ビームシールドが無い事について (No.664 への返信) - 咲凪 |
イモータルジャスティスは、インフィニットジャスティスやデスティニーやライジングフリーダムに装備されていたビームシールドが備わっていない。
そして、ビームシールドは当然、無いより有った方が良いのは間違いない。
じゃあやっぱりイモータルジャスティスは他と比較して劣っているかといえば、それはまた違う話なのである。
ビームシールドの運用について、まずエネルギー効率の問題がある。 核動力やハイパーデュートリオンエンジンといった特別な動力炉を搭載した機体や大型機で初めて採用出来るものであり、 バッテリー駆動が基本となるコズミック・イラ世界の量産機がビームシールドを備えている事は稀である(量産試作機ではあるが、ハイペリオンGなどいない訳ではない)。 ではイモータルジャスティスも動力炉の都合でビームシールドを装備していないかといえば、 兄弟機であるライジングフリーダムはビームシールドを装備しているし、 そもそもこの二機は動力炉が2025年1月現在判明していないという事もあり、ビームシールド未搭載の理由を動力炉に見出す事は現時点では不可能である。
では一体何故イモータルジャスティスにビームシールドを装備させなかったかといえば、 それはイモータルジャスティスがコンパス正式採用機であり、量産を視野に入れていたからという事が理由ではないかと私は考える。
先述したように、ビームシールドは勿論あった方が良い。 だが、ライジングフリーダムのようにハイエンド機が果たして量産に向いているのか、と考えた時、私は疑問を感じざるを得ない。 何度も言うように、ビームシールドは当然無いより有った方が良い、絶対に良い。 だが、それは装備に必要なコストを考えた時、“絶対に必要”と言えるかどうかは別問題なのだ。 搭乗者の命に関わるのだから、防御装備は出来る範囲で充実させたいのは当然である。 しかし、イモータルジャスティスは既にVPS装甲という破格の防御機能に加えて、武器と兼用ではあるがシールドを装備しているのだ。 これに更にビームシールドも加えよう……というのは、ライジングフリーダムという前例があるにせよ、過剰に感じてしまうのも判らない話ではない。 (加えて、ライジングフリーダムはフラッグシップ機であり、搭乗者の階級は准将である、防御能力を出来るだけ上げるのも当然である)
ライジングフリーダムがハイエンドモデルとしてビームシールドを装備しているのだから、 イモータルジャスティスはビームシールドを持たないモデルとして、その必要性を検証する必要があったのかもしれない、と私は考えている。
じゃあ搭乗者のシン・アスカが割を食ったのかといえば、そうとも思わない。 装備しているシールドを民間人を護る為に使う程のパイロットが彼であり、 おそらく希望すればビームシールドの搭載も叶ったのではないかと思うのだが、シン・アスカ本人が特別にそれを要求していなかったのではないか……と、想像する所なのだ。 あったら良いけど、無くても良い、それならば無い方が整備も楽というものである。
なお、「そんな簡単にビームシールドの取り付けが出来るのか?」といえば、イモータルジャスティスに関しては出来る根拠があるのだ。 それこそライジングフリーダムの存在であり、 この兄弟機はフレームが同一である為、ビームシールドがどうしても必要、となればライジングフリーダムの腕を付けてしまえば良いのである。 勿論玩具ではないので、機体バランスの考慮や調整も必要になるのだろうが、 同じフレームの兄弟機が実働しているという裏付けがある分、 全く異なる機体にビームシールドを備え付けるよりも現実感のある話ではないかと思う次第である。
〇今回のまとめ〇 ・そりゃああった方が良い。 ・でも“あった方が良い”と“絶対必要”は別であるし、それを確かめる事も大事。 ・そもそも、付けようと思えば付けられるんじゃないの?。
[No.665] 2025/01/03(Fri) 11:10:46 |