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前向きに検討してみる、そうは言ったものの俺の心は大部分のところで決まっていた。 『終焉の位階』を潰す。 最近、浮気調査ばっかり受けていた俺としては何とでかい依頼か。 残念なことに俺は厄介事が嫌いにはなれないようだ。飯の種でもある。 先ほど久方ぶりにハッスルした事も無関係ではないが…… 「移動しながら説明しましょう」 そういうアルの方を見やる。 俺はてっきり、アルの方から依頼(曖昧な協力関係でなく、正式な依頼)があるとでも思っていたのだが、まさかイライザ嬢から来るとは。 企業も悪くはないが今回はイライザ嬢につくことにする、まあ、今のところ協力関係は変わらずだ。 出来高払い、というのも難しい話だがまぁ、やりがいがあるともいえる。 何より魔術師の契約である、これほど恐ろしいまでに信頼できる話もそうはない。 依頼人に襲われたばかりでもある、たまにはそういう話もいい。 しかしまぁ、電魎とかいうものにどれほど対応できるのかは不明だ。 ただでさえバケモノは専門外であるのに、見たことすらない。 帽子の位置を直しながらコウイチ・シマの方へ眼を向ける。 『私たち』と、そう彼女は言った。 目線で会話しているところを見るに、二人は相棒のような関係なのだろうとは見当をつけてはいたが、それは当たりだったようだ。 まぁ、二人の方針が違える事はないのだろう、とりあえずのそこのところは気にしないで良いようだ。 「どうかしたか?」 「いいや、なんでもない」 契約書にサインをする。 まあ、後はなんとでもなるか。 [No.145] 2011/04/30(Sat) 23:42:09 |