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「おいで。」 パティが指先を上に向けて軽く曲げてみせると、ビーストは低く唸りながらその足元に頭を下げた。 銀の籠手がそれに応じ、優しく蛇頭をなでる。ぐるぐると喉奥から嬉しそうな音が漏れる。 「よしよし。」 パティが差し出したもう片方の手に黒い液体が湧きだした。ビーストは蛇の舌を伸ばしそれを懸命に舐める。 目を細めながらその様を見つつ、パティは一層優しく頭を撫でる。 液体を舐めるたびビーストの肉体は白く小さくなり、やがて生まれたての子狐ほどの大きさになると、パティはそれを捕まえ懐にしまった。 そうして歩きだすと、ところどころにまだ残る血だまりがべちゃりべちゃりと音を立てた。 「斥候を出しておいたのは、正解でしたね。」 血を踏む音に混ざる僅かなノイズが、地脈を支配したパティに地上の情報を教える。 それはどのあたりにどの程度の者がいるかという程度のぼんやりしたものであったが、全く十分であった。 地上の死徒を瞬く間に打ち倒した存在。 空中の羽牛どもやビーストを退けた者たち。 それらが集結しつつある。おそらくは、死徒を滅ぼすために。 彼らならきっとやり果せるだろう。わたくしが作りだした死徒達を皆殺しにして、わたくしの目的を挫くだろう。 大陸側からの戦力も合わせれば、もしかしたらわたくしを滅ぼすこともできるかもしれない。 だがそれは、わたくしが何も知らず何もしなければの話だ。 わたくしの中の一騎の魂が蠢く。 それは聖杯戦争という名すら定まっていなかった頃の話。 今のクラスで言うアサシンが、わたくしが食べた最初の魂。 わたくしが愛した最後の人。 懺悔の時は遥か彼方に過ぎた。 赤煉瓦の大聖堂を横目に見つつ、内陸へと歩いていく。 ● Beast MatrixLevel:1 【CLASS】ビースト 【マスター】パティ・ガントレット 【真名】唸る獣(Questing Beast) 【性別】不明 【身長・体重】不明(可変) 【属性】混沌・悪 【ステータス】 筋力B 耐久C 敏捷C 魔力F 幸運D 宝具C 【クラス別スキル】 ・不明 ・対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 【保有スキル】 ・???? 【宝具】 『????』 ランク:? 種別:? レンジ:? 最大補促:? 【解説】 蛇の頭部と尾部、豹の胴体、ライオンの臀部、鹿の足を持つという異形の獣。 アーサー王の悪夢に現れた王の衰退の象徴。 悪魔にたぶらかされた王女によって非業の死を遂げた王女の兄が今際の際に予言し、王女の胎内から生まれた憎悪の塊。 キリストの象徴ともパロミデスを殺した悪の獣とも。 唸る獣という名はその吠え声がまるで多数の猟犬を引きいて狩りをしているようであることから名づけられたもの。 現在はパティの手によって巨大な翼を携えており、空中でも戦闘が可能である。 ただし獣であるため理性は皆無であり、戦略や戦術を持たない。 [No.643] 2015/12/11(Fri) 22:22:58 |