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Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 - JONY - 2026/07/20(Mon) 14:45:27 [No.781]


Re: 円安対策の考察:オムニ・マイク編 (No.778 への返信) - JONY

海苔好き さん、こんにちは。

AKG C480B と CK62 は2本ずつ所有しています。
もう何年も前に野鳥のステレオ録音に、期待して使ったことがあるんですが、その時の印象は、あまりよくありませんでした。
無指向性ですから、左右の正確な時間差・位相差で空間(臨場感)の再現をしなければならないわけですが、空間の再現性が良くなかったわけです。
この機種は2本のステレオペア設定がありませんから、たまたまなのかもしれませんが、私のは、2本間の位相が最初からずれているのかもしれません。
また、周波数帯によって位相が回転していても、正確な空間を再現できなくなります。

音楽の収録用途で、A−Bステレオのメインマイクに使う場合は、この点は問題になると思います。フィールド録音を試せば、すぐに良否が判るはずです。4006 を聴きなれている耳であれば、なおさら、すぐ判るでしょう。
いっぽう、周波数特性的には低音域までよく伸びていて、音調そのものには不満はありません。2本の特性が揃った当たりの個体であれば、音楽的なバランスの良い結果を得られるだろうと思います。(この点は、C480B+CK63 で確認済みです。)
ですから、もし仮に位相特性が良くない場合には、メインマイクではなく、スポット的な使用やアンビエント・マイクに使う方法で価値が出ると思います。

ただし、コンサートホールなどで長いケーブルを経由してレコーダーやマイクアンプとつなぐ実戦では、別の面で注意が要るでしょう。
C480B の出力段はインピーダンスバランスで、3番コールドには信号を乗せず、1番シールドとの間に固定抵抗などをかませる方法を採っています。これで2番ホットに流れる音声信号と同等のインピーダンスを3番コールドに持たせているわけで、ノイズ耐性は本来のバランス出力と変わらないとされているものの、マイクアンプやレコーダーの入力側も電子バランスの場合、素子の動作のわずかなずれが原因となってノイズが乗りやすいようです。
DPA4006-TL や現行の 4006A もインピーダンスバランスで、3番コールドに信号が乗らない点は同じですが、2番ホットに流れている信号のインピーダンスと同じインピーダンスを専用の回路でリアルタイムに作り出して3番コールドに持たせるという、動的なインピーダンスバランスの手法を採っています。出力レベルの高さと相まって、この点がノイズに強い理由でしょう。DPA のこだわりは普通ではありません。

もし、いつか機会があれば、同じ音源で両機種の違いを収録してみたいと思います。


[No.781] 2026/07/20(Mon) 14:45:27

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