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No.27240に関するツリー

   捨石2 - もうひとりのガリレオ - 2019/07/11(Thu) 21:47:15 [No.27240]
Re: 山本太郎現象 - もうひとりのガリレオ - 2019/07/12(Fri) 08:42:07 [No.27245]
Re: 山本太郎現象 - 風 - 2019/07/14(Sun) 22:42:49 [No.27246]
Re: 山本太郎現象 - もうひとりのガリレオ - 2019/07/15(Mon) 00:44:31 [No.27247]



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捨石2 (親記事) - もうひとりのガリレオ

以前捨石というタイトルで書き込みをしたことがあります。
それ故に今回の書き込みのタイトルは捨石2、と言うことになります。

さて、本日の令和新選組山本太郎の行動には驚かされました。
大阪入りし、共産党そして立憲民主党の大阪選挙区の候補を相次いで応援するという行動は自身が選んだ道とはいえ自分の当選は二の次として野党候補を一人でも多く当選させようとするその姿勢はなかなか真似のできるものではありません。

応援をされた大阪選挙区の野党候補はその当落にかかわらず山本太郎氏に恩義を感じることになるでしょうし、本当に緩やかに太郎氏を中心とした何らかの意識が芽生えるきっかけになるのかもしれないなぁ、と私は感じています。

山本太郎は自らの議席と引き換えに、野党共闘の在り方や本当の意味での与野党対決、このBBS流に言うならば自公合体政権の倒し方を体現しようとしているのではないかとさえ思えてくるのです。

また、噂や伝聞の域を今は出ない程度のお話ながら、東京都選挙区では令和新撰組の創価学会員候補がもしかするとひょっとするのではないかと言うところに浮上してきたのではないかという話もあります。

つまり山本太郎は自らを捨石にすることで、この選挙を盛り上げこの先の与野党対決の在り方を示そうとしているのではないかと私には思えるのです。

山本太郎の演説はどこに行っても一緒なのでもう最近は最新版を見続けることは無くなりましたが、彼の発するメッセージは単純であり明快です。

この国とそこに暮らす若者に希望を。
閉塞感に満ち、政治をあきらめようとする人たちに政治的自由と希望を。

激しい創価学会・公明党批判を加味すれば今から18年前に白川さんが立ち上げた新党の主張と非常に似通ったものになります。

そして、大マスコミでは報道されませんが、ネットや現場では彼の主張に熱狂する市民がいます。
白川さんの主張が18年の時を経てやっと時代に追いついたのかもしれません。

私はこの選挙で山本太郎と令和新撰組が大ブレークをするとは考えていません。
まぁ、1議席を確保できて政党要件を満たすことが出来たら良いほうかなぁ、とおもっています。 
ただ、これまで政党要件を満たすための一票を懸命の戦いをしている社民党に投じるとした考え方が揺らぎ始めていることは確かだと感じています。

選挙戦は中盤からいよいよ終盤戦へ。

少なくとも私は期日前投票ではなく最後の最後まで迷った上での投票をするということになるのでしょう。


[No.27240] 2019/07/11(Thu) 21:47:15
Re: 山本太郎現象 (No.27240への返信 / 1階層) - もうひとりのガリレオ

> 私はこの選挙で山本太郎と令和新撰組が大ブレークをするとは考えていません。
> まぁ、1議席を確保できて政党要件を満たすことが出来たら良いほうかなぁ、とおもっています。 
> ただ、これまで政党要件を満たすための一票を懸命の戦いをしている社民党に投じるとした考え方が揺らぎ始めていることは確かだと感じています。
>
> 選挙戦は中盤からいよいよ終盤戦へ。
>
> 少なくとも私は期日前投票ではなく最後の最後まで迷った上での投票をするということになるのでしょう。


============================================================
保守層に響いている「山本太郎現象」
 現象と言えば、今「山本太郎現象」とでも呼ぶべきものが注目されている。

 政治学者・中島岳志氏の分析によれば、山本太郎の主張は「苦境にあえぐ農家や中小企業、商店主など旧来の自民党支持者たちに支持されています」(「論座」朝日新聞デジタル)という。

《山本さんは一般的に、左派的な政治家と見なされますが、実際は保守的な庶民層に届く熱量をもった政治家です。これから選挙戦が過熱化し、テレビなどで山本さんの姿と主張が取り上げられると、安倍政権に不満を持つ保守層に支持が拡大する可能性があります。》(中島岳志「論座」)

 先日SNSでまわってきた動画を見たら、街頭演説をする山本太郎に「クソ左翼死ね」という言葉が飛んでいた。今の現象を見るとクソ左翼という認識が間違いであることがわかるがそれはさておき、

 山本太郎はヤジに対して、

「ありがとうございます。クソ左翼死ねというお言葉をいただきました。ありがとうございます。死にたくなる世の中を変えたいために私は立候補してるんだ。みんなに生きていていただきたい。」

 と言っていた。反対者も含めたみんなが自分の政治の相手だと。

 こういう「度量」も、保守層を取り込む要因になっているのではないだろうか? いや保守層こそ、か。

 分断された首相の演説風景と対照的であった。笑いや冗談抜きでそう思えたのである。

 参院選の選挙戦も後半に突入する。

 政治家や候補者たちが必死で夢中な今こそ、言葉や風景がむき出しになるのでさらに注目だ。
プチ鹿島(文春オンライン)
============================================================

文春オンラインから山本太郎氏に関する部分の抜粋です。
「山本太郎現象」という言葉が使われるのはこの記事が初見です。
ブームではなく゛現象゛と表現されるところに今の山本太郎氏に対する期待感と言いますか、何やらワクワクする感じが見て取れます。
中島岳志氏が指摘するような゛テレビなどで山本さんの姿と主張が取り上げられる゛ことは無いのではないか、と私は思っておりますがSNSやYouTubeと言ったネット媒体がどれほどの効果を発揮するのかが試されるような気がします。

選挙の際によく使われる地上戦でも空中戦でもない、電脳戦ともいうべきこの戦いの行方を、ネット政治の創世記からこの国の政治をウオッチして来た者としては興味深く見ております。

(それにしても山本太郎氏と令和新撰組の戦略はすごいです。YouTubeを主戦場に選挙戦を展開するなど前回の国政選挙では思いつかなかったですからね。)


[No.27245] 2019/07/12(Fri) 08:42:07
Re: 山本太郎現象 (No.27245への返信 / 2階層) - 風

> > 私はこの選挙で山本太郎と令和新撰組が大ブレークをするとは考えていません。
> > まぁ、1議席を確保できて政党要件を満たすことが出来たら良いほうかなぁ、とおもっています。 
> > ただ、これまで政党要件を満たすための一票を懸命の戦いをしている社民党に投じるとした考え方が揺らぎ始めていることは確かだと感じています。
> >
> > 選挙戦は中盤からいよいよ終盤戦へ。
> >
> > 少なくとも私は期日前投票ではなく最後の最後まで迷った上での投票をするということになるのでしょう。
>
> ============================================================
> 保守層に響いている「山本太郎現象」
>  現象と言えば、今「山本太郎現象」とでも呼ぶべきものが注目されている。
>
>  政治学者・中島岳志氏の分析によれば、山本太郎の主張は「苦境にあえぐ農家や中小企業、商店主など旧来の自民党支持者たちに支持されています」(「論座」朝日新聞デジタル)という。
>
> 《山本さんは一般的に、左派的な政治家と見なされますが、実際は保守的な庶民層に届く熱量をもった政治家です。これから選挙戦が過熱化し、テレビなどで山本さんの姿と主張が取り上げられると、安倍政権に不満を持つ保守層に支持が拡大する可能性があります。》(中島岳志「論座」)
>
>  先日SNSでまわってきた動画を見たら、街頭演説をする山本太郎に「クソ左翼死ね」という言葉が飛んでいた。今の現象を見るとクソ左翼という認識が間違いであることがわかるがそれはさておき、
>
>  山本太郎はヤジに対して、
>
> 「ありがとうございます。クソ左翼死ねというお言葉をいただきました。ありがとうございます。死にたくなる世の中を変えたいために私は立候補してるんだ。みんなに生きていていただきたい。」
>
>  と言っていた。反対者も含めたみんなが自分の政治の相手だと。
>
>  こういう「度量」も、保守層を取り込む要因になっているのではないだろうか? いや保守層こそ、か。
>
>  分断された首相の演説風景と対照的であった。笑いや冗談抜きでそう思えたのである。
>
>  参院選の選挙戦も後半に突入する。
>
>  政治家や候補者たちが必死で夢中な今こそ、言葉や風景がむき出しになるのでさらに注目だ。
> プチ鹿島(文春オンライン)
> ============================================================
>
> 文春オンラインから山本太郎氏に関する部分の抜粋です。
> 「山本太郎現象」という言葉が使われるのはこの記事が初見です。
> ブームではなく゛現象゛と表現されるところに今の山本太郎氏に対する期待感と言いますか、何やらワクワクする感じが見て取れます。
> 中島岳志氏が指摘するような゛テレビなどで山本さんの姿と主張が取り上げられる゛ことは無いのではないか、と私は思っておりますがSNSやYouTubeと言ったネット媒体がどれほどの効果を発揮するのかが試されるような気がします。
>
> 選挙の際によく使われる地上戦でも空中戦でもない、電脳戦ともいうべきこの戦いの行方を、ネット政治の創世記からこの国の政治をウオッチして来た者としては興味深く見ております。
>
> (それにしても山本太郎氏と令和新撰組の戦略はすごいです。YouTubeを主戦場に選挙戦を展開するなど前回の国政選挙では思いつかなかったですからね。)


選挙戦術は三宅洋平臭がします。

野党がだらしないと言うが、根本の原因は小沢の小選挙区制ですよ。

なれ合いとかはない。


[No.27246] 2019/07/14(Sun) 22:42:49
Re: 山本太郎現象 (No.27246への返信 / 3階層) - もうひとりのガリレオ

> 選挙戦術は三宅洋平臭がします。

風さんのこのご指摘は私も同意する部分が多いです。
ただし、山本太郎が凄いのはその発想が私たちの想像できる範囲を超越するかのように、物凄いことを考えていると言うところにあると私は思っています。
立憲民主党はWEB広告などを通じて゛パラダイムシフト゛を呼び掛けています。

パラダイムシフト【paradigm shift】

@ 科学者集団に共有されているパラダイムが、ある時点で革命的・非連続的に変化すること。
A 思考や概念、規範や価値観が、枠組みごと移り変わること。

出典 三省堂大辞林 第三

パラダイムシフトがこの国の政治に必要なことはわかりますが、立憲民主党の呼びかけは残念ながら弱いと私には感じられるのです。

一方、山本太郎率いる令和新撰組は消費税廃止や奨学金徳政令など個別具体的な景気対策を打ち出しています。
しかし、よく見ると比例の特定枠に難病ALS当事者のふなごさん。そして重度障害者の木村英子さんを特定枠に入れています。
山本太郎氏自身は3人目と言うことになるのでしょうが、状況的には当選は相当に厳しいと言わざるを得ないのではないだろうかと考えられるわけです。
そこまでして山本太郎氏は何がしたいのだろうかと思いいろいろと調べてみたのですが、ふなごさんや木村さんを国会に送り込むことによりこの国の議会や政治そのものの転換を理念先行ではなく実践として行わせようとしているのだという指摘に当たりました。
ふなごさんや木村さんを国会に送り込むことにより身障者が国会で政治活動を行うためには様々な国会の仕組みを変える必要に迫られます。
国会の慣習と言う名の下に認められなかった様々な身障者にとっての障壁を取り払うことから新しい参議院の仕事が始まるのです。
これをパラダイムシフトと言わずして何といえばよいのでしょうか?
おそらくこのパラダイムシフトは次の衆参の選挙までに本物のパラダイムシフトになるのではないかと思われます。
私は山本太郎氏は今はそのための爆弾を仕込んでいるのだと思っています。
2%以上の得票率を取れば、山本太郎氏は政党の代表として発言力を強めることになるのでしょう。

> 野党がだらしないと言うが、根本の原因は小沢の小選挙区制ですよ。
>
> なれ合いとかはない。


小選挙区制度は投票総数の51パーセントを取れば候補者は当選する訳で、残り49パーセントの民意は無かったものにされる制度であり良い制度だとは思いません。
政権交代可能な選挙制度と言うことで鳴り物入りで導入された制度ですが、政党の執行部が公認権を握ることにより党内民主主義が機能不全に陥り独裁的政権が生まれる可能性がある、と言うことが分かった以上何らかの改善が必要ですね。

山本太郎氏の話に戻りますが、彼は選挙で必要なカバン・カンバン・ジバンが無くても、そして組織に頼らなくても選挙で当選することができるのだということを示すことで新しい政治家の生きる道を指し示そうとしているのでは無いかと指摘する方もいらっしゃいます。

もはやこうなると、山本太郎現象と言うよりも山本太郎の革命ですね。

山本太郎を支持するというよりも彼が挑戦する新しい政治の一部始終をあと一週間ウオッチしてみたいと思います。

令和新撰組が間違って2議席取ったらこの革命は成功で、選挙後は憲法改正ではなく政界再編が話題になるでしょう。(与野党を問わず山本太郎氏の挑戦を好意的に捉えている議員は少なくないと言います)


[No.27247] 2019/07/15(Mon) 00:44:31
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