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たいは藩王専用I=D建造計画に一部協力という形で刀鍛冶に参加した (No.375 への返信) - たい

たいは藩王専用I=D建造計画に一部協力という形で刀鍛冶に参加した


たいは1年間、刀作りに参加した。
たいは刀作りのために協力して欲しい、という話を聞いた時に、これは大変な大仕事の一部なのだな。という事を理解しつつ、私的な感情で刀鍛冶には関心があったため、鈴藤さんに参加してもいいか聞いて参加する事にした。鈴藤さん曰く「邪魔しないようにね」とのこと。やさしい。
この一年たいは刀作りに熱中した。

刀の刃を打った。
材料は砂鉄と炭を合わせた、玉鋼、という材質だった。硬く粘り強く強靭な材質であった。
何度も金槌で叩き、折り曲げ、熱し、叩き、そうした工程を繰り返す事で不純物が抜けて、金属の繊維がより強靭になる。
折り返し回数は8から20との事。
折り返し鍛錬によって鍛えられた鋼は刃になる刃金と峰などになる皮金になり、二つを合わせて日本刀の形になるよう鍛えていく。
接合する為に何度も熱し、叩き、何度も金槌をふるった。
火造り
火造りでは日本刀の切っ先を作りこんでいきます。日本刀の切っ先は素延された日本刀の先端を斜めに切りだして、峰側に伸ばすことで作られます。こうすることで刃金が均一的に刃側に出ることになり、頑丈な切っ先を作ることが出来るのです。切り取った先端は焼入れなどの試験として使われます。これで日本刀の全景が完成となります。
荒らしあげ
鍛造によって完成した刀身は最後にセンがけやヤスリによって形を整えて砥石を使って慣らします。日本刀というと金づちで叩いてるだけの光景が思い浮かびますが、あの綺麗な形を整えているのは流石に金づちだけではありません。ここではまだ多くの工程が残っているので大まかな形を仕上げるのと表面をなめらかにする程度に仕上げられます。
土置き
土置きとは焼き入れを行う前に刀身を焼入れ用の土で覆う作業です。刀身を土で覆う理由にはいくつかあって、まず最初に刀身が火で焼けないようにするためと刃紋を出すため、また焼入れ時の刃先と峰側の冷却速度に差を出す目的があります。刃側は薄く土が盛られて峯側は厚く盛られます。これによって刃先は急激に冷やされ、峯側はゆっくり冷やされる状態が作られます。
銘切り
銘切りは作刀をした刀の名前を中子に刻む作業です。たがねによって彫り込むのは作刀した年号と名前になります。この時刻んだ名前が刀の名前になるのです
研ぎ
研ぎはいくつもの砥石を交換しながら細かく刀身を研いでいきます。特に刀身の先端である切っ先と刃先は力を入れて研がれるので、研ぎ師の腕が試されるところになります。この研ぎによって私たちが見ているいつもの綺麗な刀身がようやく現れます。

金具作り
金具とは日本刀におけるはばきやせっぱ、鍔などのことをいいます。はばきなどに使われている金属は金や銀を含んでいたものが多いらしい。

鞘作り
日本刀の鞘はそれぞれが一つの刀専用に作られる換えのきかない大事なパーツです。鞘も専門の鞘師が作ることが多く、日本刀の外見を映えさせる重要な仕事になります。保存をするとき用の白鞘と実用するときの拵えの2種類が作られることが多く、使わない方は竹光をダミーとして差し込んで保存します。
今回たいは鞘は一振一つしか作っていない。その分、綺麗な鞘になるよう頑張った。

鍛治職人達と交流した。
たいは最初、直接の鍛冶は初めてだったので、周りの鍛治職人達に聞いて手伝いを始めた。玉鋼の制作や鈴藤さんの持ち込んだ刀の文化をメモして保存していった。
また作業後に家に帰ったあとノートに今日やった事を一通り書いた。
工房まわりに慣れてきたら刀制作に参加させてもらった。
最初のうちは金槌を何度も振るうため体中が痛くなった。
幸い、職人達はいい人達だったようで無理はさせなかったし、危ない事をしたら叱ってくれた。
そうして職人達とは何となく話す仲になった。職人達も初めての事だったため困る場面が見受けられた。記録からこんな風ではないだろうか、と口を挟むことが何度かあった。見当違いな事を言って怒られたり、たまには役にたつことを言ったりした。
1年に及ぶ刀研究には積極的に参加して
「人間の動きとそれに合わせた武装を理解すること」と言われていたのでそれもノートにまとめていった。
鈴藤さんの元には報告のために何度か行った。実のところはただ会話に行っているだけだが、バレていないと思いたい。

東洋刀レポート
日本刀は「折れず、曲がらず、よく切れる」といった3つの相反する性質を同時に達成することを追求しながら作刀工程が発達してきたと考えられている。「折れず、曲がらず」は材料工学においての強度と靭性の両立に相当する。両者の均衡を保つことは高度な技術の結果である。また「よく切れる」と「折れず」の両立も難しい。これについては刃先は硬く、芯に向かうと硬さが徐々に下がる性質を用いる事で刃に硬質さと粘り気のある芯で耐久性を高めていると考えられて、さらに刃先に力を逃すことで耐久力を高めていると考えられる。
この為、日本刀は大変に切れ味が良い。
しかし、この切れ味も最適な角度で切り込んでこそ発揮できるもので、静止物に刀を振り下ろす場合はともかく、実戦で動き回る相手に対し常に最適の角度で切り込むのは至難の業とされる。

最適な刀の使い方の探求とレポート
たいは何度か試し斬りをさせてもらううちに、この刀というものは正しく使えば素晴らしい切れ味を発揮するが詩歌の剣と比べ、軽く、長く、細いため試し斬りでは何度も刃こぼれ出せてしまった。
試し斬りには木の枝や藁の束を斬った。
また、横からの力に弱く、急激な力を加えると折れてしまう事も分かった。
刀の使い心地であるが、軽くはあるが長い分重心は外側によっている。
また、片手で振るうには些か重い。
刀を振った後で刀の振り切った方向に体が傾いてしまう為だ。
これは肉体を鍛えれば解決できる問題だろうと思われるが、片手で振るう場合は腕にかかる負担が懸念される。
十分な筋力がなければ腕を痛めてしまうだろうという推測である。
なのでたいは両手で刀を持つことにした。
詩歌でも剣を振るうことはあったが、何分形が違うため握り方も変えることにした。
左手の小指で柄頭(柄の一番下)を握り、右手でつばの下の柄を握った。
剣の柄から先端へと大きく回るように振るうと刀の切れ味がよく、よく切れた。
このため、力が上手く伝達するように振るう事が大事であると考えられる。
また、腕をゆっくりと振っても先端部は遠く、その分早く動いていた。
全力で振るおうともしたが、力任せに切ろうとしても刀の切れ味を引き出せない事も確認した。
この刀は回転軌道で振るう事に適しており、なるべく自然体、力は入っているが、緊張していない状態で振るう事が望まれると考えられる。
左手で柄頭の付近を握っているため、左腕の回転の延長に、刀の軌道が来るように振るうといいだろう。
また、肩、腕、手首の三箇所を同時に動かしているため、接触の瞬間に三箇所を連動させて振るう事で瞬間的に速度を上げ、刀による切断力を上げる事が出来ると考えられる。
ただし、その分制動に技術を要することも記しておく。
また、刀を振った後に静止する場合、力が逃げるのに一瞬の間がかかる。
このため姿勢制御、姿勢維持の技術が必要である。
振り下ろしの場合、左足を力の起点とし、左足で大地を踏みしめ前進し、右足を前に出して地に足を下ろし、左足の力と右足を前に下ろした力を上半身に流し、同時に左手で刀を振り下ろしつつ、右手はあくまでも添える程度に余分な力は入れない。
左手の拳が頭の上から斜めに左腰付近に来るように振るい、滑らかに力が流れる事を想像して振るうと良い。
この時下半身から流れる力と振り下ろしによって発生する力、そして肩、腕、手首の三箇所を同時に締めるように瞬間的に力を込める事で刀の先端部の速度が上がり、下半身と上半身の力が統合され、強力な一撃が振るえる。速度もヒュンと音を切るかのようであった。
力の流動には身体を支える筋肉が重要であると再び書かせてもらう。
力が流動する部位には必然的に負荷がかかる。左足は前進のバネとして、右足は安定した着地と衝撃を身体に流す為、上半身はその力を込めながら刀を振るうため、腕は刀を振るう為に当然のごとく筋肉が必要になる。
つまり三言で表すなら、刀は練習しなければ使えない武器である。肉体と技が必要な武器である。しかし強力な一撃を生み出せる武器である。
一年では握り方や振るう事、足の運び程度しかわからなかった。
おそらく実践レベルに上げるには四から五年程度の修行が必要だろうとたいは考えた。
また、この事も鈴藤さんに伝えた。


[No.424] 2019/03/12(Tue) 21:03:48

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