ハーレムリベンジャー - 陣 |
「知るか! 貴様は死んで佞臣の名を残せ!」
まさにこの一言に全てが集約されるという感じの今回。
時期的にはむしろこの後になる『キャラバン』から始まった、メリシャント関連のストーリーも、今回で一応つながったという印象。
「シルヴィアの落剝過程」や「大虐殺の張本人」の判明という点においても。
時期的には『ギルド』の三年前という事で、再放送中の『黄金の日日』を意識した感じもあるのも興味深い点。
それにしても気になるのは、この惨劇に始まる一連の失態の損害のせいで「結局はドモスと同じ」レッテルを貼られたに等しい、二重王国にとってアーダーンとその死は何だったのかという事。
「虐殺の共犯」「援軍を出せなかった役立たず」あるいは「援軍まで持ち堪えられなかった無能」など、決して互いに居心地が良かった関係とも思えないだけに。
その意味では死んでくれて清々したとも言えるし、辛うじて保っていたメリシャントへの政治的な足掛かりを失ったとも言えるし。
セリューンとしては「せめてメリシャント全部がドモスに付かなかった」のを良しとするのか否か。
[No.367] 2021/11/19(Fri) 22:24:28 |