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   DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか? - 海苔好き - 2026/06/06(Sat) 23:30:42 [No.768]
Re: DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか... - pontion - 2026/06/10(Wed) 11:44:28 [No.770]
Re: DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか... - 乗り好き - 2026/06/13(Sat) 10:54:15 [No.771]
Re: DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか... - JONY - 2026/06/21(Sun) 23:12:32 [No.773]



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DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか? (親記事) - 海苔好き

対応しているオーディオインターフェースはRME ADI‑2/4 Pro SEぐらいしかありませんが(あともう1社すこぶる高価な製品があったような)、その理由がいろいろな要因が重なってすこぶる暗い。
第1に、
旭化成の工場が火災となり、AK5572 / AK5574が入手困難。
DSD256 を扱える ADC は世界的にほぼ絶滅している。

TI PCM4222 → DSD非対応
Cirrus CS5381 → DSD非対応
ESS → ADCは存在しない
AKM → 5572/5574 以外は DSD非対応
つまり AK5572 が消えたら DSD256 ADC は完全に終わる。

第2に
USB HS が無い=11.2MHz DSD を USB で送れない。→ 市販 ADC が作れない。

なぜ絶滅したのか?
2010年代の USB HS マイコン(Cypress FX2/FX3、NXP、Microchip)は
IoT向けに置き換えられ、オーディオ用途が切り捨てられた
メーカーは USB HS を維持する理由がなくなった
代わりに USB FS(12Mbps)や USB-C PD に注力
つまり、オーディオ録音のための USB HS マイコン市場が消滅した。

さらに、
USB Audio Class 2.0 の仕様では:

PCM 768kHz → OK
DSD64/128 → OK
DSD256(11.2MHz)→ 仕様外
だから KORG や RME は 独自ドライバを作っていた。しかし独自ドライバには致命的な問題がある

Windows:署名費用
macOS:毎年 99ドルの Apple Developer Program
OS アップデートのたびに検証

不具合対応の工数
売れない製品のために維持費が発生
→ メーカーにとって完全に赤字

第3に
録音機材は:

高価
ニッチ
サポートコストが高い
→ メーカーにとっては完全に赤字領域。

第4に
DSD 録音市場が縮小
RME の主力市場は プロオーディオ(放送・ライブ・スタジオ)。
そこでは:DSD は使われない
PCM 192kHz で十分
DSD256 はサポートコストが高いだけ
→ 製品ラインの整理で DSD256 を切ったと考えるのが自然。

KORG Nu 1 は DSD 録音の象徴的存在でしたが:
DSD 録音市場が縮小
USB ドライバ維持コストが高い
部品調達が困難

自社の利益にならない→ 採算が取れず撤退。
私はKOROG MR-2000SとNU1のユーザーですが、軒並み製造中止ですし、TASCAMもそうです。

第5に
ここで驚愕の記述
http://www.nakata-jp.org/computer/howto/audio/ADCproject/index.html
>業界の怪しい動きを見つけました。 2025年6月には、11.2MHzの刄ーをUSB経由で録音する技術は、日本国内には某社が外注に作らせた一つしかありませんでした。

これは衝撃的な事実。
つまり、KORG も RME も TASCAM も SONY も11.2MHz USB 録音技術を持っていなかった。

>2025年11月現在、インターフェイス株式会社のWEBサイトを見ると、DSD 11.2MHz対応の ITF-USB DSD RECを宣伝しています。
おそらく、このインターフェースを使って11.2MHz刄ー録音機を設計している会社があって、こちらのプロジェクトを止めるよう圧力をかけているのだと思います。

これは推測ですが、技術的背景を考えると

11.2MHz USB 録音技術は希少
市場は極小
競合が出ると困る企業がある
自作キットが出ると商売にならない
→ 技術的独占を守りたい企業が存在しても不思議ではない
これって「技術独占」の匂いがプンプンします。

11.2MHzのDSDって、後処理(配布のためのPCM化)に時間がかかりますが、
せっかく世に出てきた最小の量子化歪みの世界が世に広められることなく沈んでしまう。何とかならないかなあと思う次第です。


[No.768] 2026/06/06(Sat) 23:30:42
Re: DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか? (No.768への返信 / 1階層) - pontion

海苔好きさん、こんにちわ、pontionです、
DSDお気に入りなんですね。

なぜこれほどまでにDSDに投資が無いのか。
海苔好きさんの考察には出てきませんが、DSDネイティブでは市販コンテンツに必要な編集性が事実上不十分だからだと思います。
「PCM 192kHz で十分」ではなく「DSDでは編集が未達」だからかと。

また「最小の量子化歪みの世界」については、同じ周波数帯域で比較した場合、現状のデバイスではPCMのほうが少ないです。
DSDというのはそもそも逆に量子化歪みの塊りのような信号フォーマットを、ひたすらサンプリング周波数を上げてローパスフィルターで逃げるという方式です。

私も当初のジッター問題をほぼ技術で解決して少しは前進するのかなと思っていましたが、現実はかなり厳しいですね。
海苔好きさんがご自身の録音制作でDSDのどういった音表現を気に入ってらっしゃるのかは解りませんが、DSDに頼っていても先行き厳しいので、潤沢にあるPCMのデバイスで方向の合うものを探されたほうが、早く録音制作に戻れて良いのではないかと思いますが、いかがでしょう。

長年積み上げていらした研究を、否定するような書き方になってしまって申しわけないです。


[No.770] 2026/06/10(Wed) 11:44:28
Re: DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか? (No.770への返信 / 2階層) - 乗り好き

pontionさん
ご返事遅れてすみません。

ご指摘通り、PCMに変換しないと編集はできないのは致命的です。
私の場合は一人でやるので2chでしかできませんので、マルチ編集は念頭にありませんでした。

ノイズが多いのは出現当時からの問題ですが、可聴帯域内の制限なら問題はないし、DSD音源自体は、配信することはないです。
BDで配布をする場合は、192kHz24Bitを入れています。この場合11.28MHzをダウンサンプリングする際に、高域に掃き貯めた量子化ノイズはカットできるから問題は在りません。2.8MHzなら96kHzのサンプリング周波数なら、高域の量子化ノイズが取り切れませんが、5.6MHzなら96kHzのサンプリングでも問題はなくなります。
今どきのPCMオーディオインターフェースは4bitマルチビットΣΔ方式のADコンバーターチップを搭載しているのでしょうか。
昔(私が所有している)オーディオインターフェースでは、ESI社以外(これは当時から旭化成のマルチビットΔΣADチップを採用していた)のオーディオインターフェースは、192kHzで収録したデーターはFFTを見ると1bit特有の高域量子化ノイズが見えていました。再生でも問題は在りませんが気になったのがもともとの動機と、古いオーディオインターフェースを買い替えるくらいなら、中古でもNU1を導入すればいい。という思考回路です。

話は変わりますけど、
興味をそそるフォーマットですが、このまま先細るか、引用ブログに書いてある邪魔する業者が孤軍奮闘して巻き返すかです。
数件あるDSDフォーマット配信業者も苦境に立たされているかもしれません。
e-onkyo ototoy、mora以外では、

ハイレゾ音源配信対応 クラシック音楽ダウンロード販売「Muse」
https://highresoclassic.stores.jp/
ここは往年の名盤がDSDで配信されており、格安なセールがあるのでよく利用しています。
ほんと安くて、昔ほしかった名盤が最新(先細りになる?)のフォーマットで手に入れらるのはうれしい限りです。

ここはあまり興味なし。
https://1bitcollective.com/index.php?dispatch=categories.view&category_id=8

あとは
https://briphonic1.stores.jp/?utm_source=copilot.com


[No.771] 2026/06/13(Sat) 10:54:15
Re: DSD256対応オーディオインターフェース絶滅するか? (No.771への返信 / 3階層) - JONY

海苔好き(乗り好き) さん、pontion さん、こんにちは。

海苔好きさんは、海の幸グルメの人なんだろうなと思っていたら、鉄道(バス?飛行機?)もお好きなのかしら?‥
と、前置きはこのくらいにして‥

DSDレコーディングについて、私も一言だけ。
私は業務で DSDレコーディングをしたことはありません。pontionさんも仰るとおり、編集に障壁があるからです。
DXD変換を前提にするなら、DAWには、Merging Technologies の Pyramix という高音質を誇るアプリが存在するので、これを調達すればDSDマルチトラック編集が技術的には可能になります。大手レコードレーベルのDSD音源の編集も、これ一択なのが現状でしょう。
※ 最新の Sequoia pro 17(現在は MAGIX から Boris FX ブランドになっている)でも、残念ながら、DSD音源は扱えません。

DSD編集に障壁があると私が考える具体的な理由を挙げますと、長年愛用してきた Sequoia/Samplitude がPCM音源オンリーであるのはもちろんですが、ノイズ処理やラウドネス調整で重用しているプラグインアプリが、PCM版であること、しかも、その一部は、サンプリングレート 96kHz までという制約がありますので、たとえDXD音源であっても対応できないという事情があります。

Pyramix のことは詳しく知りませんが、DSD音源のラウドネス調整は、どのようにしているんでしょうね?
DSD音源の配信などの情報源を読む限り、デジタルドメインでのラウドネス調整やノイズ除去処理は、ほとんど(あるいは、まったく)していないのではないかしら。
耳障りな収録環境のノイズがない理想的なロケーション、理想的な残響、完璧なマイクセッティングで収録して、最小限のテイク編集とミックスだけで仕上げる、というのが、DSD録音された音源の実態なんじゃないかと。
必ずしも理想的でないシチュエーションで収録された音源をマスタリングする場合の「引き出し」の豊富さでも、圧倒的にPCMが有利でしょうね。

DSD音源を再生する際のオーディオ環境にも、理由があるように思います。
DSD音源の本来の音の良さを味わうためには、かなりグレードの高いオーディオ装置、よくチューニングされた静かなリスニングルームが必要では。(どちらもカネがかかる!)
パソコンやテレビ、一般的なヘッドホン・イヤホンで聴いている限り、DSDとPCMの違いは判らないか、適切にラウドネス調整された上質なPCM音源のほうが、一般的に好印象に受け取られる可能性が高いのではないかと思います。

配布用の映像ディスクに収録するPCM音源のサンプリング&ビットレートについてですが、私の場合、収録と編集は 32bit Float/96kHz です。仕上がった音源をダウンサンプリングして 16bit/48kHz のリニアPCMにしてから EDIUS に取り込み、ディスクに焼きます。
理由は、ビデオデッキやパソコンなど再生機器の安定動作や互換性維持のためです。映像のほうがディスク容量をより多く消費するので、映像のグレードを落とさずに済むというメリットもあります。
ディスクを視聴する一般の人を想定したとき、音声のグレードと映像のグレード、落として目立つのは、圧倒的に映像のグレードのほうです。
それでも「音屋」のこだわりとして、Dolby Digital(AC-3)などの圧縮音源規格には落とさず、一貫してリニアPCMとしているのが私の流儀です。


[No.773] 2026/06/21(Sun) 23:12:32
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