[ リストに戻る ]
No.75へ返信

all 魔力資源生産施設作製枝 - 竜宮・司@詩歌藩国 - 2017/09/16(Sat) 00:31:15 [No.44]
完成 - 鈴藤 瑞樹 - 2017/10/02(Mon) 23:32:31 [No.80]
龍脈と龍穴からの魔力の利用 - 竜宮・司@詩歌藩国 - 2017/09/29(Fri) 19:16:46 [No.66]
ドメーヌ:ジィヴルクシェ(魔力アイスワイン製造地域... - 寅山 日時期 - 2017/09/29(Fri) 09:10:02 [No.65]
JSON書式 - 竜宮・司@詩歌藩国 - 2017/10/02(Mon) 18:34:46 [No.75]
JSON書式その2 - 寅山 日時期 - 2017/10/02(Mon) 20:03:00 [No.77]
[削除] - - 2017/10/02(Mon) 20:54:53 [No.78]
JSON書式 正式 - 寅山 日時期 - 2017/10/02(Mon) 21:03:12 [No.79]
物資集積所部門 - 鈴藤 瑞樹 - 2017/09/27(Wed) 23:11:45 [No.61]
魔力鉱石部門(仮) - 冬樹 蒼 - 2017/09/22(Fri) 22:15:58 [No.56]
魔力鉱石部門(仮) JSONデータ - 冬樹 蒼 - 2017/09/22(Fri) 23:41:35 [No.57]
JSONデータ修正1 - 鈴藤 瑞樹 - 2017/09/22(Fri) 23:45:39 [No.58]
魔力鉱石部門 修正版 - 冬樹 蒼 - 2017/09/30(Sat) 13:45:26 [No.69]
マジックウォーター部門 - 鈴藤 瑞樹 - 2017/09/18(Mon) 21:18:16 [No.52]
書きました RD15 - 鈴藤 瑞樹 - 2017/09/19(Tue) 00:15:48 [No.55]
注意点や参考?など - 竜宮・司@詩歌藩国 - 2017/09/16(Sat) 21:40:40 [No.47]
【必読】魔力資源生産施設作成のガイドライン - 寅山 日時期 - 2017/09/16(Sat) 20:06:29 [No.45]
魔力りんご - 岩崎経 - 2017/09/16(Sat) 21:27:27 [No.46]
魔力りんごJSON - 岩崎経@詩歌藩国 - 2017/09/29(Fri) 23:04:04 [No.68]
魔力りんご部品 - 岩崎経 - 2017/09/24(Sun) 18:50:20 [No.60]
精霊の森について - 鈴藤 瑞樹 - 2017/09/16(Sat) 21:55:19 [No.49]
Re: 精霊の森について - 岩崎経 - 2017/09/18(Mon) 22:02:24 [No.53]
お願いします - 寅山 日時期 - 2017/09/16(Sat) 21:40:43 [No.48]


JSON書式 (No.65 への返信) - 竜宮・司@詩歌藩国

[
{
"title": "ドメーヌ:ジィヴルクシェ(魔力アイスワイン製造地域)",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ドメーヌ:ジィヴルクシェ",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ドメーヌ:ジィヴルクシェの概説",
"part_type": "part",
"description": "ドメーヌとはブドウを栽培してワインを作る場所のことであり、またこれがある場所の地名でもある。ジィヴルクシェは詩歌藩国が誇る魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』を作るのに適したブドウである『ドゥーセルクル』を栽培するブドウ畑や、これを使ったワインのジィヴルクシェを作るワイナリーなどがある場所の名前である。",
"localID": 2
},
{
"title": "ドメーヌの経営体制",
"part_type": "part",
"description": "魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』を始めとしてここで作ったものの大半が詩歌藩国の魔力生産資源集積所に販売し輸送される。その収益で経営を行っている実質的には国営の企業であり、個人や一般企業の企業買収などは受けない。",
"localID": 3
},
{
"title": "藩国の南部にあるドメーヌ",
"part_type": "part",
"description": "ドメーヌ:ジィヴルクシェは詩歌藩国の南部にある、広大で緩やかな丘陵地帯が広がる特定の地域の名称である。同じ南部にはマジックウォーターを生産するラズール湖があるが、人の足では移動するのは難しいほどには離れている。北には山岳地帯があり、南にラズール湖、その中間にドメーヌ:ジィヴルクシェという立地である。",
"localID": 4
},
{
"title": "名前の意味",
"part_type": "part",
"description": "ジィヴルクシェとは氷花が眠るという意味である。一年の大半が雪に覆われているこの地方ではブドウの木につく氷花が眠っているようにずっと枝についているためそう呼ばれるようになったとも、氷花がついたブドウを収穫してその果汁を寝かしてワインを作ることからそう呼ばれるようになったとも言われている。地域がこの名前で呼ばれるようになったのは、近代になりこの地でワインの再製造が行われるようになってからである。",
"localID": 5
},
{
"title": "自然の警備、そして人的警備体制",
"part_type": "part",
"description": "ドメーヌ:ジィヴルクシェの広大な地区にある施設はブドウ畑とワイナリーだけであり、この畑/ワイナリーの近々にあるのは、この施設に勤めるほぼ全ての人々が暮らすネジュネジュ村だけである。一年の大半が冬期であり雪が降り積もる地形は天然の要塞……とまでは言わないまでも盗みを働こうとする部外者や野生動物の侵入を制限しており、村や施設に不信な人物がくればすぐに分る。しかし夏期は短いながらもあり、またこの施設は国にとって重要な施設であるので、なんらかの危険な事態に供えて警備員を駐在させ畑とワイナリーの警備にあたらせている。",
"localID": 6
},
{
"title": "警備員は藩国の審査を受けている",
"part_type": "part",
"description": "畑とワイナリーを警備する警備員になる者は詩歌藩国により能力や経歴などの審査を受けている。こうして能力に不安がある者や、思想的に危険な人物、また犯罪を起こしそうな人物が警備員になることを極力避けている。",
"localID": 7
},
{
"title": "従業員の傾向",
"part_type": "part",
"description": "魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』を製造する畑&ワイナリーで働く人間のほぼすべてがネジュネジュ村の村人である。国にとって重要な施設であるので給与は高く生活は安定している。また過去に存在した宗教的コミュニティとネジュネジュ村の歴史的な繋がりにより、魔力アイスワイン作りは精神的にも重要な行為となっているので従業員は誇り持ちこの職務に取り組み、精神的にも満足をしている傾向にある。",
"localID": 8
},
{
"title": "ブドウ畑",
"part_type": "part",
"description": "『ジィヴルクシェ』を作るブドウの『ドゥーセルクル』を栽培する畑。ジィヴルクシェは100%ドゥーセルクルで作るワインであり、このブドウの栽培に適したテロワールを持っている。",
"localID": 9
}
],
"expanded": true,
"localID": 1
},
{
"title": "ワイナリー",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ワイナリーの概説",
"part_type": "part",
"description": "ドメーヌ:ジィヴルクシェにあるドゥーセルクル畑がある丘の麓付近に建造したワイナリー。畑で収穫したドゥーセルクルを使い魔力アイスワインの『ジィヴルクシェ』をここで生産する。石と木材で出来た強固な建物で、冬期に降り積もる雪に押しつぶされることはない。丘の麓にある村から徒歩で15分ほどの場所にある。大きく分けて地上の製造施設と地下の貯蔵施設に分れる。また別棟でグラッパを作る小型の蒸留所があり、その他には事務や備品倉庫や従業員の休憩所と警備室を置く建物がある。",
"localID": 11
},
{
"title": "製造施設",
"part_type": "part",
"description": "ワイナリーの地上部分を占めるワイン製造施設。収穫したドゥーセルクルをワインにする施設。その後ワインを貯蔵/熟成施設に運び熟成し、再びこの施設にワインを運び瓶詰めをすることで魔力アイスワインは完成品になる。",
"localID": 12
},
{
"title": "貯蔵&熟成施設",
"part_type": "part",
"description": "ワイナリーの地下部分を占めるワイン貯蔵と熟成の施設。製造施設で搾った果汁を樽詰めしてここで熟成/貯蔵させる他、澱を取り除く作業も行う施設である。",
"localID": 13
},
{
"title": "小さな蒸留所",
"part_type": "part",
"description": "製造施設の横に建設した建物。ここは魔力アイスワインで余ったブドウの皮と種と果汁を発酵/蒸留して魔力グラッパを作る施設である。この施設には小型ながらもちゃんとした蒸留器が設置されている。",
"localID": 14
},
{
"title": "施設横の別棟",
"part_type": "part",
"description": "製造施設とは別棟で立てられた建物、ここには事務や備品倉庫などのワイン作りに必要な施設や従業員の休憩所や、警備室が供えられている。またここにはネジュネジュ村から生活用水を敷いてあり、そのため従業員は魔力を含んだ水を不必要に飲まなくてもよくなっている。",
"localID": 15
},
{
"title": "建物のデザイン",
"part_type": "part",
"description": "建物は石造りの丈夫な設計になっている。その為防寒性にすぐれており、ワインの製造に適した温度が保たれている。また出入り口である大きな扉の他に開閉可能な小窓も多くあるので、これを開閉することで夏期などには室温の調整も出来る。",
"localID": 16
},
{
"title": "清掃が行き届いている",
"part_type": "part",
"description": "従業員が行う業務にはワインを製造するだけ無く、施設や設備の清掃も含まれている。これは食品を製造する施設として衛生を保つことは極めて重要だからである。もちろんワイン製造に関わる時間帯と施設/設備清掃の日程や時間は分けており、ワインを清掃している横で埃が舞うようなことはない。",
"localID": 17
},
{
"title": "ワイン製造の設備",
"part_type": "part",
"description": "魔力アイスワインのジィヴルクシェは主に手作業で製造されるので設備も近代的なものではない。のだがワイン作りの伝統的な道具を使用しており、古風なものながらも信頼と伝統があるものなので久しく製造効率が落ちたり、衛生が悪いわけではない。",
"localID": 18
},
{
"title": "適切な温度管理",
"part_type": "part",
"description": "地下にある貯蔵&熟成施設の室温はワイン熟成に適したものから変動し難い、その理由はもちろん地中の温度が一定だからである。また地上部分の製造施設には開閉可能な小窓が多く付いているため、これを使って室温の調整が出来る。また冬期では建物の元来の丈夫さと、そこに降り積もる雪の保温効果の影響で室温が著しく下がることもない。場合によっては暖房も入れる。",
"localID": 19
}
],
"expanded": true,
"localID": 10
},
{
"title": "ブドウ畑の蛇神の寺院",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ブドウ畑の蛇神の寺院の概説",
"part_type": "part",
"description": "ブドウ畑を一面見下ろすように丘の上にに建っている寺院。ここにはそもそも大昔の蛇神の寺院が建っており、それを発見し修復したもの。質素な石造りの建物で、内壁は白く塗られている。礼拝用の椅子と、ご神体(と思われる)岩だけが置かれている。その質素さから白の寺院とも呼ばれている。この寺院の存在がブドウが魔力を帯びることに影響していると言う者もいる。",
"localID": 21
},
{
"title": "朽ち果てた寺院と住居",
"part_type": "part",
"description": "昔、ドメーヌ:ジィヴルクシェがまだそう呼ばれる前、この周辺には蛇神を信仰する者たち集まり宗教的なコミュニティを形成し、寺院と住居を建て暮らし始めた。そしてここを信仰と生活の場にしてきた。そのコミュニティもとうの昔になくなりいまには朽ち果てた寺院と住居だけが残された。このコミュニティに属する人々が魔力アイスワインであるジィヴルクシェの始めの生産者である。",
"localID": 22
},
{
"title": "栽培の再開と寺院の発見",
"part_type": "part",
"description": "ドゥーセルクルを使ったワインであるジィヴルクシェの生産を再開するにあたり、様々な文献をあたることでこの朽ち果てた寺院と住居の存在が判明し、この地で発見した。それと共にこの地域が魔力アイスワイン向けのブドウ栽培に適した環境であることが判明する。",
"localID": 23
},
{
"title": "寺院の復元と修復",
"part_type": "part",
"description": "畑やワイナリーの建設に伴い、この寺院も修復されることになった。文献をあたり出来る限り当時の雰囲気を再現している。質素な石作りの建物で、なかには椅子とご神体しか置いていない。",
"localID": 24
},
{
"title": "石が祈りの対象",
"part_type": "part",
"description": "朽ち果てた寺院に残されていた岩。岩の形は巨大な三角形。文献から得た断片的な知識によれば、これが当時のこの寺院のご神体だったようである。このコミュニティが存在した時代の技術では、また貧しかったコミュニティでは岩を細かく加工する技術を持たなかったからこのような岩をご神体としていたという説と、この岩自体がとぐろを巻く巨大な蛇を表したものであるという説がある。どちらにせよ、当時の信仰観を大切にして、現在でもこの寺院のご神体として祀っている。",
"localID": 25
},
{
"title": "祈り、奉納祭",
"part_type": "part",
"description": "ブドウを作り始める時期になると毎年従業員一同で豊作と従業員の健康と安全を願う祈祷を行う。またワインが完成した時期にはその新酒をこの寺院/蛇神に納める奉納祭を催す。普段は静かなドメーヌ:ジィヴルクシェもこの時は賑やかになり、地元の音楽家やプロの楽団、国立音楽院の学生が招かれて、蛇神への感謝とワイン仕込の終了を祝って歌えや踊れやの騒ぎになる。",
"localID": 26
}
],
"expanded": true,
"localID": 20
},
{
"title": "ネジュネジュ村",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ネジュネジュ村の概説",
"part_type": "part",
"description": "ネジュネジュ村はドメーヌ:ジィヴルクシェにある村。ワイナリーから徒歩で15分ほどのところにある。この村は元々は小さく、位置もワイナリーからもう少し離れた所にあったのだが、ワイン製造の再開が与えた経済的な影響により人口が増加し規模が大きくなり、そのことで村の範囲も広くなった。",
"localID": 28
},
{
"title": "石造りの民家が並ぶ",
"part_type": "part",
"description": "ネジュネジュ村の建物は降り積もる雪にも負けない頑丈な石造りのものが大半であり、この様式はワイナリーの設計にも大きな影響を与えた。",
"localID": 29
},
{
"title": "村の中央にある蛇神の寺院",
"part_type": "part",
"description": "村の中央にある寺院。この村が作られた最初期からあるとみられる建物。民家よりも少しだけ大きい。信奉しているのは蛇神であり、伝統的に村人のほぼ全てがこの神を信仰している。長年、村人の祈りや憩いの場であったのが、ある夜のこと、轟音と共に寺院の床の一部が崩れさり地下にある書物庫が発見された。この発見が村の状態を変えることになる。",
"localID": 30
},
{
"title": "この村は小さな自治体だった",
"part_type": "part",
"description": "ネジュネジュ村はもとは村人が主に狩猟や夏期の間に僅かに行う農業をして暮らす小さな自治体だった。いわゆる田舎であり自然豊かな詩歌藩国のなかでも一際はそれが際立つ場所だった。外からやってくる者といえば、狩猟で採れたジビエを求める料理人や、都会から本物の自然を求めてやってくる僅かな観光客だけだった。",
"localID": 31
},
{
"title": "ワイン製造方法と生産地の再発見",
"part_type": "part",
"description": "魔力アイスワインが過去に詩歌藩国のどこかで作られていたことは既存の事実であったが、長年その製造方法も製造する場所も不明であった。しかしネジュネジュ村の中央にある蛇神の寺院の床が崩れた際に発見された書物庫にあった古い文献から、ワインの製造方法とそれに適した場所が判明する。奇しくもこの数年間はネジュネジュ村の村人が行う狩猟の収穫量がめっきり減っていた時であり、村は貧困な時代であった。そのためなのか村の長老は後にこう語っている。この出来事は困った村人を助けるために蛇神が施した奇蹟である。と。",
"localID": 32
},
{
"title": "ワインの製造再開で発展する",
"part_type": "part",
"description": "見つかった文献から、過去、魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』を製造していたのがこの村の付近にある丘であったことが判明し、それと共に丘の上にある蛇神を祀る古い寺院も発見した。そこでは古来、蛇神を信仰する宗教的コミュニティが暮らしており、この人々が食料のためにまた宗教的な理由によりジィヴルクシェを製造してい最初の人々であることが分った。またそもそも当時において同地がジィヴルクシェという名で呼ばれていたことが分かった。これらと同時に判明した魔力アイスワインジィヴルクシェの製造方法をもとに国の多大な援助もありワイン製造を再開した。魔力資源は詩歌藩国にとって生命線である。このことが村を大きく発展させた。",
"localID": 33
},
{
"title": "繋がった歴史",
"part_type": "part",
"description": "文献の調査から、ネジュネジュ村で暮らす人々は、丘の上の古びた寺院を中心に生活していた信仰的なコミィニティの子孫であることがわかった。隠された書物庫に関しても様々な学者が色々な説を掲げている。ワイン製造方法は重要な秘密でありそれを隠したというものや、なんらかの理由によりワインを製造出来なくなりその理由が解決するのを後世に託しそのために文献を保存していた、というものまで様々である。ともかく丘の上で暮らしていた人々はもう居ないが、丘の麓で暮す人々に血と文化が引き継がれていたことが判明した。",
"localID": 34
},
{
"title": "現在、ワイナリーで働く村人",
"part_type": "part",
"description": "そして現在、ワイナリーの存在が村を経済的/人口的に発展させた。ワイナリーで働く人々の大半がネジュネジュ村の村民である。生活の糧のためであるのはもちろんなのだが、古来、丘の上の寺院を中心にワインを作りながら生活していた宗教的コミュニティと、現在、村で暮す人々のミッシングリングが繋がったことでワインを作ることは信仰的あるいは伝統的/精神的にも非常に意味のある行為になった。その為、村人はこの仕事に精を出し、精神的に満足した生活を送っている。また重労働であることに加えて魔力アイスワインの製造は国を挙げての事業であるので、給与も高い。",
"localID": 35
},
{
"title": "村のこれからの課題",
"part_type": "part",
"description": "もとは小さな村だったここも発展し現代的になってきており、ワイナリーでの職を求めて移住する者もやってきた。伝統と革新、村の内と外の融和はそうそう簡単なものではなく今後の課題だが、現在は蛇神への信仰とブドウ畑/ワイナリーの存在がさまざまな村人を結びつけ、村は穏やかな日常を送っている。",
"localID": 36
},
{
"title": "民謡『氷花摘み』",
"part_type": "part",
"description": "村に伝わる民謡、数え唄。ネジュネジュ村に代々伝わる歌でこの村に産まれた者ならば父母に教えられ幼少のころには歌えるようになっている。内容は「氷の花を1つ積み、冠にして送りましょう……」というもの。ワインに関する文献の発見と調査によりこの歌は、丘の上の寺院とその周辺で暮らしていた宗教的コミュニティに属する人々がブドウの実を収穫する際に歌っていた労働歌のようなものであることが判明した。再び現代ではブドウの実を手づかみで収穫する際に歌われている。詩歌藩国の歌が魔法であることはよくあることだが、ある研究者によると、この一見何の効力がなさそうな歌も、ブドウが魔力を帯びること、またはブドウが魔力を保つことに対してのみの効力があるかもしれない、とのこと。",
"localID": 37
},
{
"title": "畑との水源の違い",
"part_type": "part",
"description": "ドメーヌ:ジィヴルクシェの畑の水源はラズール湖を同じくしており魔力を含んだものだが、そこからわずかに離れたネジュネジュ村の生活用水などの水源は違うものであることが判明している。この水には魔力が含まれてはいないのだ。ある研究者は、このことが丘の上の宗教的コミュニティが消えネジュネジュ村が出来た理由だという説を掲げている。",
"localID": 38
}
],
"expanded": true,
"localID": 27
},
{
"title": "詩歌の魔力ワイン『ジィヴルクシェ』",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』の概説",
"part_type": "part",
"description": "魔力を内包したアイスワイン。これを飲んだり注ぐことで人や機会に魔力を補充できる。また専用の設備を使えばワインから魔力を抽出することもできる。",
"localID": 40
},
{
"title": "味は甘い",
"part_type": "part",
"description": "濃厚で甘い味をしている。一般的に魔力入りの飲食料は不味いことで知られているが、果実の中で糖分と水分と魔力が奇蹟のバランスで合わさった魔力アイスワインのジィヴルクシェは甘くとても美味なワインになっている。",
"localID": 41
},
{
"title": "美しい色",
"part_type": "part",
"description": "皮と種を使わない魔力アイスワインのジィヴルクシェは白ワインの範疇にはいるワインであり、透き通った美しいベージュ色をしている。それも魔力の影響で彩度や明度などが揺れ動き移ろう、光にかざすとそれを良く確認できる。",
"localID": 42
},
{
"title": "凍りにくい液体",
"part_type": "part",
"description": "ワインはアルコール飲料であるため氷点下でも凍り難い。更に糖度がとても高いドゥーセルクルの果汁を使用して作る魔力アイスワインのジィヴルクシェは概ね一般的なワインの1.5倍ほどのアルコール度数を持っているため、よりいっそう凍りにくい。故に寒冷地でも魔力を補給出来る飲料として重宝されている。",
"localID": 43
},
{
"title": "ボトルとエチケットと注意書き",
"part_type": "part",
"description": "ボトルは一般的ななで肩のものを使用している。エチケットには黒を基調とした禍々しい抽象的な絵が描かれている。これはこのボトルの中身が魔力入りのワインであることを如実に表すためであるのだが、ある種の者の心をくすぐるのか意匠とは別に受け入れられている。そのためエチケットを始めとして大きな文字でこれが魔力入りのワインであることがボトルの至る所に書いてあり、普通のワインと間違えてこの魔力入りアイスワインを飲むことを防いでいる。",
"localID": 44
},
{
"title": "氷花が寝るという名前",
"part_type": "part",
"description": "このワインの命名はブドウ畑のある地域の名前からとっている。ジィヴルは氷花の意味であり、クシェは眠るという意味である。その由来に関しては文献により異なる記述がある。宗教的なコミュニディでこのワインを作っていた時代に、ブドウの樹に氷花が掛かかりそれが一向に溶けない風景を見てそう呼ばれるようになったとも、氷花が掛かるブドウを収穫してそれを寝かして(熟成させて)ワインを作るからこう呼ばれるになったとも書かれている。ともかく文献が見つかるまでこの地域は特に名前の無い場所であった。ワイン製造を再開するにあたり、丘の周囲を改めて命名して、ワインにも同地の名前が付けられたのであった。ドメーヌ:ジィヴルクシェである",
"localID": 45
},
{
"title": " ワインの製造史",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "魔力アイスワインの伝承",
"part_type": "part",
"description": "詩歌藩国には近年まで魔力アイスワインは製造されていなかった。しかし過去にはそういったものがあったという伝承は確かに残されており、その再現を試みる者も居たのだが、上手く行った事例は一つもなかった。そのような中でついに復活した魔力アイスワインがドメーヌ:ジィヴルクシェの丘にある畑で採れたブドウを使う『ジィヴルクシェ』である。",
"localID": 47
},
{
"title": "宗教的コミュニティのワイン製造",
"part_type": "part",
"description": "ドメーヌ:ジィヴルクシェの丘にいつ頃から蛇神を信仰する宗教的なコミュニティが住み始めたのかは定かではない。わかっているのはこの人々が大昔に丘の上に寺院を建てその周辺に住み始めて、この丘で魔力アイスワインを製造し始めたことである。",
"localID": 48
},
{
"title": "ワイン製造を開始した理由とは?",
"part_type": "part",
"description": "ドメーヌ:ジィヴルクシェの丘の上で暮らす宗教的なコミュニティがワインを作り出した理由についても研究者によりさまざまな見解があり、この人々は閉鎖的な宗教コミュニティに属する人々であり故に世俗からは馴れたこの地を住居と決めた、その暮らしの中で食料の確保のために苦労の末ワインを製造するに至ったという者もいれば、この集団はそもそも(魔力)酒造者のコミュニティでありなんらかの理由でワインを製造する地を求めて旅をしてそのなかでドメーヌ:ジィヴルクシェに居を構えたのではないか、蛇神への信仰は信仰そのものというよりも、ワイン作りの無事と成功を祈るために付随しているものではないのか、という説もある。前者の説はネジュネジュ村で見つかった文献に拠っており、後者の説はこの魔力アイスワインをコミュニティ外部の人間が飲んだ記録が残っており(これにより、現在まで魔力アイスワインの伝説が詩歌藩国に残っていた)そこからこのコミュニティは魔力アイスワインを外部に販売していたと推測されていることに拠っている。のだがどちらの説もこれを明確に裏付けるものではない。",
"localID": 49
},
{
"title": "途絶えたワイン作り",
"part_type": "part",
"description": "しかしこのコミュニティは歴史から姿を消し、今では魔力アイスワインが過去にはあったという伝承が残るだけであった。この人々がいつどのような理由により消えたのかは分っていない。しかしネジュネジュ村の寺院から見つかった文献を調査したことで、この村はあのコミュニティの人々を先祖に持つ人々であることが判明した。しかし魔力アイスワイン作りに関する諸々のこと、とくにその畑の場所さえも村の人々から忘れ去れるほどに断絶している理由など、謎な点はまだまだ多い。",
"localID": 50
},
{
"title": "文献の発見",
"part_type": "part",
"description": "この伝承をもとに魔力アイスワインの再現を試みる者もいたが上手く行ったことは1つもなかった。嗜好品的な興味の他に、魔力は詩歌藩国の生命線であり、冷寒地でも凍らず、保存も効き、魔力を濃縮出来る魔力アイスワインの製造は実用的な意味でも期待が大きかった。そんななかで丘の麓から少しのところにあるネジュネジュ村の寺院から発見された書物により、その製造方法や製造に適した場所が判明する。それこそがネジュネジュ村の先にある緩やかな広大な丘陵地帯であり、丘の上には過去に魔力アイスワインを作り始めた人々が作った寺院と暮らしてた住居のあとを、幾重にも積み重なった蔦と降り積もった雪の下から発見した。",
"localID": 51
},
{
"title": "ブドウ畑の復元、整地、土壌の復活",
"part_type": "part",
"description": "文献に残されていた記録からこの丘陵地帯をドメーヌ:ジィヴルクシェと名付けて、国の資金的/人的な援助により魔力アイスワインの再開プロジェクトを開始した。まず始めにしたことは畑を作るべく荒れ放題である丘の一部を整地することでありその土壌を整えることだった。これにはネジュネジュ村の人が大いに協力した。魔力アイスワインの製造を開始したら、村の人々を多く雇うことを約束していたのだった。またこれらと共に魔力アイスワイン製造施設を建造した。",
"localID": 52
},
{
"title": "苗木を植える",
"part_type": "part",
"description": "整地を終えた丘にブドウの苗木を植える。文献には魔力アイスワイン製造に使うブドウのことも書かれてはいたがそこには具体的な品種名などはなかった。そこで現在採取可能で文献に書かれていたブドウの特徴の近いもの集め畑に植え育ててどれが適切な品種なのかを見極めることとなった。そしてもっと適した品種は意外なことにドゥーセルクルという品種であることは判明する。これは詩歌藩国によく見られる品種だが、ワイン製造には向かないと言われているものである。これを植えることに半信半疑の者もいたが、苗木を植えてから4年目になるとその枝に実る実が魔力アイスワインを作れる状態になり、これには村人も大喜びした。そしてこの品種一本で魔力アイスワインを製造することに決まった。",
"localID": 53
},
{
"title": "そして製造へ……",
"part_type": "part",
"description": "文献に書かれている製造方法をもとに魔力アイスワインの製造を開始した。製造開始1年目の時点で品質的に問題の無いものが出来これは大騒動になった。その後は現代的なワインの製造技術も取入れ品質を上げていき、増産体制を整えて行き今に至る。",
"localID": 54
}
],
"expanded": true,
"localID": 46
},
{
"title": "ドゥーセルクル",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ドゥーセルクルの概説",
"part_type": "part",
"description": "ドゥーセルクルは魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』の原材料のブドウの品種である。皮の色は綺麗なものでは純白になる。ジィヴルクシェは100%ドゥーセルクルで作られている。詩歌藩国ではありふれた品種だが、その特徴からワイン作りや食用には不向きとされていた。その特徴こそが魔力アイスワインを製造する場合は利点となる。",
"localID": 56
},
{
"title": "甘い、丸いという名前",
"part_type": "part",
"description": "ドゥーセルクルのドゥーは甘い、セルクルは円という意味である。その名の通り糖度が非常に高く甘い品種なのだが、その時期もわずかな期間だけである。円という意味が名前に付いているのは成長しきると通常のブドウよりも巨大(5cmほど)になるその実が印象的だからである。",
"localID": 57
},
{
"title": "成長速度の速い品種",
"part_type": "part",
"description": "ドゥーセルクルは非常に成長の早い品種で、一,二ヶ月ほどの詩歌藩国の夏期の日光で一般的なブドウの実と同じ大きさになる、それどころか冬期の僅かの晴れの日にも成長を続ける。",
"localID": 58
},
{
"title": "丈夫な樹木",
"part_type": "part",
"description": "成長の早い実を支えるためなのか、この品種の樹木は非常に丈夫で暑さ寒さにとても強く丈夫で太い。それゆえなのか岩山などでも自生しているものを見かけることがある。",
"localID": 59
},
{
"title": "水分を溜め込む実",
"part_type": "part",
"description": "ドゥーセルクルの実は水分を溜め込み易い。このブドウが一番おいしいとされている時期である夏期にもこの実は他のブドウと比べて瑞々しさを持つのだが、成長するごとに更に水分を貯めこむ。",
"localID": 60
},
{
"title": "甘い時期は僅かだけ",
"part_type": "part",
"description": "夏期を迎え成長する実はとても甘くあり、この品種の名前の由来ともなっている。のだが夏期を越すと実が巨大化し最終的には一つの実が5cmほどにもなる。成長に従い徐々に甘みは無くなり渋みが増していく。成長しきる頃には渋過ぎてとても食べ難くなり皮も硬くなり食用には適さなくなる。皮の中の実はまるで色付きの渋い水のようになっている。これは成長に際して自らの糖分を使用しているためと考えられている。",
"localID": 61
},
{
"title": "甘い美味しい皮薄い",
"part_type": "part",
"description": "夏期を終えるころのドゥーセルクルの実はとても甘く絶品なのだが、反面皮がとても薄く扱いには苦労する。故にこれを摘んで商売にしようとする場合は、収穫作業も慎重を要する手作業が必要であり、輸送にもコストが掛かるため商売としては成り立たない。故に夏期の実を食べることが出来るのはこれを栽培する者のみであり、わざわざ自分が食べるためだけにこれを育てる者は、ごく一部の好事家を除いていない。",
"localID": 62
},
{
"title": "成長、巨大化と落下",
"part_type": "part",
"description": "成長するごとに巨大化し最終的には一粒5cmにもなるドゥーセルクルの実は、その途中で一部の房がそのごと地面に落下していく。自らの重みに耐えれらなくなったのだ。研究者はこの現象を、実を大きく成長させるために必要な栄養を一本の木ですべてに房の分を補うのは不可能なので間引きを起こしているとみたり、自然の状態では山に生育していることの多いドゥーセルクルはこうすることで実を山の麓まで転がし生育地を広めているのだろうとみている。",
"localID": 63
},
{
"title": "雪の降り積もる地域での栽培",
"part_type": "part",
"description": "ドゥーセルクルの特徴は、日光が毎日の様にあたる夏期が一、二ヶ月しかなくあとは雪は降り積もる天候の地域で栽培することで発露しなくなる。というのも夏期の終わりで糖分を大量に含んだ実は、続く陽射しの差さない雪の降り積もる冬期で成長をやめて巨大化をしなくなる。そうすることで通常ならば自らの成長に使用する糖分を実に大量に含んだままで、水分を内蔵し続ける。ドメーヌ:ジィヴルクシェの地下から土壌に染込む水分には魔力が含めれておりそれを実が溜め込むのだ。また巨大化を防ぐことで地面に房ごと落下することもなくなるので実の数も多く収穫出来る。",
"localID": 64
},
{
"title": "実の氷結",
"part_type": "part",
"description": "実が含む大量の糖分が水分を大量に含む実の凍結を阻止する。非常に糖分の高い実は雪が降り積もるドメーヌ:ジィヴルクシェの冬にも負けないのだ。だが完璧に凍らないというわけではなく、冬が深まるごとに実の一部は凍結していく。その際に糖分と共に魔力と果汁が凍結していない部分に移動し濃縮されていく。そして多くの魔力と糖分と果汁を含んだ実が誕生し、これを収穫して魔力アイスワインのジィヴルクシェを作るのである。これは自然と先駆者の知恵が産んだ奇蹟のバランスとしか言いようが無い。",
"localID": 65
}
],
"expanded": true,
"localID": 55
},
{
"title": "テロワール",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "テロワールの概説",
"part_type": "part",
"description": "テロワールとは環境のことであり農作物の品質や大きな影響を与える。『ドゥーセルクル』を栽培するワイン畑、『ジィヴルクシェ』を製造するドメーヌ:ジィヴルクシェはこれらを作るに適した環境=テロワールを持っている。",
"localID": 67
},
{
"title": "魔力アイスワインの製造に適した水源 ",
"part_type": "part",
"description": "マジックウォーターを生産するラズール湖と水源を同じくしており、地下の魔力溜まりを通ったこの水はドゥーセルクルを栽培する畑の土に染込んでいるため、このブドウが魔力を溜め込むことが出来る。",
"localID": 68
},
{
"title": "開けた緩やかな丘",
"part_type": "part",
"description": "開けた緩やかな丘にブドウ畑がならんでいる。栽培しているブドウがドゥーセルクルなので陽射しはあまり必要とせず、丘の標高はあまり高くなく、風通しを良くしている。",
"localID": 69
},
{
"title": "雪による大地への保温効果",
"part_type": "part",
"description": "水が染込む土は氷結し易いのだが、1年の大半が地上を雪で覆われている畑はそのことによりむしろ土の氷結や土壌の隆起を免れている。積った雪の保温効果により土が凍らないからである。故にブドウ樹の根も凍らず傷つかず、健康状態が保たれている。",
"localID": 70
},
{
"title": "日照、短い夏",
"part_type": "part",
"description": "詩歌藩国の夏は短く、ドメーヌ:ジィヴルクシェのブドウ畑の雪が解け大地が露出し、陽射しが当るのも1〜2ヶ月のあいだだけであり、それは一般的なブドウ栽培にとってはあまりにも不適切な日照時間だが、成長が極めて早く巨大化しやすいドゥーセルクルを魔力アイスワインにする場合の栽培にはとても適している",
"localID": 71
},
{
"title": "雪、長い冬",
"part_type": "part",
"description": "冬が長い詩歌藩国の中でも、ドメーヌ:ジィヴルクシェの冬期は長く、冬期には晴れの日が一日も無い年も多い。長い長い冬はブドウを凍らし、ドゥーセルクルという品種を魔力ワイスワインに適したブドウに成長させる。また地上に積り溶けない雪は土の温度を一定に保ち、根の健康を保つ。そしてこの寒さが菌や虫の繁殖を防ぎ病気や虫害を防ぐとともに、動物がブドウを食い荒らすことも防いでいる。",
"localID": 72
},
{
"title": "北の山岳地帯から吹き付ける風",
"part_type": "part",
"description": "北の山岳地帯から吹き付ける風の影響で、冬期はこの地域を冷やしブドウを凍らし土壌に積る雪を維持する。夏期はこの風が丘を涼やかにするのでブドウを成長させるに適した気候を形成する。またこの風は緩やかな丘を超え開けたラズール湖方面に抜けるので湿気なども吹きとばしてくれる。",
"localID": 73
},
{
"title": "夜の晴れ、月光浴",
"part_type": "part",
"description": "日中は雪が降るドメーヌ:ジィヴルクシェだが夜間は晴れていることが多く月光がブドウに降り注ぐ。月光の影響によりブドウの実は魔力をより貯めこんでくれる。",
"localID": 74
}
],
"expanded": true,
"localID": 66
},
{
"title": "製造方法や輸送方法について",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "魔力アイスワイン作りの概説",
"part_type": "part",
"description": "魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』は基本的には一般的なアイスワインと同じ方法で作る。魔力アイスワインを作ることの困難は、原材料のブドウの品種を選ぶことと、それを栽培する場所を選ぶことにあったのだ。そしてそれはつまり、それを実際に栽培し収穫するのにも手間がかかることを意味している。",
"localID": 76
},
{
"title": "土壌の調整、肥料を与える",
"part_type": "part",
"description": "ブドウを収穫し雪が溶けたあとにする、その年度の最初の魔力アイスワイン作りの工程は土壌の調査である。その結果を見て必要な肥料を畑に与えたり水はけの具合を調整する。通常のブドウの栽培ではその育成中にも肥料を与えることができるが、冬期が長く雪が降り積もる畑にはこれを出来ないため、雪解けから雪が降り積もる間までにおこなう肥料の投与は非常に重要な作業であり、知識と経験を有する。",
"localID": 77
},
{
"title": "ブドウの接ぎ木",
"part_type": "part",
"description": "ドゥーセルクルの木は寿命が長く何年もの間繰り返し実を着けるが、なかには弱く実を成さない木もある。その場合はその枝や蔦を刈り取り、台木に同種の接ぎ木をすることで改良する。",
"localID": 78
},
{
"title": "夏期の畑の温度調整",
"part_type": "part",
"description": "夏期の陽射しで成長する品種だが、その期間が伸びたり、陽射しがあまりに強い日が続くと魔力アイスワインに適さない成長の仕方をする場合がある。それを防ぐために、その折々の状況を観て畑全体に網をはる。これは細かな目で風通しが良く日除けための黒い色をしている。またはこれを取り除く。場合によっては1日の間でこれを繰り返すこともあるので大変な作業である。",
"localID": 79
},
{
"title": "夏期の虫害、獣害対策",
"part_type": "part",
"description": "冬期が長いドメーヌ:ジィヴルクシェは虫害や獣害の対策はほとんど必要としないが、夏期は異なる。夏期でも吹き抜ける風の影響で涼やかな丘だがブドウに害をなす害虫もおり、その対策としてその虫が苦手とする臭いを放つ植物を畑の周りに植えている。また害虫や害獣が多く沸く年には、ブドウ畑を囲うように網を張り、その侵入を防ぐ。また警備員も対動物対策の装備を付けて畑を見張る。",
"localID": 80
},
{
"title": "雪が降り積もる前の手入れ",
"part_type": "part",
"description": "積雪にも負けないドゥーセルクルだが、房が多くなる枝や蔦が絡み合いすぎる箇所はその上に降り積もった雪の重さで折れてしまう場合がある。そういった事態を見越して房を間引いたり蔦を切り取るなどする。この際にとった実はブドウジュースを作るのに使用する。こうして出来たのがその年の最初の製造物である『ヌーボー』である。その年のブドウの出来を計るものになり、また蛇神の寺院へも奉納される。",
"localID": 81
},
{
"title": "場合によっては樹木に積る雪を払う",
"part_type": "part",
"description": "冬期に降り積もる雪による影響、つまり実の一部の氷結を利用した糖分と水分と魔力の濃縮や、地面に積る雪の保温効果を利用する栽培方法をとっているが、それでも雪が積もり過ぎると氷結の度合が進み過ぎたり、積雪の重さで樹木を折るなどの害をもたらす。そのため、降雪の具合によってはブドウの樹木や畑に積もる雪を払ったり掻く作業を行う。こちらも大変な作業である。",
"localID": 82
},
{
"title": "手作業での収穫",
"part_type": "part",
"description": "ブドウの実は毎日、畑の色々な箇所から数粒をもぎ取り皮をむきなかの状態を確認する。実が魔力アイスワイン作りに最適な状態になったと判断した時点でその日のうちに畑のブドウを収穫する。畑の場所によって出来の偏りがある場合は収穫の日程をずらしつつ順次収穫していく。収穫したブドウは製造施設に移される。収穫は手作業で行うのでこれも大変な作業である。",
"localID": 83
},
{
"title": "除梗",
"part_type": "part",
"description": "収穫したブドウは房の状態なため梗と呼ばれる細かな枝が付いている。これがある状態で実を粉砕すると果汁に余計な成分が入ってしまうため、この梗を取り除く。",
"localID": 84
},
{
"title": "実を粉砕し絞る",
"part_type": "part",
"description": "実の状態になったブドウを専用の器具で粉砕し、粉砕した実を絞ることで果汁を取り出す。そしてこの果汁のみを使うことで甘く魔力の濃いアイスワインを製造することが出来る。",
"localID": 85
},
{
"title": "発酵槽に移し発酵させる",
"part_type": "part",
"description": "搾った果汁のみを槽のなかに入れる。この果汁に酵母を入れることでアルコール発酵させる。このときの温度調整はとても大切でときには暖房をつかい室温を最適に維持する。",
"localID": 86
},
{
"title": "樽で熟成させる",
"part_type": "part",
"description": "アルコール発酵が完了した果汁を樽に移して寝かせる。こうすることで果汁のなかの魔力がより濃縮される。また途中で澱引きをして不純物を取り除き、その果汁を別の樽に移し替えて再び熟成を行う。一般的なワイン製造と比較して長期間果汁と樽を一緒に熟成させることで魔力をより濃縮させる。こうして果汁は魔力アイスワインになる。",
"localID": 87
},
{
"title": "ボトル入れ",
"part_type": "part",
"description": "アルコール発酵が完了した果汁を樽に移して寝かせる。こうすることで果汁のなかの魔力がより濃縮される。また途中で澱引きをして不純物を取り除き、その果汁を別の樽に移し替えて再び熟成を行う。一般的なワイン製造と比較して長期間果汁と樽を一緒に熟成させることで魔力をより濃縮させる。こうして果汁は魔力アイスワインになる。",
"localID": 88
},
{
"title": "集積所への輸送方法",
"part_type": "part",
"description": "完成した魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』は集積所に運ばれる。輸送方法は隊列を組んだ馬車である。瓶が割れないように緩衝材なども利用して詰め込み、輸送中も瓶が割れないように注意して運ぶ。",
"localID": 89
},
{
"title": "馬車隊の警備体制",
"part_type": "part",
"description": "この隊列には警備がつき強奪などを警戒する。国の治安状態や戦争や紛争などの危機状況の場合には詩歌藩国軍がこの警備に協力する。",
"localID": 90
},
{
"title": "ボトルの回収",
"part_type": "part",
"description": "使い終わった魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』の瓶は集積所などから回収し、集積所への輸送を終えた馬車がドメーヌ:ジィヴルクシェの魔力アイスワイン製造工場に持ち帰る。",
"localID": 91
},
{
"title": "ボトルの再利用方法",
"part_type": "part",
"description": "製造工場に持ち帰った使用済みのボトルは、瓶の状態を検査してひびや大きな汚れなどがない問題のない状態かどうかを確認する。問題のない瓶は清潔に洗浄して再びワインを入れる容器として使用する。こうして瓶を再使用することで資源を無駄にしない。",
"localID": 92
}
],
"expanded": true,
"localID": 75
},
{
"title": "ワインの種類",
"part_type": "group",
"children": [
{
"title": "ワインの種類の概説",
"part_type": "part",
"description": "魔力ワイン『ジィヴルクシェ』はいくつかの種類……というかこれを作る際に出たものを利用した飲料も作っている。それは主にジュースとグラッパである。",
"localID": 94
},
{
"title": "魔力ブドウジュース『スィロ』",
"part_type": "part",
"description": "ノンアルコールの魔力入りブドウジュース。絞ったばかりの果汁を瓶詰めしたもの。故にとても甘くそれが名前の由来となっている(スィロ=シロップ)。反面、濃縮も熟成もされていないので貯えている魔力はワインに比べると低い。またアルコールが入っていないのでワインと比べると凍り易いのだが(とはいえ大量の糖分が入っている果汁のため、水と比べると凍りにくいが)、酒ではないないゆえにこれを使って魔力を補給する場合もある。",
"localID": 95
},
{
"title": "新年のジュース『ヌーボー』",
"part_type": "part",
"description": "ノンアルコールの魔力入りブドウジュースなのだが、こちらは『スィロ』とは違い冬期に入る前にブドウの樹の手入れする際に間引いた実の果汁を使ったジュースである。スィロと比べて更に魔力を溜め込んではいない。のだがこちらはその年のブドウの出来を観るという意味合いも兼ねておりその為にも作られている。その年の始めての製造物でもあるので、報告の意味も兼ねて蛇神の寺院へも奉納される。",
"localID": 96
},
{
"title": "魔力グラッパ『デジェル』",
"part_type": "part",
"description": "魔力アイスワイン『ジィヴルクシェ』を作る際に使用しないドゥーセルクルの皮と種と、そこに残った果汁を発酵&蒸留して作るグラッパ。ワイン製造施設の横にある別棟の小型の蒸留所で作られている。アルコール度数は高く魔力ワイスワインと比べると凍りにくいのだが、原材料が皮と種とそこに残った果汁であるため、内包する魔力は多くはない。しかし発酵&蒸留という液体を濃縮する工程を得ているので魔力ブドウジュース『スィロ』に比べると溜め込んでいる魔力は高い。また魔力アイスワインでさえも凍り付くような場所でも液体として扱えることに利点がある。",
"localID": 97
}
],
"expanded": true,
"localID": 93
}
],
"expanded": true,
"localID": 39
}
],
"expanded": true,
"localID": 0
}
]


[No.75] 2017/10/02(Mon) 18:34:46

Name
E-Mail
URL
Subject
Color
Cookie / Pass

- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS