[ リストに戻る ]
No.774へ返信

all 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/11(Sat) 21:46:27 [No.774]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - pontion - 2026/07/18(Sat) 01:15:39 [No.780]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/20(Mon) 15:19:31 [No.783]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - pontion - 2026/07/22(Wed) 16:57:19 [No.786]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/24(Fri) 01:44:26 [No.788]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - ワッチ - 2026/07/15(Wed) 21:20:43 [No.779]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/20(Mon) 14:49:26 [No.782]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - ワッチ - 2026/07/23(Thu) 20:44:06 [No.787]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/24(Fri) 01:46:53 [No.789]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - ワッチ - 2026/07/25(Sat) 19:43:18 [No.790]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/26(Sun) 22:15:25 [No.791]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - ワッチ - 2026/07/29(Wed) 21:49:10 [No.797]
ZOOM F6について - JONY - 2026/08/01(Sat) 22:04:16 [No.800]
Re: ZOOM F6について - ワッチ - 2026/08/03(Mon) 21:47:43 [No.801]
Re: ZOOM F6について - JONY - 2026/08/05(Wed) 23:18:28 [No.802]
Re: ZOOM F6について - まる - 2026/08/07(Fri) 13:37:20 [No.804]
Re: ZOOM F6について - ワッチ - 2026/08/08(Sat) 18:26:03 [No.805]
Re: ZOOM F6について - JONY - 2026/08/08(Sat) 21:58:21 [No.806]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - 海苔好き - 2026/07/14(Tue) 14:27:38 [No.775]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - 海苔好き - 2026/07/14(Tue) 14:37:45 [No.776]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/15(Wed) 00:10:14 [No.777]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - 海苔好き - 2026/07/15(Wed) 12:31:18 [No.778]
Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/20(Mon) 14:45:27 [No.781]


円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY

近年、為替相場はとんでもない円安になってます。
すべての物価が上がってきている中で、特に海外製品は、この数年でびっくりするほど価格が跳ね上がっています。
コンデンサーマイクなどクラシック音楽の収録に欠かせない定番とされている機材は、海外製品が多いので、機材の買い足しをしたい業界人だけでなく、これからクラシック音楽の録音を始めてみようという若い人や駆け出しの人にとっても、予算上とても厳しい状況になっているのは、皆さん同じでしょう。

クラシック音楽の収録において定番とされてきた機材の代替となりうる安価な機種がないものか、私なりに考察してみました。

最初の例として、オーケストラなどのホール録音に欠かせない無指向性マイクについて考えてみます。
業界標準、これぞ王道と呼べるマイクは、何と言っても DPA 4006シリーズです。
もともと一体型のマイクでしたが、現行機種は 4006-Aとなり、カプセル部(MMC4006)とアンプ部(MMP-A)の組み合わせになっています。

2026年7月現在、MMC4006カプセルひとつだけで、32〜35万円もしています。
同じく MMP-Aアンプは、10万円前後。1本に組むだけで40〜45万円!
2本がペアリングされたステレオセット ST4006-A は、80〜85万円ほどで販売されています。
今からちょうど30年前に何とかローンを組んで私が買った B&K4006 は1本あたり20万円ほどでした。当時と今とは経済情勢も違うので単純比較できないにしても、価格は2倍以上。このご時勢、いくら性能が良くてもコストが掛かり過ぎ、と判断せざるを得ないのは当然でしょう。

そこで、4006に迫れるかもしれないスモールダイアフラムの機種を候補として探すことになるのですが・・

以下に、新品で安心して入手できる現行製品だけをリストアップします。
中古品は、ひとつひとつの状態が千差万別で、当たり外れが大きく、外れを入手した場合は、修理費がかさんだり、余計な手間ひまを費やすことになるからです。状態の良いものをいつか入手できる保証もありません。
また、リストアップした機種は、実際に 4006 と音質を聴き比べた訳ではなく、カタログスペックを見ての、あくまで考察です。価格は、いずれも税込みで 2026年7月現在。変動する可能性もあるので悪しからず、ご了承のほど。

(1) DPA ST2006-A
同じ DPA の無指向性マイクカプセルの廉価版、MMC2006 と MMP-Aを組み合わせた2本のステレオセット。価格は、38万円ほど。
カタログスペックを見る限り、4006-A とほとんど変わらず、ほぼ半額で入手できるので、こちらのほうが圧倒的にコストパフォーマンスが良い。
なお、アンプ部の MMP-A を小型の MMP-C にすると、もう少し安価にできるかも。
(現在、輸入代理店の特価セールで、アンプ部がMMP-C となっている、ST2006-C という2本ステレオセットが33万円ほどです。)

(2) AUDIX A127
1本あたり、217,000円(サウンドハウス)〜253,000円(イケベ楽器店ほか)。2本なら、この倍額。
AUDIX は、ダイナミックマイク OM シリーズや、コンデンサーマイク SCX1 シリーズで知られているアメリカのメーカー。設計から製造まで自社で行っている。
A127 は、SCX1 シリーズとは形状も違っていて、カプセル部分に1/2インチ音響測定用のものを採用しており、自己ノイズ 7dB SPL という驚異的性能。
【2026/7/12 以下、追記と訂正】
アメリカのプロオーディオサイトの情報では、自己ノイズの実測値は 12dB SPL とのこと。
最初の投稿時、カプセル部分はドイツ MicrotechGefell 社からの調達ではないかと推理する文面にしていましたが、ネット情報を調べると、AUDIX 社は計測用マイクも自社開発しており、この A127 のカプセル部分も自社設計・自社製造であるようです。
DPA4006 と同じく、プリポラライズド(エレクトレット)方式のカプセルです。
また、アメリカでは、AUDIX A127 は、DPA4006シリーズや、ドイツ MicrotechGefell M221 と並ぶ、トップクラスのオーディオ用無指向性マイクとして性能・音質が非常に優れた機種と評価されています。
なお、マッチド・ペア設定された2本1組の商品はなく、どの2本でも特性が揃っているとのことですが、2本を連番で購入する希望には応えているケースはあるようです。
(以上、追記)
話題に上ることがないのが不思議と言えるこのマイク。個人的にも、ぜひ試してみたい。
この機種は、2〜3年前までは、今の6割ほどの額で販売されていました。

(3) SENNHEISER MKH8020
2本ステレオセットで、477,300円(サウンドハウス)。周波数帯域など、スペック的に DPA4006-Aを超えている部分もある機種。本場ヨーロッパのクラシック音楽シーンでも使われていて、信頼感がある。ダイアフラムの成極電圧を高周波バイアスにしている SENNHEISER の独自技術がアピールポイント。
この機種も、数年前までは、今の6割ほどの額でした。

(4) RYCOTE OM-08 SP
2本ステレオペアで、284,180円(システム5。サウンドハウスもほぼ同額。)
(1)〜(3)のマイクより、ぐっとお買い得価格ながら、性能は期待できるのではないか。
ウインドスクリーンやウインドジャマー、ショックマウントなど、マイク関連製品専業と思われてきたイギリスのトップメーカーから突如出現したマイク製品群。
OM-08 SP は無指向性マイクを2本ペアリングした機種。自己ノイズが 11dB(A) SPLとスペック的にも優れていて、クラシック音楽や自然環境音の収録に最適と宣伝しています。
わざわざ自然環境音に最適と言うところは、風防メーカーらしいところですが、位相精度が優れていないと臨場感のある自然環境音が録れないので、そこに自信があるんでしょう。
最大許容音圧 127dB SPL(0.5%THD)だけが、やや微妙か。金管楽器が咆哮し打楽器が炸裂する曲目では、少しばかり不安ですが、そういった一部の曲目を除けば大丈夫かな。
個人的には、この機種をぜひフィールドで使ってみたいですね。その結果が良ければ、室内楽や器楽曲で DPA4006 の代用になるのでは‥‥と財布が気になったり。
RYCOTE の一連のマイクには、ほかに単一指向性の CA-08、ハイパーカーディオイドの SC-08 などもあるようです。いずれも、バックエレクトレット・コンデンサータイプ。
私の推理ですが、この製品群は、大手マイクメーカーからのOEMではないかな、と。いきなり自社開発して一線級の製品を出すというのは、ちょっと考えにくい。
日本では、SENNHEISER JAPAN が RYCOTE の代理店も兼ねているとのことで、
もしかしたら、SENNHEISER 社と何らかの取引きがあって、OEMを受けている?
あくまでも私の推理です。外れていたらすみません。

ざっと、このような機種をピックアップしてみましたが、私が知らない機種が他にもあるかもしれません。
また、これらの機種を実際に使っている人がおられたら、ぜひ、その使用感をお尋ねしたいところです。
DPA4006シリーズのステレオペアと、同一のロケーション・同一音源で収録した音を比較できる機会があれば、それがいちばん良いのは言うまでもありませんが‥

リストアップしなかった機種に、国産の SANKEN CO-100K や SONY ECM-100N というハイレゾを売りにしている優れた無指向性マイクがありますが、残念ながら自己ノイズレベルが高いので、クラシック音楽の収録において DPA4006 に匹敵するとは言い難いと考えてリストアップしていません。また、audio-technica にも AT4900b+AT4049b-EL という無指向性マイクの組み合わせがありましたが、無指向性カプセル AT4049b-EL は残念ながら生産終了となってしまいました。


[No.774] 2026/07/11(Sat) 21:46:27

この記事への返信は締め切られています。
返信は投稿後 30 日間のみ可能に設定されています。


- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS