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モーニングコーヒーを洒落込みながら新聞を眺める。 「ストリートでお化けと少女が魔法合戦なぁ」 その中でも気になる情報はこれだろうか、5メートルもあれば色々できる。 いや、潜入がしにくいか。 気にはなるがそれだけだ、別にこれ以上の情報を調べようとも思わない。 探偵は依頼人がいなければ仕事はしないのだ。 「……当り前か。ん?」 メールが入る、どうやらその仕事の依頼のようだ。 優雅にコーヒー(っぽいもの、原材料不明の粗悪品)が飲める生活とはいえ、仕事なしというわけにもいかない。 むしろどちらかといえば貧乏である。 さて、今日はどんな浮気調査が…… 「まいったな」 一通り文面を確認した一声がそれである。 簡素な文面には、仕事内容、報酬前払い済み、成功確認の電話番号(どうせ一回しか使えないのだろう) それのみが記されていた。 いかに依頼人がいなければ仕事にならないとはいえ、流石に身元不明ではお話にならない。 俺はメールを閉じる。 と、言いたいところだが、こんなことは割とある、探偵なんぞに身分を明かせるかとかそんな感じだろうか。 心臓に悪いからやめてもらいたい。実際、そのまま消されそうになったことも数十っ回ある。 仕事内容はある人物を三日後までに特定の場所に連れて行くだけ。 しかも困ったことに、前金で入金済みだ、結構おいしい。 …怪しいにもほどがある。 しかし依頼は依頼である、いや、高周波ブレード買えるな、違う、いや、そうだ。 いったん保留にして、その『ある人物』の名を見つめる。 「イライザ・フランセス、か」 俺はコートと帽子をひっつかみ街へと繰り出した。 [No.118] 2011/04/30(Sat) 23:17:29 |