン自身の戦いを確立する」という言葉は実に嬉しいです。
本来ならこれはクラッシュマンの時にやっておくべきだった。
あそこでラーメンマンの横槍が入らず、ブロッケンも大きく成長したのだという描写になっていれば良かったのに。
誰かに支えられていることを強調し、ザ・ニンジャの試合では血盟軍ネタを押し、
本来血盟軍が嫌っていた「誰かの支え無しで一人で戦う事ができない軟弱な超人」になってしまっています。
ラーメンマンがネメシスにやられてこの場に居ない今こそ、ラーメンマンにもキン肉アタルにも超人血盟軍にも頼らない
ブロッケンJr.という一人の人物の強さを見せて欲しいのです。

今回の台詞は、究極タッグの時のセイウチンの台詞を彷彿とさせます。
これまで敵にやられるのが役目のようなポジションに収まり、万太郎からも洗濯超人とののしられてきたセイウチンが
ネプチューンマンに見出されて「この一撃で決別する、弱くくすぶり続けていた自分と」と叫ぶ、
あの瞬間は本当にカタルシスを覚えたものでした。
その後の展開は悲惨で、セイウチンは本当に洗濯超人に逆戻りでしたが。

ブロッケンはどうなってしまうのか。
サイコマンの素性やサグラダ・ファミリアの謎や超人閻魔の真意を聞き出すまでが役目で、
シルバーマンかキン肉アタルが助けに来るまでの時間稼ぎ、
マグネット・パワーを出されたら手も足も出ない「善戦超人」に収まるのか。
その善戦も、ラーメンマンやキン肉アタルの教えがなければ成し得ない、
「自力の努力だけではもっと弱い」と言われるような弟子・後背ポジションから脱却できないままなのか。

今回の台詞は、そうではないんだと言ってくれているようで、この先が不安ながらも楽しみです。
本当に頑張って欲しい。


[No.839] 2015/11/30(Mon) 18:37:13
152話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンJr.はさらにブレーメン・サンセットを決め、反撃のサンダー・サーベルを叩き割る活躍を見せる。
しかしサイコマンに両手の指を折られてしまい、完幻殺法スピア・ドレスで全身を傷つけられてダウンする。



やはり強いサイコマン。ブロッケンの倒れ方が酷く、白目を剥いているところから、
次回の冒頭で試合終了のゴングが鳴らされてても不思議ではなさそうな感じがします……。
テリーマンのように、軽く意識を失ったところで回想シーンとか、夢の中に誰か出てきて復活という流れでしょうか。

何度も書きますが、そこで「ラーメンマンやキン肉アタルに励まされ、自己のスタイル確立で生まれ変わるという話から
またしても後輩として先人達を追いかける立場に逆戻り」というのはやめてほしいです。
サンダー・サーベルを真っ向から打ち破るなど、強さというのはもう十分見せました。
勝てなくても玉砕してもいい、もう誰かの背を見るのはやめて欲しい。


[No.840] 2015/12/07(Mon) 21:08:09
ふと考えてみた事 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カラスマンの必殺技、完璧・玖式奥義 鴉の早贄刺しは、硬い石のリングを隆起させて突起物を作り、そこに串刺しにする技です。
つまりこの技はリングが石でできていないと実行することができない。
現代のマットで作られたリングでは使用できない技なのです。
はるかな古代に作られた技なのでそこは仕方が無いのですが、
完璧超人始祖たちは数億年の時代の変化の中で、石のリングしか使っていなかったのでしょうか。
コミックスを読み返して、完璧超人始祖が戦ったリングを調べてみました。


ミラージュマン
超人墓場入り口
石(25P 1コマ目で確認)

アビスマン
超人墓場内部 制裁のリング
マット(101P 4コマ目、大雪山落としで大きく歪んでいる。その後元に戻る)

ペインマン
超人墓場内部 「始祖の門」前闘技場
石(180P 3・4コマ目、ジャンクマンのトゲが刺さって抜けなくなる)

ガンマン
イタリア 「完璧の塔」前 不明
リングに叩き付ける機会が少なく、断定できない。古代に使用していた物なので石製?

サイコマン
スペイン サグラダ・ファミリア処刑リング
石(79P 2コマ目、80P 1コマ目 マットが歪むのではなく石にめり込んでいるよう)

シングマン
アメリカ 「完璧の巨像」掌上
石(35P 3コマ目)

カラスマン
日本 銀閣寺


ジャスティスマン
魔界
マット(140P 1コマ目) ※このリングは完璧超人始祖が作ったものでは無い


ジャスティスマンが戦ったリングは話から外すとして、やはりほとんどのリングは石で作られています。
しかしアビスマンと悪魔将軍が戦った超人墓場のリングは石ではなくマットで作られているようで、
超人墓場の中にも現在使われているリングが存在します。
もしもこのリングで戦ったとしたら、カラスマンはどんな戦い方をすることになったのでしょうか?
なにしろ修行に使える時間が数億年もあった完璧超人始祖ですから、
現代のリングに適した新必殺技を考案していたかも知れません。
鴉の早贄刺しを用いたのは、それを活用できる石のリングで戦っていたためなのでしょう。


[No.841] 2015/12/11(Fri) 01:27:39
153話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンはファントム・キャノンでブロッケンJr.を叩き付ける。
そしてシルバーマンが下界に降りていった理由を説明、完璧・拾式の奥義をブロッケンJr.に繰り出そうとする。
その時、天を割ってシルバーマンが現れた。



やはりブロッケンJr.では勝つ事はできず、シルバーマンが現れるという展開になりました。
ブロッケン個人の力量もあるのでしょうが、シルバーマンが戦う相手がいないという事情もあるので、これは仕方のない事だったのでしょう。

シルバーマンのデザインはキン肉族の戦闘コスチュームと、悪魔将軍の鎧の中間のような姿で、
どう見ても似合ってはいないのですが「こうなるのだろうな」という印象があります。


最近体調が優れず、感想はここまでにします。
いろいろ考えることはあるはずなのですが、頭が働かず……。


[No.842] 2015/12/14(Mon) 21:47:19
154話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

リング上にシルバーマンが降臨する。
サイコマンはシルバーマンとの話に集中するため、ブロッケンJr.を気絶させ試合を終える。
そしてサイコマンはシルバーマンに、彼のもたらした火事場のクソ力が問題になっていると指摘する。



やはりブロッケンの出番はここまで。
もう話の中にすら入っていけません。

シルバーマンの一人称が「僕」になっています。
公式の場では「私」で、親しい仲の間では「僕」になるのですね。

サイコマンはあくまでシルバーマンは完璧超人陣営の先兵として地上に行ったと考えているのですが、
これはサイコマンが一方的に語っているだけで、次回いきなり「いやそれは誤解なんだ」と言われても無理ではないような。

シルバーマンとしては、確かに最初はゴールドマンを説得に行ったのでしょうし、
ジャスティスマンの裁きにしても、斬り合う前に二人に超人墓場に戻るよう説得したことが語られています。
出て行ってしまった相手にも、まずは戻ってくれるように頼む。完璧超人は決して傲慢で横暴なだけではないことが分かります。

そして、シルバーマンの考えとしては地上によりよい超人たちを育て上げることで平和が訪れるのなら
その上に完璧超人始祖たちがいたとしても別に問題はなかったのでしょう。
サイコマンは自らが管理運営していて、正義超人はただの傀儡に過ぎないというつもりですが、
その実は地上を直接管理運営しているのはシルバーマンと正義超人なのです。
この完璧超人−正義超人の支配体制は数億年間機能し続けた。指導者たるシルバーマンがいなくなってしまった後でも、です。

ただ、実はそれが同床異夢であったことは否めません。

ザ・マンはもともと神でした。
超人界を正しく鍛え直すという願望も、「正しくなった超人を神々に見せてやりたい」という神の視点が元にあり、
[天上界で見守る神々]→[指導するザ・マン]→[完璧超人始祖]→[完璧超人たち]
という上下構造があった。
それがシルバーマンの正義超人指導と超人墓場システムを追加して、
[天上界で見守る神々]→[超人墓場から管理する超人閻魔]→[地上で指導するシルバーマン]→[正義超人たち]
という構造に変化しても、ザ・マンとしてはそれで良かった。

しかし、シルバーマンはもともと下界で誕生した超人です。
ザ・マンに鍛えられて強くなっていくと、その最終目的は「神々に安心してもらえる正しい超人」ではなく、
「神をも越えるパワー」になっていた。
超人は果たしてどこまで強くなれるのか。
それを想い願った時、下界生まれのシルバーマンには「神々からの視点」は無かった。

それが、ザ・マンから見れば神々への反逆であり、正義超人から見れば押しつけがましい支配になってしまう。
これはどちらも仕方が無い事では無いだろうかと思います。


さらに、この話にはまだ語られていないキーポイントがあります。
そのような「神をも越えるパワー」を持ち始め、実際に五大邪悪神が潰しに動き、神を撃破してしまった正義超人たちを
天上界の神々は認め、許しているのです。
これはザ・マンにとっては許せない裏切り行為でしょう。
神々はザ・マンが指導する完璧超人よりも、反逆しかねない正義超人に肩入れしているのです。
神々の方針転換はいつ、どのような形で、なぜ行われてしまったのでしょうか。
ストロング・ザ・武道の台詞で「神々は許せん」と言っていますし、
シングマンが「知らぬ事とは言え、神々と直接対話するようになり」という伏線を残しています。
このあたりがどう語られるのか、来年からも続きが楽しみです。


[No.843] 2015/12/23(Wed) 09:02:25
自作超人ランク (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

「超人閻魔帳」に記載されていたランキングは腑に落ちないところがありました。

ネメシスがペインマンよりも上にいるとは思えませんし、ミラージュマンだってそう弱くは無い。
ミラージュマンとアビスマンの間にランクの差があるのは仕方が無いとしても、
完璧超人始祖たちがポーラマンやターボメンと同等だとは思えないのです。

自分なりに考えてみると、始祖達はこのようなランク分けになります。
完璧超人始祖/上位:アビスマン、ガンマン、ジャスティスマン、サイコマン、(ゴールドマン、シルバーマン)
完璧超人始祖/普通:ミラージュマン、ペインマン、シングマン、カラスマン

続いて、無量大数軍。
完璧・無量大数軍/別格:ネメシス
完璧・無量大数軍/上位:ポーラマン、ターボメン、ピークア・ブー、マックス・ラジアル、(ネプチューン・キング、ネプチューンマン)
完璧・無量大数軍/普通:クラッシュマン、ダルメシマン、マーリンマン、ジャック・チー、マーベラス

こうしてみると、「超人閻魔帳」のS/A/Bとほぼ同じようにランク分けされています。
ただ、「完璧超人始祖/普通」と「完璧・無量大数軍/上位」が同じAランクには見えなかったというだけで。

そこで、実は完璧超人始祖と完璧・無量大数軍で別ランクだったのでは、と考えてみました。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

閻魔S:超人閻魔

始祖S:アビスマン、ガンマン、ジャスティスマン、サイコマン
始祖A:ミラージュマン、ペインマン、シングマン、カラスマン、(ゴールドマン、シルバーマン)

S:ネメシス
A+:ポーラマン、(ネプチューンマン、ネプチューン・キング)
A:マックス・ラジアル、ターボメン、ピークア・ブー、(オメガマン)
B:クラッシュマン、ダルメシマン、マーリンマン、ジャック・チー、マーベラス
C:スクリュー・キッド、ケンダマン

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


こんな感じになるのでは、と思っています。
無量Sと始祖Aが同格になるかもしれませんが、少なくとも無量Aと始祖Aが同格よりは納得ができるのではないでしょうか。
Aランクにさらに上位ができているのは、ポーラマンはマックス・ラジアルやターボメンよりも上、ネメシスよりも下という位置のような気がするのです。

ゴールドマンの評価は後述します。
シルバーマンはゴールドマンと互角ということで。


[No.844] 2015/12/27(Sun) 00:07:22
自作超人ランク2 (No.844への返信 / 2階層) - キャノン娘

完璧超人たちのランクを再構成したので、正義超人陣営もあらためて考えてみました。


・キン肉マン 「超人閻魔帳」評価:A
Aランクのピークア・ブーに苦戦するものの、それは技が多いほど相手が強くなると言う不利な条件下の話。
火事場のクソ力を出し切って戦ってはおらず、王位編で最後の最後に見せた「7000万パワーのキン肉マン」の強さは見せていない。
→通常時:A+、7000万:S

・テリーマン 「超人閻魔帳」評価:A
Aランクのマックス・ラジアルに苦戦しつつも実力で勝利、始祖Sランクのジャスティスマンには手も足も出ず。
→A

・ロビンマスク 「超人閻魔帳」評価:A
Sランクのネメシスに圧倒される。鎧を脱いでからはほとんど互角。
→通常時:A+、鎧脱着時:S

・ラーメンマン 「超人閻魔帳」評価:A
Bランクのマーベラスを相手に優勢に戦い勝利、Sランクのネメシスに圧倒される。
→A+

・ウォーズマン 「超人閻魔帳」評価:A
A+ランクのポーラマンに圧倒される。超友情モードに入った後は優勢となり勝利。
→通常時:B、超友情:S

・ブロッケンJr. 「超人閻魔帳」評価:B
Bランクのクラッシュマンに苦戦、後半奮起して逆転。始祖Sランクのサイコマンに対してかなりの奮闘を見せる。
→クラッシュマン戦:C→B、サイコマン戦:A

・ジェロニモ 「超人閻魔帳」評価:C
主にBランクの完璧超人たちに手も足も出ず、ただ為す術も無く必殺技を喰らうばかり。
→D

・ペンタゴン 「超人閻魔帳」評価:B
Bランクのジャック・チーに圧勝。
試合の途中からとは言え、ジャック・チーはほとんどノーダメージで疲労の様子も無し。
ラーメンマン対マーベラス以上の圧勝だった。
→A


[標準時評価]
S:
A+:キン肉マン、ロビンマスク、ラーメンマン
A:テリーマン、ペンタゴン
B:ウォーズマン
C:ブロッケンJr.
D:ジェロニモ

[最強時評価]
S:キン肉マン、ロビンマスク、ウォーズマン
A+:ラーメンマン
A:テリーマン、ブロッケンJr.、ペンタゴン
B:
C:
D:ジェロニモ


標準時と最強時でずれがありますが、おおむね「超人閻魔帳」と同じ評価になりました。
ブロッケンJr.のサイコマン戦の評価は「超人閻魔帳」ではまだ描かれていなかった部分です。
大きく違うのはペンタゴンだけですね。
ペンタゴンのBランクは「ロビンマスクやラーメンマンと同格にはできなかった」という政治的理由のような……。

もしキン肉アタルが出るとしたら標準時A+、最強時(業火のクソ力)Sだと思います。


[No.845] 2015/12/27(Sun) 00:08:13
自作超人ランク3 (No.844への返信 / 2階層) - キャノン娘

続いて、七人の悪魔超人。

・ステカセキング 「超人閻魔帳」評価:C
Aランクのターボメンに対して、新超人大全集を活かして優勢に立つ。大全集を使えなくなってからは太刀打ちできず。
→通常時:D、新超人大全集・キン肉マンゼブラ:A+、マンモスマン:A+、ネプチューンマン:A、ウォーズマン:B

・ブラックホール 「超人閻魔帳」評価:B
Bランクのダルメシマンに対して序盤は押し気味だったが中盤以降逆転される。最後は奮起して勝てたが重傷。
同じくBランクのジャック・チーに歯が立たず、ペンタゴンに交代。負傷や疲労の影響もあった。
→C

・ミスターカーメン 「超人閻魔帳」評価:C
Bランクのクラッシュマンに対して割と頑張るが、クラッシュマンが本気を出してきたら即死。
→D

・アトランティス 「超人閻魔帳」評価:B
Bランクのマーリンマンに対して序盤はいい勝負だったが中盤以降圧倒される。最後は奮起して相打ちに。
→C

・魔雲天 「超人閻魔帳」評価:C
ストロング・ザ・武道に歯が立たず。
しかしこれは相手が強すぎる。なんとか投げ技を決めたり食い下がったりもしており、「零の悲劇」から復活する。
むしろ高く評価したい。
→B

・スプリングマン 「超人閻魔帳」評価:B
グリムリパーを相手に序盤優勢。ただしグリムは本気を出さずに遊んでいたかも知れない。
タッグマッチになると、主にツープラトン要員として活躍。
Aランクのターボメンを相手に、最後は倒されかけるが、力の限りを尽くして相打ちに持ち込む。
→B

・バッファローマン 「超人閻魔帳」評価:A
Aランクのターボメンを相手に互角の戦い、グリムリパーに押されるがそもそもグリムはAランクでは無かった。
8000万パワーを発揮するとグリムリパーを圧倒、ガンマンにも死力を尽くして食い下がれるほどに。
→通常時:A、8000万:始祖A


どうも「超人閻魔帳」では、「完璧超人を倒したのはB、負けたのはC」とざっくり結果だけで分けられてしまったような気がします。
8000万バッファローマンはネメシス以上で、始祖Sのガンマン相手にも押されながらも食らいついていけるという事で
下等超人最強の「始祖A」評価に。


始祖A:バッファローマン(8000万)
S:
A+:
A:バッファローマン(通常)
B:スプリングマン、魔雲天
C:ブラックホール、アトランティス
D:ミスターカーメン、ステカセキング(新超人大全集未使用)


[No.846] 2015/12/27(Sun) 00:08:55
自作超人ランク4 (No.844への返信 / 2階層) - キャノン娘

悪魔六騎士と悪魔将軍。

・ジャンクマン 「超人閻魔帳」評価:A
始祖Aのペインマンを相手に大苦戦するものの、一点突破のジャンククラッシュで勝利。
それ以前にもペインマンの肉体を完全に叩き潰す等、攻撃力のずば抜けた高さが光る。
→A+

・スニゲーター 「超人閻魔帳」評価:B
始祖Sのガンマンを相手に、得意の変身を封じられて圧倒される。
とはいえフィジカルが違いすぎ、変身できていたとしても結果は全く変わらなかったであろう。
しかし、他のBランクの超人(ダルメシマンやマーリンマン)よりも上だとは思う。
→A

・プラネットマン 「超人閻魔帳」評価:B
始祖Sのサイコマンを相手に、マグネットパワー以降手も足も出ず。
他にもっとできる事もあっただろうに、やけにあっけなくやられてしまった気がする。
しかし、他のBランクの超人(ダルメシマンやマーリンマン)よりも上だとは思う。
→A

・ザ・ニンジャ 「超人閻魔帳」評価:A
始祖Aのカラスマンを相手に、粘りながらも実力では有効打を与えられず。
→通常時:A、カラスマンに変身:始祖A(本人の力では無いが)

・サンシャイン 「超人閻魔帳」評価:A
始祖Aのシングマンを相手に、豪快なパワーで打撃戦を優勢に進める。
地球外物質が硬すぎてノーダメージという事で無ければ、力の押し合いでは勝っていた。
完璧超人始祖を相手にパワー勝ちするというのは並大抵のことではない。
攻撃が通じそうなガンマンやアビスマン相手ならもっとまともないい勝負になったはず。
試合中からコンプリート・コンクリート化し、さらに強靭に。
→試合開始時:A+、コンプリート・コンクリート化以降:S

・アシュラマン 「超人閻魔帳」評価:A
悪魔六騎士でも最高クラスの実力を持ち、ミロスマンの腕というハンデが無くなってからは
始祖Sのジャスティスマンを相手に奮闘する。
それでも勝てなかったのはジャスティスマンが強すぎただけであろう。
→試合開始時:A+、腕入れ替え後:S


・悪魔将軍 「超人閻魔帳」評価:S
始祖Aのミラージュマンが勝負にならず、始祖Sのアビスマンが真正面から倒される。
完璧超人始祖の基本パワー+友情パワーの上乗せという最強状態。
ジャスティスマンを相手にしたら多少手こずるというのも、アビスマン戦のように「手こずるけど結局は勝つ」という意味だろう。
→閻魔S

・ゴールドマン
昔のゴールドマンはペインマンに傷を付けることができず、カラスマンのスピードにもついていけなかったことが語られている。
実は完璧超人始祖の中では強い方では無かったらしい。
それでもなおカラスマンを破っている事から、勝負勘や執念は高かったようだ。
→始祖A

・旧作の悪魔将軍
現在の悪魔将軍と比較して、友情パワーによる底上げが消え、硬度0スネーク・ボディが加わる。
現在の将軍の方が強いが、ゴールドマンよりも上だろう。



閻魔S:悪魔将軍
始祖S:(以前の悪魔将軍)
始祖A:(ゴールドマン)
S:アシュラマン、サンシャイン
A+:ジャンクマン
A:スニゲーター、プラネットマン、ザ・ニンジャ


[No.847] 2015/12/27(Sun) 00:09:24
自作超人ランク5 (No.844への返信 / 2階層) - キャノン娘

さて、これまでの評価を全部くっつけてみました。

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閻魔S:超人閻魔、悪魔将軍

始祖S:アビスマン、ガンマン、ジャスティスマン、サイコマン
始祖A:ミラージュマン、ペインマン、シングマン、カラスマン、ゴールドマン、シルバーマン、バッファローマン

S:ネメシス、キン肉マン、ロビンマスク、ウォーズマン、アシュラマン、サンシャイン
A+:ポーラマン、ネプチューンマン、ネプチューン・キング、ジャンクマン
A:マックス・ラジアル、ターボメン、ピークア・ブー、テリーマン、ラーメンマン、ブロッケンJr.、ペンタゴン、スニゲーター、プラネットマン、ザ・ニンジャ
B:クラッシュマン、ダルメシマン、マーリンマン、ジャック・チー、マーベラス、スプリングマン、魔雲天
C:スクリュー・キッド、ケンダマン、ブラックホール、アトランティス
D:ジェロニモ、ミスターカーメン、ステカセキング

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

「超人閻魔帳」のランク分けと比較して、いかがなものでしょうか?


参戦できていないネプチューンマンが、成長から置いて行かれてしまったような事になっています。
今から駆けつけることはできるでしょうか……。

本来なら完璧超人始祖が最上位ランクを占め、無量大数軍がS〜B、完璧超人がA〜C、
「イレギュラー」ではない一般的な下等超人の実力は強くてもDより下なのでしょうから、
現在の正義・悪魔の主力がとんでもない強さになっているというのが分かります。


[No.848] 2015/12/27(Sun) 00:09:51
自作超人ランク6 (No.844への返信 / 2階層) - キャノン娘

さらに、現在生き残りの超人たちだけにしてみると

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

閻魔S:超人閻魔、悪魔将軍

始祖S:サイコマン
始祖A:シルバーマン、バッファローマン

S:ネメシス、キン肉マン、ウォーズマン、サンシャイン
A+:
A:
B:
C:
D:

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

もはや各陣営最強の超人たちしか残っていません。
超人閻魔に勝てそうなのが悪魔将軍だけで、正義・悪魔は数では優勢ですが、悪魔将軍が倒されてしまったら手詰まりになってしまいそうです。
ウォーズマンの超友情モード、サンシャインのコンプリート・コンクリート化も、もうサイコマンにも超人閻魔にも通用しそうにありません。
悪魔将軍とシルバーマンがなんとかしてくれるのか。
キン肉マンとバッファローマンがさらに強くなれるのか。

また、上位にずらりと並ぶ完璧超人始祖たちの陣容と、その下から立ち向かっていく正義・悪魔の差を見ると、
いかにこの戦いが苦しく厳しいものであったかよく分かります。
よくぞここまで勝ち進むことができたものです。

悪魔将軍が倒してくれた(ミラージュマン、アビスマン)
まともにやったら勝てなかったが始祖の力を逆用してなんとか勝った(シングマン、カラスマン)
どうにかして自力で撃破した(ペインマン、ガンマン)
許してもらえた(ジャスティスマン)
……と、実力でどうにかなったのは二人しかいません。ジャンクマンもバッファローマンも、よくぞ勝てたものです。
また、勝てない勝負をひっくり返して、実力で上回れなくても勝ち星を挙げたザ・ニンジャ、サンシャイン、テリーマンも見事です。


[No.849] 2015/12/27(Sun) 00:10:17
155話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンはキン肉マンら正義超人たちの成長を讃える。
サイコマンは再びシルバーマンと超人墓場を再興させることを望み、超人閻魔は怒りを露わにするが、
シルバーマンは二人に堂々と反論する。



これまで「実は完璧超人側なのかも?」と思わせる雰囲気もありましたが、
シルバーマンは正義超人側としての立場を明確にしてくれました。
悪魔将軍と同じく、超人閻魔に対して公然と異を唱える姿は、静かに見守っていただけの銀のマスクが
とうとう動き出したという重みのある言動で、頼もしさと風格を感じさせてくれます。
それだけに、超人閻魔や完璧超人始祖たちはキン肉マンたちだけではなく、
悪魔将軍やシルバーマンが出てこなければどうにもならない強敵なのだとも。

現状ではもうこのまま正義・悪魔陣営が勝つ流れが見えてしまっていて、
その後の処理も悪魔将軍の予定のとおりダンベルを祭壇に掲げて完璧超人始祖達が全員いなくなるか、
悪魔将軍・シルバーマン・ジャスティスマンが三陣営の守護者として見守ってくれる、
という話になるのが既定路線になってしまっています。
そこから外されている超人閻魔、サイコマン、ネメシスが完全に宙に浮いた存在になってしまっていて、
もう彼らの拠って立つものが個人のエゴぐらいしか無くなっているというのが、残念なところ。

超人閻魔は「最終目標がどこであったか」と語っていますが、果たしてそこはどこだったのか。
かつてのザ・マンの理想と、現在の超人閻魔の目標はどう違うのか。
自分が信じていた理想の世界を、それより上の存在たちの議論によって潰されていき、
梯子を外された格好になってしまったネメシスはどうすればいいのか。
悪魔将軍、シルバーマン、超人閻魔、サイコマンら完璧超人始祖たちの議論は大いに盛り上がっていますが、
このままでは観客ないし「勝利を与えられる者」になってしまうキン肉マンたちはどうするのか。
超人閻魔対悪魔将軍、サイコマン対シルバーマン、ネメシス対キン肉マンになりそうですが、
ロビンマスクから正義超人のリーダー役を託されたウォーズマンと、
シングマン戦でコンプリート・コンクリートというさらに強大な力を身につけたサンシャインは
出番のないまま終わってしまうのか。
この物語がどのようにまとまっていくのか、先が楽しみです。
始祖達が消滅するところまでを今回で描いて、ネメシスは一人去り、次のシリーズで話をあらためてやるのかもしれません。


[No.851] 2016/01/04(Mon) 19:28:18
156話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンは超人閻魔に反旗を翻す。
それを聞いていたサイコマンは悲しみを抑え、シルバーマンに戦いを挑む。




最後の三戦と目されるキン肉マン−ネメシス、シルバーマン−サイコマン、悪魔将軍−超人閻魔のうち、
まず最初にやるのはシルバーマン対サイコマンになりました。
このように戦線布告しても、やはり「分かり合うために戦う」と語るシルバーマン。
その戦いを見る子孫たち、キン肉マンとネメシスに何を語り継ぐのでしょう。
キン肉マンはただ素直に観戦していればそれでいいのですが、ネメシスの方は心中穏やかでない。
あのように蕩々と自説を述べるシルバーマンが作り上げた正義超人陣営・キン肉王家が良いものではなかったからこそ
ネメシスは正義超人からドロップアウトせざるを得なかったわけで、そうしなければ彼は処刑されている。
ネメシスから見れば希望だの将来だのと言われても詭弁でしかありません。
まず、シルバーマンはネメシスの運命について全く救いの手を出してやれなかったことを一言詫びるべきでは無いでしょうか。
現状では、もう、救われるべき人物はネメシス、サイコマン、ザ・マンの三人だけで、彼らに何のフォローも無いまま倒すだけでは
「邪魔者はやっつけたから俺たち仲間内だけで仲良くやっていこうぜ」にしか見えないのです。

かつてはシルバーマンと互角だったと言うサイコマンですが、「あの日から付いた実力差」というのは
同じように完璧超人始祖と戦った悪魔将軍が、ミラージュマンやアビスマンを圧倒してしまっているように
シルバーマンが強くなりすぎていてサイコマンが手も足も出ないという可能性があります。
逆に、正統派すぎるシルバーマンがマグネットパワーに打つ手が無いということも考えられます。
ここまでこうして出てきたのに、ただ完璧・拾式奥義のお披露目役で
「ここから先に進むのはキン肉マンたちの世代の役目。だから僕がサイコマンを倒すわけにはいかなかった」
なんて形で終わらなければいいのですが。

面白い展開で、盛り上がりが最高潮で、続きを楽しみに期待しているぶんだけ
「こんな落としどころになってしまわなければいいんだけど」という予想ばかりになってしまっていますね……。


[No.852] 2016/01/18(Mon) 21:09:18
157話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンとサイコマンの戦いが始まる。
シルバーマンは最初優勢に試合を進めるが、次第にサイコマンに押されていく。




シルバーマンがサイコマンを担ぎ上げたコマを見て、そこから元祖・キン肉バスターとか、
完璧・弐式奥義マッスル・リベンジャーに行ってくれるのかと思ってしまいました。
キン肉族に伝わる奥義がシルバーマンの手で披露されるのが待ち遠しいです。

特に名前もなくサイコマンを叩き付けた技ですが、あれだけでも完肉バトルシップ・シンクより凄そう……と言うか、
バトルシップ・シンクが変なのですよね。掛ける側の体の向き以外バックドロップと変わらないような。
なぜあれが奥義ということになっているのでしょう。
てっきり、ロビンマスクを不沈艦に喩えたことから、その場で即興で言ってみただけだと思っていたのに。

スピア・ドレスに押されていく展開になりましたが、特に心配することはありません。
正義超人というのは最初は苦戦するものです。
むしろ、防御の要である肉のカーテンをまだ出していない。盾や鎧が破壊されてからが本領発揮でしょう。
悪魔将軍とアビスマンの戦いで、序盤はアビスマンが頑張りましたが、地獄の九所封じが始まってからは完全に一方的でした。
あの時の序盤の展開と同じようなものです。
キン肉マンやネメシスに、苦戦を挽回するところを見せて、生き方の参考にして欲しいというパフォーマンスでしょう。
サイコマンの方もまだマグネット・パワーを使っていませんし、まだまだ先は長そうです。


[No.853] 2016/01/25(Mon) 18:50:17
158話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

投げられたシルバーマンは態勢を立て直し、さらにパーフェクトディフェンダーで守りを固める。
サイコマンは上手くシルバーマンを挑発して攻撃に転じさせると、顔面を捕らえて反撃を開始する。



やはり、シルバーマンの動きのぎこちなさというのは特に影響はありませんでした。
単に気を持たせただけですね。

さすがは完璧超人始祖の基本ポテンシャル。
シルバーマンのパーフェクトディフェンダーはサイコマンの握力をもってしても微動だにしません。
これまでバッファローマンやブロッケンJr.が戦った時は、あれを喰らっては絶対にいけない、
どうやってあれを避けながら戦うのか、という脅威であったというのに。
そして下等超人が易々と胴体貫通されるシルバーマンの蹴りを受けて苦しむだけで済むサイコマンの耐久力、
ここまで戦ってきてノーダメージだったというサイコマンが苦しむシルバーマンの攻撃力……と、
単純な戦闘描写だけでも実に重みがある攻防です。

シルバーマンが「ツアーッ」しか言ってくれないのが寂しいです。
ミラージュマンやアビスマンと戦った時の悪魔将軍のようで、しゃべらせると威厳が減ると思われているのでしょうか……。
それだけに、戦いの間の二人のやりとりは嬉しいものです。こういう会話がもっと増えて欲しい。

サイコマンはいよいよマグネットパワーを出してくるようで、今回の基本戦法の戦いから、
次からはさらに大技も出てくるでしょう。


[No.854] 2016/02/01(Mon) 19:24:28
159話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンは執拗にシルバーマンの頭部を掴み、銀のマスクに磁気を帯びさせる。
そしてマグネット・パワーでシルバーマンの体勢を崩して猛攻をかける。
シルバーマンはサイコマンのマグネット・パワーの使用を咎める。



マグネット・パワー使用開始で、ようやくここからサイコマンも能力全開といったところです。
そこに至るまでの攻防も見応えがありましたが、バッファローマンやキン肉マンの反応がまた……。
オカマラスの顔が再び描かれるとは夢にも思いませんでした。

マグネット・パワーはこれまで完璧超人が持つしっかりした能力だと思っていたので、
これに対してどう対抗するのかという方向性でしか考えていませんでしたが、
シルバーマンの口ぶりからすると持っていてはならない力のようです。
それは何故なのか。
シルバーマンの側からは「なぜ友情パワーは良くてマグネット・パワーは駄目なのか」
サイコマンの側からは「なぜマグネット・パワーは良くて友情パワーは駄目なのか」
それぞれの意図を示して欲しいものです。


[No.855] 2016/02/08(Mon) 18:40:14
160話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンは、サイコマンがマグネット・パワーを披露した日のことを思い出す。
地球から力を引き出すことについて、完璧超人始祖たちのほとんどは反対していたが、ザ・マンは有効活用すべきと考えた。



マグネット・パワーというものが発見されてしまった時、求められていたのはどういう対処であったでしょうか。
その時点では気づいたのはサイコマンだけであったとは言え、数百年、数万年、数億年と時を経ていけばいつか誰かが発見してしまうかも知れません。
完璧超人始祖たちは「使わない」と判断したとしても、次に発見する者がどう考えるかは分からないのです。
たとえ自分たちは使わないとしても、敵が使って来た時に対抗できるように研究は進めておく。
完全に使わない、誰にも使わせないという方針であるのなら、封印ではなく除去が必要なはずです。
そのため、「完璧超人としてこうした力は使わないでおく」とする多くの完璧超人始祖たちも、
「存在すると分かった力は活用方法を模索すべき」というサイコマンとザ・マンも、どちらも正しい事を言っていると思います。

ザ・マンの考えは、完璧超人始祖たちが道を誤ることは無いという信頼とともに、
マグネット・パワーという新しい力の発見も、下等超人達が生きていたと分かった時も、
「活かして用いるべき」という同じ考え方をしています。
神であった時も「超人は抹殺すべき」とされた時に、生かす方法を自ら模索しようとしてくれました。

しかし、今回の描写は「自分たちが間違えるはずが無い、なぜなら自分たちは完璧だから」と、
自分たちのことを過信しすぎ、慢心している様子が描かれています。
ザ・マンがふんぞり返った仕草は、タイラントやヒガンテマンとそう違わないように見えます。
まだ完璧の塔が存在している時期で、下等超人の発見や、許されざる世界樹での下等超人虐殺よりも前の事になるはずですが
すでにここからもう始まっていたという事なのでしょうか。
魔雲天と戦っていた時の「私は全ての武道の心を知る真の武士超人」という台詞も、かつては威風や威厳を感じていたのですが
これではただの慢心ゆえの台詞ということになってしまいます。
こうして、だんだん偉大だったボスが小物化していくのが非常に残念です。
悪魔将軍やキン肉マンと直接対決する時には、ザ・マンの良いところを見せてもらえると嬉しいのですが……。


[No.856] 2016/02/22(Mon) 19:43:53
161話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンはシルバーマンの盾を引きちぎり、盾が放つ磁力を合わせて必殺技マグネティカ・ボンバーを叩き込む。
そして付近にアポロン・ウィンドウを出現させ、完璧・拾式奥義の準備にかかる。




サイコマンの言う「これさえあれば神をも超えることができる」という言葉は、
シルバーマン自身が「下等超人は神を越える可能性がある」と言っていたのと同じことです。
我々は超人であって神では無いのだからというのは、どこから出てきた話なのでしょうか……。

完璧超人たちは超人パワー生成装置を使って、ただひたすら石臼を回し続けるだけで強くなれるのだ、という事ではなく
死んだ下等超人たちに復活の機会を与えてやっています。
それは、自分たちのためではなく他者のために使用されていたものでした。

どうにも、完璧超人のしてきたことが何故ここまで悪し様に言われねばならないのか分かりません。
戦う事でサイコマンと分かり合いたいと言っていたシルバーマンも、いざ試合が始まってみたら相手の完全否定しかしていません。
分かり合うというのは、「分かり合おうと主張する側に、相手が意見を合わせること」なのでしょうか?


いよいよ繰り出されるサイコマンの奥義ですが、シルバーマンはただこれを受けてやられるだけではいけません。
キン肉マンやネメシスに、自分の戦い方を見て生き方の参考にして欲しいと言ったのが、
敵の必殺技を受けてやられて攻略の参考にして欲しい、などと言う事ではいけないのです。
それが自己犠牲の精神とか言い出したら、将来セイウチンのような洗濯超人が生み出されるだけです。
マグネット・パワーを超えるほどの友情パワーを見せつけてこそ、
サイコマンとの友情を取り戻すことや、正義超人の主張の強さを見せることになるはずです。
シルバーマンが「友情」と言える関係性を持てるのは完璧超人始祖たちしかおらず、長年会っていないですから、
ここは火事場のクソ力の原型・業火のクソ力で。

また、王位編でキン肉マンとネプチューンマンが見せた友情の磁気波は凄くかっこいいシーンなので
マグネット・パワーを全否定するのではなく、なんとか折り合いや歩み寄りを見せていって欲しいものです。


[No.857] 2016/02/29(Mon) 19:40:34
162話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンは莫大な量のマグネット・パワーを引き出し、奥義「輪廻転生落とし」を決める。
しかし、シルバーマンは倒れていなかった。



サイコマンの奥義は、技のかかり方はマッスル・スパークと同じ、技の姿はマッスル・リベンジャーを表裏逆にしたような印象です。
技名は「輪廻転生落とし」ですが、もともとは関節技としても立派に必殺技として通用しそうな感じで、
落とさなくても強烈な技に見えます。


シルバーマンはこの技でKOされることはありませんでした。
まず、先週危惧した最悪の事態はまぬがれて良かったです。

しかし、やはりシルバーマンはサイコマンを頭から否定するだけです。
この言い方で、サイコマンの側が「はい、分かりました」とこれまでのやり方を変えようとしてくれるのでしょうか?
サイコマンの言葉を見ていると、どうも自分が道を違えてしまっていることも承知の上での暴走のように見えます。
そこまでサイコマンを追い詰めていったのはシルバーマンらのこうした態度ではなかったでしょうか。

相手の考え方や、努力や、気持ちに配慮することもなく、ただ「お前は間違っている」とだけ言い続け、
それが通じなければ「話し合いはしたが相手が拒否したのだから仕方ない」と免罪符にして、最終的には暴力で片付ける。
そのような「正義の味方」像は大嫌いなのですが、シルバーマンのやっている事はこのパターンに近づいている。
そして、ヒカルドを悪に追いやっていった万太郎にかぶるのです。

「友情」「分かり合う」などと口で言っても、その実体は「正義超人のやり方に全部合わせることが、分かり合うという事」では
本当にただ相手を否定しているだけで、それを無理矢理押し通しているだけに過ぎない。

「万太郎に侮辱されたから出て行ったのに、最終的にセイウチンの方から謝罪するのが友情」をまた繰り返すのでしょうか?

たぶん、「話し合いが通じなかったから殺した」にはならないのでしょうが、
何の歩み寄りもないまま普通に倒してサイコマンが死に際に「これで解放された」と言うだけとか、
「あなたの方が正しかった」とか「この夢と共に死ねるならそれで満足だ」とか、
その程度で終わってしまってはいけないのです。

今のままで話が続いて「親友シルバーマンの必死の説得にも拘わらず、頑迷なサイコマンは全く耳を傾けることなく……」
という事になってしまったら、ヒカルドの時とどう違うのでしょう?

きちんとシルバーマンが友情パワーでマグネット・パワーを打ち破り、
「地球から借りた力で神を目指すのではなく、超人が自らの力で神を超えることができる」と見せてやってこそ
サイコマンも納得できるというもの。
なんとか、実りある結末になってもらいたいものです。


[No.858] 2016/03/07(Mon) 18:34:38
163話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンが輪廻転生落としを着弾させた場所は、ブロッケンJr.との戦いでできた窪みの中だった。
そのためシルバーマンは致命傷を負わず、技から脱出する。
サイコマンはシルバーマンに敬意を抱いていると言い、シルバーマンはその関係を友情だと説く。
そしてあらためてマグネット・パワーを否定すると、サイコマンはあくまでもマグネット・パワーで立ち向かい、
サンダー・サーベルを大量に降り注がせる。



これまで展開に危惧していましたが、サイコマンとの友情や、マグネット・パワーを打倒しての勝利といった言葉が出てきて、ほっとしています。
この後は特に何も無く、安心して見ていられそうです。

そうなると書くことが少ない……。


[No.859] 2016/03/14(Mon) 20:58:25
164話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンはサンダーサーベルを利用して体の磁気を除去し、マグネット・パワーを打ち破り
マッスル・スパークをさらに複雑にした必殺技を決める。



サイコマンの顔が面白すぎます。
何と言っても、今回はこれに尽きるでしょう。


自分の予想では、シルバーマンが火事場のクソ力で耐えようとしたら火事場のマグネット・パワーが発動してしまい
サンダー・サーベルは電磁力パワーとしてシルバーマンを回復させてしまうので、攻撃停止して仕切り直し。
地球から得たマグネット・パワーとシルバーマン自身の火事場のマグネット・パワーの対決になり、
多くの超人達の友情パワーの力が地球の力よりも勝って、「友情パワーの方が強い」という結論に到る……
だと思っていました。

それなら、マグネット・パワーというものに気づいたサイコマンの発見、研究を許可したザ・マンの判断、
それを良しとせず鍛錬を続けた完璧超人始祖たち、下等超人の良さに気づいたゴールドマンとシルバーマンの決断、
友情パワーという新たな力を呼び起こしたキン肉マン、
火事場のマグネット・パワーという事態を発生させるに至ったネプチューン・キングらの行動、
地球のマグネット・パワー無しに友情の磁気波によってクロス・ボンバーを放ったネプチューンマンとの友情、
長い歴史と戦いの物語の全てが一本の流れに繋がり、
「完璧超人が発見した力を正義超人が進化させ得る」「正義超人の友情が完璧超人を強化し得る」として
両者の和解と友情に繋がるのではないかと考えていたのです。

しかし、やはり展開としてはマグネット・パワーは全否定されてしまいました。
正義超人が正しく、完璧超人は間違っている。間違っている者が正しい道に気づくのが友情だ。そういう話になるのでしょう。
あの「友情の磁気波」のシーンは今回の展開にとって都合が悪いので、語られる事も無く消えてしまうのでしょう。

サイコマンがマグネット・パワーに頼り切って研鑽を怠っていたという話も、一応の言い訳は成り立ちます。
まず、完璧超人始祖として研鑽を続ける事ができず、完璧・無量大数軍としての実務があったこと。
その間は完璧・拾式奥義の練習はできないでしょう。
完璧超人始祖として正体を現して奥義を使うのなら、マグネット・パワーを使用する時なので、
「マグネット・パワー無しで奥義を使う」というのはそもそも想定外の事態であること。
完璧・無量大数軍として本来の実力を隠して活動している期間が長いので、
本来の実力を発揮して戦う事に不慣れになってしまったということ。
これらの要因は、始祖としてただひたすら修行を続ける事ができた身であるなら、起きなかったはずです。
完璧・拾式サイコマンではなく<完幻>グリムリパーとしての職務を続けていたため、そちらに順応してしまったのは当然の事なのです。

とはいえ、彼は完璧・拾式サイコマンでありたかったのか、<完幻>グリムリパーでありたかったのかは、
表情を見れば明白です。
数億年前と変わらぬ実力を維持していたが強くなった悪魔将軍に敗れたミラージュマンのようではない、
試合開始当初は本調子を出せなかったシルバーマンにも実力勝負で負けるほど力が落ちてしまっていた、
おそらく10人の中で唯一「数億年前の時点と比べて弱くなっている」という現実。
それはサイコマンにとって、追いかけていたはずのかつての夢から遠ざかってしまっていたという事なのです。

自分が考えていた展開の予想とは異なるのですが、今回の流れでサイコマンも改心することができるでしょうし、
次回で無事戦いも終わることでしょう。


シルバーマンの必殺技はサイコマンの姿勢に無理がありすぎ、
この時点で両肩が粉砕されていなくてはあんな態勢にできないような気がします。
サイコマンの面白い表情に加えて、シルバーマンの表情に殺意が籠もりすぎていて、まさに虐殺王。
技名は明らかになっていませんが、勝手に「マッスル・ジェノサイド」ではないかと想像してしまいます……。


[No.860] 2016/03/28(Mon) 19:15:24
165話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンは完璧・弐式奥義アロガント・スパークを決めて勝利する。
ネメシスはその技を讃えるが、シルバーマンは殺傷力が高すぎる技は不完全だと語る。
相手を活かす技の理想型として完成させたのはキン肉マンのマッスル・スパークなのだと。



サイコマンへの呼びかけが全く無く、ただKOしただけというのは意外でした。
きちんと話を付けて、サイコマンとの友情を認め合う話になると思っていたのですが……。

そして話に加わってきたネメシスはもう哀れです。
強力なライバルや上位の存在として登場してきたのかと思いきや、さらに格上のキャラに否定され、
逆に持ち上げられているキン肉マンとの対比は、劣等生が優等生と比較されて、
拗ねて自分勝手な理屈をこねているだけにしか見えなくなってしまいました。
もう、正義超人と完璧超人の間には「分かり合う」という対等な関係は無く、「分からせる」という上下関係があるだけです。
負けた完璧超人が自害してしまうという行為は確かに人材の枯渇を招くものでしょう。
しかし、完璧超人は同時に「下等超人は生き返ってもいい」というルールも作っていました。
ネメシスや喧嘩男など、正義超人の社会から弾き出された強豪を掬い上げて活かしていました。
シルバーマンが理想社会のように語っている正義超人の中ではネメシスは生きることを許されない。
そして、それを「ネメシスの時代は悪かったが、今のキン肉マンの時代はいいのだから」と
本気で見なかった事にされようとしている。
ネメシスからしてみれば、たとえ超人閻魔の作る社会が完璧なもので無かったとしても、
「正義超人にだけは絶対勝たせてはならない」とする資格が十分にあると思います。

今回のシリーズは本当に面白いのですが、こういうところだけ
「常に万太郎が持ち上げられ続ける。その理由が万太郎以外の者にとってあまりにも理不尽な理由になる場合がある」という、
キン肉マン二世の悪癖が顔を出すのが非常に残念です。

サイコマンとの対話は打ち切りで友情形成は無し、ネメシスは戦う前に失格同然にしてしまう。
ここまで続けて来た中で最悪の回でした。
こんな事ならシルバーマンは出てこない方が良かったです。
サイコマンがあまりにも強すぎるので完璧超人始祖が戦うしか無かったのなら、
正義超人の友情パワーや成長というのはいったいなんだったのでしょう。


[No.861] 2016/04/04(Mon) 19:53:04
166話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンは、代々のキン肉族がアロガント・スパークを改良していき、キン肉マンの代になってマッスル・スパークが完成を見たこと、
ネメシスのマッスル・スパークには慈悲の心が欠けていることを告げる。
そしてキン肉マンとネメシスの対決をネメシスに勧め、委員長もキン肉マンに対決の覚悟を求める。
シルバーマンはサイコマンの持っていた雷のダンベルを取り、テリーマンのいるリングへと降りる。



ネメシスの描写は悲惨の一言です。
もう、完全に「出来のいい子と比べられて悔しがる劣等生」になってしまいました。
「どちらが正しいのか」を比べるのではなく、「キン肉マンの方が正しい」とあらかじめ決まっている戦い。
「分かり合う」戦いではなく「分からせる」戦い。
「お前は自分が駄目だという事も理解できないバカだから、いっぺんコテンパンにのされて鼻っ柱を叩き折られてこい」と。
登場した時は格好良かったのにどんどん駄目になっていったスーパーフェニックスを、より上位の姿として描き直すのかと思っていたら、
なんだかもうフェニックスよりも悲惨な描かれ方になってしまいました……。

キン肉族が改良していく途中のスパーク技、アロガント・スパークよりももっと恐ろしいことになっているのが凄いです。
むしろキン肉マンのマッスル・スパークが軽易でダメージが少ないのではと思ってしまうほど。
その中にキン肉タツノリの姿もあり、彼がかけているのは威力を落とさないまま、掛け手の難易度を落とす方向性への試行錯誤のように見えます。
ネメシスほどの天才では無かったというタツノリが、天才が危険視される世の中で「天才でなくても使える技」を考えたのかも知れません。

ダンベルを手に、消滅への道を選びそうなシルバーマンですが、それにテリーマンがどう反応するのか。
テリーマンは、このまま全員が消えてしまうという事は反対しそうな気がしますが……。


[No.864] 2016/04/18(Mon) 19:02:27
167話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

シルバーマンはテリーマンを説き伏せ、光のダンベルを受け取る。
集められたダンベルは悪魔将軍の手に渡り、全てのダンベルが揃った。



一体、この漫画の主役はキン肉マンなのでしょうか。
始祖達を倒すのはもっぱら悪魔将軍と悪魔超人たち。
正義超人の正しさや、キン肉マンの方がネメシスよりも優れているのを証明するのはシルバーマン。
ネメシスとの戦いをお膳立てするのはシルバーマンと委員長。
三属性不可侵条約を締結、完璧・無量大数軍との開戦を決意、ジャスティスマンを翻意させ、シルバーマンに正義超人の総代として決意表明するのはテリーマン。
キン肉マンはほとんど何もしないまま、最後に勝利の栄冠を手にするための道筋を着々と整えられていくだけ。
周囲全員が「あいつに最後の勝利への道筋を付けるために」と動いていくところは究極タッグの万太郎のようです。

実際にキン肉マンが試合をしたピークア・ブー戦では王位編の後で頼もしく成長した姿を見せてくれて、
立派に主役の貫禄を見せてくれていたというのに、キン肉マンがただ見ているだけというのは非常に不満が残るところです。
様々なキャラが正義について考え、語り、思いをぶつけ合っていく中で、
どうして一番の主張をしなければならないキン肉マンに発言の機会が回ってこないのか。
そして、キン肉マンは「三属性それぞれの考えがあっていいではないか」と考えているのに、
周囲が勝手に「完璧は駄目だから潰せ、正義が一番だ、友情パワーが超人の未来だ」と決めてかかっている。
キン肉マンは決してそんな事は言っていないのに。

万太郎は「出てこないでくれ」と思っていたのに、キン肉マンは「もっと出てくれ」と願っています。
なんという素晴らしい主役であることでしょうか!


とはいえ、ここまでしっかりとテリーマンを正義超人の代表として描いてくれる事は、それはそれで嬉しいです。
もはや主役のキン肉マン・重鎮ロビンマスク・主力のラーメンマンからはるかに引き離された、有力な必殺技の無いその他大勢とか、
BUKIボーイにやられるかませ役とか、新世代悪行超人が現れた時にやられて転がっているかませ役とか、
そういったイメージは完全に無くなり、どこから見ても恥ずかしくない正義超人の代表と言えるでしょう。
ロビンやラーメンマンはネメシスに負けたのに、テリーマンはジャスティスマンに負けを認めさせたのですから。

かっこいい役を与える順序として、キン肉マンを優先するのか、テリーマンを優先するのかの違いで、ここはテリーマンが選ばれたのでしょう。
キン肉マンは最後に超人閻魔を倒す大役が待っているのです。


シルバーマンやジャスティスマンとの別れを悲しむ気持ちを大いに語るスペースを与えられたテリーマンと違い、
悪魔将軍との別れについて、表情ひとつ、絶叫ひとつで表現する事になったサンシャインとバッファローマン。
彼らの描写もまた悲痛なもので、深い感慨を覚えます。

さて、このまま素直にダンベルを填め込んでおしまい、というわけには行かないでしょう。
武道は阻止しようとするでしょうし、悪魔将軍は手続きにはこだわらないと言っています。
キン肉マン対ネメシス、悪魔将軍対武道、どちらが先なのか。タッグマッチなのか。
最後の戦いが楽しみです。


[No.865] 2016/04/25(Mon) 20:48:26
168話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍はサンシャインにダンベルを托し、サンシャインは逡巡し号泣しながらダンベルを祭壇に填め込む。
祭壇の機能が発動しかけるが、途中で光が止まり、消滅しかけていた悪魔将軍らも元に戻る。
サイコマンが仕掛けを作り替え、自分だけが消滅するようにしていたのだ。



今回はサンシャインの熱い描写が素晴らしい。
サンシャインの試合はもう無さそうなのですが、役割を締めくくるのにいい場面でした。
せっかく超人墓場に来たのですから、もうそろそろジャンクマンを拾っていって欲しいのですが……。
あと、ネプチューンマンも……。

武道が特に抵抗を示さず、泰然と消滅していくのは意外でもあり、貫禄を感じさせてもくれました。
もうここまで進んでしまったからには、自分の作った制度によって消滅するも良しとしたのかもしれません。
そうなると、もはや超人閻魔として世に君臨するつもりもなくなり、悪魔将軍もあえて超人閻魔を殺す必要は無くなる。
完璧超人始祖たちの戦いはこの時点で終わっており、あとはサイコマンの遺言を聞いて、
全員で隠棲して新たな超人界の行く末を見守っていく……という形で話を終える事ができてしまいそうです。
サイコマンの最後の願いが「自分は消えるけどみんなは永遠に幸せに生きて欲しい」であれば、なおさら。
「サイコマン、ネメシス、ザ・マンの三人は報われるのか」という点を気にしながら読んできましたが、
サイコマンについては綺麗にまとめてくれそうです。

しかし、そうなると武道と悪魔将軍の試合を見る事ができません。
その都合上、武道の行動理念となるものがどれほど残っているのでしょうか。
ここまで綺麗に話が終わりそうな流れを覆し、ただこれまでの持論を繰り返すだけでは、単なる我が儘者になってしまいます。
それではサイコマンも、死んでいった始祖達も皆浮かばれません。

さらに、武道が引退するにしても戦うにしても、ネメシスはいったい何を頼りにキン肉マンと戦えばいいのか。
キン肉マンは、ただシルバーマンや悪魔将軍が話をまとめていくのを見ているだけなのか。
「キン肉マン外伝 完璧超人始祖物語」としては満点の出来であるだけに、どんどん追い込まれていくネメシスが心配です……。


[No.866] 2016/05/09(Mon) 21:04:16
169話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サイコマンは最後にシルバーマン、ザ・マンと言葉を交わして消滅していく。
シルバーマンもまた復活に用いていたエネルギーを使い切り、銀のマスクの姿に戻っていった。




マグネット・パワーについては最後まで譲り合う事の無かったサイコマンとシルバーマン。
「超人閻魔として」許しがたいとしながらも、ザ・マンとして謝意を述べる武道。
それぞれが様々なものを背負いつつ、互いを認め合いながら、それでも自分の意思を貫き通していくのはこの漫画で初めてのような気がします。

何もかも完璧超人側が間違っていて、何もかも正義超人側が正しくて、
それを「分かり合う」のではなく「分からせる」ために戦っている。
そんな描写が嫌で嫌でたまりませんでしたが、サイコマンは最後の最後までマグネット・パワーの有用性を訴え、
シルバーマンは友の最後の言葉ですら拒絶してくれました。
正義超人と完璧超人の間の和解というのは、このような形であって欲しいと思います。

サイコマンはシルバーマンなら今からでも完璧超人の世界を作り直せると言い、
シルバーマンはサイコマンなら本当の正義超人になれたと言う。
互いに「自分にはできなかった夢を、相手ならできるはずだ」と信頼している姿は、見果てぬ理想像を相手に投影しているかのようです。
感動の場面でありながら、実は自分が勝手に相手に求めているだけで、その事に気づいてさえいないという物悲しさ。

そして、ようやくシルバーマンからネメシスに向けてまともな言葉が下されました。
しかし、これもまた「ネメシスが勝ったとしてもキン肉マンからより良いものを会得してくれて、
完璧超人の世が続く事になったとしてもこれまでとは違った新たな時代が来るのだろう」ではないのでしょう。
ネメシスがキン肉マンに勝つ事は100%有り得ず、自分の愚かさを身を以て知る事によって、生き方を180度転換し完璧超人を捨て正義超人になる、と。
物凄くいい場面であるはずなのに、言っている事が自己中心的で無神経すぎる。
こうした言動が絶対の善として描かれなくのではなく、それぞれの並立する信念として描かれていってくれれば、
今まで読んできて不満に思っていたところが綺麗に解決して終わってくれるのかも知れません。


[No.867] 2016/05/16(Mon) 21:09:59
170話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ジャスティスマンはテリーマンを正義超人たちのもとに送り届けると、一人競技場を後にする。
テリーマンはジャスティスマンを呼び止めるが、ジャスティスマンは自らの道を探しに旅立っていった。



サイコマン、シルバーマンに続いてジャスティスマンも退場。
166話から、5話もかけて大物超人たちの退場を描いていきました。
ジャスティスマンは武道と将軍の試合の審判をやってくれると思っていたのですが、
あくまでも「裁きの神ジャスティス」にはしたくなかったのでしょうか。
ともあれ、かませとして消えるのではなく、引退するのでもなく、次に進んで行く姿を見せてくれたのは素晴らしいことです。
「ザ・マンに代わる完璧な存在としてのジャスティスマンに近づくために皆が努力する」ではなく、
ジャスティスマン自身も様々に考え、自発的に動いていく。
武道と将軍の戦いを見届けずに去って行くのも、そこまで見てしまうと「正義・悪魔・完璧のうち正しいのはどれか」に選択肢が狭まってしまい、
自分の行動以外で発生した結果に寄り添う形にしかできないからなのでしょう。それは判断とは言えません。


サイコマンの最期をまとめるのはウォーズマンとバッファローマン、
ジャスティスマンとの別れを担当するのはテリーマン。
彼らにも出番が必要になるのも分かりますが、キン肉マンはこの戦いで長らく何もしなさすぎです。
あと、しゃべらなさすぎと言えば悪魔将軍と武道。
まるで、「作者という司会担当からマイクを向けられないので発言しようにもできない」ような不自然さを感じます。
マイクを向けてもらえれば、いろいろいい言葉を言ってくれるのですけど……。


[No.868] 2016/05/23(Mon) 19:41:51
171話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはキン肉マンとの試合を望むが、委員長は後日に行うよう説得する。
武道は許されざる世界樹を用いて決戦の地を選び、キン肉マンたちは甲子園球場に移動した。



まだ試合が始まりません。
以前に試合をやっていたのはいつだったか掲示板を読み返してみたら、
アロガント・スパークを決めてシルバーマン対サイコマンの試合が決着したのが165話、4月4日のことです。
まだ数回は試合前の描写が挟まりそうですから、おおよそ3ヶ月間は試合無しでいることになります。
ここまでは完璧超人始祖たちの退場に、これからはキン肉マンとネメシスの戦いに向けて、話をしっかり盛り上げて欲しいところです。

場所は決まりましたが、試合の日時はいつなのか、まだ決まっていません。
翌日では無く一週間後とか、一ヶ月後とかになるのかもしれないのです。
この間に挟まりそうな話を考えてみると、

[正義超人]
・鳥取砂丘に埋まったままのロビンマスクを弔う
・テリーマンの足について、修理できるのか一生このままなのか
・入院しているラーメンマン、ブロッケンJr.、ジェロニモ、ピークア・ブーらを見舞ったり、退院してきたり
・ウォーズマンと特訓
・大王が到着してネメシスについての話を語る
・大王と一緒にアタルがやってきて訓示や特訓を行う

[悪魔超人]
・悪魔将軍は武道と戦うのかどうか。キン肉マンとネメシスの戦いをもってお互いの最終決戦とする、という展開も有り得る
・超人墓場に行ったままのサンシャイン、ブラックホールと合流
・超人墓場に放置されているジャンクマンを拾ってくる
・入院中のザ・ニンジャと合流する
・魔界に戻り、アシュラマンを弔ったり体制を整えたり

[完璧超人]
・超人墓場に戻り、完璧超人始祖や無量大数軍を弔う?放置?
・とりあえず破壊されてしまった超人墓場の修繕
・倒れていった始祖たち、無量大数軍たちとの事をネメシスが回想する
・ネメシスがタツノリとの事を回想する
・拘禁中のネプチューンマンをどうにかする
・ネメシスを甲子園に先行させておいて、密かに武道と将軍だけで超人墓場で前世代としての最終決着を付けてしまう


悪魔超人や完璧超人の描写は少ないでしょうが(完璧超人なんて試合まで無言で座ってるだけという可能性もあります)
いったん本拠地に戻って戦いの惨禍を思い返したり、倒れていった仲間たちについて述懐したり、
ここまでの総まとめをいったん行って欲しいです。

それから、なんとしても戦う前にネメシスの格上げを。
今のままでは、実力的には完璧超人始祖に及ばず、戦いの大義も単なる自分勝手、超人としての強さもキン肉マンには劣り、
「慈悲の心がないから駄目」「マッスル・スパークが不完全」と負けパターンまであらかじめ用意されている。
キン肉マンはびびりまくってますが、はっきり言って現時点でネメシスがキン肉マンに勝つ可能性なんて全くありません。
それをどこまでひっくり返して、熱く、盛り上がる試合開始にできるのか、ここから数回にかかっています。


[No.869] 2016/05/30(Mon) 21:21:15
172話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

試合は翌日12時開始と決まる。
悪魔将軍はキン肉マンとネメシスとの戦いの後、超人閻魔との戦いを決意する。



まとめると、ほとんど話が進んでいません。前回と今回で1回ぶんにまとめられそうです。

もはや日が暮れようとしているのに開催を宣言して甲子園球場に貴賓席を用意するというのは
確かに委員長の手際の良さは超人閻魔も認めるだけはあります。
翌日は阪神の試合が無く、その次から6連戦があるので取れる日はここしか無いとか?
人間との間に「どんな建物だろうと超人プロレスを優先で使う」という取り決めでもありそうです。
大坂城の天守閣を改造したりもしていましたね。あれ、ちゃんと元に戻したのでしょうか……。

悪魔将軍と武道の戦いは「キン肉マンとネメシスとの結果をもって最終決着とする」という形ではなく、
また試合前に二人だけで最後の戦いを行うのでもなく、きちんと順序立てて行われるようです。
今回分かったのはそれだけ。
前の感想で並べた「試合前にやっておきたいこと」のリストを消化するまで、まだまだ何週間もかかることでしょう。


[No.870] 2016/06/13(Mon) 23:12:42
173話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンとネメシスは翌日までメディカル・サスペンション装置で休養することになる。
しかしキン肉マンはネメシスの強さに恐れをなして逃走。その前にネプチューンマンが姿を現した。



ネメシスとラーメンマンとの試合が終わった時には気合い十分だったのですが、時間が経ってみたら闘志が薄れたのか、
すっかり逃げ腰に戻ってしまいました。
まあ、これもいつもの事で、これからいろいろと話を聞いて気合いを入れていくための前振りなのでしょう。

ようやく登場することができたネプチューンマンはやけに元気そうで、今まで叩きのめされて拘束されていたようには見えません。
来てくれれば無量大数軍の一人くらいは倒してくれたような気もしますが、始祖相手に勝てるのかというとさすがに難しく、
いたとしても戦況は今とそう違わなかったようにも思います。
ともかく、これまで登場できなかった遅れを取り戻して欲しいですね。

兄のことを回想するネメシスですが、なんとか自分の力を肯定的に捉えて欲しいものです。
「完璧超人になったのだからこのパワーは捨てた」とか、
最終的に「完璧超人であることを捨てて正義超人に戻った」という展開にはして欲しくない。
完璧超人としての理念をきちんと持った人物として大成して欲しいです。
そのために、もうひとりの体現者であるネプチューンマンとの会話も期待したいです。

以前に、休養中にありそうなことをたくさん並べましたが、このままネプチューンマンとキン肉マンの会話だけで
すぐに試合開始になるのかも知れません。
大王が来るのは試合中で。


[No.871] 2016/06/20(Mon) 20:54:32
174話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネプチューンマンはそれまでの事情を説明し、キン肉マンにネメシスとの戦いを促す。
しかし、キン肉マンの心理状態は改善しなかった。


展開はまるで進展していません。
ネプチューンマンのこれまでについてしっかり語ってくれて、完璧超人として生きると表明してくれたことぐらい。
今日は少し忙しかったので長く感想が書けず、これだけにしておきます。


[No.873] 2016/06/27(Mon) 23:30:55
175話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネプチューンマンは本気で攻撃することでキン肉マンの闘志を呼び覚ます。


要約が一行で済みました。
前回と今回の話は一話ぶんにまとめることができたのではないかと思います。
せっかくのネプチューンマンの出番なのでコマを大きく使って、アクションシーンの迫力を出そうということでしょうか。
試合に出す事はできそうにないので、ここで迫力ある場面を出してくれたのは嬉しいです。
ただ説得するだけで成功しては、こうしたアクションが見られないですからね。

それはそれでいいのですが、話の展開としては何も進んでいません。
ただ寝たまま翌日を迎えたとしても同じことです。
もっと重大な話があるのかと思っていたのですが……。
キン肉マンにしてもネメシスにしても、まるで話が進んでいないのはちょっと残念なところです。


[No.875] 2016/07/04(Mon) 19:12:29
176話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

試合の当日。ザ・マンはネメシスに完璧超人入りを受け入れた理由を語り、自分に誤りがあったのかと問う。
ネメシスは自分を救ってくれたザ・マンはあくまでも正しいと主張し、戦いに臨んでいく。



ようやく、読みたかった完璧超人たちの描写を読めました。
弟子達が次々に去ってしまったザ・マンの苦悩の描写が実にいい。目の表情だけでここまで見せてくれるのは凄いです。

問いかける相手が、古代の頃を知らないネメシスではこのような答えしか出せないのでしょうが、
それを問う相手がもしもシルバーマンやジャスティスマンであったなら、もっと違う答えが返ってきたのでしょう。
そう考えると、ジャスティスマンが去って行ってしまったのは本当に惜しいことでした。

ネメシスも完璧超人に命を救われたという絶対的な事柄があります。
正義と完璧のどちらが正しいのか、ザ・マンの行動は間違っていたのか、という事を考える以前の問題として
「正義超人が正しい」という事になったら、ネメシスは正義超人の社会の中では殺されてしまうのです。

「正義超人の社会の中では救い得ない者もいる。だから複数の団体、複数の社会が必要なのだ」という結論になるのか、
それとも「ネメシスがいた時代は確かに酷かった。しかしタツノリや真弓が政治改革を進め、社会を良い方向に変えてきている。
スグルの代でも、次の万太郎の代でも、良い社会にしていこうという取り組みは続けて行かなくてはならない」
という結論になるのかは分かりませんが、とにかく「正義が正しい。完璧が間違っていた」で終わらせないで欲しいです。
今回のザ・マンの心情描写を見るからに、良い終わり方になってくれそうで、続きが楽しみです。


[No.876] 2016/07/11(Mon) 19:14:43
177話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンとネメシスは共にキン肉族王族のケープを身に着けて入場する。
互いに闘志を剥き出しにして、試合開始のゴングを迎えた。



キン肉マンが逃げだそうとしたときはまた長くなるのかなあと思っていましたが、今回でゴングまで行きました。
ここまでいいペースで進めてくれたのは嬉しいです。
また、始まる前に見たいと思っていた場面も見ることが出来ました。
キン肉マンが国王としての立場を表明。ネメシスのことを大叔父と呼ぶ。二人称も「おまえ」ではなく「あなた」に。
悪魔将軍も「あやつ」から「ザ・マン」になっています。
ネプチューンマンも出てきましたし、見たいものはおおよそ見れました。大王も後で到着するのでしょう。

見れなかったのは「ネメシスが無量大数軍のことを思い出す」「超人墓場のフォロー」「ジャンクマンのフォロー」くらいでしょうか。
悪魔超人陣営にブラックホールが来ていないので、彼は再び入院しているのでしょうか。
そして、実はジャンクマンも回収していて、ブラックホールと一緒に入院しているとか……。

かつてラッキーゾーンに追いやられて試合をしたキン肉マンが満場の観客に迎えられ、
昔戦った、今ではもう戦う事も無くなった面々からのエールを受ける場面は実にいいです。
阪神にバース、掛布、岡田がいるのも懐かしいですね。(バースってこの時阪神にいましたっけ……?)
「へのつっぱりはいらんですよ」の使い方も本当に素晴らしい。
いやがうえにも盛り上がります。


[No.877] 2016/07/25(Mon) 21:35:45
178話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンとネメシスの試合が始まる。
ネメシスはパワー、テクニックともキン肉マンを上回る実力を見せ、優位に展開していく。



このシリーズでは完璧超人の圧倒的なパワーの描写がよく出てきます。
以前はいかにもパワー型のケンダマンがバッファローマンを圧倒したことの他には特になく、
ネプチューンマンが力比べでバッファローマンに押されたり、オメガマンもパワーや耐久性を見せつける場面はありませんでした。
ネメシスはロビンマスクとの試合中から、体型はキン肉マンとそう違わないのに片手でロビンマスクを軽々と持ち上げて叩き付けたり、
パワーの凄まじさがよく描写されています。
キン肉マン自身もパワーで押すタイプなのに、得意分野で圧倒されるというのは苦しいですね。

それでもまだ、ガンマン、ジャスティスマン、サイコマンほどに絶望的な差では無い。
キン肉マンが序盤に押されるのはもう当たり前の展開です。
ここからどうやって盛り返していくかが見所です。
本当に期待している見所は、むしろ「キン肉マンに押されたネメシスがどう返していくか」という場面なのですから。
火事場のクソ力が出てくるまではまだ準備運動の段階です。


終盤で試合の無かったウォーズマンがセコンドとして活躍するのはいい場面かもしれません。
二世でケビンマスクをよく指導した才能に繋がっているのでしょう。


[No.878] 2016/08/01(Mon) 21:17:28
179話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンは肉のカーテン、ネメシスはパーフェクトディフェンダーを繰り出し、互角の攻防を繰り広げる。
キン肉マンはキン肉族伝統の技ではなく、カメハメから伝授された超人絞殺刑で反撃に出る。



押されていたキン肉マンでしたが、ようやく実力を出してきてくれました。
こうした戦いを期待していたので、今回は嬉しい展開でした。
キン肉マンは正義超人として、ネメシスは完璧超人として互いの力を尽くす試合展開は素晴らしい。

キン肉族としての才能はネメシスが上でも、キン肉マンには地球で培ってきた技術、戦歴、友情がある。
そのひとつとして、まずはカメハメから伝授された技を。
それから、これまでの戦いで学び得たものや、友情パワー、火事場のクソ力と、
キン肉マンの強さを形作るものの集大成で挑んでいくのでしょう。

これが「キン肉族の新たなる未来に繋がる」というのは、二世での「キン肉王家48の殺人技」という妙な括りに繋がるのでしょうか。
48の殺人技、52の関節技、キン肉ドライバー、他にもキン肉マンが会得した技の中から45種類を抜粋し
三大奥義に加えて一族が継承すべき必殺技とした……という感じで。

カメハメの扱いはどうなっていくのでしょう。
登場当初の「ハワイではチャンピオンになったが、世界に出て行くのに失敗した」という話になるのか。
アメリカのハワイ州のチャンピオンというだけでは、実はチャボ・ケロリ(カリフォルニア州のチャンピオン)と同格でしかありません。
それが、正式に現在のイメージである「偉大な師匠」「前の世代の最強超人」になっていくのか。
ネメシスはカメハメが若い頃にも生きているのですから、彼の口から「ロビンマスクのように、下等超人にしては優秀だった」とか
「ラーメンマンのように、完璧超人入りできるだけの実力はあった」と語ってもらえればいいのです。

しかし、カメハメの技を破る時に「実は数十年前に調査済みだったのだ。カメハメは当時有力な超人だったからな」というよりも
「カメハメと言えども下等超人に過ぎないのだ」と軽くパワーで破って欲しいものです。
カラスマン直伝(?)のネックパンプアップで首のロックを外し、「下等超人カメハメのテクニックよりも完璧超人始祖の技術が上だ」と。

そうして、キン肉バスター、キン肉ドライバー、ネメシスドライバー、バトルシップシンクなどを破り合いながら
それぞれが火事場のクソ力を出していく展開になってくれたらいいですね。
とにかく、火事場のクソ力が出てくるまでは序盤の小手調べに過ぎないのですから。


[No.881] 2016/08/08(Mon) 20:41:27
180話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスは超人絞殺刑から脱出、完全に殺しにかかる戦法で優勢に立つ。
キン肉マンはキン肉バスターで対抗。
ネメシスは火事場のクソ力で逆転、両足を使って両手を固めたペルフェクシオンバスターで切り返す。




超人絞殺刑から脱出するのが完全に理論無しでした。
このあたりをどうするのか期待していたので、あっさりしてしまったのがちょっと残念です。
全盛期のカメハメは完璧超人からどう思われていたのか、知りたかったのですが。

意外とあっさりネメシスが火事場のクソ力を出してきました。
いったん倒れそうになるまで出してこないと思っていたのですが。

久しぶりにキン肉バスターを見られたのは嬉しいことです。
もう完全に「相手に直撃することは無い」という扱いが変わらないのは残念ですが……。
どちらも全ての必殺技を破り、もう出す技が無くなってしまい、疲労困憊の状態で無意識に出した
「一番素直に体が動いた技」としてフィニッシュになってくれたら嬉しいのですが……。

Perfectから
Perfectionに。
パーフェクトディフェンダー、パーフェクトアセイラントと来たのだからパーフェクトバスターとか、
ネメシスドライバーがあるのだからネメシスバスターでいいような気がするのですが。

両足で両手を固めているペルフェクシオンバスターは、キン肉マンがそのままネメシスの足を掴んでひっくり返すと
そのまま同じペルフェクシオンバスターとして切り返すことができそうです。
しかし、またネメシスが同じようにひっくり返すこともできそうで……。
そこは「超人強度が10倍無いと返せない」という設定になるのでしょうか?
そうなると、7000万パワーキン肉バスターを返しているのだから、今のネメシスの火事場のクソ力は7億パワーという事に!?


[No.882] 2016/08/22(Mon) 21:02:36
181話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ペルフェクシオンバスターを受けたキン肉マンは失神状態になってしまうが、
ネメシスはあくまで殺すまで試合を続けるために無理矢理キン肉マンを起こして試合を続ける。
ネメシスはキン肉族の危険性を説くが、会場に現れた真弓が反駁する。
ネメシスの真の名はキン肉サダハル。かつて真弓と委員長を指導していた過去があったのだ。



ネメシスの本名は実にいいものを持ってきました。
タツノリ(原辰徳)の弟役として、桑田、松井あたりからではないかと思っていましたが、
一番格上の王貞治からとなればこの強さや風格にぴったりです。

ペルフェクシオンバスターはなんとか破れないかなと考えていたのですが、特に抵抗する事も無く炸裂。
キン肉バスター関係の技はよく外されますが、決まった時の破壊力は十分というところを見せてくれて嬉しいです。

10カウントによる勝負であればもうネメシスが勝ったであろうというところまで見せているので、
この後にキン肉マンが逆転勝ちしてもネメシスの株は落ちない……という事なのでしょうか。
悪魔将軍も褒めているので、超人墓場の奥であっさり投げ飛ばされたのも多少のフォローに?
肉体的にだけでなく、精神的にもキン肉マンの方が先に折れそうになっているというのは珍しいことです。
試合前はいろいろと始祖たちから苛められすぎましたが、ネメシスの強さをきちんと描写してくれるようになって来ました。

「お前の息子が危険な思想に染まったら」というのは、
まさに万太郎が駄目な主人公だったという事への反省と警告なのでしょう。
そうなると、今後「二世」の書き直し、新展開もあるのかも知れません。

「ネメシスに指導されたことがある。その時のネメシスはいい人だった」という展開はキン肉アタルでやると思っていました。
真弓はあくまでもボンクラで、家出したアタルを更生させて立派な超人に育て上げたのならすんなりイメージが固まるだろうと。
しかし、真弓もきっちりと貫禄ある人物という事になっていきそうです。


[No.883] 2016/08/29(Mon) 20:10:46
182話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

幼き日の真弓と委員長はサダハルが幽閉される牢に入り込み、国の将来を託されていた。
しかし、現在のネメシスはかつて抱いていた希望を失っていた。




理想を託されたはずの真弓には数々の失敗と悪政があり、そこがツッコミどころとなっていたため
サダハルの薫陶を受けるのはアタルになるのではないかと考えていたほどです。

しかし、サダハルがタツノリと別れ、牢から脱出する時にはすでに慈悲の心を失っていたので、
サダハルが絶望するきっかけは真弓の失敗ではなく、また新たに語られる事件なのでしょう。
凶悪そうな大臣が何かやらかすのかも知れません。
彼は悪人でありながら(いかにもそんな感じで描写されていながら)すでに世代交代を経ている、
おそらくすでに存命ではない過去の人物だということで詳しい経緯も語られず断罪も為されないという
少し中途半端な存在になってしまっています。
顔はよく出てきているのに、名前くらいは判明してもいいのではないでしょうか。


[No.884] 2016/09/05(Mon) 18:27:42
183話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスと真弓はタツノリが敵に捕らわれ、肉のカーテンで耐え凌いだ事件の真相を語る。
それは外敵によるものではなく、タツノリの改革を快く思わぬ旧勢力の手によるものだったのだ。
真弓はタツノリの言葉を伝えるが、ネメシスは拒絶。逆に完璧超人への参加を打診してきた。




これまで肉のカーテンの事件当時のタツノリは老齢で描かれていたので、
それなら戦える年齢になっているはずである真弓はいったい何をしていたのかという疑問がありましたが、
真弓はまだ幼く、タツノリは壮年という年齢になりました。

その事件によって、「多くの者が目を覚ました」という真弓、「タツノリの強さによって鳴りを潜めたに過ぎぬ」というネメシス、
両者のどちらもが正しいのでしょう。
改革は進んでいる、しかし完璧には至らない。人の社会である以上は、完璧というのは永遠に為されないのです。

それをどうするべきかというところで、どうもネメシスの話がおかしくなっています。
キン肉族を滅ぼしても、その他に残る多数の人間、宇宙人、超人らは凡夫そのものです。
王家を解体したとしても他に政権ができるでしょうし、それが王政であろうと民主制であろうと
その善し悪しは運用する人たちの資質によるものであって、あまり違いはありません。
どんな聖人君子が治めていても凡夫が擦り寄ってくるというのは、たとえ超人閻魔が治めていても同じ事です。
ネメシスの案には素直に承服できかねます。
タツノリのように、道のりは遠くても少しずつなんとかしていくしかないはずです。

タツノリを救いに行こうとするネメシスを止めるミラージュマンが、体格の大きさによる威厳や、
まるで力を込めたりせずに優しく抱き留めているだけに見えるというのが
彼の落ち着いた性格や、力量が描写されているようです。
あのネメシスや、ガンマンが通ることができなかった。悪魔将軍との戦いであっさりやられてしまったのをフォローするため、
こうして折に触れてミラージュマンの強さを匂わせてくれるのは嬉しいですね。

完璧超人への誘いについては、もっと早くから始祖たちがやって欲しかったような気がします。
今の場面ではこれに意味は無く、キン肉マンは断るしかないでしょう。ネメシスの言うとおりにしたとしても上手くは行きませんし、
武道も自分の政策について自信を持っていません。


[No.885] 2016/09/12(Mon) 19:17:53
184話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンはネメシスの勧誘を拒絶、試合が再開される。
テリーマンらのアドバイスでキン肉マンが攻勢に転じるが、ネメシスはネメシスドライバーで反撃に出る。
真弓はネメシスも信じるべきキン肉族の一人であり、彼も救ってやってくれと叫ぶ。



どうも話がおかしくなってきました。
ネメシスの方針もおかしいと以前に書きましたが、キン肉マンはそれを一言で切って捨てただけで、もう全く聞く耳持たないという姿勢。
ネメシスからして見れば「これだけ説明したのに、まだ分からんのか。人の話を聞いていないのか」といったところでしょう。
正義超人の論理は相手に分かってもらおうとするものの、完璧超人の論理は決して受け入れようとはしない。
また「分かり合う」ではなく「分からせる」ための戦いになっています。
優劣では無い、主義主張の違いだけだ、と口では言っていますが、それは本当にそう思っているのでしょうか?
正義超人が正しい先進的なあり方で、完璧超人は間違った滅びるべき老害だと思っていないのでしょうか?

せっかくここまで面白い展開を続けて来ていたのに、最後の最後で二世と同じような感想を抱くに至るかもしれないというのは
本当に嘆かわしいことです。


[No.886] 2016/09/26(Mon) 19:00:04
185話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンは体を回転させてネメシスドライバーの体勢を崩し、キン肉ドライバーで逆襲。
なおも立ち上がるネメシスのもとに、ピークア・ブー、ネプチューンマンが現れる。
ネプチューンマンは「キン肉マンに勝て」とネメシスに激励を送る。



悪魔将軍の嫌味が心臓に悪すぎます。
あれでバッファローマンの寿命が何年縮まった事やら……。


ネメシスを説得するのがまた難しくなってきました。
ネメシスは友情パワー、慈悲の力をはっきり認めていて、キン肉マンや今の世代の正義超人たちは上手くやれるとはっきり認めています。
そのうえで、彼らが皆いなくなった将来のことまで見据えている。
これでは、「友情パワーの強さを見せつける」といういつもの方法では駄目なのです。
また、普通なら「今生きている者は寿命の範囲でできる事をやり遂げ、後世はまた未来の人々に期待する」という話で済みそうですが
ネメシスに対してはそうならない。だからこそネメシスは不老不死の命で永遠に責任を負い続けるという解決方法を選び、
ネメシスの前では「未来のことまで責任は持てない」では通じないのです。

同じ条件のジャスティスマンがテリーマンの訴えを聞き届けたのはなぜだったか。
「宇宙の超人達の憧憬の心が集まっていることが分かり、テリーマンを倒しても後に続く者が現れる事が分かったから」です。
ここでジャスティスマンは、不確かな「まだ見ぬ未来」に期待をかけてみる気になってくれました。
同じように、ネメシスの心を動かすのはキン肉マンたちではもうこれ以上は駄目で、他の人物が登場する必要が出てきました。

ネメシスへは別のアプローチで、ピークア・ブーやネプチューンマンが現れました。
そこでシルバーマンのように「キン肉マンに負けることで完璧超人側の条件を取り下げ、キン肉マンの正しさを身を以て思い知らされろ」ではなく
「キン肉マンに勝て」という応援が出てきてくれました。これは先の展開に期待したいです。
ネメシスかキン肉マンか、どちらが勝つのか分からなくなってきました。
できる事なら、口では互いに尊重すると言いながら完璧超人の意見には全く聞く耳を持たない、
「分かり合う」のでは無く「分からせる」ために戦う正義超人ではなく、
その先を見据える視野の大きさを持つ完璧超人に勝ってもらいたいのですが……。

ただ、こうした場面において超人閻魔が無言のままでいるのは良くないと思います。
「超人閻魔を無視して完璧超人たちが勝手に完璧超人界の将来のことを決めてしまいました」では、ただ超人閻魔の孤立を深めるだけです。
ずっと黙ったままでは無く、超人閻魔からも意見が欲しいところです。


[No.887] 2016/10/17(Mon) 18:40:28
186話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはピークア・ブーのセコンドを受け入れ、完璧超人として勝利を目指す。
キン肉マンは風林火山を狙うが、ピークア・ブーの助言でネメシスが反撃。バトルシップ・シンクでとどめを狙う。
倒れかけたキン肉マンをロビンマスクの幻影が勇気づけ、片手をロープに伸ばしてバトルシップ・シンクに耐える。



今回もまた悪魔将軍との戦いを彷彿とさせる逃れ方に。
キン肉バスター、キン肉ドライバー、ネメシスドライバー、バトルシップ・シンクとそれぞれの技を使い、
後はマッスル・スパーク合戦という形になってきました。
ここまでに、すでにネメシスは友情パワーについてはっきり認めているし、完璧超人として戦うとも決意しています。
もう心に揺らぐところが無い。
後はマッスル・スパークをやっている間に何かあるとは思いますが、この戦いはまだ先が読めません。

以前に二世のことを振り返ったときに「全てが万太郎の勝利のための道筋になっている」というのが見え見えで辟易していましたが、今度はそうなっていない。
ここからネメシスが勝利してもストーリーは破綻せず先に進む事ができるようになっています。
こういうのが読んでいて盛り上がりますね。


[No.888] 2016/10/24(Mon) 20:27:21
187話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンとネメシスはマッスル・スパークを狙い、キン肉マンが先手を取る。
ネメシスはピークア・ブーの激励、タツノリの言葉を受け入れ火事場のクソ力を発動。
アロガント・スパークで勝負を挑む。



試合が長くなりすぎたのでしょうか、ネメシスのマッスル・スパークがキン肉マンのものと違うという話が飛ばされてしまいました。
そこでネメシスのスパークが上手く行かず、キン肉マンのマッスル・スパークが見事に決まって、その違いが説明され、
それを乗り越えるために最後の手段としてアロガント・スパークに挑戦する……という流れを予想していました。
とりあえず、そこまではさっさと終えてしまったという事でしょう。

ここからの展開はどうなるのでしょうか。
「ネメシスの技術ではシルバーマンの技術に及ばないため、アロガント・スパークは失敗する」
「相手の殺害を目的とするアロガント・スパークは、慈悲に目覚めたネメシスとの相性が悪く失敗する」
「慈悲の心を持って行うアロガント・スパークというシルバーマンの成し得なかった究極型が完成する」
「アロガント・スパークが外れかけるが、とっさに修正した形がタツノリの改良版になっている」
など予想していますが、ここでネメシスが失敗してしまうのはどうも納得しがたい。
特に「完璧超人の技のアロガント・スパークは慈悲に目覚めたネメシスでは失敗する」という流れは嫌です。
そうなってしまうと、「友情パワーに目覚めた完璧超人」という路線は成立せず、「正義超人になるしかない」になってしまう。
「完璧超人の考えは間違っており、正義超人の考えが正しい」になってしまう。
せっかく「完璧超人界を再興するためにお前が必要なんだ」とネメシスを説得したピークア・ブーやネプチューンマンも、
ネメシスが正義超人キン肉サダハルとしてキン肉星に帰ってしまったら、これまでの行動が台無しです。
だから、ネメシスには完璧超人としてアロガント・スパークをきっちり決めてしまって欲しい。
そこからキン肉マンが立ち上がる理由は「アロガント・スパークが上手く行かなかった」「完璧超人では駄目なんだ」であって欲しくない。

お互いを讃え合う関係になって欲しいのに、正義超人だけを讃え、完璧超人は下に見られ続けています。
ネメシスは「勝ったら認めてやる」と歩み寄りを見せてくれているのに、キン肉マンは「救わねば」とあくまで上から目線。
いったい、どちらが傲慢なのか。


[No.889] 2016/10/31(Mon) 19:18:19
188話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはアロガント・スパークを決めるが、技の反動で自身も大ダメージを受ける。
一方、キン肉マンは死んではおらず、目に光が戻り始めた。



こうなってしまったら嫌だなあ、という展開に向かっています。
より上位の技を目指すという姿勢、完璧超人として正義超人を倒すという信念、なんとしても技を完成させるという決意、
ネメシスはどこも間違った事はしていません。
アロガント・スパークが上手く決まっていないのも、反動が物凄いのも、結局キン肉マンを倒せていないのも、それはいいのです。
完璧超人始祖が数億年かけて鍛えた技と、いかに天才とはいえ100年くらいのネメシスでは結果が違うのも当然で、
むしろキン肉マンに脱出されず、きちんとやり遂げた事でも素晴らしい。
途中で火事場のクソ力が消えたのも、完璧超人として強力な技の完成度を高める事で、火事場のクソ力に頼らずに勝つという目標のためなのだから。

ただ、これで「慈悲の心が無いから」「完璧超人の思想が間違っているから」という展開になっていくのは本当に辛い。
キン肉マン二世、究極タッグを読んでいた時の気分です。
なんとかもう少し折り合いを付ける事はできないのでしょうか……。


[No.890] 2016/11/21(Mon) 20:21:21
189話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘


息を吹き返し、立ち上がったキン肉マンはネメシスにマッスル・スパークを決める。



技の描写が長かったからか、要約が一行になってしまいました……これ以上書き加える事が無い。

ネメシスへのフォローもかなり入り、終わり方としてはこれで良かったのかなと思います。
主眼をキン肉マンではなくネメシスに合わせた感じです。

ただ、それだけにキン肉マンの描写が終始おかしかった。
ようやくネメシスをサダハル様と呼び、全てが間違っていたとは思わない、一定の理があったと言ってくれたのですが、
では、その正義超人の側からも認めざるを得ない完璧超人の理とはいったい何だったのか。
正義超人の方が正しいと言ったのはシルバーマンで、
ネメシスと交流を持って言葉で説得したのは大王で、
試合に勝ったのはネメシスが完璧超人としての己を全うしようとしたからで、
最後にマッスル・スパークを決めて試合に勝つのも真弓の後押しがあったからで。
この試合、キン肉マン自身はほとんど何もしていない。
キン肉マンが自分の意思で行った事は、ただネメシスの言葉を拒絶し続けた事だけなのです。
何もかもお膳立てを整えてもらって、最後の最後に格好良く必殺技を決めただけ。

ピークア・ブー戦で理路整然と諭して心を入れ替えさせた時は、
大王として頼もしく成長した姿を見る事が出来て感激したのですが……。

古くはスーパーフェニックス戦でフェニックスが生い立ちを語った時、地球に投げ落とされてからの労苦を語った時は、
きちんと自分の言葉で語ってくれたのですが……。

キン肉マンの描写だけは、どうしても納得できるものではありませんでした。


[No.891] 2016/11/28(Mon) 19:34:54
190話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マッスル・スパークを受けたネメシスはなおも立ち上がるが、タツノリの魂に労られ、ついに力尽きる。



結局、正義超人の理念の究極というのは
・自分の方が上だという序列を押しつける
・自分の方が正しいという善悪観を分からせる
という事でしかありませんでした。
このような考え方こそを「傲慢」と呼ぶべきです。

一方のネメシスは完璧超人としてのあり方を真摯に追求しただけに過ぎない。
理念を追求しての敗北の尊さは、かつて超人オリンピックで子犬を救うため自ら新幹線を止めたテリーマンと同じです。
ただ、正義超人はそれを認めない。正しさはひとつ、正義超人のあり方だけだから。
口では「分かり合う」と言っておきながら、やる事は「分からせる」だった。最後の決着までもそれは変わらなかった。

そして、ネメシスが最後に「分かり合った」相手はキン肉マンでは無く、兄タツノリでした。
「お前はよくやった。もう十分だ」という労りの言葉。
「私の自慢の弟であった」という賞賛の言葉。
「長い間済まなかった」という自分からの謝罪の言葉。
そして「ありがとう、サダハル」という感謝の言葉。
短いやりとりの間に必要なものが全て込められていて、これだからこそネメシスも「そうだな」と受け入れることが出来たのです。
このタツノリの言葉がなければネメシスとの和解などありえず、これを自分の言葉で言えなかったキン肉マンはもはや主人公失格です。
ピークア・ブーの時はあんなに綺麗にまとめてくれたと言うのに……。

せめて、タツノリの魂が「キン肉マンとは違うどこかを見ていた」ではなく、
「キン肉マンの中に兄の魂が継承されていることがはっきり分かった」であってくれたら、話は全く変わったのに。

ネメシスの目的は「不幸な人が出ない世の中を作る事」であり、
超人閻魔の完璧超人思想への共鳴、キン肉族の抹殺などは、全てそのための手段でしかありません。
そんなネメシスに対して「キン肉マンの方が強くて正しい事を分からせる」マッスル・スパークなど不要なのです。
ネメシスはキン肉マンの力量をはっきりと認めており、完璧超人になって一緒に世の中のために生きようとまで言っているのですから。
キン肉マンをはっきりと認めたうえで、「今は良くても、キン肉マンが引退した後で友情パワーが悪用されたらどうする」
というのがネメシスの危惧でした。
永遠に超人界の面倒を見続けるには、引退が有り得ない不老不死の完璧超人になるしかない。
その問題点について、同じ危惧を抱いていたジャスティスマンは「憧憬が受け継がれていくのなら」と考えてくれました。
もしもタツノリの魂が「キン肉マンとは別にいる」ではなく「キン肉マンの中にいる」であったなら、
タツノリが訴えた優しさが真弓、スグルに受け継がれており、またスグルから子孫へと続いていくのだろうと
ネメシスも安心することが出来たはずなのです。

キン肉サダハルという一人の人物はこれで救われたかも知れません。
しかし、救ったのはキン肉マンではなくタツノリであり、ネメシスが訴えた危惧は押し潰されてしまった。
あたかも、かつて彼の存在が抹殺されたのと同じように。

物語はこれでハッピーエンドということになるのでしょう。
しかし、これでハッピーエンドになってしまったからこそ、あるいは「ハッピーエンドという事にしてしまった」からこそ、
キン肉マンの引退後に友情の理念が堕落し、『二世』でヒカルドが追いやられていく遠因になってしまう。
あの時の万太郎のどこに、今回のタツノリの思いが継承されているというのでしょうか?
「自分の方が強く正しいと分からせる」
この傲慢そのものの考え方が正義超人のあり方となる、その末路を知っているだけに、あまりにも哀しい結末でした。


[No.892] 2016/12/05(Mon) 21:11:07
Re: 190話 (No.892への返信 / 2階層) - K@DS

「この試合では、私の負けがみんなの負けになる。
 みんなが先に進めるか否か、大きく影響するんだ。私の一打一打が!」

ネメシスと同じく団体戦にて後がない状況で奮戦したキャラのモノローグですが、ネメシスもまたこうした責任感、ひいては慈悲の心に裏打ちされた強さの持ち主でありました。
完璧超人軍の名誉を守り、掟を破った仲間を受け入れ、敵をも認め、先祖からのダメ出しすらも謙虚に受け止めて高みを目指し、諦めることなく志を貫いた彼は、傲慢どころかウルティマの八徳を全て修めているようにさえ見受けられます。
ピークやネプチューンマン、そしてタツノリとの熱いやり取りは、完璧超人だけでなく正義超人の理念にも通じるものがありますし…

タツノリ・サダハル兄弟をここまで高潔な人物として描いてきたからには、おっしゃるとおりキン肉マンが勝つなら兄弟の理想を受け継いで子々孫々まで絶やさない決意と覚悟を示し、ネメシスにキン肉族を滅ぼす必要などないと信じてもらえるようになって欲しかった。
ジャスティスマン戦と同じ展開を避けたかったのかもしれませんが、ネメシスに指摘された問題を解決し、真に「分かり合う」道は永遠性の中にしか見出せないように思いますので。

なお冒頭の台詞の人は、この一念がきっかけとなって脇役から脱却し主戦力となりましたが、ネメシスも戦いの中で大きく成長しながら未来を見据えている人物だけに、同じように勝って完璧超人の次期リーダーとして大成する姿を見たかった…


[No.893] 2016/12/06(Tue) 22:18:49
Re: 190話 (No.893への返信 / 3階層) - キャノン娘

実はキン肉マンとネメシスの心は通じ合っていない、マッスル・スパークによって倒れたのでは無い、
しかしなんとなくいい話にしてまとめてしまい、どうして勝ったのかも勝手に曲解されてしまった……という、
分かり合うどころか、完全にすれ違いになってしまっていますね。

ネメシスが再起して完璧超人界を再興してくれるのはまず間違いないと思っています。それは心配しなくても大丈夫でしょう。

残念なのはキン肉マンの方からの本当の相互和解、つまり「正義超人から完璧超人への敬意と尊重」が全く無い事なのです。
こんな展開になってくれたらいいのに……と思う事はいろいろあるのですが。


[No.894] 2016/12/07(Wed) 19:19:33
191話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスはキン肉マンを讃え、キン肉サダハルとしての言葉を残す。
そして自害を試みようとするが、周囲の者たちは皆思いとどまるよう促す。
ネメシスはあくまで自害を選ぶが果たせず、武道が立ち上がる。



キン肉マンは、完璧超人の道を貫こうとしたネメシスのことを真似できないと言っていますが、それは謙遜というものです。
2000万パワーズに棄権を勧告した時、棄権してくれるのならマッスル・ブラザーズも棄権していいと言った。
ウォーズマンがザ・マンリキを相手に残虐ファイトを繰り広げていた時、元に戻ってくれるのなら王位に就けなくてもいいと言った。
本当にそんな事になったらキン肉王家が邪悪神に乗っ取られてしまうので冷静に考えてみると無茶苦茶な発言なのですが、
キン肉マンの魅力は「社会的責務よりも個人の感情(主に友情)を優先する」というところにあるのです。
そのためにすぐに周りが見えなくなって、簡単に「全体的な局面を放棄してもいい」と言い出してしまうのは欠点と言えますが、
正義超人はおおむねそういった一面があり、それを美点としています。
今のシリーズでも、キン肉星の王という立場を優先して地球に向かわず、キン肉星で公務を続けていたら、今の展開にはなっていません。
ネメシスもまた、軍団の勝利よりも自己の生き方を貫いた人でした。
「完璧超人としての技を選ばずに勝ったとしても意味が無い」というネメシス、
「ウォーズマンが残虐超人から正義超人に戻れるのなら王になれなくていい」というキン肉マン。
言葉とは逆に、同じものを感じ取ったからこその尊敬であり賞賛なのでしょう。

ネメシスは自分に勝利したキン肉マンを素直に讃え、自身の敗北を認める。この潔さも完璧超人の美徳です。
試合中から内心では思っていたように、キン肉マンを認め、その信念があれば打破していくことだろうと言うところまでは行きました。
しかし「キン肉マンがいなくなった後はどうするのか」というところまでは踏み込んでいません。
キン肉マンが勝ったので、そこまで踏み込むことはやめたというべきでしょうか。
これが、「ネメシスに勝てるほどなら大丈夫」から「力で押し通せば何を行ってもいい」に変質していくのが悲しいところです。

「甘さは唯一心配だが」と言っているところから、実は相互理解は全く進んでおらず、「甘さがあると駄目だ」という認識は変化していないのですが、
「自分に勝った奴は自分よりも正しい」という考え方であるのでしょう。

自害の掟については大変難しいところ。
頑ななまでに完璧超人としての道を行くからこそネメシスは完璧超人に必要な人物たり得るのであって、
そこを曲げて生き残るようでは「ネメシスは完璧超人界に必要な人物だから」という理由そのものが揺らいでしまう。
ジャスティスマンなら「掟は掟だ、死ね」と言うような気がします……。
その判断は武道に投げられたのですが、生きろというのも難しく死ねと言うのも難しい。
簡単にありがちな流れにする事はできない、本当に重みのある場面になって来ました。

しかし、なんとなくみんなでこのまま収まってしまいそうな流れになって来ました。
正義超人側は、完璧超人陣営は正義超人の良きライバルとして復興してくることを願っている。
ネメシスも正義超人が駄目になったらまた完璧超人が攻めて行くと示唆しているのですから、
「俺を倒したとしてもまだ超人閻魔様がいる。閻魔様が貴様らを皆殺しにするから、将来には正義超人陣営は存在しない」とは考えていないわけです。
「回り始めた水車は最後の一滴まで水が尽きるまで停止しない」と言っていたネメシスが、超人閻魔戦を終える前に、もう締めくくりにかかっている。
どちらかの陣営が全滅するまで続けるという話ではなく、それぞれの陣営が存続し、将来があるという形で。


[No.895] 2016/12/12(Mon) 18:35:15
192話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ネメシスは超人閻魔に自害の手助けを願い、武道も了承するが、ネプチューンマンが止めに現れる。
ネプチューンマンは超人閻魔と戦ってでもネメシスを守ると主張。激突の寸前、悪魔将軍が現れた。



難しい話の整理を一話で綺麗にまとめてくれました。
ネメシスはすぐには死なない。
超人閻魔はまだ和解に応じない。この時点で和解が成立してしまったら続きが書けないので仕方ないですね。
超人閻魔との和解は対戦が終わってからでいいのです。
ネプチューンマンも姿を見せて、会話を行い、戦おうという気概も見せてくれました。
これで試合を実際やったとしても、悪魔将軍が試合を待っているのですから勝敗は決まっています。やらなくてもいい。
悪魔将軍はそういったやりとりとは全く関係無く、戦うつもり。
難しい話はとりあえず保留で、とにかく今は悪魔将軍対超人閻魔の対決を見たい、と話を一気に切り替えてくれました。

それから、ネプチューンマンの「逆らう事と裏切る事は同義では無い」という言葉で、
去って行ったジャスティスマンや、超人閻魔に反対している完璧超人たち、
そしてネメシスもザ・マンも全員が救われる道が開けました。
これも素晴らしい展開です。
来週、また来年の展開が待ち遠しい。


[No.896] 2016/12/19(Mon) 21:16:43
193話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ゴールドマンが超人墓場を出ようとする時、ザ・マンは自分がおかしくなっていたら討てと語っていた。
しかし現在の超人閻魔は対話を拒否。そんな超人閻魔を、悪魔将軍は討ち果たそうとする。
守ろうとする完璧超人たちを退け、超人閻魔は悪魔将軍に向かい合う。



こういう事になってくれないと勝負が始まらないという都合もあるのでしょうが、
キン肉マンとネメシスの試合前では落ち込んでいた超人閻魔も酷く頑なになっています。
これは悪魔将軍に対して「お前にだけは言われたくない」という感情が入っているのでしょうか。

悪魔将軍は超人墓場を出てから数億年、結局のところ世界を変えうるほどの超人を育てる事はできなかった。
ジャスティスマンも言うように、悪魔将軍がやってきたのは、ただ超人墓場の偽物を作っただけです。
近年になって突然に力を得たものの、それは悪魔将軍の功績ではなくキン肉マンによるものでしかない。
正義超人が完璧超人に対して物申すならともかく(だからシルバーマンの意見は黙って聞いていた)
悪魔将軍が大きな顔ができる話では無い。
まるで、ラオウがサウザーに「貴様の体の謎はトキが知っておるわ」と自信満々に言うようなものです。

しかし、ゴールドマンが自分の育てた最高の弟子であり、完璧だと認めた存在であり、
ゴールドマンが去って行ったために自分が完璧だという自信が持てなくなったのも確かなのです。
矛盾しているようですが、この複雑な心情が二人のもつれの原因ではないかと思うのです。


そして、下等超人たちに「もはや見切りを付けた」というのも悲しい事です。
超人墓場のシステムというまは下等超人に機会を与え、完璧超人に引き上げ、わずかでも優秀な者を選抜しようという意図があったはず。
それを続けていながら、その成果はもう出ないのだろうと思っている。
無駄だと思っているのに路線を変え、新たな方法を模索する事はできない。
一度、下等超人の生存が確認される前に、完璧超人たちの理想社会を造り上げた経験があるというのが
今度は逆に足かせになっていたのかも知れません。

そもそも失敗したと言うのなら超人墓場というシステムを作った事よりも、それ以前に「下等超人の生存を許した事」だったはず。
ゴールドマンを手放したこと、つまり「下等超人の育成方法を間違えたこと」というところは堅持している。
「下等超人を皆殺しにしておけば良かった」とは考えていないのです。
今もなお、「より良い方法で下等超人を導き、良い超人に育て上げよう」という意思は失っていない。
何億年も前に「もはや見切りを付けた」と言っていたにもかかわらず。


[No.901] 2016/12/26(Mon) 19:31:09
194話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

超人閻魔と悪魔将軍はかつて修行に用いていたエアーズロックに移動する。



今回は移動するだけでした。
ミート君の面白起源説とか、二人だけの特訓場に観客席設置とか、秘密の場所なのに英雄面山とか、
岩山が削れた跡地なのにリングが設営されているとか(山頂に作っていれば山のままであったでしょうに)、
いろいろありましたがそれらは重要なポイントでなく。

移動する前に、超人閻魔が「お前たちの言葉が届かぬわけでは無い」と言っているところ、
「完璧超人のなんたるかを示す」と決意を表明しているところが大事です。
果たして彼は悪魔将軍が言うようなただの老害でしかないのか。
彼は彼なりに、超人界の行く末を案じているのか。
ここからが楽しみ……なのですが、どうにも面白い場面の方が気になってしまいますね(笑)

正義超人、悪魔超人、完璧超人たちはあの観客席にやってくるのか。
重傷のまま放置されたジャンクマンは。
飛ばされていったシングマンは。
去って行ったジャスティスマンは。
重傷の身であるネメシスは。
超人パワーを奪われたベンキマン、カレクック、タイルマンは。
最後の最後なのですから、観客たちも大勢でオールスター状態になって欲しいところです。


[No.906] 2017/01/16(Mon) 20:36:13
195話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

生き残っていた超人たち、委員長らも集まり、試合が開始される。



また一行で終わってしまいました。
テリーマンやウォーズマンが来ないというのは、
もう出番を済ませたキャラは退場してしまうという事のでしょうね。
キン肉族の話は終わったので大王が来ないのは分かりますが。
とうとうジャンクマンは最後まで姿を見せないのでしょうか。
ジャスティスマンもシングマンも来ないのでしょうか。試合の終盤には来て欲しいのですが……。

前話に続いて、超人閻魔も良い発言をしてくれています。
決して「このラスボスを倒しておしまい」という話では無い。
超人閻魔と悪魔将軍がいなくなった後に、残された超人たちはどうしていくのかまで描かれていくのでしょう。


[No.912] 2017/01/23(Mon) 21:10:42
196話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍は超人閻魔に先制攻撃を掛けるがほとんど効いておらず、逆に閻魔の猛攻が始まる。



……と、一行で書けてしまうのですが、その戦闘描写は実に迫力があります。
悪魔将軍ですら攻めきれない圧倒的な耐久力。一撃の破壊力と、それを連続で繰り出す速さ。
どれもが超一流どころか完璧超人始祖たちを上回る実力。
当然と言えば当然なのですが、やはり師匠は強い。ラスボスの貫禄は十分に感じさせてくれました。
どうやってこれを倒せばいいのか、二人の心情描写とともに楽しみなところです。


[No.913] 2017/01/30(Mon) 19:16:53
197話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

超人閻魔は悪魔将軍をパワーで圧倒する。
悪魔将軍は地獄の九所封じを仕掛けるが、逆に返され、両腕・両足を負傷。
さらに超人閻魔は掌から思考力を奪う攻撃を仕掛けた。




悪魔将軍がやられる姿というのが新鮮というか、想像ができなかったというか、信じられないものを見ているようです。
キン肉マンと戦った時は「実体を持たないためどんな技も無効」であったり、鎧は破壊できても中身が無く、
攻撃を受けて痛がる様子があまり無かったからというのが大きいですね。
「攻撃を受けても平然としている」というイメージが強かった。

超人閻魔の「零の悲劇」が地獄の九所封じの「掌から思考力を奪う」に繋がるのは面白い流れですね。
もとは神であるだけに超能力はいくらでもできて不思議は無いわけで、
アビスガーディアンとかマグネットパワーとかもやろうと思えばできてしまうのかも。

今回の敵は何もかも通じない状況から食い下がる展開が多いのですが、今度のはいつにも増して凄い。
あと2回ぐらいは一方的な展開が続くのかも知れません。
ガンマンやジャスティスマンの難攻不落ぶりを考えると、もっと長くかかるかも……。


[No.914] 2017/02/06(Mon) 19:26:57
198話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

超人閻魔は超人パワーを吸収しながら超人圧搾機を仕掛けるが、悪魔将軍は力尽くで脱出。
そして地獄の断頭台に捉えるものの、パワーが落ちた状態では万全にならず反撃されてしまう。
将軍はダイヤモンドパワーで閻魔の必殺技「冥府頭壊手」を防ぎ、両腕から剣を出現させる。



今回は逆転に次ぐ逆転、互角の展開になってくれました。
ダイヤモンドパワー発動でここから悪魔将軍のペースに行けるか、という感じですが、
これまでそういう雰囲気を何度も叩き伏せてきたのが完璧超人始祖。
次回は超人閻魔がダイヤモンドパワーを打ち破り、その次でまた将軍が立ち上がり……と、
あと3、4週はストーリーは進展せず攻防戦が続くと思います。


[No.915] 2017/02/20(Mon) 19:36:11
199話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍は地獄のメリーゴーラウンドで襲い掛かるが、超人閻魔はダイヤモンドパワーで防御。
かつてゴールドマンがダイヤモンドパワーを会得したことを喜びながらも、
ゴールドマンですら神を超えることはできないという事実に、
至高の存在である自身が絶対だと考えるようになった事を語る。
超人閻魔は必殺技「無欠雁字搦め」で悪魔将軍を捉えるが、
悪魔将軍はペインマンとの修行の過去を思い出し、軟体ボディで脱出する。



20ページの間に、何度も読み返したくなる深いシーンが連発した回でした。今回は凄い。

ダイヤモンドパワーが通じないのは予想どおり。そして恐らく軟体ボディも通じない。
始祖たちの持つ技術では通用せず、それ以上のものが必要なのです。
それが友情パワーである、というところまではもう分かっています。
ここは展開よりも描写を楽しむ時間。
今回はペインマンでしたが、少しずつ始祖たちとの回想シーンが挟まっていくと嬉しいですね。


超人閻魔の語る内容は、これまでの言葉とまた矛盾があります。
そもそも、最初に天上界から地上に降りてきた時、ザ・マンが求めたのは「神よりも強い超人」だったでしょうか。
彼が育成しようとしたのは、神に滅ぼされてしまうような暴虐な者ではなく、平和な社会を作る事ができる超人たちであったはず。
自分の力を頼みに他者を虐げる事をせず、そうした者が現れたら討ち倒す力を持つ、
神々が安心して見ていられるような社会を実現するのが目的だったはずです。
それを実現するにはどれほどの力が必要であったのか。おそらく、完璧超人始祖ほどの力は必要無かったはずです。

そうであったはずなのに、ザ・マンはいつしか「超人が神を超えてくれないこと」を悲しむようになっていた。
それほどまでに、完璧超人始祖との修行の日々は楽しく、始祖たちは才能に優れていたのでしょう。
ザ・マンがもっと上を目指し、もっと先を求めてしまうようになるほど。

超人はどこまで行けば「完璧超人」と言えるのか。そのラインを見誤ってしまったように思います。
ザ・マンが心の中で期待してしまった「神よりも強い超人」など必要は無かった。
そこまで行き着けなくても地上を任せることはできるはずだと思う事ができれば、
当初の予定どおりに、次の世代に地上を任せて、始祖達は消えゆくことができていたでしょう。

「神を超えるような力を超人が持ってしまったら、また地上に混乱が起きる」と
「ゴールドマンが神を越えられないのは本当は悲しかった」という矛盾。

「完璧超人始祖は神よりも神にふさわしい、完璧な存在で、ザ・マンの誇り」と
「それでもザ・マンのコピーに過ぎない」という矛盾。

「至高の存在である自分の判断が絶対だ」と
「自分が完璧だと思えなくなった」「私は何か間違っていたのか」という矛盾。

こうした、ザ・マン自身にも答えを出すことができない問題の答えを無理にでも出さねばならないという立場、
責任感や厳格さが、今の結論を出してしまったように思います。

そして、その答えはロビンマスクが語ったことと全く同じ。
それを打ち破るのは悪魔将軍か、キン肉マンか、どちらにしてもザ・マンに救いはもたらされるのでしょう。


[No.916] 2017/02/27(Mon) 19:52:37
200話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍はスカル・クラッシュで責め立てるが、超人閻魔は力尽くで脱出。
完武・兜砕きを決め、さらに完璧・零式奥義を繰り出していく。



ジャンクマンが受け取ったペインマンの言葉がようやく出てきました。
描写されていなかっただけでジャンクマンも救出されていたのですね。まずここに安心。

そしてペインマンや、かつてのザ・マンを引き合いに出しての言葉も届かない有様。
もはや戦いで決着を付けるしか無いという感じになってきてしまいました。
ネメシスの時もそうですが、言葉による歩み寄りが一切見られないのは悲しいところです。
バトル漫画なので仕方が無いことでしょうか……。

兜砕き、零式奥義と立て続けに来ました。これで超人閻魔の技は見せ終わることになるでしょうから、
次回で悪魔将軍対超人閻魔の前半戦が終了というところでしょうか。
奥義で大ダメージを受けた将軍が、そこからどうするのかというのが見所ですね。

零式奥義は、そのままの格好で両足で将軍の首か上半身を固めて落下させる技なのか。
それだとセイウチンのサーモンスプラッシュみたいです。
それとも、前方に向けて投げ下ろす技なのか。そこから相手の上に乗ってメガトン・キング落としに行けるなあ……
と予想しています。


[No.917] 2017/03/06(Mon) 19:08:14
201話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍は超人閻魔の必殺技「千兵殲滅落とし」を受けて倒れるが、なんとか立ち上がる。
閻魔は「零の悲劇」で将軍の力を吸い尽くそうとするが、将軍のパワーは尽きずに湧いてくる。
バッファローマンはその力は友情パワーでは無いと語る。



完璧な奥義にいったんは耐えた。
ジャスティスマンだったらもう「お前の勝ちだ」と言ってくれるところまでは来ました。
しかし超人閻魔はそれだけでは納得しないし、悪魔将軍もまだその力がなんだったのかはっきりと見えてはいない。

それが友情パワーであるのだろう、というのはここまでの展開から素直に想像できることですが、
ここでもう一捻り加わるようです。
悪魔超人の唱える憎悪のパワーについての解説があるのでしょうか。
大魔王サタン関連も何かあるといいですね。


[No.918] 2017/03/13(Mon) 19:20:03
202話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍が感情のパワーを向けられる相手はザ・マン以外にいなかった。
悪魔将軍はダイヤモンドパワーを超える硬度を発揮し、超人閻魔を投げ飛ばしていく。



説明と回想の回でしたが、サンシャインとバッファローマンの語り口、ザ・マンとゴールドマンの修行風景、
いずれも何度も読み返したくなる描写でした。特にサンシャインの表情がいい。

悪魔将軍が最後に放ったのは、スピンはかかっていませんがダブルアーム・ソルトで、九所封じのかけ直しでしょうか。
ここからようやく話が動くので、いよいよ盛り上がりそうな気配です。


[No.919] 2017/03/27(Mon) 20:50:17
203話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍は始祖たち全員の思いを背負い、ザ・マンを超えるロンズデーライトパワーを発揮。
超人閻魔の猛攻を凌ぎ、逆に圧倒していく。
閻魔は硬度において自分を超えたことを認め、最後の審判として必殺技を宣言する。



ついにこの戦いも終わりが見えてきました。
悪魔将軍と超人閻魔の言葉のやりとりも、実は互いに気持ちは通じていた事を確認しあい、
これからの激突ももう力量比べや軍勢の存亡を賭けたものではなく、師匠越えを果たした事の確認作業に過ぎません。
ネプチューンマンやピークア・ブーの言葉がもう「閻魔様、負けちゃったけど格好良かったですよ」という流れになってきているのが
結果はもう見る前から分かる流れですね。後は描写を堪能しましょう。

これまでザ・マンと呼んできたのが「悪魔将軍として、超人閻魔の奥義を」になっているのが少し意味が分かりません。
悪魔将軍、超人閻魔と名乗っているものの、「お前に鍛え育ててもらった完璧・壱式として、慈悲深き神ザ・マンの奥義を」では無いのでしょうか?

あと、気になる展開と言えば、これから悪魔将軍に敗れるであろう超人閻魔は、「敗北した完璧超人はどう身を処すべきか」という姿を見せねばなりません。
それは自害になるのか。
その結論が描けず、決断させる場面を避けるため、地獄の断頭台で戦死するのか。
そこまでを描いて、この物語が終わるのだと思います。


[No.920] 2017/04/03(Mon) 19:53:40
204話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

超人閻魔は全力で千兵殲滅落としを繰り出すが、悪魔将軍はロンズデーライトパワーで受けきってみせる。
足を砕かれ、立てなくなった超人閻魔に、悪魔将軍は地獄の断頭台をかける。



相手の技を受けきる事で勝利する。
傷つき、血まみれになり、ボロボロになった勇姿が美しい。
これがプロレスなんだなあと思います。

おそらくこのまま悪魔将軍が勝つのでしょうが、そこに至る道筋はまだ複数考えられます。
まず、悪魔将軍は本当にザ・マンにとどめをさせるのか。
ここまで語っていたことを考えれば一気に決めて殺してしまった方が筋が通っています。
しかし「本音を言えば殺したくなかった、改心して欲しかった」という想いがわずかにあり、それが綻びとなって失敗するかも知れません。
また、武道はそのまま無抵抗に受けるのか。
超人が自分を超えた事を認め、満足する形で技を受けるということも有り得ますし、
最後の最後まで闘う事こそが完璧超人のあるべき姿だとして戦い抜くかも知れません。

このままだとザ・マンの死で完結しそうなのですが、それに対してキン肉マンは全く口を差し挟もうとしません。
それをさせぬ迫力と論理展開が悪魔将軍にあるのでそれはいいのですが、
それでは「悪魔超人に任せていたらただの殺し合いになってしまう」と言っていたことが台無しになってしまいますし、
殺すのでは無く分かり合うと唱えていた事が目の前で否定されても傍観していたことになってしまう。

そうした問題があるので、ザ・マンは地獄の断頭台で即死はしないと考えます。
悪魔将軍の勝利、超人の成長を讃え、これからどのように身を処すべきなのか、完璧超人はどうしていくのかをネメシスに伝え、
キン肉マンにもなんらかの言葉をかけ、神々に対してはどうするのかを示し、行く末を決めていって欲しいです。


[No.921] 2017/04/10(Mon) 19:23:30
205話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍は改良した地獄の断頭台・神威の断頭台を決める。
超人閻魔はかつての修行の日々を思い出し、弟子が自分を越えていったことを感じて安らかな表情で技を受ける。
武道の仮面を砕かれ、素顔を露わにしたザ・マンの表情は晴れやかに微笑んでいた。



やはり断頭台で即死はせず。
改良型の断頭台もきちんと上手く決まってくれました。

ザ・マンとゴールドマンの話は感動的で、上手くまとまってくれているのですが、
実のところ完璧超人と悪魔超人のどちらが正しいのか、完璧超人はこれからどうすべきなのか、
彼らの間に和解は成り立つのか、ザ・マンと神々の間はどうなるのか、
そういった様々な問題を全て無視してゴールドマンとザ・マンの間の話だけにしてしまっています。

悪魔将軍は悪魔の行動理念としてザ・マンを殺すのか。
ザ・マンは敗北した完璧超人の掟に従い自害するのか。
キン肉マンはただ黙ってそれを見ているだけなのか。
正義・悪魔・完璧の三者は分かりや意見の摺り合わせは無く、ただ「戦って勝った奴に従う」だけでいいのか。

キン肉マンとネメシスの戦いは、ここのところが良くありませんでした。
ネメシスが和解したりはタツノリであってスグルではなく、
キン肉マンは相手を受け入れる事はなく否定するばかりで、
試合後もネメシスは抱いていた危惧について心から納得できたわけではない。
ただ「自分を倒したなら、意見を押し通す権利がある」と言っただけで、意見が正しいとは思ってくれなかったのです。

悪魔将軍とザ・マンの間も、同じようにうやむやのまま「弟子が師を乗り越えた事を喜ぶ」だけになるのでしょうか。
そこは、物語の諸要素をきちんと語り終えて、綺麗な形で話を締めてもらいたいところです。
試合の決着は本当に最高だったのですから、これが画竜点睛で終わるのは惜しいのです。


[No.922] 2017/04/17(Mon) 19:13:45
206話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ザ・マンは悪魔将軍を讃え、リングに倒れる。
悪魔将軍は自分たちの存在は若い世代の邪魔にしかならないとザ・マンを殺そうとするが、キン肉マンはそれを止める。



いろいろと思い浮かぶことはありますが、だいたい先週書いてありました。

この話は面白いのですが、ただ、自分が期待していたものとは違っていた。
「面白ければそれでいい」というなら百点満点以上の素晴らしい盛り上がりと言えます。

しかし、正義、悪魔、完璧の各陣営がそれぞれの主張をきちんと述べて来たでしょうか。
戦いの中で「勝った奴が正しい」以外の何かを見せてきたでしょうか。
負けた側が「負けたのだから発言権を取り下げる」「自分に勝ったのだから意見を押し通す権利はお前にある」ではなく。
それは、実は心が繋がった事にはなっていません。

キン肉マンとピークア・ブーの試合の後のように、話し合いが行われ、互いの意思が通う説得の場面はそれ以降にあったでしょうか。
最もそれをやるべきであったキン肉マンとネメシスの試合でやらなかったこと、
正義超人の大義がシルバーマンという「もっと偉い人がそう言っているのだから」というところまで落ち、
かつて否定していた「巨大なバックがいなければ減らず口も叩けない」有様になっていること、
若い世代が伸びていくという状況を若い世代が自らの手で掴まずゴールドマンから与えられた格好になってしまったこと、
そもそもこの戦いの根幹からキン肉マンらが完全に蚊帳の外に置かれ、完璧超人始祖たちだけが何もかも決めてしまったことは
このシリーズの根本的なストーリー全体は失敗であったと結論づけざるを得ないものです。

「完璧超人始祖というメアリー・スーたちを活躍させたかった」

これがこの漫画のやりたい事だったのでしょうか?
しかし、その部分においては見事な成功を収めています。彼らの戦いや生き様は本当に熱く楽しく面白かった。本当に魅力的なキャラクターたちです。
ただ単に万太郎らにやられるためだけに出てきた悪魔種子とか、究極タッグに出てきた適当な雑魚タッグらと、なんという違いでしょうか。
「面白ければそれでいい」というなら百点満点以上の素晴らしい作品なのです。

そんな状況でようやくキン肉マンが来てくれました。
ネメシス戦での大失態を挽回し、最後の最後はきちんと主人公として締めてくれるのか。ピークア・ブーの時のように。


[No.923] 2017/04/24(Mon) 19:38:42
207話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンは悪魔将軍を説得。
悪魔将軍はザ・マンを殺さない代わりに、彼らの不老不死を解除する事を要求する。




キン肉マンはしっかりと心を掴む話をしてくれました。
ネメシスとの戦いでは蔑ろにしてきた「正義超人はどんな理念で戦っているのか」という事も
きちんと自分の口で語ってくれました。
ネメシス戦の時はシルバーマン、大王、委員長、タツノリにその任を負わせ、
自分は果実を受け取るだけの役割であったのが、今回はしっかりやってくれています。

「難しい理屈よりも目の前の苦しんでいる人を」という方向性は、実はキン肉星の大王という大きな組織の統率者としては失格です。
このような人物を王という責任ある立場に就かせてはならない。
それは自分の目の届く範囲にしか目を向ける事ができなくなり、血縁や側近たちから耳に吹き込まれる事が世界の全てになってしまう。
そして、キン肉サダハルのように、そこから外されてしまった者に悲劇が訪れることになってしまうでしょう。
そこに「友情」という美辞麗句をかぶせることで、誰にも反対できなくなってしまうのです。

しかし、この物語は昔から大きな公共・法律・組織・社会の仕組みよりも、
小さな枠の個人の友情を大切にするというメッセージが繰り返し語られてきています。
七人の悪魔超人との戦いでは、本来キン肉マンだけで全員と戦わねばならなかった時にアイドル超人が立ち上がってくれました。
王位争奪編では中立を守らねばならなかったはずのテリーマンとロビンマスクが公の地位を捨てて戦ってくれました。
だからこそ、今ここに皆が集まり、戦い抜いてきている。キン肉マンはそういう物語であり、そこは王になっても一貫しているという事なのです。

今回のキン肉マンは、悪魔将軍という大人に対して、子供の理屈で立ち向かいました。少年ヒーローとしてそれは熱い展開でした。
その代償として、キン肉マンはピークア・ブーとの戦いの時に見せた、
理路整然と話の流れを組み立て、相手にも受け入れられる形で意思を伝え、翻意してもらう事に成功した、
立派な大王として大人になったキン肉マンの姿は捨てられる事になってしまいました。
これは相手が悪魔将軍やザ・マンといったはるかに年長の人物なので大人として接する事ができず、子供の話術で訴えかけることになったためでもあるでしょう。

こう書いていて、ブロッケンJr.がクラッシュマン戦の序盤で見せた「クレバーに成長したブロッケン」の姿が
試合中にあっさりと消されてしまい、結局ラーメンマン頼みの泥臭い新米に戻されてしまったのが残念であったことを思い出します。
キン肉マンについても、また、一瞬垣間見せてくれた「大王に成長したキン肉マン」の姿は完全に雲散霧消してしまいました。

それは、なぜか。
キン肉マンという物語がここで完結しないから、まだ続編が出るから、成長段階が完成に至った姿は描けないのではないでしょうか。
王位争奪編の最後に大王として成長したキン肉マン、その王位編以降なのだからもっと成長しているはずのキン肉マン、という姿がピーク戦で出たものの
「少年ヒーローで無くなってしまったキン肉マン」はまずいと思われたのではないかと思っています。
さすがに数ヶ月の休養期間はあるべきですが、今後もストーリー展開が続き、キン肉マンやブロッケンの成長が描かれていく展開が待っているのだと思います。


成長していないと言えば、先週書き忘れましたが、今回の敵もそうでした。
戦う前までは格好良かったのに、いざ戦う段になってから、あるいは戦っている最中に突然変な事を言い出して劣化するという
キン肉マンの敵のお約束はストロング・ザ・武道も同様でした。
なにしろ、戦いが始まってから言い始めた事は、それまでに言ってきた事と全然違う。
始祖たちが完璧な存在で、本物の神々よりも神たるにふさわしく、自分の誇りであり、その始祖達が去った事で自分が完璧だと思えなくなったという話が
一転して始祖たちが自分を超えられないなら自分だけが完璧で、自分が他の全てを支配すればいいという話になっていました。
キン肉マンとネメシスが戦う前に「私は何か間違っていたのか?」と気弱に語る姿が何かの伏線であるかのように思えていたのですが、
それは何の意味も無かった。
むしろ「だから私は変わった」と、自分がおかしくなったことを昔からはっきり自覚していたかのようです。
ビッグボディ戦ではかっこよかったスーパーフェニックスが、準決勝からいきなりキャラが変わったのと同じ構造です。

先に述べた、最終的に子供の理屈が優先されるという事も含めて、キン肉マンという物語の構造は昔から進歩していない。
テーマが一貫している、変わらない良さを持っている、という事でもあり、
「同じ事をやっているのに昔よりも内容は面白くなっている」という、漫画作品としてとても重要な部分で大幅にパワーアップを遂げています。
これが大幅に低質化してしまった二世と比べて、何という素晴らしい作品であることでしょう。

神威の断頭台の落下描写も、ネメシスの時に一度見た時は感動したものですが、二度目になると「ああ、またこれか」になってしまいました。
少し残念なものです。


次回が最終回。
エピローグと、次シリーズへの展開を匂わせるものになることでしょう。

人間にされてしまったタイルマンたち、飛んでいったシングマン、アシュラマンを失った魔界はこれからどうなるのか、神々との話は……
と、まだ描かれていない要素はいろいろ残っています。


[No.924] 2017/05/01(Mon) 19:07:41
208話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

悪魔将軍はバッファローマン、サンシャインを引き連れて撤収。
キン肉マンはザ・マンと話し合い、再び事が起きた時は新たな戦いを受けることを誓う。



これで大団円……ということになるのですが、キン肉マンはまたも相手の話を理解していませんでした。
まず悪魔将軍との話。
不可侵条約はいつか破るから腕を磨いておけと宣戦布告されたのに、
「かつての最強のライバルよ」ではないでしょう。いきなりがっくり来ました。
キン肉マンの中では、すでに悪魔超人軍は競い合うライバルであったのは過去の話で、争うことの無い盟友になっているのでしょうか。
それを悪魔将軍は否定し、競い合う関係なのだと釘を刺しておいたのに。全く人の話を聞いていない。
そこは「最強のライバルよ」とか「永遠のライバルよ」とかでなければおかしいのです。
「かつての」ライバルだなんて。

次にザ・マンとの話。
それぞれに正義があり、それぞれに理念があるということは大事な事ではあるのですが、
「もしも改めておかしな行動を取るようなことがあれば」と前置きされた場合、
つまり今回の話(ザ・マンが暴走してしまった場合)とは逆に「正義超が暴走してしまった場合」のことを言っているのに、
まだ「分かり合うために戦う」なんて言っている。
今シリーズを通じて、キン肉マンは誰かと分かり合ったでしょうか?
何度も言ってきていますが、悪魔超人軍・完璧超人軍のそれぞれから、考えは違うが正しいと思える部分、
正義超人の考え方にも取り入れていくべき部分、正義超人よりも優れている部分を何か見出し、
より優れた正義の考え方を為そうとしていたでしょうか。
そうしたものは一切ありません。
キン肉マンの言う「分かり合う」は、それが相手より正しいのだと「分からせる」戦いでしかありませんでした。
最後の最後まで、その思想のずれは変わらなかった。
だから一度戦って分かり合ったはずの相手から、「今度は正義超人に非がある場合に」と忠告を受けても、
「正義超人が絶対に正しく、それを相手に分からせるための戦いをやる」と応じてしまう。
だからザ・マンは正義超人が暴走した時の事を案じているし、サダハルはそうなったらやはり成敗せねばならない、
キン肉マンに安心して任せることはできないと考えている。
「分かり合う」という言葉の意味を一番分かっていないのはキン肉マンなのです。

締めくくりに用いられたキン肉タツノリの言葉は、
対戦相手を自分が庇護すべき存在である、つまり「相手は自分よりも下の存在である」という考え方です。
これこそ、相手を「下等超人」と見なす発想ではないですか。
タツノリ自身が置かれた環境であれば、それは正しかった。相手は自分の命を狙ってくるとは言え同じキン肉族。
荒れ果てていた民心を落ち着かせようという国王の目線から見れば、逆賊もまた同じ臣民。
それをただ征伐するだけではなく、受け入れ、諭してやる慈悲の心は大切なものです。王族の家訓とするのも申し分の無い考え方でしょう。
しかし、それが孫スグルの代では相手が何を言っていても、相手が正しい事を言っていても一切聞き入れず、ただ自分の考えを武力で押しつけ、
制圧するだけでなく考えも変えさせるという「分からせる」戦いになってしまった。次の万太郎の代にはそれがより悪化します。

結果として、正義・悪魔・完璧の三者が分かり合うことはありませんでした。
ただゴールドマンが師匠超えを果たし、ザ・マンが自省し、正義超人は防衛戦に耐え抜いただけ。
戦いが終わっただけで、意思の疎通は存在しないのです。
それどころか、なんとなくいい話に収まったように見せて分かり合えたと勝手な解釈をしている事の方が、より将来に禍根や不安を残してしまう。
悪魔将軍にしてもキン肉マンにしても、ただ戦いに勝った者が敗者に向けて言いたい放題言っただけに過ぎないのです。


こうなってしまったのはなぜなのか。
正義超人が悪魔・完璧からより良い部分を取り入れ、さらに思想を発展させ、三属性不可侵条約がより強固になっていき、
ちょうど二世の「悪行超人」の逆の方向でより良い部分がまとまった「善良超人」と呼ぶような存在へと昇華していかずに、
三属性の対立関係も生まれずキン肉マンの成長もリセットされてしまったのはなぜか。
それは、これからもキン肉マンの戦いが続いて行くため、成長の余地を残すためには成長させきってしまうわけにはいかないから……
という話を前回の感想に書きました。
だから戦いが終わっても次の戦いがあることは示唆されるし、それが「分かり合うために戦う」という、
今回と同じ事をまた繰り返すぞ、という宣言にしかならない。
これは、「不老不死であってはならない」「先に進まなければならない」という悪魔将軍の主張と正反対です。
キン肉マンは永遠に未成熟な少年ヒーローのままなのでしょうか。
大人として完成されたキン肉マンが描かれる事は無いのでしょうか。
それに対して、「キン肉マンは永遠に不老不死の絶対正義である」という答えが示されてしまったのが、今シリーズの結論でした。

次のシリーズがあって本当に良かったです。今回がキン肉マンの物語の最後の完結だとしたら、画竜点睛を欠くどころではありません。
もちろん、次のシリーズがあるからこそ、キン肉マンを人格的に完成型に描くことはできず、このような展開になったのだとは思っていますが。


この感想の最初に、究極タッグを振り返ってみて「100点満点以上のものを描くために、何万点失ったか分からない」と書きましたが、
今シリーズはその逆のことを考えています。
ここまでいろいろと気に入らない部分について書いてきましたが、褒めるべき部分を列挙するためにはこの100倍以上の文章が必要になるでしょう。
それこそ「キン肉マン二世は何故つまらなかったのか」を分析したツリーのように。
これに点数を付けるとしたら、まず「自分がキン肉マンに求めていたことを全て満たす作品が100点満点」だとして、いったい何万点与えればいいのか?
期待していたこと、望んでいたことの何倍もの面白さを描いてもらえました。
そこから、「あそこが駄目だからマイナス5点」「ここが気に入らないからマイナス10点」などと減算してみたところで、
100点をはるかに上回ることは計算するまでもなく分かりきっています。強いて言うならば、「100点満点中の9920点」でしょうか。


今回は本当に面白く、本当に長い戦いでしたが、そこで行われたことを挙げていくと
・正義超人、悪魔超人、完璧超人の立場を紹介した。それぞれにキン肉マン、バッファローマン、ネメシスというリーダーを配置した。
・悪魔将軍、超人閻魔という大物を退場させた。(無量大数軍と始祖は現れて消えただけで差し引きゼロ)
・ウォーズマンやブロッケンJr.など不遇過ぎたキャラの底上げ、ロビンマスクやアシュラマンなど有力な強豪を退場させて全体のバランス調整。
……と、実は「次シリーズへの布石」でしか無かった事が分かります。
これだけ長い話、壮大な規模、熱い戦い、面白い漫画でありながら、なんとこれがオープニングストーリーに過ぎなかった。

繰り返しになりますが、次が本番であるからこそキン肉マンが大人になれなかった。
最後の最後まで「戦争は良くない」と子供の論理を振りかざした。
大人であるザ・マンは「無茶苦茶だが、正しい」と、まさに子供扱いした。まともに取り合わなかったのです。
一ヶ月後に始まる新シリーズが本当に楽しみです。なにしろ、本番はこれからなのですから。


[No.925] 2017/05/15(Mon) 06:12:33
209話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

エアーズロックの試合場跡地を片付ける委員長たち。
それを手伝っていたミートは、セコンドとしての自分の希望を語るものの、キン肉マンへの敬愛を示す。
彼らが帰った後、エアーズロックには謎の人物が出現。ザ・マンの残した竹刀を破壊した。




新しいシリーズが始まり、まずは新しい敵っぽい人の登場から。
全くの新キャラクターなのか。
これまでの設定から宙に浮いてしまった大魔王サタンや、今の流れを快く思わない超人の神々、
まだ納得できていないままのシングマンなど、既存のキャラクターなのか。
それは、今考えてみても意味の無い事でしょう。新キャラであるなら予想のしようがありません。

ところでザ・マンは自分が作った試合場をきちんと片付けていかなかったのですね。「フン!」の一言で綺麗に元通りにできたでしょうに。
竹刀もその場に置いていってしまったようです。
あれは強大な能力を秘めたマジックアイテムではなく、単にザ・マンが一時的に力を込めていただけだったのでしょうか……。
そうだとしても貴重なものです。委員長は、あの竹刀を埋めておかずに、記念品として大事に保存しておくべきです。


ミートがセコンドとして有能だという設定になってきました。二世と同じですね。
ミートの活躍で印象深いのがミキサー大帝との一戦なので、
今はまだ幼くとも、いつか成長して立派な超人レスラーとしてキン肉マンのように戦うのだ……という成長を望んでいたのですが
本人の口から「セコンド超人」という言葉まで出てくるほどに、裏方人生を歩んでいく心構えになってしまったようです。

ところでミートは今何歳なのか。調べてみると12歳という数字が出てきます。
これが初登場時の年齢だとして、その年のうちにロビンマスクと出会ったとして、
王位争奪編でロビンが消滅した時「この8年間、溢れる友情パワーをありがとう」という台詞があります。
ここから推測すると、ミートの年齢はもう20歳。
小さく見えるのはそういう種族の宇宙人(シュラスコ族)だからであって、
もしも地球人と同じようなペースで肉体が成長できるのであれば、とっくにリングに上がっている年齢なのです。
……と言う事は、これからミートがキン肉マンに劣らぬ体格に成長して超人レスラーになれるとは考えにくい。
マッスル・リターンズで成長後のミートを一度見せてもらえましたが、実は、あのようにはなれないのでしょう。


他の超人をサポートしてみたいというのは、一見、キン肉マンが大王として政務に忙しい間に次の有望な人材を育てるのは理に適っているように見えます。
ロビンマスクが死亡、テリーマンは義足が破損、キン肉マンは公務が忙しい、と人材育成の必要はありますし
次の世代に心と技術を受け継がせていくのはジャスティスマンやシルバーマンに約束したこと。
魅力的な新キャラクターを出すきっかけにもなります。ここで気鋭の新人としてカオス・アヴェニールを投入するとか。

そのように、いい展開が期待できそうに見えるのですが、実はこれは「せっかく固まった正義超人の友情崩壊の一歩」のように思います。
ミートがキン肉マンから離れることは重大な裏切り行為となり、新しくミートが指導しようとした超人も結局ものになる事は無く、
最後にはまたキン肉マンのもとに戻っていって和解して……という展開。
「引き裂かれた友情の回復」という名場面を描くためには、まずは前準備として友情を引き裂いておかねばならない。
タッグ編で「正義超人が強くあれたのは互いに切磋琢磨したからこそ」とそれなりの理由があったロビンマスクが
負けたらすぐに「私が間違っていたよ、こんな素晴らしい友と技量を争おうだなんて」という事になったり、
「若い超人に技術を伝えようと思う」と言っていたテリーマンが、いつの間にか自分が優勝する事に目を向け始め、
結局ジェロニモとのタッグは機能せず「キン肉マンとのタッグで無いと駄目」ということになったり。
究極タッグでセイウチンがネプチューンマンに着いていった時も、ウォーズマンがマンモスマンをスカウトしてきた時も。
結局は、新しい展開に向かうためではなく、最終的に元の鞘に収まるために一時的に組み替えられただけに過ぎなかった。
究極タッグであれだけの作品的犠牲を払って育てたカオスですら、最後の最後は万太郎&ケビンマスクのタッグに戻すために殺されました。
かつての悪い印象が強く記憶に残っているためかもしれませんが、今度も同じようなことになるのでは……と思っています。

ミートがキン肉マンから離れて新しい超人を育てようとしたら、
悪ければジェロニモ2号にしかならず、最高の結果でもカオス2号にしかならないだろうと。


[No.926] 2017/06/26(Mon) 17:41:21
210話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

一ヶ月後。テリーマン達正義超人の栄誉を讃える式典がキン肉星で行われていたが、大魔王サタンによって宮殿が封印される。
悪魔超人、完璧超人も同時に封印され、サタンの侵攻が始まった。



存在が無くなってしまったかと思われた大魔王サタンがようやく登場。
かつての悪魔超人編から登場していた割には、裏方に徹しており、直接対決があれば初めてのことになります。
果たして時間超人にあっさりやられた汚名は注げるのでしょうか。
そう言えば、サタンもまた不遇な設定からの逆襲組なのですよね。ウォーズマンやザ・ニンジャのように、見事に活躍して欲しいものです。

多くの超人たちが封印されてしまったので、その他の超人たちで戦う事になるのでしょうか。
まず正義超人ではテリーマン、ラーメンマン、ウォーズマン、ブロッケンJr.、ジェロニモ。
キン肉マンとミートがいません。出ると予告されているキン肉アタルも。
フェニックスマンなど運命の五王子が味方になってくれるかもしれません。
ひょっとしたら式典の来賓の中にフェニックスマンがいないかな……と探してみたのですが、
この展開なら封印されずに外にいた方がラッキーですね。

存在を惜しまれるロビンマスク、義足が良くないテリーマンは完全復活までが描かれるのでしょう。

活躍できていないけど封印されてしまったジェロニモはなんとか頑張って欲しいものです。
また「オラの命でこの封印を破って、先輩方が戦ってくれ」じゃなければいいのですが……。

ペンタゴンもいません。なぜ呼ばなかったんでしょうか。叙勲してあげてもいいのに。
ルールに則っているのかどうか曖昧な出現だったので、細かく追求されるのが嫌で、呼ばれたけど断ったのかも……?

他にも、ジェシー・メイビアなど多くの正義超人たちが出番を待っています。
カオス・アヴェニールをミートが鍛えるかも。BUKIボーイかも。マンモスマンかも。いろんな想像が止まりません。


悪魔超人では、アシュラマン、サンシャイン、ザ・ニンジャ、ジャンクマン、バッファローマン。
アシュラマン奇跡の復活。ジャンクマンも両腕がちゃんとあります。
悪魔将軍は姿を見かけません。黄金のマスクに戻ってしまったのでしょうか。
超人閻魔帳で「その他大勢の悪魔超人」としてイラストがあったプリプリマンが来るという可能性は……。


完璧超人ではザ・マンのみ。
ネメシス、ネプチューンマン、ピークア・ブーの姿は見えませんでした。
オメガマンなど、その他の完璧超人たちはどうしているのでしょう。

一ヶ月もかけて鬼の皆さんが人力作業やってないで、ザ・マンが「フン!」の一言で治せるでしょうに……。

ザ・マンが隠棲していた部屋で、壁に向かって座っていましたが、あの壁には始祖たちのダンベルがはまった消滅装置があったはず。
それをずっと見つめて、もはや死んでしまった始祖たちや、この装置を改造してくれていたサイコマンの事に心を馳せているのでしょうか。


サタンが言う「この機を逃す手はあるまい」というタイミングが、
無量大数軍が来なかった場合の歴史では、キン肉マンたちの引退直後の間隙の戦いになったのかも。

真の悪魔となり得る一族とは何者なのか。
全くの新キャラかも知れないですが、思いついたのはキン肉族です。友情のエネルギーを憎しみに転化してしまったらどうなるのか。
キン肉マン、キン肉アタル、ネメシスなど有力な超人たちは皆キン肉族に集まっている。


……などなど、いろいろなことを思いつきますが、そのどれもが「こうなるはずだ」と言える予想ではありません。
この漫画はキン肉マンなのですから。ただ楽しみに、翌週を待つばかりです。


[No.927] 2017/07/03(Mon) 22:42:50
211話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

サグラダ・ファミリアでは、マグネットパワー研究施設を守るため正義超人が配備されていた。
そこに謎の超人たちが現れ、警備隊を蹴散らしていく。その中には王位争奪戦で死んだオメガマンの姿があった。




完璧超人との戦いでは現れなかったオメガマンが登場しました。デザインが少し変更されていて、特にマスクがかっこよくなっています。
眼球が無い方が迫力があって好きなのですけど、今度のマスクは眼球があっても格好いい。

現在の設定ができてくる前に登場した人物なので、オメガマンは現在の設定から見るとずいぶんおかしな立場になっています。
まず、完璧超人でありながら、超人閻魔とは主従では無く、金銭を介した雇用関係であること。
その目的は「一生遊んで暮らせるだけの金」であること。強さを追求し、永遠の命を得て、世界を守るという完璧超人の理念と正反対の人物です。
実力的には決して無量大数軍のメンバーに劣ることは無いでしょう。
ダルメシマン、マーベラス、クラッシュマンらとオメガマンのどちらが強いかと言えば、Ωメタモルフォーゼの汎用性のぶんだけオメガマンの方が強いと思うくらいです。
しかし、彼は「永遠の命」よりも「遊んで暮らす一生」を選んだ男。
超人閻魔直属の無量大数軍ではなく、どちらかと言うと完璧超人という団体の外部にいそうな超人ハンター。
宇宙の犯罪超人をハントするという稼業は、世界の治安を守る、世のため人のための戦いではありますが、手段は超人プロレスではなく銃器による抹殺。
ごく初期の怪人・怪獣退治の設定をずっと続けて来ているような人物なのです。
これらの設定は、現状(超人閻魔は新設定+オメガマンは旧設定)はかなり不自然なので、オメガマンについても大幅に語り直されると思います。
「ゴールドマン、シルバーマン、ジャスティスは神々では無く超人だった」くらいの大幅変更になるかも。


オメガマンは予言書を燃やされて消滅していたのですが、その状況からの復活はやはりサタンならではの奇跡なのでしょうか。
サタンがもたらした超人の強化は、バッファローマンの1000万パワー、ゴールドマンへの「悪魔将軍」としての肉体提供、二世で行ったジェネラル・ストーンがありますが
それらは「強化と同時に堕落をもたらす」という、いかにも悪魔らしい部分があるように思います。

バッファローマンは試合に勝てない時代に、一人倒すごとに1万パワーを得るという契約をしました。
何か間違っていないでしょうか。バッファローマンは、試合に勝てなくて悩んでいたのに、「試合に勝てば」という条件では無理です。
それでは、バッファローマンとしてはどうすればいいのか。
「現時点でも勝てるぐらい弱い奴を狙う」ということになります。
RPGの経験値稼ぎのように勝てる相手を倒して勝っていき、少しずつ超人強度が上がっていく。
そうすればいつか勝てなかった相手に勝てるようになっていく。
一見、これはたゆまぬ努力を積み重ねていくようにも見えます。しかし、その結果、バッファローマンは本当に成長したのか。
超人オリンピック準優勝者のウォーズマンを圧倒するほどのパワーを得た彼は
「1000万パワーがあれば、テクニックなんか鍛える必要は無い」という考えに至ってしまいました。
彼が得たものは超人強度だけで、実力は昔と全く変わっていなかったのです。
そして、キン肉マンに「自分自身に見合った力を、練習によって培っていくべきなんだ」と指摘される。
そこから悪魔に借りた力だけではなくなり、現在のバッファローマンへと成長していくのです。

ゴールドマンは痛みを感じずダメージも受けない無敵の体を用意してもらいましたが、完全にそれに頼り切ってしまって、
本来の肉体が現れたとたんに怯えて逃げ回る醜態を晒します。
彼の設定が闘いの神であろうと完璧超人始祖であろうと、落ち着いて戦えばキン肉マンなどものの数では無いはず。
完全に正気を失ってしまったとしか言いようがありません。
大魔王サタンが「自我を取り戻したゴールドマン」と言っていますが、あの時のゴールドマンは本当に正常な分析力・判断能力を失っていたのでしょう。

ジェネラル・ストーンを与えられた悪魔種子たちの中で、悪魔超人が本来発揮するべきだった憎しみのパワーをきちんと使っていた者はいません。
ボルトマンだけは迫力がありましたが、他は実力もいまいち。本当に「そこらのザコ超人にパワーアップアイテムを与えただけ」でした。

これらの前例から、オメガマンもまた強化と同時に堕落してしまっているのか。
それとも、今度は過去と違って真の強化と言えるものになるのか。
オメガマン自身の性格描写とともに、先を期待したいところです。


オメガマンが連れてきた5人の超人は、同様に復活した過去の強敵だとすると、
盛り上がりそうなのはマンモスマン、ネプチューン・キングあたりでしょうか。
プリズマンはカピラリア光線が神々の使った攻撃ということで、サタンには合わない気がします。
パルテノンやバイクマンあたりではいささか実力不足。ゼブラやマリポーサなら実力は十分ですが……。
この中で、ネプチューン・キングはマグネット・パワーを使う事ができるので、ここを襲撃しに来た理由も分かります。


引退したウルフマンもまだ力はありそうで、ひょっとしたら復帰戦になってくれるのでしょうか。
しかし相手がオメガマンではいくらなんでも強すぎる。
若手正義超人の中で見所がありそうなのは一人もおらず、まさに絶体絶命です。
次回になったら、若手の中から何人か良さそうなのが現れてくれるのでしょうか。オメガマンにあっさり殺される役かも知れませんが。
その中に、カオス・アヴェニールは果たして存在するのでしょうか……。


[No.928] 2017/07/10(Mon) 23:16:23
212話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

オメガマンは王位争奪編で戦ったディクシアの兄、オメガマン・アリステラと名乗る。
共に来ていた超人たちはオメガ・ケンタウルス星団からやってきた「オメガ・ケンタウリの六鎗客」。
若手正義超人たちはあっけなく全滅。この危機に引退していたウルフマンが立ち上がる。




オメガマンも含めて、全員が新登場のキャラクターでした。
ネプチューン・キング、マンモスマン、ロビンマスク、その他、王位争奪編の死者復活組ではありませんでした。

まだ名前は明らかになっていませんが、戦闘シーンを見ると、
てんとう虫のような模様の超人と、呪いのローラーみたいなギミックの超人は先に戦い、
爪攻撃の獣風の超人と、怪力を見せた海賊船長風の超人はまだ技も考えていなさそうです。
正体を現したページでは中央正面に位置する、岩石か氷でできていそうな超人は戦闘シーンが描かれず、
こいつはまだ何にも考えてなさそうだという感じですね。
オメガマン兄はキン肉マンでは珍しい、超能力だけでコナゴナにしています。サイコマンのように超能力が強いのでしょうか。
弟と同じくΩメタモルフォーゼを使うかどうかも、現時点では分かりません。
無量大数軍や完璧超人始祖とどちらが強いのかはともかく、とりあえずウルフマンが行って勝ち目がありそうには見えません。

オメガ・ケンタウルス星団の超人たちはサタンとはどういう関係なのか。
聞きたい事はひととおり委員長が問いかけましたが、答えてはもらえず。
本来の宇宙の支配者と名乗っていますが、どういう話なのか。

若手超人たちは案の定かませ。
バッファローマン、マンモスマン、ポーラマンたちと同系統の獣系超人としてサイの超人は期待が持てるかな?と思ってましたが
より強い怪力を見せつけられるだけでした。
外見のインパクトが強いサッカーボールの超人はやられるシーンすら描かれず。

個人的に復帰を待望していたウルフマンなのですが、見るからに相手が強すぎます。
無量大数軍に一人で立ち向かったテリーマンの時よりひどい。
テリーマン、ザ・ニンジャ、ウォーズマン、ブロッケンJr.らのように、見事な一勝を挙げることは出来るのか。
ジェロニモのように散るのか。
できれば勝って欲しいのです。その結果「激闘の末、重傷でついに再起不能」でもいいから。
いつのまにか体に負傷と疲労の蓄積が……なんて話ではなく、華々しい最終戦を勝利で飾ってくれれば。


[No.929] 2017/07/24(Mon) 19:21:16
213話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウルフマンは六鎗客に立ち向かうが、一人を食い止めている間に他の六鎗客は降下してしまう。
そこにティーパックマン、カレクック、ベンキマン、カナディアンマンが救援に現れた。




若手超人の中から誰かが……と思っていましたが、二軍キャラたちが大挙登場。
そして、これがまた期待に盛り上がるのです。とても完璧・無量大数軍に為す術も無く排除されたら奴らとは思えません。

獣の超人は顔の中が空洞なのでしょうか。マスクの口の中が不自然に見えました。

ウルフマンが連続攻撃を喰らった時はジェロニモ同様の末路かと思いましたが、そこから立ち直るところは期待が持てます。

救援に来てくれた中で、外伝で株を上げたカレクックとベンキマンは納得の人選。
別人のような変貌を遂げて帰って来たティーパックマン。ほとんどリーダー格をやっているところが、何かありそうで期待できます。
いよいよ捲土重来の機会を得たカナディアンマン。ついにヘタレ、かませ、国辱といった散々な評価を覆すことはできるのか。

カナディアンマンは頑張って欲しいです。ウォーズマンやザ・ニンジャなどが勝利を挙げたのですから、彼も活躍していいはず。
スペシャルマンが来ていないというのが「いつものかませコンビ」の印象を払拭するべく登場したのだと思わせてくれます。

キン肉マンという作品の中では、誰かが酷い事を言い、それを主役キャラたちが反論したり、勝利して覆すという盛り上げ方をします。
そのためには、まず誰かが酷い事を言わねば場面が始まらないわけで、カナディアンマンがその憎まれ役を押しつけられることが多くありました。
それが、いつしか「酷い事を言わせるならカナディアンマンの役だな」になり、「カナディアンマンは酷い事を言う奴だ」になってしまった。
それを跳ね返す活躍を見せて欲しいものです。

カレクックも、弱い者を救うために怒りの力を解放した後、どうなったのか。
あれから長い月日が過ぎており、今では正義超人のショーで子供たちに慕われているところが描写されるなど、大きく変わっています。
その途中経過や、師匠とは関係を修復できたのかどうか、外伝の続きを書いて欲しいものです。

スペシャルマン、ジェシー・メイビア、スカイマンらが来ていませんが、彼らは第二陣としての登場に期待しています。


こうして期待を胸に膨らませていますが、さて、六鎗客と向かい合ってみた最後のページは見事な絶望感。
翌週一人につき1ページずつで惨殺されても不思議ではありません。

自分が勝手に想像していたところでは、襲ってきたのはサタンが蘇らせた王位争奪編での戦死者たちで、オメガマンは本人、
他はゴーレムマン、ホークマン、バイクマンなど「こいつらだったら頑張れば勝てそうかな」というのが最初に出てきて
次にマンモスマン、プリズマン、ネプチューン・キングら「これは無理だ」というのが後から来て、
そこに正義側もキン肉マンやアタルやフェニックスが……なんて思っていたものでした。

それが、無量大数軍と比べても遜色無さそうな強豪たちが相手。
オメガマン兄 > 他の六鎗客たち = オメガマン弟 = 無量大数軍
と仮定してみると、カナディアンマンはマックス・ラジアルとそう変わらない相手と戦うわけです。
まさに絶望的。戦力分析だけで見れば、勝機は100%無いでしょう。
しかし、だからこそ、敵に立ち向かう彼らは雄々しい。
「勝てそうだから戦ってみよう」ではなく、「戦わねばならぬから立ち上がる」。
これでこそ正義のヒーローなのです。


[No.934] 2017/07/31(Mon) 18:19:20
214話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

オメガマン・アリステラは六鎗客に正義超人惨殺を命じ、六鎗客はリングに降り立つ。
正義超人たちとの戦いが始まった時、地球にキン肉マンがいるのが発見された。



氷の超人、ヘイルマン対ティーパックマン。
テントウムシの超人、マリキータマン対カレクック。
ギアの超人、ギアマスター対ベンキマン。
海賊の超人、パイレートマン対カナディアンマン。
狼の超人、ルナイト対ウルフマン。

先週にも書いた通り、ヘイルマンとパイレートマンの技はまだ考えてないようです。
「殺され方を選ばせてやる」の時に発言無し。
まずはマリキータマンとギアマスターの試合から行く事になるでしょう。
戦う正義超人はカレクックとベンキマン。外伝で主人公を張った二人です。

カナディアンマンの言動がどうも気になります。
勝利への執着が人一倍強いというのは彼が置かれた立場を考えれば当然の事であり、
以前は「またの機会に」なんて逃げ出してしまったことを思えば立派な成長。
しかしスペシャルマンの名を出しているのに相棒が来ていないのは、どうしたことなのか。
勝手な想像ですが、実はスペシャルマンからタッグ解消を言い出されたのではないか、なんて考えています。
このまま負け癖が付いたタッグを続けていては、お互いのためにならないと。
それを、「自分を捨てて逃げていった」などと悪い方に解釈せず、自身への叱咤激励なのだと正しく捉えて、
真っ当に強敵に立ち向かって勝つのだと。
だから二人ではなく一人で来ていて、その姿をスペシャルマンに見せてやりたいのだと。

最後に、いきなり新宿にいたキン肉マン。
大量の荷物と子供用の玩具から、マリさんの幼稚園に行くのでは、という予想もあります。
国王として式典に出席せず、こんなところでなにをやっているのでしょうか。
王位編の最後に超人の神々に語ったことも、完璧超人始祖編でネメシスに語ったことも、
なにもかもキン肉マンが国王として政務に携わらなければ意味が無いことなのです。
ずっと、いつまでも、子供たちに触れ合う正義のヒーローで居続けるつもりなのでしょうか。
それでは、視界に入っている物しか見えない、触れ合っている物しか分からない国王になってしまう。
一生に一度も目にすることも無い大多数の国民を率いて行かなければならない立場になったというのに、
いまだに親に仕事をさせ、部下には「王子」と呼ばせている。
大王としての気概は口だけだったのかと思いたくなります。
始祖編の最後の方で何度も書いてきた事ですが、あれが終わった直後ではまだ同じでも仕方がありません。
なんとか、月日を経て立派な大王になった姿を見せてもらいたいものです……。


[No.935] 2017/08/07(Mon) 19:25:15
215話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンは買い物をしていて宇宙船の出発に遅れ、地球に取り残されていたのだった。
正義超人たちの窮地を知ったキン肉マンは救いに出発する。



想像以上にアホでむしろ安心しました。
まだミートに「王子」と呼ばせているあたり、大王としての責任感はやはりゼロですが、
ウルフマンの敢闘を見て立ち上がる姿は実に頼もしい、名実ともにヒーローの風格十分。
実は、この人は大王にならない方が良かったのでは。王位はアタルに任せて現役ヒーローを続けていた方がいいのでは。
そんな壁に当たったり、本人も悩んだりして、一時王位を捨てて出奔し隠遁してしまうというマッスル・リターンズの展開も
あながち無くはないのでは……なんて考えたりします。

次回は二週間後。
ここから試合が動き始めるでしょう。


[No.936] 2017/08/14(Mon) 12:07:17
216話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

試合が動いたのはティーパックマン対ヘイルマン。
ヘイルマンは右腕の氷を凶器のように伸ばし、リングに突き刺して全面を凍らせてしまう。
そしてアイススケートのように移動してティーパックマンを圧倒。
首を捻り切ろうとするが、ティーパックマンは首を強化して耐え抜き、反撃に移る。



まず始まったのがいきなりティーパックマン。
最初はカレクック、ベンキマンの順だと思っていたのですが予想が外れました。
ティーパックマンは久しぶりの復活なので大事に取っておく、
ヘイルマンはまだ技を考えていないだろうから後回しにされると思っていたのですが。

ヘイルマンは斬撃が主体のようで、どうも時間超人みたいなイメージが良くないですね。
ルナイトの噛み付きもそうですが、負傷させると味方の苦戦をアピールできるのですが、こればかりではどうかと。

ティーパックマンが反撃に移るシーンも、完璧・無量大数軍編からやけに首が太くなるのを連発してないでしょうか。
これって技でもなんでもないし気持ち悪いのであまり多用してもらいたくないです。
特訓シーンに出てくるマーラレスリングのティーカップ版みたいな連中は面白いのですが……。

最後の跳び蹴りが実に頼もしくない。この弱さがまさに二軍超人。
ここまでに見せた技はまだティーパックウィップしか無いので、
せっかく復活したというのに新技のひとつも見せずに散るということは無いとは思いますが、
これでは翌週かその次あたりで殺されているような……。

以前のティーパックマンならあっさり首をもがれて一週で死んでいるのでしょうから、
確かに成長の跡は見せてくれていると言えますが、それだけでは物足りません。
活躍を見せてくれることを期待したいです。


[No.937] 2017/08/28(Mon) 20:10:58
217話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ティーパックマンは背中合わせに相手を固定し、逃げられなくして首を絞める必殺技「死のティータイム」にヘイルマンを捉えるが、ヘイルマンは力尽くで脱出。
さらに武器のティーバッグを切断する。



しばらく忘れていた超人強度の圧倒的な差という話が出てきました。
ガンマン(3800万)とバッファローマン(8000万以上)の激突でガンマンが圧倒していたり。
しかし、これまでパワーの差を跳ね返してきたアイドル超人たちは皆80万以上、90万後半といった、正義超人の中では高い数値。
25万パワーで敵超人に立ち向かうのは初めて見る光景です。
ヘイルマンの超人強度が数百万なのか数千万なのかはまだ不明ですが、果たしてこれは跳ね返せる差なのか。

新必殺技はかなりいい感じだと思います。
しかし、これがあっさり破られてしまった以上、もう一度同じ技で勝負に出ても駄目でしょう。
勝つためには別の技が必要でしょうが、そんなものが用意されているのか。
武器を破壊されてしまいましたが、その最後のページで胸部を貫かれて試合終了だと思っていました……。

しかし武器を破壊されたのはかえって期待できます。
これまであまりにもティーバッグウィップに頼りすぎていて、正義超人なのに凶器攻撃なのかというのはちょっと残念に思っていました。
新技も「逃げられない相手の首を縄で締める」ですし……。
これでようやく武器に頼らず肉体のぶつかり合いが見られる、と言うのは期待している部分なのですが、
しかし超人強度25万パワーで何ができるのでしょう……。


[No.938] 2017/09/04(Mon) 19:21:43
218話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ティーバッグウィップを破壊されたティーパックマンにはもはや打つ手が無く、
ヘイルマンに全身を凍結され、首を折り取られて敗北した。



先の悪魔将軍と超人閻魔の戦いでは最高の強豪同士の激突を描き、今度は読むのが痛々しいほどの弱い超人の戦いを描いてくれました。
もう、実際にプロレスの試合であれば場が白けてしまいそうなほどの実力差、無力すぎるティーパックマン。
それを、きちんと読んでいて感動できる形で見事に描いてくれたという作品の完成度の高さに驚いています。

弱さを指摘する敵も嫌味っぽくはなく、抵抗を続けるティーパックマンの姿にも余計なナレーションや観客の台詞などで箔付けをしようとせず、
ティーパックマンなんて雑魚がやられただけなのに凄い寂寥感に襲われる描き方と構成の良さ。
本当に、今のキン肉マンは信じられないほど面白いです。
感動が深すぎて表現する言葉が見つからない。


次に描かれるのはカナディアンマン。
214話の感想で「先にカレクックとベンキマンをやって、後でカナディアンマンとティーパックマン」と予想していたのですが、
完全に予想を外して反対になりました。
せっかく再登場させたティーパックマン、今度はテコ入れを図ってきたカナディアンマンは大事に使い、
初戦と二戦目のかませに使われるのは、すでに一度主役をやって活躍を終えているカレクックとベンキマンだと思っていたのです。

話の流れとして、初戦と二戦目は敵の強さを出すために正義超人が負けると思っているので、
またカナディアンマンが使い潰されてしまうかもしれないというのは悲しい……。

しかし毎回毎回予想を外し続けているので、また予想が外れて、勝ってくれないかなあ……と期待しています。


[No.939] 2017/09/18(Mon) 19:55:54
Re: 218話 (No.939への返信 / 2階層) - K@DS

日陰者とされた男たちの悲壮感、決意、執念……そして最期。
MS IGLOOを彷彿とさせる、圧倒的迫力がそこにあります。
もう、弱者=笑い物とは言わせない。

ヘイルマンはサタンの手先であり、相手を惨殺した忌むべき敵であるにもかかわらず、
不思議とブーイングする気持ちになれません。
それどころか、凍らせたティーパックマンの首を叩き折らずにあえて剣で切り落としたのは、
彼なりの介錯だったのではないかとさえ思えてきます。

ヘイルマンがレスラーらしい投げ・極め技をほとんど使わなかったのは、
ティーパックマンがあまりにも弱すぎて、手の内を晒す必要が無かったから。
その弱さについての指摘も、罵るというよりは端的に図星を突いており、反論の余地なし。
そして、相手の技を一通り受け切ってから強さを見せつける勝ち方。
まさにヒールかくあるべきと言った具合で、先のマックス・ラジアルと並び、
新たな敵の一番槍という大役を見事に果たしてくれました。

カナディアンマンは5人の中でも特に不遇だっただけに、勝ってほしいですよね。
彼の言うとおり、スペシャルマンと祖国の名誉のためにも。
同じ5対5の団体戦で格上の相手と当たった他の作品では、
初戦で勝利して「いけるか?」と思わせて後続がバタバタやられる、
上げて落とす展開をやっていたので、その逆パターンが来ないものかと思っています。


[No.940] 2017/09/21(Thu) 19:11:36
Re: 218話 (No.940への返信 / 3階層) - キャノン娘

ヘイルマンもいいキャラになってくれましたね。
サタンの手先と言っても、以前に存在した悪魔種子のようにパワーアップアイテムをもらって調子に乗ってるだけとか、
自分の力に酔って慢心しているという様子でもない。先が楽しみなキャラです。

まさに「弱者=笑い者」の典型として作中でも酷い扱いが続いてきたカナディアンマンが立場を変えることができるのか、
ウォーズマンやザ・ニンジャのように勝利を見せて欲しいと願っています……。


[No.941] 2017/09/21(Thu) 22:46:03
219話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カナディアンマンは士気を鼓舞し、パイレートマンに挑むものの圧倒される。
しかし痛めつけられながらも闘志を失わず、奮起を誓う。



カナディアンマンの試合をしっかりと見るのは、これがほとんど初めてのように思えます。
ロビンマスクとの試合の時はまだ絵柄が今のようでは無かった頃ですし、試合も短かった。
その後のかませシーンではほとんど攻防は描かれず、一方的にやられるだけでした。
「カナディアンマンがまともに戦っている」というだけで、一コマ一コマを感激の思いで読む事ができます。
きちんと受けてくれているパイレートマンは本当にいい人です。
きちんとカナディアンマンのパワーも認めてくれていますし。

今回はカナディアンマンというキャラクターのおさらいで、能力や経歴についての紹介でした。
さて、ここからどう動くのか。彼は以前から変わることができたのか。
一週間後が楽しみです。


あと、各リングが大きく映されている場面で、ヘイルマンの姿が見当たりません。
ティーパックマンの亡骸はリングに転がっているのですが……。
実はもうサグラダ・ファミリアの奥に入って行っちゃったとか?


[No.942] 2017/09/25(Mon) 18:53:24
220話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カナディアンマンは意外なテクニックを見せて反撃する。
再び立ち上がる時のためにスペシャルマンと特訓を重ねていたのだ。
「その誇りを奪い取る」とさらに猛攻をかけるパイレートマンに、スペシャルマンの技で反撃に出る。



本当に泣かせる男です。ここまで言い切ったからには見事勝って欲しい。
しかし、ここから本当に勝てるのかどうか……。
ひとつひとつの技も効いたのかどうかよく分からないとか、
せっかくのフットボールタックルもただの体当たりでしかないとか、
そもそもその技をスペシャルマンが使ったところを一度も見た事が無いとか、
悲しい要素がたくさんあって……。

パイレートマンはここまで技らしい技も出しておらず、服のシャッターと、そこからのスープレックスのみ。
きっと決め技は用意してあるでしょう。
カナディアンマンの方も、カナディアンバックブリーカーや、その派生技や改良技、完全な新必殺技を見せていません。
この次が勝負の分かれ目になると思います。
たぶんカナディアンバックブリーカーを見せて、それでは倒せず、パイレートマンの必殺技を喰らう。
それで負けてしまうのか。耐えて新必殺技が出るのか。


[No.943] 2017/10/02(Mon) 20:30:33
221話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カナディアンマンは新技「リビルト・カナディアンバックブリーカー」にパイレートマンを捕らえるが、体力が続かず逃げられてしまう。
降伏勧告をはねのけるカナディアンマンだが、パイレートマンの必殺技に捕まってしまう。




前回予想したとおりになりました。ここまでは既定路線ですね。
超人閻魔の時のように「負けちゃったけど頑張ったからいいよね」で話を締めにかかっているのがひどい。
それこそが、カナディアンマンが嫌がっていた「勝てるわけが無いと、期待さえされなくなった」という事なのに。

なんとかこれを逆転して欲しいです。本人が「こんなはずじゃ……」なんて言ってるのが頼りないですが(汗)
体力が尽きた後に気力で立ち向かうのが真のプロレス、真の友情パワー、真のヒーローというものです。
ここから頑張るからこその栄光です。本当に頑張って欲しい。

パイレートマンの必殺技は、ここからジャンプして膝で着地して、落下の衝撃で首を絞める絞首刑でしょうか。
勝手な予想なのですが……
その技で着地しかけた時に、カナディアンマンが両手でリングを支えて逆立ちのように持ちこたえる。
しかしその姿勢こそが真の技の完成型で、二人ぶんの体重を支えきれなくなって両腕が力尽きた時に首が絞められるという拷問技。
誰もが脱出不可能だと思った時、キン肉マンと悪魔将軍が戦った時にリングを支えていた時の事を思い出す。
ここまで不遇に不遇を重ねてきた戦歴の中に、たった一度、本当に誇れる友情パワーを発揮できた瞬間があった……
それを思い出して大逆転という展開になってくれないものでしょうか。
酷い事ばかり言っている委員長も、「あの時に一緒にキン肉マンを助けたじゃないか」と声援を送ることができます。

とにかく、このまま終わらないで欲しい。
ブロッケンJr.もウォーズマンもザ・ニンジャも「頑張ったからいいじゃないか」という位置から脱出できたのですから。


[No.944] 2017/10/16(Mon) 19:42:45
222話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カナディアンマンはついに力尽き、パイレートマンの必殺技「セントエルモスファイヤー」に倒されてしまう。
次の視点はベンキマン対ギヤマスター。ベンキマンは劣勢。



予想は見事に外れました。
ジャンプして着地で決める技では無かったし、カナディアンマンは逆転できず撃沈。
残念ながら捲土重来とまでは行かず、善戦超人どまりでした……。
新たな強敵の登場という相手側の見せ場なので、ここは仕方ないのでしょうか……。
この重傷では今回の戦いで復活して二度目の挑戦というのは無いでしょうし、カナディアンマンはここまでなのでしょう。
以前よりはマシになったというのは確かなので、それだけは大きな収穫でした。
おそらくは出てくるであろうスペシャルマンに期待がかかります。

オメガマン兄が弟をバカにしていないのは良かったですね。
キン肉マンはあの時、火事場のクソ力の無い状態で「もはや敵では無い」とオメガマン弟を一蹴。
その後ネメシスとの戦いでさらに成長しているはずで、オメガマン兄は果たしてキン肉マンと戦うならどうなるのでしょうか?

前に気にしていたヘイルマンの所在も分かりました。上に集まってたんですね。
六鎗客の会話もなかなかいい感じで、魅力的な敵集団になってきました。
カナディアンマンの勝ちは見られなかったのは残念ですが、パイレートマンの次の試合を得られたことは嬉しいです。

次のベンキマン対ギヤマスターですが、どちらも一撃必殺のギミックなので試合展開の途中がどうなっていくのか……。
弱らせてからとどめの一撃、ではないのですよね。捕まえたらいきなり試合終了。
これは、描くのがなかなか難しそうです。
ベンキマンはいかにもギアで粉砕されるために選ばれたような器物の超人。
ギヤマスターはいかにもアリダンゴから便器に流されそうな大型超人。
外見から次が見えません。
両者とも生き残ったとして次の試合が見たいかと言うと別にそうでもない、ここで消えても惜しくないキャラ。

七人の悪魔超人、完璧・無量大数軍第一陣と、5戦行う時には一番手と二番手が敗れ、三番手が勝つというパターンがあります。
 七人の悪魔超人 ×ウルフマン ×ロビンマスク ○ブロッケンJr. ×ウォーズマン ○テリーマン
 完璧・無量大数軍 ×ステカセキング ×ミスターカーメン ○ブラックホール △アトランティス ×魔雲天
今回も同じ流れだとすればベンキマンが勝つのでしょうが、このように、対戦順で試合結果が決まっている……なんて思いたくはないものですね。
暗器五点星では逆になっていますし。
 ○拉麺男 ○チューチャイ ×砲岩 ×犬操 ○蛾蛇虫&拉麺男


[No.945] 2017/10/23(Mon) 19:15:58
223話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ベンキマンはギヤマスターの攻略法を見出し、攻勢に出る。
反撃でギヤに捕まってしまうものの、体から水流を噴出させて脱出。
さらにギヤオイルを洗い流し、ギヤの回転を止めてしまう。



今回も見所のある攻防が楽しめました。
特に巨体を吊り上げてのロメロ・スペシャルはかっこいい。
肉団子と便器流ししか技が無いと思っていたベンキマンでこんな戦いを楽しめるとは。
互いのギミックを活かした攻防、ハイテンポで攻守が入れ替わる展開。
この面白さはさすがです。

ギミック一発型の超人がギミックを失ってしまった時の悲しさというのはティーパックマンがやりましたが、ギヤマスターはどうなのか。
このままなすすべもなく便器に流されていくというのは無いでしょうから、
新たなギミック(分離変形とか)を繰り出すか、もしくはギヤを再起動させるのか。
ベンキマンも、便器流しの他に何か技はあるのか。

今回はベンキマンの優勢で話が終わったので、次はギヤマスターが次の手を出してくることでしょう。
ここから何が飛び出すか楽しみです。


[No.946] 2017/10/30(Mon) 20:18:32
224話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ベンキマンは友情パワーを発動させてギヤマスターに攻勢をかける。
それを見たオメガマン・アリステラは、マグネット・パワーと共に友情パワーをも狙っていることを語る。
攻撃を受けていたギヤマスターは再び立ち上がり、ギヤを再起動させる。



様々な伏線が語られた回でした。
ギヤマスターが言う、紀元前に繁栄していたΩの民の文明というのはどういうものなのか。
地球では数億年前から完璧超人始祖たちが修行していて、超人墓場に移住した後にも長い月日が流れています。
始祖編を見た後では「いや、こいつらも十分短い」と思ってしまいそうな話です。
完璧超人が魂を管理していた下等超人たちの中にΩの民もいた、ということになるのでしょうか?

三人目でついに発動した友情パワー。
これは「個人の努力だけでは駄目で、犠牲者が必要」ということなのか。
それとも、キン肉マンとの対戦経験が必要で、それを得た超人は他者に伝播させていくことが可能なのか。

再び動き出したギヤマスターはずいぶん体が傷つけられてしまっていて、二戦目をやるのは難しそうな雰囲気です。
これはなんとかベンキマンが勝てるかも、もしくは相打ちかも、という印象を受けますが、
二戦目をやる時には新品同様に戻っているかも知れませんし……。

次回は、ギヤマスターの攻撃でベンキマンがピンチになるところまででしょうか。
そこからどうなるかが試合の分かれ目です。


[No.947] 2017/11/06(Mon) 19:22:14
225話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ベンキマンはギヤマスターの猛攻を受けるが、再度火事場のクソ力で脱出。地獄の便器流しに捕らえた。




今回も互いのギミックを活かしての戦い、ゆでならではの奇策、火事場のクソ力と、熱い戦いが見れました。
地獄の便器流しまで持って行けましたが、回が終わってしまったのでそのまま勝利となるかどうかはまだ分かりません。
これはまた次回が楽しみ……ではあるのですが、二週間後になった模様。試合の決着が待ち遠しいです。


[No.948] 2017/11/13(Mon) 19:49:38
226話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ベンキマンはギヤマスターを完全に流せず、便器から脱出され、ジェノサイドギヤを受けて敗れてしまう。
一方、辺境の惑星で隠棲していたフェニックスマンのもとに知性の神が現れ、
再びキン肉マンスーパー・フェニックスとして生きるよう促した。



ベンキマンも破れてしまいました。
……という話がもうどうでもよくなってしまうような、フェニックスマンの再登場。
「これからは大切な家族だ」と言われていたのに辺境の惑星で農作業というのはあんまりではないでしょうか。
国から知性を保護すべきだと言われて幼稚園に特待生で入ったのにいつのまにか貧乏生活になっていたり、
ちょっとこの待遇の酷さは目に余ります。
フェニックスマンが悔いて自らキン肉星から離れていったという事ならいいのですが、
結局死刑が流刑になっただけだった、なんて事だったらまた嫌ですねえ……。

そこで知性を活かして大農場経営者になっているわけでもなく、まるで懲罰的労働を課せられているかのように、
痩せている土地に対して良い肥料とか灌漑工事とか科学的な対処を求める事もできず「もっと耕す」しかできない姿は悲惨すぎます。
有り余る知性によって人生を狂わされながら、その知性を活かす場が与えられず、活かす術も知らない。
その意味ではフェニックスマンもカナディアンマンの超人強度と同じく、もっと幸せが得られても良かったはずの人物なのです。
現状の不遇は、これから幸せを掴むまでが描かれるための要素と考えていたいところです。

さすがに知性の神とは険悪な仲になっていますが、フェニックスマンの本来の性格はビッグボディ戦の時の状態で、
その後は知性の神に乗っ取られていった……なんて設定にして、かっこいいフェニックスを見せてもらえないものでしょうか。

知性の神の言う「古い友人」というのはサタンかザ・マンなのでしょうが、ザ・マンはもう世界を揺るがそうとはしていないので
サタンのことになるのでしょう。邪悪神ですし。
「〜暗躍を始めた。そこで再び〜」という話の流れでは、サタンに協力して再び邪悪な世を作るというのか、それとも神として魔王を倒すべく動くのか、まだ分かりません。
さすがにまた敵に回るという事は無いと思いますが……。

……と、話題が完全にフェニックスの方に移ってしまいました。
残りの2試合も、もうカレクックもウルフマンも負けても勝ってもどっちでも良くて、
マグネット・パワーを奪ってさらに教化された六鎗客と、キン肉マン、アタル、フェニックスたち運命の王子が対決するであろう
次の対戦に気持ちがシフトしてしまっています。
このタイミングでフェニックスを出したのはまずかったのではないでしょうか?
ティーパックマン、カナディアンマンの試合はあれほど「勝って欲しい、一勝を挙げたという実績を与えてやって欲しい」と願っていたのに
カレクック対マリキータマンは1ページで終わっても別に構わんから早くビッグボディを出せと思ってしまいます。


[No.949] 2017/11/27(Mon) 17:57:29
227話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

オメガマン・アリステラは残る二人に友情パワーを引き出させる事を優先しろと指示を出す。
マリキータマンは実力の差を見せて打撃で圧倒。カレクックはガラムマサラサミングで対抗。残虐殺法で反撃に出る。



ひとまずフェニックスからは話が離れてくれて良かったです。
あのまま続いていたらもう完全に「試合はどうでもいいから続いて登場するキャラを描け」になってしまいかねません。

カレクックは、読みきりの話の後にどうなったのか。師匠らとは和解できたのか。
キン肉マン戦で逃走してしまってから世間の評判はどうなったのか。それこそ国辱として叩き出されても不思議はありません。
そのあたりの事を、もっと長く3話くらいかけて読みたいと思っていました。
ウォーズマンも拉麺男もいまややめてしまった残虐超人としての生き方。
良いストーリーになってくれる事を期待しています。

残虐超人の戦い方なら友情パワーは出ないだろうとカレクック自身も考えていますが、これは出てしまうのだろうと思います。
悪魔超人も、完璧超人も、それぞれの思いを込めて同じパワーを発動していました。
だから、カレクックも残虐超人としての友情パワーを出せるのではないかと。
できることなら、「残虐超人では駄目で、正義超人としての生き方で無ければいけなかったんだ」と、これまでの彼を否定する方向にはならないで欲しいです。


[No.950] 2017/12/04(Mon) 18:18:54
228話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンはジャスティスマンが用意したワープゾーンで移送される。
サグラダ・ファミリアではカレクックが猛攻をかけ、マリキータマンを圧倒していく。




フェニックスに続いて、ジャスティスマンも登場。
この人が封印されずに外にいるというのが防衛側の最大の強みなのですが、そのまま直接戦力になってくれるかどうかは曖昧なところ。
なにぶん、あまりにも強すぎます。もはや漫画が面白くなくなってしまうくらい。
やるなら大魔王サタンとの直接対決ぐらいしか無いと思いますが、悪魔将軍対超人閻魔に続いてまたもラスボスを始祖に持って行かれては……。

カレクックはいい動きを見せています。マリキータマンは吐血までしているので本当にダメージを受けているのでしょう。
正義超人としてはこのままカレクックが勝ってしまえばいいのですし、
実は負けても火事場のクソ力を見せずに負けるならそれはそれで相手の作戦を潰す事はできる。
ここはマリキータマンの方が難しい局面になってきました。
もちろん、やられっぱなしではないでしょう。次からが本番といったところです。
しかし、火事場のクソ力を出させずに勝っては行けないマリキータマン。いったいどうすればいいのか、楽しみです。

カレクックの扱いは「根はいい奴」「スイッチが入ると変わる」「きっかけは義憤」と、かなりいい方向で理解してもらっています。
同じ事を「酷い奴だ」「何をするか分からない」「ついさっきまで人の良さそうな事を言ってても信用できない」とも取れるはずです。
こうした無理解が人を追い込んでしまう。二世がそうでした。
しかしカレクックは理解してもらえている。周囲の人々や、師匠たちとの人間関係の修復も見てみたいですね。
……その割に、前回怒りと悲しみにのみ囚われて生きてきたとか言ってませんでしたっけ?


[No.951] 2017/12/11(Mon) 21:02:03
229話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カレクックはさらに攻撃を続けるが、マリキータマンは覚悟を見せて脱出。
カレクックの怒りを理性的なものと指摘する。カレクックは自我を失うほどの怒りを見せるが、逆に罠にかかってしまう。



ガンジスブリーカーが残虐という実況が為されていますが、タワーブリッジとどう違うのでしょうか……。

カレクックも高揚、マリキータマンも根性あり関節技あり、次々にギミックが飛び出してきて実に面白い。
こうなってくるとマリキータマンというキャラクターをこの1試合だけにするのが惜しいから勝ち残るのでは、なんて思えてきます。

このままの展開でマリキータマンが勝ってしまった場合、火事場のクソ力を見られなかったということでアリステラが怒るのは確実。
それを避けるため、マリキータマンとしてはもっとカレクックに頑張ってもらわないといけません。
なかなか難しい戦いです……。


[No.952] 2017/12/18(Mon) 19:18:39
230話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カレクックは激闘を繰り広げるものの、マリキータマンの力がそれを上回る。
ついにカレクックは倒れてしまうが、そこにキン肉マンが到着した。



今回の攻防も実にいい。カレクックの猛攻、それを上回るマリキータマンの動き。
決め技となる必殺技や火事場のクソ力などの展開無しで、もう十分に堪能できました。
しかし、話が全く動いていない。
今回丸ごと飛ばして、針でやられたカレクックのところにキン肉マンが駆けつけるだけでもいいぐらい。
さすがに次回からは話が動き始めてくれるでしょう……。


[No.953] 2017/12/25(Mon) 17:11:15
231話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンは激励を飛ばすが、カレクックは友情パワーの発動を見せないために残虐超人として勝負を挑む。
しかしそれではマリキータマンには力及ばず、必殺技「天道羽根抜刀」で切り裂かれてしまう。



国王として大局に気を配って欲しい時はまるっきり期待に反してくれますが、
こうして「理屈はいいから今はとにかく頑張るんだ、声をあげるんだ」という時には本当に頼もしいキン肉マン。
哀しい道を進まざるを得ないカレクック。
それを理解して最後のとどめを刺すマリキータマン。
皆、素晴らしい魅力を持ったキャラクターたちです。
こうしたキャラクター、こうした戦いを描いてこそ「カレクックたちの仇を討ってくれ、キン肉マン」と心から願うことができます。
以前、二世究極タッグはなぜ駄目なのかを考えた時に、試合開始前から負ける展開のために用意した戦いが見え見えで、
その路線どおり、予定通りに負けていく味方キャラ達という点を指摘しましたが、今の話はあの時と比べてなんと良くなっている事でしょうか。
同じ「倒された味方の仇を取る」という展開であるのに、描き方が違うと全く違ったものになるのですね。

カレクックはもうここまででしょう。
ここから改めて友情パワーを見せて復活して、とやるのなら今回やってくれれば良かっただけのこと。
師匠たちとの関係は修復できたのか知りたかったのですが、そこは描かれないままになりそうです。
あとはウルフマンですが、こうなると勝つ事ができるかどうか……。
一人だけでも勝って意地を示すのも、全敗で主力キャラを待つのも、どちらも有り得る展開です。
なにより本当に久しぶりに、期待がかかっている形でのウルフマンの戦い。続きが楽しみです。


[No.955] 2018/01/15(Mon) 20:47:45
232話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

カレクックはキン肉マンに後を託して力尽きた。
ウルフマンとルナイトの戦いが始まる。



オメガマン・アリステラはキン肉マンに対しては悪役っぽく語ってますが、仲間に対してはいい人です。
超人レスラーはマイクパフォーマンスもできないといけないんですね。
マリキータマンとの短いやりとりはかっこいいです。

最後の戦いはウルフマン。
すでに投げ技は披露していますが、プロレスでは、特に超人プロレスでは投げ一発では決まり手にならない。
ここが「相撲出身レスラー」ではなく、完全に「相撲取り」であるウルフマンの厳しいところです。
そこにどう説得力を持たせるのか。一時はそれが無理だと言う事で引退までさせられてしまったキャラクターです。
逆に言えば、引っ張り出してきたからには、ウルフマンを活躍させるネタを思いついたはずです。
いったいどうなっていくのか、先の展開が楽しみです。


[No.956] 2018/01/22(Mon) 18:18:18
233話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウルフマンはキン肉マンと軽口を叩き合いつつ、ルナイトを圧倒する。
ルナイトは徐々に変身しつつ反撃。手足に爪を生やし、体が巨大化していく。



ウルフマンとキン肉マンのいい関係が戻ってきて、見ていて嬉しいです。
王位編の時に呼ぼうとはしていたという話が出てきましたが、確かウルフマンはハワイ遠征に行っていたわけで、
現役選手として戦う事はできたのですから親方の話だけ聞いて帰っちゃったというのは確かに嫌だったでしょうね。
案外、コヨーテマン親方の方も、ハワイ巡業を抜けられたら困るという事情があったので
断るために怪我のことを大げさに伝えたとか……?

ルナイトとの戦いはかなりやばい気がします。
メタルバイトだけの初期状態ですら、投げまくっているけど大したダメージになっていなくて、
相手の攻撃は一度喰らうだけで大怪我間違い無し。
手足に爪が生えてきた段階でもう見るからに勝ち目なんて無さそう。
なにしろウルフマンが勝ったところを見た事がないので、「本気を出した相手の技を食らってやられる役」にしか見えません。
さらに巨大化。後はもう叩きのめされるだけという気がします。
突っ張りと投げ技しか無いウルフマンがこいつをどうしろと言うのか。
これまでのウルフマンしか知らない側としては「ああ、ウルフマンが戦力として呼ばれてこなかった理由がよく分かった」と思ってしまいます。
これがたとえばブロッケンJr.やジェロニモだったとしても「さあ、ここからどうなるか」と思えたでしょうし
カレクック、ベンキマン、カナディアンマンでも「この強敵を相手に頑張ってくれ」と思えたはずですが、
ウルフマンだと期待すら浮かんでこない。

ここからどうやって戦うのか、全ては作者にかかっているわけです。
自分ではどう考えてもウルフマンが一方的にやられるところしか想像できないので、
それを打破する猛攻を見たいところですが……。
次回はルナイトの力を見せつける場面でしょうねえ。


[No.957] 2018/01/29(Mon) 19:27:58
234話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウルフマンは大型化したルナイトに力負けし始める。
尻尾での攻撃「狼尾鉄鞭」、落下技「ルナイトボム」を立て続けに喰らい、さらに狼尾鉄鞭で締め付けられる。




こうして見るとやはりウルフマンは厳しい。何度やっても、何をやっても、違う投げ方での投げ技しか無い。
なんだか、ティーバッグを斬られてしまった後のティーパックマンみたいな無力さです。
パワー自慢と言ってもカナディアンマンと同等で、バッファローマンのように敵超人と堂々渡り合うほどでは無い。
そもそも敵超人の方がパワーがある方が多いので、
ウルフマンはパワーは敵に及ばず、テクニックも無く、必殺技も期待できないという事になってしまいます。

対するルナイトは鋭い爪や噛み付き攻撃、尻尾での攻撃、落下技ルナイトボムと多彩さまで見せてくれています。
巨体であるのに切り裂き攻撃や尻尾というあまり強く無さそうな部位での攻撃が目立ち、
なんだか時間超人みたいだという嫌な印象を思い出してしまいますが、ラリアートなど豪快なパワーも見せてくれているので
時間超人ほど嫌では無いですね。

力量では圧倒されていますが、ウルフマンの強みは試合展開。
デビルトムボーイの時のようなやられ方は、ウォーズマン対ポーラマンの時と同じく、少しずつ悪印象を消していく作業なのでしょう。
これを切り抜けたら、次は地獄のネジ回しであっさりやられた時の事でしょうか。
ウォーズマンの試合はそれを丁寧にやっていくので凄く長くなりましたが、今度も同じ気配がします。


[No.958] 2018/02/05(Mon) 20:14:53
235話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウルフマンはルナイトの尾を引きちぎって脱出。
交代を申し出るキン肉マンを一喝し、ルービックキューブ張り手で反撃に出る。



展開そのものは予想通りでした。
過去の敗戦のトラウマを語り、それを打ち破る。
その経緯、描写が想像を遥かに超えて素晴らしい。
キン肉マンとの関係性、信頼、友情というものが見事に描かれています。
「とりあえず襲ってきた相手をやっつけて引退式」というだけの、不満の残る外伝を完全に振り払い、
立派な仲間の一人としてウルフマンを描いています。

ここまで連敗続きだと負けてしまうのではという不安の方が大きくなってしまいますが、
なんとか勝利して欲しいです。


[No.959] 2018/02/19(Mon) 21:24:14
236話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウルフマンはキン肉マンの声援を受け、火事場のクソ力を発動。
ルナイトを追い詰めるが、ルナイトもアリステラの言葉に発憤し、発光現象を始める。



今回もキン肉マンとウルフマンの会話がいい回でした。
そこで火事場のクソ力を発揮、いい感じになってきたのですが、それだけでは終わらない。
ルナイトの変化はどうなるのでしょう。
そのまますんなりと習得成功になるのか、それとも体が負荷に耐えられないとか、似て異なるものという事になるのか。
ウルフマンはここまでやって負けるわけには行きませんが、
ルナイトの方も「発動はしたけど負けました」ではちょっと格好悪い。
さらに「負けたけど生きて帰ってきてアリステラにパワーの秘密を報告」ということになったら、
任務としては正しいのですが、敵キャラの姿としてはいまいちになってしまいます。
どちらが勝つのか分からなくなってきました。


[No.960] 2018/02/26(Mon) 19:40:31
237話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ウルフマンはルナイトに押されるが、倒れていった仲間達の魂に激励されて立ち上がる。
奮起したウルフマンは新必殺技「不知火・雲竜投げ」を決める。



ウルフマンの投げ技はただ放り投げるだけで、超人プロレスの必殺技としては頼りないものが多かったのですが
しっかりした技を出してくれて、これでようやくアイドル超人として戦力化できたところまで行きました。
仲間達四人が負けてしまったのは残念でしたが、こうして支えていく描写に繋がるのなら
彼らの戦いは決して無駄ではありません。
ウルフマン復活の話として、長い時間を掛けた甲斐がありました。
ルナイトは口が壊れてしまいましたし、さすがにこれで戦闘不能になってくれたかと思います。
まさかここからまた逆転負けだったらひどすぎる。
ルナイトの生死、生きているとしてアリステラはどう扱うのか、
正義超人側はルナイトをあっさり敵陣営に返して情報を伝えさせてもいいのか、などは次回語られるところでしょう。

今回のような心理描写、倒れていった仲間の魂に励まされる場面は
実はネメシスがアロガント・スパークを行った後にやってくれないだろうかと思っていました。
戦いに敗れて自害してもネメシスの心の中で生きている無量大数軍やサイコマン、キン肉タツノリに本当の気持ちを諭される。
彼は超人閻魔や完璧超人の掟のために戦っていたのではなく、タツノリのような者が悲しまなくて済む世界を願っていたと。
キン肉マンも同様に仲間達に励まされて立ち上がり、お互いに対戦相手の後ろに多くの者たちが支えていることを知る。
キン肉マンはネメシスの心の中にタツノリへの思いがあることを知って和解の可能性を見出し、
ネメシスもキン肉マンの後ろに真弓らと共にタツノリがいるのを見て、タツノリの心が孫に受け継がれていることを確信する。
そうしてお互いに評価し、理解し合ったうえで、最後は技も力も出し尽くした末での消耗戦で決着……
という形を想像していたものです。
まさかアロガント・スパークがノーダメージどころかキン肉マンがなぜか体力全快してるとは思わなかった。
あんな形でネメシスを負けさせるべきでは無かったし、
ほとんど会話が通じていない状態で終わらせるべきではなかったと思うのです。


[No.961] 2018/03/05(Mon) 19:32:38
238話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

戦いはウルフマンの勝利に終わった。
敗れたルナイトは塔の上から転落してしまい、ウルフマンが手を差し伸べるが、拒絶して死を選ぶ。
一方、日本ではフェニックスマンたちが集結していた。



ウルフマンが綺麗に勝ちを収めて、まずは何よりでした。
勝った時の「ごっつぁんです」はキン肉マンでは珍しいなあ、こんな場面は昔見た事無かったなあ……と思ったら
そもそもウルフマンが勝ったことが昔には無かった。
ブラックシップの時は不完全燃焼だったので、勝利を心地良く見られるのはこれが初めての事なのです……。

ルナイトたちオメガの民にいったい何があったのか。
彼らもまた彼らの事情、誇り、使命感を胸に戦っているのですが、上手く地球の超人たちと融和する事はできるのでしょうか。

結局アリステラたちに詳細な情報を伝える前に死んでしまったのですが、任務としてはそれで良かったのか。
ルナイトを失ったアリステラたちはどう動くのか。

再登場したフェニックスの他に三人の超人たちが。おそらくはゼブラ、マリポーサ、ビッグボディなのでしょう。
ソルジャーマンは来れなかったのでしょうか。敵では無いと思うのですが、すぐに六鎗客と戦うのか。

勝って一段落して、ほっとしたような感じです。
次からどうなるのかまた楽しみです。


[No.962] 2018/03/12(Mon) 19:37:22
239話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

六鎗客、キン肉マンたちは共に戦闘意欲を再確認する。そこに運命の王子たちが現れた。




やっぱりルナイトは情報を持ち帰らないといけませんでした。
一時相手に頭を下げる事になっても生還するというのが作戦上は正解だったはず。
しかしキン肉マンの登場人物はカレクックにしても、ウルフマンにしても、ルナイトにしても、
「作戦上・職務上の最適解」をなかなか選びません。
そこが、読者の視点で傍から見ている側からすればもどかしいものの、それぞれが固有の考え方を持っている存在なのだなあと思います。

発言の内容はアリステラもキン肉マンもかっこいい。
情報を持ち帰らなかったことは責めつつも、話の落着点を悲願の成就に持って行き、それはルナイトの弔いだとして、
結局はルナイトを讃えているアリステラ。
相手にも事情があるということは理解しつつも、それが侵略の理由にはならないとするキン肉マン。
ピークア・ブー戦以来に心地良く見られる場面でした。

現れた運命の王子たちのうち、ソルジャーだけが来ていないことはきちんと言及されました。
存在そのものが例外と言われたのはアタルのことなのか、それともソルジャーマンか。
フェニックス、ゼブラ、マリポーサの実力は信頼できますが、ビッグボディはまともに戦えるのか。
マッスル・スパークはキン肉族にとって重要な意味があると描かれましたが、マッスル・リベンジャーはそれと同等の技として語られるのか。
マッスル・インフェルノには「完成型」があるのか。
偽マッスル・リベンジャーはそのまま使えるのか。
ビッグボディには技があるのか。ゲームの技を用いるとしたら、あの旧マッスル・スパークと旧マッスル・インフェルノを見せてくれるのか。
これからの戦いが楽しみです。

しかし、彼らが来てしまうとスペシャルマンの出番が……。


[No.963] 2018/03/19(Mon) 18:40:25
240話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

運命の王子たちはキン肉マンに事情を詳しく語らず、六鎗客との対決姿勢を示す。



とりあえず運命の王子たちはキン肉マンたちの敵では無かった様子。
完璧超人始祖編での悪魔超人軍のように、友人関係では無いものの共通の敵を持っているという立場、
詳しい話は彼らが知っているということになりそうです。

同時に六鎗客もサタンと完全に結託しているわけでは無い様子。
サタンの言う「真の悪魔となる一族」というのがオメガの民であるかどうかも分からなくなってきました。
彼らはただ本当の故郷である地球に戻りたいだけとか、地球に眠っていた本当の力を取り戻しに来ただけとかで、
サタンが真の悪魔として発見した別の一族による本隊にやられてしまうのかも。
ジャスティスマンが向かった先には本当の敵がいるのかも。
などと想像しています。

キン肉マンが、フェニックスマンを補佐官として招聘していたというのはとても嬉しい展開でした。
常識的には国家の乗っ取りを企んだ重罪人、謀反人として重い刑罰を受けるはずで、その結果として辺境に流刑かと思っていましたが
そうした「常識的にはこうなるはず」というものをあっさり無視して、
気さくに親しく付き合おうとするのがキン肉マンのいいところなのです。

国が保護すべきとされていたフェニックスマンの天才的頭脳が、その後放置されてしまっていたのは何故なのか、
再び彼が世に出てきた時に注目されなかったのはあまりにも不自然でしたが、
こうして納得できる形で話が収まってくれたのは素晴らしい事です。


[No.964] 2018/03/26(Mon) 19:35:09
241話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

フェニックスは世界各地の城を試合場に提案。アリステラも了承し、移動していく。



いろいろとストーリーの片鱗を匂わせていますが、具体的なことはまだ分からず。

フェニックスが用意したリングということで、いったいいかなる卑劣な罠が待ち受けているのか期待が高まります。
無量大数軍、完璧超人始祖との戦いはいつも普通のリングでまっとうな試合が行われており、
これが正統派の戦いでいい感じでした。
王位争奪編や、キン肉マン二世での敵ばかりが一方的に有利なリングというのは興醒めしたものです。
それが、今度は立場を変えて、こちらが有利なリングを用意できる状況に。
どんなものが飛び出すか楽しみでたまりません。

逆に、だんだんいい人たちになっていく六鎗客がヒーローサイドのような雰囲気になってきました。
一回り戦ってみただけなのに、立派に思い入れができるチームになっているのは素晴らしいことです。
彼らが簡単に負けて欲しくないとさえ思う。
そして、それは運命の王子たちへも同じことなので、前回以上に先が気になります。
あの無量大数軍や始祖たちの後で、それよりももっと期待できるというのは凄すぎますね。
彼らの過去や目的はなんなのか。彼らが敵としているのは誰なのか。
正義超人、オメガの民、王子たち、サタン、皆が別々の思惑で動いているようです。

試合の組み合わせは、パイレートマン対キン肉マン、アリステラ対フェニックス、
マリキータマン対ビッグボディ、ギヤマスター対ゼブラ、ヘイルマン対マリポーサと予想しています。
ギヤマスターとマリキータマンは逆になるかも。


[No.965] 2018/04/02(Mon) 21:24:04
242話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンと四王子たちは六鎗客が待ち受けるリングに到着。
世界各地の名城で戦う事になったが、日本では地下から安土城が出現した。



対戦組み合わせは先週の予想の通り。
ギヤマスターとマリキータマンは逆になるかなとも思っていましたが、逆になりました。

リングは六鎗客が急いで用意したもののようで、残念ながらフェニックスの仕掛けは無し。
しかしオメガの民の故地ということで、どんなオモシロ起源説が飛び出すか楽しみです。
金閣寺の近くがゴールデンキャッスルで、安土城のあたりにオメガの民が住んでたのなら、結構近くにいたんですね……。


[No.966] 2018/04/09(Mon) 22:06:45
243話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

最初に試合が動いたのはヘイルマン対マリポーサ。
マリポーサは華麗な動きでヘイルマンを圧倒、ブリザードハンドを封じていく。



マリポーサの戦いぶりは何度も読み返して見惚れてしまうほどです。やはりこの男は強い。
考えてみればアイドル超人の主力や悪魔騎士たちより強い味方が来てくれたわけで、
戦力的に敵軍を圧倒してくれる味方キャラというのは頼もしいですね。
「新しく来た敵は前回のボスより強い」とか、「味方になったら前よりパワーダウンしていた」ではなく、強さを存分に見せてくれています。

漫画の展開としては序盤に押されている側が友情パワーで挽回して……という順序になるわけですが、
その役割を敵側がやるというのもまた珍しい。
そして、そんな主役サイドとしての役割を与えられて、しっかりやっていけそうな六鎗客も実にいいキャラです。
こうした戦いの流れの中でキャラクター性を上手く表現している巧さは本当に凄い。
アリステラもすっかり弟の敵を取るための戦いになっていますし、対するフェニックスが悪役然としているのもいい。


[No.967] 2018/04/16(Mon) 21:02:42
244話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ヘイルマンはブリザードハンドでリングを氷結させて優位に立つ。
マリポーサは鉄柱に手を擦り付けて発火させ、モクテスマ・ディフェンスで対抗する。



氷と炎の対決になるとは予想していましたが、アノアロの杖無しで自ら発火させられるものだったとは。
前回はマリポーサ、今回はヘイルマンが優勢で、次は二人の能力のどちらが上かの激突になるわけですが
やはりただ火を付けただけではヘイルマンの方が上になるのではないか……と思います。
完全に凍結させてブリザードソードに入ったところでモクテスマディフェンスで脱出かなあと思っていましたが、
先に使ってしまったので、そのうえで凍らされた時にもう対抗手段がありません。
どちらが勝つ事になるのか、続きが楽しみです。


[No.968] 2018/04/23(Mon) 18:27:42
245話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マリポーサはモクテスマ・ディフェンスの炎で氷を溶かし、ヘイルマンを圧倒。
ヘイルマンは氷柱でマリポーサの周囲を包み込み、狭い空間に閉じ込めてしまう。



ただ火を付けただけでは勝てないかなあと思っていましたが、炎と氷の対決はマリポーサが圧倒。
やはりこの漫画は見てみるまで分かりません。

狭い空間に閉じ込めたら酸素が無くなって炎が消え、窒息させる展開になって、
マリポーサはもともと空気の薄い星で暮らしていたから炎は消えても酸欠には耐える事ができて……
なんて想像していますが、果たしてそのようになるのやら。

ヘイルマンはどんどん新技を出してきますが、マリポーサはまだマッスル・リベンジャーさえ出していません。
この技の展開はどうなるのか、駄目なら新技は出てくるのか。
このままマリポーサが負けるとは思えないので、次はさらに盛り上がる展開が期待できそうです。
まだ第一戦なのに長くなりそうですね……。あと2、3話くらいこの試合でしょうか。


[No.969] 2018/05/07(Mon) 20:12:33
246話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

狭い部屋で酸素を奪われたマリポーサは炎を消されてしまう。さらにヘイルマンはリング上を完全に凍結させ、再度の着火を防ぐ。
ヘイルマンはマリポーサに猛攻を掛け、固め技のうえに凍結させ始めるが、ヘイルマンの体を通して日光がマリポーサを熱していく。



酸素が無くなるところまでは予想が当たりました。なぜ、そこですぐに解放されてしまうのか。
酸素の薄いモクテスマ星での苦しい生活、盗っ人生活に入ったこと、ロビンとの出会い、キン肉マンとの戦いを語り
ヘイルマンも「宇宙の果ての苦しい暮らしならオメガの民ほど酷い環境なんて無い」と火事場のクソ力を発動させて……
という流れになると思っていたのですが。

理科の実験みたいになってきましたが、ヘイルマンの体は完全に氷でできていて太陽光が透き通ってしまうのか。
まだ火事場のクソ力もマッスル・リベンジャーも無し。
いろいろ面白いのですけど、なかなか話が先に進みません……。


[No.970] 2018/05/21(Mon) 18:21:24
247話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マリポーサは再びモクテスマ・ディフェンスを発動させると、
かつての偽マッスル・リベンジャーを改良した新技「アステカ・セメタリー」でヘイルマンを倒した。



ようやく試合が終わりました。
とにかくマリポーサがかっこいい。それに尽きます。
偽マッスル・リベンジャーから入る部分も、締めの空中回転も実にいい。

お互いの身の上を語るシーンや、ヘイルマンの火事場のクソ力は出てきませんでした。
そのあたりはアリステラまでお預けなのかも。


[No.971] 2018/05/28(Mon) 20:10:19
248話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ヘイルマンは粉々に砕けて息絶え、六鎗客はヘイルマンを悼み、敵討ちを誓う。
ギヤマスターとビッグボディの戦いが動く。ビッグボディは罵倒されるものの、その強力は本物だと攻勢に出る。




ヘイルマンはいいキャラでした。そして仲間の六鎗客もそれぞれ魅力を出してくれます。
敵キャラの描写として、仲間を簡単に見捨てるところを見せて非情さを演出するより、こちらの方がいいですね。

華麗な空中殺法を使うマリポーサから一転して、なにをやるのかまだほとんど分からないビッグボディの戦い。
知性でも技巧でも残虐でも飛翔でも無い、つまり出せそうな技があんまり無い。
「力比べで圧倒する」というのが分かりやすいのですが、相手が力比べをしてくれないギミック系の超人であるだけに、
強力殺法をどのような攻撃で表現するの楽しみです。

作戦(知性)はいらない、技術(技巧)もいらない、敵の弱点を突く(残虐)必要も無い、
ただ力任せに攻撃するだけでいい、それが強力なのだ……というのを期待したいのですが、
さて、ビッグボディがそんなかっこよく決めてくれるのでしょうか……?


[No.972] 2018/06/04(Mon) 04:27:24
249話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ビッグボディは強力を活かしたパワフルな攻撃を見せる。
ギヤマスターは、マッスル・リベンジャーを彷彿とさせる連続頭突きでトラウマを抉り出すが、ビッグボディは新技「強力アトミックボム」で切り返す。
ギヤマスターは体を変形させ、強化したギヤで襲い掛かる。



単純なパンチだけで鉄柱がひんまがるパワー。ギヤマスターの顔面を捕らえてギヤを回避する戦法。
ビッグボディの強力・巨体があってこそできる戦い方で、小柄なベンキマンとは違うという魅力を出してくれます。

強力アトミックボムもナパームストレッチを裏返しにしたような技で、背中への膝落としがさらに強烈。
ギヤマスターは胴体の中心部が空っぽだから効いていないだけで、普通の超人があれを喰らったらまず一発でアウトでしょうね。
「フェニックスが強すぎただけでビッグボディも決して弱くなかった」「あっという間にやられたので実力を見せる機会を失った」
という感じになってきました。

対するギヤマスターの強化は、火事場のクソ力を利用したものではなく、単純にギミックの強化だけ。
これはそのまま勝てそうな気配です。ベンキマンとの戦いで本当に何も得るところは無かったのでしょうか……。


[No.973] 2018/06/18(Mon) 19:41:20
250話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ギヤマスターは強化したギヤで攻勢をかける。
リングの上に、王にふさわしくない者を押し潰すという「軒轅星」が現れる。
ビッグボディは「リバースジェノサイドギヤ」に捕らえられてしまう。



ギヤの外側で削れるようになってきたので、なんだかマックス・ラジアルみたいになってきました。
この攻勢に対するビッグボディの台詞が熱い。
そそのかされていただけだと語った強力の神に対して、あっけなくやられていった仲間達に対して、本当の力を見せてやりたいと。
もはや友情パワーが発動しても不思議ではありません。
軒轅星のギミックも、最終的にギヤマスターに落下してくるようにしか思えません。
新技も、ビッグボディが両手を上げればそのままロメロ・スペシャルになりそうな気がしますし……。

なんとなくビッグボディが勝ってくれそうな気がしていますが、
アシュラマンやカナディアンマンがそういった雰囲気で結局勝てなかったという例もあります。
最後の最後まで分かりません。


[No.974] 2018/06/25(Mon) 19:28:57
251話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ビッグボディはギヤマスターの必殺技「アンティキティラ・ビーフケークプロセッサー」から強引に脱出。
その後も激闘を繰り広げるが決着は付かない。ビッグボディはギヤを破壊する方法を見出す。




オメガの民はかつて始祖にやられた古代の下等超人の末裔というのはおおかたの予想通り。
サタンと手を組んだ共通の目的もザ・マンへの復讐なのでしょう。


[サタンの来歴 仮説1]
神々が超人を創造する前から存在していた、神と相反する邪悪の化身。
もともと善良だった太古の超人に悪意を吹き込み文明を興廃させ、神々がカピラリア光線を照射する原因を作り出す。
「神々が創った善良な存在を堕落させ、神にも手の打ちようが無く、超人の再起を諦めさせる」という形で
神に勝利することを狙っていたが、神々の一人ザ・マンの尽力によって神々への勝利は果たせなくなった。
地上に生存する超人も堕落させようと狙うが、ザ・マンや完璧超人始祖が守る地球には手を出せず。
ザ・マンが超人墓場に移住したことでようやく地上に影響力を拡大することが出来るようになり、
やがてはザ・マンの弟子の一人ゴールドマンを洗脳して地上支配の先兵とするが、キン肉マンによって打倒され、
ゴールドマンは友情の強さに思い至ってサタンの支配を脱してしまう。
ザ・マンの引退、完璧超人始祖のほとんどが死んだ事で、数億年に渡って地上を護り続けて来た守護者がいなくなり、
同じくザ・マンに恨みを抱くオメガの民を先兵として侵略をかける。

[サタンの来歴 仮説2]
もともと凶悪だった太古の超人たちの悪意の集合体。カピラリア光線を受けて一気に絶滅した多数の悪の魂が集まって誕生。
生前の己を滅ぼした神々、始祖以外の悪い超人は救わなかったザ・マン、ザ・マンの弟子である始祖たちを深く憎んでいる。
完璧超人始祖の守る地球に手を出せず、始祖がいなくなったのを見て行動を起こした経緯は仮説1と同じ。
いずれにせよ、ザ・マンや始祖たちからは「邪悪」「下等」と蔑まれる存在。


……と、ふたつの流れを考えていますが、
このサタンが「始祖たちに復讐しよう」「そのために地球に隠されている力を探せ」と言い含めた相手がオメガの民。
オメガの民はザ・マンを倒して数億年前の復讐を遂げるのが目的で、
それに成功したらサタンや神々や世界がどうなってしまうのかは考えに入っていない。
またオメガ・ケンタウリの星々は生存が厳しい状態になっており、地球への移住のため現地の超人の抹殺か、
母星の復興のための力を求めている。

サタンから見ればオメガの民はただの捨て駒で、彼らが地上の超人やザ・マンを倒せば、
さらなる巨大な崩壊を阻止できる者がいなくなるため、真の計画に向けての第一段階としてオメガの民に襲撃させる。
真の計画についてはオメガの民は知らない。五大邪悪神はそれに気づいており、フェニックス達を向かわせた。


というのがここまでの流れなのかなと思っています。
まあ、また後で「現時点での情報から推測した状況把握」なんて吹っ飛ばすような話が出てくるのでしょうけど……。



ギヤマスターを破壊する勝機というのは軒轅星のことだと思います。
軒轅星が落ちてくるところに、ギヤマスターをかつぎあげて受け止めるか。
もしくはギヤマスターを放り投げたり、担ぎ上げてジャンプで突進してぶつけるといった事が思い浮かびます。
ビッグボディが情けない演技をして、軒轅星が偽物だと判断して落下し、そこでギヤマスターを捕まえて……
という流れになると、情けない演技の部分が少し嫌になりそうです。


ビッグボディの強力エクスプロイダーは、前の強力アトミックボムと同様、凄い迫力。
並の超人ならこれ一発でKOなのでしょう。
何度もジェノサイドギヤに巻き込まれては脱出するパワーや、体を削られてもすぐにやられないタフネスなど、
立派な強豪超人の一人だという描写は見ていて嬉しいです。


[No.975] 2018/07/02(Mon) 19:28:22
252話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ビッグボディは竜巻を起こして周囲の黄砂を集め、大きな球にしてギヤマスターにぶつけ、ジェノサイドギヤを停止させる。
そしてかつてのチームメイト達への思いを込めた必殺技、メイプルリーフクラッチでギヤマスターを撃破した。



ビッグボディ初勝利。
願わくばカナディアンマンでこれを見たかったのですが、不遇さでは同様であったので、
ビッグボディの堂々の勝利ポーズは感激の一言です。

メイプルリーフクラッチは漫画では初登場、ゲームではおなじみになっていて、
あのポーズを見た時は「ついにこれが……」と嬉しくなりました。


軒轅星は出てきませんでした。次回に落下してくるのでしょうか。
敗北したギヤマスターを押し潰すために落下するが、それをビッグボディが受け止めるのかも。

実はオメガの民の遺跡では無く、完璧超人始祖がオメガの民を監視するために作った自動抹殺装置ではないかと思いつきました。


[No.976] 2018/07/09(Mon) 19:37:50
253話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ギヤマスターに軒轅星が落下し、ギヤマスターは息絶える。
ゼブラとマリキータマンは互角の攻防を繰り広げる。



次は3ヶ月後では無く2週間後。
一週間お休みですが「これなら短いな」と思ってしまう見事なテクニックです。


軒轅星はビッグボディが支えるかと思っていたのですが、まさかの直撃。
落ちてくると言う話を信じていなかったとは……。

「これが……勝利というものか」
「本当に不公平だ。神ってやつはな」
の台詞はビッグボディの出番をかっこよく締めてくれました。
これでもう「俺にもよく分からないんだ、強力の神にそそのかされて無理矢理参加させられたんだ」「うわーっ動けないーっ」しか
ファンが引用できそうな台詞が見当たらないという状況から逃れることができたでしょう。
まさに、止まった時を動かす戦いでした。


ゼブラはさっそくボクシングでの対決を見せてくれました。
マリポーサは飛翔殺法で圧倒、ビッグボディは強力でギヤの回転を止める、と優勢なところを見せてくれましたが
ゼブラを相手にして堂々と渡り合うマリキータマンはこれまでの二人よりも一段上のようにも見えます。
ボクシングに徹するだけでなく様々な技が繰り出される技巧合戦も楽しみですね。
「残り3人で悲願を達成する」という台詞も、残った3人は他より強いということなのでしょう。
しかし、3人よりも減ったらかなり厳しいのでは……とも思ってしまいます。

「全局面において圧倒してやるつもりだ」という台詞のとおり、マリキータマンが圧倒してからゼブラが残虐モードに入る
というのが定番の流れなのでしょうが、ここからどうなっていくか。


[No.977] 2018/07/16(Mon) 20:37:49
254話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ゼブラは様々なテクニックを見せてマリキータマンを圧倒する。
そしてマッスル・インフェルノを繰り出すが、飛行できるマリキータマンは逆転、ゼブラをリングに叩き付ける。



予想に反して、今のところはゼブラが圧倒。
白の状態では勝てない→黒になってパワーアップ→ロールシャッハテストで本来の性格は邪悪では無いと判明
→いったん邪悪パワーを失ってしまうが、キッドとの友情パワーを発揮
という流れになるのかなと思っていましたが、黒くなってパワーアップは今回はやらないのでしょうか。

マッスル・インフェルノが破られたのは恐らく改良版登場の伏線。
アステカセメタリー、メイプルリーフクラッチと新技の披露で決めてきているだけに、ゼブラにも期待がかかります。


[No.978] 2018/07/30(Mon) 19:10:30
255話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マリキータマンはゼブラの技を的確に返し、優勢に立っていく。
そしてロールシャッハ・ドットでゼブラの深層心理にある縞馬の図柄を描いた。



マリキータマンとゼブラが戦う以上は、出てくるのが必然であるロールシャッハ・ドット。
悪の心が実力と見せつつも、本当の心は正義だというのはもう王位編で描かれており、
キッドとの友情パワー発動と、それを見たマリキータマンがどうするのかを期待しています。
パルテノンがいないので悪になれないかもしれませんし。

後は、これもやはり出てきて欲しいマッスル・インフェルノの改良版の存在が示唆されました。
こちらも見るのが楽しみです。


[No.979] 2018/08/06(Mon) 20:14:14
256話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マリキータマンは体の縞模様をゼブラに移し、強引にゼブラの体色を黒に変える。
残虐殺法に変貌したゼブラは改良した真・マッスル・インフェルノを繰り出す。


やはりマッスル・インフェルノの強化型は出てきました。
後半部分の追加ではなく、関節技のように相手の体を捕らえて脱出できなくする形。

マリキータマンもまだ元気なようですから、黒の状態でしばらく戦って、押されてきて、
また白に戻ってから勝ちでしょうか。
黒のまま勝つと言う事は無いと思います。
マリキータマンの真価もまだこれからと言うところでしょう。


[No.980] 2018/08/20(Mon) 18:48:06
257話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ゼブラはさらに追撃をかけるが、マリキータマンはサナギの鎧に変異して対抗。
さらに背中の羽根で包んで鉄柱に叩き付けと反撃する。
マリキータマンは黒のゼブラは白よりも弱いと指摘。


これは意外でした。
悪の性格の方が強かったのは、パルテノンや技巧の神の影響があった上での話だったのか。
究極的には、本来のゼブラは善人であるために悪のゼブラは100%の存在では無いという事なのか。
ともかくゼブラとしては善の人格に戻ることが重要になってきましたし、
キッドとの友情でそれを果たすのだろうという事までは予想できます。


[No.981] 2018/08/27(Mon) 20:02:50
258話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ゼブラは善悪の人格がひとつに戻り、体色を元に戻して再び立ち上がる。
しかしマリキータマンの反撃に遭い、KO寸前に追い詰められてしまう。



ストーリーの流れとしては完全にゼブラが勝つはずの展開になってきましたが、マリキータマンも強い。
スニゲーター対ガンマン、アシュラマン対ジャスティスマンのように、
友情パワーをもってしても相手を倒せないという事も有り得るので、
ここからどうなるかはまだ分かりません。
できればマッスル・インフェルノの完璧な姿を見てみたいものですが……。


[No.982] 2018/09/03(Mon) 18:40:21
259話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ゼブラは真・マッスルインフェルノで勝負に出るが、これまでのダメージが大きく、かわされてしまう。
そして天道羽根抜刀、マリキータデッドリーライドと連続で必殺技を受ける。



善悪の人格融合、縞馬キッドとの対話まで行ったのになぜ火事場のクソ力が発動しないのか。
マリキータマンもそれを示唆しているのに、このまま「体力が残っていなかったので負けた」になってしまったら
それは「火事場のクソ力が出なかったので負けた」に他ならない。
火事場のクソ力を欲しがっている側としては「ここまでお膳立てを整えていたのに、なぜ出なかった」と疑問に思ってもいいぐらいです。
このまま何も無く終わってしまうのでしょうか……。


[No.983] 2018/09/17(Mon) 19:09:03
260話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

敗れたゼブラは、サタンを信用するなと忠告を残して力尽きる。
残った試合のうち、パイレートマン対キン肉マンの戦いが動き出した。



あれだけやっておいて、何も起きずにゼブラ敗退。これは意外でした。
スニゲーターやアシュラマンみたいになってしまいました。
あちらは火事場のクソ力を発動しても駄目だったと言う、もっと凄まじい事でしたが……。

パイレートマン対キン肉マンは……なんだか期待できません。
「60分時間切れ引き分けとあらかじめ決まっているんだろうな」と薄々分かっているタイトルマッチを見るような……。
だからこその「オメガの民を舐めている」「侮辱されてたまるものか」という台詞なのでしょうけど、
もう、「主人公に勝てるわけが無いだろう」では無く、「両軍そこそこの落としどころで終わるんだろうな」と先に思えてしまうのです。

キン肉マン引き分け、フェニックス負け、で2勝2敗1引き分け。
サタンの率いる真の邪悪超人たちが現れ、オメガ勢がかませに。
オメガ勢が最後の力を振り絞ってバリアーを解除してくれて、正義・悪魔陣営から超人たちが集まり、超人血盟軍登場。
そんなところになっちゃうのかなあ……と、なんだか気力が抜けてしまう落ちでした。

マリキータマンが負け、次のパイレートマンも負ければ(友情も拒絶され、マッスル・スパークの「敬意を抱かせる」も無効)
オメガ側の悲壮感がどんどん高まって行ったのに。
もしもこのシリーズがつまらなくなってしまうとしたら、ターニングポイントはここだったと振り返ることになるかも知れません。


[No.984] 2018/09/24(Mon) 18:13:42
261話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンはなかなか調子を上げず、パイレートマンは苛立ちながら猛攻をかける。
追い詰められたキン肉マンは火事場のクソ力を発動。



さすがにもう慣れているからか、キン肉マンはすぐに発動できます。
しかし「火事場のクソ力を発動して、その力についていろいろ推測したり解説したりするのはキン肉マンの戦いでやるから
その順番が来るまでは他の五王子たちは火事場のクソ力無しで」という展開上の都合が垣間見えてしまうのは、なんともやるせません。
ゼブラが可哀想ですし、ビッグボディだってできても良かったのに。
どうにも、素直に楽しめる気になりません。早く心機一転して面白い展開になって欲しいです。


[No.985] 2018/10/01(Mon) 20:25:37
262話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

パイレートマンはキン肉マンの火事場のクソ力をも圧倒。
さらにマグネット・パワーを使用してみせる。




超人強度8000万パワー。さらにマグネット・パワー。予想以上の強豪でした。
火事場のクソ力を解放してもなお押し負けるという力。
その裏付けとなる説得力。
これがゼブラ対マリキータマンで見たかった……。
こういういい場面をキン肉マン対パイレートマン戦に取っておくためにゼブラには泣いてもらったと考えると、
せっかく面白い展開を見ているのに、なんだかやりきれません。
今回の話だけなら文句無く面白いのに。
ゼブラが勝っていてオメガ側残り2名だったとしても、これで十分な迫力なのに。
ただただ、残念でなりません……。


[No.986] 2018/10/08(Mon) 19:33:58
263話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

パイレートマンはマグネット・パワーの由来を語る。
かつてオメガの民の先祖が完璧超人始祖に粛清された時にサイコマンが使っていた力を研究していたのだった。



今回はすでに想像ができていた話が明示されただけ。
さらに2週間待ちになりました。
普通なら早く続きが読みたいと思うところですが、
もう見られないと思っていた完璧超人始祖たちの勇姿が見れるので、ここで止まるのはむしろ嬉しいかも。

悪魔将軍よりゴールドマンの方がいいなあ、と思えてしまいます。


[No.987] 2018/10/15(Mon) 17:48:12
264話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

パイレートマンはマグネット・パワーと友情パワーを得ようとする目的である、オメガの民の悲願を話す。
それは自分たちの星を救う事の他に、ザ・マンや超人の神々を倒すという目的があった。
キン肉マンはそれに反対し、戦闘再開。




予想できていた内容の話が終わり、ようやくキン肉マンも真面目に戦うようになってきました。
パイレートマンの話はこれが全てではなく、それについて問題を抱えていることが示唆されています。
ゼブラとマリキータマンの会話から、その問題についてオメガ側は認識していないこと、
たとえ別の問題があろうとも無視して突き進む方針であることが分かっています。
そうなると、止めなければ危ない勢力なのです。

今回はほぼ会話だけだったので、本格的な試合は次から。
面白くなってきました。


[No.988] 2018/10/29(Mon) 20:33:18
265話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

パイレートマンはマグネット・パワーを用いず、実力だけでキン肉マンの火事場のクソ力を圧倒。
キン肉バスターを返してみせる。


戦いが始まるとやはりいいですね。
真っ向から肉体で受け止める姿が実にかっこいい。
パワー、テクニック、人格面も優れた非常に手強い人物です。
キン肉マンとしては勝って力を見せつけたい、パイレートマンとしても相手の力をもっと見たいのに
パイレートマンが強すぎてなかなか話が進んでくれる展開にならない。
面白いのですけど、長引きそうです。……と言うところで来週はお休み。もどかしいですね。


[No.989] 2018/11/05(Mon) 21:23:12
266話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンはウルフマンの檄を受け、カレクックらの霊に支えられて立ち上がる。
カナディアンマンが見せたリビルト・カナディアンバックブリーカーを決め、
さらに52の関節技シャットダウンクラッチを繰り出していく。



火事場のクソ力は友情パワーと同一視されるようになって分かりにくくなってきましたが
一人で頑張るよりも仲間たちへの思いが加わった方がやはり強くなるようです。

それにしてもパイレートマンは強い。
キン肉マンが全力で向かっても優勢ですし、さらに強さを発揮しても嬉しがるばかり。強さの底が見えません。
無量大数軍以上でしょうし、このうえ友情パワーを得てマグネット・パワーを完全なものにしたら、
もう始祖ともやりあえるのではというぐらいですね。


[No.990] 2018/11/19(Mon) 19:45:36
267話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンは52の関節技を次々に繰り出し、さらに48の殺人技フライングパンチでとどめに行く。
パイレートマンはそれを受け止め、「火事場のクソ力さえそんなものか」と失望する。



現状ではすんなり事は運ばない、という当然の流れになってきましたが
それにしてもパイレートマンは強すぎる。

パイレートマンにもキン肉マンにもこれ以上試合を続ける意味が無くなってしまったのですが、
これからいったいどうするのでしょう。
試合展開もストーリーも手詰まりのようです。

ここからどうなっていくのか。
パイレートマンは、火事場のクソ力が駄目だったらどうしようとするのか。次回が楽しみです。


[No.991] 2018/11/26(Mon) 20:54:35
268話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

パイレートマンは嘆きの思いをキン肉マンにぶつけ、強烈な攻撃を仕掛けていく。
キン肉マンはパイレートマンの悲しみを感じ取り、負けてはならないと食い下がる。



ここからキン肉マンの逆襲が始まり、「オメガの星を救うに足る力がある」というところを見せて、
パイレートマンの心も救う展開になるのでしょう。
前振りが長かったですが、ようやく本題に入れるといったところです。
そのためにパイレートマンが異様に強いということになってしまいました。
いよいよここからが本当の試合開始。次回からが楽しみです。


[No.992] 2018/12/03(Mon) 19:00:58
269話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

パイレートマンは試合を捨てないキン肉マンに追撃をかけ、セントエルモスファイヤーに捕らえる。
キン肉マンはさらに火事場の糞力を発動させ脱出、マッスル・スパークの体勢に入る。


順当に勝つ流れになってきました。
これでマッスル・スパークが決まって、パイレートマンも「この力を見たかったのだ」と安心。
ではアリステラ対フェニックスはいったいどうなるのでしょう……。
「これで万々歳とは行かないのだ」というところ、邪悪神が六鎗客を潰そうとしてきた理由が出て来るのでしょうか。

丁寧に書いているのかも知れませんが、このあたりまでは前回までに収めて欲しかったです。


[No.993] 2018/12/10(Mon) 18:54:39
270話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

キン肉マンはマッスル・スパークでパイレートマンを倒す。
敗れたパイレートマンは感じた力の内容を説明し、これならオメガの星を救えると確信した。


順当に話が進みました。
これで和解が成立して事態が解決してしまいそうなのですが、
次回は「それだけではいけないのだ」というところが語られるのでしょう。

やたら試合が長引いたと思っていましたが、この三段階の説明のためだったのですね。
敵を救おうとする力、というのは、今回のパイレートマンのように、
「いかにもその条件に合致する敵が都合良く倒されるために向こうから来てくれる」という
非常にご都合主義の連続になっていくのか、それともネメシスやザ・マンの時のように
「実は考えが全く触れ合っておらず、自分の都合のいいように勝手に解釈して勘違いしたまま一見ハッピーエンドであるかのように進む」
という形にしかならないと思います。
良く言えば相手の心を包み込む広大無辺の慈悲の心、悪く言えば相手の意図を愚かで小さい物だと見なした上から目線の独善。
それを正当化するために、それまで戦っていた対戦相手(パイレートマン)や、より高次の知見を持つ絶対的存在(シルバーマン)が
キン肉マンのことを褒め讃えるばかりになる「YKS(やっぱりキン肉マンはすごい)」が繰り返される展開。
まるでドカベンやキャプテン翼のような、どこか受け入れがたい内容です。
キン肉マン自身が大きく成長している事は嬉しいのですが、この「慈悲」についてはどうにかならないものだろうかと思ってしまいます。


[No.994] 2018/12/17(Mon) 17:54:24
272話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

271話の感想を書くのを忘れていたようです。
欠かさずやってきたのですが、一度漏れてしまって残念です。


アリステラはフェニックスに、弟の事について語り出す。
超人墓場にやってきたオメガマンはミラージュマンの試験を超え、実力を示してザ・マンに会えるところまでやって来た。


回想シーンなので、懐かしいキャラ達が再び描かれました。
オメガマン、ミラージュマン、完璧・無量大数軍、墓守鬼たち。みんな姿を見られるだけで嬉しいキャラクターたちです。
アモイマンの登場も嬉しい展開でした。粉々にされてしまいましたが、完璧超人は再生装置が目の前にあるから気軽に練習中に破壊されそうですね……。
オメガマンは消滅したまま戻らないのでしょうか。
ここまで来ると、再び生きて幸せな姿を見せてもらいたいぐらいです。

アリステラの怒りの表情、フェニックスが小馬鹿にして煽る表情も実にいい。表現が上手くなっています。


[No.996] 2019/01/14(Mon) 22:01:53
273話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

オメガマンはザ・マンに謁見、ネプチューンマン抹殺の指令を預かる。
そして知性チームに所属することになるのだが、キン肉マン・チームに敗れる結果となった。
それはフェニックスの無能のためだとアリステラは憤る。


これまでオメガマンの動機だと思っていた「一生遊んで暮らせる金」というのがどこかに消えてしまいました。
完璧超人の設定が大きく変わっていたのにオメガマンだけ設定が昔のままでちぐはぐになっていたので、
これで話が整理されたという事になるのでしょう。
金が目的だというのは知性チームに入るために言った作り話だったとか。

それにしても無量大数軍はいいチームです。これまでに見てきた超人たちの中でも一番好きになれたかもしれません。
ザ・マンが求めるものが始祖まで含めた「完璧」でなく「一定水準」であったなら、それは十分に達成されているはずですし、
キン肉マンたちへの見方も違っていたのでしょうが……。
このチームがもう回想シーンでしか見られないというのは残念でなりません。
彼らが生きていたら別の敵の脅威が脅威で無くなってしまい、だらけた戦いになってしまうか、
「以前の強敵が、新たな敵のかませになる」という形になってしまうのでしょうから、
それよりは退場させた方がまだマシなのでしょうが……。


[No.997] 2019/01/21(Mon) 18:13:38
274話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

戦いが再開される。フェニックスはオメガマンとスパーリングしていた事があり、その経験からアリステラの攻撃をかわす。
アリステラは背中のオメガハンドの左右が違う事を利用してフェニックスの隙を突き、必殺技「Ωアポカリプスクラッシュ」を決める。


いろいろと悪ぶってはいましたが、アリステラは完全に「弟の敵討ち」になっています。
それを煽るフェニックスの会話と表情が実にいい。

Ωアポカリプスクラッシュは物凄く単純明快ながら絶対脱出不可能な完璧な必殺技ですね。
相手を複雑に固めるΩカタストロフドロップと対比的な技になっています。

オメガハンドは手首より先がずいぶん長く伸びるようで、以前のオメガマンには無かった様々な技が見られそうです。
メタモルフォーゼは抜きで、格闘技だけで戦って貰いたいですね。
ザ・マンもマグネット・パワーは使わなかったのですし。


[No.998] 2019/02/04(Mon) 18:02:16
275話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラは強力な攻撃を次々に繰り出すが、フェニックスは巧みにかわして反撃、
新技「不死鳥サンダーストーム」の体勢に捕らえる。


ついに知性的なレスリングが見られました。
王位編では軽く触れられる程度だった、キン肉王家の養子選抜試合を勝ち抜いていった技術。
また、キン肉マンとの戦いの試合開始当初にテクニックで圧倒していた時の戦いぶり。
知性の神の1億パワーはあまり関係無かったという感じです。
「知性こそ超人格闘技者の源」の台詞も戻って来ました。
マリポーサが見せたような堂々の強さがいいですね。
このままフェニックスに勝って欲しいぐらいです。話の流れから、難しそうではありますが……。

不死鳥サンダーストームは、そのまま落下するとフェニックスの下半身がリングに着地してしまい、クッションになってしまって
アリステラの後頭部は強く叩き付ける事ができないような気がします。
そのため、マッスル・リベンジャーのように相手の後頭部を鉄柱にぶつけるのではないかと思っています。
相手の格好はマッスル・スパークの後半に似ているとも、キン肉バスターの体制に似ているとも。
NIKU-LAPのようにキン肉バスターと合わせたツープラトンにも使えそうです。


[No.999] 2019/02/18(Mon) 19:51:09
276話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはオメガハンドをクッションにして不死鳥サンダーストームの直撃を避ける。
すでに超人墓場侵攻のための秘密経路を用意している事を語り、フェニックスに襲い掛かる。



サンダーストームはフェニックスの体が下に来てしまうのではないかと思っていたのですが、
相手の頭部だけを下にしていたのですね。
リングが城の中に崩落してしまって、超人墓場まで転落していきそうな気配です。

信長が超人墓場侵攻を計画、光秀はそれを止めるためザ・マンに操られて、と
本能寺の変はなんでもかんでも創作作品の玩具にされますね。便利すぎます。

それに気を取られがちですが、マッで城を崩壊させるシングマンは恐ろしすぎます。
こんなもの人体がまともに食らったらどうしようもない。
決して生身の超人と対戦させてはいけない人物だと思います……。

今年に入ってから休載が多く、来週もまた休み。
1/7 ×
1/14 ○
1/21 ○
1/28 ×
2/4 ○
2/11 ×
2/18 ○
2/25 ○
3/4 ×
3/11 ○
このように、ほとんど二回に一回は休む間隔での掲載になっています。
昨年末に入院したとかいうニュースを聞きましたが、まだ体調が優れないのでしょうか……。


[No.1000] 2019/02/25(Mon) 19:25:19
277話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラの猛攻でフェニックスは押されていき、マッスル・リベンジャーまでも破られてしまう。
そこに知性の神が現れ、フェニックスに力を受け入れるよう促す。



以前の必殺技では駄目だと言う事でマッスル・リベンジャーは破られてしまいました。
しかし、これの改良型や、それを上回る全くの新技というのも考えにくい。
知性の神の力で1億パワーマッスル・リベンジャーになるのか、火事場のクソ力で補強するのか。
友情で行こうとして駄目だったゼブラの前例がありますから、今度は「勝つためならなんでも利用する」と知性の神の力を使うのでしょうか。
なんにしても、話の都合上フェニックスがアリステラを倒して完結という事にはしづらいのが難点です。
純粋に力量の強弱、試合の勝敗を予想できる試合では無いというのが少し残念な感じですね。


[No.1001] 2019/03/11(Mon) 20:07:37
278話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

フェニックスは知性の神の力を受け入れ、圧倒的なパワーを身につけてアリステラを圧倒。
マッスル・リベンジャーの態勢にかかる。



フェニックスの行動には様々な思案や覚悟があります。
ただ「このままでは負けそうだからパワーアップしよう」というだけでは無いはず。

まずフェニックスが想定していた、アリステラの狙い。
本命のザ・マンと戦う前に、練習として神の力を宿したフェニックスと戦ってみたいと言う事なのか。

それから知性の神の狙い。
なにがなんでもアリステラを倒してしまわないとまずいというだけなのか、それともフェニックスに取り憑いて再び現世を動かそうと企んでいるのか。

キン肉マンに視線を送って覚悟を決めるシーンも、ただ「誓いを破ってしまって済まない」というだけなのか。

様々なことが、まだ読者には明示されないまま動いているはずです。

また続きが待ち遠しい……のですが、次は4/1になりました。
今度もまた2回やって1回休みという事になっています。今年に入って、3週間連続で出た事がありません。少し心配です。


[No.1002] 2019/03/18(Mon) 05:19:53
279話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラの背中の指にルナイト達の霊が現れ、マッスル・リベンジャーを防ぐ。
アリステラ自身も友情パワーを発現した。



これはもう完全にアリステラが勝ちそうな形になってしまいました。
フェニックスが息を切らしているのも気になります。
知性の神が乗り移った時に、いったん体力は回復したように見えたのですが、
これは疲労では無く心臓病の描写なのかも。


[No.1003] 2019/04/01(Mon) 19:28:02
280話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはフェニックスを圧倒、Ωハルマゲドンアベンジャーを決める。
一方、キン肉マンソルジャーのマスクに手を伸ばす者が現れた。



やはりフェニックスは負けてしまいました。ゼブラに続いてこれは残念です。
しかしこれは他の誰が行っても、キン肉マンでもアタルでも駄目だっただろうなあ……とも思います。

知性の神が奇跡で体力を回復させてもまだ息を切らしていたのは、やはり心臓病なのだと思います。
それさえ無かったら、というフォローが入ると嬉しいですね。

ソルジャーのマスクを奪ったのはアタルなのかソルジャーマンなのか。
アタルは王位編の後にソルジャーのマスクを着用し続けていたはずなので、
わざわざ奪う必要がある、つまり現在所持していない超人はソルジャーマンでは……?

そしてやはり3週間は続かず、来週はお休み。


[No.1004] 2019/04/08(Mon) 21:24:40
281話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

フェニックスはついに力尽きて試合終了。しかしフェニックスはアリステラに「ザ・マンはお前たちの味方だ」と告げる。
超人墓場ではザ・マンが静かに事態を見守っていた。



アリステラが本当にザ・マンと対等に戦えるかはともかく、
完璧超人始祖に勝利したジャンクマン、サンシャイン、ザ・ニンジャ、バッファローマンよりは確実に強く、
現代の超人たちの中では最も始祖に肉薄する実力の持ち主と言えるでしょう。
その始祖である悪魔将軍がロンズデーライトパワーを会得するまではザ・マンに押されっぱなしだった事から考えると
実際にはまだ差があるのでしょうが、それでもたいしたものです。

フェニックスは大量の流血。
血は体の下から流れ出ており、口からの吐血ではありません。
また、フォーフィンガースプラッシュで傷つけられた体の傷口からでもありません。
Ωハルマゲドン・アベンジャーは頭部を叩き付ける技なので、そのダメージでもありません。
心臓病の再発なら即死しているでしょうから、それとも違います。
では、あの大量の血は何なのか?
ひょっとして、うつ伏せに倒れているフェニックスの体の下で、胸に知性の神の顔が浮かんでいて血を吐いてるのでは……。

これで戦える超人は六鎗客はアリステラ、マリキータマンの二人。
運命の王子たちはビッグボディとマリポーサの二人。
彼らが生き残りの潰し合いをやるために続けてタッグマッチでも……とはあまり思えません。
ザ・マンの動向や、ソルジャーマスクを奪った人物(アタル?ソルジャーマン?)も気になります。
恐らくオメガの民は本来の敵ではなく、サタンが手駒として本命視している新たな敵超人たちの登場と
超人血盟軍の戦いになるのでしょう。

ザ・マンの隠居生活に変な檻が加わりました。
この前までは無かったので、今し方出来上がったところなのでしょう。
出ていこうと思えばいつでも出て行けるサイズになっているところが、「自分の意思でここから動かない」という表明のようです。
2019年では懐かしいレコードも当時はまだ現役。ステカセキングがターボメンに言われたように、CDが出てきて淘汰されていく時期ですね。
椅子のサイズが体に合ってないので、まずは椅子を造り直させるべきです。

ザ・マンは昔を反省している様子ですが、パイレートマンの言う「オメガの民が恨みを捨ててザ・マンを許す」という事に繋がりそうです。
「一族の先祖を追放した恨み」が、「一族の先祖を生かしておいてくれた命の恩人」に転換することはできるのか。
とりあえずアリステラとパイレートマンの会話が楽しみです。

しかし次はゴールデンウイーク明けから。長い待ち時間になりそうです。


[No.1005] 2019/04/22(Mon) 18:38:53
282話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

マリキータマンがアリステラと合流。
キン肉マンが目を覚まし、アリステラとの対決姿勢を示す。



二週間もキン肉マン無しは辛かった。
再開されたものの、ただの現状確認で、新しい展開は何も無し。新しい敵軍が現れるかと思ったのですが。

アリステラは全ての情報を知らないままザ・マンに敵対する。
キン肉マンもまた、全ての情報を知らないままアリステラに敵対する。
これでは話が良くない方向にこじれるばかりといった場面ですが、あっさりと和解ムードになってしまったらバトル漫画が成立しない。

少なくともミートは「フェニックスがザ・マンはオメガの味方だと言ってるので話し合いをさせれば良さそうです」とキン肉マンに告げ、
パイレートマンは「今のキン肉マンは火事場のクソ力の第二段階までしか出せなさそうだから戦っても意味は無いぞ」とアリステラに告げるべきです。
そもそもキン肉マンは続けて試合ができる体調なのかどうか。

まずは、アリステラがパイレートマンのところまでやってきて、状況確認と行動方針を検討してから行動した方が良いかと。


[No.1006] 2019/05/13(Mon) 21:11:16
283話・284話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはキン肉マンに手を組むよう促すが、キン肉マンは拒否。
パイレートマンとも意見が折り合わない。
そんな時、超人墓場への通路からキン肉マンソルジャーが現れた。
(283話)

ソルジャーはキン肉アタルだった。
ソルジャーマンが死んでいるため動けなかった残虐の神に要請され、六鎗客を止めに来たのだ。
アリステラはマリキータマンと組み、キン肉マンとソルジャーのタッグとの戦いを提案する。
(284話)




今週は二話連続で読めました。
しかし来週は284話の公開と言う事で、気分としてはまた二週間待ちになってしまいます。
会話が続いたので一回で進んで良かったと思います。

アリステラとパイレートマンもきちんと話をして、互いの存念が確認できました。

てっきり超人血盟軍と新たな敵軍の戦いかと思っていましたが、スグルとのタッグに。
それはそれで見てみたいタッグではありますが、ストーリーとしてはただの足止めです。
早く次の展開、真の敵軍を見たいので、この試合は早く終わらせて欲しいですね。
ソルジャーマン死亡・復活も無しというのも残念でした。ビッグボディでさえ勝ったと言うのに。

ソルジャーが敵の黒幕を「ヤツら」と複数で呼んでいるのが少し気になります。
実はサタンでは無いのかも?


[No.1007] 2019/05/20(Mon) 19:00:25
285話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ソルジャーはキン肉マンの体調悪化を理由にタッグを拒否。
残虐の神に頼んで、封印されている超人達の中から誰か一人を出してもらう事にする。



三週間ぶりとなりました。本当に長かった。

前回のラストで期待させ、今回は題名でもある兄弟タッグは無し。
キン肉マンが「ゲホ!」と血を吐いたのが個人的に嬉しいです。
以前は定番だった、KOされた時の「ゲホ!」はなぜ無くなってしまったのか。
「ゲーッ」「おわーっ」のように作品の定番であった言葉だったのに。

ソルジャーの口ぶりからは、やはり大魔王サタンが今回の最後の敵では無いという雰囲気がします。
何があるのかはまだ語られていません。

ソルジャーが指名する超人はいったい誰になるのか。
残虐の神への依頼が「マリポーサやビッグボディを呼んできてくれ」「スグルの負傷を回復させてくれ」では無いのですから
兄弟タッグ以上の戦力になると見込まれる者ということになります。

・始祖
ザ・マン 超人墓場から出られないという制約があるので、彼は無理でしょう。
悪魔将軍 魔界の様子には映っていませんが、彼が金のマスクに戻ったという明確な描写はまだありません。
ジャスティスマン 封印されている中にいないので、彼は候補に入っていません。
シングマン 不遇な形で吹き飛ばされたまま行方不明。出すとしてもすぐに味方になるとは思えず。

・正義
テリーマン、ラーメンマン 前回で十分に活躍しました。テリーマンが足を治す試合は後にあるのでしょうが、今回ではないでしょう。
ウォーズマン ロビンマスク亡き後の正義超人リーダーとしての試合が欲しいところですが、今出ていってもソルジャーの部下にしか見えません。正義超人軍団の大将として戦う機会まで待ちたいです。
ブロッケンJr. 前回は最後がちょっと不完全燃焼でしたが、それを解決するにはソルジャーとのタッグではいけません。ソルジャーにもラーメンマンにも頼らずに敵を倒さねば。シングル戦がいいです。
ジェロニモ 戦力になりそうに見えません。
ロビンマスク 現在死亡中。復活はすると思うのですが、それはまだ先だと思います。

・悪魔
アシュラマン わざわざ復活させたのですから、どこかで試合が組まれると思いますが、それはタッグなのかどうか。
バッファローマン 8000万パワーを超える力で戦力として期待できます。が、知性チームとの終盤で事実上タッグマッチをやっているので、二度目はあるかどうか。
ザ・ニンジャ 後に超人警察隊を組む二人。ここでその戦いを明確に描写する機会です。

・完璧
ネメシス 以前に、「出奔したアタルを立派な正義超人に鍛えたのはサダハルだった」と想像していたことがあります。しかし、今となってはそれも無いでしょう。二人が会ったらどんな会話になるのか。オメガの民と関係無いところで長話になってしまいそうで、あまり良くない展開かも。
ネプチューンマン 前回戦わなかったので、今度は試合があるでしょう。しかし、彼が出てくるところはタッグばかりなので、シングルで勝ってくれるところを見てみたいです。
ピークア・ブー なぜか画面に表示されていません。疑似兄弟タッグにはなるのですが……。


こうして並べてみると、いい感じの相手が見当たりません。
戦って欲しい超人は皆「シングル戦で堂々と勝って欲しい」とか、「彼の出番はもっと後で」という者ばかり。
誰になるだろうとか、誰に来て欲しいという予想や希望が上手く出てきません。
ただ、いかにも強くてこいつなら勝てそうだという感じのキャラは外してくるのでは無いかと思っています。


[No.1008] 2019/06/10(Mon) 19:47:47
286話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ソルジャーが選んだタッグパートナーはブロッケンJr.だった。



282話から続いた会話シーンがようやく終わりました。
とにかく長かった……。前の試合の決着から二ヶ月くらい経っています。

選ばれたのはブロッケン。血盟軍ネタで来ました。そろそろ卒業してもらいたいと思っていたので、これを最後の卒業式にして欲しいですね。
嫌なのが「実力では全然かなわないけど、ソルジャーやラーメンマンの言葉を受けて奮起し、勢いで相打ちに持ち込む」という流れ。
今回またラーメンマンが出てきちゃったので、またそうなるのかなあと嫌な気持ちですが、なんとか予想が外れてくれると嬉しいです。


[No.1009] 2019/06/17(Mon) 20:35:25
287話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

リングが壊れているので、フェニックスが関ヶ原の立方体リングを手配した。



話が進みません……。まるで究極タッグの準決勝の前のようです。
試合が始まったらまた血盟軍の思い出話でページを取られるのでしょうか……。


[No.1010] 2019/06/24(Mon) 18:51:54
288話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

全員立方体リングへ移動。


話が進まない……。
ブロッケンとウルフマンやキン肉マン、アタルとフェニックス、アリステラとマリキータマンの会話は
それぞれやっておくべき事だとは思いますが……。
これでまた来週は休み。もう「試合が始まったら起こしてくれ」という状態です。
それでもまだ究極タッグの時よりはマシだと思って読んでいますが……。


[No.1011] 2019/07/01(Mon) 18:27:58
289話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

試合開始。ブロッケンとマリキータマンが先に出る。
ブロッケンは気負い込みすぎて精彩を欠き、ソルジャーの活で立ち直る。



ああ、やっぱりこうなってしまったか……という感じの、一人では駄目なブロッケン。
相変わらず未熟な若者、後輩キャラでした。
もういい加減それはいいから、そこから早く脱却してくれ、と思っていたのに、
どうしてもこの儀式をやらないといけないのでしょうか。
もう今回は読み捨てるから次回から頑張って欲しいです。


と、思ったところで、この作品を見る視線がキン肉マン二世と同じになっている事に気がつきました。
「今回は酷かったけど、次回から持ち直してくれ。
このキャラクターたち、この展開で、今ほどつまらなくなるわけが無いんだから。
普通に書いてくれればそれだけできっと面白くなるんだから」
……と連載終了までずっと思い続けながら読んでいました。
今のキン肉マンは、それと全く同じです。

そして我慢の限界を超えたら、読むのを辞める事になってしまうのでしょう。
これまでも許容できない内容・展開はありました。
それぞれに立脚点があるはずの相手の考えを無視する上から押しつけの「分かり合う」「慈悲」、
これを出せば相手の方から考えを捨てて恐れいってくれるマッスル・スパーク、火事場のクソ力第三段階。
ネメシスがアロガント・スパークを失敗したら、なぜかそれまでの疲労やダメージが完全回復しているキン肉マン。
大王としての責任を負っていかなければ行けないのに、そこから逃げて「王子」と呼ばせ続けるキン肉マン。
そうした、納得してはいないけど目を瞑って読み続けている色々な事が
「結局のところ、全てが耐えがたい作品だった」に切り替わるのかも知れません。
少なくとも、主人公サイドの独善性においては、二世と何ら変わるところはありません。


[No.1012] 2019/07/15(Mon) 18:12:37
290話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

立ち直ったブロッケンだったが、すぐにマリキータマンが反撃に出る。
ロールシャッハ・ドットでブロッケンが助けを求めている事を看破するが、
ブロッケンはそれを素直に認め、ソルジャーとのツープラトンで切り返す。



このまま「一人では駄目だが、強くて頼りになる上官がいれば、その助けを借りてなんとかなる」という
超人0.5人ぶんの働きしかできないキャラとして定着していくのでしょうか。
昔、ソルジャーがバッファローマンに言った、「自分一人の力では何もできない軟弱な超人になってしまうだろう」という言葉を思い出します……。
これでは、まだ、自分一人の力でプリズマンを相打ちに持ち込んだ王位編の方がマシです。

この試合は、そんなところから脱却するための儀式のようなものだと思って、今は駄目でも次にはきっと……
と思いながら読んでいます。
完全にキン肉マン二世モードに入ってしまいました。


[No.1013] 2019/07/22(Mon) 19:54:42
291話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンとソルジャーはツープラトンを決め、選手交代しソルジャーとアリステラが戦う。
ソルジャーは肉のカーテンでフォーフィンガースプラッシュを防ぐ。


ストーリーは進みませんが試合は進みました。
久しぶりに見るソルジャーの試合。新技グレネードスープレックス、以前も使った肉のカーテン。アリステラとの攻防もいい。


[No.1014] 2019/08/05(Mon) 19:38:30
292話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ソルジャーはアリステラに対して優位に戦いを進める。
アリステラは普通の戦いでなく火事場のクソ力の発動を求め、マリキータマンとのツープラトンで反撃。



読み飛ばしても問題の無い回でした。
カレクック対マリキータマン、キン肉マン対パイレートマンでやったのに、
まだ「早く火事場のクソ力を出せ」を繰り返すとは。


[No.1015] 2019/08/12(Mon) 19:38:02
293話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはソルジャーの左腕の古傷を発見し追撃するが、ブロッケンが窮地を救う。
ブロッケンとアリステラの勝負になり、アリステラはツープラトン技を繰り出す。




地獄のネジ回しに似た技が出てきました。
ウォーズマン対ポーラマンの時のように、トラウマ解消のための戦いになってくれるのでしょう。
「上役に頼らないと一人では戦えない。ラーメンマン、ソルジャー、血盟軍に頼り切っている」
という点をなんとかして欲しいものです。
本当に見たいのは「トラウマを解消する姿」ではなく、「解消した姿」なのですから。

その意味ではロビン亡き後を任せられたウォーズマンのシングル戦が無いのが残念です。
おそらくロビンは復活するのでしょうから、そうなる前に立派なところを見せて欲しいものです。


[No.1016] 2019/08/26(Mon) 19:35:47
294話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンはグロリアスのツープラトンを受け止め、切り返す。
反撃しようとするアリステラの攻撃をソルジャーがカット。



ようやく見せてくれました。ブロッケンがソルジャーにもラーメンマンにも頼らず、自分一人の力でやってくれました。
これをもう何年待ち望んだか。願わくばクラッシュマン戦で見せてもらいたかった姿が、遅ればせながらようやく実現しました。

さらに良かったのが、これを数話×休載を含んで数週間ダラダラ引き延ばしをせずに一話でぱっと終えてくれたこと。
最後にソルジャーが火事場のクソ力を発動していて、展開が次に移ると分かったこと。
ここ最近の眠くなるような読み飛ばしても別に構わない空気を吹き飛ばしてくれました。


[No.1017] 2019/09/02(Mon) 20:32:10
295話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラは戦いながら自身の過去を語る。
かつて生まれた時は95万パワーだったが、戦った相手によって超人強度が上がる特性だと判明したのだ。



ほぼ一ヶ月も待たされましたが、会話ばかりで、しかも特に新しい情報は無し。
クソ力を出し惜しみして負けたら先祖に顔向けできんとソルジャーは言いますが、
だったらその前のキン肉族の王道テクニックがどうとかの回は完全に時間稼ぎの中だるみだったわけで……。

連載の長さを半分か、1/3にできると思います。しかも休載が多い。


[No.1018] 2019/09/30(Mon) 18:05:13
296話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはソルジャーの攻撃を受け止め、業火のクソ力を吸収していく。
ソルジャーは一気に決着をつけるためナパーム・ストレッチを繰り出した。


試合開始前から「とりあえずこうなる」というのは分かっていたところまで来ました。
長かった……。日付を見ると、試合開始は7月15日ですね。およそ三ヶ月かかってここまで来ました。
フェニックス戦でやった「吸収される前に必殺技でやっつける」と同じ。もちろん防がれるのでしょう。
ソルジャーが勝つ場合でもアタル版マッスル・スパークか、ブロッケンとの新ツープラトン技であって
ナパーム・ストレッチで勝つ事はありえません。
Aの文字が胸に刻まれるけどΩの文字に変わってノーダメージになるのではないでしょうか。

この展開になるのは分かっていたのですから、削るとこ削って三週間ぐらいでここまで来て欲しかったな、と思います。
本当にキン肉王家王道のスタイルとか、休んでロビンマスク対キン肉マンとかはいらなかった。
でもまた来週はお休みです。


[No.1019] 2019/10/07(Mon) 19:14:45
297話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはオメガハンドの指を引きちぎってナパーム・ストレッチから脱出し、
体勢を入れ替えて逆にナパーム・ストレッチを決める。
ソルジャーは立ち上がるが、アリステラは力を確かめるためにさらに猛攻をかける。




予想通りナパーム・ストレッチでは倒せず。
Aの文字がΩの文字にはならなかったですね。

アクションシーンの良さとは裏腹に、どうもこの展開には白けてしまいます。
アリステラの指がちぎれたが、後に影響はあるのか? 知らないうちに勝手に生えてくるでしょう。
8600万パワーは超えたが1億パワーは超えたのか? だめでしょう。
アリステラが1億に届かなかったのならソルジャーは勝てるのか? だめでしょう。
アリステラが勝ってザ・マンに挑んだら悲願達成はできるか? だめでしょう。
今回のジャイガンテグローブカッターで勝負は決まるのか? まだ続くでしょう。

アリステラたちは上手くサタンに利用されていて、邪悪神たちが知る本当の危険とか、サタンの真の目的とか、
そういうものが後に控えている以上は、今の試合はただ時間を引き延ばしているだけに過ぎない。
さっさと次に進んで欲しいものです……と思ったらまた来週はお休みです。


[No.1020] 2019/10/21(Mon) 19:36:19
298話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはさらに猛攻をかけるが、ソルジャーは肉のカーテンで守り、ツープラトンはブロッケンがカットする。
ソルジャーはアリステラとキン肉マンの違いは願いの内容にあると喝破し、反撃に移る。




久しぶりに話がちょっと進みました。
こうやって話を進めていって欲しいですね。得るものが何も無い、不毛な戦いでは見ている方も白けます。

ブロッケンはもっと成長したところをはっきり見せていって欲しい。
またソルジャーの偉大さに感激の涙を流す役です。

クラッシュマン戦とその後の読み切りでラーメンマンから脱却、
ザ・ニンジャの応援で血盟軍の気分から脱却、
サイコマン戦は実力差がありすぎるので仕方ないとして、
今度のタッグマッチでソルジャーから脱却、
この次の試合でこそ独り立ちしたブロッケンのシングル戦……だといいのですが。

今のブロッケンは「慈悲」の対極である「慕情パワー」で戦っている気がします。
「敵をも助ける」のではなく、「味方から助けてもらう」ことで戦うパワー。
常に誰かに支えて貰わないと戦えないと相手からも指摘されているのですが
そこからの脱却がまるで見られません。残念です。


[No.1021] 2019/11/04(Mon) 18:55:45
299話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ソルジャーが攻勢を強め、アリステラは火事場のクソ力を失ってしまう。
ソルジャーは火事場のクソ力の源泉は慈悲の心にあると伝えるが、アリステラは恨みを捨てる事は無理だと拒絶する。



ようやく言うべき言葉が伝わり、やりとりが進みました。
これを戦闘開始一話でやっておけばここまで長引く事も無かったのに。

助けに入ったブロッケンはあっさり撃退されてしまいました。
血を吐いてダウンしたのですが、たぶん火事場のクソ力でノーダメージ&完全回復。

たぶん、今のキン肉マンが致命的につまらなくなった原因は「ボワァ」と「慈悲」だと思います。
超人たちの考え方が正しいのか正しくないのか、どちらが正しいのかを測る決定的な尺度が
「戦闘能力の上昇に役立つかどうか」という即物的なものに影響され、
そのために他の考え方は「役に立たないもの」とされてしまい、
実際に戦闘の勝敗という明確な形で実証されてしまう。
排他的な考え方と言いますが、「慈悲以外の考え方を全部認めない」こそ排他的な発想です。
前シリーズのネメシス戦あたりから感じていましたが、「分かり合う」と言いながらも実は「分からせる」でしか無い。
相手が自己の考えを捨て、正義超人側の考えを受け入れることしか正しい道は無い。
まるでキン肉マン二世のような、酷く醜悪な思想にしか思えないのです。
そしてそれが作中では美化され賛美されていく事も。


[No.1022] 2019/11/11(Mon) 20:03:56
300話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラ達は戦いを続けるが、ブロッケンが阻止し、戦いながら説得を続ける。
ツープラトンを受けたブロッケンに、ソルジャーは心の中でLの文字を送る。



上手く言葉にはできないが、心中では本当のことが分かっている。相手を不幸にしたくない。
その様子は悪魔将軍を説得した時のキン肉マンと同じです。
未熟で口下手でぎこちなくて、武骨で一生懸命で熱い。年下キャラの良いところが出ています。
ソルジャーが語ると上から目線で嫌なのですが、ブロッケンがやると格下からの熱い訴えになってくれます。

ピンチに陥ったブロッケンですが、ここでソルジャーは助けに入らない。ブロッケンの力だけで脱出するところを待ってくれている。
ようやくブロッケンが人の助けなしに頑張ってくれるところが見れそうです。
この時をずっと待っていました。ぜひとも「隊長が見守ってくれていたおかげだ」ではなくブロッケンの力で。

そしてロールシャッハ・ドットと、血盟軍の陣形の出し方も上手い。

本当に久しぶりに「この調子で次も行ってくれ」と思えるような、面白い回でした。


[No.1023] 2019/11/25(Mon) 21:53:03
301話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ブロッケンはアリステラ達のツープラトンを外し、マリキータマンの天道羽根抜刀をベルリンの赤い雨で切断。
反撃に出るアリステラ達に、ソルジャーとのツープラトンを決めにかかる。



ようやくブロッケンがやってくれました。この展開をずっと待っていた。
惜しむらくはブロッケンの技術向上によるものでは無く、ただ「慈悲の力って凄いね」でしかない事ですが。
ブロッケンがこれだけ熱く語っているのに、慈悲の力がどうこうというのははっきり言ってドラマの邪魔にしかなっていない。
どちらの言っているのが正しい事か、どちらの生き方がより良いあり方なのかを問うている時に、戦闘能力の上下という即物的な事例は邪魔なのです。

例を変えて言えば、
・慈悲の剣 攻撃力+120
・友情の剣 攻撃力+50
・呪いの剣 攻撃力-20
じゃあ慈悲が強いからそれにしよう、と言う判断基準と何ら変わりがない。
今のキン肉マンの展開が、前シリーズのネメシス戦あたりから急激に納得できなくなっている理由のひとつです。
相手が間違っているので、苦しんでいるので、圧倒的な力の差を痛感させて叩きのめし、心の底から「この力の前に抗っても無意味だ」と屈服させる。
その「分からせる」作業を「分かり合う」と称する。
これは絶対に正義では無く、美辞麗句の捧げ方が上手くなっているだけで、その思想の独善性については二世と同様です。


先にアリステラがナパーム・ストレッチから脱出する時に、
マリキータマンが下で受け止めようとして、
マリキータマンを救うためにクソ力を発動できました。
では、マリキータマンとアリステラの位置を交換した形となる今度はどうか。

アリステラがマリキータマンを救うために力を発揮するが、
それはやはり呪いのための力ではなかったのだと考えを変えるきっかけになるか。

あるいは、アリステラを生き残らせるためにとマリキータマンが助力を拒否し、
苦渋の決断でアリステラがマリキータマンを見捨て、
そのために呪いの力がパワーアップしてしまうのか。サタンがそこに力を与えるのかもしれません。
ツープラトンの体勢に入ろうとした時に煙のようなものが二人から出てきたので、これがその徴候ではないかと思います。


[No.1024] 2019/12/02(Mon) 19:18:04
302話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ソルジャーとブロッケンのツープラトン「ナパームコンビネゾン」でマリキータマンを倒す。ブロッケンは力尽きてダウン。
ソルジャーとアリステラの対決となり、Ωハルマゲドン・アベンジャーを返した。



ようやく次で試合が終わりそうです。
ソルジャーが登場してからここまでどれほどかかったか読み返してみたら、ソルジャー登場は5月20日のこと。
半年以上かかりました。月刊誌でも長いペースですね。

予想していたアリステラの葛藤は特に無く、マリキータマンが敗れた後になりました。
それもあっさり外されてしまって……
もう完全に超人の強弱がクソ力第三段階であるか否かだけになってきてしまって、最近の攻防は鼻白んでしまうばかりです。
ソルジャーに関しては完全な失敗でした。
相手が苦しんでいて、間違っていると自分では分かっていて、それでも止められなくて……
なんて「さあ倒して救ってくれ」と都合の良すぎるカモがネギ背負ってこないといけない、
相手を全否定して上から踏みにじりつつ力の差を存分に見せつけて、屈服した相手が心から尊敬までしてくれるご都合主義の塊。それが「慈悲」です。
そんな余計なものが出てこなかったぶんだけ、二軍正義超人の試合は楽しかったなあ……と思います。
この漫画、主人公とそのシンパがいなければ本当に最高なのに。


[No.1025] 2019/12/09(Mon) 20:14:16
303話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

ソルジャーはアタル版マッスル・スパークでアリステラを倒す。




やっぱりこうなってしまったか……という話の流れでした。

「復讐など虚しい、何の意味もない」などと言うのは勝ってからでなければ意味のない言葉です。
途中で止めてしまうのはどんな理屈を付けても逃げたことにしかなりませんし、
それが他人の力に屈服させられたのならただの敗北に他なりません。
最低限アリステラが翻身するにしてもザ・マンとの対話の後に「彼は昔の仇敵では無くなっている」と分かって初めて
恨みや呪いから解き放たれるものでしょう。
それがこれでは恨みが晴れるはずがありません。部外者に暴力で叩きのめされただけです。
ブロッケンJr.とアリステラが異なるのは、ブロッケンは直接ラーメンマンに思いも拳もぶつけた上でのこと。
アリステラはまだ会ってもいないザ・マンを許せるとでも言うのでしょうか。

が、それが作中では正当化される。アリステラの方が「実は薄々自分が間違っていることを知っていた」なんてことになっていく。

これでは、万太郎がセイウチンを選択超人呼ばわりして反逆された事の結末が
セイウチンからの謝罪によって締めくくられてしまった究極タッグと何ら変わることがない論理破綻です。

復讐譚について語るのなら「闘将!拉麺男」の第一話の方がはるかにすっきりして納得もできる内容でしたし、
対立する相手が改心してくれる戦いであるなら、マッスル・ブラザーズ対はぐれ悪魔コンビの試合は素直に感動できました。
今のキン肉マンは、もう、あのようには読めません。


逆にソルジャーを見てみると、圧倒的な力で相手をねじ伏せて、言いたいことを言って相手の思いを完全否定し、
それによって相手から感謝までされるのですからさぞや気持ちのいい事でしょう。
そんな場面を見ていると鼻白むばかりです。

あと、技が決まる前に上から落ちている場面もどうも気に入りません。
ネメシス戦、武道戦、アリステラ戦と、展開に納得できない試合ばかりで見せられてきたからかも。



正直言って、もうこの感想を書き続けていくのは辛くなってきました。
来週、おそらく今年最後となる回が配信される予定ですが、それを最後にして
来年からはもう感想を書くのはやめようかと考えています。


[No.1026] 2019/12/16(Mon) 19:03:48
304話 (No.595への返信 / 1階層) - キャノン娘

アリステラはオメガの伝統を変えていく決意を固める。
そこに大魔王サタンが現れ、アリステラたちを利用しようと企んでいた真意を告げる。
制裁としてサタンが放った槍の前にマリキータマンが飛び出し、身を挺してアリステラを守る。




オメガの民の方はこれでめでたしめでたしと言うことになるのでしょうね……。
自分がオメガの民の一人だったとして、滅びかけた星で救いを待っていたら
出撃していった当主が長年の意思を完遂せず裏切ってきて、結局星を救うための力は手にしていない。
翻身の理由は無関係な第三者にそう言われたから。宿願であるザ・マンとは会うことすらできていない。
これで納得などとてもできませんが。
せめてザ・マンと直接話し合い、彼が数億年前とは変わっていたとか
数億年前の伝承には誤謬があり、客観的に見ればオメガの民の先祖もまた暴虐を働く蛮族の一つに過ぎなかったとか
何か納得の行く理由のひとつもあればこの筋書きも分かりますが。
ただ「復讐なんてあほらしい」と他人に言われて、はいそうですかと。
やられたので帰ってきましたと。
単にアリステラが当主の座から追放されるだけです。

でも、この話の中ではきっとオメガの星は慈悲によってより良い社会に生まれ変わるのでしょう。

もう疲れました。

感想を書くのも、好きな趣味の一環として書き続けていたのではなく、
やりたくないけどこれまで続けていたので仕方なく義務感でやっている事に変わってしまいました。
先週書いたとおり、今回で感想を書くのは最後にします。
作品を読みはするでしょうし、好きな超人の活躍に一喜一憂はするでしょう。
ただ、それを言葉にして表明する力はもうありません。


[No.1027] 2019/12/23(Mon) 17:41:38


   キン肉マン連載再開 - キャノン娘 - 2011/12/08(Thu) 07:24:25 [No.595]
304話 - キャノン娘 - 2019/12/23(Mon) 17:41:38 [No.1027]
303話 - キャノン娘 - 2019/12/16(Mon) 19:03:48 [No.1026]
302話 - キャノン娘 - 2019/12/09(Mon) 20:14:16 [No.1025]
301話 - キャノン娘 - 2019/12/02(Mon) 19:18:04 [No.1024]
300話 - キャノン娘 - 2019/11/25(Mon) 21:53:03 [No.1023]
299話 - キャノン娘 - 2019/11/11(Mon) 20:03:56 [No.1022]
298話 - キャノン娘 - 2019/11/04(Mon) 18:55:45 [No.1021]
297話 - キャノン娘 - 2019/10/21(Mon) 19:36:19 [No.1020]
296話 - キャノン娘 - 2019/10/07(Mon) 19:14:45 [No.1019]
295話 - キャノン娘 - 2019/09/30(Mon) 18:05:13 [No.1018]
294話 - キャノン娘 - 2019/09/02(Mon) 20:32:10 [No.1017]
293話 - キャノン娘 - 2019/08/26(Mon) 19:35:47 [No.1016]
292話 - キャノン娘 - 2019/08/12(Mon) 19:38:02 [No.1015]
291話 - キャノン娘 - 2019/08/05(Mon) 19:38:30 [No.1014]
290話 - キャノン娘 - 2019/07/22(Mon) 19:54:42 [No.1013]
289話 - キャノン娘 - 2019/07/15(Mon) 18:12:37 [No.1012]
288話 - キャノン娘 - 2019/07/01(Mon) 18:27:58 [No.1011]
287話 - キャノン娘 - 2019/06/24(Mon) 18:51:54 [No.1010]
286話 - キャノン娘 - 2019/06/17(Mon) 20:35:25 [No.1009]
285話 - キャノン娘 - 2019/06/10(Mon) 19:47:47 [No.1008]
283話・284話 - キャノン娘 - 2019/05/20(Mon) 19:00:25 [No.1007]
282話 - キャノン娘 - 2019/05/13(Mon) 21:11:16 [No.1006]
281話 - キャノン娘 - 2019/04/22(Mon) 18:38:53 [No.1005]
280話 - キャノン娘 - 2019/04/08(Mon) 21:24:40 [No.1004]
279話 - キャノン娘 - 2019/04/01(Mon) 19:28:02 [No.1003]
278話 - キャノン娘 - 2019/03/18(Mon) 05:19:53 [No.1002]
277話 - キャノン娘 - 2019/03/11(Mon) 20:07:37 [No.1001]
276話 - キャノン娘 - 2019/02/25(Mon) 19:25:19 [No.1000]
275話 - キャノン娘 - 2019/02/18(Mon) 19:51:09 [No.999]
274話 - キャノン娘 - 2019/02/04(Mon) 18:02:16 [No.998]
273話 - キャノン娘 - 2019/01/21(Mon) 18:13:38 [No.997]
272話 - キャノン娘 - 2019/01/14(Mon) 22:01:53 [No.996]
270話 - キャノン娘 - 2018/12/17(Mon) 17:54:24 [No.994]
269話 - キャノン娘 - 2018/12/10(Mon) 18:54:39 [No.993]
268話 - キャノン娘 - 2018/12/03(Mon) 19:00:58 [No.992]
267話 - キャノン娘 - 2018/11/26(Mon) 20:54:35 [No.991]
266話 - キャノン娘 - 2018/11/19(Mon) 19:45:36 [No.990]
265話 - キャノン娘 - 2018/11/05(Mon) 21:23:12 [No.989]
264話 - キャノン娘 - 2018/10/29(Mon) 20:33:18 [No.988]
263話 - キャノン娘 - 2018/10/15(Mon) 17:48:12 [No.987]
262話 - キャノン娘 - 2018/10/08(Mon) 19:33:58 [No.986]
261話 - キャノン娘 - 2018/10/01(Mon) 20:25:37 [No.985]
260話 - キャノン娘 - 2018/09/24(Mon) 18:13:42 [No.984]
259話 - キャノン娘 - 2018/09/17(Mon) 19:09:03 [No.983]
258話 - キャノン娘 - 2018/09/03(Mon) 18:40:21 [No.982]
257話 - キャノン娘 - 2018/08/27(Mon) 20:02:50 [No.981]
256話 - キャノン娘 - 2018/08/20(Mon) 18:48:06 [No.980]
255話 - キャノン娘 - 2018/08/06(Mon) 20:14:14 [No.979]
254話 - キャノン娘 - 2018/07/30(Mon) 19:10:30 [No.978]
253話 - キャノン娘 - 2018/07/16(Mon) 20:37:49 [No.977]
252話 - キャノン娘 - 2018/07/09(Mon) 19:37:50 [No.976]
251話 - キャノン娘 - 2018/07/02(Mon) 19:28:22 [No.975]
250話 - キャノン娘 - 2018/06/25(Mon) 19:28:57 [No.974]
249話 - キャノン娘 - 2018/06/18(Mon) 19:41:20 [No.973]
248話 - キャノン娘 - 2018/06/04(Mon) 04:27:24 [No.972]
247話 - キャノン娘 - 2018/05/28(Mon) 20:10:19 [No.971]
246話 - キャノン娘 - 2018/05/21(Mon) 18:21:24 [No.970]
245話 - キャノン娘 - 2018/05/07(Mon) 20:12:33 [No.969]
244話 - キャノン娘 - 2018/04/23(Mon) 18:27:42 [No.968]
243話 - キャノン娘 - 2018/04/16(Mon) 21:02:42 [No.967]
242話 - キャノン娘 - 2018/04/09(Mon) 22:06:45 [No.966]
241話 - キャノン娘 - 2018/04/02(Mon) 21:24:04 [No.965]
240話 - キャノン娘 - 2018/03/26(Mon) 19:35:09 [No.964]
239話 - キャノン娘 - 2018/03/19(Mon) 18:40:25 [No.963]
238話 - キャノン娘 - 2018/03/12(Mon) 19:37:22 [No.962]
237話 - キャノン娘 - 2018/03/05(Mon) 19:32:38 [No.961]
236話 - キャノン娘 - 2018/02/26(Mon) 19:40:31 [No.960]
235話 - キャノン娘 - 2018/02/19(Mon) 21:24:14 [No.959]
234話 - キャノン娘 - 2018/02/05(Mon) 20:14:53 [No.958]
233話 - キャノン娘 - 2018/01/29(Mon) 19:27:58 [No.957]
232話 - キャノン娘 - 2018/01/22(Mon) 18:18:18 [No.956]
231話 - キャノン娘 - 2018/01/15(Mon) 20:47:45 [No.955]
230話 - キャノン娘 - 2017/12/25(Mon) 17:11:15 [No.953]
229話 - キャノン娘 - 2017/12/18(Mon) 19:18:39 [No.952]
228話 - キャノン娘 - 2017/12/11(Mon) 21:02:03 [No.951]
227話 - キャノン娘 - 2017/12/04(Mon) 18:18:54 [No.950]
226話 - キャノン娘 - 2017/11/27(Mon) 17:57:29 [No.949]
225話 - キャノン娘 - 2017/11/13(Mon) 19:49:38 [No.948]
224話 - キャノン娘 - 2017/11/06(Mon) 19:22:14 [No.947]
223話 - キャノン娘 - 2017/10/30(Mon) 20:18:32 [No.946]
222話 - キャノン娘 - 2017/10/23(Mon) 19:15:58 [No.945]
221話 - キャノン娘 - 2017/10/16(Mon) 19:42:45 [No.944]
220話 - キャノン娘 - 2017/10/02(Mon) 20:30:33 [No.943]
219話 - キャノン娘 - 2017/09/25(Mon) 18:53:24 [No.942]
218話 - キャノン娘 - 2017/09/18(Mon) 19:55:54 [No.939]
Re: 218話 - K@DS - 2017/09/21(Thu) 19:11:36 [No.940]
Re: 218話 - キャノン娘 - 2017/09/21(Thu) 22:46:03 [No.941]
217話 - キャノン娘 - 2017/09/04(Mon) 19:21:43 [No.938]
216話 - キャノン娘 - 2017/08/28(Mon) 20:10:58 [No.937]
215話 - キャノン娘 - 2017/08/14(Mon) 12:07:17 [No.936]
214話 - キャノン娘 - 2017/08/07(Mon) 19:25:15 [No.935]
213話 - キャノン娘 - 2017/07/31(Mon) 18:19:20 [No.934]
212話 - キャノン娘 - 2017/07/24(Mon) 19:21:16 [No.929]
211話 - キャノン娘 - 2017/07/10(Mon) 23:16:23 [No.928]
210話 - キャノン娘 - 2017/07/03(Mon) 22:42:50 [No.927]
209話 - キャノン娘 - 2017/06/26(Mon) 17:41:21 [No.926]
208話 - キャノン娘 - 2017/05/15(Mon) 06:12:33 [No.925]
207話 - キャノン娘 - 2017/05/01(Mon) 19:07:41 [No.924]
206話 - キャノン娘 - 2017/04/24(Mon) 19:38:42 [No.923]
205話 - キャノン娘 - 2017/04/17(Mon) 19:13:45 [No.922]
204話 - キャノン娘 - 2017/04/10(Mon) 19:23:30 [No.921]
203話 - キャノン娘 - 2017/04/03(Mon) 19:53:40 [No.920]
202話 - キャノン娘 - 2017/03/27(Mon) 20:50:17 [No.919]
201話 - キャノン娘 - 2017/03/13(Mon) 19:20:03 [No.918]
200話 - キャノン娘 - 2017/03/06(Mon) 19:08:14 [No.917]
199話 - キャノン娘 - 2017/02/27(Mon) 19:52:37 [No.916]
198話 - キャノン娘 - 2017/02/20(Mon) 19:36:11 [No.915]
197話 - キャノン娘 - 2017/02/06(Mon) 19:26:57 [No.914]
196話 - キャノン娘 - 2017/01/30(Mon) 19:16:53 [No.913]
195話 - キャノン娘 - 2017/01/23(Mon) 21:10:42 [No.912]
194話 - キャノン娘 - 2017/01/16(Mon) 20:36:13 [No.906]
193話 - キャノン娘 - 2016/12/26(Mon) 19:31:09 [No.901]
192話 - キャノン娘 - 2016/12/19(Mon) 21:16:43 [No.896]
191話 - キャノン娘 - 2016/12/12(Mon) 18:35:15 [No.895]
190話 - キャノン娘 - 2016/12/05(Mon) 21:11:07 [No.892]
Re: 190話 - K@DS - 2016/12/06(Tue) 22:18:49 [No.893]
Re: 190話 - キャノン娘 - 2016/12/07(Wed) 19:19:33 [No.894]
189話 - キャノン娘 - 2016/11/28(Mon) 19:34:54 [No.891]
188話 - キャノン娘 - 2016/11/21(Mon) 20:21:21 [No.890]
187話 - キャノン娘 - 2016/10/31(Mon) 19:18:19 [No.889]
186話 - キャノン娘 - 2016/10/24(Mon) 20:27:21 [No.888]
185話 - キャノン娘 - 2016/10/17(Mon) 18:40:28 [No.887]
184話 - キャノン娘 - 2016/09/26(Mon) 19:00:04 [No.886]
183話 - キャノン娘 - 2016/09/12(Mon) 19:17:53 [No.885]
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181話 - キャノン娘 - 2016/08/29(Mon) 20:10:46 [No.883]
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102話 - キャノン娘 - 2014/08/25(Mon) 18:56:58 [No.789]
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28話 - キャノン娘 - 2012/07/02(Mon) 18:46:28 [No.659]
27話 - キャノン娘 - 2012/06/25(Mon) 18:24:35 [No.658]
26話 - キャノン娘 - 2012/06/18(Mon) 20:16:02 [No.652]
Re: 26話 - ロボじい - 2012/06/19(Tue) 20:23:44 [No.653]
Re: 26話 - キャノン娘 - 2012/06/19(Tue) 20:42:28 [No.654]
Re: 26話 - ロボじい - 2012/06/19(Tue) 23:07:54 [No.655]
Re: 26話 - キャノン娘 - 2012/06/20(Wed) 02:42:30 [No.656]
25話 - キャノン娘 - 2012/06/11(Mon) 22:11:58 [No.651]
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3話 - キャノン娘 - 2011/12/12(Mon) 18:04:27 [No.597]
1話〜2話 - キャノン娘 - 2011/12/08(Thu) 07:31:50 [No.596]




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