Re: ワイヤーレコーダー (No.648 への返信) - ワッチ |
JONYさん、こんにちは > > まず、番組の内容についての感想ですが… > 戦争の記録は、どんなものであっても「狂気」を捉えていることが判ります。
北杜夫だったか遠藤周作だったか、「戦争はごく普通の人も狂気にかりたてる」と書いていました。なにもプーチンやプリゴジンだけが狂気になるのではなく、一般常識人もそう変貌させてしまうと。おそらくはウクライナでも同じように、とても直視できないような狂気が起きているのだと想像しています。
> 「無いものねだり」になりますが、沖縄戦当時の旧日本軍兵士や住民の肉声がもし録音されていたならば、歴史の事実としてのインパクトは、もっと遥かに大きいものになっていたでしょう。
そうですね。もし軍人たちのインタビューが残っていたら、東京裁判の結果にも影響を与えたかもしれません。
> 当時の日本には、そのような精神的ゆとりや複合的思考が微塵もなかったということですね。
そのような思考もなかったというのもありますし、ポータブルの録音機もなかったと思います。あの玉音放送も円盤式録音機(DENON製)だったそうですから。
> 通信兵が持っていたマイクは、いわゆる「ガイコツ」マイク、SHURE モデル55(ムービングコイル=ダイナミックマイク)ですね。
そうでしたね。あれはちょっと驚きました。あんな昔からあったんだ、と。
> 日本では、戦前にアメリカから技術を導入したリボンマイクが主流だった?
玉音放送の録音はカーボンマイクじゃなかろうかと思っていましたが、JONYさんの仰る通りリボンマイクでした。リボンじゃ外録は無理ですもんね。
> 可搬性では、ムービングコイルマイクが断然有利。ガイコツマイクがあったから、この戦地の実況録音が実現したと言ってもいいのでしょうね。
そうですね。機械の進歩は歴史を変えますね。
[No.650] 2023/07/02(Sun) 18:24:46 |