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〔NY外為〕円急伸、147円台後半(7日朝) 3/7 23:16 配信
時事通信
【ニューヨーク時事】7日午前のニューヨーク外国為替市場では、日銀の金融政策決定会合を前にした思惑で円買い・ドル売りが進行した海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=147円台後半に急伸している。
これは、2月上旬以来約1カ月ぶりの円高水準。午前9時現在は147円70〜80銭と、前日午後5時(149円36〜46銭)比1円66銭の大幅な円高・ドル安。 日銀は3月18、19両日開催の金融政策決定会合で、マイナス金利政策を解除するかどうか議論する。
植田和男総裁は7日の参院予算委員会で「物価目標の実現が見通せる状況に至れば、マイナス金利など大規模緩和策の修正を検討する」と説明した。
加えて、日銀の中川順子審議委員は同日行った講演で、2%の物価目標について「実現の確度は引き続き少しずつ高まっている」と指摘した。
一部通信社が「一部の政府関係者が3月か4月の金融政策決定会合で、マイナス金利を解除することへの容認姿勢を示している」と報じたこともあり、日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが進行。
ニューヨーク市場入りしてからも、米長期金利の低下を眺め、147円台後半で強含みに推移している。
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No.6501 2024/03/08(Fri) 06:14:16
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