フルセン王国 - 陣 |
[1078] フルセン王国 Name:陣 HOME Date:2014/07/21(月) 00:15 [ 返信 ]
前回集大成である『クライシス』の後に突如として出現浮上した新舞台。
国力的にはドモスや二重王国ほどではないが、それでもイシュタールやエトルリアのような一般的な国の規模から比べれば遥かに大きいというのも特徴。
「統一国家」という点から見れば、クリエートのように「西」の代表格として認める向きも多い感じなだけに、あくまで「野蛮な異端児」として考える向きの多そうな内陸諸国とのギャップもポイント。
とにかく既にイシュタールが出ているのにも関わらず、ドラマ的にも遥かに広がりを見せ続けている、この国を新たに設定した竹内先生の事情と思惑もいろいろと気になるというわけですが。
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[1079] RE:フルセン王国 Name:転愚 Date:2014/07/21(月) 15:35
僕の見たところでは、ラルフィント王国より は将来性ありそうですね^_^国土の貧しさは どうにもなりませんが、人材の多さ、何より エルフィンという男、オルディーンのような 好色によるドジは踏みそうにありませんから。
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[1080] RE:フルセン王国 Name:陣 Date:2014/07/21(月) 17:22
「ロックスの死」が影響したのか、その二年後の『息子』を見るに、相当「落ち着いた」感じになってますからね。
シハラムは「カリカリしてるだろう」と言ってましたが、この時期では恐らくそのような事は無さそうな感じも。
あと確実なの「貧しい」が故に、間違いなく侵攻は後回しになるという点。
その意味で問われるのは「先にやられる」はずの内陸諸国の方だと。
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[1117] RE:フルセン王国 Name:金細工 Date:2014/07/27(日) 02:08
>クリエートのように「西」の代表格として認める向き クリエートのあれは悪名高さに対するものですから、西国での悪評がラルフィントにも伝わっていると考えるべきかと。 ゴットリープとバロムリストが航路で繋がっている以上、航路を引っ掻きますフルセンの被害を被っている可能性もありますし。 そして、呼び方が「西方のエルフィン」ではなく、「西方半島のエルフィン」。 西国の主流が同盟であり、彼が異端児であることの証でしょう。
>間違いなく侵攻は後回しになるという点 確かにそうなんですが、それって主役からの脱落を意味するのでは? 三国志で言うなら、涼州の馬超。 見せ場はあってもメインにはなれない立ち位置ですよね。
>竹内先生の事情 フルセンの役割は、大国化したことで物語上動かしにくくなったドモスの代役じゃないですかね。 ある程度の脅威として反ドモス陣営、主に西国を舞台する話を動かすための。 もしかしたら次回作の舞台であるガルシャールが東や南におけるフルセンになるのかもしれません。
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[1118] RE:フルセン王国 Name:陣 Date:2014/07/27(日) 09:11
西方全体として、彼が異端児なのは確かですが、かといって同盟が主流だとはどこにも無いですからね。
大陸全体から見れば、むしろ彼が普通で、西方内陸部の方が「異端」「例外」といった感じもするしで。
(バロムリストなどは、その中間といったところか。)
アーゼルハイトは四大勢力の一つを「西国同盟」だと言ってますが、これはあくまで当事者の弁。
その意味では、大勢においては「問題外」とされているとも取れるわけで。
あるいは当事者自身のシハラムの「ドモスに付けば対二重王国の最前線になってしまう」という台詞を見れば、内陸の西国同盟は、一般的にむしろ(翡翠海と同様の)「二重王国勢力圏」の一部と考えられているかもしれないですね。
(少なくとも「反ドモス大同盟」の締結後においては。)
もちろんフルセンが「四大勢力」の一つというにはまだ力不足なのは確か。
ただしイシュタールやエトルリアのような地域盟主国に比べれば、政治的にも大きいのは間違いないところで、先生がどれだけ意図したかは不明ですが、この辺りの力関係ぶりは実に絶妙。
そしてシリーズ展開の比重としては、ラルフィントと並ぶ、最近の二大舞台にまで多用されているというわけで。
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[1133] RE:フルセン王国 Name:金細工 Date:2014/07/28(月) 01:29
当事者の弁だからといって採用しないというのは乱暴でしょう。 否定材料が出てこない限り、登場人物の発言は概ね真とすべきでは? またアーデルハイトは西国同盟をどこまであてにできるのかわからないと発言し、 同時に婿取りの相手として西国同盟以外にドモスや二重王国を候補として挙げている以上、 単純に西国同盟の当事者扱いできないかと。
またフルセンの政治的存在感ですが、ザウステール沖を見る限り大きいとは言えないでしょう。 少なくとも海においてはバロムリスト以下であることは確実。 陸においては既に大国ドモスと隣接している以上、言わずもがな。 はっきり言えば政治的存在感が低いからこそ、火事場泥棒にならざるを得ない訳です。
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[1135] RE:フルセン王国 Name:陣 Date:2014/07/28(月) 12:49
それは当然に発言者が「真とすべき」に足る相手ならではですよね。
私とすればドレークハイトならともかくといった感じですが。
(もちろんそれは読者の解釈によって違うわけで、個人的に嫌いなキャラの言ってる事は「無視」「否定」するのもあるでしょうし。)
まあとにかくアーゼルハイトとシハラムたちの会話ですが、ここで一番肝心なのは、むしろバロムリストが如何に西国同盟への帰属意識が低いかという感じですね。
一応「加盟」した形になっているのも、あくまで「利用」するのが目的であって「心中」までする気は全く無い。
その意味でこの国が何時加盟した形になっているかも注目ですが、記述的な解釈からすれば、やはりセリベリア崩壊とフィリックス即位の後だという感じですね。
当然バロムリストとしてはセルベリアに代わる政治的パートナーの必要であり、イシュタールとしても西北の大国を加えるのは新国王の政治的箔付としても大きい。
(もちろん国内的な意義も含めて。)
ただし「婚姻同盟」までは進んでいるかどうかは不明。
またドレークハイトの退位表明の場面を見ても、結局、それまでの西北関係の代わりになるような物ではなかったという感じで。
まただからこそ今回のフルセンの行動は、まさに政治的存在感を高めるためにあるべきなんですよね。
そのためにはまずどうしても本国兵を欠いた、ドモス軍をどれだけ徹底的に叩けるかがまずは鍵と。
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[1158] RE:フルセン王国 Name:陣 Date:2014/07/29(火) 21:10
あともう一つこの国の特性を考えるとすれば、この国が「貧困」であっても、政治体制として「後進」ではないという事。
その最大の証明と言えるのが、セルベリア時代に確立された「官僚機構」の存在。
もちろん「官吏」という言葉は他の舞台作品にも出てきますが、「機構」というまでの表現が出ているのは、まさにここだけ。
実際、中世期のイングランドも、富裕さとしては大陸諸国に遠く及ばなかったに関わらず、政治体制の整備として、むしろ遥かに進んでいった事を考えてみれば、決して現実的にありえないケースではない。
(だからこそ、あれだけのパワーを「搾り出す」事も可能なわけで。)
そしてその技術レベルの高さは、その「機構」の一員だった、ベルンハルトが徒手空拳からオレアンダーを簒奪出来たという過程においても遺憾なく証明されていると。
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[1176] RE:フルセン王国 Name:金細工 Date:2014/08/03(日) 00:24
>今回のフルセンの行動は、まさに政治的存在感を高めるためにあるべき だからこそ第三極気取りの行動は愚行でしかないんですよ。 存在感を高めても、それは両陣営からの反発を買うだけでしかない。 正直「今こそ力を合わせて侵略者と戦おう」(棒)とでも言って、 反ドモス陣営に参加し分け前を要求するくらいの図太さを見せて欲しかった。
>政治的先進性 確かにセルベリアは先進的であったのかもしれませんが、後継がそうだとは限りませんよ。
まず「レジスタンス」においてエルフィンは「国民からの熱狂的支持と、国人層から推戴を受けた盟主」として即位したとあります。 「機構」がジューザスの悪政を支えていた以上、関係者は処罰せざるを得ないし 下手に存続させれば支持を失いかねません。 またファルビンの様な国王に忠誠を誓う出頭人が中枢であるるセルベリアだからこそ 「機構」は有り得た訳で、独立性の高い国人に支えられたフルセンにおいて、 彼らが自らの権益を脅かす「機構」の存在を認めるはずがない。
エルフィンとしては採用したいのでしょうが、政治的にはどうしても否定せざるを得ないでしょうね。
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[1179] 第三極 Name:陣 Date:2014/08/03(日) 11:11
「第三極」の存念についてはこれからでしょうが、今までの発言を見るに、元々内陸側は半島を軽視というか蔑視している感じですからね。
その意味では「対等」に扱おうという気が感じられないし、積極的に「こちらから働き掛ける」感じもない。
あるのはただ「どうしてこっちの空気(都合)を察しないんだ」「野蛮人のくせに」という一方的な「傲慢」があるだけ。
それならそれで「嫌になるくらい認めさせてやる」と考えるのも、また当然「選択肢」の一つ。
確かにそれで最後は半島も滅びるも知れないが、その前に先に滅びるのは内陸側。
そしてそれを避けるため「より内陸の大国に身売りする」可能性もあるとするなら、こちらから先に武力制圧を仕掛けるのもまた当然の「選択肢」と。
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[1180] 官僚機構 Name:陣 Date:2014/08/03(日) 11:23
ただし同時に「半島の統一性」を維持するためにはどうしても不可欠ですからね。
所詮一時の「熱狂」は冷め易く、いつまでもそれに依存していれば、それこそ今度は場当たりの「人気取り」に堕しかねない。
だから中身の「人員」を入れ替えても「機構」自体は保全する必要があるわけで。
『レジスタンス2』でロージーが文句を言っていたのは、その辺りも含まれてるんでしょうが、その辺りは別の「代償」なり「配慮」を与えて宥めるしかない。
だからこそとにかく今は「行動」し続けるしかないんですよね。
まさに「乱世の自転車操業」と。
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[1327] フルセン王国(マスカレード追加) Name:陣 HOME Date:2014/08/26(火) 21:03
「第二革命」として当然に連想。
もちろんこちらに比べ「シャニュイ王国」が最終的に誕生出来るかはまだ不明ですが、あるいは百年後に何らかの「つながり」が出来るかどうかも気になるところと。
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[1371] RE:フルセン王国 Name:陣 HOME Date:2014/09/08(月) 19:33
シハラムは思い切り蔑んでましたが、もしあの時点で対ドモス攻撃を行わねばどうなっていたかという意味において、まさに「キャスティングボード」を持つ事を証明したという感じ。
それだけに、以後はどの勢力がここをどう扱うかが問われる番だと。
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[1373] RE:フルセン王国 Name:転愚 Date:2014/09/08(月) 23:38
僕がエルフィンに対面する機会があったら 間違いなくドモスとの同盟を勧めますね☻ 確かに渡海上陸作戦はリスクはデカい^_^ しかし、敢えてそのリスクを犯さなければ フルセンが大をなすなど到底無理な相談で すよと😅 現実的に見ても、ヒルクルスと山越えして 戦うのと西国諸国と海上で戦うのとどちら がリスクが高いかというと前者の方が高い (イシュタールファンからは異論噴出かな?) と言わざるを得ません、何故なら西国同盟 にならたとえ負けても追撃される危険は低い が、ヒルクルスに負ければ即滅亡に繋がる 可能性がありますし、仮に勝っても次は鬼 より怖いオバさんが出張ってくるのは必定☻ ここはロレントに膝を屈してもドモスから おこぼれを頂戴する方が賢明でしょう^_^ そして地力を養いつつロレント後のドモス が如何なる事になるのか見極めるのです☻ それが出来ればまさにこの世界における 徳川家康になることができるでしょう^o^
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[1375] RE:フルセン王国 Name:陣 Date:2014/09/09(火) 12:38
その意味でまずはここで非本国系の戦力を思い切り叩いて、その力を見せ付けるという感じですね。
バロムリストについてと同様、クラナリア派(アンサンドラ系)としては大いに不満かもですが、かといって離脱ないし反抗する選択肢が無い以上は「御意」を迎えるしかないわけで。
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[1399] RE:フルセン王国 Name:陣 HOME Date:2014/09/15(月) 12:48
フルセンを巡る、ドモスと反ドモス陣営の「抱き込み競争」となれば、それこそ第二次世界大戦前のソ連を巡る英仏とドイツのそれを思わせる物になるかもですね。
そしてあちらでは、いささか「高を括った」英仏が「思い切った」ドイツに敗れ、大危機を迎えるという次第。
そしてこちらの世界には、それをカバーするアメリカに匹敵する存在も無しと。
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[1458] 設定理由 Name:陣 HOME Date:2014/10/06(月) 12:45
そもそもはこの国を新たに登場させた、先生や編集側の意図ですよね。
自分的には、やはり『キャッスル2』の遅延騒動も相当に影響していたと推測していますが。
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[1812] フルセン王国(ジェネラル2追加) Name:陣 HOME Date:2014/12/14(日) 20:06
この時点ではドモスの主流において、あまり重視されていないと判明。
ならばその「落差」を思い切り利用しようと考えているのが、まさにヒルクルスか。
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[2503] フルセン王国(8月新作前) Name:陣 HOME Date:2015/07/12(日) 12:24
おそらく名前だけでしょうが、出てくるとして気になるのがドモス側からの評価。
『ジェネラル2』でのリュシアンへの評価ぶりからしてさほど重要視されていないとは思いますが、果たして直接激突まで描くかどうか。
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[2505] RE:フルセン王国 Name:転愚 Date:2015/07/12(日) 21:29
春秋戦国時代の斉と同じく大陸端の 半島に過ぎませんからね、所詮は😅 軍事的に攻略困難なのは確かですが 逆に言えば向こうから侵攻してくる のも困難ということです、動員力を みても前回の兵力が1万、仮に本国の 守備として同数の兵力がいるとして も2万の動員が精一杯ということで すからイシュタール王国と大差ない ということになります。今後問題男 を圧倒してフレイア方面を制圧する にはまだ地力不足の感が否めないで すね、対戦相手があの坊やだけなら まだ望みあったんですが信玄・謙信 と同じく互いについてなかったと後 世に評価されるかもしれませんね😄
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[2509] RE:フルセン王国 Name:陣 Date:2015/07/14(火) 11:37
流石にバロムリスト戦役の状況ではまだ「動くに動けない」という感じですよね。
あの地域が戦略的に決定的な比重を持つためには、やはりもう少し状況が変動する必要がある。
だがそれは決して遠い話ではないと。
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[2939] フルセン王国(12月新作前) Name:陣 HOME Date:2015/11/02(月) 12:37
遂に今年は関与作なし。
ここから入ったファンとしては残念ですが、むしろこれまでが厚遇され過ぎと言えば文句も言えないか。
とにかく最後の注目は、三年前みたいに名前くらいは出るかどうか。
時期的な考察も兼ねて、当時の「半島三国」の一つとしてくらいは出て欲しいですが。
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[3023] 来年期待? Name:陣 HOME Date:2015/12/15(火) 22:39
遂に今年は名前も出ずで、年内に言及が一度も無いのは、シリーズ初登場の『レジスタンス』以来で初めて。
まあこれまでが出過ぎだといえばそれまでですが、どうせなら来年の第一弾に期待したいです。
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[3311] フルセン王国(プレリュード追加) Name:陣 HOME Date:2016/03/20(日) 16:38
まだこの時期は半島の一国みたいですが、やがては二重王国にとって不可欠な地域になりそうな予感がますます。
なぜなら「引き寄せて叩く」が基本の二重王国としては、自分側から積極的に仕掛けるのが難しい。
かといって百日戦争後の十年たっても未だに崩壊開始といえるほどの兆しは見えない、ドモスに対し、現状のままで行けるかどうかの不安と不満は高まっているはず。
そうなれば代わりの攻勢担当を見出さねばならないわけで、それが可能なのはどう見てもここしかないわけで。
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[3752] フルセン王国(アバンギャルド追加) Name:陣 HOME Date:2016/09/10(土) 12:13
大陸の反対側でありながら、ある意味で大戦役の影響が最も強いといえる部分。
とにかく必要なのは「現状打破」のはずだけに。
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[4074] フルセン王国(グリフォン追加) Name:陣 HOME Date:2016/12/23(金) 12:04
今年も名前すら出ず終了。
しかし今回の二重王国を見るに、やはりドモスへの逆攻勢にはこの国がどうしても不可欠になるはずと。
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[4402] RE:フルセン王国 Name:転愚 Date:2018/06/07(木) 17:57
現実的には不可能ですが、西国同盟 が生き残るには、あの国ではなく、 この国が盟主になるしかないと判断😓 今の西国は例えるなら荊州のような もので何れ二大国の草刈り場にされ ることは必至。やはり軍事的な支援 及びいざという時の避難場所として の益州が不可欠ですがその役割を果 せるのはどう考えてもこの国しかあ りますまい😅まあしかし西国人の ホンネを見る限り幸運男以外は到底 首肯せんでしょうね〜
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[4404] RE:フルセン王国 Name:陣 Date:2018/06/09(土) 11:51
あと考える事が出来るのはシェルファニール宰相くらいか。
その意味での布石なら結構早くやりそうですが。
あの『ファウンデーション』シリーズでも、そういう「避難所確保のための辺境との縁組」はやってるだけに。
[No.172] 2019/02/24(Sun) 11:27:48 |