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   MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - 海苔好き - 2023/11/24(Fri) 23:42:01 [No.680]
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - JONY - 2023/12/03(Sun) 20:04:48 [No.682]
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - 海苔浮き - 2023/12/08(Fri) 14:34:32 [No.686]
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Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - pontion - 2023/12/10(Sun) 17:38:32 [No.688]
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Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - JONY - 2023/12/12(Tue) 01:10:58 [No.690]
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - pontion - 2023/12/12(Tue) 21:28:39 [No.691]
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - 海苔好き - 2023/12/14(Thu) 15:52:44 [No.692]
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - JONY - 2023/12/15(Fri) 21:30:13 [No.693]
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - pontion - 2023/12/20(Wed) 16:51:43 [No.694]
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 - JONY - 2023/12/21(Thu) 16:25:17 [No.695]



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MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (親記事) - 海苔好き

パッヘルベルのカノン

MEMS


COS-11PT


ここの会場の地下室に変電所がありますが、マイクに電磁誘導関係のノイズは乗っていません。皆無。
4mのハイスタンドで収録しました。マイクケーブルは20mです。


[No.680] 2023/11/24(Fri) 23:42:01
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.680への返信 / 1階層) - JONY

海苔好きさん、聴かせていただきました。
どちらも電気的ノイズや機械的ノイズが一切感じられない点で、良いお仕事をされていますね。
聴衆の方々も、とても静か。
音を聴く限り、写真を撮ってやろうという御仁が、まったくいらっしゃらないのが素晴らしい。これが本来の音楽の聴き方ですよねえ‥

場所は教会のようですね。空間の広さや天井高、間口がどのくらいなのか、映像からは判りませんが、聴衆の拍手は、数十人くらいに聴こえます。定員100人くらいでしょうか。
そうだとすると、その割には残響感も適度で、録音には好適な条件なんだろうと思います。

MEMS は、チェロの通奏低音がとても柔らかく豊かに聴こえますね。
ヴァイオリンの表情も柔らかいですね。
COS-11PT での音楽収録は、初めて聴いたように思いますが、これも、なかなかの音質ですね。
MEMS に比較して、チェロはやや控えめ、全体に若干固く聴こえますが、むしろ、こちらのほうが「普通」によく聴くイメージですね。
それだけ、MEMS の低音が素晴らしいと言えるのでは。

それから、さすが海苔好きさん、マイクセッティングに制約がある中でも録音角を考慮されているようで、オフマイク気味ながらも、ステレオイメージはバッチリですね。
その点に関しては、私が収録に際して求めているステレオイメージからすると、もし可能であれば、もう少し音源に近づけて音像のふくよかさと同時に、ヴァイオリンやハーモニウムの実体感と定位の精度も出してみたいな、という欲は出てきます。
音源との水平距離と左右マイクの間隔はどんなだったのかしら?


[No.682] 2023/12/03(Sun) 20:04:48
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.682への返信 / 2階層) - 海苔浮き

マイクの位置は↓
https://imgur.com/Lbd6OU4

マイクの左右距離は50cmにしています。
ShinさんのProbeU(MEMS)の真下にCOS11をガムテープで固定しました。
MEMSの出力が高いためか、またはCOS11の出力が低いためか、極端にマイクボリュームの位置が異なるので、両方のレベルを合わせるのに混乱しました。
COS11はボリュームが9.5ぐらいで、MEMESの方は7ぐらい。
カタログ通りのレベル差です。
COS11はゲインコントロールを考えると使いにくいと思いました。
マイクプリはForcusriteのScarlett OctoPreです。

演奏者の距離はお客様の事も考慮して、また、機材の置き場も考えてこの位置になりました。


[No.686] 2023/12/08(Fri) 14:34:32
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.686への返信 / 3階層) - JONY

海苔好きさん、写真のアップ、ありがとうございます。

音源とマイクスタンドの水平距離は、10m 少々ありそうですね。
ライブ収録では、なかなか理想的なマイクセッティングができませんよねぇ。
それにしても、MEMS はともかくとして、これだけの距離でCOS-11 は健闘していますね。
もともとアナウンサーの襟元や劇団・ミュージカルの演者が口元の近くにセットするマイクですから、感度は低めで定格上の自己ノイズもけっこうあるのに、収録音はノイズを感じさせないのが意外です。

マイクスタンドは、高砂製作所のハイスタでしょうか。残念ながら高砂製作所はマイクスタンドの製造から撤退してしまっているので、代替製品がなくて困ります。
三脚のように脚部が広がる照明用のハイスタなどは、占有面積が大きいので、このようなシチュエーションには使いづらいですし‥


[No.687] 2023/12/09(Sat) 16:52:41
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.687への返信 / 4階層) - pontion

海苔好きさんこにちわ、pontionです、

録音報告ありがとうございます、
"MEMS"とだけ呼んでいると何社かあるので確認ですけど、これはInvenSensのICS40730で合ってますか?

なかなか希望のマイクポジションにできなくて苦労なさっていることと思います。
これだけ遠いとMEMSマイクの高域端の上がりがまったく気にならないし、むしろ高域損失の助けになって良いと思います。
それでも少し遠いですね、
せっかくMEMSマイクが小さいので、皆さんに存在を感じさせないような細いシャフトに付けて、中央に置いてある譜面台のあたりに立てられれば、楽器のリアリティーも楽しめる音になると思いますがどうでしょう。
あるいは許されれば同じく中央譜面台あたりにMEMSの床貼りバウンダリーとか。

でも今まで聴かせていただいた録音を振り返ると、海苔好きさんはわりと遠い音がお好きなんでしょうかね。


ところでJONYさん、
高砂のハイスタは宝電機工業株式会社に引き継がれているようですよ。
http://www.y-takara.co.jp/studio_takara.html
一応基本的なものは揃っています、三点吊り装置以外は、(^^;


[No.688] 2023/12/10(Sun) 17:38:32
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.688への返信 / 5階層) - 海苔浮き

JONYさん
ハイスタンドは前にサウンドハウスで購入したものです。今はカタログにありません。
照明用のLS7というのがあるそうですが、クロームめっきです。
現状のハイスタンドの前に使用していたのは旗竿の4m。
旗スタンドと一緒に購入して使っていましたが、アルミの銀色が動画カメラマンにとっては目障りなようなので、現状の黒色スタンドにしました。
なにせ、高砂のハイスタンドは高価でしたから、いろいろ代用品を探しました。
手持の黒色ハイスタンドと旗竿の取り付けねじは3/8インチです。
細いシャフトは旗竿の製造会社で探してみようかしら?

pontionさん
マイクユニットはICS40730であっています。修理してもらいました。
マイクのセッティングはおっしゃる通りに苦労しています。
動画撮影と、観客から見た見栄え、今回は2種類のマイクを使用したので手持の録音ケーブル長、録音場所で今回の位置になったわけです。
しかし、遠い方が好みということが大きいです。

COS-11は先バラのCOS-11PTを使用し、ソースフォロワー出力、負荷抵抗は10kΩ。某氏開発の2SA970を使ったSHOEPS回路でバランス変換(別ユニット)です。
COS-11PTは20年以上前に購入したもので、非常にケーブルが細い。ノイズは2SA970のおかげでしょうか、同じ回路でWM-61Aを接続した場合よりもノイズは、はっきりわかるほど小さかったです。
SN比はカタログ通りでしょうね。


[No.689] 2023/12/11(Mon) 11:13:40
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.689への返信 / 6階層) - JONY

海苔好きさん、pontionさん、どーもです。
あ、また、海苔浮きさんになってのご登場ですね (^^;)

お二人からハイスタへのコメントをいただきました。
pontionさん、高砂製作所からスタンドの製造部門を引き継いだ会社があったんですね! 知りませんでした。金型や製造技術を引き継いでくれているようですね。

ずっと以前に、吊りマイク設備のない某ホールで高砂の4mハイスタを使った経験があり、これはいいなぁ、と思っていました。
価格は、以前の標準価格でも1本で10万円以上していましたね。それでも、いざという時のために、1本(できれば2本)あればなぁ、というのは今でも変わりません。
使用頻度は少ないですから、都度レンタルできれば、それに越したことはないですが、4mのハイスタをレンタルしているところは、なさそうですしね。

セッション録音なら、海苔好きさんもおっしゃっておられる三脚式のスタンドに工夫を加えて何とかできそうです。
私も、4mには届きませんが、カメラ三脚とステンレスパイプなどを工夫して3m程度の自家製のスタンドは使用しています。しかし、旗竿とは思いつきませんでした。
運搬を考えると、収縮時あるいは分解して1m程度にならないと車に積めないですから、その点が必須条件なんですよね。

コメント、参考になりました。ありがとうございます!


[No.690] 2023/12/12(Tue) 01:10:58
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.690への返信 / 7階層) - pontion

旗竿ですか!? まったく思いつきませんでした、(^^;
なるほど、太さを我慢すれば軽くていいですね。

高砂の4mはベースが重いので安定感抜群ですけど、入手したとしても持ち運びに苦労しそうです。
私は高く上げるときに気になるのは、やはり視界を邪魔することで、撮影よりも何よりもクラシック演奏会を聴きにいらしているお客様がどう思うかですね。
なのでスタンドのシャフトは極力細くしたくて、常用ではTAMAの黒色のMS205BKスタンド(太さ22mm)に、1mの自作黒色延長棒(太さ12mm)を足して合計で3.3m高にしています。
セッション録音のときはK&M20800に1mの延長棒で3.9mです。

COS-11の解説ありがとうございます、
COS-11がどういう構造か知りませんが、WM61Aはソースホロワで使うにはS/N的に無理がありますよね。ドレイン出力しておいてI/V変換で受けるのが良いと思います。プリモEM158がもう少し良いです。


[No.691] 2023/12/12(Tue) 21:28:39
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.691への返信 / 8階層) - 海苔好き

ついでに、場違いですが、カメラは8KのFUJIFILM X-H2と、パナソニッククのHC-VX980Mでした。8Kのカメラはまだ使いこなせてはいません。
編集ソフトはVEGAS V20pro。
パソコンはDELL T7920の中古。

 ・CPU:Intel Xeon GOLD 6148 (20コア40スレッドCPU2基搭載)
 ・メモリ:192GB(16GB x 12)
 ・ストレージ:1TB SSD (新品)
 ・ストレージ:HDD 4TB 3.5inch (正常範囲)
 ・ビデオカード Quadro M4000
 ・DRIVE:DVD-R

運良く、中古で15万円で入手できました。
これでも8Kプロキシは一日かかります。
第13世代Core i9並みの性能です。4Kではらくちんですけど。
流石に常用だった2012年発売のHP Z600(Xeon X5660×2 24スレッド、DDR3 40GB)では8Kはびくとも動きませんでした。


[No.692] 2023/12/14(Thu) 15:52:44
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.692への返信 / 9階層) - JONY

海苔好きさんから動画制作についてのコメントがありましたので、蛇足を承知で‥

まず、8Kカメラについてですが、
撮影後に編集でクローズアップをする際には、画素数が多いほど有利ですから、8Kカメラはとても魅力的ですが、まだ、これだ!と言える機種は出ていないと私は考えています。
海苔好きさんは、あえてリスクを承知で使っておられるのかもしれませんが、私がこのように考える理由は次のとおりです。

ひとつめは、放送局用などの特殊なものを除けば、動画撮影時間が無制限の8Kカメラは、まだないことです。
SONY や Canon のフルサイズ・センサーのデジタルカメラ最上位機種も8K動画撮影が可能になっていますが、最長で、約30分。
ご紹介の FUJIFILM X-H2 のセンサーサイズは APS-C と、フルサイズより小さい(面積比 約 0.43)ので同列比較はできませんが、商品説明によると、動画撮影時間は、最長で2時間20分程度。
一般的な演奏会ならカバーできそうに思いますが、取扱説明書によると、温度上昇によって途中でストップしたり、映像ノイズが増えたりする可能性があるとのこと。業務用途には、リスキーです。ちょっと怖い。

ふたつめは、センサーサイズが、APS-C (23.6×15.8mm)で、演奏会などの動画撮影用途に限って言えば、少々大き過ぎるのでは、と思われる点です。
私の経験上、演奏会などの動画撮影に適したセンサーサイズは、最大でも「フォーサーズ」(17.3×13.0mm)だろうと考えています。その理由は、被写界深度です。

センサーサイズが大きいほど被写界深度が浅くなって、ピントの合う遠近の範囲が狭まります。
ピントを合わせたい対象がピンポイント、かつ動かないなら問題はないですが、被写体が動いている、遠近の幅がある、どの場所にもピントを合わせ続けたい、という場合は、無理が出る可能性があります。
絞りを絞れば被写界深度は深くなりますが、レンズの焦点距離(画角)により、ピントを合わせられる遠近の幅には限界があります(レンズの望遠域ほど、より厳しくなる)。
もし、現場の明るさが十分でなければ、感度設定やフレームレートとの関係でスローシャッターに対応できない、という可能性もゼロではないでしょう。

また、ステージの後方から客席方向に向けて奏者を俯瞰して撮影するような例では、カメラのすぐ手前(舞台奥)の奏者と客席近くの奏者や指揮者の両方にピントが合わなくてはならず、このような場合は、もう絞りの調整では対応不可能です。
民生用ビデオカメラやスマホによく使われている小さな「1/2.3」(6.2×4.6mm)や「1/2.5」サイズでなければ対応できません。

業務用のビデオカメラ(肩乗せでないハンディタイプ)の多くが「1型」(13.2×8.8mm)のセンサーサイズ(フォーサーズに対し面積比 0.516)を採用しているのは、画素数(画質)と適度な被写界深度のバランスが取れているからでしょう。「ピンボケ」のリスクが低いわけですね。
「1型」で画素数が8Kという製品が登場するまでには、またまだ年月がかかるでしょうが、フォーサーズの画素数8Kは、あと数年くらいで出てきそうに思います。

もうひとつ、必須だと思う機能は、Log 撮影が可能かどうかです。
依頼を受けた演奏会の収録業務では、複数台のカメラを使って撮影しますが、たとえ同一メーカーでも、機種が違えば色味が違った映像になります。メーカーが違えば、なおさらです。
そこで編集時に色調を調整するわけですが、同じ色合いに揃えるのは困難なことが多いです。
Log 撮影をしておくと色調の調整が容易になり、ほぼ揃えることができます。
そういうわけで、Log 撮影やそれに準ずる機能がない機種には、今では購買意欲が湧かなくなりました。


次に、コンピューターについて。
海苔好きさん、コンピューターの更新、大成功ですね。おめでとうございます。以前の機種とは格段の性能差があると思います。
そこで、一般論ですが、CPU の性能と動画編集アプリについて、私の経験をコメントさせていただきます。

まず、CPU の論理コア(スレッド)数が多いことは性能の指標にはなりますが、無条件に処理速度に比例しているかというと、そうではないようです。
というのも、動画編集アプリのアルゴリズムがマルチコア CPU の能力をどの程度、効果的に活用しているか、という問題があるからです。

もし、コンピーターに「リソースモニター」の機能があれば、試していただくとよいのですが、編集作業中に CPU のどの論理コアが一生懸命、働いているか(稼働率)を見ると、すべての論理コアが均等に稼働しているのではないことが判ります。
もっとも処理速度の速い、つまりターボブースト機能が働く1つか2つのコアに集中して稼働率の高い状態になっています。ほかのコアは、ほぼお休みに近い状態です。

この状態では、処理速度はコア数ではなく、ターボブーストが働いているコアの個数と周波数の高さに依存することになります。CPU のベース周波数とターボブースト周波数のほうが、より処理能力を表しています。
もし、動画編集アプリが、編集タスクをすべての論理コアを使って、均等に処理できるようにしていれば、逆に論理コア数の多さがダイレクトに効くということになります。
つまり、マルチコアを活かすのは、アプリのアルゴリズム次第ということですね。
アプリや処理タスクの種類によっては、まだまだ、マルチコア CPU の性能は発揮できていないのでは? というのが私の経験上の観測です。

ご参考までに、私が今使っている動画編集アプリは、EDIUS X(10)Proですが(現在の最新版はEDIUS 11Pro)、マルチコア対応と歌ってはいても、上述のように通常、 CPU の稼働は、ターボブーストのコアに集中します。
しかし、このEDIUS 9 Pro から X(10)Pro になって以降の優位点は、レンダリングやエクスポートをバックグラウンドで並行処理できるようになったことです。


つまり、レンダリングやエクスポートをしている最中でも、画面はロックされずに、別の編集作業を継続してできます。以前の処理完了まで何時間も待機を強いられる時間のムダがなくなりました。バックグラウンドのタスクに、マルチコアのメリットを活かしているようです。

レンダリングにビデオカード(GPU)の処理能力を活用できるアプリなら、さらに良いですね。


[No.693] 2023/12/15(Fri) 21:30:13
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.693への返信 / 10階層) - pontion

8K撮影について、私もはじめはJONYさんと同じような認識でした、
1インチからGH(マイクロフォーサーズ)になったときでさえ被写界深度の浅さに苦労したからです。まるで映画を撮っている感覚で..。
なのでAPS-Cやフルサイズなど、ましてや8Kじゃピント合わなくてとんでもないと思っていたんですが、、、
一緒に作業している撮影者がオールX-H2の固定9カメか12カメなんですが、そこから3倍拡大で切り出してもFHDとして使える画なんです。
私も初めは信じられなかったんですが、フジのレンズだからかX-H2の画処理マジックなのか分かりませんが被写界の浅さを感じないです。
輪郭描写も自然でビデオカメラのようなクドさはありません。
おかげでスコア要らず、カメラマン要らずの撮影が出来て、彼は大喜びしています。後編集で全部できますから。三脚も華奢な物でOKだし。

撮像のセオリーとしては有り得ないことなので、私も不思議でしょうがないです。何処で騙されてるんでしょうかねえ、(^^;


[No.694] 2023/12/20(Wed) 16:51:43
Re: MEMSとCOS-11PTで同時録音してみました。 (No.694への返信 / 11階層) - JONY

pontion さん、情報ありがとうございます。

うーん、俄かには信じがたいですね。(^^;) その映像をぜひ見てみたいものです。
動画編集アプリの中には、輪郭をシャープにする編集コマンドがいくつか用意されていますので、それを使う方法はあるでしょう。しかし、自然なジャストピントに持っていけるほどの効果はありません。
そこで、ネット上で調べてみると、ピンボケ映像を驚くほど改善して、ほとんどジャストピントにできるアプリがあるようですね。こんなのがあるとは、ビックリ。

HitPaw動画高画質化サイト「HitPaw AI Video Enhancer」
https://www.hitpaw.jp/hitpaw-video-enhancer.html?linksource=home

You-Tube にも紹介映像がいくつかあるのを見ました。いや、これはすごいです。効果というよりマジックです。AIの進化の恩恵がここにも?
このようなアプリの威力を存分に活用しているのかもしれません。

これと同じような技術を FUJIFILM が X-H2 の映像処理エンジンの中に盛り込んでいるとか?‥

レンズの光学的特性(結像性能)そのものを電子技術で変えることはできないので、映像データの処理でこのような「トリック」を実現しているのではないでしょうか。

それにしても、映像撮影を専門にしている人であれば、撮影時間や被写界深度のリスクがあることは承知のはずなので、一気に9台〜12台も調達するのは、かなりの冒険ですね。
もしかしたら、FUJIFILM のバックアップを得て実験的にされたことなのかも?

もし、私が APS-C の8Kカメラを複数台、貸出しを受けることができるとすれば、どのように使うか‥
「トリック・アプリ」を別にして、考えられる注意点や使用方法は、次のようなものです。

(1) カメラと被写体との距離は、できるだけ離す。
・・被写界深度は、被写体が近いほど浅く、遠くにあるほど深くなるので、できるだけ距離をとるほうが良い。8Kの解像度があるので、あえて被写界深度が浅くなる望遠域は使わないのがベター。ただし(4)の用途は例外。

(2) 同じ場所に同じ画角のカメラを複数台設置する。
・・オーケストラ収録の例では、横方向からのアングルだと10数メートル以上の幅(遠近)があり、正面から撮影しても、ステージの奥行いっぱい(数メートル)に楽員が配置されているので、全体をパンフォーカスで狙うのは困難と予想。どこかでピントがはずれる可能性が高い。
そこで、マニュアルフォーカスでピントを合わせる位置を前後に少しずつずらした複数のカメラを同じ場所に同じ画角で設置する。「マルチ置きピン」作戦。
編集時のクローズアップには、そのいずれかの映像で対応できると算段。

(3) パンフォーカス用途には、超広角レンズを使用する。 
・・(2) のような例でパンフォーカスの全景映像を得るため、被写界深度が非常に深い対角線魚眼や超広角(35ミリ換算 17mm〜21mm )のレンズで撮影しておき、編集時に、その中心部分を切り出す。ただし、8Kの解像度で中心部分だけの画に解像感の問題はなくても、レンズの性能次第では歪曲収差が出る(中心部分に残る)可能性はある。
しかし、クローズアップしない全景オンリーの映像を得るだけなら、8Kカメラである必要はない。

(4) クローズアップ専用のカメラを設置する。
・・あらかじめ、独奏や独唱などのソリストの立ち位置を確認しておき、クローズアップ専用のカメラを割り当ててオートフォーカスで狙う。ソリスト以外にピントが合わないように注意する必要あり。カメラの設置場所は、近くても遠くても可。ただし、この用途は、8Kのカメラである必要はない。

(5) 以上のような対策を採ったとしても、APS-C のカメラでは難しい撮影手法はある。
・・パンフォーカスでステージ全景にピントの合った画からソリストにクローズアップしていく連続したズームインや、その逆パターンのズームアウトは、背景にボケ感のあるショットと全景のパンフォーカスのどちらも1台のカメラで対応できなければならず、パンフォーカスが苦手なラージセンサーのカメラでは難しい。


このようなことを考えてみましたが、いずれにしても複数台の8Kカメラが必要になりますね。
連続撮影時間のリスクの点からも、複数台での対策が必要でしょう。
しかし、この対策で、トリック・アプリを使わずにピントの効いた映像にできるか、と問われても自信は持てません。
ただ、同一機種で揃えれば色調を合わせる面倒な作業が必要ないので、その点は◎ですね。


[No.695] 2023/12/21(Thu) 16:25:17
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