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No.614へ返信

all トランスボックス作りました - pcm1704k - 2022/11/26(Sat) 13:16:35 [No.606]
Re: トランスボックス作りました - pontion - 2022/12/01(Thu) 23:55:45 [No.607]
Re: トランスボックス作りました - JONY - 2022/12/13(Tue) 23:19:14 [No.610]
Re: トランスボックス作りました - pontion - 2022/12/15(Thu) 12:10:31 [No.612]
Re: トランスボックス作りました - JONY - 2022/12/16(Fri) 21:26:12 [No.613]
Re: トランスボックス作りました - pontion - 2022/12/18(Sun) 23:09:07 [No.614]
Re: トランスボックス作りました - JONY - 2022/12/20(Tue) 18:21:15 [No.615]
Re: トランスボックス作りました - pcm1704k - 2022/12/02(Fri) 15:10:14 [No.608]


Re: トランスボックス作りました (No.613 への返信) - pontion

JONYさん、模式図書けましたね。
何事も何が起きているか考えるときは図に書いてみるのがいいですね!!

この図に加えたいものがいろいろあるのですが、、、
まずこの図はまだマイクからプリアンプまでのほぼ線路だけです。なので、これにノイズ源からシールドや各信号線に結合してプリアンンプにノイズ電圧として入っていくまでを、電気回路網の等価回路として入れて行きたいです。
たとえばノイズが静電誘導で入ってくるとしたら、そのノイズ電圧源を置いて、信号源インピーダンスZを入れて、そこから音声回路のどこに、幾らの静電容量で結合するかを、ノイズ電圧源からコンデンサーでシールド線のどこかに接続されているような回路図のように書き込みます。電磁誘導ならトランスのシンボル使えばいいでしょう。
そして、結合したノイズ電流がどこに流れて行って、どこに戻るのかを考えます。音声信号にコールドやアースがあるのと同じようにノイズにも戻りがあります。
流れ込んだノイズ電流がプリアンプと関係ない所に流れるぶんには録音は影響うけないし、ホットとコールドの両方に同位相で乗れば平衡入力が打ち消してくれるなあ..などと考えます。
ループハムやループノイズを考える場合は、とくにアースのリターン経路がどうなっているかを調べます。
配線でも、例えば最近5pinの吊りがありますが、マイクのところでL/Rのシールドが1本になって、これがパッチ盤ではL/Rがそれぞれの1番pinになっているけど、どこで別れたんだろう、とか。それがまたプリアンプで1番pin同士が合流するとループになってるなあとか。そのループを切るにはどうしたらいいか。

これらノイズ源からプリアンプに至るまでの等価回路をどれぐらい実際の施工と同じく正確に書けるかがノイズ対策の基本です。
結構重要なのが模式図の中の設備関係の電源アース(2)にどんな電流が流れていてパッチ盤アース(3)の電位にどう影響しているか。アースインピーダンスと電流干渉です。
この模式図をノイズ源含めた信号源-L-C-Rの電気回路図にしたいわけです。

>> 研究機関がやるとしても相当、大変な仕事になるのではないでしょうか。

大変な部分は施工がどうなっているか図面には現れないところまで調査しなければならなくて、あとは等価回路書いてのシミュレーションです。

セッション録音だと全システムをホールから浮かしてしまうことができますけど、演奏会収録は少なくとも三点吊りを使うのでノイズと戦わなければならないです。
で、なぜそんなノイズの出るホールを作ってしまうのか。ホール設計施工の中で音響のそういう部分なんてめちゃくちゃ小さい扱いで、力関係らしいですよ。(^^;



4011ですねえ、そもそも穴沢さんがB&Kに4006を作ってもらったころ、あまり遅れることなく4011も出来てると思います。インバルの録音にアクセントマイクとして使ってますから。
なのに回路が違うのは、もしかして元々4011のカプセルって4006よりも出力電圧が12dBも低いので、電圧の下がるトランスをプリでのS/N悪化を嫌って使いたくなかったかもしれません。
4006はトランスの手前だと出力電圧が40mVあります、今の4006Aと同じです。4006は電圧に余裕があったのでトランスを付けたけど4011はムリだったという?
B&Kの計測用で4189ってのがあって、このあたりが4006の原型と思われるのですが、B&Kには4011に似た計測用は無いんですよね。そもそもフラムがニッケルじゃないですから。
4006は謂わば計測用の流用で作りましたが、4011は私の想像では録音用として新たにB&Kがカプセルを開発したもののように思われます。穴沢さんと話す機会があったら聞いてみたいです。
ただし、B&Kの計測マイクはもともと平衡で出す習慣は無くて、真空管時代からすべて不平衡のトランスレスなので、そっちがB&Kとしては普通とも言えます。
そいえば真空管時代のB&Kは電源オン直後はノイズが多くて、ずいぶん泣かされました。


[No.614] 2022/12/18(Sun) 23:09:07

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