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「壮健そうでなによりだ、マスター。」 「そちらも。」 ランサーとミコトは軽く交わし合うと、横並びに座った。 徐家匯天主堂。 カトリックの教会であるこの場所は、拠点としても最適の規模と神聖さを保っていた。 「情報を総合するに。」 ロード・ルーナリアが眉間にしわを寄せつつ、人差し指を振る。 「死徒には、一定の総意が見られる、と言うことです。」 飛行船を見定め群れを以て襲いかかった羽牛とビースト。 セイバーを襲うも不利を知るやすぐに撤退した食屍鬼達。 いずれも、無軌道と見るよりは誰かが率いていると見る方が自然な有様。 「誰かが操っていると。」 ソリテアの言葉にルーナリアは首肯した。 「誰か。誰かか。」 「誰も何もない。パティ・ガントレットだろう。」 川西の浮ついた口調に黒木が重石を置くように返した。 その言葉は正に、空気そのものの重量をましたようであった。 沈黙。 全員が共通した反応を返すことで、全員がその認識を共有した。 パティ・ガントレット。 人間の形をした人間ではない者。それ以外は何一つ明らかでない人外。 ホムンクルスとも死祖の候補とも呼ばれる異常存在であるが、その力を知る者はだれ一人としていない。 居るのはその力の結果を知る者のみだ。 曰く、死者の山で屍を貪る者。 曰く、廃墟を作る者。 曰く、魔術使いの異端の局地。 その破壊は何一つ違えられたことなく、しかしその目的は一度たりとも叶えられたことのない者。 「何が敵であろうと。」 ルーナリアの声が教会の中に反響する。 「我々は。勝つために来ました。」 マスターとサーヴァントの瞳を一つ一つ見つめ、さらに告げる。 「世界に平和をもたらすために。」 [No.644] 2015/12/16(Wed) 00:09:29 |